JP3263918B2 - 誤り訂正回路 - Google Patents

誤り訂正回路

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JP3263918B2 JP36134292A JP36134292A JP3263918B2 JP 3263918 B2 JP3263918 B2 JP 3263918B2 JP 36134292 A JP36134292 A JP 36134292A JP 36134292 A JP36134292 A JP 36134292A JP 3263918 B2 JP3263918 B2 JP 3263918B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図2〜図9) 発明が解決しようとする課題(図2〜図10) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図1〜図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は誤り訂正回路に関し、特
に積符号形式に基づいて誤り訂正符号を付加して伝送さ
れる伝送データの誤りを検出し訂正するものに適用し得
る。
【0003】
【従来の技術】従来、情報データを高密度記録する記録
再生装置として、ANSI ID−1フオーマツト(Th
ird draft PROPOSED AMERICAN NATIONAL STANDARD 19mm
TYPEID-1 INSTRUMENTATION DIGITAL CASSETTE FORMAT
X3B6/88-12 Project 592-D 1988-03-22)に準拠したデ
ータレコーダがある。
【0004】このようなデータレコーダにおいては、情
報データに対してリードソロモン(Reed-Solomon)符号
を用いた積符号形式による誤り訂正符号化を施して、こ
れを磁気テープ上に記録し、再生時に伝送誤りを検出し
てこれを訂正するような処理が行われている。
【0005】このデータレコーダの概要を以下に述べ
る。図2にID−1フオーマツトに準拠したデータレコ
ーダによる磁気テープ上の記録パターンを示す。ANN
は注釈事項を記録するアノーテーシヨントラツクであ
る。TR1、TR2、TR3、……は情報データが記録
されるデータトラツクであり、1トラツク当たり1セク
タが形成されている。なお各データトラツクは交互にア
ジマス記録されている。CTLはコントロール信号が記
録されるコントロールトラツク、TCはタイムコードが
記録されるタイムコードトラツクである。
【0006】このデータトラツクTR1、TR2、TR
3、……の構成は、各トラツク共通に図3のように規定
されている。即ち、1データトラツクTRは1セクタS
ECに対応しており、プリアンブル部PR、データ記録
部DT及びポストアンブル部PSで構成されている。な
おプリアンブル部PRは傾斜して形成されているデータ
トラツクTR1、TR2、TR3、……の下側先頭部に
対応する。
【0007】このプリアンブル部PRは、20バイト長の
立上がりシーケンスRUSと、それぞれ4バイト長の同
期コードSYNCPR及びセクタ識別データIDSEC1と、
6バイト長の補助データDTAUX とから形成されてい
る。
【0008】また続くデータ記録部DTは、 256個の同
期ブロツクBLK(BLK0 、BLK1 、BLK2 、…
…、BLK255 )からなり、入力された情報データはこ
の部分に記録されている。各同期ブロツクBLKは4バ
イト長のブロツク同期コードSYNCBLK 、1バイト長
のブロツク識別データIDBLK 、 153バイト長のインナ
ーデータ(入力情報データが内符号化されたデータ)D
I及び8バイト長のリードソロモン符号から成るパリテ
イコードRIにより形成されている。さらに続くポスト
アンブル部PSは、それぞれ4バイト長の同期コードS
YNCPS及びセクタ識別データIDSEC2によつて形成さ
れている。
【0009】図4にID−1フオーマツトのデータレコ
ーダーの記録系を示す。この記録系1においては、入力
情報データに対して、積符号形成の誤り訂正符号化を施
して、これを記録している。各回路の動作の概要は次の
とおりである。まず、1バイト8ビツト構成の入力情報
データDTUSE は、外符号生成回路2へ入力される。
【0010】この符号生成回路2は、図5に示すよう
に、入力情報データDTUSE の 118バイトを単位とする
データブロツクのそれぞれについて、所定の生成多項式
を用いて、リードソロモン符号の10バイトから成るパリ
テイコードRO0 〜RO305 を外符号として生成し、こ
れを各データブロツクの後に付加してアウターデータブ
ロツクDOとして出力している。アウターデータブロツ
クDOは、第1のマルチプレクサ3を介してメモリ4に
送られる。
【0011】メモリ4の構成とメモリ中のデータ配列を
図6に示す。図に示されるように、メモリ4は、行が 1
54バイト、列が 128バイトから成るメモリMEM1及び
MEM2で構成されており、MEM1には順次入力され
る153 ブロツク分のアウターデータブロツクDO0 〜D
152 が、MEM2には、アウターデータブロツクDO
0 〜DO152 に続いて順次入力される 153ブロツク分の
アウターデータブロツクDO153 〜DO305 が、それぞ
れ1列につき1アウターデータブロツク分書き込まれて
いる。1アウターデータブロツクの情報データは 118バ
イトであり、メモリMEM1、MEM2にはそれぞれ 1
53ブロツク分が書き込まれるので、メモリ4には 118×
153×2バイト、即ち36,108バイトの情報データが書き
込まれていることになる。
【0012】メモリMEM1、MEM2の各列でのデー
タ書き込みの順序は図中の方向Aの順であり、メモリM
EM1、MEM2のそれぞれ下側の10バイトが外符号に
相当する。メモリ4には、識別データ発生回路5で発生
された、メモリMEM1、MEM2の各行を識別するた
めのデータであるデータブロツク識別データIDB も、
第1のマルチプレクサ回路3を介して送られており、デ
ータブロツク識別データIDB のうちの偶数分のデータ
IDBEはメモリMEN1に、奇数分のデータIDBOはメ
モリMEM2に、それぞれ1列づつ、方向Aの順に書き
込まれている。
【0013】メモリMEM1、MEM2に書き込まれた
データは、1行分のデータを1ブロツクとして、各行、
方向Bの順に読み出される。行単位の読み出しは、デー
タブロツク識別データIDB (00、01、02、03、……)
に従つた順序で、メモリMEM1、MEM2について交
互に行われる。
【0014】メモリMEM1、MEM2から読み出され
たデータは内符号生成回路6へ入力される。内符号生成
回路6は、入力されるデータブロツクのそれぞれについ
て、所定の生成多項式を用いて、リードソロモン符号の
8バイトから成るパリテイコードRI0 〜RI255 を内
符号として生成し、各データブロツクの後に付加して、
図7に示すようなインナーデータブロツクDI0 〜DI
255 として第2のマルチプレクサ回路7へ出力してい
る。
【0015】第2のマルチプレクサ回路は、プリアンブ
ル部ポストアンブル部発生回路8で形成されるプリアン
ブルデータPR、ポストアンブルデータPS及び内符号
生成回路6の出力でなるインナーデータブロツクDI0
〜DI255 とを順次選択して出力する。出力データの順
は、プリアンブルデータPR、インナーデータブロツク
DI0 〜DI255 、ポストアンブルデータPSである。
【0016】第2のマルチプレクサ回路7の出力は、デ
ータ分散回路9へ入力される。データ分散回路9は、入
力されるデータの各1バイトについて所定データとの排
他的論理和をとつてデータの分散化(ランダマイズ)を
行つている。分散化が施されたデータは、8−9変調回
路10に入力される。この8−9変調回路10は、磁気
テープ上に記録される信号波形の直流成分を除去(DC
フリー化)するために、データ構成を8ビツトから9ビ
ツトに変換する。この変換の概要は次のようなものであ
る。
【0017】256種の値を持つ1バイト8ビツトの入力
データの各値につき、2種の9ビツトデータがID−1
フオーマツトにより予め定められている。これら2種の
9ビツトデータは、そのCDS(Codeword Digital Su
m)の極性が正負異なるようなデータである。8−9変
調回路は、入力データに応じて出力される9ビツトデー
タのDSV(Digital Sum Variation )を監視して、こ
の値がゼロに収束するように、CDSの値の異なる2種
の9ビツトデータのうちいずれかを選ぶ。こうして、1
バイト8ビツト構成の入力データはDCフリーの9ビツ
ト構成のデータに変換される。なお、8−9変調回路1
0には、NRZL(Nonreturn to Zero Level )の入力
データの形式を、NRZI(Nonreturn to Zero Invers
e )に変換する回路も含まれている。
【0018】8−9変調回路10の出力、即ち9ビツト
構成のNRZIでなるデータは、第3のマルチプレクサ
回路11に入力される。このマルチプレクサ回路11
は、インナーデータブロツクDI0 〜DI255 の各デー
タブロツクに対して同期コード発生回路12で形成され
る4バイト長の固定した同期コードSYNCB を付加し
同期ブロツクBLK0 〜BLK255 を形成する。この同
期コードSYNCB のコードパターンはID−1フオー
マツトで定められており、磁気テープ上に記録されるパ
ターンもこのコードパターンの形態を保たれなければな
らないことが規定されている。
【0019】ここまでの処理で得られるデータをマツプ
表示すると図8のようになる。第3のマルチプレクサ回
路11の出力は、このマツプMAP1、MAP2を横方
向に走査して得られるデータ配列となつており、詳しく
は図3のとおりである。
【0020】第3のマルチプレクサ回路11の出力は、
パラレルシリアル変換回路13に入力される。このパラ
レルシリアル変換回路13は、入力されるビツトパラレ
ル構成のプリアンブル部PR、同期ブロツクBLK0
BLK255 、ポストアンブル部PSの各データをビツト
シリアル構成のデータSREC に変換する。
【0021】このシリアルデータSREC は記録増幅回路
14で増幅された後、磁気テープ15上をヘリカル走査
する磁気ヘツド16に記録信号として供給され、これに
よつて磁気テープ15上には、図2に示す記録トラツク
TR(……TR1、TR2、TR3、TR4、……)が
形成される。このようにしてデータレコーダの記録系1
は、所望の情報データDTUSE に対してリードソロモン
積符号形式に基づいて誤り訂正符号を付加して記録し得
るようになされている。
【0022】またこのようにデータレコーダの記録系1
によつて磁気テープ15上に記録された情報データDT
USE は、図9に示すデータレコーダの再生系20で再生
される。この再生系20の信号処理は、記録系1と全く
逆の処理が行われる。すなわち、このデータレコーダの
再生系20においては、磁気ヘツド16を用いて磁気テ
ープ15上の記録トラツクTR(……TR1、TR2、
TR3、TR4、……)が再正信号SPBとして読み出さ
れ、これが再生増幅回路21に入力される。
【0023】再生増幅回路21は、イコライザ及び2値
化回路等を含んで構成されており、入力された再生信号
PBを2値化して、再生デイジタルデータDTPBとして
続くシリアルパラレル変換回路22へ出力する。シリア
ルパラレル変換回路22は、シリアル形式の再生デイジ
タルデータDTPBを9ビツトパラレルデータDTPRに変
換する。
【0024】同期コード検出回路23は、パラレルデー
タDTPRの流れの中から4バイト長の同期コードSYN
B を検出し、これに基づいて同期ブロツクを識別して
いる。またここでは、NRZI形式のパラレルデータD
PRをNRZL形式に変換する回路も含まれている。
【0025】同期コード検出回路23の出力は、8−9
復調回路24に入力される。8−9復調回路24は、記
録系においてDCフリー化のために8ビツトから9ビツ
トに変換されたデータを、再び8ビツトに復元する回路
である。この回路はROM(Reed Only Memory)で構成
され、索表処理によつて9ビツトから8ビツトにデータ
を変換する。
【0026】8ビツトに復元されたデータは、データ統
合回路25において、記録系で受けた処理、すなわ分散
化処理とは逆の統合化(デランダマイズ)処理を受け
る。この統合化は、分散化に用いたのと同じ所定データ
と、データ統合回路25の入力データとの排他的論理和
演算を行うことによつて達成している。
【0027】内符号エラー検出訂正回路26は、判別さ
れた同期ブロツクのうち、インナーデータブロツクDI
0 〜DI255 について、それぞれのブロツクに付加され
ている8バイト長の内符号RI0 〜RI255 を用いてエ
ラー検出及び訂正を行う。
【0028】内符号エラー訂正を受けたインナーデータ
ブロツクDI0 〜DI255 は、識別データ検出回路27
にて検出される各ブロツクに付加された1バイト長のブ
ロツク識別データIDB に基づいて、図6に示される記
録系のメモリ4と同じ構成を持つメモリ28に、1デー
タブロツクが1行に書き込まれる。書き込みの順序は、
記録系のメモリ4の読み出しの順序と同様であり、ME
M1とMEM2に交互に、行単位でブロツク識別データ
に沿つた順である。
【0029】メモリ28の各メモリMEM1とMEM2
に書き込まれたデータは、次の列方向に、記録系のメモ
リ4の書き込みの順序と同じ順序で読み出され、この結
果128 バイト長のアウターデータブロツクDO0 〜DO
306 が再び得られる。外符号エラー検出訂正回路29
は、メモリ28から出力されるアウターデータブロツク
DO0 〜DO306 について、それぞれのブロツクに付加
されている10バイト長の外符号RO0 〜RO306 を用い
てエラー検出及び訂正を行う。このようにして、磁気テ
ープ15上に記録された情報データDTUSE が再生され
る。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構成の
磁気記録再生装置の再生系20では、内符号エラー検出
訂正回路26において、エラー訂正不可能な同期ブロツ
クBLKについて、メモリ28に対する同期ブロツクB
LKの書き込みを中止するように制御されている。この
ため同期ブロツクデータDTBLK 以外の箇所にエラーが
発生し、これが原因でエラー訂正が不可能であつた場
合、実際には誤つていない同期ブロツクデータDTBLK
をもメモリに書き込まないため、外符号エラー検出訂正
回路29に正しい同期ブロツクデータDTBLK が送られ
ず、この結果外符号エラー検出訂正回路29において
も、エラー訂正が不可能になつてしまう問題があつた。
【0031】また内符号エラー検出訂正回路26におい
て、ある同期ブロツクBLKを誤つてエラー訂正した場
合で、その同期ブロツクBLKの識別データIDBLK
誤つていた場合、当該同期ブロツクBLKを誤つたメモ
リアドレスに、正しい同期ブロツクBLKとして書き込
んでしまい、この結果外符号エラー検出訂正回路29に
おいてイレージヤ訂正を行つた場合には、さらに誤訂正
してしまう問題があつた。
【0032】またさらに識別データIDBLK が値「00」
以外の同期ブロツクBLK Kにおいて、磁気テープ15上
のドロツプアウト等の原因で、オール「0」のデータが
入力された場合にも、識別データIDBLK が値「00」に
対応するメモリ28のアドレスに、オール「0」の同期
ブロツクBLKを正しいデータとして書き込むため、上
述と同様に外符号エラー検出訂正回路29でイレージヤ
訂正を行うと、さらに誤訂正してしまう問題があつた。
【0033】このような問題を解決するため、図10に
示すようなメモリ制御回路31を含む誤り訂正回路30
が用いられている。このうちカウンタ32はブロツクリ
セツトBRSTで「00」にリセツトされ、インナー符
号毎にインクリメントされる。ブロツクリセツトでリセ
ツトされた後、ブロツクID検出回路33で検出された
ブロツクIDが「00」以外で、インナー系列で正しい
と判定された符号が入つてきたときに、カウンタ32と
ブロツクIDの差異を引算回路34で求め、カウンタ3
2の出力をメモリアドレスとしてメモリ28にデータを
書き込む。
【0034】またメモリアドレスを決定した後にカウン
タ32は、そのときのブロツクIDをロードする。以後
すなわちオフセツトが求められた後は、ブロツクIDと
ブロツク毎に1増加されるカウンタの出力の差を検出し
て、その差を判定回路36で判定し、正しい場合はブロ
ツクIDをカウンタ32にロードし、そのロードされた
値(すなわちブロツクID)とオフセツトの和を加算回
路38で求め、メモリ28のアドレスとしてデータを書
き込む。
【0035】以後この動作を続け、カウンタ32の出力
とブロツクIDが最終アドレス検出回路35で最終の符
号かどうか判定され、最終の符号と判定されたら、メモ
リ28に対するデータの書き込みを停止する。
【0036】またデータをメモリ28から読み出すとき
には、オフセツトを最初のアドレスとしてデータを読み
出し、外符号エラー検出訂正回路29に送る。ところが
このときオフセツトを誤つて求めてしまうと、メモリア
ドレスが破壊されてしまい、外符号エラー検出訂正回路
29に正しいデータが送れなくなつてしまう。
【0037】実際上この誤り訂正回路ではカウンタの出
力とインナー系列において、最初に再生されかつブロツ
クIDが「00」でなく、正しいと判断された符号のブ
ロツクIDとの差をオフセツトとして求め、復調する際
に書き込みメモリのアドレスを求め、以後カウンタ32
の連続性とブロツクIDの連続性を判定回路36で判定
して、符号の書き込みアドレスを制御し、読み出す際に
は求められたオフセツトからアウター系列の読み出しア
ドレスを決定していた。
【0038】ところがこのとき一度オフセツトが求めら
れた後は、そのオフセツトをカウンタ32にロードし、
そこからの連続性を見ていることと、オフセツトで読み
出しアドレスを決めているため、もしそのオフセツトが
誤つていた場合、書き込み側では連続性の判定が全て不
正になり、エラーフラグを立ててそのデータをエラーに
している。
【0039】また読み出し側では、読み出すアドレスが
違つているため、データの並びが破壊されてしまう。こ
れはオフセツトを一度誤つて求めてしまうと、論理的に
オフセツトが疑わしい場合にも、そのオフセツトを用い
て復調してしまうことが原因である。またオフセツトを
誤ると、積符号を形成しているデータの全てがエラーと
なつてしまう問題があつた。
【0040】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、オフセツトを正しく把握して誤り訂正効率及び精度
を一段と向上し得る誤り訂正回路を提案しようとするも
のである。
【0041】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、情報データに対して積符号形式に
基づいて誤り訂正符号を付加して伝送される伝送データ
を受け誤り訂正する誤り訂正回路40において、伝送デ
ータの内符号誤りを検出すると共に訂正する内符号誤り
検出訂正手段26と、その内符号誤り検出訂正手段26
からブロツクデータ単位BLKで送出される内符号訂正
データをブロツクデータ単位で動作するカウンタ32か
ら得られるアドレス情報に応じてメモリ28に書き込
み、エラーが存在しない又はエラー訂正可能なブロツク
データに含まれる識別データIDBLKとアドレス情報
とに基づいてメモリオフセツト情報SOFFを求めると
共にメモリオフセツト情報SOFFの連続性を判定し、
正しいと判定された場合メモリオフセツト情報SOFF
を送出し、疑わしい場合メモリオフセツト情報SOFF
を求め直すメモリ制御手段41と、そのメモリ制御手段
41から送出されるメモリオフセツト情報SOFFを用
いてメモリ28を外符号系列に応じて読み出し、外符号
誤りを検出すると共に訂正して送出する外符号誤り検出
訂正手段29とを設けるようにした。
【0042】
【0043】
【作用】内符号誤り検出訂正手段26から所定のブロツ
クデータBLK単位で送出される内符号訂正データを、
カウンタ32から得られるアドレス情報に応じてメモリ
28に書き込み、エラーが存在しない又はエラー訂正可
能なブロツクデータに含まれる識別データIDBLK
アドレス情報とに基づいてメモリオフセツト情報S
OFFを求めると共にメモリオフセツト情報SOFF
連続性を判定し、正しいと判定された場合メモリオフセ
ツト情報SOFFを送出し、疑わしい場合メモリオフセ
ツト情報SOFFを求め直し、その結果得られたメモリ
オフセツト情報SOFFを用いて、メモリ28を外符号
符号系列に応じて読み出すようにしたことにより、識別
データIDBLKにエラーが発生した場合にも、ブロツ
クデータを外符号誤り検出訂正手段29に伝送でき、エ
ラー検出精度及びエラー訂正能力を向上し得る。
【0044】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0045】本発明は図10との対応部分に同一符号を
付した図1において、40は全体として本発明による誤
り訂正回路を示し、従来と比較して引算回路34及びオ
フセツト検出回路45間にスイツチ回路42と、第1及
び第2の判定回路43及び44を設けて構成されてい
る。
【0046】すなわち本発明は一度求めたオフセツトを
その後復調の際に疑わしいと判断された場合には、もう
一度オフセツトを求め直すようにしている。このことに
よつて万一オフセツトを誤つて求めた場合でも、オフセ
ツトのチエツクを行い、そのチエツクを通過したオフセ
ツトのみを、正規のオフセツトとして用いるようになさ
れている。
【0047】実際上第1の判定回路43は従来の判定回
路と同様にオフセツトが所定の範囲内に存在するか否か
を判定するもので、オフセツトの値が所定範囲から逸脱
したとき、スイツチ42をオフ制御して、正しいオフセ
ツトの値になるまで、オフセツト検出回路45にオフセ
ツトを供給しないようになされている。
【0048】また第2の判定回路44はカウンタ32の
出力とブロツクIDの差を監視し、オフセツトが誤つて
求められた場合、そのオフセツトがカウンタ32にロー
ドされるので、その後の動作としては、ブロツクIDが
連続して入つてくれば、カウンタ32とブロツクIDの
差もある値を保持する。
【0049】従つてこのずれがいくつかのブロツクで続
いた場合には、オフセツト検出回路45をクリアして、
再度オフセツトを求めさせる。ただしここで再び求めた
オフセツトが第2の判定回路44で正しくないと判定さ
れた場合には、再度オフセツトを求め直し、この動作を
繰り返し最終的に残つたものをオフセツトとして読み出
し側の最初のメモリアドレスとして決定する。
【0050】以上の構成によれば、一度求めたオフセツ
トをその後復調の際に疑わしいと判断された場合には、
もう一度オフセツトを求め直すようにし、万一オフセツ
トを誤つて求めた場合でも、オフセツトのチエツクを行
い、そのチエツクを通過したオフセツトのみを、正規の
オフセツトとして用いることにより、オフセツトを正し
く把握して誤り訂正効率及び精度を一段と向上し得る誤
り訂正回路を実現できる。
【0051】なお上述の実施例においては、本発明をI
D−1フオーマツトのデータレコーダの再生系に適用し
たが、本発明はこれに限らず、誤り訂正用に積符号形式
でパリテイ符号が付されたデータを復号化するものであ
れば、種々の情報処理装置に広く適用し得る。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、内符号誤
り検出訂正手段から所定のブロツクデータ単位で送出さ
れる内符号訂正データを、カウンタから得られるアドレ
ス情報に応じてメモリに書き込み、エラーが存在しない
又はエラー訂正可能なブロツクデータに含まれる識別デ
ータとアドレス情報とに基づいてメモリオフセツト情報
を求めると共にメモリオフセツト情報の連続性を判定
し、正しいと判定された場合メモリオフセツト情報を送
出し、疑わしい場合メモリオフセツト情報を求め直し、
その結果得られたメモリオフセツト情報を用いて、メモ
リを外符号符号系列に応じて読み出すようにしたことに
より、識別データにエラーが発生した場合にも、ブロツ
クデータを外符号誤り検出訂正手段に伝送でき、エラー
検出精度及びエラー訂正能力を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による誤り訂正回路の一実施例を示すブ
ロツク図である。
【図2】ID−1フオーマツトの記録パターンの説明に
供する略線図である。
【図3】ID−1フオーマツトにおけるデータトラツク
の内容を示す略線図である。
【図4】ID−1フオーマツトのデータレコーダの記録
系を示すブロツク図である。
【図5】データレコーダの記録系におけるアウターデー
タブロツクを示す略線図である。
【図6】データレコーダの記録系におけるメモリ中のデ
ータ配列を示す略線図である。
【図7】データレコーダの記録系におけるインナーデー
タブロツクを示す略線図である。
【図8】データをマツプ表示して示す略線図である。
【図9】ID−1フオーマツトのデータレコーダの再生
系を示すブロツク図である。
【図10】従来の誤り訂正回路を示すブロツク図であ
る。
【符号の説明】
1……記録系、2……外符号生成回路、3、7、11…
…MUX、4……メモリ、5……識別データ発生回路、
6……内符号生成回路、8……プリアンブル部ポストア
ンブル部発生回路、9……データ分散回路、10……8
−9変調回路、12……同期コード発生回路、13……
パラレル/シリアル変換回路、14……記録増幅回路、
15……磁気テープ、16……磁気ヘツド、20……再
生系、21……再生増幅回路、22……シリアルパラレ
ル変換回路、23……同期コード検出回路、24……8
−9復調回路、25……データ統合回路、26……内符
号エラー検出訂正回路、27……識別データ検出回路、
28……メモリ、29……外符号エラー検出訂正回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/18 G06F 11/10 H03M 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報データに対して積符号形式に基づいて
    誤り訂正符号を付加して伝送される伝送データを受け誤
    り訂正する誤り訂正回路において、 上記伝送データの内符号誤りを検出すると共に訂正する
    内符号誤り検出訂正手段と、 当該内符号誤り検出訂正手段からブロツクデータ単位で
    送出される内符号訂正データを上記ブロツクデータ単位
    で動作するカウンタから得られるアドレス情報に応じて
    メモリに書き込み、エラーが存在しない又はエラー訂正
    可能な上記ブロツクデータに含まれる識別データと上記
    アドレス情報とに基づいてメモリオフセツト情報を求め
    ると共に当該メモリオフセツト情報の連続性を判定し、
    正しいと判定された場合上記メモリオフセツト情報を送
    出し、疑わしい場合上記メモリオフセツト情報を求め直
    すメモリ制御手段と、 当該メモリ制御手段から送出される上記メモリオフセツ
    ト情報を用いて上記メモリを外符号系列に応じて読み出
    し、外符号誤りを検出すると共に訂正して送出する外符
    号誤り検出訂正手段と を具えることを特徴とする誤り訂
    正回路。
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