JP3252290B2 - 薄膜バイポーラトランジスタおよびそれを用いた薄膜半導体装置 - Google Patents

薄膜バイポーラトランジスタおよびそれを用いた薄膜半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は薄膜バイポーラトラン
ジスタおよびそれを用いた薄膜半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアクティブマトリクス型液晶表示
装置で用いられているアクティブマトリクスパネル(薄
膜半導体装置)には、図14に示すような回路構成のも
のがある。この薄膜半導体装置では、ガラス等からなる
1枚の透明基板1上の行方向に走査電極2が列方向に信
号電極3がそれぞれ設けられ、走査電極2と信号電極3
との各交点に対応する各画素ごとに薄膜トランジスタ
(薄膜能動素子)4、液晶容量からなる画素静電容量部
5および補助容量部6が設けられ、走査電極2の一端部
にゲート駆動用周辺回路部7が設けられ、信号電極3の
一端部にデータ駆動用周辺回路部8が設けられている。
そして、薄膜トランジスタ4がオンになると、画素静電
容量部5および補助容量部6に表示データが電荷の形で
書込まれ、薄膜トランジスタ4がオフになると、書込ま
れた電荷により画素が駆動されるようになっている。
【0003】ところで、このような薄膜半導体装置に
は、周辺回路部7、8を薄膜トランジスタを含む回路に
よって構成するとともに、この薄膜トランジスタを移動
度の高いポリシリコン薄膜を活性層とする薄膜電界効果
トランジスタで形成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような薄膜半導体装置では、周辺回路部7、8の薄
膜トランジスタを移動度の高いポリシリコン薄膜を活性
層とする薄膜電界効果トランジスタで形成しても、その
移動度に限界があり、移動度のより一層のアップを図る
ことができないという問題があった。なお、周辺回路部
7、8を大電流ドライブが可能な薄膜バイポーラトラン
ジスタによって形成することが考えられるが、この場
合、エミッタ領域、ベース領域およびコレクタ領域を同
一平面に連続して設けることとなるので、エミッタ領域
およびコレクタ領域の各幅に対してかなりの幅狭となる
ベース領域の幅の制御が極めて困難であり、素子特性に
バラツキが生じてしまうという問題がある。また、薄膜
バイポーラトランジスタと薄膜電界効果トランジスタと
をガラス等からなる1枚の基板上に能率的に形成する技
術が確立されていないという問題もある。この発明の目
的は、ベース領域の幅をセルフアライメントして、素子
特性にバラツキが生じにくいようにすることのできる薄
膜バイポーラトランジスタを提供することにある。この
発明の他の目的は、薄膜バイポーラトランジスタと他の
薄膜能動素子とを1枚の基板上に能率的に形成すること
のできる薄膜半導体装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基板上に堆積された半導体薄膜に不純物を拡散してエミ
ッタ領域、ベース領域およびコレクタ領域を形成した薄
膜バイポーラトランジスタにおいて、前記コレクタ領域
を低濃度不純物領域と高濃度不純物領域とによって構成
し、このうちの低濃度不純物領域上にベース絶縁膜を介
してベース電極を設けるとともに、前記ベース領域
記半導体膜に対してエッチング選択性の良い金属薄膜で
被覆され、該ベース領域を覆う該金属薄膜の幅に基づい
て該ベース領域の幅が設定されているものである。請求
項2記載の発明は、基板上に薄膜能動素子をマトリクス
状に配置し、その周辺の前記基板上に請求項1記載の薄
膜バイポーラトランジスタを含んで構成された周辺回路
を形成した薄膜半導体装置であって、前記薄膜能動素子
の半導体薄膜と前記薄膜バイポーラトランジスタの半導
体薄膜とを前記基板上に同一厚さに堆積された同一材料
の半導体薄膜によって形成したものである。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ベース領域上を
半導体薄膜に対してエッチング選択性の良い金属薄膜
被覆しているので、この金属薄膜によってベース領域の
幅をセルフアライメントすることにより、素子特性にバ
ラツキが生じ難いようにすることができる。請求項2記
載の発明によれば、薄膜能動素子の半導体薄膜と薄膜バ
イポーラトランジスタの半導体薄膜とを基板上に同一厚
さに堆積された同一材料の半導体薄膜によって形成する
ことにより、製造工程の一部の共通化を図ることが可能
となり、ひいては薄膜バイポーラトランジスタと他の薄
膜能動素子とを1枚の基板上に能率的に形成することが
できる。
【0007】
【実施例】図1〜図13れぞれこの発明の一実施例を適
用した薄膜半導体装置(アクティブマトリクスパネル)
の各製造工程を示したものである。そこで、これらの図
を順に参照しながら、周辺回路部用の薄膜バイポーラト
ランジスタおよび画素部用の薄膜電界効果トランジスタ
を備えた薄膜半導体装置の構造についてその製造方法と
併せ説明する。
【0008】まず、図1に示すように、ガラス等からな
る1枚の透明基板11の上面全体にポリシリコン薄膜1
2を堆積する。次に、薄膜電界効果トランジスタ形成領
域13に対応する部分のポリシリコン薄膜12の上面に
フォトレジストパターン14を形成し、このフォトレジ
ストパターン14をマスクとしてn型不純物を低濃度に
注入し、レーザアニールにより拡散する。この後、フォ
トレジストパターン14を除去する。次に、フォトリソ
グラフィ技術により、薄膜バイポーラトランジスタ形成
領域15および薄膜電界効果トランジスタ形成領域13
に対応する部分以外の不要な部分のポリシリコン薄膜1
2をエッチングして除去し、図2に示すように、薄膜バ
イポーラトランジスタ形成用のポリシリコン薄膜16お
よび薄膜電界効果トランジスタ形成用のポリシリコン薄
膜17を形成する。
【0009】次に、図3に示すように、全表面に酸化シ
リコンからなる絶縁膜21を堆積する。この絶縁膜21
は、後で説明するように、最終的には、薄膜バイポーラ
トランジスタにおいてベース絶縁膜となり、一方、薄膜
電界効果トランジスタにおいてゲート絶縁膜となるもの
である。次に、全表面にアルミニウムやクロム等からな
る金属膜22を堆積する。この金属膜22は、後で説明
するように、最終的には、薄膜バイポーラトランジスタ
においてベース電極となり、一方、薄膜電界効果トラン
ジスタにおいてゲート電極となるものである。次に、薄
膜バイポーラトランジスタのコレクタ領域形成領域(こ
のコレクタ領域形成領域は不純物濃度の低いコレクタ領
域形成領域23と不純物濃度の高いコレクタ領域形成領
域24とからなっている。)およびその近傍に対応する
部分の金属膜22の上面にフォトレジストパターン25
を形成し、同時に、薄膜電界効果トランジスタのゲート
電極形成領域26に対応する部分の金属膜22の上面に
フォトレジストパターン27を形成する。次に、フォト
レジストパターン25、27をマスクとして不要な部分
の金属膜22をエッチングして除去し、この後フォトレ
ジストパターン25、27を除去すると、図4に示すよ
うに、薄膜バイポーラトランジスタの不純物濃度の低い
コレクタ領域形成領域23、不純物濃度の高いコレクタ
領域形成領域24およびその近傍に対応する部分のみに
金属膜22が残存し、また薄膜電界効果トランジスタの
ゲート電極形成領域25に対応する部分のみに残存する
金属膜22によってゲート電極28が形成される。
【0010】次に、図5に示すように、薄膜バイポーラ
トランジスタ形成側の残存する金属膜22の上面全体に
フォトレジストパターン31を形成し、同時に、薄膜電
界効果トランジスタ形成側の全表面にフォトレジストパ
ターン32を形成する。次に、フォトレジストパターン
31、32をマスクとして不要な部分の絶縁膜21をウ
エットエッチングして除去する。この場合、ウエットエ
ッチングするのは、このウエットエッチングにより露出
する薄膜バイポーラトランジスタ形成側のポリシリコン
薄膜16がエッチングされないようにするためである。
この後、フォトレジストパターン31、32を除去する
と、図6に示すように、薄膜バイポーラトランジスタ形
成側の残存する金属膜22下のみに絶縁膜21が残存
し、また薄膜電界効果トランジスタ形成側の絶縁膜21
がすべて残存する。次に、薄膜バイポーラトランジスタ
形成側の残存する金属膜22および薄膜電界効果トラン
ジスタ形成側のゲート電極28をマスクとしてp型不純
物を低濃度に注入し、レーザアニールにより拡散する。
なお、図4に示す状態においてp型不純物を低濃度に注
入し、この後薄膜バイポーラトランジスタ形成側の絶縁
膜21の一部をウエットエッチングして除去するように
してもよい。
【0011】次に、図7に示すように、薄膜バイポーラ
トランジスタ形成側の全表面にフォトレジストパターン
33を形成し、同時に、薄膜電界効果トランジスタ形成
側のゲート電極28の周囲にフォトレジストパターン3
4を形成する。次に、フォトレジストパターン33、3
4をマスクとしてp型不純物を高濃度に注入し、レーザ
アニールにより拡散する。この後、フォトレジストパタ
ーン33、34を除去する。この状態では、薄膜電界効
果トランジスタ形成側のポリシリコン薄膜17のゲート
電極28に対応する部分がチャネル領域17aとなり、
その両側に低濃度不純物領域からなるソース・ドレイン
領域17bが形成され、その両外側に高濃度不純物領域
からなるソース・ドレイン領域17cが形成されてい
る。これは、薄膜電界効果トランジスタをLDD構造と
するためであるが、必ずしもLDD構造とする必要はな
い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ベース領域上を半導体薄膜に対してエッチ
ング選択性の良い金属薄膜で被覆しているので、この
属薄膜によってベース領域の幅をセルフアライメントす
ることにより、素子特性にバラツキが生じ難いようにす
ることができる。また、請求項2記載の発明によれば、
薄膜能動素子の半導体薄膜と薄膜バイポーラトランジス
タの半導体薄膜とを基板上に同一厚さに堆積された同一
材料の半導体薄膜によって形成しているので、製造工程
の一部の共通化を図ることができ、ひいては薄膜バイポ
ーラトランジスタと他の薄膜能動素子とを1枚の基板上
に能率的に形成することができる。
【0013】次に、図9に示すように、全表面に酸化シ
リコンからなる絶縁膜37を堆積する。この絶縁膜37
は、後で説明するように、最終的には、薄膜バイポーラ
トランジスタにおいてベース電極兼ベース領域幅制御用
金属薄膜の所定の部分の幅を決定するための選択エッチ
ング用サイドウォールとなり、一方、薄膜電界効果トラ
ンジスタにおいて層間絶縁膜となる。次に、薄膜電界効
果トランジスタ形成側のゲート電極28の周囲に形成さ
れた絶縁膜37の上面にフォトレジストパターン38を
形成する。次に、フォトレジストパターン38をマスク
として不要な部分の絶縁膜37を異方性エッチングして
除去し、これによりサイドウォールおよび層間絶縁膜3
9(図10参照)を形成し、次いでフォトレジストパタ
ーン38を除去した後サイドウォールのうち不要なもの
をエッチングして除去すると、図10に示すように、薄
膜バイポーラトランジスタのベース領域形成領域40に
対応する部分の金属薄膜36上のみに選択エッチング用
サイドウォール41が形成される。
【0014】次に、図10に示すように、薄膜バイポー
ラトランジスタのベース領域形成領域40および不純物
濃度の低いコレクタ領域形成領域23に対応する部分の
選択エッチング用サイドウォール41および金属薄膜3
6の上面にフォトレジストパターン42を形成し、同時
に、薄膜電界効果トランジスタ形成側の全表面にフォト
レジストパターン43を形成する。次に、フォトレジス
トパターン42、43をマスクとして不要な部分の金属
薄膜36および金属膜22をウエットエッチングして除
去し、次いで同じくフォトレジストパターン42、43
をマスクとして不要な部分の絶縁膜21をウエットエッ
チングして除去し、次いでフォトレジストパターン4
2、43を除去すると、図11に示すような状態とな
る。すなわち、薄膜バイポーラトランジスタの不純物濃
度の低いコレクタ領域形成領域23上のみに残存する絶
縁膜21によってベース絶縁膜44が形成され、このベ
ース絶縁膜44上のみに残存する金属膜22によってベ
ース電極45が形成され、このベース電極45上、ベー
ス領域形成領域40上およびその間に残存する金属薄膜
36によってベース電極兼ベース領域幅制御用金属薄膜
46が形成される。また、薄膜電界効果トランジスタ形
成側の絶縁膜21によってゲート絶縁膜47が形成され
る。
【0015】ここで、ベース電極兼ベース領域幅制御用
金属薄膜46の所定の側面は酸化シリコンからなる選択
エッチング用サイドウォール41によって被覆されてい
るので、金属薄膜36をウエットエッチングする際、ベ
ース電極兼ベース領域幅制御用金属薄膜46となる部分
がエッチングされることはない。また、金属薄膜36お
よび絶縁膜21をウエットエッチングしているので、こ
れらのウエットエッチングにより露出するポリシリコン
薄膜16がエッチングされることもない。しかも、特に
金属薄膜36はポリシリコン薄膜16に対してエッチン
グ選択性の良いアルミニウムやクロム等の材料からなっ
ているので、ポリシリコン薄膜16を、ポリシリコンを
活性層とする薄膜トランジスタにおいて特性が良いとい
われている350Å程度の超薄膜とすることができる。
したがって、薄膜電界効果トランジスタ形成側のポリシ
リコン薄膜17も350Å程度の超薄膜とすることがで
きる。また、ベース電極兼ベース領域幅制御用金属薄膜
46のポリシリコン薄膜16と接する部分の幅Dは、金
属薄膜36の膜厚に絶縁膜37の膜厚を加えた値となる
が、これらの膜厚を制御性良く制御することができるの
で、幅Dも制御性良く制御することができる。
【0016】次に、図12に示すように、薄膜電界効果
トランジスタ形成側の全表面にフォトレジストパターン
51を形成する。次に、フォトレジストパターン51お
よびベース電極兼ベース領域幅制御用金属薄膜46をマ
スクとしてn型不純物を高濃度に注入し、レーザアニー
ルにより拡散する。この後、フォトレジストパターン5
1を除去する。この状態では、薄膜バイポーラトランジ
スタ形成側のポリシリコン薄膜16のベース電極兼ベー
ス領域幅制御用金属薄膜46の左側の部分に高濃度不純
物領域からなるエミッタ領域16aが形成され、ポリシ
リコン薄膜16のベース電極兼ベース領域幅制御用金属
薄膜46と接する部分にベース領域16bが形成され、
ポリシリコン薄膜16のベース絶縁膜44と接する部分
に低濃度不純物領域からなるコレクタ領域16cが形成
され、ポリシリコン薄膜16のベース電極兼ベース領域
幅制御用金属薄膜46の右側にの部分に高濃度不純物領
域からなるコレクタ領域16dが形成されている。この
場合、ベース領域16bの幅は、ベース電極兼ベース領
域幅制御用金属薄膜46のポリシリコン薄膜16と接す
る部分の幅Dとなるので、セルフアライメントすること
ができる。したがって、素子特性にバラツキが生じにく
いようにすることができる。
【0017】次に、図13に示すように、薄膜バイポー
ラトランジスタ形成側の全表面にフォトレジストパター
ン(図示せず)を形成し、この状態で薄膜電界効果トラ
ンジスタ形成側のゲート絶縁膜47にコンタクトホール
52を形成し、次いでコンタクトホール52の部分にア
ルミニウムやクロム等からなるソース・ドレイン電極5
3を形成する。かくして、周辺回路部用の薄膜バイポー
ラトランジスタおよび画素部用の薄膜電界効果トランジ
スタを備えた薄膜半導体装置が完成する。
【0018】なお、この発明はI2L(Integrated Injec
tion Logic)構造にも適用することができる。また、こ
の発明はアクティブマトリクス型液晶表示装置に限ら
ず、例えばフォトダイオード(アモルファスシリコン)
を用いたイメージセンサと走査回路とを1枚の基板上に
形成する技術にも適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ベース領域上を半導体薄膜に対してエッチ
ング選択性の良い材料からなる薄膜で被覆しているの
で、この被覆薄膜によってベース領域の幅をセルフアラ
イメントすることにより、素子特性にバラツキが生じに
くいようにすることができる。また、請求項2記載の発
明によれば、薄膜能動素子の半導体薄膜と薄膜バイポー
ラトランジスタの半導体薄膜とを基板上に同一厚さに堆
積された同一材料の半導体薄膜によって形成しているの
で、製造工程の一部の共通化を図ることができ、ひいて
は薄膜バイポーラトランジスタと他の薄膜能動素子とを
1枚の基板上に能率的に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用した薄膜半導体装置
(アクティブマトリクスパネル)の製造に際し、ポリシ
リコン薄膜の所定の部分にn型不純物を低濃度に注入し
た状態の断面図。
【図2】同薄膜半導体装置の製造に際し、不要な部分の
ポリシリコン薄膜を除去した状態の断面図。
【図3】同薄膜半導体装置の製造に際し、絶縁膜、金属
膜およびフォトレジストパターンを形成した状態の断面
図。
【図4】同薄膜半導体装置の製造に際し、この時点にお
ける不要な部分の金属膜を除去した状態の断面図。
【図5】同薄膜半導体装置の製造に際し、フォトレジス
トパターンを形成した状態の断面図。
【図6】同薄膜半導体装置の製造に際し、p型不純物を
低濃度に注入した状態の断面図。
【図7】同薄膜半導体装置の製造に際し、p型不純物を
高濃度に注入した状態の断面図。
【図8】同薄膜半導体装置の製造に際し、金属薄膜を形
成した状態の断面図。
【図9】同薄膜半導体装置の製造に際し、絶縁膜を形成
した状態の断面図。
【図10】同薄膜半導体装置の製造に際し、フォトレジ
ストパターンを形成した状態の断面図。
【図11】同薄膜半導体装置の製造に際し、不要な部分
の金属薄膜、金属膜および絶縁膜を除去した状態の断面
図。
【図12】同薄膜半導体装置の製造に際し、n型不純物
を高濃度に注入した状態の断面図。
【図13】同薄膜半導体装置の製造に際し、コンタクト
ホールおよびソース・ドレイン電極を形成した状態の断
面図。
【図14】従来のアクティブマトリクスパネル(薄膜半
導体装置)の回路構成の一例を示す図。
【符号の説明】
11 透明基板 16 薄膜バイポーラトランジスタ形成用のポリシリコ
ン薄膜 16a エミッタ領域 16b ベース領域 16c 不純物濃度の低いコレクタ領域 16d 不純物濃度の高いコレクタ領域 17 薄膜電界効果トランジスタ形成用のポリシリコン
薄膜 44 ベース絶縁膜 45 ベース電極 46 ベース電極兼ベース領域幅制御用金属薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/73 H01L 21/331 H01L 27/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に堆積された半導体薄膜に不純物
    を拡散してエミッタ領域、ベース領域およびコレクタ領
    域を形成した薄膜バイポーラトランジスタにおいて、 前記コレクタ領域を低濃度不純物領域と高濃度不純物領
    域とによって構成し、 このうちの低濃度不純物領域上にベース絶縁膜を介して
    ベース電極を設けるとともに、 前記ベース領域前記半導体膜に対してエッチング選択
    性の良い金属薄膜で被覆され、該ベース領域を覆う該金
    属薄膜の幅に基づいて該ベース領域の幅が設定されてい
    ことを特徴とする薄膜バイポーラトランジスタ。
  2. 【請求項2】 基板上に薄膜能動素子をマトリクス状に
    配置し、その周辺の前記基板上に請求項1記載の薄膜バ
    イポーラトランジスタを含んで構成された周辺回路を形
    成した薄膜半導体装置であって、 前記薄膜能動素子の半導体薄膜と前記薄膜バイポーラト
    ランジスタの半導体薄膜とを前記基板上に同一厚さに堆
    積された同一材料の半導体薄膜によって形成したことを
    特徴とする薄膜半導体装置。
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