JP3261976B2 - 乗客コンベヤ装置 - Google Patents

乗客コンベヤ装置

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JP3261976B2
JP3261976B2 JP12813196A JP12813196A JP3261976B2 JP 3261976 B2 JP3261976 B2 JP 3261976B2 JP 12813196 A JP12813196 A JP 12813196A JP 12813196 A JP12813196 A JP 12813196A JP 3261976 B2 JP3261976 B2 JP 3261976B2
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detector
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達也 吉川
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear
    • B66B23/026Driving gear with a drive or carrying sprocket wheel located at end portions

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータ
ー、移動通路等であって運転速度が所定値を超えたとき
に制動される乗客コンベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主枠端部の機械室に駆動機を配置して、
多数の踏板が無端状に連結されて主枠内を循環移動する
搬送帯を駆動する従来の乗客コンベヤ装置として、例え
ば特開昭59−97985号公報に記載された構成があ
る。すなわち、駆動機に駆動機制動装置が設けられて要
時に駆動機が制動される。また、搬送帯が係合された伝
動機構に伝動機構制動装置が設けられる。そして、駆動
機と伝動機構の間の駆動チェーンが破断したときに伝動
機構制動装置が制動動作する。これにより、搬送帯が滑
落する不具合を阻止するようになっている。
【0003】また、他の従来の乗客コンベヤ装置とし
て、例えば特公昭63−30275号公報に記載された
構成がある。すなわち、無端状をなす搬送帯の長手中間
に駆動機が設けられ、駆動機に駆動機制動装置が設けら
れて要時に駆動機が制動される。また、無端状をなす搬
送帯の長手中間に搬送帯に係合した伝動機構が設けら
れ、この伝動機構に伝動機構制動装置が設けらて搬送帯
が破断したときに伝動機構制動装置が制動動作する。こ
れにより、搬送帯が滑落する不具合を阻止するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の乗
客コンベヤ装置において、速度検出装置の動作により駆
動機制動装置及び伝動機構制動装置が同時に動作するこ
とがあり、このときには搬送帯の制動トルクが大きくな
る。したがって、所定速度を超えた過速度が発生したと
きに搬送帯上の乗客に与える制動時のショックが大きく
なるという問題点があった。
【0005】また、従来の乗客コンベヤ装置において、
伝動機構制動装置は駆動チェーンの破断又は搬送帯の破
断によって制動動作する。このため、駆動機の異常によ
って駆動機が過速度動作した場合に駆動機制動装置が制
動動作するものの、このときに故障等により駆動機制動
装置の制動動作不良が発生すると異常速度による搬送帯
の運転が継続される。したがって、駆動機制動装置及び
伝動機構制動装置が装備されているものの乗客コンベヤ
装置の運転が停止されず、所定速度よりも増速した状態
で運転される。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、搬送帯速度に所定速度を超えた
過速度が発生したときに、搬送帯を駆動する駆動機の駆
動機制動装置及び搬送帯に係合した伝動機構の伝動機構
制動装置の両方が同時に制動動作しない乗客コンベヤ装
置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗客コン
ベヤ装置においては、多数の踏板が無端状に連結されて
主枠内を循環移動する搬送帯と、この搬送帯が係合され
た伝動機構と、伝動手段を介して搬送帯を駆動する駆動
機と、伝動機構を制動する第一制動装置と、駆動機を制
動する第二制動装置と、搬送帯の移動速度が所定値を超
えた第一過速度を検出したときに第一制動装置及び第二
制動装置の両者の一方を動作させ、移動速度が第一過速
度とは異なる第二過速度を検出したときに上記両者の他
方を動作させる速度検出装置とが設けられる。
【0008】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、主枠の端部に設けられた機械室に配置されて
搬送帯が巻掛けられた主鎖車からなる伝動機構、この伝
動機構に係合された巻掛伝動機構からなる伝動手段を介
して搬送帯を駆動する駆動機とが設けられる。
【0009】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、伝動機構を制動する第一制動装置の制動動作
速度に対応する第一過速度が、駆動機を制動する第二制
動装置の制動動作速度に対応する第二過速度よりも高速
に設定される。
【0010】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、回転体に設けられてこの回転体の中心方向に
付勢されて常時は所定位置に保持されて回転体の回転に
よる遠心力によって回転体の外方へ変位するおもり、回
転体の外方に設けられて変位したおもりにより動作し第
一過速度及び第二過速度の両者の一方を検出する第一検
出器及び回転体の外方に設けられ第一検出器よりも回転
体から離れた位置に配置されて変位したおもりにより動
作し上記両者の他方を検出する第二検出器により構成さ
れた速度検出装置が設けられる。
【0011】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、ラック有する踏板リンクによって無端状に形
成された搬送帯、主枠に設けられてこの主枠内に無端状
に配置された搬送帯の長手中間に装備されラックを介し
て駆動される伝動車を有する伝動機構、主枠に設けられ
てこの主枠内に無端状に配置された搬送帯の長手中間に
装備されラックを介して搬送帯に係合された駆動車を有
する伝動手段、この伝動手段を介して搬送帯を駆動する
駆動機が設けられる。
【0012】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、主枠に設けられてこの主枠内に無端状に配置
された搬送帯の長手中間に装備されラックを介して駆動
される伝動車を有する伝動機構を制動する第一制動装置
の制動動作速度に対応する第一過速度が、主枠に設けら
れてこの主枠内に無端状に配置された搬送帯の長手中間
に装備されラックを介して搬送帯に係合された駆動車を
有する伝動手段を介して搬送帯を駆動する駆動機を制動
する第二制動装置の制動動作速度に対応する第二過速度
よりも高速に設定される。
【0013】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、回転体に設けられてこの回転体の中心方向に
付勢されて常時は所定位置に保持されて回転体の回転に
よる遠心力によって回転体の外方へ変位するおもり、回
転体の外方に設けられて変位したおもりにより動作し第
一過速度及び第二過速度の両者の一方を検出する第一検
出器並びに回転体の外方に設けられ第一検出器よりも回
転体から離れた位置に配置されて変位したおもりにより
動作し上記両者の他方を検出する第二検出器により構成
された速度検出装置が、主枠に設けられてこの主枠内に
無端状に配置された搬送帯の長手中間に装備されラック
を介して搬送帯に係合された伝動車を有する伝動手段及
び伝動機構を介して搬送帯を駆動する駆動機のいずれか
に設けられる。
【0014】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、主枠に設けられてこの主枠内に無端状に配置
された搬送帯の長手中間に装備されラックを介して搬送
帯に係合された駆動車を有する伝動手段に装備された駆
動機に設けられた駆動機速度検出装置及び主枠に設けら
れてこの主枠内に無端状に配置された搬送帯の長手中間
に装備されラックを介して駆動される伝動車を有する伝
動機構に装備された第一制動装置軸に設けられた伝動機
構速度検出装置からなる速度検出装置が設けられる。
【0015】また、この発明に係る乗客コンベヤ装置に
おいては、回転体に設けられてこの回転体の中心方向に
付勢されて常時は所定位置に保持されて回転体の回転に
よる遠心力によって回転体の外方へ変位するおもり及び
回転体の外方に設けられて変位したおもりにより動作し
第一過速度を検出する第一検出器からなる駆動機速度検
出装置、他の回転体に設けられて他の回転体の中心方向
に付勢されて常時は所定位置に保持されて他の回転体の
回転による遠心力によって他の回転体の外方へ変位する
他のおもり及び他の回転体の外方に設けられ第一検出器
の動作速度対応位置よりも他の回転体から離れた位置に
配置されて変位した他のおもりにより動作し第二過速度
を検出する第二検出器からなる伝動機構速度検出装置が
設けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図3は、この発明の実施の形態の
一例を示す図で、図1は概念的に示す縦断面図、図2は
図1の機械室箇所の拡大図、図3は図1における駆動機
の速度検出装置を概念的に示す拡大平面図である。図に
おいて、1は乗客コンベヤ装置の主枠、2は搬送帯で、
多数の踏板3が踏板鎖4によって無端状に連結されて主
枠1内を循環移動する。5は主枠1の上端部に設けられ
た機械室である。
【0017】6は伝動機構で、機械室5に枢着された主
鎖車からなり搬送帯2の踏板鎖4が巻掛けられて係合さ
れている。7は機械室5に設けられた駆動機で、減速機
8、減速機8を駆動する電動機9及び駆動鎖車10によ
って構成されている。11は伝動手段で、伝動機構6の
主鎖車軸に固定された大鎖車12及び大鎖車12と駆動
鎖車10に巻掛けられた駆動鎖13による巻掛伝動機構
によって構成されている。
【0018】14は伝動機構6を制動する第一制動装置
で、大鎖車12に摩擦制動機構(図示しない)を介して
係合された爪車15及び動作して爪車15の爪に係合す
る制動腕16が設けられた電磁機構17によって構成さ
れている。18は第二制動装置で、電磁機構によって構
成され駆動機7に設けられて電動機9軸に係合して駆動
機7を制動する。
【0019】19は駆動機7に設けられた速度検出装置
で、電動機9軸に固定された回転体20、回転体20か
ら突設された支持片21、おもり22、おもり22に一
端がねじ込まれて他端が支持片21にすきまばめされて
挿通されたねじ棒23及びねじ棒23に空隙を形成して
嵌合されて一端は支持片21に他端はねじ棒23の挿通
端部にねじ込まれたナットに対向して配置された圧縮コ
イルばね24によって構成されている。
【0020】また、回転体20の外周の固定体(図示し
ない)に装着されておもり22に対向すると共におもり
22から離れて配置された第一検出器25及び回転体2
0の外周の固定体(図示しない)に装着されて第一検出
器25から回転体20の円周方向に離れて配置されると
共におもり22と第一検出器25との間隔よりも広い間
隔で、おもり22に対向して配置された第二検出器26
が設けられている。
【0021】上記のように構成された乗客コンベヤ装置
において、駆動機7が付勢されると伝動手段11を介し
て伝動機構6に駆動機7の出力が伝動される。これによ
り、伝動機構6に巻掛けられた搬送帯2が駆動され主枠
1内を循環移動して乗客コンベヤが運転される。
【0022】また、駆動機7の停止時は速度検出装置1
9のおもり22が圧縮コイルばね24により支持片に接
した静止位置に配置される。そして、駆動機7が付勢さ
れると回転体20が回転してその回転速度に対応した遠
心力によって、おもり22が圧縮コイルばね24による
付勢力に抗して回転体20から外方へ変位する。
【0023】そして、乗客コンベヤ、駆動機7に異常が
発生して搬送帯2の移動速度が増速して所定値を超えた
第一過速度、例えば乗客コンベヤの定格速度の110%
の速度になったときに、回転体20の回転速度が第一過
速度に対応した回転速度になる。これにより、静止位置
から回転体20の外方へ変位したおもり22がさらに変
位して第一検出器25に接触して動作させる。この第一
検出器25の動作により第二制動装置18が付勢され
て、電動機9軸すなわち駆動機7を制動し、乗客コンベ
ヤの運転が停止される。
【0024】なお、第一検出器25の動作により電動機
9が消勢されるように制御装置(図示しない)が構成さ
れている。しかし、第二制動装置18が付勢されたとき
に、第二制動装置18の故障、踏板鎖4の破断、駆動鎖
13の破断等の異常のために第二制動装置18による制
動作用が得られない場合には、搬送帯2の移動速度はさ
らに増速する。
【0025】このような異常発生時には搬送帯2の移動
速度がさらに増速する。そして、搬送帯2の移動速度の
所定値を超えた第一過速度とは異なる第二過速度、例え
ば乗客コンベヤの定格速度の130%の速度になったと
きに、回転体20の回転速度が第二過速度に対応した回
転速度になる。
【0026】これによって、おもり22がさらに回転体
20の外方へ変位して第二検出器26に接触して動作さ
せる。この第二検出器26を動作により第一制動装置1
4が付勢されて、制動腕16が爪車15の爪に係合す
る。そして、爪車15の停止により摩擦制動機構を介し
て大鎖車12が制動されて乗客コンベヤの運転が停止さ
れる。
【0027】要するに、互いに異なる第一過速度、第二
過速度によって第一検出器25及び第二検出器26のい
ずれかを動作させて、第一制動装置14及び第二制動装
置18のうち動作した検出器に対応した制動装置のみが
制動動作するようにしたものである。これによって、第
一制動装置14及び第二制動装置18が同時に制動動作
することはなく、搬送帯2の制動トルクが意に反して大
きくなることがない。したがって、所定速度を超えた過
速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なショッ
クを与える不具合を解消することができる。
【0028】また、異常発生により搬送帯2の移動速度
が第一過速度になったときに、第一検出器25が動作し
て第二制動装置18が付勢される。この状態において、
故障等の異常のために第二制動装置18による制動作用
が得られない場合には、搬送帯2の移動速度はさらに増
速する。しかし、このときに搬送帯2の移動速度が所定
値を超えた第一過速度とは異なる第二過速度になったと
きに、第二検出器26が動作する。
【0029】これにより、第一制動装置14が付勢され
て、制動腕16が爪車15の爪に係合する。そして、爪
車15の停止により摩擦制動機構を介して大鎖車12が
制動されて乗客コンベヤの運転が停止される。したがっ
て、第二制動装置18の作動不全時であっても、乗客コ
ンベヤが所定速度よりも増速された状態で運転される不
具合の発生を未然に防止することができる。
【0030】なお、実施の形態1における第一検出器2
5及び第二検出器26は、作動部がおもり22によって
押圧されて動作する構造のものの他、おもり22等の変
位体が所定値を超えて接近することによって動作する非
接触形式のものであっても、実施の形態1と同様な作用
を得ることができる。
【0031】実施の形態2.図4〜図6は、この発明の
他の実施の形態の一例を示す図で、図4は概念的に示す
縦断面図、図5は図4の駆動機箇所の拡大平面図、図6
は図4の第一制動装置箇所の拡大平面図である。図にお
いて、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、2は搬送
帯で、多数の踏板3がラックからなる踏板リンク27に
よって無端状に連結されて主枠1内を循環移動する。
【0032】28は伝動機構で、主枠1に設けられて主
枠1内に無端状に配置された搬送帯2の長手中間に装備
されたフレーム29、フレーム29に枢着された第一軸
30に固定されて踏板リンク27のラックを介して駆動
される伝動車31及び第一軸30に固定された第一ベル
ト車32によって構成されている。
【0033】33は伝動機構28を制動する第一制動装
置で、フレーム29に枢着された第二軸34に固定され
た第二ベルト車35及び制動車36、第一ベルト車32
及び第二ベルト車35に巻掛けられたVベルト37、制
動車36を要時に挟圧する挟圧機構38、挟圧機構38
を挟圧方向へ付勢するばね39並びに消勢されてばね3
9の挟圧力により挟圧機構38を動作させる電磁機構1
7によって構成されている。
【0034】40は伝動手段で、主枠1に設けられて主
枠1内に無端状に配置された搬送帯2の長手中間に装備
された駆動フレーム41、駆動フレーム41に枢着され
た駆動軸42に固定されて踏板リンク27のラックを介
して搬送帯2を駆動する駆動車43によって構成されて
いる。
【0035】44は駆動機で、駆動軸42に出力する減
速機45、減速機45の入力軸に固定された駆動用第一
ベルト車46、駆動フレーム41に設けられた電動機4
7、電動機47軸に固定された駆動用第二ベルト車48
及び駆動用第一ベルト車46及び駆動用第二ベルト車4
8に巻掛けられたVベルト49によって構成されてい
る。
【0036】18は第二制動装置で、減速機45に設け
られ減速機45の入力軸に係合して配置されて駆動機4
4を制動する。19は減速機45に設けられ減速機45
の入力軸に係合して構成された速度検出装置で、前述の
図3と同様に構成されて第一検出器25及び第二検出器
26が設けられている。
【0037】上記のように構成された乗客コンベヤ装置
において、駆動機44が付勢されると駆動機44の出力
が伝動手段40に伝動されて駆動車43が回転する。こ
れにより、伝動機構40に係合された搬送帯2が駆動さ
れ主枠1内を循環移動して乗客コンベヤが運転される。
【0038】そして、図4〜図6の実施の形態において
も、乗客コンベヤ、駆動機44に異常が発生し、搬送帯
2の移動速度が増速して所定値を超えた第一過速度、例
えば乗客コンベヤの定格速度の110%の速度になった
ときに、速度検出装置19の回転体20の回転速度が第
一過速度に対応した回転速度になる。これにより、速度
検出装置19の第一検出器25が動作する。この第一検
出器25を動作により第二制動装置18が付勢されて、
減速機45の入力軸すなわち駆動機44を制動し、乗客
コンベヤの運転が停止される。
【0039】なお、第一検出器25の動作により電動機
47が消勢されるように制御装置(図示しない)が構成
されている。しかし、第二制動装置18が付勢されたと
きに、第二制動装置18の故障、踏板リンク27の破
断、伝動手段40の故障等の異常のために第二制動装置
18による制動作用が得られない場合には、搬送帯2の
移動速度はさらに増速する。
【0040】このような異常発生時には搬送帯2の移動
速度がさらに増速して、搬送帯2の移動速度の所定値を
超えた第一過速度とは異なる第二過速度、例えば乗客コ
ンベヤの定格速度の130%の速度になったときに、回
転体20の回転速度が第二過速度に対応した回転速度に
なる。
【0041】これによって、第二検出器26が動作して
伝動機構28を介して搬送帯2に係合された第一制動装
置33が付勢されて、伝動機構28が制動されて搬送帯
2の移動、すなわち乗客コンベヤの運転が停止される。
このように、互いに異なる第一過速度、第二過速度によ
って第一検出器25及び第二検出器26のいずれかを動
作させて、第一制動装置33及び第二制動装置18のう
ち動作した検出器に対応した制動装置が制動動作する。
したがって、詳細な説明を省略するが図4〜図6の実施
の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用
が得られる。
【0042】実施の形態3.図7〜図10も、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は前述の図5
に相当する図であり駆動機箇所の拡大平面図、図8は前
述の図6に相当する図であり実施の形態3における第一
制動装置箇所の拡大平面図、図9は図7における駆動機
箇所の速度検出装置を概念的に示す拡大正面図、図10
は図8における第一制動装置箇所の速度検出装置を概念
的に示す拡大正面図であり、図7〜図10の他は前述の
図4〜図6と同様に乗客コンベヤ装置が構成されてい
る。図において、図1〜図3及び図4〜図6と同符号は
相当部分を示す。
【0043】191は減速機45に設けられ減速機45
の入力軸に係合して構成された駆動機速度検出装置で、
前述の図3と同様に構成され第一検出器25が設けられ
ている。192は第一制動装置33の第二軸34に設け
られ第二軸34に係合して構成された伝動機構速度検出
装置で、前述の図3と同様に構成され第二検出器26が
設けられている。
【0044】上記のように構成された乗客コンベヤ装置
において、駆動機44が付勢されると駆動機44の出力
が伝動手段40に伝動されて駆動車43が回転する。こ
れにより、伝動機構40に係合された搬送帯2が駆動さ
れ主枠1内を循環移動して乗客コンベヤが運転される。
【0045】そして、図7〜図10の実施の形態におい
ても、乗客コンベヤ、駆動機44に異常が発生し、搬送
帯2の移動速度が増速して所定値を超えた第一過速度、
例えば乗客コンベヤの定格速度の110%の速度になっ
たときに、駆動機速度検出装置191の回転体20の回
転速度が第一過速度に対応した回転速度になる。これに
より、駆動機速度検出装置191の第一検出器25が動
作する。
【0046】また、異常のために第二制動装置18によ
る制動作用が得られない場合に、搬送帯2の移動速度の
所定値を超えた第一過速度とは異なる第二過速度、例え
ば乗客コンベヤの定格速度の130%の速度になったと
きに、伝動機構速度検出装置192の回転体20の回転
速度が第二過速度に対応した回転速度になる。これによ
って、第二検出器26が動作して伝動機構28を介して
搬送帯2に係合された第一制動装置33が付勢されて、
伝動機構28が制動されて搬送帯2の移動、すなわち乗
客コンベヤの運転が停止される。
【0047】このように、互いに異なる第一過速度、第
二過速度によって第一検出器25及び第二検出器26の
いずれかを動作させて、第一制動装置33及び第二制動
装置18のうち動作した検出器に対応した制動装置が制
動動作する。したがって、詳細な説明を省略するが図7
〜図10の実施の形態においても図1〜図3の実施の形
態と同様な作用が得られる。
【0048】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、多数の
踏板が無端状に連結されて主枠内を循環移動する搬送帯
と、この搬送帯が係合された伝動機構と、伝動手段を介
して搬送帯を駆動する駆動機と、伝動機構を制動する第
一制動装置と、駆動機を制動する第二制動装置と、搬送
帯の移動速度が所定値を超えた第一過速度を検出したと
きに第一制動装置及び第二制動装置の両者の一方を動作
させ、移動速度が第一過速度とは異なる第二過速度を検
出したときに上記両者の他方を動作させる速度検出装置
とを設けたものである。
【0049】このようにして、互いに異なる第一過速
度、第二過速度によって第一制動装置及び第二制動装置
のいずれかを制動動作させて、第一制動装置及び第二制
動装置の同時制動動作が阻止される。このため、搬送帯
の制動トルクが意に反して大きくなることがなく、所定
速度を超えた過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動によ
る過大なショックを与える不具合を解消する効果があ
る。
【0050】また、異常発生により第一制動装置及び第
二制動装置のうち第一過速度及び第二過速度の双方の一
方によって制動動作した制動装置による制動作用が得ら
れない場合に、上記双方の他方によって制動動作する他
の制動装置による制動作用が得られる。このため、第一
制動装置及び第二制動装置の一方の作動不全時であって
も、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状態で運
転される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0051】また、この発明は以上説明したように、主
枠の端部に設けられた機械室に配置されて搬送帯が巻掛
けられた主鎖車からなる伝動機構、この伝動機構に係合
された巻掛伝動機構からなる伝動手段を介して搬送帯を
駆動する駆動機とを設けたものである。
【0052】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0053】また、異常発生により第一制動装置及び第
二制動装置のうち第一過速度及び第二過速度の双方の一
方によって制動動作した制動装置による制動作用が得ら
れない場合に、上記双方の他方によって制動動作する他
の制動装置による制動作用が得られる。このため、第一
制動装置及び第二制動装置の一方の作動不全時であって
も、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状態で運
転される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0054】また、この発明は以上説明したように、伝
動機構を制動する第一制動装置の制動動作速度に対応す
る第一過速度を、駆動機を制動する第二制動装置の制動
動作速度に対応する第二過速度よりも高速に設定したも
のである。
【0055】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0056】また、異常発生時における駆動機を制動す
る第二制動装置の制動作用が故障等によって得られない
場合に、伝動機構を制動する第一制動装置による制動作
用が得られる。このため、第二制動装置の作動不全時で
あっても、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状
態で運転される不具合の発生を未然に防止する効果があ
る。
【0057】また、この発明は以上説明したように、回
転体に設けられてこの回転体の中心方向に付勢されて常
時は所定位置に保持されて回転体の回転による遠心力に
よって回転体の外方へ変位するおもり、回転体の外方に
設けられて変位したおもりにより動作し第一過速度及び
第二過速度の両者の一方を検出する第一検出器及び回転
体の外方に設けられ第一検出器よりも回転体から離れた
位置に配置されて変位したおもりにより動作し上記両者
の他方を検出する第二検出器により構成された速度検出
装置を設けたものである。
【0058】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0059】また、異常発生により第一制動装置及び第
二制動装置のうち第一過速度及び第二過速度の双方の一
方によって制動動作した制動装置による制動作用が得ら
れない場合に、上記双方の他方によって制動動作する他
の制動装置による制動作用が得られる。このため、第一
制動装置及び第二制動装置の一方の作動不全時であって
も、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状態で運
転される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0060】また、この発明は以上説明したように、ラ
ック有する踏板リンクによって無端状に形成された搬送
帯、主枠に設けられてこの主枠内に無端状に配置された
搬送帯の長手中間に装備されラックを介して駆動される
伝動車を有する伝動機構、主枠に設けられてこの主枠内
に無端状に配置された搬送帯の長手中間に装備されラッ
クを介して搬送帯に係合された駆動車を有する伝動手
段、この伝動手段を介して搬送帯を駆動する駆動機を設
けたものである。
【0061】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0062】また、異常発生により第一制動装置及び第
二制動装置のうち第一過速度及び第二過速度の双方の一
方によって制動動作した制動装置による制動作用が得ら
れない場合に、上記双方の他方によって制動動作する他
の制動装置による制動作用が得られる。このため、第一
制動装置及び第二制動装置の一方の作動不全時であって
も、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状態で運
転される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0063】また、この発明は以上説明したように、主
枠に設けられてこの主枠内に無端状に配置された搬送帯
の長手中間に装備されラックを介して駆動される伝動車
を有する伝動機構を制動する第一制動装置の制動動作速
度に対応する第一過速度を、主枠に設けられてこの主枠
内に無端状に配置された搬送帯の長手中間に装備されラ
ックを介して搬送帯に係合された駆動車を有する伝動手
段を介して搬送帯を駆動する駆動機を制動する第二制動
装置の制動動作速度に対応する第二過速度よりも高速に
設定したものである。
【0064】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0065】また、異常発生時における駆動機を制動す
る第二制動装置の制動作用が故障等によって得られない
場合に、伝動機構を制動する第一制動装置による制動作
用が得られる。このため、第二制動装置の作動不全時で
あっても、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状
態で運転される不具合の発生を未然に防止する効果があ
る。
【0066】また、この発明は以上説明したように、回
転体に設けられてこの回転体の中心方向に付勢されて常
時は所定位置に保持されて回転体の回転による遠心力に
よって回転体の外方へ変位するおもり、回転体の外方に
設けられて変位したおもりにより動作し第一過速度及び
第二過速度の両者の一方を検出する第一検出器並びに回
転体の外方に設けられ第一検出器よりも回転体から離れ
た位置に配置されて変位したおもりにより動作し上記両
者の他方を検出する第二検出器により構成された速度検
出装置を、主枠に設けられこの主枠内に無端状に配置さ
れた搬送帯の長手中間に装備されラックを介して搬送帯
に係合された伝動車を有する伝動機構及び伝動手段を介
して搬送帯を駆動する駆動機のいずれかに設けたもので
ある。
【0067】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0068】また、異常発生により第一制動装置及び第
二制動装置のうち第一過速度及び第二過速度の双方の一
方によって制動動作した制動装置による制動作用が得ら
れない場合に、上記双方の他方によって制動動作する他
の制動装置による制動作用が得られる。このため、第一
制動装置及び第二制動装置の一方の作動不全時であって
も、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状態で運
転される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0069】また、この発明は以上説明したように、主
枠に設けられて主枠内に無端状に配置された搬送帯の長
手中間に装備されラックを介して搬送帯に係合された駆
動車を有する伝動手段に装備された駆動機に設けられた
駆動機速度検出装置及び主枠に設けられて主枠内に無端
状に配置された搬送帯の長手中間に装備されラックを介
して駆動される伝動車を有する伝動機構に装備された第
一制動装置軸に設けられた伝動機構速度検出装置からな
る速度検出装置を設けたものである。
【0070】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0071】また、異常発生により第一制動装置及び第
二制動装置のうち第一過速度及び第二過速度の双方の一
方によって制動動作した制動装置による制動作用が得ら
れない場合に、上記双方の他方によって制動動作する他
の制動装置による制動作用が得られる。このため、第一
制動装置及び第二制動装置の一方の作動不全時であって
も、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状態で運
転される不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【0072】また、この発明は以上説明したように、回
転体に設けられてこの回転体の中心方向に付勢されて常
時は所定位置に保持されて回転体の回転による遠心力に
よって回転体の外方へ変位するおもり及び回転体の外方
に設けられて変位したおもりにより動作し第一過速度を
検出する第一検出器からなる駆動機速度検出装置、他の
回転体に設けられて他の回転体の中心方向に付勢されて
常時は所定位置に保持されて他の回転体の回転による遠
心力によって他の回転体の外方へ変位する他のおもり及
び他の回転体の外方に設けられ第一検出器の動作速度対
応位置よりも他の回転体から離れた位置に配置されて変
位した他のおもりにより動作し第二過速度を検出する第
二検出器からなる伝動機構速度検出装置を設けたもので
ある。
【0073】そして、互いに異なる第一過速度、第二過
速度によって第一制動装置及び第二制動装置のいずれか
を制動動作させて、第一制動装置及び第二制動装置の同
時制動動作が阻止される。このため、搬送帯の制動トル
クが意に反して大きくなることがなく、所定速度を超え
た過速度発生時に搬送帯上の乗客に制動による過大なシ
ョックを与える不具合を解消する効果がある。
【0074】また、異常発生時における駆動機を制動す
る第二制動装置の制動作用が故障等によって得られない
場合に、伝動機構を制動する第一制動装置による制動作
用が得られる。このため、第二制動装置の作動不全時で
あっても、乗客コンベヤが所定速度よりも増速された状
態で運転される不具合の発生を未然に防止する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、概念的
縦断面図。
【図2】 図1の機械室箇所の拡大図。
【図3】 図1の駆動機の速度検出装置を概念的に示す
拡大平面図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す図で、概念的
縦断面図。
【図5】 図4の駆動機箇所の拡大平面図。
【図6】 図4の第一制動装置箇所の拡大平面図。
【図7】 この発明の実施の形態3を示す図で、前述の
図5に相当する図であり駆動機箇所の拡大平面図。
【図8】 前述の図6に相当する図で、この発明の実施
の形態3における第一制動装置箇所の拡大平面図。
【図9】 図7における駆動機箇所の速度検出装置を概
念的に示す拡大正面図。
【図10】 図8における第一制動装置箇所の速度検出
装置を概念的に示す拡大正面図。
【符号の説明】
1 主枠、2 搬送帯、3 踏板、5 機械室、6 伝
動機構、7 駆動機、11 伝動手段、14 第一制動
装置、18 第二制動装置、19 速度検出装置、20
回転体、22 おもり、25 第一検出器、26 第
二検出器、27踏板リンク、28 伝動機構、31 伝
動車、33 第一制動装置、40 伝動手段、43 駆
動車、44 駆動機、191 駆動機速度検出装置、1
92伝動機構速度検出装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 25/00 B66B 23/02 B66B 29/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の踏板が無端状に連結されて主枠内
    を循環移動する搬送帯と、この搬送帯が係合された伝動
    機構と、伝動手段を介して上記搬送帯を駆動する駆動機
    と、上記伝動機構を制動する第一制動装置と、上記駆動
    機を制動する第二制動装置と、上記搬送帯の移動速度が
    所定値を超えた第一過速度を検出したときに上記第一制
    動装置及び第二制動装置の両者の一方を動作させ、上記
    移動速度が上記第一過速度とは異なる第二過速度を検出
    したときに上記両者の他方を動作させる速度検出装置と
    を備えた乗客コンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 主枠の端部に設けられた機械室に配置さ
    れて搬送帯が巻掛けられた主鎖車からなる伝動機構、こ
    の伝動機構に係合された巻掛伝動機構からなる伝動手段
    を介して上記搬送帯を駆動する駆動機としたことを特徴
    とする請求項1記載の乗客コンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 伝動機構を制動する第一制動装置の制動
    動作速度に対応する第一過速度を、駆動機を制動する第
    二制動装置の制動動作速度に対応する第二過速度よりも
    高速にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の乗客コンベヤ装置。
  4. 【請求項4】 回転体に設けられてこの回転体の中心方
    向に付勢されて常時は所定位置に保持されて上記回転体
    の回転による遠心力によって上記回転体の外方へ変位す
    るおもり、上記回転体の外方に設けられて変位した上記
    おもりにより動作し第一過速度及び第二過速度の両者の
    一方を検出する第一検出器及び上記回転体の外方に設け
    られ上記第一検出器よりも上記回転体から離れた位置に
    配置されて変位した上記おもりにより動作し上記両者の
    他方を検出する第二検出器により構成された速度検出装
    置としたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求
    項3記載の乗客コンベヤ装置。
  5. 【請求項5】 ラック有する踏板リンクによって無端状
    に形成された搬送帯、主枠に設けられてこの主枠内に無
    端状に配置された上記搬送帯の長手中間に装備され上記
    ラックを介して駆動される伝動車を有する伝動機構、上
    記主枠に設けられてこの主枠内に無端状に配置された上
    記搬送帯の長手中間に装備され上記ラックを介して上記
    搬送帯に係合された駆動車を有する伝動手段、この伝動
    手段を介して上記搬送帯を駆動する駆動機としたことを
    特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤ装置。
  6. 【請求項6】 伝動機構を制動する第一制動装置の制動
    動作速度に対応する第二過速度を、駆動機を制動する第
    二制動装置の制動動作速度に対応する第一過速度よりも
    高速にしたことを特徴とする請求項5記載の乗客コンベ
    ヤ装置。
  7. 【請求項7】 回転体に設けられてこの回転体の中心方
    向に付勢されて常時は所定位置に保持されて上記回転体
    の回転による遠心力によって上記回転体の外方へ変位す
    るおもり、上記回転体の外方に設けられて変位した上記
    おもりにより動作し第一過速度及び第二過速度の両者の
    一方を検出する第一検出器並びに上記回転体の外方に設
    けられ上記第一検出器よりも上記回転体から離れた位置
    に配置されて変位した上記おもりにより動作し上記両者
    の他方を検出する第二検出器により構成された速度検出
    装置としたことを特徴とする請求項5又は請求項6記載
    の乗客コンベヤ装置。
  8. 【請求項8】 駆動機に設けられた駆動機速度検出装置
    及び伝動機構の第一制動装置軸に設けられた伝動機構速
    度検出装置からなる速度検出装置としたことを特徴とす
    る請求項5又は請求項6記載の乗客コンベヤ装置。
  9. 【請求項9】 回転体に設けられてこの回転体の中心方
    向に付勢されて常時は所定位置に保持されて上記回転体
    の回転による遠心力によって上記回転体の外方へ変位す
    るおもり及び上記回転体の外方に設けられて変位した上
    記おもりにより動作し第一過速度を検出する第一検出器
    からなる駆動機速度検出装置、他の回転体に設けられて
    上記他の回転体の中心方向に付勢されて常時は所定位置
    に保持されて上記他の回転体の回転による遠心力によっ
    て上記他の回転体の外方へ変位する他のおもり及び上記
    他の回転体の外方に設けられ上記第一検出器の動作速度
    対応位置よりも上記他の回転体から離れた位置に配置さ
    れて変位した上記他のおもりにより動作し第二過速度を
    検出する第二検出器からなる伝動機構速度検出装置とし
    たことを特徴とする請求項8記載の乗客コンベヤ装置。
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JP3585407B2 (ja) * 1999-11-05 2004-11-04 株式会社日立製作所 乗客コンベア
WO2007128245A1 (fr) * 2006-05-04 2007-11-15 Otis Elevator Company Dispositif de protection contre l'excès de vitesse pour bandes ou escaliers roulants
JP5930749B2 (ja) * 2012-02-09 2016-06-08 三菱電機株式会社 乗客コンベア

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