JP3251954B2 - アザビシクロ誘導体 - Google Patents

アザビシクロ誘導体

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JP3251954B2
JP3251954B2 JP19139391A JP19139391A JP3251954B2 JP 3251954 B2 JP3251954 B2 JP 3251954B2 JP 19139391 A JP19139391 A JP 19139391A JP 19139391 A JP19139391 A JP 19139391A JP 3251954 B2 JP3251954 B2 JP 3251954B2
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亨 早川
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なアザビシクロ誘
導体、その薬理学的に許容される酸付加塩および第四級
アンモニウム塩、さらにそれらの製造方法に関する。
【0002】殊に、本発明は5−HT3受容体における
5−HT(セロトニン)に対する選択的に有効な拮抗物
質である新規なアザビシクロ誘導体ならびにその薬理学
的に許容される酸付加塩および第四級アンモニウム塩に
関する。この本発明の化合物は、中枢神経系の5−HT
3受容体に作用し、例えば精神***症、躁病、うつ病、
不安症、痴呆症、認識障害あるいは薬物依存症などの精
神障害の治療に有効であり、また神経系の疾患、例えば
片頭痛の治療に使用される。また、末梢神経系の5−H
3受容体に作用し、例えば胃遅滞排出、消化不良、鼓
腸、食道逆流などの胃腸機能不全症状、さらに胃炎、消
化性潰瘍、クローン病、潰瘍性大腸炎、種々の原因によ
る下痢などの胃腸障害の治療に使用される。また、嘔吐
や吐き気、特に癌化学療法時や放射線治療法時に誘発さ
れる嘔吐ならびに吐き気の治療に有効である。
【0003】
【従来の技術および本発明が解決しようとする課題】嘔
吐は癌化学療法剤の投与を受けた患者に高頻度で見られ
る重大な問題であり、嘔吐の管理は十分な抗癌治療を行
うための極めて重要な補助療法である。
【0004】この嘔吐の抑制にメトクロプラミドの大量
静脈内投与が有効であることが報告されて以来(Grall
a, RJ. et al., N. Engel. J. Med., 305, 905−909(1
981))、完全でないにせよ良好な嘔吐管理を行えるよ
うになった。しかしながら、既存の制吐薬、特にベンズ
アミド構造を有する化合物は、ドーパミン遮断作用並び
に中枢神経抑制作用を有するために、好ましくない副作
用例えば鎮静、失調反応、下痢、静座不能を有すること
が明らかになった。
【0005】最近、5−HT3受容体の特異的拮抗薬
は、癌化学療法時に誘発される嘔吐を抑制することが報
告され(Cunningham, D. et al., The Lancet, 1, 146
1−1463(1987))、5−HT3拮抗薬は既存制吐薬より
も低用量で嘔吐を抑制しかつ好ましからざる副作用のな
い薬剤となり得ると考えられる。
【0006】従来の5−HT3拮抗薬としては、特開昭5
9−67284号公報、特開昭60−226858号公報、特開昭62−
270583号公報、特開昭64−71874号公報に開示されてい
るようなアザビシクロ環部分構造を有するものか、ある
いは特開昭60−214784号公報に開示されているようなイ
ミダゾール環部分構造を有するものが知られていたが、
5−HT3受容体における5−HTに対してより一層選
択的に拮抗し安全性の高い物質の開発が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記した課
題を解決するために鋭意研究した結果、新規なアザビシ
クロ誘導体およびこれらの塩を合成し、これらの化合物
が5−HT3受容体における5−HTに対して選択的に
拮抗し、かつ副作用が極めて低く安全に使用ができるこ
とを見い出して、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は、
【化6】 〔式中、Aは下記の式(II)
【化7】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基ま
たはベンジル基である)で示される基であり、Rは炭素
数1〜4のアルキル基である〕で表わされるアザビシク
ロ誘導体、特に式(I′)
【化8】 で表わされるアザビシクロ誘導体、その薬理学的に許容
される酸付加塩または第四級アンモニウム塩およびそれ
らの製造方法に関する。
【0009】本明細書中でいうアルキル基としては、例
えばメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、n−ブチル、iso−ブチル、n−ペンチル、ne
o−ペンチル基等が挙げられる。
【0010】本発明の一般式(I)で示される化合物
は、公知の合成反応に基づいて種々の方法で製造するこ
とができる。一例を挙げれば、一般式(III) A−COOH (III) (式中、Aは前記一般式(I)で意味するものと同じ)で
示される芳香族カルボン酸またはその酸の反応性誘導
体、例えば酸ハライド、アルキル、p−ニトロフェニル
エステルなどのエステル、酢酸などとの混合酸無水物な
どと、一般式(IV)
【化9】 (式中、Rは前記一般式(I)で意味するものと同じであ
り、R2はNH2である)で示される3,9−ジアザビシ
クロ〔3.3.1〕ノナン誘導体とを反応させて、一般式
(I)で示されるアザビシクロ誘導体を製造することが
できる。
【0011】一般式(III)で示される芳香族カルボン
酸またはその酸の反応性誘導体は、例えば特開昭48−81
858号公報、J. Org. Chem., 23 621(1958)およびChem.
Pharm. Bull., 19, 1696−1699(1971)に開示されてい
る方法によってそれぞれ調製できる。また、一般式(I
V)で示される3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナ
ン誘導体は、例えば、N,N−ビス(2,2−ジメトキシ
エチル)メチルアミンを加水分解後アセトンジカルボン
酸、メチルアミンと縮合させて7−オキソ−3,9−ジ
メチル−3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナンと
し、これをヒドロキシルアミンでオキシムとした後、接
触還元によりアミノ化して3,9−ジメチル−3,9−ジ
アザビシクロ〔3.3.1〕ノナン−7−アミンとするよ
うな反応で調製することができる。なお本化合物は文献
未載の新規化合物である。
【0012】一般式(III)で示される芳香族カルボン
酸の反応性誘導体として、例えば1−メチルインダゾー
ル−3−カルボン酸クロリドのような酸ハライドを使用
する場合には、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、1,4
−ジオキサンまたはジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの非水性有機溶媒中で、−70℃〜溶媒
の沸点の温度範囲で、必要によりトリエチルアミン、ト
リn−ブチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、テ
トラメチル尿素、金属マグネシウム、n−ブチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウムアミ
ド、水素化ナトリウム、金属ナトリウムなどの無機また
は有機の酸結合剤の存在下に、一般式(IV)で示される
3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン誘導体と反
応させる。その後、反応混合物を洗浄し、抽出、精製工
程を経て所望の一般式(I)のアザビシクロ誘導体を得る
ことができる。
【0013】本発明の一般式(I)で示される化合物の
うち置換分Aが式(II)(但しR1は水素原子である)
で示される化合物については別法として次の合成反応に
よっても製造することができる。
【0014】すなわち、3−インダゾールカルボン酸の
誘導体である次の構造式(V)
【化10】 で示されるジインダゾロ〔2,3−a,2′,3′−d〕
ピラジン−7,14−ジオン(以下3−インダゾールカ
ルボン酸二量体と略称する)と、一般式(IV)で示され
る3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン誘導体と
の反応によって所望の置換分Aが式(II)(但しR1
水素原子である)で示される一般式(I)のアザビシク
ロ誘導体を得ることができる。
【0015】この反応は次の反応式
【化11】 (但し、式中、R2はNH2であり、Rは炭素数1〜4の
アルキル基である)で表すことができる。
【0016】この反応は一般に不活性の有機溶媒中で塩
基の存在下に、−20℃〜溶媒の沸点の温度範囲で行わ
れる。
【0017】用いられる有機溶媒の具体例には、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン、1,4−ジオキサンなどのエ
ーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトンなどのケ
トン系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムア
ミド、シメチルアセタミドなどのアミド系溶媒およびジ
メチルスルホキシドなどがある。
【0018】用いる塩基としては、トリエチルアミン、
トリn−ブチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムアミド、水素化ナト
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムなどがある。また必要により4−
ジメチルアミノピリジン(DMAP)のようなアミド化
反応を促進する化合物を加えてもよい。
【0019】このようにして得られた目的化合物は常法
に従い分離および精製処理に付される。
【0020】本発明の一般式(I)で示されるアザビシ
クロ誘導体の酸付加塩とは、一般式(I)中の3位およ
び/または9位の窒素原子に酸が付加した化合物を意味
する。これらの酸付加塩としては、薬理学的に許容され
る塩類であり、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水
素酸塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機酸塩類、およびシ
ュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、乳酸塩、リンゴ
酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、メタンスル
ホン酸塩などの有機酸塩が挙げられる。
【0021】また、一般式(I)で示されるアザビシクロ
誘導体の第四級アンモニウム塩としては、例えばメチル
ヨージド、メチルブロミド、エチルヨージド、エチルブ
ロミドのような低級アルキルハロゲニド、メチルメタン
スルホネート、エチルメタンスルホネートのような低級
アルキルスルホネート、メチルp−トルエンスルホネー
トのような低級アルキルアリールスルホネートなどが一
般式(I)(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Aは前記した意味と同じ)中の3位および/または
9位の窒素原子に付加した第四級アンモニウム塩が挙げ
られる。
【0022】この第四級アンモニウム塩化反応は種々の
反応条件下において実施することができる。例えばジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレンまたはジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒中で、−20℃
〜溶媒の沸点の範囲の温度で一般式(I)のアザビシク
ロ誘導体とメチルヨージド、メチルブロミド、エチルヨ
ージド、エチルブロミドのような低級アルキルハライ
ド、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネ
ートのような低級アルキルスルホネート、メチルp−ト
ルエンスルホネートのような低級アルキルアリールスル
ホネートなどを反応させることにより、所望の第四級ア
ンモニウム塩を生成することができる。また、ジエチル
エーテルなどの低沸点の溶媒を使用する場合、あるいは
塩化メチルなどの低沸点反応剤を使用する場合は、ステ
ンレス製封管中で加圧下に行なうことが好ましい。また
上記反応は無溶媒でも行なうことができる。
【0023】一般式(I)で示されるアザビシクロ誘導
体ならびにその酸付加塩および第四級アンモニウム塩
は、水和物または溶媒和物の形で存在することもあるの
で、これらの水和物および溶媒和物もまた本発明の化合
物に包含される。
【0024】さらに、一般式(I)で示されるアザビシ
クロ誘導体にはその化学構造から明らかなとおり立体異
性体およびその化合物も包含される。
【0025】本発明の一般式(I)で示されるアザビシ
クロ誘導体としては、例えば次のような化合物を挙げる
ことができる。
【0026】3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナ−7−イル 1−メチルインダゾール
−3−カルボキサミド、3,9−ジメチル−3,9−ジア
ザビシクロ〔3.3.1〕ノナ−7−イル 1H−インダ
ゾール−3−カルボキサミド、3,9−ジメチル−3,9
−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナ−7−イル 1−エ
チルインダゾール−3−カルボキサミド、3,9−ジメ
チル−3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナ−7−
イル 1−(2−プロピル)インダゾール−3−カルボ
キサミド、3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナ−7−イル 1−ベンジルインダゾー
ル−3−カルボキサミド。
【0027】本発明の化合物は、通常薬学的製剤の形態
で経口的または非経口的に投与されうる。薬学的製剤の
形態としては、錠剤、カプセル剤、トローチ剤、シロッ
プ剤、顆粒剤、散剤、注射剤、懸濁剤等がある。また他
の薬剤とともに二重層錠、多層錠とすることができる。
さらに錠剤は、必要に応じて通常の剤皮を施した錠剤、
例えば糖衣錠、腸溶被錠、フィルムコート錠とすること
もできる。
【0028】固体製剤とする場合は、固体の添加剤、例
えば乳糖、白糖、結晶セルロース、トウモロコシデンプ
ン、リン酸カルシウム、ソルビトール、グリシン、カル
ボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレ
ングリコール、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク等が用いられる。
【0029】半固体製剤とする場合は、植物性または合
成ロウまたは脂肪等が用いられる。
【0030】液体製剤とする場合は、液体添加剤、例え
ば塩化ナトリウム水溶液、ソルビトール、グリセリン、
オリーブ油、アーモンド油、プロピレングリコール、エ
チルアルコール等が用いられる。
【0031】これらの製剤の有効成分の量は製剤の0.
001〜100重量%であり、適当には経口投与のため
の製剤の場合には0.01〜50重量%であり、そして
注射用製剤の場合には0.001〜10重量%である。
【0032】本発明の化合物の投与方法および投与量に
は特に制限はなく、各種製剤形態、疾患の程度、患者の
年齢、性別などにより適宜選択されるが、有効成分の1
日当りの投与量は0.01mg〜1000mgである。
【0033】本発明の化合物はラットによる急性毒性試
験において格別の問題が認められなかった。
【0034】以下に、本発明の化合物の具体的な合成法
を実施例として示す。
【0035】実施例1 エンド−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナ−7−イル1−メチルインダゾール−
3−カルボキサミド
【化12】 参考例3で得られたアミン(1.40g,8.28mmol)
をピリジン(30ml)に溶解し、触媒量のジメチルアミ
ノピリジンを加え、続いて1−メチルインダゾール−3
−カルボン酸クロリド(1.60g,8.22mmol)を加
えた。室温にて、16時間撹拌した後、減圧濃縮した。
希塩酸にてpH1にした水層を酢酸エチル(50ml×
2)で洗浄した。水層を水酸化ナトリウムでpH11以
上にし、クロロホルム(100ml×3)で抽出した。無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー(SiO2:クロロホル
ム−エタノール)で分離精製した。得られた粗生成物を
クロロホルム−ヘキサン混合溶媒より再結晶化し、1.
11gの標題化合物を得た。
【0036】m.p. 166〜167℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.48(d,J=15Hz,2H), 2.32−2.92
(m,8H), 2.50(s,3H),2.53(s,3H), 4.07(s,3H), 4.5
0−4.72(m,1H), 7.16−7.30(m,1H), 7.30−7.42
(m,2H), 8.41(d,J=8Hz,1H), 11.26(d,J=10Hz,1
H)。IR(KBr) 2926, 2802, 1644, 1522, 1495, 1274,
1213, 788, 752cm-1
【0037】実施例2 エンド−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナ−7−イル1H−インダゾール−3−
カルボキサミド
【化13】 参考例3で得られたアミン(1.40g,8.28mmol)
をピリジン(40ml)に溶解し、触媒量のジメチルアミ
ノピリジンを加え、続いて1H−インダゾール−3−カ
ルボン酸クロリド2.20g,12.2mmol)を加えた。
室温にて、16時間撹拌した後、減圧濃縮した。希塩酸
にてpH1にした水層を酢酸エチル(50ml×2)で洗
浄した。水層を水酸化ナトリウムでpH11以上にし、
クロロホルム(100ml×3)で抽出した。無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧濃縮して得られた残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(SiO2:クロロホルム−エタ
ノール)で分離精製した。得られた粗生成物をクロロホ
ルム−ヘキサン混合溶媒より再結晶化し、0.40gの標
題化合物を得た。
【0038】m.p. 256〜257℃1 H−NMR(CDCl3−CD3OD)δ 1.50(d,J=15Hz,2H), 2.
35−3.00(m,8H), 2.44(s,3H), 2.52(s,3H), 4.48
−4.66(m,1H), 7.14−7.56(m,3H), 8.30(d,J=8H
z,1H), 11.35−11.55(m,1H),12.63(br.s,1H)。IR
(KBr)2924, 2810, 1642, 1505, 1476, 757 cm-1
【0039】実施例3 この実施例では実施例2の化合物すなわちエンド−3,
9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノ
ナ−7−イル 1H−インダゾール−3−カルボキサミ
ドを、3−インダゾールカルボン酸二量体と参考例3で
得られたアミンすなわちエンド−3,9−ジメチル−3,
9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナ−7−アミンとの
反応によって製造した。
【0040】すなわち、参考例3で得られたアミン
(8.59g,50.8mmol)をジメチルホルムアミド
(273ml)に溶解し、氷冷下に塩基として炭酸カリウ
ム(10.58g)を加えた。次いで4−ジメチルアミ
ノピリジン(0.314g)と3−インダゾールカルボ
ン酸二量体(7.34g,25.5mmol)を加えた。反応
混合物を室温に戻し、24時間撹拌した。反応混合物を
減圧下に濃縮し、続いて水を加えて析出した結晶を濾過
して取り出した。得られた粗製の目的化合物の結晶をカ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3:Et
OH=20:1)で精製し目的化合物(9.54g;収
率60%)を得た。この化合物は常法により塩酸塩に変
換された。
【0041】実施例4 エンド−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナ−7−イル1−エチルインダゾール−
3−カルボキサミド
【化14】 実施例3で得られた化合物(0.800g,2.55mmo
l)をDMF(24ml)に溶解し、氷冷下で60%水素
化ナトリウム(0.153g,3.83mmol)を加え、3
0分間撹拌した。その後、氷冷下にてヨウ化エチル
(0.597g,3.83mmol)を加えて、30分間撹拌
した。更に室温下で6時間撹拌した後、水(40ml)を
加え、クロロホルム(50ml×3)で抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧濃縮し、残留物(1.0g)をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(SiO2;クロロホルム:エタノー
ル)で分離精製し、0.79gの標題化合物を得た。
【0042】m.p. 145.5〜146.5℃1 H−NMR(CDCl3)δ 1.38−1.62(m,5H),2.30−2.96
(m,8H),2.48(s,3H),2.53(s,3H),4.43(d,J=7Hz,2
H),4.50−4.70(m,1H),7.14−7.30(d,J=7Hz,1
H),11.1(d,J=10Hz,1H)。 IR(KBr)2930, 1648, 1526, 1467, 1267, 1205, 754 c
m-1
【0043】実施例5 エンド−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナ−7−イル1−(2−プロピル)イン
ダゾール−3−カルボキサミド
【化15】 実施例4の方法にしたがってエンド−3,9−ジメチル
−3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナ−7−イル
1H−インダゾール−3−カルボキサミドとイソプロピ
ルブロマイドとを反応させて標題化合物を調製した。
【0044】m.p. 179〜180℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.50(d,J=15Hz,2H),1.58(s,3
H),1.61(s,3H),2.30−2.96(m,8H),2.48(s,3
H),2.53(s,3H),4.56−4.76(m,1H),4.76−4.96
(m,1H),7.14−7.28(m,1H),7.28−7.48(m,2H),
8.44(d,J=8Hz,1H),10.8(d,J=10Hz,1H)。 IR(KBr)2930, 2798, 1641, 1521, 1489, 1454, 1267,
1194, 750 cm-1
【0045】実施例6 エンド−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナ−7−イル1−ベンジルインダゾール
−3−カルボキサミド
【化16】 実施例4の方法にしたがってエンド−3,9−ジメチル
−3,9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナ−7−イル
1H−インダゾール−3−カルボキサミドとベンジルブ
ロマイドとを反応させて標題化合物を調製した。
【0046】m.p. 153.5〜154.5℃ IR(KBr)2924, 2804, 1649, 1525, 1490, 1175, 753 c
m-1
【0047】次に実施例1〜3において使用した出発物
質のエンド−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナン−7−アミンの製造例を参考例1〜
3として示す。
【0048】参考例1 N,N−ビス(2,2−ジメトキシエチル)メチルアミン
【化17】 水酸化カリウム(166g, 2.96mol)をエチレング
リコール(500g)に溶解し、水冷下にてメチルアミ
ン・塩酸塩(50.0g, 0.74mol)およびブロムアセ
トアルデヒドジメチルアセタール(300g,1.78mo
l)を加えた。その後、3時間、加熱還流した。反応終
了後、水(500ml)を加え、クロロホルム(500ml
×3)で抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(フロ
リジル、ヘキサン)で分離し、標題化合物(61g)を
得た。
【0049】b.p.:80〜85℃(3mmHg)1 H−NMR(CDCl3):δ 2.39(s,3H), 2.63(d,J=5Hz,4
H), 3.37(s,12H),4.50(t,J=5Hz)。
【0050】参考例2 7−オキソ−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナン
【化18】 参考例1で得られたN,N−ビス(2,2−ジメトキシエチ
ル)メチルアミン(61g, 0.30mol)に蒸留水(6
30ml)および濃塩酸(101ml, 1.21mol)を加
え、1時間加熱還流した。その後、氷冷下で水酸化ナト
リウム水溶液(水酸化ナトリウム:48.5g;水:2
00ml)を加えた(これをA液とする)。一方別途調製
したリン酸二ナトリウム・12水和物(114.4g)
およびクエン酸(54.1g)の水(709ml)溶液
に、室温下、撹拌しながらA液を加えた。更にアセトン
ジカルボン酸(85.8g, 0.59mol)およびメチルア
ミン・塩酸塩(35.9g, 0.53g)を加えた。次い
で水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH5に調整した
後、15時間反応させた。この反応液に氷冷下で濃塩酸
(175ml)を滴下し、酢酸エチル(1000ml×2)
で水層を洗浄後、水層に水酸化ナトリウム(126g)
を加え、クロロホルム(1000ml×3)で抽出した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた
残留物(23g)をカラムクロマトグラフィー(フロリ
ジル、 酢酸エチル)で分離し、粗生成物を得た。このも
のをヘキサンより再結晶化し、標題化合物(6.2g)
を得た。
【0051】m.p.72〜73℃1 H−NMR(CDCl3):δ 2.02(d,J=13Hz,1H), 2.20(s,
3H), 2.29(s,1H),2.43(dd,J=2Hz, J′=11Hz,2
H), 2.48−2.63(m,2H), 2.58(s,3H), 2.63−2.82
(m,2H), 3.13−3.22(m,2H)。 IR(KBr):2950, 2920, 2790, 2760, 1719, 1702, 146
2, 1343,1264, 1203,1182, 1078, 820 cm-1
【0052】参考例3 エンド−3,9−ジメチル−3,9−ジアザビシクロ
〔3.3.1〕ノナン−7−アミン
【化19】 参考例2で得られた7−オキソ−3,9−ジメチル−3,
9−ジアザビシクロ〔3.3.1〕ノナン(11.3g,
67.2mmol)のエタノール(130ml)溶液にピリジ
ン(12ml)と塩酸ヒドロキシルアミン(4.81g, 6
9.2mmol)を加えて、30分間加熱還流した。反応終
了後、炭酸カリウム(25.5g)と水(12.6ml)を
加えて、2時間撹拌した。エタノールを留去した後、ク
ロロホルム(100ml×3)抽出し、減圧濃縮してオキ
シム(10.8g)を結晶として得た。
【0053】次いで、得られたオキシム(2.79g,
15.2mmol)をエタノール(30ml)に溶解し、酢酸
アンモニウム(15g)の存在下に、70℃、50kg/
cm2で24時間ラネー・ニッケルで水素添加した。反応
混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して、油状物として標
題化合物(2.27g)を得た。
【0054】オキシム1 H−NMR(CDCl3):δ 2.16(s,3H), 2.20−2.46(m,5
H), 2.51(s,3H), 2.55−2.73(m,2H), 2.92−3.07
(m,3H), 7.30−7.80(br,1H)。 IR(KBr):2940,2800, 1455, 1175, 1080,950, 760 c
m-1
【0055】標題化合物1 H−NMR(CDCl3):δ 1.34(d,J=15Hz,2H), 2.25
(s,3H), 2.46(s,3H),2.20−2.50(m,5H), 2.58
(d,J=11Hz,2H), 2.73−2.86(m,2H), 2.70−3.20
(br,2H), 3.08(t,J=7Hz,1H)。
【0056】5−HT3拮抗作用に関する薬理試験 上記の実施例1〜6によって製造した化合物について、
5−HT3受容体における5−HTに対する拮抗作用を
試験した。
【0057】麻酔したラットの頸静脈に5−HT(セロ
トニン)を投与すると本反射(一過性の徐脈)が生じる
(von Bezold Jarisch Reflex)(Paintal, AS., Physi
ol.Rev, 53,159−210(1973))。そして、5−HTによ
る本反射は、5−HT3受容体を介して生じることがRic
hardsonらによって証明されている(Nature,316, 126
−131(1985))。したがって、本発明の化合物による5
−HT3受容体における5−HTの有効かつ選択的な拮
抗作用は、本反射における阻害効果によって立証でき
る。すなわち、ラットをウレタン(1g/kg,i.p)で
麻酔し、血圧、心拍数を左大腿動脈から記録した。5−
HT(30μg/kg)を頸静脈内投与した時に生ずる徐脈
と、本発明化合物を頸静脈内投与した5分後の5−HT
投与による徐脈から阻害率を算出した。なおこの試験に
おいては、すべて塩酸塩の形で試験した。
【0058】試験に供した化合物の試験結果を次の表1
に示す。
【表1】
【0059】最後に、本発明の化合物(すべて塩酸付加
塩)を有効成分とする薬学的製剤の具体的な形態を以下
に示す。
【0060】製剤例1 各成分を均一に混合し、直打用粉末とする。これをロー
タリー式打錠機で直径6mm、重量100mgの錠剤に成型
する。
【0061】製剤例2 Aの成分を均一に混合した後、Bの溶液を加えて練合
し、押出造粒法で整粒し、次いで50℃の乾燥機で乾燥
する。乾燥上がり顆粒を粒度297μm〜1460μmに
ふるい分けたものを顆粒剤する。1分包量を200mgと
する。
【0062】製剤例3 シロップ剤 実施例2の化合物 0.100g 白 糖 30.000g D−ソルビトール70w/v% 25.900g パラオキシ安息香酸エチル 0.030g パラオキシ安息香酸プロピル 0.015g 香 味 料 0.200g グリセリン 0.150g 96%エタノール 0.500g 蒸 留 水 適 量 全 量 100ml 白糖、D−ソルビトール、パラオキシ安息香酸メチル、
パラオキシ安息香酸プロピルおよび上記の有効成分を温
水60gに溶解する。冷却後グリセリンおよびエタノー
ルに溶解した香味料の溶液を加える。つぎにこの混合物
に水を加えて100mlにする。
【0063】製剤例4 塩化ナトリウムおよび有効成分を蒸留水を加えて溶解
し、全量を1.0mlとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 1/12 A61P 1/12 1/14 1/14 25/06 25/06 25/18 25/18 25/22 25/22 25/24 25/24 25/28 25/28 25/30 25/30 43/00 114 43/00 114 //(C07D 471/08 (C07D 471/08 221:00 221:00 241:00) 241:00) (31)優先権主張番号 特願平3−84473 (32)優先日 平成3年3月26日(1991.3.26) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 萩原 幸一郎 埼玉県入間郡三芳町大字藤久保247番8 キャッスルメジュール第2三芳408号 (72)発明者 早川 亨 埼玉県川越市末広町3丁目4番地8 (72)発明者 美濃 節子 埼玉県富士見市鶴瀬西2丁目7番2−8 号 (72)発明者 谷内 誠 埼玉県入間郡大井町鶴ヶ岡5丁目3番1 号 日清製粉株式会社内 (56)参考文献 欧州特許出願公開377967(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 471/08 A61K 31/4995 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、Aは下記の式(II) 【化2】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基ま
    たはベンジル基である)で示される基であり、Rは炭素
    数1〜4のアルキル基である〕で示されるアザビシクロ
    誘導体、その薬理学的に許容される酸付加塩または第四
    級アンモニウム塩。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表わされる化合物が式 【化3】 で表わされる請求項1記載のアザビシクロ誘導体、その
    薬理的に許容される酸付加塩または第四級アンモニウム
    塩。
  3. 【請求項3】 一般式(IV) 【化4】 (式中、Rは前記一般式(I)で意味するものと同じであ
    り、R2はNH2である)で示される3,9−ジアザビシ
    クロ〔3.3.1〕ノナン誘導体と、一般式(III) A−COOH (III) (式中、Aは前記一般式(I)で意味するものと同じ)で
    示される芳香族カルボン酸またはその酸の反応性誘導体
    とを反応させることからなる、請求項1記載のアザビシ
    クロ誘導体、その薬理的に許容される酸付加塩または第
    四級アンモニウム塩の製造方法。
  4. 【請求項4】 式(V) 【化5】 で示される3−インダゾールカルボン酸二量体と、一般
    式(IV)で表わされる3,9−ジアザビシクロ〔3.3.
    1〕ノナン誘導体とを反応させることからなる、請求項
    1記載のアザビシクロ誘導体、その薬理的に許容される
    酸付加塩または第四級アンモニウム塩の製造方法。
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