JP3260816B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3260816B2
JP3260816B2 JP11259592A JP11259592A JP3260816B2 JP 3260816 B2 JP3260816 B2 JP 3260816B2 JP 11259592 A JP11259592 A JP 11259592A JP 11259592 A JP11259592 A JP 11259592A JP 3260816 B2 JP3260816 B2 JP 3260816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル多値画像上の
文字等の線画のエッジを、絵柄(写真または網点)のエ
ッジと弁別し、高精度に画像の領域識別を行う画像処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として次のものが知
られている。 (1)一つの固定閾値または二つの固定閾値を用いて画
素を白画素と黒画素に分類し、連結した黒画素群と連結
した白画素群の両方が局所領域内に存在する画素を文字
(線画)の画素として検出する方式(特開平2−292
957)。 (2)画像をブロックに分割し、ブロック内の画素の最
大濃度レベルと最小濃度レベルの差がある固定閾値値を
超えるときに文字(線画)と判定し、そうでないときに
写真と判定する方式(電子通信学会論文誌,’84/
7,Vol.J67−B,No.7,pp.781−7
88に所載の論文「2値画像と濃淡画像の混在する原稿
の2値化処理法」)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、白/黒画素分類または濃度レベル差判定に一つまた
は1組の固定した閾値を用いているため、次のような問
題点があった。 (ア)文字の内部のコントラストが低いと、その部分を
線画として検出できないか、検出精度が悪い。 (イ)白地上の低コントラストの文字(かすれ文字、色
文字など)を線画として検出できないか、検出精度が悪
い。 (ウ)網点を線画として誤検出しやすい。 (エ)スキャナで読み取った画像を拡大した画像の場合
に文字の検出精度が悪く、逆に縮小した画像の場合に写
真のエッジを線画エッジと誤検出しやすい。
【0004】よって本発明の目的は、より高精度に文字
等の線画のエッジを検出するための画像処理装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
画像の領域識別を行う画像処理装置において、所定の検
出基準によりエッジ(線画エッジ)を検出する第1のエ
ッジ検出手段と、第1のエッジ検出手段とは異なる検出
基準を用いてエッジ(線画候補エッジ)を検出する第2
のエッジ検出手段と、前記第1のエッジ検出手段により
線画エッジと判定された画素はそのまま出力し、該第1
のエッジ検出手段により線画エッジと判定された画素に
続く一定画素数について、前記第2のエッジ検出手段に
より線画候補エッジと判定された画素を線画エッジ画素
として出力する制御手段と、該出力された線エッジ画素
により線画領域を検出する線画領域検出手段とを設けた
ことである(請求項1)。
【0006】具体的には、デジタル多値画像信号を閾値
th1,th2(ただしth1<th2)と比較し、t
h1以下の濃度の画素を白画素、th2以上の濃度の画
素を黒画素にそれぞれ分類する手段と、該分類結果よ
り、白画素及び黒画素の連結性をそれぞれ判定する手段
と、該連結性判定結果より、注目画素の近傍領域に連結
性のある白画素及び連結性のある黒画素がそれぞれ所定
個数以上同時に含まれているときに該注目画素または該
近傍領域を線画エッジとして検出する手段とからなる第
1のエッジ検出手段と、別の閾値th3,th4(ただ
しth3<th4)の組み合わせを用いる同様構成に
り線画候補エッジを検出する第2のエッジ検出部と、前
記第1のエッジ検出手段で既に線画エッジとして検出さ
れた画素に続く一定数画素に対して前記第2のエッジ検
出手段の検出出力を有効にし、それ以外の画素に対して
検出出力を無効にする出力制御手段とを具備することで
ある(請求項2)。
【0007】また、出力制御手段が、第2のエッジ検出
部によって既に線画エッジとして有効に検出された画素
に続く一定数画素に対しても該第2のエッジ検出部の検
出出力を有効にすることである(請求項3)。
【0008】本発明の第2の特徴は、画像の領域識別を
行う画像処理装置において、所定の検出基準により線画
エッジを検出するエッジ検出手段と、該エッジ検出結果
に基づき線画領域を検出する線画領域検出手段と、画像
の白地領域を検出する白地領域検出手段と、画像の網点
領域を検出する網点領域検出手段と、該白地領域検出結
果と網点領域検出結果に応じてエッジ検出手段の判定基
準を制御する手段とを設けたことである(請求項4)。
【0009】具体的には、デジタル多値画像信号を閾値
tha,thb(ただしtha<thb)と比較し、t
ha以下の濃度の画素を白画素、thb以上の濃度の画
素を黒画素にそれぞれ分類する手段と、該分類結果よ
り、白画素及び黒画素の連結性をそれぞれ判定する手段
と、該連結性判定結果より、注目画素の近傍領域に連結
性のある白画素及び連結性のある黒画素がそれぞれ所定
個数以上同時に含まれているときに該注目画素または該
近傍領域を線画エッジとして検出する手段とからなるエ
ッジ検出手段、デジタル多値画像信号より注目画像が白
地領域であるか否かを判定する手段、デジタル多値画像
信号より注目画像が網点領域であるか否かを判定する手
段、該白地/網点領域判定結果を応じて、前記エッジ検
出手段の閾値tha,thbを変化させる手段を具備す
ることである(請求項5)。
【0010】あるいは又、エッジ検出手段は同様とし
て、デジタル多値画像信号より該注目画素が白地領域ま
たは網点領域であるか否かをそれぞれ判定する手段、該
判定結果を応じて該閾値tha,thbを変化させる
が、該注目画素が白地領域かつ網点領域と判定された場
合には白地領域として閾値tha,thbを設定する手
段を具備することである(請求項6)
【0011】本発明の第3の特徴は、エッジ検出手段は
上記と同様にデジタル多値画像信号を閾値tha,th
b(ただしtha<thb)と比較し、tha以下の濃
度の画素を白画素、thb以上の濃度の画素を黒画素に
それぞれ分類する手段と、該手段の分類結果より、白画
素及び黒画素の連結性をそれぞれ判定する手段と、該手
段の連結性判定結果より、注目画素の近傍領域に連結性
のある白画素及び連結性のある黒画素がそれぞれ所定個
数以上同時に含まれているときに該注目画素または該近
傍領域を線画エッジとして検出する手段とからなるが、
デジタル多値画像信号の変倍率に応じて該閾値tha,
thbを変化させる手段を設けたことである(請求項
7)
【0012】
【作用】図19の(a)は、同図(b)に示した文字
「い」の走査線上の濃度変化を示している。閾値th
1,th2の組み合わせを用い、濃度≦th1を白と判
定し、濃度≧th2を黒と判定するならば、文字「い」
の外側エッジを、白画素と黒画素のペアとして検出でき
る。しかし、文字「い」の内側(外側に比べコントラス
トが低い)では白部分が白画素と判定されないため、内
側エッジを白画素と黒画素のペアとして検出することが
できない。他方、閾値th3,th4の組み合わせを用
い、濃度≦th3を白と判定し、濃度≧th4を黒と判
定するならば、文字の内側の白部分が白画素と判定され
るため、内側エッジも白画素と黒画素のペアとして検出
できる。けれども、このようなth3,th4の組み合
わせによる場合、絵柄中のエッジまで文字等の線画のエ
ッジとして検出されてしまう。
【0013】請求項1乃至3などの発明によれば、差の
大きな閾値th1,th2の組み合わせによるエッジ検
出と、差の小さな閾値th3,th4の組み合わせによ
るエッジ検出とを行なうが(th3>th1,th4>
th2の関係に選ぶのが一般に適当である。)、閾値t
h3,th4の組み合わせにより検出されたエッジ(線
画候補エッジ)を、閾値th1,th2の組み合わせに
よって線画エッジとして検出された画素に続く一定数画
素の範囲(線画領域である可能性が高い)に、あるい
は、この範囲及び閾値th3,th4の組み合わせによ
って有効にエッジとして検出された画素に続く一定数画
素の範囲に、限定することによって、絵柄(写真や網
点)のエッジの誤検出を防止しつつ、コントラストの低
い文字内部のエッジのような線画エッジも高精度に検出
できる。
【0014】図20は淡い文字と濃い文字の濃度を示し
ている。図示の閾値th1,th2の組み合わせを用い
て白画素と黒画素を判定した場合、図20の左側に示し
たような濃度の低い文字のエッジを検出することができ
ない。他方、図示の差の小さな閾値th1’,th2’
の組み合わせを用いれば、図20の左側のような濃度の
低い文字のエッジも検出できるが、しかし絵柄のエッジ
も検出してしまう。
【0015】請求項4,5の発明によれば、1組の閾値
を用いて線画のエッジの白画素と黒画素を判定すること
によって線画のエッジを検出するが、注目している画素
が白地で囲まれており、文字である確率が高いときに差
の小さな閾値th1’,th2’の組み合わせを用いる
ことによって、濃度の低い文字等の線画のエッジも高精
度に検出することができる。他方、注目画素が白地で囲
まれていない場合には、差の大きな閾値th1,th2
の組み合わせを用いることによって、絵柄部のエッジの
誤検出を防止できる。
【0016】図21の(a)は、同図(b)に示す網点
ドットの走査線上の濃度変化を示している。差の小さな
閾値th1’,th2’を用いると、網点のエッジでも
白画素と黒画素が検出されてしまい、網点領域でのエッ
ジの誤検出が増加してしまう。逆に、差の大きな閾値t
h1,th2の組み合わせを用いると、網点ドットの黒
画素が検出されないので、網点領域のエッジの誤検出は
防止できるが、低濃度の文字あるいは文字内部のエッジ
を正しく検出できなくなる。
【0017】請求項4、5の発明によれば、注目画素が
網点領域である場合に差の大きな閾値 th1,th2
の組み合わせを用い、そうでない場合に差の小さな閾値
th1’,th2’を用いることによって、網点エッジ
の誤検出を防止しつつ、低濃度の文字等のエッジも高精
度に検出することができる。
【0018】また、小さな文字は、その一部分が誤って
網点領域と判定されやすい。このような誤判定が起こっ
た場合、差の大きな閾値th1,th2(図21)を用
いたのでは、小さな文字のエッジを高精度に検出できな
い。
【0019】請求項6の発明によれば、注目画素の周囲
の特徴量として、網点領域であるか否かと、白地領域で
あるか否かを用い、しかも白地領域であると判定したと
きは網点領域の判定結果に関係無く、差の小さな閾値t
h1’,th2’(図21)の組み合わせを選択するこ
とによって、つまり白領域であるとの判定結果を優先す
ることによって、網点領域と誤判定されるような小さな
文字の一部についても、エッジを高精度に検出し、かつ
網点領域でのエッジの誤検出を防止できる。
【0020】スキャナによって読み取られた画像(等倍
画像)に比べ、それを拡大した画像はエッジが鈍り、逆
に縮小した場合はエッジが鋭くなる。したがって、等倍
画像にあわせた閾値の組み合わせを拡大画像または縮小
画像に適用した場合、拡大画像では文字エッジの検出漏
れが起きやすく、縮小画像では写真や網点のエッジが線
画エッジとして誤検出されやすくなる。
【0021】請求項7の発明によれば、拡大時には等倍
時に比べ差の小さな閾値を用いることによって文字エッ
ジを高精度に検出でき、また縮小時には等倍時に比べ差
の大きな閾値の組み合わせを用いることによって、写真
や網点のエッジの誤検出を防止し、かつ、線画エッジを
高精度に検出できる。
【0022】
〔実施例1〕
本実施例は、図19に関連して説明したように、線画の
エッジ部分の白画素と黒画素のペアの検出のために、図
19に示すような差の大きな閾値th1,th2の組み
合わせと差の小さな閾値th3,th4の組み合わせを
それぞれ用いる。また、th1,th2の組み合わせに
より検出されたエッジ画素に続く数画素についてのみ、
th3,th4の組み合わせにより検出されたエッジ画
素を有効にする。そして、検出されたエッジ画素の膨張
処理を行なうことによって、線画領域を検出する。な
お、ここでは閾値はth1<th3<th2<th4の
関係に選ばれているが、これに限られるものではない。
ただし通常、th3>th1,th4>th2の関係を
満足させるのが適当である。
【0023】図1は、本実施例の構成を示すブロック図
である。原稿をスキャナ等で読み取って得られたデジタ
ル多値画像信号(または変倍処理等を施された信号)
が、MTF補正部101に入力し、そこでMTF補正処
理を施される。具体的には例えば、図2に示すような注
目画素を中心とした3×3のマスクによるフィルタリン
グ処理を施される。このMTF後の信号は、第1のエッ
ジ検出部102と第2のエッジ検出部103に入力す
る。
【0024】第1のエッジ検出部102は、図19に示
されたような差の大きな閾値th1,th2(ただしt
h1<th2)の組み合わせを用いて白画素と黒画素を
検出することにより、線画のエッジ画素を検出するもの
である。
【0025】2値化部111は入力信号を閾値th1と
比較し、入力信号値≦th1のとき白画素と判定し、そ
うでないときには中間画素と判定する。パターンマッチ
ング部112は、2値化部111の2値化信号に対し
て、3×3のマトリクスにより、図3に示したパターン
(白画素の連結性を調べるパターン)とのパターンマッ
チングを行ない、マッチするときに注目画素(マトリク
スの中心画素)をアクティブ画素と判定する。補正部1
13は、パターンマッチング部112によりアクティブ
画素と判定された画素の個数を、注目画素を含む局所領
域内で計数し、その計数値が所定値以上であれば、注目
画素(または、注目画素を含む局所領域)を白線画画素
と判定して出力をアクティブにする。
【0026】また2値化部114は入力信号を閾値th
2と比較し、入力信号値≧th2のときは黒画素と判定
し、そうでないときは中間画素と判定する。パターンマ
ッチング部115は、2値化部114の2値化信号に対
して、3×3のマトリクスにより、図4に示したパター
ン(黒画素の連結性を調べるパターン)とのパターンマ
ッチングを行ない、マッチするときに注目画素(マトリ
クスの中心画素)をアクティブ画素と判定する。補正部
116は、パターンマッチング部115によりアクティ
ブ画素と判定された画素の個数を、注目画素を含む局所
領域内で計数し、その計数値が所定値以上であれば、注
目画素(または、注目画素を含む局所領域)を黒線画画
素と判定して出力をアクティブにする。
【0027】論理積部117は補正部113,116の
出力の論理積信号を出力する。この出力がアクティブに
なるのは、補正部113,114の出力が同時にアクテ
ィブのとき、つまり、注目画素を含む局所領域内に白線
画画素と黒線画素の両方が存在するときであり、これは
注目画素が線画のエッジ画素として検出されたというこ
とである。
【0028】第2のエッジ検出部103は、図19に示
されたような差の大きな閾値th1,th2(ただしt
h1<th2、th1<th3<th2<th4)の組
み合わせを用いて白画素と黒画素を検出することによ
り、線画(線画候補)のエッジ画素を検出するものであ
る。
【0029】2値化部121は入力信号を閾値th3と
比較し、入力信号値≦th3のときは白画素と判定し、
そうでないときは中間画素と判定する。パターンマッチ
ング部122は、2値化部121の2値化信号に対し
て、3×3のマトリクスにより、図5に示したパターン
(白画素の連結性を調べるパターン)とのパターンマッ
チングを行ない、マッチするときに注目画素(マトリク
スの中心画素)をアクティブ画素と判定する。補正部1
23は、パターンマッチング部122によりアクティブ
画素と判定された画素の個数を、注目画素を含む局所領
域内で計数し、その計数値が所定値以上であれば、注目
画素(または、注目画素を含む局所領域)を白線画画素
と判定して出力をアクティブにする。
【0030】また、2値化部124は入力信号を閾値t
h4と比較し、入力信号値≧th4のときは黒画素と判
定し、そうでないときは中間画素と判定する。パターン
マッチング部125は、2値化部124の2値化信号に
対して、3×3のマトリクスにより、図6に示したパタ
ーン(黒画素の連結性を調べるパターン)とのパターン
マッチングを行ない、マッチするときに注目画素(マト
リクスの中心画素)をアクティブ画素と判定する。補正
部126は、パターンマッチング部125によりアクテ
ィブ画素と判定された画素の個数を、注目画素を含む局
所領域内で計数し、その計数値が所定値以上であれば、
注目画素(または、注目画素を含む局所領域)を黒線画
画素と判定して出力をアクティブにする。
【0031】論理積部127は、第1のエッジ検出部1
02の論理積部117と同様に補正部123,126の
出力の論理積をとることによって線画のエッジ画素を判
定する部分であるが、この判定結果は有効信号発生部1
30の出力がアクティブの時にのみ有効になる。すなわ
ち、図19によって説明したように、第1のエッジ検出
部102で検出された線画エッジ画素に続く数画素の区
間に限って、第2のエッジ検出部103により検出され
線画候補としての線画エッジ画素を有効にするための
制御ゲートをも、論理積部127は兼ねている。したが
って、論理積部127に補正部123,126の出力だ
けを入力し、その論理積信号を別のゲートに入力し、こ
のゲートを有効信号発生部130からの有効信号によっ
て制御するようにしてもよい。
【0032】有効信号発生部130は、例えば図7に示
すように、論理積部117の8画素分の出力信号を8ビ
ット・シフトレジスタ135に保持し、その各ビットの
論理和をOR回路136より出力する。つまり、第1の
エッジ検出部102で検出された線画エッジ画素に続く
8画素の区間に有効信号発生部130の出力がアクティ
ブになって、第2のエッジ検出部103の出力が有効と
なり、この有効区間内で補正部123,126の出力が
同時にアクティブのときに論理積部127の出力がアク
ティブになる。
【0033】論理積部117,127の出力を論理和部
131により論理和をとることによって、最終的な線画
エッジ画素の検出出力が得られる。ここまでがエッジ検
出に関する部分である。本実施例はさらに、膨張部13
2において線画エッジ画素の膨張処理によって線画領域
を検出する。例えば、膨張部132は3×3のマトリク
ス毎に線画エッジ画素(論理和部131の出力がアクテ
ィブになった画素)の有無を調べ、それが1個でも存在
するときは、注目画素を線画と判定し、出力をアクティ
ブにする。
【0034】前記「作用」において図19に関連し説明
した如く、本実施例によれば写真や網点画像を線画と判
定する誤りを増加させずに、低コントラストの文字の内
部なども高精度に線画として検出することができる。
た、第1のエッジ検出部102で検出されたエッジは、
必ず線画となるため、ゴシック文字や大きな文字でも検
出できる。
【0035】〔実施例2〕 図8は本実施例の構成を示すブロック図である。図8と
図1を対比すれば理解できるように、有効信号発生部1
30の入力が論理和部131の出力となっている。これ
以外の構成は前記実施例1と同様であり、また同様の高
精度の線画エッジ画素の検出が可能である。
【0036】〔実施例3〕 本実施例は、白画素と黒画素の検出のために用いる閾値
ペアを、注目画素の近傍の特徴量に応じて適応的に選択
する。より具体的には、白地領域の近傍であるか否かに
応じて図20に関連して説明したような閾値制御を行な
い、また網点領域の近傍であるか否かに応じて図21に
関連して説明したような閾値制御を行なう。ただし、白
地近傍であるか否かの判定結果を、網点領域であるか否
かの判定結果よりも優先して、閾値制御を行なう。
【0037】図9は本実施例の構成を示すブロック図で
ある。原稿をスキャナ等で読み取ったデジタル多値画像
信号(または変倍処理された信号)は、MTF補正部2
01に入力するとともに、第1の特徴量算出手段たる網
点領域検出部203と第2の特徴量算出手段たる白地領
域検出部204に入力する。
【0038】MTF補正部201は、入力画像信号にM
TF補正のための処理、例えば図2に示すような注目画
素を中心画素とした3×3のマスクによるフィルタリン
グ処理を施し、2値化部205,208に入力する。
【0039】2値化部205,208は、この画像信号
を、閾値選択部202から入力する閾値tha,thb
によってそれぞれ2値化する部分である。すなわち、2
値化部205は画像信号値≦thaのときに白画素と判
定し、画像信号値>thaのときに中間画素と判定す
る。2値化部208は画像信号値≧thbのときに黒画
素と判定し、画像信号値<thbのときに中間画素と判
定する。
【0040】パターンマッチング部206は、2値化部
205の2値化信号に対して3×3のマトリクスにより
パターンマッチングを行なう部分で、マッチングのため
のブロックパターンとして、例えば図3に示したパター
ン(白画素の連結性を調べるパターン)を用い、いずれ
かのパターンとマッチするときに注目画素(マトリクス
の中心画素)をアクティブ画素と判定する。パターンマ
ッチング部209は、2値化部208の2値化信号に対
して、3×3のマトリクスにより、例えば図4に示した
パターン(黒画素の連結性を調べるパターン)とのパタ
ーンマッチングを行ない、マッチするときに注目画素
(マトリクスの中心画素)をアクティブ画素と判定す
る。
【0041】補正部207は、パターンマッチング部2
06によりアクティブ画素と判定された画素の個数を、
注目画素を含む局所領域内で計数し、その計数値が所定
値以上であれば、注目画素(または、注目画素を含む局
所領域)を白線画画素と判定して出力をアクティブにす
る。補正部210は、パターンマッチング部209によ
りアクティブ画素と判定された画素の個数を、注目画素
を含む局所領域内で計数し、その計数値が所定値以上で
あれば、注目画素(または、注目画素を含む局所領域)
を黒線画画素と判定して出力をアクティブにする。
【0042】論理積部211は補正部207,210の
出力の論理積をとるもので、その出力がアクティブにな
ったときは、注目画素を含む局所領域内に白線画画素と
黒線画素の両方が存在すること、つまり注目画素が線画
のエッジ画素であることを意味する。ここまでが線画エ
ッジ画素検出の部分である。
【0043】膨張部212は、検出された線画エッジ画
素の膨張処理によって線画領域を検出する。例えば、注
目を含む3×3のマトリクスにおいて、論理積部211
の出力がアクティブとなった画素(線画エッジ画素)が
1個でも存在すれば、注目画素を最終的に線画と判定す
る。
【0044】さて、閾値選択部202は、閾値tha,
thbの組み合わせを3組(#1,#2,#3)持って
いる。#1は例えば図20または図21に示したth1
(=tha),th2(=thb)のような差の大きな
閾値の組み合わせ、#3は例えば図20または図21に
示したth1’(=tha),th2’(thb)の
ような差の小さな閾値の組み合わせである。#2は#
1,#2の中間的な差を持つ閾値の組み合わせである。
【0045】そして閾値選択部202は、網点領域検出
部203と白地領域検出部204の判定結果に応じ、次
表に従って一組の閾値tha,thbの組み合わせを選
択し、そのthaを2値化部205に、thbを2値化
部208に、それぞれ与える。
【0046】
【表1】
【0047】すなわち、判定結果が非網点領域かつ非白
地領域ならば、中間的な閾値差の#2の閾値の組み合わ
せを、白地領域ならば閾値差の小さな#3の閾値の組み
合わせを、また網点領域かつ非白地領域ならば閾値差の
大きな#1の閾値の組み合わせを、それぞれ選んで出力
する。
【0048】したがって、前記「作用」にて図20また
は図21に関連し説明したように、絵柄部のエッジを誤
検出することなく、濃度の低い文字のエッジや網点領域
と誤判定されやすい小さな文字の一部等のエッジも高精
度に検出できる。
【0049】網点領域検出部203は例えば図10に示
すように、ピーク検出部250、ブロック化部251、
補正部252及び膨張部253よりなる。
【0050】ピーク検出部250は、図11に示す3×
3のマスクにおいて、中央の注目画素の濃度pがマトリ
クス内で最大濃度であり、かつ、その2倍値と点対称位
置にある画素ペアの合計濃度値との差の絶対値が閾値t
h以上であるときに、注目画素を網点ドットの一部を構
成する山ピーク画素と判定する。逆に、注目画素の濃度
pがマトリクス内で最小濃度であり、かつ、その2倍値
と点対称位置にあるある画素ペアの合計濃度値との差の
絶対値が閾値th以上であるときに、注目画素を網点ド
ットの一部を構成する谷ピークと判定する。
【0051】ブロック化部251は、ピーク検出部25
0の出力を4×4画素にブロック化する。そして補正部
252は、図12に示すブロックA,B,C,D(A,
B,Cは処理済みのブロック、Dは注目ブロック)のそ
れぞれにおける山または谷ピーク画素の有無を調べ、あ
る個数以上のブロックにピーク画素が含まれているとき
は注目ブロックDを網点ブロックと判定する。さらに膨
張部253は、図13の3×3のブロック中の1個以上
が網点ブロックであれば、中央の注目ブロックを網点ブ
ロックと判定する。この判定結果が、最終的な判定結果
として閾値選択部202に与えられる。
【0052】白地領域検出部204は例えば図14に示
すように、MTF補正部260、2値化部261、白地
画素検出部262、ブロック化部263、膨張部264
及び補正部265よりなる。
【0053】MTF補正部260は図2の3×3のマト
リクスを用いたフィルタリング処理などによって画像信
号のMTF補正を行ない、2値化部261はMTF補正
後の信号を閾値Twによって2値化する。
【0054】白地画素検出部262は、図15に示す5
×5のマトリクスにおいて、5×2の領域(画素1〜1
0の領域、画素6〜15の領域、画素11〜20の領
域、画素16〜25の領域)、2×5の領域(画素2,
7,12,22,3,8,13,18,23の領域、画
素6,8,13,18,23,4,9,14,19,2
4の領域)について、予め用意されたパターンとマッチ
ングを行ない、一つの領域でもマッチしたときに中心画
素13を白地画素と判定する。
【0055】ブロック化部263は、白地画素検出部2
62の出力信号を4(横)×1(縦)画素サイズにブロ
ック化し、白地画素が1個でも存在するブロックを白地
ブロックとする。膨張部264は、図16に示す縦方向
の3ブロック中の1個でも白地ブロックであれば、中心
の注目ブロックを白地ブロックとする。次に補正部26
5は、図17に示す横方向の17ブロックにおいて、中
心の注目ブロックの左側の8ブロック中に白地ブロック
が1個以上あり、かつ右側の8ブロック中に白地ブロッ
クが1個以上あるときに、注目ブロックを最終的に白地
ブロックと判定する。この判定結果が閾値選択部202
に与えられる。
【0056】なお、白地領域検出部204のみを設け、
その判定結果に応じて#3と#2の閾値の組み合わせを
選択させるような変形態様も可能である。このようにし
ても、前記「作用」にて図20に関連し説明したような
効果を得られる。逆に網点領域検出部203のみを設
け、その判定結果に応じて#1と#2の閾値の組み合わ
せを選択させるような変形態様も可能であって、これに
よっても前記「作用」にて図21に関連し説明したよう
な効果を得られる。
【0057】〔実施例4〕 図18は本実施例の構成を示すブロック図である。本実
施例は、入力画像の変倍率を示す信号を出力する変倍率
信号出力部301を有することと、この変倍率信号に応
じて閾値選択部302が2値化部205,208に与え
る閾値tha,thbを選択することが、前記実施例3
と異なる。
【0058】閾値選択部302は、等倍時に選択する閾
値tha,thbの差に比べて、拡大時には閾値差の小
さい閾値tha,thbの組み合わせ(例えば図20ま
たは図21に示したth1’,th2’)を選択し、逆
に縮小時には閾値差の大きい閾値tha,thbの組み
合わせ(例えば図20または図21に示されたth1,
th2)を選択する。このようにすることによって、前
記「作用」にて説明したように、変倍画像に対しても安
定かつ高精度な線画エッジ検出が可能である。
【0059】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、二つの
コントラストなどで線画を検出することにより、一つの
コントラストでは検出困難であった低コントラストの文
字内部を線画として検出することが可能となり、また絵
柄での誤検出の増加を防止できるため、文字等の線画を
高精度に検出可能となる。また、第1のエッジ検出手段
で検出されたエッジは、必ず線画となるため、ゴシック
文字や大きな文字でも検出可能である。
【0060】請求項4,5の発明によれば、背景が白地
であるか(文字等の線画領域である確率が高い)、そう
でないかにより閾値を可変にすることによって、文字等
の線画を高精度に検出可能である。また、網点であるか
否かによって閾値を可変にすることによって、網点の誤
検出を防止しつつ線画の高精度検出が可能である。
【0061】請求項6の発明によれば、白地領域である
か網点領域であるかによって閾値を可変にすることによ
り、網点の誤検出を避けつつ文字等を高精度に検出可能
である。さらに、網点領域とも白地領域とも判定される
領域では、白地領域と見做して閾値を設定することによ
り、網点と誤判定されやすい白地上の小さな文字等も高
精度に検出可能となる。
【0062】請求項7の発明によれば、入力画像の変倍
率に応じて閾値を可変にすることによって、拡大縮小画
像に対しても高精度の線画検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成を示すブロック図である。
【図2】MTF補正用フィルタリング処理のためのマト
リクスの例を示す図である。
【図3】白画素の連結性判定のためのパターンマッチン
グに用いられるパターンを示す図である。
【図4】黒画素の連結性判定のためのパターンマッチン
グに用いられるパターンを示す図である。
【図5】白画素の連結性判定のためのパターンマッチン
グに用いられるパターンを示す図である。
【図6】黒画素の連結性判定のためのパターンマッチン
グに用いられるパターンを示す図である。
【図7】有効信号発生部の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】実施例2の構成を示すブロック図である。
【図9】実施例3の構成を示すブロック図である。
【図10】網点領域検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】ピーク画素検出の説明のための画素配列図で
ある。
【図12】網点ブロックの検出の説明のためのブロック
配列図である。
【図13】網点ブロックの膨張処理の説明のためのブロ
ック配列図である。
【図14】白地領域検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】白地画素の検出の説明のための画素配列図で
ある。
【図16】白地ブロックの膨張処理のためのマスクを示
す図である。
【図17】白地ブロックの補正処理のためのマスクを示
す図である。
【図18】実施例4の構成を示すブロック図であるる
【図19】(a)文字内外の濃度と閾値との関係を説明
するための図である。(b)そのような濃度変化となる
文字「い」の走査線の例を示す図である。
【図20】文字の濃度の高低と閾値との関係を説明する
ための図である。
【図21】(a)網点領域での濃度変化と閾値との関係
を説明するための図である。(b)網点ドット列を示す
図である。
【符号の説明】
101 MTF補正部 102 第1のエッジ検出部 103 第2のエッジ検出部 111,114,121,124 2値化部 112,115,122,125 パターンマッチング
部 113,116,123,126 補正部 117,127 論理積部 130 有効信号発生部 131 論理和部 132 膨張処理部 201 MTF補正部 202 閾値選択部 203 網点領域検出部 204 白地領域検出部 205,208 2値化部 206,209 パターンマッチング部 207,210 補正部 211 論理積部 212 膨張処理部 301 変倍率出力部 302 閾値選択部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の領域識別を行う画像処理装置にお
    いて、前記画像について、 所定の検出基準により線画エッジ
    検出する第1のエッジ検出手段と、前記画像について、 前記第1のエッジ検出手段とは異な
    る検出基準を用いて線画候補エッジを検出する第2のエ
    ッジ検出手段と、前記第1のエッジ検出手段で検出された線画エッジの画
    素を出力するとともに、該第1のエッジ検出手段による
    線画エッジの画素に続く一定画素数について、前記第2
    のエッジ検出手段で検出された線画候補エッジの画素を
    線画エッジの画素として出力する制御手段と、 前記出力された線画エッジ画素に基づき線画領域を検出
    する線画領域検出手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、画像を 閾値th1,th2(ただしth1<th2)と
    比較し、th1以下の濃度の画素を白画素、th2以上
    の濃度の画素を黒画素にそれぞれ分類する手段と、該分
    類結果より、白画素及び黒画素の連結性をそれぞれ判定
    する手段と、該連結性判定結果より、注目画素の近傍領
    域に連結性のある白画素及び連結性のある黒画素がそれ
    ぞれ所定個数以上同時に含まれているときに該注目画素
    または該近傍領域を線画エッジとして検出する手段とか
    らなる第1のエッジ検出手段、画像を 閾値th3,th4(ただしth3<th4)と
    比較し、th3以下の濃度の画素を白画素、th4以上
    の濃度の画素を黒画素にそれぞれ分類する手段と、該分
    類結果より、白画素及び黒画素の連結性を判定する手段
    と、該連結性判定結果より、注目画素の近傍領域に連結
    性のある白画素及び連結性のある黒画素がそれぞれ所定
    個数以上同時に含まれているときに該注目画素、または
    該近傍領域を線画候補エッジとして検出する手段とから
    なる第2のエッジ検出手段、 前記第1のエッジ検出手段により既に線画エッジとして
    検出された画素に続く一定数画素に対して前記第2のエ
    ッジ検出手段の検出出力を有効にし、それ以外の画素に
    対して検出出力を無効にする制御手段を具備することを
    特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理装置において、
    制御手段は、第2のエッジ検出手段によって既に線画エ
    ッジとして有効に検出された画素に続く一定数画素に対
    しても該第2のエッジ検出手段の検出出力を有効にする
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像の領域識別を行う画像処理装置にお
    いて、前記画像について所定の検出基準により線画エッ
    ジを検出するエッジ検出手段と、該エッジ検出手段の検
    結果に基づき線画領域を検出する線画領域検出手段
    と、画像の白地領域を検出する白地領域検出手段と、画
    像の網点領域を検出する網点検出手段と、前記白地領域
    検出手段の検出結果と前記網点領域検出手段の検出結果
    に応じて前記エッジ検出手段の検出基準を制御する手
    段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像処理装置において、画像を 閾値tha,thb(ただしtha<thb)と
    比較し、tha以下の濃度の画素を白画素、thb以上
    の濃度の画素を黒画素にそれぞれ分類する手段と、該分
    類結果より、白画素及び黒画素の連結性をそれぞれ判定
    する手段と、該連結性判定結果より、注目画素の近傍領
    域に連結性のある白画素及び連結性のある黒画素がそれ
    ぞれ所定個数以上同時に含まれているときに該注目画素
    または該近傍領域を線画エッジとして検出する手段とか
    らなるエッジ検出手段、画像より 該注目画像が白地領域であるか否かを判定する
    白地領域検出手段画像より該注目画像が網点領域であるか否かを判定する
    網点領域検出手段、 前記白地領域検出手段の判定結果と前記網点領域検出手
    段の判定結果とに応じて、前記エッジ検出手段の該閾値
    tha,thbを変化させる手段を具備する ことを特徴
    とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の画像処理装置において、
    画像を閾値tha,thb(ただしtha<thb)と
    比較し、tha以下の濃度の画素を白画素、thb以上
    の濃度の画素を黒画素にそれぞれ分類する手段と、該分
    類結果より、 白画素及び黒画素の連結性をそれぞれ判定
    する手段と、該連結性判定結果より、注目画素の近傍領
    域に連結性のある白画素及び連結性のある黒画素がそれ
    ぞれ所定個数以上同時に含まれているときに該注目画素
    または該近傍領域を線画エッジとして検出する手段から
    なるエッジ検出手段、 画像より該注目画素が白地領域または網点領域であるか
    否かをそれぞれ判定する手段、 前記判定結果を応じて前記閾値tha,thbを変化さ
    せるが、該注目画素が白地領域かつ網点領域と判定され
    た場合には白地領域として該閾値tha,thbを設定
    する手段を具備することを特長とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像を閾値tha,thb(ただしth
    a<thb)と比較し、tha以下の濃度の画素を白画
    素、thb以上の濃度の画素を黒画素にそれぞれ分類す
    る手段と、該分類結果より、白画素及び黒画素の連結性
    をそれぞれ判定する手段と、該連結性判定結果より、注
    目画素の近傍領域に連結性のある白画素及び連結性のあ
    る黒画素がそれぞれ所定個数以上同時に含まれていると
    きに該注目画素または該近傍領域を線画エッジとして検
    出する手段と、画像の変倍率に応じて該閾値tha,t
    hbを変化させる手段とを具備することを特徴とする画
    像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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