JP3259608B2

JP3259608B2 - 自動車用荷室艤装装置

Info

Publication number: JP3259608B2
Application number: JP24954495A
Authority: JP
Inventors: ▲吉▼実深津
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1995-09-27
Filing date: 1995-09-27
Publication date: 2002-02-25
Anticipated expiration: 2015-09-27
Also published as: US5951085A; JPH0986287A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用荷室艤装
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】自動車用荷室艤装装置としては、例えば
実開昭５４−１７３４４６号公報に示すように、車体の
（ラゲッジ）インナパネルに内張りしたトリムパネル
（ラゲッジフィニッシャ）に物入れ用凹設部（箱）を一
体に成形して該（ラゲッジ）インナパネルの開口部に嵌
装し、一方、リッドは、セルフヒンジ部を介して取付部
と本体部とを一体に成形し、該取付部は前記物入れ用凹
設部の下部を覆って収納する荷物がよりかかる支壁を形
成するとともに前記物入れ用凹設部の周部に取付金具で
固定し、該本体部は前記セルフヒンジ部で折り返して前
記取付金具を隠蔽すように構成したものがある。

【０００３】また、実開昭５８−１３９３５１号公報に
示すように、トランクルーム（室内）のフロアパネルの
側部と、リアフェンダーパネル（ラゲッジアウタパネ
ル）とで形成される空間に装着される蓋（リッド）付小
物入れ（箱）をフロアパネル面より高く形成し、車室内
側のフロアパネル面より突出した側壁に切欠きを設け、
この切欠きと前記蓋とでゴルフクラブのような長尺物の
一端を挿入・保持する開口を形成したものがある。

【０００４】また、実開平２−７６５４７号公報に示す
ように、車室側に膨出した造形部を有する車室内トリム
に設けられる車両の小物入れ装置であって、該小物入れ
は上方に開口する開口部を有して前記造形部の下方に設
けられ、前記開口部の上方には該開口部の外縁に下縁が
軸支されたリッドが設けられており、該リッドにはリッ
ド上縁が前記造形部の内側下部に係止されてリッド表面
が造形部の曲面形状に沿う第１の係止位置、又は、前記
リッド上縁が前記造形部の外側下部に係止されて小物入
れ開口部の上方を解放する第２の係止位置の何れか一方
に、前記リッドを係止し得る係止手段が設けられている
ものがある。

【０００５】また、実開昭６２−７４０１８号公報に示
すように、車体の内板（ラゲッジインナパネル）及び外
板（ラゲッジアウタパネル）間の空間を利用して収納部
（箱）を設けると共に、前記空間をダクトとして車室内
空気を排出するようにし、前記収納部（箱）に物品を出
し入れするために前記内板（ラゲッジインナパネル）に
設けた開口部を覆うカバー（リッド）の一部に、車室内
空気を車室外に排出する通気孔を開設してなるものがあ
る。

【０００６】また、実開昭６０−１５６０４７号公報に
示すように、車室側部のインナパネルにトリムボードが
取り付けられ、該車室側部に小物入れ用収納箱が設けら
れ、前記トリムボードが収納箱の裏板を形成し、収納箱
の表板には小物入れ用の開口が形成され、この開口を上
下、左右に挟む位置で表板からトリムボードに向かって
突出するよう収納箱の天井板、底板、左右側板が夫々形
成され、且つ、上記天井板の下端が開口下縁よりも上方
に形成されたものである。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記従来
例、即ち実開昭５４−１７３４４６号公報によれば、凹
設部の上下寸法以上の大きさにすることは想起されてい
ず、凹設部の周囲に無駄な空間（デッドスペース）が形
成されている。

【０００８】また、実開昭５８−１３９３５１号公報に
よれば、小物入れ本体がトランクルームフロアパネル側
に露出していて、実開昭５４−１７３４４６号公報同
様、無駄な空間（デッドスペース）が形成されている
し、蓋（リッド）を開成した状態での保持ができない。

【０００９】また、実開平２−７６５４７号公報によれ
ば、造形部の下縁が実開昭５４−１７３４４６号公報同
様、無駄な空間（デッドスペース）が形成されているこ
とになる。

【００１０】また、実開昭６２−７４０１８号公報によ
れば、カバーを開成すると開口部を介して車体の外板
（ラゲッジアウタパネル）の内面が露出し、車体色が見
えることになり、見栄えの点から改善が望まれている。

【００１１】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、無駄な空
間（デッドスペース）が存在せず、蓋（リッド）を開成
した状態での保持ができ、見栄えを改善した自動車用荷
室艤装装置を提供することにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項１の発明は、ラゲッジアウタパネル及びラ
ゲッジインナパネルにより形成された車体のラゲッジイ
ンナパネルより室内側に配されてなると共に該ラゲッジ
インナパネルに有する開口部を経て前記ラゲッジアウタ
パネルの内面に近接する位置に奥壁を有する第１箱が形
成されてなるラゲッジフィニッシャと、該ラゲッジフィ
ニッシャの第１箱の開口を塞ぐ位置に配されてなると共
に該第１箱の開口に対して開閉自在なリッドとを少なく
とも備えてなる自動車用荷室艤装装置において、前記ラ
ゲッジフィニッシャの第１箱及び前記リッドには、前記
室内側の空気が前記ラゲッジインナパネル及び前記ラゲ
ッジアウタパネル間の空間に流通可能な通気口がスリッ
ト状に夫々形成されてなることを特徴とする。

【００１３】従って、前記室内側の空気が前記ラゲッジ
インナパネル及び前記ラゲッジアウタパネル間の空間に
スリット状の通気口を介して流出されるので、空気の流
れが確保されると共に、通気口がスリット状であるの
で、室内側から覗き込んでも、前記ラゲッジアウタパネ
ルの内面の塗料色は見えず、見栄えの向上が図れること
になる。

【００１４】さらに、請求項１の発明は、前記ラゲッジ
フィニッシャの第１箱の底部には、該第１箱の底部下の
空間内に収納される第２箱が支持されて、該第２箱のリ
ッドが第１箱の底部と同じ機能を有するように配されて
なることを特徴とする。

【００１５】従って、第１箱の下部のデッドスペースが
第２箱として機能し、収納スペースが増加することにな
る。

【００１６】また、第２箱のリッドが、第１箱の底部と
同じ機能を有するので、第２箱のリッドを閉じている状
態では、第１箱及び第２箱の夫々品物を収納できること
になる。

【００１７】請求項２の発明は、請求項１記載の自動車
用荷室艤装装置であって、前記第２箱のリッドは、開成
された状態で前記第１箱の奥壁に係合されてなると共に
該係合された位置が前記第２箱の開口の延長線上より該
第２箱の開口側に露出されないことを特徴とする。

【００１８】従って、第２箱のリッドを開成させて、第
１箱の奥壁に係合させると、第２箱の開口内に荷物の下
部を差し込むと、第１箱の空間部までそのまま延長する
高さの高い荷物を保持できることになる。

【００１９】請求項３の発明は、請求項１記載の自動車
用荷室艤装装置であって、前記ラゲッジフィニッシャの
第１箱の底部には、前記第２箱が収脱自在な開口が形成
されてなることを特徴とする。

【００２０】従って、第１箱の下部のデッドスペースに
は、第１箱の底部の開口を介して物の出し入れが可能で
ある。特に、該開口内に荷物の下部を差し込むと、第１
箱の空間部までそのまま延長する高さの高い荷物を保持
できることになる。

【００２１】請求項４の発明は、請求項３記載の自動車
用荷室艤装装置であって、前記通気口（２５）は、フィ
ン（３７）によってスリット状に形成され、前記フィン
（３７）の沿う方向と前記第１箱（１５）の底部（１５
ｂ）に形成された第２箱（２６）収納用の開口（３３）
が形成される面（４１）の沿う方向とは、同一であるこ
とを特徴とする。

【００２２】従って、ラゲッジフィニッシャの成形時
に、移動型の移動により、前記通気口のフィンと前記第
２箱収納用の開口が形成される面とが、同時に成形さ
れ、工程の短縮が図れることになる。

【００２３】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面と共に説明する。

【００２４】図１乃至図６は、本発明の第１の実施形態
に係る自動車用荷室艤装装置を示している。

【００２５】即ち、自動車用荷室艤装装置は、ラゲッジ
フィニッシャ１と、リッド３とを少なくとも備えてな
る。

【００２６】前記ラゲッジフィニッシャ１は、合成樹脂
板よりなり、ラゲッジアウタパネル５及びラゲッジイン
ナパネル７により形成された車体９のラゲッジインナパ
ネル７より室内１１側に配されてなる。符号１ａは、サ
イドウインドウパネル（図示省略）の周囲を覆う窓、１
ｂは、タイヤハウスインナパネル（図示省略）を覆う凸
部である。

【００２７】また、該ラゲッジフィニッシャ１には、該
ラゲッジインナパネル７に有する開口部１３を経て前記
ラゲッジアウタパネル５の内面５ａに近接する位置に奥
壁１５ａを有する第１箱１５が形成されてなる。

【００２８】前記リッド３は、該ラゲッジフィニッシャ
１の第１箱１５の開口１７を塞ぐ位置に配されてなると
共に該第１箱１５の開口１７に対して開閉自在に装着さ
れてなる。符号４は前記リッド３のロックである。

【００２９】前記ラゲッジフィニッシャ１の第１箱１５
の奥壁１５ａ及び前記リッド３には、前記室内１１側の
空気１９が流通可能な通気口２３、２５が複数のスリッ
ト状に夫々形成されてなる。

【００３０】図３にリッド３に形成された通気口２３を
代表して説明するように、該通気口２３、２５は、中央
に上下に通るリブ３５を有し、前後（図３では左右）に
５０ミリずつの横幅を有し、断面で図４及び図５に示す
ように、上下１２ミリ間隔でフィン３７が複数形成され
てなる。

【００３１】該フィン３７は、水平面３９に対して所定
の角度Θとしての３０度の傾きを有し、最も室内１１側
の高さＨが１．５ミリ、最も室内１１側の厚さＭが１．
５ミリ、全体の長さＮが７ミリ、板厚Ｌが１．５ミリで
ある。

【００３２】該通気口２３、２５を流通した前記室内１
１側の空気１９は、前記ラゲッジアウタパネル５及び前
記ラゲッジインナパネル７間の空間２１を介して車外に
導かれる。

【００３３】前記ラゲッジフィニッシャ１の第１箱１５
の底部１５ｂには、該第１箱１５の底部１５ｂ下の空間
２４内に収納される第２箱２６が支持されて、該第２箱
２６のリッド２７が第１箱１５の底部１５ｂと同じ機
能、即ち第１箱１５の底部としての機能を有することに
なる。

【００３４】前記第２箱２６のリッド２７は、第２箱２
６に薄肉ヒンジ（図示省略）により開閉自在で、ロック
２９により前記第２箱２６に閉じた状態が保持されるよ
うに構成されてなる。

【００３５】また、該第２箱２６のリッド２７が開成さ
れた状態で、前記第１箱１５の奥壁１５ａの係合部１５
ｃに前記ロック２９が係合されてなると共に、図４に示
すように、該ロック２９が係合された位置が、前記第２
箱２６の開口３１の延長線上より該第２箱２６の開口３
１側に露出されない関係にある。

【００３６】前記ラゲッジフィニッシャ１の第１箱１５
の底部１５ｂには、前記第２箱２６が収脱自在な開口３
３が形成されてなる。

【００３７】前記第１箱１５の通気口２５の向きと前記
第１箱１５の底部１５ｂに形成された第２箱２６収納用
の開口３３が形成される面４１の沿う向きとは、同一で
あり、前記ラゲッジフィニッシャ１の成形型（図示省
略）中の移動型の移動方向が同一となる。すなわち、通
気孔２５の各フィンの沿う方向と面４１の沿う方向とが
同一となっている。

【００３８】以上のように、本発明の第１の実施形態の
構成によれば、前記室内１１側の空気１９が前記ラゲッ
ジインナパネル７及び前記ラゲッジアウタパネル５間の
空間２１にスリット状の通気口２３、２５を介して流出
されるので、空気１９の流れが確保されると共に、通気
口２３、２５がスリット状であるので、室内１１側から
覗き込んでも、前記ラゲッジアウタパネル５の内面５ａ
の塗料色は見えず、見栄えの向上が図れることになる。

【００３９】また、第１箱１５の下部のデッドスペース
としての空間２４が第２箱２６として機能し、収納スペ
ースが増加することになる。

【００４０】また、第２箱２６のリッド２７が、第１箱
１５の底部１５ｂと同じ機能を有するので、第２箱２６
のリッド２７を閉じている状態では、第１箱１５及び第
２箱２６に夫々品物を収納できることになる。

【００４１】また、第２箱２６のリッド２７を開成させ
て、第１箱１５の奥壁１５ａに係合させると、第２箱２
６の開口３１内に荷物（図示省略）の下部を差し込む
と、第１箱１５の空間部４３までそのまま延長する高さ
の高い荷物（図示省略）を保持できることになる。

【００４２】また、第１箱１５の下部のデッドスペース
としての空間２４には、第１箱１５の底部１５ａの開口
３３を介して物（図示省略）の出し入れが可能である。
特に、該開口３３内に荷物の下部を差し込むと、第１箱
１５の空間部４３までそのまま延長する高さの高い荷物
（図示省略）を保持できることになる。

【００４３】また、ラゲッジフィニッシャ１の成形時
に、前記通気口２５のフィン３７と前記第２箱２６収納
用の開口３３が形成される面４１とが、移動型の移動に
より同時に形成され、工程の短縮が図れることになる。

【００４４】

【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
１の発明によれば、ラゲッジアウタパネル及びラゲッジ
インナパネルにより形成された車体のラゲッジインナパ
ネルより室内側に配されてなると共に該ラゲッジインナ
パネルに有する開口部を経て前記ラゲッジアウタパネル
の内面に近接する位置に奥壁を有する第１箱が形成され
てなるラゲッジフィニッシャと、該ラゲッジフィニッシ
ャの第１箱の開口を塞ぐ位置に配されてなると共に該第
１箱の開口に対して開閉自在なリッドとを少なくとも備
えてなる自動車用荷室艤装装置において、前記ラゲッジ
フィニッシャの第１箱及び前記リッドには、前記室内側
の空気が前記ラゲッジインナパネル及び前記ラゲッジア
ウタパネル間の空間に流通可能な通気口がスリット状に
夫々形成されてなることを特徴とするので、前記室内側
の空気が前記ラゲッジインナパネル及び前記ラゲッジア
ウタパネル間の空間にスリット状の通気口を介して流出
されるので、空気の流れが確保されると共に、通気口が
スリット状であるので、室内側から覗き込んでも、前記
ラゲッジアウタパネルの内面の塗料色は見えず、見栄え
の向上が図れることになる。

【００４５】また、前記ラゲッジフィニッシャの第１箱
の底部には、該第１箱の底部下の空間内に収納される第
２箱が支持されて、該第２箱のリッドが第１箱の底部と
同じ機能を有するように配されてなることを特徴とする
ので、第１箱の下部のデッドスペースが第２箱として機
能し、収納スペースが増加することになる。

【００４６】また、第２箱のリッドが、第１箱の底部と
同じ機能を有するので、第２箱のリッドを閉じている状
態では、第１箱及び第２箱の夫々品物を収納できること
になる。

【００４７】請求項２の発明によれば、自動車用荷室艤
装装置であって、前記第２箱のリッドは、開成された状
態で前記第１箱の奥壁に係合されてなると共に該係合さ
れた位置が前記第２箱の開口の延長線上より該第２箱の
開口側に露出されないことを特徴とするので、請求項１
記載の効果に加え、第２箱のリッドを開成させて、第１
箱の奥壁に係合させると、第２箱の開口内に荷物の下部
を差し込むと、第１箱の空間部までそのまま延長する高
さの高い荷物を保持できることになる。

【００４８】請求項３の発明によれば、前記ラゲッジフ
ィニッシャの第１箱の底部には、前記第２箱が収脱自在
な開口が形成されてなることを特徴とするので、請求項
１記載の効果に加え、第１箱の下部のデッドスペースに
は、第１箱の底部の開口を介して物の出し入れが可能で
ある。特に、該開口内に荷物の下部を差し込むと、第１
箱の空間部までそのまま延長する高さの高い荷物を保持
できることになる。

【００４９】請求項４の発明によれば、前記通気口は、
フィンによってスリット状に形成され、前記フィンの沿
う方向と前記第１箱の底部に形成された第２箱収納用の
開口が形成される面の沿う方向とは同一であるので、前
記ラゲッジフィニッシャの成形型中の移動型の移動方向
を同一にでき、請求項３記載の効果に加え、ラゲッジフ
ィニッシャの成形時に、移動型の移動により、前記通気
口のフィンと前記第２箱収納用の開口が形成される面と
が、同時に成形され、工程の短縮が図れることになる。

【００５０】以上により、無駄な空間（デッドスペー
ス）が存在せず、蓋（リッド）を開成した状態での保持
ができ、見栄えを改善した自動車用荷室艤装装置であ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１の実施形態にかかる自動車用荷
室艤装装置の分解斜視説明図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面説明図である。

【図３】図２のリッドの斜視説明図である。

【図４】図２の要部拡大断面説明図である。

【図５】図４のＢ部拡大断面説明図である。

【図６】図１のＣ部拡大斜視説明図である。

【符号の説明】

１ラゲッジフィニッシャ３リッド５ラゲッジアウタパネル５ａラゲッジアウタパネルの内面７ラゲッジインナパネル９車体１１室内１３ラゲッジインナパネルの開口部１５第１箱１５ａ第１箱の奥壁１５ｂ第１箱の底部１５ｃ第１箱の奥壁の係合部１７第１箱の開口１９室内側の空気２１ラゲッジアウタパネル、ラゲッジインナパネル間
の空間２３、２５通気口２４第１箱の底部下のデッドスペースとしての空間２６第２箱２７第２箱のリッド２９ロック３１第２箱の開口３３ラゲッジフィニッシャの第１箱の底部の第２箱収
納用の開口３５リブ３７フィン３９水平面４３第１箱の空間部

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】ラゲッジアウタパネル（５）及びラゲッ
ジインナパネル（７）により形成された車体のラゲッジ
インナパネル（７）より室内（１１）側に配されてなる
と共に該ラゲッジインナパネル（７）に有する開口部
（１３）を経て前記ラゲッジアウタパネル（５）の内面
（５ａ）に近接する位置に奥壁（１５ａ）を有する第１
箱（１５）が形成されてなるラゲッジフィニッシャ
（１）と、該ラゲッジフィニッシャ（１）の第１箱（１
５）の開口（１７）を塞ぐ位置に配されてなると共に該
第１箱（１５）の開口（１７）に対して開閉自在なリッ
ド（３）とを少なくとも備えてなる自動車用荷室艤装装
置において、前記ラゲッジフィニッシャ（１）の第１箱（１５）及び
前記リッド（３）には、前記室内（１１）側の空気が前
記ラゲッジインナパネル（７）及び前記ラゲッジアウタ
パネル（５）間の空間（２１）に流通可能な通気口（２
３）、（２５）がスリット状に夫々形成され、前記ラゲッジフィニッシャ（１）の第１箱（１５）の底
部（１５ｂ）には、該第１箱（１５）の底部（１５ｂ）
下の空間（２４）内に収納される第２箱（２６）が支持
されて、該第２箱（２６）のリッド（２７）が第１箱
（１５）の底部（１５ｂ）と同じ機能を有するように配
されてなることを特徴とする自動車用荷室艤装装置。
【請求項２】請求項１記載の自動車用荷室艤装装置で
あって、前記第２箱（２６）のリッド（２７）は、開成された状
態で前記第１箱（１５）の奥壁（１５ａ）に係合されて
なると共に該係合された位置が前記第２箱（２６）の開
口（３１）の延長線上より該第２箱（２６）の開口（３
１）側に露出されないことを特徴とする自動車用荷室艤
装装置。
【請求項３】請求項１記載の自動車用荷室艤装装置で
あって、前記ラゲッジフィニッシャ（１）の第１箱（１５）の底
部（１５ｂ）には、前記第２箱（２６）が収脱自在な開
口（３３）が形成されてなることを特徴とする自動車用
荷室艤装装置。
【請求項４】請求項３記載の自動車用荷室艤装装置で
あって、前記通気口（２５）は、フィン（３７）によってスリッ
ト状に形成され、前記フィン（３７）の沿う方向と前記第１箱（１５）の
底部（１５ｂ）に形成された第２箱（２６）収納用の開
口（３３）が形成される面（４１）の沿う方向とは、同
一であることを特徴とする自動車用荷室艤装装置。