JP3257235B2 - 回転斜板式プレス - Google Patents
回転斜板式プレスInfo
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- JP3257235B2 JP3257235B2 JP06056394A JP6056394A JP3257235B2 JP 3257235 B2 JP3257235 B2 JP 3257235B2 JP 06056394 A JP06056394 A JP 06056394A JP 6056394 A JP6056394 A JP 6056394A JP 3257235 B2 JP3257235 B2 JP 3257235B2
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- JP
- Japan
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- plate
- swash plate
- slider
- press
- drive shaft
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B3/00—Presses characterised by the use of rotary pressing members, e.g. rollers, rings, discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J9/00—Forging presses
- B21J9/10—Drives for forging presses
- B21J9/18—Drives for forging presses operated by making use of gearing mechanisms, e.g. levers, spindles, crankshafts, eccentrics, toggle-levers, rack bars
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/26—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
- B30B1/261—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks by cams
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/18—Mechanical movements
- Y10T74/18056—Rotary to or from reciprocating or oscillating
- Y10T74/18296—Cam and slide
- Y10T74/18336—Wabbler type
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T83/00—Cutting
- Y10T83/869—Means to drive or to guide tool
- Y10T83/8821—With simple rectilinear reciprocating motion only
- Y10T83/8841—Tool driver movable relative to tool support
- Y10T83/8843—Cam or eccentric revolving about fixed axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回転斜板式プレスに係
り、特に冷間押出し部品，打ち抜き部品，絞り加工部品
等を高精度に成形するに好適な回転斜板式プレスに関す
る。
り、特に冷間押出し部品，打ち抜き部品，絞り加工部品
等を高精度に成形するに好適な回転斜板式プレスに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】駆動軸を中心に揺動する揺動板の一端に
往復運動するスライダーをロッドを介して連結した機械
式プレスは例えば特開昭60−210398号公報で知られてい
る。
往復運動するスライダーをロッドを介して連結した機械
式プレスは例えば特開昭60−210398号公報で知られてい
る。
【０００３】また、米国特許第3,673,951 号では回転駆
動される回転斜板の揺動運動を直線運動に変換する機構
が開示されている。
動される回転斜板の揺動運動を直線運動に変換する機構
が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した前者の揺動板
を用いた機械式プレスでは、揺動板が可動軸だけで支承
されているためプレス時の作業荷重を受ける力点とのス
パンが長くなり揺動板の剛性が低く、高い精度の加工部
品を得ることは出来なかった。
を用いた機械式プレスでは、揺動板が可動軸だけで支承
されているためプレス時の作業荷重を受ける力点とのス
パンが長くなり揺動板の剛性が低く、高い精度の加工部
品を得ることは出来なかった。
【０００５】また、揺動板が駆動軸と共に回転しようと
する力を阻止する回り止めピン機構をクロススパイダー
形ユニバーサルジョイントに兼用させているので、特に
プレス稼働時に生じる大きな駆動トルクに対して剛性と
耐久性に欠けていた。
する力を阻止する回り止めピン機構をクロススパイダー
形ユニバーサルジョイントに兼用させているので、特に
プレス稼働時に生じる大きな駆動トルクに対して剛性と
耐久性に欠けていた。
【０００６】更には、ユニバーサルジョイントそのもの
は不等速ジョイントであるため安定した回転伝達が得ら
れず、機械的振動及び騒音の発生源ともなる。強いては
製品加工精度の期待出来ない装置であるとも言える。
は不等速ジョイントであるため安定した回転伝達が得ら
れず、機械的振動及び騒音の発生源ともなる。強いては
製品加工精度の期待出来ない装置であるとも言える。
【０００７】後者の機構は回転斜板式駆動機構で、駆動
軸が回転し回転斜板（カム）に軸方向の荷重が掛かると
回転斜板には駆動軸に対して垂直方向のラジアル荷重が
作用する。加えて実施例では回転斜板の背面には軸方向
の荷重を受ける手段が存在しない。
軸が回転し回転斜板（カム）に軸方向の荷重が掛かると
回転斜板には駆動軸に対して垂直方向のラジアル荷重が
作用する。加えて実施例では回転斜板の背面には軸方向
の荷重を受ける手段が存在しない。
【０００８】従って、軸方向の荷重が掛かると駆動軸に
は大きな曲げモーメントが作用することになる。このこ
とは、回転斜板と揺動板（ディスク）の間に位置するス
ラスト受け球体の一部に局部的に大きな応力が掛かるこ
とになり、球体の寿命、強いては装置の破損につなが
る。又、揺動板の揺動中心とユニバーサルジョイントの
回転中心とがずれているため駆動軸に生じる曲げモーメ
ントが大きく、大きな回転駆動力が必要となり、安定し
た揺動板の揺動回転は期待出来ない。結果として精度の
高い安定した回転斜板式駆動機構にはならないため、例
えプレス装置に用いても精度の高い安定したプレス装置
は得られない。
は大きな曲げモーメントが作用することになる。このこ
とは、回転斜板と揺動板（ディスク）の間に位置するス
ラスト受け球体の一部に局部的に大きな応力が掛かるこ
とになり、球体の寿命、強いては装置の破損につなが
る。又、揺動板の揺動中心とユニバーサルジョイントの
回転中心とがずれているため駆動軸に生じる曲げモーメ
ントが大きく、大きな回転駆動力が必要となり、安定し
た揺動板の揺動回転は期待出来ない。結果として精度の
高い安定した回転斜板式駆動機構にはならないため、例
えプレス装置に用いても精度の高い安定したプレス装置
は得られない。
【０００９】本発明の目的は継手部の等速性が確実で、
機械振動及び回転騒音の低い回転斜板式プレスを簡単容
易にして提供することにある。
機械振動及び回転騒音の低い回転斜板式プレスを簡単容
易にして提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転駆動され
る回転斜板の出力を揺動板を介して往復運動に変換し、
スライダーに垂直方向の押圧力を得てなる回転斜板式プ
レスであって、駆動軸を貫通させた前記揺動板と、該揺
動板に可動自在に保持されプレス圧を発生するスライダ
ーと、前記揺動板を貫通し、かつ前記駆動軸の周囲に複
数本配置されると共に一方端をスライダーガイドに固定
した揺動板回転阻止ピンと、該回転阻止ピンの他端のそ
れぞれにスライド自在に保持され前記揺動板の貫通穴に
係合する球軸受とからなり、前記球軸受間の中心を結ぶ
直線を含む平面を前記駆動軸の軸線と前記揺動板の軸線
がなす傾斜角の１／２の位置に位置させることを特徴と
した回転斜板式プレスによって達成される。
る回転斜板の出力を揺動板を介して往復運動に変換し、
スライダーに垂直方向の押圧力を得てなる回転斜板式プ
レスであって、駆動軸を貫通させた前記揺動板と、該揺
動板に可動自在に保持されプレス圧を発生するスライダ
ーと、前記揺動板を貫通し、かつ前記駆動軸の周囲に複
数本配置されると共に一方端をスライダーガイドに固定
した揺動板回転阻止ピンと、該回転阻止ピンの他端のそ
れぞれにスライド自在に保持され前記揺動板の貫通穴に
係合する球軸受とからなり、前記球軸受間の中心を結ぶ
直線を含む平面を前記駆動軸の軸線と前記揺動板の軸線
がなす傾斜角の１／２の位置に位置させることを特徴と
した回転斜板式プレスによって達成される。
【００１１】
【作用】揺動板回転阻止ピン２２の球軸受２２ａは、該
球軸受間の中心を結ぶ直線を含む平面を駆動軸１０の軸
線Ａと揺動板１７の軸線Ｂがなす傾斜角の１／２の位置
に位置させてあるため、継手部は等速運動する。
球軸受間の中心を結ぶ直線を含む平面を駆動軸１０の軸
線Ａと揺動板１７の軸線Ｂがなす傾斜角の１／２の位置
に位置させてあるため、継手部は等速運動する。
【００１２】球軸受は回転力の伝達に必要な曲げ応力が
回転阻止ピンに掛かった場合必要に応じて軸方向に移動
するため、回転速度に関係なく追随性し、機械振動や回
転騒音の問題は解消される。
回転阻止ピンに掛かった場合必要に応じて軸方向に移動
するため、回転速度に関係なく追随性し、機械振動や回
転騒音の問題は解消される。
【００１３】補助ピストン２５ａは揺動板１７の揺動に
連れて下降するとシリンダ４ｃの圧縮室から配管２９を
介して補助プレス装置のシリンダーの下室２８ａに油圧
Sp1を供給し補助スライダー２７を上昇させる。該スラ
イダーの下降は１８０度おいて配置された他の補助ピス
トンの下降時に発生する油圧Ｓｐ2 により行われる。
連れて下降するとシリンダ４ｃの圧縮室から配管２９を
介して補助プレス装置のシリンダーの下室２８ａに油圧
Sp1を供給し補助スライダー２７を上昇させる。該スラ
イダーの下降は１８０度おいて配置された他の補助ピス
トンの下降時に発生する油圧Ｓｐ2 により行われる。
【００１４】
【実施例】以下本発明の一実施例を図１乃至図６に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００１５】プレス装置の要部縦断正面図及び要部縦断
側面図図１及び図２において、架台１上にボルスタ２が
結合固定され、該ボルスタ２の上面四角にはタイロッド
３が垂直に植設され、その中間部にはスライダーガイド
４を組み込んだミドルプレート５が、上部にはアップラ
イト６を介して支持されたクラウン７が配置されナット
８で締め上げ固定されている。ここで、タイロッド３は
強固に安定して締め付けるため中間に段付部を設け、そ
こにミドルプレート５をスペーサを介して載置する構造
を取っている。
側面図図１及び図２において、架台１上にボルスタ２が
結合固定され、該ボルスタ２の上面四角にはタイロッド
３が垂直に植設され、その中間部にはスライダーガイド
４を組み込んだミドルプレート５が、上部にはアップラ
イト６を介して支持されたクラウン７が配置されナット
８で締め上げ固定されている。ここで、タイロッド３は
強固に安定して締め付けるため中間に段付部を設け、そ
こにミドルプレート５をスペーサを介して載置する構造
を取っている。
【００１６】前記クラウン７上には図示しない固定手段
により駆動源となる油圧モータ９（電動モータでも良
い）が固定されている。駆動軸１０はクラウン７および
ミドルプレート５，ボルスタ２を貫通し、更に前記ボル
スタ２にロッド１１を介して保持されたノックアウトプ
レート１２に軸受メタルを介して回動自在に支承されて
いる。そして、先端入力端は前記油圧モータ９の出力端
に継手１３を介して結合されている。
により駆動源となる油圧モータ９（電動モータでも良
い）が固定されている。駆動軸１０はクラウン７および
ミドルプレート５，ボルスタ２を貫通し、更に前記ボル
スタ２にロッド１１を介して保持されたノックアウトプ
レート１２に軸受メタルを介して回動自在に支承されて
いる。そして、先端入力端は前記油圧モータ９の出力端
に継手１３を介して結合されている。
【００１７】前記クラウン７とミドルプレート５間に位
置する駆動軸１０には、詳細を図３に示すように、一方
面を軸受メタル１４を介してクラウン７と摺動自在に当
接する回転斜板１５が固着され、該回転斜板の他方面に
は同様に軸受メタル１６を介して揺動板１７が摺動自在
に当接されている。該揺動板１７の中心部には下方に突
出し、上下に貫通する中心穴１８を有する半球面１７ａ
が一体に形成され、その半球面はスライダーガイド４の
上面に回動自在に対面し、好ましくは球面接触してい
る。
置する駆動軸１０には、詳細を図３に示すように、一方
面を軸受メタル１４を介してクラウン７と摺動自在に当
接する回転斜板１５が固着され、該回転斜板の他方面に
は同様に軸受メタル１６を介して揺動板１７が摺動自在
に当接されている。該揺動板１７の中心部には下方に突
出し、上下に貫通する中心穴１８を有する半球面１７ａ
が一体に形成され、その半球面はスライダーガイド４の
上面に回動自在に対面し、好ましくは球面接触してい
る。
【００１８】また前記中心穴１８の内周面にはスライド
自在に配置されたダイス鋼等の硬球からなる中心軸受１
０ａが係合されていて、該球面軸受に１０ａは駆動軸１
０に一体に形成された鍔部（別体に成形したものを固着
しても良い）１０ｂで上方向への移動を阻止している。
自在に配置されたダイス鋼等の硬球からなる中心軸受１
０ａが係合されていて、該球面軸受に１０ａは駆動軸１
０に一体に形成された鍔部（別体に成形したものを固着
しても良い）１０ｂで上方向への移動を阻止している。
【００１９】前記揺動板１７の下方面の一部（プレス作
業面に当たる）には両端が球体のコンロッド１９，１９
ａがサポートプレート２０で回動自在に保持され、回転
斜板１５の円筒部１５ａの垂下面に配置されている。コ
ンロッド１９の他端は図２から判るようにスライダーガ
イド４のシリンダ４ａに支承されたスライダー２１に回
動自在に係合されている。
業面に当たる）には両端が球体のコンロッド１９，１９
ａがサポートプレート２０で回動自在に保持され、回転
斜板１５の円筒部１５ａの垂下面に配置されている。コ
ンロッド１９の他端は図２から判るようにスライダーガ
イド４のシリンダ４ａに支承されたスライダー２１に回
動自在に係合されている。
【００２０】前記スライダーガイド４の同心円上には図
３，４から判るように等間隔でシリンダ４ｂが６個形成
されている。そしてそのシリンダ４ｂには、それぞれ回
転阻止ピン２２が圧入固着されていて、該阻止ピンの他
端はスライド自在に配置された球面軸受２２を介して前
記揺動板１７の貫通孔１７ｂに回動自在に嵌合保持され
ている。
３，４から判るように等間隔でシリンダ４ｂが６個形成
されている。そしてそのシリンダ４ｂには、それぞれ回
転阻止ピン２２が圧入固着されていて、該阻止ピンの他
端はスライド自在に配置された球面軸受２２を介して前
記揺動板１７の貫通孔１７ｂに回動自在に嵌合保持され
ている。
【００２１】ここで、揺動板１７と駆動軸１０と一体と
なるスライダーガイド４は複数本の回転阻止ピン２２を
介して連結され、それぞれの軸線Ａ、Ｂは中心軸受１０
ａの中心点０にて角度α（１６０度）を持って交差して
いる。そして対称位置にある前記中心軸受１０ａの中心
を結ぶ直線Ｃが交差角αを２等分する平面上に位置して
おり、前記中心軸受１０ａはその線上で自動調心して保
持されている。
なるスライダーガイド４は複数本の回転阻止ピン２２を
介して連結され、それぞれの軸線Ａ、Ｂは中心軸受１０
ａの中心点０にて角度α（１６０度）を持って交差して
いる。そして対称位置にある前記中心軸受１０ａの中心
を結ぶ直線Ｃが交差角αを２等分する平面上に位置して
おり、前記中心軸受１０ａはその線上で自動調心して保
持されている。
【００２２】図４の２５，２５ａは前記回転阻止ピン２
２の外周部に１８０度間隔で配置された補助ピストン
で、前記コンロッド１９と同様の手法で一端を揺動板１
７に保持し、他端をスライダー２６を介してスライダー
ガイド４のシリンダ４ｃに配置している。２７は前記ス
ライダー２１に並設され、かつ補助プレスに供する補助
スライダーで補助スライダーガイド２８を介してミドル
プレート５に保持されていて、シリンダーの一方の下室
２８ａは前記シリンダ４ｃの圧縮室に配管２９を介して
連通され、他方のシリンダーの上室２８ｂは他のシリン
ダー室(図示せず)に連通されている。
２の外周部に１８０度間隔で配置された補助ピストン
で、前記コンロッド１９と同様の手法で一端を揺動板１
７に保持し、他端をスライダー２６を介してスライダー
ガイド４のシリンダ４ｃに配置している。２７は前記ス
ライダー２１に並設され、かつ補助プレスに供する補助
スライダーで補助スライダーガイド２８を介してミドル
プレート５に保持されていて、シリンダーの一方の下室
２８ａは前記シリンダ４ｃの圧縮室に配管２９を介して
連通され、他方のシリンダーの上室２８ｂは他のシリン
ダー室(図示せず)に連通されている。
【００２３】次に、等速性の原理を踏まえて本発明にお
ける継手装置部分を説明する。図３において、Ａ線は駆
動軸１０の中心線、Ｂ線は被駆動軸となる中心線で揺動
板１７の揺動中心線を示す、Ｃ線は回転阻止ピン２２の
球軸受２２ａの中心を結ぶ線で、これらの幾何学的関係
を図６に示す。図６において駆動軸１０の中心軸線を駆
動軸線Ａ、揺動板１７の中心軸線を被駆動軸線Ｂとすれ
ば駆動軸線Ａと被駆動軸線Ｂとの交差角はαとしてあ
る。また前記図３において、２つの回転阻止ピン２２の
球軸受２２ａの中心線を結んだ直線を含む平面Ｃの前記
駆動軸線Ａに対する傾斜角はα／２としてある。即ち動
力伝達点を常に駆動軸線Ａと被駆動軸線Ｂとの交差角α
を２等分する平面状に位置させることによって等速性の
条件を満足している。従って駆動軸線Ａの回転は等速で
被駆動軸線Ｂに伝わり、よって駆動軸１０と揺動板１７
との間の回転力の伝達は等速で行われ、性能を左右する
スライダー２１にはなんら外力を与えることなく往復運
動をさせることが出来る。なお、図６中、点Ｐは球軸受
２２ａの中心であり、動力伝達点である。ここで、点Ｐ
より前記両軸線Ａ，Ｂに下ろした垂線の足をｈA，ｈBと
すると、点Ｐと０を結ぶ直線は交差角αを２等分するの
でｈA＝ｈBとなる。又駆動軸１０の軸線Ａ及び被駆動軸
の角速度をそれぞれωA，ωBとすると点Ｐの回りのＡ，
Ｂ両軸の周速はそれぞれωA・ｈA，ωB・ｈBとなる。こ
こで回転阻止ピン２２はスライダーガイド４に固着さ
れ、回転斜板１７の回転角が一定であるため点Ｐも不変
であり、これらの周速は等しくωA・ｈA＝ωB・ｈBであ
る。従って、ωA＝ωBとなり、動力伝達点Ｐが常に両軸
の交差角αを２等分する平面上に位置すれば等速で回転
が伝わることになる。
ける継手装置部分を説明する。図３において、Ａ線は駆
動軸１０の中心線、Ｂ線は被駆動軸となる中心線で揺動
板１７の揺動中心線を示す、Ｃ線は回転阻止ピン２２の
球軸受２２ａの中心を結ぶ線で、これらの幾何学的関係
を図６に示す。図６において駆動軸１０の中心軸線を駆
動軸線Ａ、揺動板１７の中心軸線を被駆動軸線Ｂとすれ
ば駆動軸線Ａと被駆動軸線Ｂとの交差角はαとしてあ
る。また前記図３において、２つの回転阻止ピン２２の
球軸受２２ａの中心線を結んだ直線を含む平面Ｃの前記
駆動軸線Ａに対する傾斜角はα／２としてある。即ち動
力伝達点を常に駆動軸線Ａと被駆動軸線Ｂとの交差角α
を２等分する平面状に位置させることによって等速性の
条件を満足している。従って駆動軸線Ａの回転は等速で
被駆動軸線Ｂに伝わり、よって駆動軸１０と揺動板１７
との間の回転力の伝達は等速で行われ、性能を左右する
スライダー２１にはなんら外力を与えることなく往復運
動をさせることが出来る。なお、図６中、点Ｐは球軸受
２２ａの中心であり、動力伝達点である。ここで、点Ｐ
より前記両軸線Ａ，Ｂに下ろした垂線の足をｈA，ｈBと
すると、点Ｐと０を結ぶ直線は交差角αを２等分するの
でｈA＝ｈBとなる。又駆動軸１０の軸線Ａ及び被駆動軸
の角速度をそれぞれωA，ωBとすると点Ｐの回りのＡ，
Ｂ両軸の周速はそれぞれωA・ｈA，ωB・ｈBとなる。こ
こで回転阻止ピン２２はスライダーガイド４に固着さ
れ、回転斜板１７の回転角が一定であるため点Ｐも不変
であり、これらの周速は等しくωA・ｈA＝ωB・ｈBであ
る。従って、ωA＝ωBとなり、動力伝達点Ｐが常に両軸
の交差角αを２等分する平面上に位置すれば等速で回転
が伝わることになる。
【００２４】即ち上記構成は、常に回転阻止ピン２２の
球軸受２２ａを実質的に同心円上の軌跡に位置させるた
め、プレス精度を左右するスライダー２１には偏荷重等
の外力を与えることなく往復動を行わせることが出来
る。従って、回転力の伝達に必要な曲げ応力が回転阻止
ピンにかかっても、無理なく球軸受を軸方向に移動させ
ることが出来、回転速度に関係なく追随性の高い装置と
なる。これにより当然ながら、機械振動や回転騒音の問
題は解消され、簡単な構成にて実用性の高いプレス装置
が提供される。
球軸受２２ａを実質的に同心円上の軌跡に位置させるた
め、プレス精度を左右するスライダー２１には偏荷重等
の外力を与えることなく往復動を行わせることが出来
る。従って、回転力の伝達に必要な曲げ応力が回転阻止
ピンにかかっても、無理なく球軸受を軸方向に移動させ
ることが出来、回転速度に関係なく追随性の高い装置と
なる。これにより当然ながら、機械振動や回転騒音の問
題は解消され、簡単な構成にて実用性の高いプレス装置
が提供される。
【００２５】次に補助プレス機構の稼働について説明す
るならば、揺動板１７の揺動に連れて補助ピストン２５
ａが下降するとシリンダ４ｃの圧縮室から配管２９を介
して補助プレス装置のシリンダーの下室２８ａに油圧Ｓ
ｐ1 を供給し補助スライダー２７を上昇させる。該スラ
イダーの下降は１８０度おいて配置された他の補助ピス
トンの下降時に発生する油圧Ｓｐ2 により行われる。も
ちろん、その作業は必要に応じて任意にバルブ切り換え
等により行われる。
るならば、揺動板１７の揺動に連れて補助ピストン２５
ａが下降するとシリンダ４ｃの圧縮室から配管２９を介
して補助プレス装置のシリンダーの下室２８ａに油圧Ｓ
ｐ1 を供給し補助スライダー２７を上昇させる。該スラ
イダーの下降は１８０度おいて配置された他の補助ピス
トンの下降時に発生する油圧Ｓｐ2 により行われる。も
ちろん、その作業は必要に応じて任意にバルブ切り換え
等により行われる。
【００２６】以上本発明の実施例によれば、等速構造に
相俟ってスライダーガイド４に回転阻止ピン２２を固定
し、その回転阻止ピンの他端に球軸受２２ａをスライド
自在に配置し、該球軸受を介して揺動板１７と連結させ
たものであるから回転斜板１５の位置に応じて球軸受を
スライドせることが出来る。
相俟ってスライダーガイド４に回転阻止ピン２２を固定
し、その回転阻止ピンの他端に球軸受２２ａをスライド
自在に配置し、該球軸受を介して揺動板１７と連結させ
たものであるから回転斜板１５の位置に応じて球軸受を
スライドせることが出来る。
【００２７】従って、回転力の伝達に必要な曲げ応力が
回転阻止ピンにかかっても、無理なく球軸受２２ａを軸
方向に移動させることが出来、回転速度に関係なく追随
性の高い装置となる。これにより当然ながら、機械振動
や回転騒音の問題は解消され、簡単な構成にて実用性の
高いプレス装置が提供される。
回転阻止ピンにかかっても、無理なく球軸受２２ａを軸
方向に移動させることが出来、回転速度に関係なく追随
性の高い装置となる。これにより当然ながら、機械振動
や回転騒音の問題は解消され、簡単な構成にて実用性の
高いプレス装置が提供される。
【００２８】揺動板１７の回転阻止機構は回転駆動力を
等速で該揺動板１７に伝達することになるため、回転斜
板式プレスとしても回転阻止機構に振動の発生はなく、
低騒音で機械効率の高いものとなる。また、回転阻止ピ
ン２２は駆動トルクの小さいスライダーの内径側に複数
本設けることにより細いピンでよく、かつ回転阻止力は
各ピンに分散することができるので小型であっても機械
強度上信頼性が高く、寿命の長いプレス装置となる。
等速で該揺動板１７に伝達することになるため、回転斜
板式プレスとしても回転阻止機構に振動の発生はなく、
低騒音で機械効率の高いものとなる。また、回転阻止ピ
ン２２は駆動トルクの小さいスライダーの内径側に複数
本設けることにより細いピンでよく、かつ回転阻止力は
各ピンに分散することができるので小型であっても機械
強度上信頼性が高く、寿命の長いプレス装置となる。
【００２９】また、プレス稼働時にプレス荷重の１割程
度が揺動板にかかるが球軸受を駆動軸にスライド自在に
嵌合し駆動軸の一部で受けているため強度上安定したも
のとなる。
度が揺動板にかかるが球軸受を駆動軸にスライド自在に
嵌合し駆動軸の一部で受けているため強度上安定したも
のとなる。
【００３０】さらにはプレス稼働時の荷重は総て回転斜
板１５が真下で受ける構造であるため、剛性が高く、機
械効率の高い装置となる。
板１５が真下で受ける構造であるため、剛性が高く、機
械効率の高い装置となる。
【００３１】その上実施例においてはスライダー２１が
ワーク（図示せず）から離脱する際生じる引張力を揺動
板１７の中心部に設けられる半球面１７ａで受けている
ため、前記した引張力に対しても強いものとなる。
ワーク（図示せず）から離脱する際生じる引張力を揺動
板１７の中心部に設けられる半球面１７ａで受けている
ため、前記した引張力に対しても強いものとなる。
【００３２】更にはスライドガイド４はミドルプレート
５に対し別部品であるため必要に応じて交換でき、装置
の標準化が容易となる。
５に対し別部品であるため必要に応じて交換でき、装置
の標準化が容易となる。
【００３３】
【発明の効果】本発明はスライダーガイドに固定した揺
動板回転阻止ピンの一端にスライド自在に球軸受を配置
し、該球軸受間の中心を結ぶ直線を含む平面を駆動軸の
軸線と揺動板の軸線がなす傾斜角の１／２の位置に位置
させることにより、継手部の等速性が確実で、機械振動
及び回転騒音の低い回転斜板式プレスを簡単容易にして
提供することが出来る。
動板回転阻止ピンの一端にスライド自在に球軸受を配置
し、該球軸受間の中心を結ぶ直線を含む平面を駆動軸の
軸線と揺動板の軸線がなす傾斜角の１／２の位置に位置
させることにより、継手部の等速性が確実で、機械振動
及び回転騒音の低い回転斜板式プレスを簡単容易にして
提供することが出来る。
【図１】本発明の一実施例を示す回転斜板式プレスの一
部縦断正面図である。
部縦断正面図である。
【図２】図１における回転斜板式プレスの一部縦断側面
図である。
図である。
【図３】図２の駆動部の要部拡大図で、図４のIII−III
線に相当する断面図である。
線に相当する断面図である。
【図４】図３のIV−IV断面図である。
【図５】図２のＶ−Ｖ断面図である。
【図６】図３の継手機構の幾何学的関係図である。
４…スライダーガイド、１０…駆動軸、１５…回転斜
板、１７…揺動板、１９…コンロッド、２１…スライダ
ー、２２…回転阻止ピン、２２ａ…球軸受、２５…補助
ピストン。
板、１７…揺動板、１９…コンロッド、２１…スライダ
ー、２２…回転阻止ピン、２２ａ…球軸受、２５…補助
ピストン。
Claims (8)
- 【請求項１】回転駆動される回転斜板の出力を揺動板を
介して往復運動に変換し、スライダーに垂直方向の押圧
力を得てなる回転斜板式プレスであって、 駆動軸を貫通させた前記揺動板と、該揺動板の動きに応
じてプレス圧を発生するスライダーと、前記揺動板を貫
通し、かつ前記駆動軸の周囲に複数本配置されると共に
一方端をスライダーガイドに固定した揺動板回転阻止ピ
ンと、該回転阻止ピンの他端のそれぞれにスライド自在
に保持され前記揺動板の貫通穴に係合する球軸受とから
なり、 前記球軸受間の中心を結ぶ直線を含む平面を前記駆動軸
の軸線と前記揺動板の軸線がなす傾斜角の１／２の位置
に位置させることを特徴とした回転斜板式プレス。 - 【請求項２】揺動板は駆動軸に中心軸受を介して保持さ
れていることを特徴とした請求項１記載の回転斜板式プ
レス。 - 【請求項３】中心軸受は駆動軸にスライド自在に配置さ
れ、前記駆動軸に設けられたストッパにて軸方向の移動
を阻止されていることを特徴とした請求項２記載の回転
斜板式プレス。 - 【請求項４】揺動板回転阻止ピンはスライダーガイドに
圧入により固着されていることを特徴とした請求項１記
載の回転斜板式プレス。 - 【請求項５】回転駆動される回転斜板の出力を揺動板を
介して往復運動に変換し、スライダーに垂直方向の押圧
力を得てなる回転斜板式プレスであって、 駆動軸を貫通させた前記揺動板と、該揺動板の動きに応
じてプレス圧を発生する主スライダーと、前記揺動板を
貫通し、かつ前記駆動軸の周囲に複数本配置されると共
に一方端をスライダーガイドに固定した揺動板回転阻止
ピンと、該回転阻止ピンの他端のそれぞれにスライド自
在に保持され前記揺動板の貫通穴に係合する球軸受と、
前記揺動板の揺動に応じて補助圧力を発生し、補助スラ
イダーを作動するピストン装置とからなり、 前記球軸受間の中心を結ぶ直線を含む平面を前記駆動軸
の軸線と前記揺動板の軸線がなす傾斜角の１／２の位置
に位置させることを特徴とした回転斜板式プレス。 - 【請求項６】ピストン装置は一対で、回転阻止ピンの外
周に位置しかつ揺動板の同心円上に等距離を持って保持
されていることを特徴とした請求項５記載の回転斜板式
プレス。 - 【請求項７】補助スライダーは主スライダーと並設され
ていることを特徴とした請求項６記載の回転斜板式プレ
ス。 - 【請求項８】スライダーはミドルプレートに交換自在に
設置されていることを特徴とした請求項１又は５記載の
回転斜板式プレス。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06056394A JP3257235B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 回転斜板式プレス |
| KR1019950006637A KR100356992B1 (ko) | 1994-03-30 | 1995-03-28 | 회전경사판형프레스 |
| US08/413,762 US5467707A (en) | 1994-03-30 | 1995-03-30 | Revolving cam-type press |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06056394A JP3257235B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 回転斜板式プレス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07266087A JPH07266087A (ja) | 1995-10-17 |
| JP3257235B2 true JP3257235B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=13145868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06056394A Expired - Fee Related JP3257235B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 回転斜板式プレス |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5467707A (ja) |
| JP (1) | JP3257235B2 (ja) |
| KR (1) | KR100356992B1 (ja) |
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| TW514571B (en) * | 2000-08-02 | 2002-12-21 | Hatebur Umformmaschine Ag | Forming machine with rotary wedge disk |
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| JP3198533B2 (ja) * | 1991-05-14 | 2001-08-13 | 株式会社日立製作所 | 機械式プレス |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP06056394A patent/JP3257235B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-28 KR KR1019950006637A patent/KR100356992B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-03-30 US US08/413,762 patent/US5467707A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| JPH07266087A (ja) | 1995-10-17 |
| KR950031489A (ko) | 1995-12-18 |
| US5467707A (en) | 1995-11-21 |
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