JP3252540B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP3252540B2
JP3252540B2 JP16451993A JP16451993A JP3252540B2 JP 3252540 B2 JP3252540 B2 JP 3252540B2 JP 16451993 A JP16451993 A JP 16451993A JP 16451993 A JP16451993 A JP 16451993A JP 3252540 B2 JP3252540 B2 JP 3252540B2
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敏 永井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商用交流電源を直流
電圧に変換し、この直流電圧をスイッチング手段のオン
・オフによりスイッチングして負荷に高周波電力を供給
するインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図20は例えば特開平2ー211065
号公報に示された従来のインバータ装置の回路図であ
り、図において、商用電源1を整流回路2で整流して得
られた直流電圧を平滑コンデンサ3で平滑後、直列接続
した第1及び第2のスイッチング手段であるトランジス
タ4、5に印加し、トランジスタ4、5を高速度で交互
にオン・オフするよう制御回路8で制御して、トランジ
スタ4、5の接続点から高周波電力を電流制限用の第2
のコイル9、又はカップリングコンデンサ12を介して
負荷(例えば放電灯)に供給する。ダイオード6、7は
回生電流を流す目的でトランジスタ4、5にそれぞれ等
価的に逆並列接続される。10は放電灯、11は放電灯
に並列接続したコンデンサで電流制限用の第2のコイル
9とこのコンデンサ11によって共振回路を構成し、コ
ンデンサ11の両端から放電に必要な高電圧を発生す
る。このインバータ装置の負荷回路13は電流制限用の
第2のコイル9、放電灯10、コンデンサ11及びカッ
プリングコンデンサ12から構成される。
【0003】従来のインバータ装置は前記のように構成
され、まず、トランジスタ5がオン状態でトランジスタ
4がオフ状態であるときには、平滑コンデンサ3からト
ランジスタ5を介して負荷回路13に一方向に電流が流
れ、この電流は負荷回路13内のカップリングコンデン
サ12を充電する。そしてトランジスタ5がオフ状態で
トランジスタ4がオン状態のときに、カップリングコン
デンサ12の電荷がトランジスタ4を介して放電され、
負荷回路13にはさきほどと逆方向に電流が流れる。従
って、負荷(例えば放電灯)には高周波電力が供給され
るものである。図21は前記回路の動作波形図である。
図中(a)は商用電源1からの入力電圧、(b)は商用
電源1からの入力電流である。同図に示すように、前記
回路にあっては、商用電源1の電源電圧がピーク値付近
のときしか、入力電流が流れず、入力電流波形はパルス
状波形となり、そのピーク値も高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ装置
は以上のように構成されたコンデンサ入力形のため、入
力電流波形がパルス状の尖ったものとなり、これによる
力率低下、高調波障害が問題となっている。
【0005】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたものであり、入力歪を小さくでき、力率が
高く、高調波の少ないインバータ装置を得ることを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるインバータ装置は、交流電圧を整流して直流電圧を
出力する整流回路と、整流回路の出力端子間に設けら
れ、互いに直列接続され交互にオン・オフする第1及び
第2のスイッチング手段と、第1及び第2のスイッチン
グ手段の各々に等価的に逆並列接続されたダイオード
と、第1及び第2のスイッチング手段をオン・オフ制御
する制御回路と、整流回路と第1及び第2のスイッチン
グ手段の直列回路の間に設けられた平滑コンデンサと、
第1及び第2のスイッチング手段の接続点と平滑コンデ
ンサの間に接続された負荷回路とを備えたインバータ装
置において、整流回路と平滑コンデンサとの間に挿入さ
れた昇圧用の第1のコイルと、昇圧用の第1のコイルと
直列に接続され、整流回路の電圧と平滑コンデンサの電
圧とを分離する分離ダイオードと、昇圧用の第1のコイ
ルと分離ダイオードとで形成する直列回路の接続点と前
記負荷回路の間に接続され、第1又は第2のスイッチ
ング手段の何れかに同期してオン・オフ制御され、整流
回路から昇圧用の第1のコイルを介して負荷回路に流れ
る電流の通電を行う第3のスイッチング手段と、第3の
スイッチング手段と直列に接続され、スイッチング手段
に加わる逆電圧を阻止するダイオードとを設けるように
したものである。
【0007】この発明の請求項2に係わるインバータ装
置は、負荷回路に直列に挿入され、平滑コンデンサから
負荷回路に流れる電流を検出して第3のスイッチング手
段を駆動するトランスを設けるようにしたものである。
【0008】この発明の請求項3に係わるインバータ装
置は、負荷回路が放電灯、電流制限用の第2のコイルは
負荷電流の検出を兼用するトランスで構成されるように
したものである。
【0009】この発明の請求項4に係わるインバータ装
置は、負荷回路が放電灯、電流制限用の第2のコイル及
びカップリングコンデンサから構成され、第1及び第2
のスイッチング手段の接続点と平滑コンデンサの間に接
続され、放電灯のフィラメントに電力を供給するととも
に、第3のスイッチング手段を駆動する予熱トランスを
設けるようにしたものである。
【0010】この発明の請求項5に係わるインバータ装
置は、第1又は第2のスイッチング手段に同期してオン
し、負荷電流の値に対応してオンパルス幅を変更し、オ
ン動作中に第3のスイッチング手段を駆動する時限回路
を備えるようにしたものである。
【0011】この発明の請求項6に係わるインバータ装
置は、時限回路のオンパルス幅を設定する複数個のスイ
ッチを設けるようにしたものである。
【0012】この発明の請求項7に係わるインバータ装
置は、負荷回路に流れる電流を検出し、検出出力によっ
て時限回路のオンパルス幅を設定する負荷電流検出手段
を設けるようにしたものである。
【0013】この発明の請求項8に係わるインバータ装
置は、交流電圧を整流して直流電圧を出力する整流回路
と、整流回路の出力端子間に設けられ、互いに直列接続
され交互にオン・オフする第1及び第2のスイッチング
手段と、第1及び第2のスイッチング手段の各々に等価
的に逆並列接続されたダイオードと、第1及び第2のス
イッチング手段をオン・オフ制御する制御回路と、整流
回路と第1及び第2のスイッチング手段の間に設けられ
た平滑コンデンサと、第1及び第2のスイッチング手段
の接続点と平滑コンデンサの間に接続された負荷回路と
を備えたインバータ装置において、整流回路と平滑コン
デンサとの間に挿入された昇圧用の第1のコイルと、昇
圧用の第1のコイルと直列に接続され、整流回路の電圧
と平滑コンデンサの電圧とを分離する分離ダイオード
と、昇圧用の第1のコイルと分離ダイオードとで形成す
る直列回路の接続点と負荷回路との間に接続され、整流
回路から昇圧用の第1のコイルを介して負荷回路に流れ
る電流の通電を行うダイオードとを設けるようにしたも
のである。
【0014】この発明の請求項9に係わるインバータ装
置は、負荷回路は放電灯、電流制限用の第2のコイル及
びカップリングコンデンサから構成され、昇圧用の第1
のコイルに設けられ、放電灯のフィラメント電力を供給
する付加巻き線を設けるようにしたものである。
【0015】
【作用】この発明の請求項1に係わるインバータ装置に
おいては、整流回路から出力された脈流は昇圧用の第1
のコイル及び分離ダイオードを介して平滑コンデンサに
充電され、制御回路の駆動信号によって第2のスイッチ
ング手段と第3のスイッチング手段が同時にオンとな
り、平滑コンデンサの充電電圧に基づいて負荷回路に流
れる電流ループと、整流回路から昇圧用の第1のコイ
ル、第3のスイッチング手段を経由して直接負荷回路に
流れる電流ループを2つ設け、後者の電流で昇圧用の第
1のコイルに逆起電圧が発生し、この逆起電圧によっ
て、商用電源の電圧に対応して高周波電流が流れる。そ
れと同時に、第3のスイッチング手段に直列に接続され
るダイオードは電流制限用の第2のコイルからの電流が
第3のスイッチング手段に流れるのを阻止し、第3のス
イッチング手段に逆電圧が加わるのを防止する。
【0016】この発明の請求項2に係わるインバータ装
置においては、負荷回路に直列に挿入されたトランスで
負荷回路に流れる電流が検出され、トランスの2次電圧
を用いて第3のスイッチング手段がオン・オフ駆動され
る。
【0017】この発明の請求項3に係わるインバータ装
置においては、負荷が放電灯の場合に負荷回路に不可欠
の電流制限用の第2のコイルの付加卷き線によって第3
のスイッチング手段がオン・オフ駆動される。
【0018】この発明の請求項4に係わるインバータ装
置においては、放電灯のフィラメントを予熱する予熱ト
ランスの付加卷き線によって第3のスイッチング手段が
オン・オフ駆動される。
【0019】この発明の請求項5に係わるインバータ装
置においては、第1又は第2のスイッチング手段の駆動
信号を同期信号として所定時間の時限信号が時限回路か
ら出力され、この出力で前記第3のスイッチング手段が
オン・オフ駆動される。
【0020】この発明の請求項6に係わるインバータ装
置においては、負荷回路に流れる電流に対応したスイッ
チの切り換えによって、時限回路から出力されるオンパ
ルスのパルス幅が設定される。
【0021】この発明の請求項7に係わるインバータ装
置においては、負荷回路に流れる電流が検出され、この
検出出力によって時限回路から出力されるオンパルスの
パルス幅が設定される。
【0022】この発明の請求項8に係わるインバータ装
置においては、整流回路から出力された脈流は昇圧用の
第1のコイル及び分離ダイオードを介して平滑コンデン
サに充電され、制御回路の駆動信号によって第2のスイ
ッチング手段がオンとなり、平滑コンデンサの充電電圧
に基づいて負荷回路に流れる電流ループと、整流回路か
ら昇圧用の第1のコイル、ダイオードを経由して直接負
荷回路に流れる電流ループを2つ設ける。
【0023】この発明の請求項9に係わるインバータ装
置においては、昇圧用の第1のコイルに設けた付加巻き
線によって放電灯のフィラメント電力が供給される。
【0024】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の実施例1を示す回路図であり、1〜1
3は従来装置と同様なものである。従来のインバータ装
置に追加して、整流回路2と平滑用コンデンサ3の間に
昇圧用の第1のコイル14と分離ダイオード15の直列
回路を挿入し、さらにコイル14と分離ダイオード15
の直列回路の接続点と、負荷回路13内の電流制限用の
第2のコイル9と放電灯10の接続点に第3のスイッチ
ング手段であるトランジスタ16とダイオード17の直
列回路を接続する。また、フィルタの役割を果たすコン
デンサ18を整流回路2の出力端に挿入する。
【0025】次に図2の動作波形図を用いて動作を説明
する。図2(a)は商用電源1からの入力電圧波形、
(b)は整流回路2で整流された直流電圧波形である。
この整流電圧は従来同様にコイル14、分離ダイオード
15を介して平滑コンデンサ3を充電する。従って平滑
コンデンサ3の電位は直流電圧E[V]となる。(c)
はコイル14に流れる電流波形、(d)は第1のスイッ
チング手段であるトランジスタ4のON/OFF波形、
(e)は第2のスイッチング手段であるトランジスタ5
のON/OFF波形、(f)は第3のスイッチング手段
であるトランジスタ16のON/OFF波形である。
(g)は商用電源1からの入力電流波形である。図2に
おいて、(d)、(e)及び(f)は波形の拡大図にな
っている。
【0026】図2(a)に示す商用電源1の電圧は整流
回路2で整流され、(b)に示す直流電圧(脈流電圧)
になる。整流回路2から出力された脈流はコイル14及
び分離ダイオード15を介して平滑コンデンサ3を充電
する。そして、制御回路8の駆動信号によってトランジ
スタ5がオンになれば、平滑コンデンサ3の充電電圧に
基づきコイル9、放電灯10及びカップリングコンデン
サ12からなる負荷回路13に電流が流れ、この電流は
カップリングコンデンサ12を充電する。図2(d)、
(e)に示すようにトランジスタ4とトランジスタ5は
交互にオン、オフを繰り返すことから、トランジスタ5
がオフしてトランジスタ4がオンになれば、カップリン
グコンデンサ12に充電された電荷が放電灯10、コイ
ル9及びトランジスタ4を経由して放電される。この動
作が繰り返されることで放電灯10には高周波の交流電
流が流れることになる。
【0027】一方、トランジスタ16は図2(e)及び
(f)に示すようにトランジスタ5に同期してオン、オ
フを繰り返すことから、トランジスタ16がオンになる
と、整流回路2の出力電圧からコイル14、トランジス
タ16、ダイオード17、放電灯10、カップリングコ
ンデンサ12及びトランジスタ5の経路で電流が流れ
る。この電流は前記平滑コンデンサ3の電圧に基づきコ
イル9を経由して流れる電流と合流してカップリングコ
ンデンサ12を充電する。図2(c)は整流回路2から
コイル14を流れる電流波形を示すもので、このように
商用電源1の電圧に対応して高周波電流が流れることに
なる。この高周波電流は、高周波除去フィルタの役割を
果たすコンデンサ18によって高周波成分が無くなり図
2(c)に示す波形の包絡線電流波形となり、商用電源
1からの入力電流波形は(g)に示すごとく商用電源1
の電圧波形に近づく。また、コンデンサ18によって商
用電源1に戻されるノイズ成分が除去される。なお、コ
イル14に高周波電流が流れればコイル14に逆起電圧
(昇圧効果)が発生し、この電圧で分離ダイオード15
を経由して平滑コンデンサ3に充電電流が流れることか
ら、整流回路2から直接平滑コンデンサ3に充電する電
流が無くなる。このように、入力歪を小さくできるの
で、力率が高く、高調波の発生の少ないインバータ装置
を提供できる。
【0028】なお、コイル14は整流回路2から負荷回
路13に流れる電流を制限する働きも兼ねる。また、負
荷回路13とトランジスタ16の間に挿入したダイオー
ド17は無くても同様の効果があるが、ダイオード17
はコイル9からの電流がトランジスタ16に流れるのを
阻止し、トランジスタ16に逆電圧が加わるのを防止す
るため、トランジスタ16の耐圧を低くする効果があ
る。また、トランジスタ4、5及び16のスイッチング
手段はトランジスタを用いているが、MOS FET
(電界効果トランジスタ)等のその他のスイッチング素
子を用いても同様の効果がある。
【0029】実施例2. 図3は本発明の実施例2を示す回路図であり、1から1
8は実施例1と全く同一のものである。19は1次側が
負荷回路13内に接続されたトランスで、トランス19
の2次側には抵抗20を介してトランジスタ16のベー
ス端子に接続される。
【0030】トランジスタ4とトランジスタ5は実施例
1と同様に交互にオン、オフを繰り返し、トランジスタ
5がオンするとコイル9、トランス19の1次側、放電
灯10及びトランジスタ5を経由して負荷電流が流れ、
この電流はトランス19の1次側において図3中矢印I
1に示す方向に流れる。そして、トランス19の2次側
には矢印I2に示す方向に電流が流れトランジスタ16
をオンにする。トランジスタ16がオンでトランジスタ
5がオンであれば、実施例1と同様にコイル14には整
流回路2の出力電圧に対応した高周波電流が流れ、入力
電流の歪を小さくすることができる。
【0031】実施例3. 図4は本発明の実施例3を示す回路図であり、実施例1
のコイル9に置き換えられてトランス21が負荷回路1
3に接続される。トランス21の1次側、即ち平滑コン
デンサ3の高電位側と放電灯10の間に接続された巻き
線は従来装置又は実施例1のコイル9と同様の役割を果
たし、トランジスタ5がオン時にトランス21の1次側
に電流が流れ、トランス21の2次電流でトランジスタ
16がオンになる。トランジスタ16がオンでトランジ
スタ5がオンであれば、実施例1と同様にコイル14に
は整流回路2の出力電圧に対応した高周波電流が流れ、
入力電流の歪を小さくすることができる。
【0032】実施例4. 図5は本発明の実施例4を示す回路図であり、22は予
熱トランスで、予熱トランス22の1次側はトランジス
タ4、5の接続点と平滑コンデンサ3の間に挿入され、
2次側には3つのコイルを備え、コイルA、Bはそれぞ
れ放電灯10のフィラメントに接続、コイルCはトラン
ジスタ16に接続される。
【0033】トランジスタ4、5は実施例1と同様に交
互にオン、オフを繰り返し、負荷回路13に高周波電力
を与えると同時に予熱トランス22を介して放電灯10
のフィラメントに予熱電力を与える。この時、予熱トラ
ンス22の2次側コイルCによってトランジスタ16が
駆動され実施例1と同様に商用電源1から直接的に負荷
回路13に高周波電流が流れ、コイル14に逆起電力が
発生し、この電圧で分離ダイオード15を経由して平滑
コンデンサ3に充電電流が流れる。このことから整流回
路2から直接平滑コンデンサ3に充電する電流が無くな
る。予熱トランス22の2次コイルの極性はトランジス
タ5がオンのときに発生する電圧がトランジスタ16を
オンにするよう接続される。このように、負荷が放電灯
の場合放電灯を予熱する予熱トランス22を利用して新
たに設けたトランジスタ16を駆動し入力電流の歪を小
さくできる。
【0034】実施例5. 図6は本発明の実施例5を示す回路図であり、実施例5
は基本的に実施例1と同じであるが、トランジスタ16
の駆動方法が異なる。即ち、制御回路8からの出力であ
るトランジスタ5の駆動信号を同期信号として所定時間
の時限信号を出力する時限回路23と、時限回路23の
時限信号のパルス幅を切り換えるスイッチ24を備え、
時限回路23の出力でトランジスタ16をオン・オフ駆
動する。
【0035】実施例5の動作を図7の波形図を併用して
説明する。図7(a)はトランジスタ4のON/OFF
波形、(b)はトランジスタ5のON/OFF波形、
(c)はトランジスタ16のON/OFF波形である。
制御回路8の出力であるトランジスタ5の駆動信号で時
限回路23が動作し、スイッチ24が閉じているときは
t1時間のオンパルスを出力し、スイッチ24が開いて
いるときはt2時間のオンパルスを出力する。この時限
回路23の出力によってトランジスタ16がオン・オフ
駆動される。
【0036】一方、負荷回路13に流れる負荷電流はト
ランジスタ4、5のオン・オフ繰り返し周波数で決定さ
れ、この周波数が高いときは負荷電流が小さくなる。こ
れはコイル9のインピーダンスが増加するためである。
また、トランジスタ16を経由して整流回路2の出力か
ら直接負荷回路13に流れる脈流電流と平滑コンデンサ
3からコイル9を経由して流れる直流電流の比がそのま
ま負荷電流のリップル成分となることは明かである。従
って、トランジスタ4、5のオン・オフ繰り返し周波数
を高くして負荷電流を小さくした場合リップル電流が大
きくなる。そこで、負荷電流を小さく設定する場合はス
イッチ24を閉止し、負荷電流を大きく設定する場合は
スイッチ24を開放する。これにより負荷電流を小さく
設定した場合、トランジスタ16のオン時間が短いこと
から脈流電流が小さくなり、負荷電流を大きく設定した
場合はトランジスタ16のオン時間が長くなり脈流電流
も大きくなる。
【0037】負荷電流を大きく設定した場合、脈流電流
を大きくする理由は平滑コンデンサ3に蓄えられる電荷
がコイル14で発生した逆起電圧を利用していることか
ら平滑コンデンサ3から負荷回路13に多くの電流を流
した場合、コイル14に流れる高周波電流を大きくする
必要からである。逆に平滑コンデンサ3から負荷回路1
3への電流が小さい場合はコイル14に流す高周波電流
も小さくて済む。このように負荷電流の大小で、負荷回
路を流れる脈流電流を大きくしたり小さくするスイッチ
24を備え、力率が高く、高調波の発生が少なく、しか
も負荷電流のリップル成分を極力小さくできる。
【0038】実施例5では2種類の負荷電流に対応する
ようスイッチ24を1つ設けたが、負荷電流が1つに固
定されている場合はスイッチ24が無くてもよく、また
数種類の負荷電流に対応させるには、時限回路の設定時
間をその切り換え数だけ設け、その時はスイッチ24を
同数設ければ良い。
【0039】実施例6. 図8は本発明の実施例6を示す回路図であり、トランジ
スタ16は実施例5と同様に制御回路8からの出力であ
るトランジスタ5の駆動信号を同期信号として所定時間
の時限信号を出力する時限回路26によってオン・オフ
駆動される。25は負荷回路13内に設置されコイル9
の電流を検出する負荷電流検出回路である。負荷電流検
出回路25の検出出力は時限回路26に入力され、時限
回路26はこの検出出力に対応した時間のパルスを出力
する。即ち、負荷電流が小さい場合はオン時間の短いパ
ルス、逆に大きい場合はオン時間の長いパルスを出力す
る。従って、商用電源1から直接に負荷回路13に流れ
る電流は、トランジスタ16のオン時間が短い時は小さ
く(負荷電流が小さい)、トランジスタ16のオン時間
が長い時は大きく(負荷電流が大きい)流れる。このよ
うに負荷電流の大小で、負荷回路を流れる脈流電流を負
荷電流に対応して大きくしたり小さくするため、力率が
高く、高調波の発生が少なく、しかも負荷電流のリップ
ル成分を極力小さくできる。
【0040】実施例7. 図9は本発明の実施例7を示す回路図であり、実施例1
のトランジスタ16を省略した回路構成で、ダイオード
17のアノードがコイル14と分離ダイオード15の接
続点に、ダイオード17のカソードが負荷回路13に接
続される。この回路は負荷条件の狭い範囲のみ効果があ
るもので、即ち特定の負荷電流値とその時のトランジス
タ4、5のオン・オフ周波数でコイル14の最適リアク
タンス値を選定し、商用電源1から直接的に負荷回路1
3に流し込む高周波電流を1ポイントに絞り込んだもの
である。この場合、負荷電流のリップル成分が大きくな
る可能性があるが、リップル成分を問題にしないような
負荷であれば、トランジスタ16を省略できるので経済
的に電源高調波を少なくすることができる。
【0041】実施例7の動作はトランジスタ5がオンの
時に、商用電源1から整流回路2を経由してコイル1
4、ダイオード17、放電灯10、カップリングコンデ
ンサ12及びトランジスタ5のループで電流が流れ、同
時に平滑コンデンサ3からコイル9、放電灯10、カッ
プリングコンデンサ12及びトランジスタ5のループに
も電流が流れる。そして、トランジスタ5がオフでトラ
ンジスタ4がオンになればコイル9に発生する逆起電力
でダイオード17が逆バイアスとなりダイオード17が
オフになる。この時、実施例1と同様にカップリングコ
ンデンサ12に蓄えられた電荷は放電灯10、コイル9
及びトランジスタ4のループで放電される。従って、負
荷回路13には交流電流が流れ、また商用電源1からは
その電圧値に追従した電流が流れることになる。
【0042】実施例8. 図10は本発明の実施例8を示す回路図であり、30、
31は整流回路2の出力端子間に設けられた直列接続の
抵抗、32はトランジスタ4、5及び16のスイッチン
グ動作を制御する制御回路である。図11は制御回路3
2の内部構成図を示すもので、33は発振回路、34は
周波数変調回路で、この周波数変調回路34は抵抗30
及び31で分圧された電圧VOUTと発振回路33の発振
出力を入力し、トランジスタ4、5及び16の駆動信号
S1、S2及びS3をそれぞれ出力する。図12は周波
数変調回路34の出力特性を示す特性図で、分圧電圧V
OUTに対してスイッチング駆動信号S1、S2及びS3
の周波数の変動特性を表す。
【0043】実施例8の動作を図13の波形図を併用し
て説明する。図13(a)は整流回路2の出力波形、
(b)はトランジスタ4、5及び16のスイッチング周
波数を表す特性図、(c)はトランジスタ4のON/O
FF波形、(d)はトランジスタ5のON/OFF波
形、(e)はトランジスタ16のON/OFF波形であ
る。
【0044】整流回路2の出力電圧は抵抗30と抵抗3
1で分圧され制御回路32に入力される。制御回路32
内の周波数変調回路34は発振回路33の発振出力を分
圧電圧VOUTに対応して変調する。周波数変調回路34
の出力周波数は図12に示すようにVOUTが0[V]の
時にf2、VOUTが最大Vp[V]の時にf1となり、
これら周波数はf1>f2の関係になる。従って、図1
3(a)及び(b)に示すようにスイッチング周波数が
整流波形に追従して変化し、整流回路2の出力電圧が高
い時にスイッチング周波数が高くなる。それに伴い、図
13(c)、(d)及び(e)に示すようにそれぞれの
駆動信号のONパルス幅は分圧電圧の高低に相反するよ
うに分圧電圧の高いときに狭く、分圧電圧の低いときに
広くなる。従って、整流回路2の出力電圧が高いとき、
平滑コンデンサ3に対する昇圧比が小さくなると共に負
荷電流も小さく抑えられ、平滑コンデンサ3とトランジ
スタ4、5及び16は耐圧の低いもので済む。
【0045】前記実施例8では、抵抗30と抵抗31の
分圧電圧により商用電源1の交流電圧の瞬時値を検出し
ていたが、抵抗30と抵抗31の代わりにトランスを用
いその2次電圧で前記瞬時値を検出しても同様の効果が
ある。
【0046】実施例9. 図14はもう一つの制御回路32aの構成を示すもの
で、35はパルス幅変調回路である。図15は同制御回
路32aの動作を説明するための特性図、図16は同制
御回路32aを有するインバータ装置の各部位における
駆動信号の波形図である。この実施例の制御回路32a
を実施例8(図10の回路図)に用いれば、制御回路3
2aの発振回路33の所定周波数の駆動信号に対し、図
15に示すようにパルス幅変調回路35は整流回路2の
出力電圧の分圧電圧VOUTの高低に相反するように分圧
電圧が高いときに駆動信号パルス幅を狭く、分圧電圧の
低いときに広くして出力する。
【0047】図16(a)は整流回路2の出力波形であ
り、この出力電圧を抵抗30、31で分圧し(VOU
T)、制御回路32aに入力する。制御回路32a内で
は、パルス幅変調回路35がこの電圧に基づいて発振回
路33の発振出力をパルス幅変調を行う。図16(b)
はトランジスタ4、5及び16をスイッチングするオン
パルス幅を整流波形の時間経過に合わせて特性図化した
もので、整流電圧が高い時にはオンパルス幅を狭くして
いることを表している。図16(c)、(d)及び
(e)はそれぞれトランジスタ4、5及び16のON/
OFF波形である。このように、整流回路2の出力電圧
が高い時にトランジスタ4、5及び16のオンパルスを
狭くするよう制御するので、平滑コンデンサ3に対して
昇圧比が小さくなると共に負荷電流も小さく抑えられ、
平滑コンデンサ3とトランジスタ4、5及び16は耐圧
が低いもので済む。
【0048】実施例10. 図17は本発明の実施例10を示す回路図であり、10
a及び10bは放電灯10のフィラメント、36はトラ
ンス、36aはこのトランス36の1次コイルで、実施
例1のコイル14と同じ箇所に設けられており、36b
及び36cはその2次コイルである。37及び38はこ
の2次コイル36b、36cに直列に接続されたコンデ
ンサである。一般的に放電灯10はフィラメント10
a、10bに電力を与え、フィラメント10a、10b
を加熱して後に両フィラメント間に高圧を印加する。こ
のフィラメントを加熱する工程を予熱と称している。ま
た、放電灯10が放電を開始しても引き続きフィラメン
ト10a、10bには電力を与えなければならない。こ
れはフィラメント10a、10bの劣化防止を目的とし
ている。
【0049】トランス36の1次コイル36aは実施例
1のコイル14と同じ働きをし、即ち制御回路8からの
駆動信号でトランジスタ4、5及び16がオン・オフす
ればトランス36の1次コイル36aを通じて負荷回路
13に高周波電流が流れ、1次コイル36aに逆起電力
が発生、この電圧でダイオード15を経由して平滑コン
デンサ3に充電電流が流れる。一方、トランス36の2
次コイル36b、36cには1次コイル36aの電圧の
2次/1次卷き数倍の電圧が誘起されこの電圧はコンデ
ンサ37を介してフィラメント10a、コンデンサ38
を介してフィラメント10bに電流を流す。従って、2
次コイル36b、36cの卷き数は1次コイル36aの
卷き数に比べて小さい値に設定される。このように、負
荷回路に容易に別電力を供給することができるので、安
価にインバータ装置を提供できる。
【0050】実施例11. なお前記実施例1では、コイル9と放電灯10の接続点
にダイオード17のカソードを接続しているが、図18
に示すようにコイル9の他端にダイオード17のカソー
ドを接続しても良く、この場合はその接続点と平滑コン
デンサ3の間にカップリングコンデンサ12aを新たに
設ければ良い。
【0051】実施例12. 図19は本発明の実施例12を示し、トランジスタ16
がトランジスタ4と同期してオン・オフする場合の回路
図であり、コイル14と分離ダイオード15は整流回路
2の負側出力端子に接続されている。商用電源1の電圧
は整流回路2で整流され直流電圧(脈流電圧)になり、
整流回路2から出力された脈流は分離ダイオード15、
コイル14を介して平滑コンデンサ3を充電する。
【0052】制御回路8はトランジスタ4、5を交互に
オン、オフすると同時にトランジスタ4に同期した信号
でトランジスタ16を駆動する。制御回路8の駆動信号
によってトランジスタ4とトランジスタ16がオンにな
れば、平滑コンデンサ3の充電電圧に基づきトランジス
タ4、コンデンサ12、放電灯10、電流制限用の第2
のコイル9に電流が流れ、また同時に、整流回路2から
脈流電圧の瞬時電圧に基づいてトランジスタ4、コンデ
ンサ12、放電灯10、ダイオード17、トランジスタ
16及びコイル14の経路にも電流が流れる。この両者
の電流はコンデンサ12を充電する。次にトランジスタ
4がオフでトランジスタ5がオンになれば、コンデンサ
12に充電された電荷がコイル9、放電灯10及びトラ
ンジスタ5を経由して放電される。この動作が繰り返さ
れることで放電灯10には高周波の交流電流が流れるこ
とになる。
【0053】このように、商用電源1の電圧に対応して
高周波電流が負荷回路13に流れ、高周波除去フィルタ
の役割を果たすコンデンサ18によって高周波成分が無
くなり、商用電源1からの入力電流波形は商用電源1の
電圧波形に近似される。また、コイル14に高周波電流
が流れればコイル14に逆起電圧が発生(図1の実施例
1とは極性が逆になる)し、この電圧で分離ダイオード
15を経由して平滑コンデンサ3に充電電流が流れるこ
とから、整流回路2から直接平滑コンデンサ3に充電さ
れる電流が無くなる。
【0054】以上の実施例1から実施例12の説明にお
いて、第1及び第2のスイッチング手段としてMOS
FET(電界効果トランジスタ)を使用して、これに逆
並列接続のダイオードを省略することが可能である。ま
た、高周波除去フィルターとしてコンデンサ18からな
る構成を示したが、コイルとコンデンサからなる高周波
除去フィルターを更に追加すれば商用電源1側に出力さ
れるノイズ成分を小さくできる。
【0055】負荷回路が例えば放電灯で、並列に複数接
続されている場合、図1のダイオード17相当を各々の
負荷数に応じて設け、各負荷回路に接続流入するように
すれば、トランジスタ16は1つでダイオード17相当
を複数備えれば良い。また、図9の実施例7のようにダ
イオード17のみで構成する場合も負荷数に応じた数だ
けダイオードを備え、負荷回路の該当箇所に接続すれば
良い。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、商用電源から直接に第3のスイッチング手段を経由
して負荷回路に高周波電流が流れ、整流回路に並列接続
されたコンデンサで高周波成分が除去され、入力電流波
形が入力電圧波形に近づくことから、力率が高く、電源
高調波の発生が少なく、効率の高い装置を提供できる効
果がある。さらに、第3のスイッチング手段と負荷回路
の間にダイオードを設けたため、第3のスイッチング手
段の耐圧が低いもので済み部品コストが安価になる効果
がある。
【0057】請求項2の発明によれば、負荷電流を検出
するトランスを設け、トランスの2次電圧を用いて第3
のスイッチング手段を駆動するので、第3のスイッチン
グ手段を駆動するための新たな信号生成部分が不要とな
り回路が簡単で経済的になる効果がある。
【0058】請求項3の発明によれば、負荷回路内の電
流制限用の第2のコイルに付加巻き線を設け、付加巻き
線で第3のスイッチング手段を駆動するので、第3のス
イッチング手段を駆動するための新たな信号生成部分又
は新たなトランスが不要となり、回路が簡単で経済的に
なる効果がある。
【0059】請求項4の発明によれば、放電灯のフィラ
メントを予熱する予熱トランスに付加卷き線を設け、こ
の付加巻き線で第3のスイッチング手段を駆動するの
で、第3のスイッチング手段を駆動するための新たな信
号生成部分が不要となり回路が簡単で経済的になる効果
がある。
【0060】請求項5の発明によれば、時限回路の出力
で第3のスイッチング手段を駆動するので、商用電源か
ら直接負荷回路に流れる電流と平滑コンデンサから負荷
回路に流れる電流の比を時限回路の出力パルス幅で自由
に設定できるので、種々の負荷電流に対し、負荷電流の
リップル成分を少なくすることが可能となり、力率が高
く、電源高調波の発生が少なくなる効果がある。
【0061】請求項6の発明によれば、時限回路が出力
するオンパルスのパルス幅を切り変えるスイッチを設
け、スイッチの切り換えで負荷回路を流れる脈流電流を
大きくしたり小さくしたりでき、種々の負荷電流に対
し、力率が高く、電源高調波の発生が少なくなる効果が
ある。
【0062】請求項7の発明によれば、負荷電流検出手
段の検出出力によって時限回路が出力するオンパルスの
パルス幅を設定し、負荷電流が変化した場合でも自動的
に商用電源から直接負荷回路に流れる電流を最適値に保
つため、種々の負荷電流に対し、負荷電流のリップル成
分を少なくすることが可能となり、力率が高く、電源高
調波の発生が少なくなる効果がある。
【0063】請求項8の発明によれば、商用電源から直
接にダイオードを介して負荷回路に高周波電流が流れ、
整流回路に並列接続されたコンデンサで高周波成分が除
去され、入力電流波形が入力電圧波形に近づくことか
ら、力率が高く、電源高調波の発生が少なく、また回路
構成が簡単なことから部品コストが安価になる効果があ
る。
【0064】請求項9の発明によれば、力率が高く、電
源高調波の発生が少ない上、昇圧用の第1のコイルに付
加された複数個のコイルによって負荷回路に電力を別供
給するので、負荷が放電灯の場合に放電灯のフィラメン
トを予熱する電力回路を簡単に構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るインバータ装置の回路
図である。
【図2】同装置の各部位における電圧、電流及び駆動信
号の波形図である。
【図3】本発明の実施例2に係るインバータ装置の回路
図である。
【図4】本発明の実施例3に係るインバータ装置の回路
図である。
【図5】本発明の実施例4に係るインバータ装置の回路
図である。
【図6】本発明の実施例5に係るインバータ装置の回路
図である。
【図7】同装置の駆動信号波形図である。
【図8】本発明の実施例6に係るインバータ装置の回路
図である。
【図9】本発明の実施例7に係るインバータ装置の回路
図である。
【図10】本発明の実施例8に係るインバータ装置の回
路図である。
【図11】同装置の制御回路の構成図である。
【図12】同装置の制御回路の動作を説明するための特
性図である。
【図13】同装置の各部位における電圧、電流及び駆動
信号の波形図である。
【図14】本発明の実施例9に係るインバータ装置内制
御回路の構成図である。
【図15】同制御回路の動作を説明するための特性図で
ある。
【図16】同装置の各部位における電圧、電流及び駆動
信号の波形図である。
【図17】本発明の実施例10に係るインバータ装置の
回路図である。
【図18】本発明の実施例11に係るインバータ装置の
回路図である。
【図19】本発明の実施例12に係るインバータ装置の
回路図である。
【図20】従来のインバータ装置の回路図である。
【図21】従来のインバータ装置における入力電圧及び
入力電流波形図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 整流回路 3 平滑コンデンサ 4 第1のトランジスタ 5 第2のトランジスタ 6 ダイオード 7 ダイオード 8 制御回路 9 電流制限用の第2のコイル 10 放電灯 11 コンデンサ 12 カップリングコンデンサ 13 負荷回路 14 昇圧用の第1のコイル 15 分離ダイオード 16 第3のトランジスタ 17 ダイオード 18 コンデンサ 19 トランス 20 抵抗 21 トランス 22 予熱トランス 23 時限回路 24 スイッチ 25 負荷電流検出回路 26 時限回路 32 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−38152(JP,A) 特開 平5−38161(JP,A) 特開 平5−64462(JP,A) 特開 平4−193067(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/217 H05B 41/24

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を整流して直流電圧を出力する
    整流回路と、この整流回路の出力端子間に設けられ、互
    いに直列接続され交互にオン・オフする第1及び第2の
    スイッチング手段と、この第1及び第2のスイッチング
    手段の各々に等価的に逆並列接続されたダイオードと、
    前記第1及び第2のスイッチング手段をオン・オフ制御
    する制御回路と、前記整流回路と前記第1及び第2のス
    イッチング手段の直列回路の間に設けられた平滑コンデ
    ンサと、前記第1及び第2のスイッチング手段の接続点
    と前記平滑コンデンサの間に接続された負荷回路とを備
    えたインバータ装置において、 前記整流回路と前記平滑コンデンサとの間に挿入された
    昇圧用の第1のコイルと、この昇圧用の第1のコイルと
    直列に接続され、整流回路の電圧と平滑コンデンサの電
    圧とを分離する分離ダイオードと、昇圧用の第1のコイ
    ルと前記分離ダイオードとで形成する直列回路の接続点
    と前記負荷回路の間に接続され、前記第1又は第2の
    スイッチング手段の何れかに同期してオン・オフ制御さ
    れ、整流回路から昇圧用の第1のコイルを介して負荷回
    路に流れる電流の通電を行う第3のスイッチング手段
    と、この第3のスイッチング手段と直列に接続され、そ
    のスイッチング手段に加わる逆電圧を阻止するダイオー
    ドとを設けたことを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷回路に直列に挿入され、前記平
    滑コンデンサから前記負荷回路に流れる電流を検出して
    前記第3のスイッチング手段を駆動するトランスを設け
    たことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷回路が放電灯、前記電流制限用
    の第2のコイルは前記負荷電流の検出を兼用するトラン
    スで構成されることを特徴とする請求項2記載のインバ
    ータ装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷回路が放電灯、電流制限用の第
    2のコイル及びカップリングコンデンサから構成され、
    前記第1及び第2のスイッチング手段の接続点と前記平
    滑コンデンサの間に接続され、前記放電灯のフィラメン
    トに電力を供 給するとともに、前記第3のスイッチング
    手段を駆動する予熱トランスを設けたことを特徴とする
    請求項1記載のインバータ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1又は第2のスイッチング手段に
    同期してオンし、前記負荷電流の値に対応してオンパル
    ス幅を変更し、このオン動作中に第3のスイッチング手
    段を駆動する時限回路を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のインバータ装置。
  6. 【請求項6】 前記時限回路のオンパルス幅を設定する
    複数個のスイッチを設けたことを特徴とする請求項5記
    載のインバータ装置。
  7. 【請求項7】 前記負荷回路に流れる電流を検出し、こ
    の検出出力によって前記時限回路のオンパルス幅を設定
    する負荷電流検出手段を設けたことを特徴とする請求項
    5又は請求項6記載のインバータ装置。
  8. 【請求項8】 交流電圧を整流して直流電圧を出力する
    整流回路と、この整流回路の出力端子間に設けられ、互
    いに直列接続され交互にオン・オフする第1及び第2の
    スイッチング手段と、この第1及び第2のスイッチング
    手段の各々に等価的に逆並列接続されたダイオードと、
    前記第1及び第2のスイッチング手段をオン・オフ制御
    する制御回路と、前記整流回路と前記第1及び第2のス
    イッチング手段の間に設けられた平滑コンデンサと、前
    記第1及び第2のスイッチング手段の接続点と前記平滑
    コンデンサの間に接続された負荷回路とを備えたインバ
    ータ装置において、 前記整流回路と前記平滑コンデンサとの間に挿入された
    昇圧用の第1のコイルと、この昇圧用の第1のコイルと
    直列に接続され、前記整流回路の電圧と平滑コンデンサ
    の電圧とを分離する分離ダイオードと、昇圧用の第1の
    コイルと前記分離ダイオードとで形成する直列回路の接
    続点と前記負荷回路との間に接続され、整流回路から昇
    圧用の第1のコイルを介して負荷回路に流れる電流の通
    電を行うダイオードとを設けたことを特徴とする インバ
    ータ装置。
  9. 【請求項9】 前記負荷回路は放電灯、電流制限用の第
    2のコイル及びカップリングコンデンサから構成され、
    前記昇圧用の第1のコイルに設けられ、前記放電灯のフ
    ィラメント電力を供給する付加巻き線を設けたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項3、請求項5乃至請求項8
    の何れかに記載のインバータ装置。
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