JP3262833B2 - ポット精紡機 - Google Patents

ポット精紡機

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JP3262833B2
JP3262833B2 JP06197792A JP6197792A JP3262833B2 JP 3262833 B2 JP3262833 B2 JP 3262833B2 JP 06197792 A JP06197792 A JP 06197792A JP 6197792 A JP6197792 A JP 6197792A JP 3262833 B2 JP3262833 B2 JP 3262833B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/08Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously cup, pot or disc type, in which annular masses of yarn are formed by centrifugal action

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸ガイドがポット内に
侵入せしめられ、紡糸過程中にポットと糸ガイドとの間
の相対運動が行われ、糸がポットの内周壁にケークとし
て層状に集められて該ケークが糸ホルダに巻き返される
ようになっているポット精紡機に関する。
【0002】
【従来の技術】ポット精紡機においては、糸ガイドをポ
ットの内周壁に沿って行程運動させて糸をいわゆるケー
クとして多層に形成することが一般的である。ケークを
巻き返すために、糸ホルダとしてのスリーブが、糸ガイ
ドが完全にポットから出たときに下方からポット内に案
内されるか、又は糸ガイドが保持されて、ポットがその
下にあるスリーブに下降せしめられるようになってい
る。このような形式の装置は例えばスイス国特許第27
9248号明細書により公知である。
【0003】しかしながらこのような形式のポット精紡
機は高価である。何故ならば、2つの別個の昇降装置、
つまり糸ガイド及びポットのための昇降装置と、ポット
が停止している場合は巻き返しのためにポット内に導入
されたスリーブ及び糸ガイドのための昇降装置とをそれ
ぞれ必要とするからである。しかもこの公知のポット精
紡機においては、満管スリーブの取り外し装置、若しく
は満管スリーブをスピンドルから取り外してスピンドル
に空のスリーブを載せるためのドッファ装置が必要であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、糸ホルダの供給を簡単なものにし、紡糸過程にスム
ーズに組み込むことができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、ポットがその長手方向で移動可能に支えら
れており、ポットの上終端位置で糸ガイドの出口開口が
ポットの下縁部の高さに位置しており、ポットのこの位
置で垂直に位置する糸ホルダが、ケークを巻き返すため
に、水平に配置された搬送装置によって搬入及び搬出せ
しめられるようになっており、該搬送装置が、糸ホルダ
をポット精紡機に搬入およびポット精紡機から搬出させ
ることができ、また糸ホルダを巻き返し位置に位置決め
することができるように構成されており、ポットがケー
クを糸ホルダに巻き返すために糸ホルダ上に下降せしめ
られるようになっている。また、ケークがポットの内周
壁で層状に形成され、この場合に、最初の行程から出発
して、糸ガイドとポットとの間の所定の行程が、ケーク
厚が大きくなるにつれて、2つの制限曲線の傾斜に基づ
きかつ紡糸時間の経過に伴って、中心線の両側に向かっ
て左右対称に大きくなることによって、ケークの厚さが
厚くなるにつれて先行する層の端部がそれぞれ後続の層
によって覆われるようになっている。
【0006】
【作用】本発明によれば、ポットを長手方向で移動可能
に支承したことによって、水平に配置された搬送装置を
介して、垂直に位置する糸ホルダを糸をケークから巻き
返すために接近させることができる。ポットの上終端位
置で糸ガイドの出口開口がポットの下縁部の高さに位置
する時に、糸は糸ガイドからポットの下縁部にまで延び
る。さてポットが、巻き返しを行うために垂直位置に待
機する糸ホルダ上に下降せしめられると、糸は下方斜め
に引っ張られて糸ホルダの範囲に達し、これによって有
利には自動的に、待機位置にある糸ホルダに載るように
なっているので、糸を糸ホルダに当接させるためにその
他の補助手段は必要ない。
【0007】本発明の別の構成要件によれば、糸ホルダ
が、巻上げられていない糸の糸巻き体を収容するための
スピンドル状の部分を有しており、該スピンドル状の部
分が円筒形のプレート上に鉛直にかつ該プレートに対し
て同心的に配置されている。本発明による糸ホルダは、
従来のスリーブにおけるような、各紡糸箇所で差し込み
心棒を必要としない。また、従来のポット精紡機におい
て必要であった、満管スリーブを取り外し空のスリーブ
を載せるためのドッファ装置も必要ない。糸ホルダは有
利には、簡単な搬送装置、例えばコンベヤベルト上で自
動的に制御されて搬入及び搬出されるようになってお
り、正確な位置決め作業以外には紡糸された糸の巻き返
し過程のためのそれ以上の操作は必要ない。
【0008】本発明の別の構成要件によれば、糸ホルダ
はコンベヤベルトを介して紡糸箇所に搬送され紡糸箇所
から搬出されるようになっている。コンベヤベルトは非
常に簡単に組み立てられる搬送手段であって、基部とし
て円筒形のプレートを有する糸ホルダの構成に基づい
て、糸の巻かれたスピンドル状の、直角に位置する部分
を問題なく搬送することができる。
【0009】本発明によればさらに、糸ホルダは互いに
各ポット間の間隔と同じ間隔を保ってコンベヤベルト上
に載せられている。これによって、各糸ホルダを位置決
めしながらポットを紡糸箇所へ搬送する際に、その他の
糸ホルダを、巻き返しのためにポットを下降させる時に
これらのポットによってすべてが同心的に取り囲まれる
ように、ポットに対して正しい位置で配置することがで
きる。これによって、ポットから糸ホルダに支障なく巻
き返すことが保証される。
【0010】糸ホルダの位置決め作業をさらに軽減する
ために、本発明によれば、糸ホルダの円筒形のプレート
の直径寸法が、紡糸箇所の幅寸法に合わせられている。
これによって、搬送中に糸ホルダがコンベヤベルト上で
滑ることがあっても、1つの糸ホルダだけを正しく位置
決めする際にその他のすべての糸ホルダを同様に正しく
位置決めすることができる。また本発明によれば、相前
後して配置された互いに隣接し合う糸ホルダにおいて、
該糸ホルダを収容するためのスピンドル状の部分のそれ
ぞれの間の間隔が、それぞれのポットの各中心軸線の間
隔に等しくなるように配置されている。糸ホルダの円筒
形のプレートの直径は、糸ホルダが巻き返しのためにコ
ンベヤベルトによって、巻き返し機に搬送され得るよう
に構成されている。
【0011】本発明のさらに別の構成要件によれば、ポ
ットの長手方向運動範囲内で、糸ホルダを交換するため
に必要な行程運動が、ポット内でケークを形成する行程
運動に重畳される。ケークを形成するためにも、また糸
ホルダを交換するためにポットを持ち上げるためにも同
一の昇降装置が設けられている。これによって、ケーク
を形成するために従来のように糸ガイドを行程運動させ
る別個の昇降装置は省かれる。糸ガイドは本発明によれ
ば紡糸箇所にそれぞれ定置に配置されている。紡糸運動
とポットの行程運動とは、糸ホルダを交換するために上
昇又は下降させる際に、例えばポットが紡糸開始時にそ
の上側位置にあって、ケークを形成する間下降せしめら
れるように重畳され得るので、ポットは紡糸過程の終了
時に及びケークが完成された時に、待機位置にある糸ホ
ルダ上にあらかじめ下降せしめられているので、それ以
上の行程運動を行うことなしにこの位置から糸ホルダに
直接巻き返されるようになっている。別の変化実施例に
よれば、ポットはその下側位置にあって、この場合にケ
ークの糸はポット内の中心に存在する糸ホルダにあらか
じめ巻き返されている。ポットを上昇させる際に、ポッ
トの前進運動と共に新たな紡糸過程が介しされるので、
ポットの上昇された状態で新たなケークがポットの内周
壁に形成される。
【0012】
【実施例】以下に図面に示した実施例について本発明の
構成を具体的に説明する。
【0013】図1には、ポット精紡機1を備えた紡績機
が示されている。図面には本発明を理解するために必要
な部分だけが示されている。
【0014】ポット精紡機1は4つの紡糸箇所2a,2
b,2c及び2dを有している。各延伸機構3a,3
b,3c,3d(図面では延伸機構ローラによって示さ
れている)によってスライバ4a,4b,4c,4dが
延伸される。スライバは(図示していないが)ケンス又
はフライヤスプールから供給される。デリバリローラ5
a,5b,5c,5dから、あらかじめ延伸されたスラ
イバがそれぞれ、各紡糸箇所2a,2b,2c,2dで
糸ガイド6a,6b,6c,6dに供給される。これら
の糸ガイドは図示の実施例では、ポット精紡機のフレー
ム7に定置に固定されている。糸ガイドはそれぞれ中央
でポットの中心軸線を形成しつつ、ポット8a〜8d内
に突入している。糸ガイドは例えば管又は、ワイヤから
成るガイドアイであってよい。
【0015】ポット8a〜8dは、断面図で示された支
持装置9に共通に互いに隣接して配置されている。この
支持装置9は、鉛直方向で上下運動可能で、フレーム7
内に紡糸箇所の左右に鉛直方向で配置されていて上下方
向にガイドされるようになっている。図面を見る人の平
面にあるガイドは省略されている。
【0016】ポットは個別に支承されてもよいので、各
ポットは、ケークの形成及び巻き返しのための回転運動
及び行程運動のために、隣接するポットとは無関係に個
別に駆動せしめられる。
【0017】支持装置9の上下運動はモータ12によっ
て行われ、該モータ12のピニオン13はラック14に
係合しており、該ラック14は、右側の溝ガイド10の
範囲で支持装置9に鉛直方向で固定されている。モータ
12は、制御導線15を介して制御装置22に接続され
ており、該制御装置22によって、支持装置9の行程運
動及びひいてはポットの行程運動が制御される。
【0018】ポット8a〜8dは、薄壁状の管より成っ
ている。下縁部におけるその支承部16a〜16d、並
びに上縁部における支承部17a〜17dは、図面では
概略的にのみ示されている。これらの支承部は所定の形
状のものに限定されるものではない。
【0019】図示の実施例ではポット8a〜8dはかご
形電動機の回転子として構成されている。このためにポ
ットのパイプ18a〜18dは非金属材料より製造され
ており、該パイプを巡って、各駆動モータの固定子の範
囲で、回転子として薄い金属リング又はスリーブ19a
〜19dが当てつけられている。ポットを回転駆動させ
るために、ポットはそれぞれかご形電動機の固定子20
a〜20dによって取り囲まれている。固定子巻線と、
ポット駆動装置の回転子のリングとは、互いに向き合う
ように配置されている。
【0020】各かご形電動機は制御導線21a〜21d
を介して制御装置22に接続されており、該制御装置2
2は、かご形電動機及びひいてはポットの回転数を制御
する。制御導線15を介して制御装置22は支持装置9
を駆動するためのモータ12に接続されており、これに
よってポット8a〜8dは、ケークを形成するために必
要な行程運動を行うようになっている。
【0021】図1には支持装置9の上側の終端位置が示
されている。これによってポット8a〜8dもその上終
端位置にある。図示の実施例では糸ガイド6a〜6dは
各ポット精紡機8a〜8dの各下縁部24a〜24dの
高さ位置にある。この位置でケークの形成が開始され
る。図1に示されているように、各糸25a〜25dは
各糸ガイド6a〜6dの出口開口23a〜23dから出
て、各ポット8a〜8dの下縁部24a〜24dの範囲
のポットの内周壁に達する。形成しようとするケーク2
6a〜26dの幾つかの糸層が、図1に示されているよ
うにポット8a〜8dの内周壁に既に形成されている。
【0022】支持装置9がその上終端位置にある時に、
紡糸箇所の下にある搬送装置(図示の場合、コンベヤベ
ルト27)に載せられて糸ホルダを搬入させて、該糸ホ
ルダに、ケークとして紡糸された糸を巻き返えすことが
できる。コンベヤベルト27はトラフ28内を走行し、
駆動モータによって駆動せしめられる変向ローラ29を
介してガイドされる。このモータは制御導線31を介し
て制御装置22に接続されている。この制御装置によっ
て糸ホルダの位置決め装置が制御される。
【0023】糸ホルダ32a〜32dは、糸巻き体を受
容するためのそれぞれ1つのスピンドル状の部分33a
〜33dを有している。このスピンドル状の部分に、ポ
ット内に存在するケークが巻き返される。糸ホルダ32
a〜32dのスピンドル状の部分33a〜33dは垂直
に、かつ、各糸ホルダの円筒形のプレート34a〜34
dに同心的に位置している。
【0024】糸巻き体を受容するためのスピンドル状の
部分33a〜33dは、各ポット8a〜8dに対して正
確に同心的に配列されなければならない。これはつま
り、これらのスピンドル状の部分33a〜33dを、各
糸ガイド6a〜6dに対して正確に同心的に整列させる
ということである。糸ホルダを位置的に正確に配置する
ために、スピンドル状の部分33a〜33dの位置は、
各紡糸箇所2a〜2dにおけるセンサ35a〜35dに
よって監視される。センサ35a〜35dは、信号導線
36a〜36dによって制御装置22に接続されてい
る。コンベヤベルトは、糸ホルダのスピンドル状の部分
がセンサに正確に向けられるまで移動せしめられる。
【0025】各糸ホルダ34a〜34dの円筒形のプレ
ート34a〜34dの直径寸法は、紡糸箇所の幅寸法に
合わせられている。相前後して配置された隣接する糸ホ
ルダにおいては、糸ホルダを受容するためのスピンドル
状の部分33a〜33dの間隔は、ポットの中心軸線の
互いの間隔と同じである。第1の糸ホルダが正しく位置
決めされると、つまりそのスピンドル状の部分がポット
に対して同心的に位置すると、その他の糸ホルダも、コ
ンベヤベルト上に相並んでぶつかり合って配置されてい
れば正しく位置決めされる。図示の実施例では糸ホルダ
は矢印方向37で搬送される。搬送されてきた第1の糸
ホルダ32dを紡糸箇所2dに正しく位置決めするため
に、トラフ28には機械的なストッパ装置38が配置さ
れている。空の糸ホルダが搬送されて来ると、制御装置
22によって制御導線39を介してストッパ装置38が
作動せしめられる。次いで機械的なストッパ40が糸ホ
ルダの軌道に達し、搬送されてきた第1の糸ホルダ32
dを、ポット8dに対して同心的に正しい位置で停止さ
せる。糸ホルダが正しい位置に来たことは、センサ35
dを介して確認され、制御装置22の信号導線36dを
介して報告される。すべての糸ホルダがコンベヤベルト
上で互いに隣接しぶつかり合って配置されれていれば、
すべての糸ホルダ32a〜32dは同時に、想定された
紡糸箇所2a〜2dに達し、それと同時に正しい位置に
整列される。そうでない場合、つまりすべての糸ホルダ
がコンベヤベルト上で互いにぶつかり合って揃えられて
いない場合は、コンベヤベルト27を駆動させるための
駆動モータ30は、糸ホルダが全部揃って到着して、コ
ンベヤベルト上で互いにぶつかり合って並べられるま
で、作動される。最初に到着した糸ホルダ32dはスト
ッパ40によって保持されるので、コンベヤベルトはプ
レート34dの下でさらに滑って移動する。その次に到
着する糸ホルダも同じである。センサ35aが、糸ホル
ダ32aのスピンドル状の部分33aが位置決めされた
ことをその信号導線36aを介して制御装置22に知ら
せると、制御導線31を介して、コンベヤベルト27の
変向ローラ29の駆動モータ30が停止される。
【0026】糸ホルダが準備されると、支持装置9が、
リング精紡機に設けられたリングレールにおけるような
行程運動11(昇降運動)を行うことによって、ケーク
の形成が開始される。このために支持装置9は図示の実
施例では付加的に上方から下方に移動するので、ケーク
は、ポット8a〜8dの内周壁に沿って下方から上方へ
形成される。ケークの形成が終了すると、各延伸機構3
a〜3dが停止されるので、スライバのそれ以上の供給
は止められる。ケークが完全に形成されると同時に、支
持装置9はその下端部に位置する。この位置で、支持装
置9に存在する緊締条片41が、糸ホルダ32a〜32
dの円筒形のプレート34a〜34dを押し付ける。こ
れによって、巻き返し時に糸ホルダがその軸線を中心に
して回転せしめられ、ひいては糸の巻き返しを妨げるこ
とは避けられる。
【0027】糸ホルダへの巻き返しは自動的に行われ
る。この巻き返し作業は、スイス国特許第279248
号明細書の図7〜図9に開示されているのと同じであ
る。ポット8a〜8dがその下終端部にあると、糸ガイ
ド6a〜6dの出口開口23a〜23dから出る糸はポ
ットのそれぞれの上縁部に達する。この時に糸は、糸ホ
ルダ32a〜32dのスピンドル状の部分33a〜33
dの上端部に接触する。スピンドル状の部分の上端部
に、前記スイス国特許第279248号明細書に開示さ
れたキャッチフック(図示せず)が配置されており、こ
のキャッチフックによって糸が固定される。このように
糸は固定され、切られて、スピンドル状の部分に巻き付
けられ、それに続いてケークは自動的に各ポットの内周
壁からスピンドル状の部分に巻き返される。
【0028】巻き返し後に支持装置9は再びその上終端
位置に戻し案内され、これによって糸ホルダは解放され
る。ストッパ装置38は制御装置22を介して操作さ
れ、ストッパ40を引っ込める。次いでコンベヤベルト
27の駆動モータ30が作動接続され、コンベヤベルト
27上に載っている糸ホルダ32a〜32dが巻き返し
機(図示せず)に搬送されて、ここで巻き返される。こ
こで空にされた糸ホルダは再びポット精紡機に戻し案内
される。糸をスピンドル状の部分に引き渡す作業中、及
び糸巻き体を有する糸ホルダを搬出する間、糸ガイドと
糸ホルダとの間に存在する糸は、スピンドル状の部分の
ヘッドに存在する切断装置によって切断される。それと
同時に、コンベヤベルト27が作動接続されるので、ス
ライバは再びデリバリローラ5a〜5dを介して各糸ガ
イド6a〜6dに供給される。糸ホルダの搬出中に、ス
ライバの供給開始によってそれぞれ切断された糸端部
(糸ガイドから送られる)はポットの壁部範囲に達する
ので、新たな紡糸過程が開始される。
【0029】糸巻き体によって満たされた糸ホルダが搬
出されてから、空の糸ホルダが直ちに紡糸箇所に送ら
れ、これによって、引き続いて行われる紡糸過程の開始
の遅れは可能な限り小さく維持される。
【0030】次に、図2及び図3を用いて、本発明のポ
ット精紡機の、種々異なる糸層配列を有するケークを形
成する際の駆動形式の例を説明する。図面は概略図であ
って、駆動形式を説明するために必要な特徴だけに限定
されている。図2a〜図2fには、同一の紡糸箇所での
一回の紡糸サイクルの種々異なる時点が示されている。
その出発位置における紡糸箇所は、図1に示された実施
例の防止箇所と同じである。
【0031】図2aには、糸巻き体を受容するためのス
ピンドル状の部分51を備えた糸ホルダ50が紡糸箇所
で準備されている状態が示されている。スピンドル状の
部分51は、図示の実施例におけるように、円筒形のプ
レート52に対して同心的に直角に配置されている。糸
ホルダ50は、コンベヤベルト53によって搬送方向5
4で紡糸箇所にもたらされ、ここで位置決めされる。糸
ホルダ50の上ではポット55がその最上部の位置にあ
る。ポット内には、その中心軸線で同心的に糸ガイド5
6が位置している。この糸ガイド51は定置に配置され
ている。糸ガイド56内には、デリバリ機構57(詳し
く図示せず)によって、延伸されたスライバ58が矢印
59で示された方向で供給される。糸ガイド56の出口
開口61は、ポット55の下縁部55aの高さ位置にあ
る。
【0032】ポット55は、矢印60で示されているよ
うに一定の回転数で回転する。糸ガイド56の出口開口
61から出るスライバは、ポットの内周壁に集められ、
これによって糸に撚りが加えれる。図2aに示されてい
るように、糸ガイドの出口開口61から出た糸62は、
ポット55の下縁部55aから始まってケーク63とし
てポットの内周壁に層状に重ねられる。
【0033】ポットは図示の実施例では回転以外に、リ
ングレールの運動と同様の並進運動をも行う。行程運動
は矢印64(往復昇降運動)で示されているように、巻
管に巻き付けて層を形成するのと同様に、円錐形の糸層
を形成するために行われる。ケークの形成は下方から上
方へ行われ、この際にポットは矢印65方向で下方へ移
動する。
【0034】図2bには、錐面状の層66としてのケー
クが示されており、この場合に、円錐形の先端は下方に
向けられている。ケークは半分が完成されていて、ポッ
ト55は相応に深く糸ホルダ50のスピンドル状の部分
51を越えて矢印65方向であらかじめ下降せしめられ
ている。
【0035】図2Cには、ケーク63の完成された時点
が示されている。スライバの搬送は停止されている。最
後の糸層はポット55の内周壁に当てつけられている。
しかしながらポットの矢印65方向の下降運動は、ポッ
トが、図2dに示されている位置に達するまで行われ
る。
【0036】ポット55がその最も下の位置にある間
に、糸ホルダ50のスピンドル状の部分51へのケーク
63の巻き返しが開始される。このためにまず、糸ホル
ダ50は、例えばポットの支持体によって(矢印67で
示されているように押し付けられて)、巻き返し過程中
に回転運動を行うことができないように締め付けて係止
される。
【0037】巻き返し過程は、ケーク63から糸ガイド
56の出口開口61に延びる糸62がスピンドル状の部
分51の上端部によって捕まえられることによって自動
的に開始せしめられる。糸の固定は例えば、図示してい
ないキャッチフックによって行われる。それと同時にこ
の箇所で糸が切断される。ポットがさらに回転される間
中、ケークは糸ホルダ50のスピンドル状の部分51に
巻き付けられる。
【0038】図2eでは、ケークが糸ホルダに完全に巻
き返されていて、この場合に糸巻体68が、リング精紡
機の巻管におけるのと同様に円錐形の糸層を形成してい
る。
【0039】図2fには、新たな紡糸過程の開始及び糸
ホルダ50での糸巻き体68の搬出が示されている。ポ
ット55は、矢印69で示されているように、その最上
部の位置に戻し案内される。ポットの上昇運動が終了す
ると、矢印59で示されているようにスライバ58の供
給が再び開始される。糸ガイドの出口開口61から出る
スライバ62は、ポットの遠心力作用を受けて1本の糸
に紡がれて、壁で新たなケークが形成され、これに対し
て糸巻き体68を有する糸ホルダ50は搬送方向54で
コンベヤ53によって搬出され、空の糸ホルダに置き換
えられ、これによって図示の作業サイクルが終了し、新
たな作業サイクルが再び図2aから始められる。
【0040】図3にはケークを形成するための変化例が
示されている。
【0041】図3aには、ポット70が矢印71方向で
その下降せしめられた位置にある状態が示されている。
上縁部72は円錐形に形成されている。糸ホルダにおけ
る糸巻き体の円錐形の先端は、同心性によってより良好
に形成されるようにしなければならない。糸ガイドの出
口開口77からポット70の内周壁に糸78が延びてい
る。紡糸過程はちょうど今開始されたばからなので、ほ
んの数層の糸層がケーク79としてポット70の円錐形
の上縁部72に形成されている。
【0042】前記実施例におけるように、ポット70は
同様に、リング精紡機のリングレールにおけるような運
動と同じような行程運動を行う。ケーク80の各糸層を
形成するための、この行程運動は、ポットの普通の行程
運動81(上昇運動)によって繰り返される。
【0043】図3bにはポットがその上位置に達した状
態が示されている。この位置でケーク79は上から下へ
形成されて完成される。糸78は糸ガイド73の出口開
口77からポット70の内周壁に延びている。糸ガイド
73の出口開口77はポット70のこの位置でその下縁
部70aに向き合っている。ケーク79によって満たさ
れたポット70の下には、コンベヤ82を介して搬送方
向83で、糸ホルダ84が送られ、ポットの真下に位置
決めされる。円筒形のプレート86上の中央に鉛直に位
置するスピンドル状の部分85にケーク79が糸巻き体
90として巻き返される。このためにポット70は矢印
87方向で下方に移動せしめられ、このときに糸ホルダ
84のスピンドル状の部分85にかぶせられる。
【0044】図3cではポット70がその最も下の位置
に達している。巻き返しが開始される前に、糸ホルダ8
4は、巻き返し時に回転されないように、矢印88に示
されているように押さえ付けられる。
【0045】図示の位置にポットが下方移動運動せしめ
られる間、ポット70がその最も下の位置に達するまで
スライバ75は供給される。これによって上方への螺旋
状の糸巻き体89が形成される。糸78は、糸ガイド7
3の出口開口77から糸ホルダ84のスピンドル状の部
分85の上縁部を越えて引っ張られる。前記実施例にお
けるのと同様にキャッチフックが設けられており、該キ
ャッチフックは、糸をつかんで切断し、糸ホルダでの巻
き返しが開始される。巻き返しの過程については、前記
実施例でより詳しく説明されている。図3dでは、ケー
ク79が糸巻き体90として糸ホルダ84のスピンドル
状の部分85に巻き返されている。矢印88で示され
た、糸ホルダ84の押し付け(締め付け)は解除され、
ポット70をその上の位置へ上昇させるための行程運動
91(上昇運動)が開始される。
【0046】図3eには、ポット70の上位置が示され
ており、これによって糸ホルダ84は糸巻き体90と一
緒に搬出される。このためにコンベヤベルト82が搬送
方向83で移動せしめられる。
【0047】糸ホルダ84の搬出後にポット70は、図
3fに示されているように再びその下位置へ戻し案内さ
れる。図3fは図3aに相当する。この図3fでは、デ
リバリ機構74が再び作動接続され、スピンドル75
が、矢印76で示されているように糸ガイド73に供給
される、ケークの形成開始が示されている。糸78は糸
ガイドから出て、ポット70の内周壁で新たにケークと
して積層される。その他の作業過程は、図3aに関連し
て説明されている。
【0048】図3gには、作業過程の変化実施例が示さ
れている。図3eで示されている実施例とは異なり、ポ
ットはもっぱら糸ホルダ84を解放し搬出するためにだ
け上昇せしめられ、糸ホルダ84はその糸巻き体90と
共にポット内に残っている。新たなケークの形成は、図
3aに示されているように、ポットを糸ホルダ84から
持ち上げることによって行われる。この図3gに示され
た変化実施例においてはポットの行程運動は省略され
る。満たされた糸ホルダを空の糸ホルダと交換する作業
は、図3bに示されているように、ポットがその形成完
了したケークと共にその上の位置にある時に行われる。
【0049】前記実施例とは異なり、糸巻き体90の円
錐形状の層92は、糸巻き体68の層とは逆向きの方向
である。
【0050】図4には、ポット精紡方式のさらに別の変
化実施例が示されている。この図4に示された変化例で
は、ケーク厚が次第に厚くなるにつれてその両端部が互
いに覆われるようになっているような層状のケークがポ
ットの内周壁で形成されているが、このような形成作業
は、ポット内周面に糸を集めるための糸ガイドの最初の
行程から出発して、ケーク厚が厚くなるにつれて行程距
離が大きくされることによって行われる。巻き返し時に
は、巻き体の厚さが厚くなるにつれて層の長さが短くな
る、層を成す構成を有するフライヤ状の巻き体が自動的
に得られる。糸が切れた場合には糸端部を容易に探し出
すことができる。何故ならば、糸端部はケークの最も外
側の層に常に存在し、これら最も外側の層は残りのすべ
ての層を覆っているからである。図4に示されているよ
うに、ポット101は矢印方向102で回転する。中心
軸線が存在するポット101内には糸ガイド103が突
入している。この糸ガイド103によって、矢印104
で示されているように、デリバリ機構106から延伸さ
れたスライバ105が供給される。糸ガイドの出口開口
107からポット101の内周壁に糸108が延びてい
る。
【0051】図4では、ケーク109が形成完了されて
いる。ケークの形成は各層110で行われる。これらの
各層110の端部110a及び110bはポット101
の内周壁でそれぞれ次に位置する層111によって覆わ
れる。最後の層112は、この最後の層112のすぐ下
にある層111及びその下のすべての層を覆っている。
【0052】ケークの形成は次のような作業段階で行わ
れる。
【0053】ポット101の中心線mから出発して、ポ
ットの内周壁にはまず糸層113が最初の層として紡糸
される。この中心線mから出発して、ポット又は糸ガイ
ドがまず最初の行程haを行う。この最初の糸層113
は次の糸層114によって完全に覆われる。さらに前記
行程が繰り返されることによって、ポットと糸ガイドと
の間の相対運動が次第に大きくなるので、ケーク厚が厚
くなるにつれて両側へ向かっての行程が次第に大きくな
る。これによって糸層は次の糸層によって完全に覆わ
れ、この場合にこの糸層はそれぞれポットの内周面で終
わる。
【0054】図5には、ポット101と糸ガイド103
との間の相対運動の拡大、つまり時間tが経過するにつ
れて行程hが大きくなる状態がグラフで示されている。
このグラフは、時間tに対する行程hの長さで示されて
いる。中心線から出発して時点0で最初の行程haが行
われる。図5のグラフで示されているように、行程hの
長さが時間の経過に伴って及びひいてはケーク厚が次第
に厚くなるにつれて、制限曲面115及び116内で中
心線mに対して左右対称に次第に大きくなる。糸層11
0のためには例えば行程h110の長さが必要である。
【0055】図5には、ケークの形成が完了した状態が
示されている。ケーク109を有するポット101は、
糸ホルダ118で矢印117方向で巻き返すために下降
せしめられる。巻き返しは、円筒形のプレート120上
で同心的かつ垂直に位置するスピンドル状の部分119
で行われなければならない。糸ホルダ118は、コンベ
ヤベルト121で紡糸箇所に搬送され、そこで位置決め
される。
【0056】巻き返しを行うために、ポット101は矢
印方向117で下方に移動せしめられ、この場合に糸ホ
ルダ118のスピンドル状の部分119にかぶせられ
る。巻き返し過程のために、糸ホルダ118は、図6で
矢印122で示されているように糸ホルダ118は緊締
される。巻き返し過程時に、糸ガイド103を通じての
スライバ105の供給は停止される。巻き返し中にポッ
ト101は矢印方向102でさらに回転せしめられる。
【0057】図6には、ケークがポット101の内周壁
から糸ホルダ118のスピンドル状の部分119に完全
に巻き返された状態が示されている。図6に示されてい
るように、スピンドル状の部分119には糸巻き体12
3が形成されており、該糸巻き体の巻条は、すべての層
124が同心的に位置する、フライヤスプールの形式で
形成されている。新たに形成された各層は、その前に形
成された層よりも短くなっている。各層間の段部は図示
の実施例では誇張して示されている。例えば層125
は、その下に存在する層126よりも長い。糸端部12
7は、最も上の層の上側に存在しているので、さらに処
理するために直ちに捕まえることができる。この糸端部
127は勿論、最も上に存在する層から糸層全体を飛び
越してスピンドル状の部分119のヘッド端部に、例え
ば何本かの糸巻条に互いに並んで形成された最初の巻条
として巻き付け形成してもよい。
【0058】前記実施例に記載されているように、この
ような形状のケークは、紡糸過程中に及び巻き返し過程
中に、糸がその都度、最も上側の層上に常に自由に存在
し、これによって糸が切れた時に容易に糸端部を捜し出
すことができる。
【0059】図6に示されているように、巻き返し過程
の終了後に、ポット101は糸ホルダ118から矢印方
向128で持ち上げられる。次いで、前記作業段階に基
づいてケークの新たな形成が開始される。糸ホルダ11
8のプレート120の押し付けによる緊締122は解除
され、完成された糸巻き体123を有する糸ホルダ11
8が、次の処理ステーションのコンベヤベルト121に
よって供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例によるポット精紡機の一部を
破断して示した概略図である。
【図2】ケークをポット精紡する際の精紡段階を示した
概略図である。
【図3】図2とは異なる変化例による精紡段階を示した
概略図である。
【図4】本発明のさらに別の変化例によるケーク形成状
態を示した概略図である。
【図5】図4に示したケーク形成状態の時間tの経過に
伴う、ポットと糸ガイドとの相対的な行程hの長さの変
化を示したグラフである。
【図6】図4に示されたケークが糸ホルダに巻き返され
た状態を示した概略図である。
【符号の説明】
1 ポット精紡機、 2a〜2d 紡糸箇所、 3a〜
3d 延伸機構、 4a〜4d スライバ、 5a〜5
d デリバリローラ、 6a〜6d 糸ガイド、7 フ
レーム、 8a〜8d ポット、 9 支持装置、 1
0 溝ガイド、 12 モータ、 13 ピニオン、
14 ラック、 15 制御導線、16a〜16d 支
承部、 17a〜17d 支承部、18a〜18d パ
イプ、 19a〜19d スリーブ、 20a〜20d
固定子、 21a〜21d制御導線、 22 制御装
置、 23a〜23d 出口開口、 24a〜24d
下縁部、 25a〜25d 糸、 26a〜26d ケ
ーク、 27 コンベヤベルト、 28 トラフ、 2
9 変向ローラ、 30 駆動モータ、 31 制御導
線、 32a〜32d 糸ホルダ、 33a〜33d
スピンドル状の部分、34a〜34d 円筒形のプレー
ト、 35a〜35d センサ、36a〜36d 信号
導線、 37 矢印方向、 38 ストッパ装置、 3
9制御導線、 40 ストッパ、 41 緊締条片、
50、 糸ホルダ、 51 スピンドル状の部分、 5
2 円筒形のプレート、 53 コンベヤベルト、 5
4 搬送方向、 55 ポット、 55a 下縁部、
56 糸ガイド、57 デリバリ機構、 58 スライ
バ、 59,60 矢印、 61 出口開口、 62
糸、 63 ケーク、 64 矢印、 65 矢印方
向、 66錐面状の層、 67 矢印、 68 糸巻き
体、 69 上昇運動、 70ポット、 71 矢印方
向、 72 上縁部、 73 糸ガイド、 74 デリ
バリローラ、 75 スライバ、 76 矢印、 77
出口開口、 78 糸、 79 ケーク、 80 矢
印、 81 行程運動、 82 コンベヤベルト、 8
3 搬送装置、84 糸ホルダ、 85 スピンドル状
の部分、 86円筒形のプレート、 87 矢印方向、
88 矢印、 89,90 糸巻き体、 101 ポ
ット、 102 矢印方向、 103 糸ガイド、 1
04矢印、 105 スライバ、106 デリバリ機
構、 107 出口開口、108 糸、 109 ケー
ク、109 ケーク、 110 層、 110a,11
0b 最後の層、 111 層、 113,114 糸
層、 115,116 制限曲面、 117 矢印方
向、 118 糸ホルダ、 119 スピンドル状の部
分、 120 円筒形のプレート、 121 コンベヤ
ベルト、 122 矢印、 123 糸巻き体、12
4,125,126 層、 127糸端部、 m 中心
線、t 時間、 h 行程、 ha 最初の行程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨーゼフ デリヒス ドイツ連邦共和国 メンヒェングラート バッハ 1 ボンヘファーシュトラーセ 12 (56)参考文献 特開 昭62−162026(JP,A) 特公 昭30−2180(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 9/06 D01H 1/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸ガイドがポット内に侵入せしめられ、
    紡糸過程中にポットと糸ガイドとの間の相対運動が行わ
    れ、糸がポットの内周壁にケークとして層状に集められ
    て該ケークが糸ホルダに巻き返されるようになっている
    ポット精紡機において、ポット(8a,8b,8c,8
    d;55;70;101)がその長手方向で移動可能に
    支えられており、ポットの上終端位置で糸ガイド(6
    a,6b,6c,6d;56;73;103)の出口開
    口(23a,23b,23c,23d;61,77;1
    07)がポットの下縁部(24a,24b,24c,2
    4d;55a;70a)の高さに位置しており、ポット
    のこの位置で垂直に位置する糸ホルダ(32a,32
    b,32c,32d;50;84;118)が、ケーク
    (26a,26b,26c,26d;63;79;10
    9)を巻き返すために、水平に配置された搬送装置(2
    7;53;82;121)によって搬入及び搬出せしめ
    られるようになっており、該搬送装置(27;53;8
    2;121)が、糸ホルダ(32a,32b,32c,
    32d;50;84;118)をポット精紡機に搬入お
    よびポット精紡機から搬出させることができ、また糸ホ
    ルダを巻き返し位置に位置決めすることができるように
    構成されており、ポットがケークを糸ホルダに巻き返す
    ために糸ホルダ上に下降せしめられることを特徴とす
    る、ポット精紡機。
  2. 【請求項2】 糸ホルダ(32a,32b,32c,3
    2d;50;84;118)が、糸巻き体(68;9
    0;123)を収容するためのスピンドル状の部分(3
    3a,33b,33c,33d;51;85;119)
    を有しており、該スピンドル状の部分が円筒形のプレー
    ト(34a,34b,34c,34d;52;86;1
    20)上に垂直にかつ該プレートに対して同心的に配置
    されている、請求項1記載のポット精紡機。
  3. 【請求項3】 糸ホルダ(32a,32b,32c,3
    2d;50;84;118)が、コンベヤベルト(2
    7;53;82;121)上で紡糸箇所(2a,2b,
    2c,2d)へ搬送され及びこの紡糸箇所から搬出され
    るようになっている、請求項1又は2記載のポット精紡
    機。
  4. 【請求項4】 糸ホルダ(32a,32b,32c,3
    2d)の円筒形のプレート(34a,34b,34c,
    34d)の直径寸法が、紡糸箇所(2a,2b,2c,
    2d)の幅寸法に合わせられており、相前後して配置さ
    れた互いに隣接し合う糸ホルダにおいて、これらの糸ホ
    ルダを収容するためのスピンドル状の部分(33a,3
    3b,33c,33d)のそれぞれの間の間隔が、それ
    ぞれのポット(8a,8b,8c,8d)の各中心軸線
    間の間隔に等しい、請求項3記載のポット精紡機。
  5. 【請求項5】 ット(8a,8b,8c,8d;5
    5;70;101)が、紡糸過程のための行程運動を生
    ぜしめるために駆動可能である、請求項1から4までの
    いずれか1項記載のポット精紡機。
  6. 【請求項6】 ポット(55;70;101)の長手方
    向運動範囲内で、糸ホルダ(50;84;118)を交
    換するために必要な行程運動(65,69;87,9
    1;117,128)が、ポット内でケーク(63;7
    9;109)を形成する行程運動(64;80;h)に
    重畳される、請求項記載のポット精紡機。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのポット(8a,8b,
    8c,8d)と、該少なくとも1つのポットのための少
    なくとも1つの駆動装置(20a,20b,20c,2
    0d)とが、鉛直方向に可動な支持装置(9)上に配置
    されており、該支持装置(9)の駆動装置(12)が、
    紡糸過程及び糸ホルダ(32a,32b,32c,32
    d)の交換のための行程運動(11)を行うために制御
    装置(22)に接続されている、請求項又は記載の
    ポット精紡機。
  8. 【請求項8】 ケーク(109)がポット(101)の
    内周壁で層(110,111,112,113,11
    4)状に形成され、この場合に、糸ガイド(103)と
    ポット(101)との間の所定の行程(h)が、最初の
    行程(ha)から出発して、ケーク厚が大きくなるにつ
    れて、2つの制限曲線(115,116)の傾斜に基づ
    きかつ紡糸時間(t)に亙って、中心線(m)の両側に
    向かって左右対称に大きくなることによって、ケークの
    厚さが厚くなるにつれて先行する層(110)の端部
    (110a,110b)がそれぞれ後続の層(111)
    によって覆われるようになっている、請求項から
    でのいずれか1項記載のポット精紡機。
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