JP3251514B2 - アンテナ装置および無線機 - Google Patents

アンテナ装置および無線機

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JP3251514B2 JP25376296A JP25376296A JP3251514B2 JP 3251514 B2 JP3251514 B2 JP 3251514B2 JP 25376296 A JP25376296 A JP 25376296A JP 25376296 A JP25376296 A JP 25376296A JP 3251514 B2 JP3251514 B2 JP 3251514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPHS
等の携帯無線機に取り付けて好適なアンテナ装置および
当該アンテナ装置が設けられた無線機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】800MHz帯の電波を用いる携帯電話
や、1.9GHz帯の電波を用いるPHS等の携帯無線
機において、筐体の外部に突出させて固定されしかも整
合回路が付加されている従来のアンテナ装置として、図
3および図4に示すごときものがあった。図3は、従来
の直結型のアンテナ装置であり、(a)は構成図、
(b)は等価回路図、(c)は電流と電圧の分布図であ
る。また、図4は、従来の容量結合型のアンテナ装置で
あり、(a)は構成図、(b)は等価回路図、(c)は
電流と電圧の分布図である。
【0003】図3に示す直結型のアンテナ装置は、
(a)に示すごとく、1/2波長のヘリカルアンテナエ
レメント10の基端が、マッチングコイル12の先端に
電気的接続され、このマッチングコイル12の基端が給
電点とされる。しかも、マッチングコイル12は、アー
スされたシールド部材14によりシールドされている。
かかる構成において、(b)に示すごとく、マッチング
コイル12とシールド部材14の間に容量Cfを生じ、
この容量Cfの容量値とマッチングコイル12のインダ
クタンスとにより、ヘリカルアンテナエレメント10の
基端の整合が図られている。そして、ヘリカルアンテナ
エレメント10は1/2波長であるために、(c)に示
すごとく、電流と電圧が分布し、電圧給電型のアンテナ
装置として作用する。
【0004】また、図4に示す容量結合型のアンテナ装
置は、(a)に示すごとく、1/2波長のヘリカルアン
テナエレメント10の基端部が、1/4波長のマッチン
グコイル16の先端部に適宜に容量結合され、直流的に
は非導通であるが高周波的に導通状態とされる。そし
て、マッチングコイル16の基端が給電点とされる。か
かる構成において、(b)に示すごとく、等価回路はヘ
リカルアンテナエレメント10が容量Ccを直列に介し
てマッチングコイル16に接続される。そして、(c)
に示すごとく、マッチングコイル16はシールドされて
いないので、ヘリカルアンテナエレメント10と同様に
アンテナとして作用して電流と電圧が分布し、電流給電
型のアンテナ装置として作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す直結型のア
ンテナ装置にあっては、電圧給電型であって、給電点は
電流の最小点であり、アンテナ装置にアース電流が流れ
ず若しくは流れても僅かである。そこで、携帯無線機の
ごとく、アースとなる人体に近づけて使用されるがその
距離が一定とならない場合であってもアース電流の変化
が少なく、無線機回路への影響が少ない。しかるに、直
結型では、マッチングコイル12とシールド部材14の
間の容量Cfの容量値が大きくなると、ヘリカルアンテ
ナエレメント10の整合が図れない。そこで、この容量
Cfを小さくすべく、マッチングコイル12とシールド
部材14の間の距離を大としなければならず、シールド
部材14の内径が大きなものとなる。整合を得るために
は、発明者らの実験によれば、PHSでシールド部材1
4の内径は最も小さくても10mm程度必要であった。
そこで、外形寸法が大きなものになる、という不具合が
あった。
【0006】また、図4に示す容量結合型のアンテナ装
置にあっては、電流給電型であって、給電点は電流の最
大点であり、アンテナ装置に大きなアース電流が流れ
る。そこで、人体に近づけたり離したりすると、アンテ
ナ装置に流れるアース電流が大きく変化し易い。ここ
で、携帯無線機にあっては、無線機回路および制御部と
してのロジック回路が内蔵される。そこで、アース電流
の大幅な変化により、無線機回路で不要な発振を生じさ
せたり受信感度の低下を生じさせる虞があるだけでな
く、ロジック回路を誤動作させる虞もある、という不具
合があった。さらに、容量結合型にあっては、マッチン
グコイル16はアンテナとして作用しており、1/4波
長の長さが必要であり、これの物理的長さをあまり短か
くすると実験結果としてアンテナ特性が劣化する。そこ
で、アンテナ装置を小型化することができなかった。
【0007】本発明は、上述のごとき従来のアンテナ装
置の不具合を改善すべくなされたもので、電圧給電型で
あってしかも小型化に好適なアンテナ装置を提供するこ
とを目的とする。また、かかるアンテナ装置を用いて小
型であるとともに特性が安定した無線機を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のアンテナ装置は、1/2波長のヘリカル
アンテナエレメントの基端部を直線状部とし、この直線
状部を円筒状の第1のインシュレータを介装してマッチ
ングコイル内に軸方向に挿入して前記ヘリカルアンテナ
エレメントを前記マッチングコイルに容量結合し、前記
マッチングコイルを円筒状の第2のインシュレータを介
装して内周が円筒状のシールド部材内に挿入して前記マ
ッチングコイルをシールドし、前記第1のインシュレー
タの誘電率が前記第2のインシュレータの誘電率より大
きくなるように、前記第1と第2のインシュレータの材
質を選定して、前記ヘリカルアンテナエレメントと前記
マッチングコイルの間の容量値を前記マッチングコイル
と前記シールド部材の間の容量値よりも大きくなるよう
に構成されている。
【0009】そして、前記ヘリカルアンテナコイルの直
線状部と前記マッチングコイルの間の距離を、前記マッ
チングコイルと前記シールド部材の間の距離よりも小さ
くして、前記ヘリカルアンテナエレメントと前記マッチ
ングコイルの間の容量値を前記マッチングコイルと前記
シールド部材の間の容量値よりも大きくなるように構成
することもできる。
【0010】さらに、前記ヘリカルアンテナエレメント
の直線状部の前記マッチングコイルへの挿入量を調整し
て、前記ヘリカルアンテナエレメントと前記マッチング
コイルの間の容量値を調整するように構成することもで
きる。
【0011】また、本発明の無線機は、1/2波長のヘ
リカルアンテナエレメントの基端部にマッチングコイル
を容量結合し、このマッチングコイルをシールド部材で
シールドし、しかも前記ヘリカルアンテナエレメントと
前記マッチングコイル間の容量値を、前記マッチングコ
イルと前記シールド部材の間の容量値よりも大きくなる
ようにしてアンテナ装置を形成し、このアンテナ装置を
前記ヘリカルアンテナエレメントが筐体外に突出すると
ともに前記マッチングコイルの一端部および前記シール
ド部材の一端部が筐体内に突出するようにして無線機筐
体に設け、この無線機筐体内に内蔵される無線機回路の
アンテナ入力端に前記マッチングコイルの一端部を電気
的接続するとともにアース回路に前記シールド部材の一
端部を電気的接続して構成されている。
【0012】そして、前記シールド部材が、前記アンテ
ナ装置を前記無線機筐体に固定するための取付金具であ
ることを特徴として構成しても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1およ
び図2を参照して説明する。図1は、本発明のアンテナ
装置が無線機に装着された縦断面部分図である。図2
は、本発明のアンテナ装置を示し、(a)は等価回路
図、(b)は電流と電圧の分布図である。
【0014】図1を参照して、まず構造につき説明す
る。1/2波長のヘリカルアンテナエレメント10の基
端部の線材が直線状部10aとされ、この直線状部10
aが挿入部は円筒状である第1のインシュレータ20を
介してマッチングコイル22内に軸方向に挿入される。
そして、このマッチングコイル22が挿入部は円筒状で
ある第2のインシュレータ24を介して導電金属からな
る取付金具であって内周が円筒状であるシールド部材2
6内に軸方向に挿入される。さらに、シールド部材26
の外周先端部側は、ヘリカルアンテナエレメント10を
覆うカバー28の基端部が固定される。また、シールド
部材26の外周中間部に膨大部26aが設けられ、さら
に外周基端部側に雄ネジ26bが刻設される。無線機筐
体28には、シールド部材26の雄ネジ26bが挿入で
き膨大部26aが通過できない貫通孔28aが穿設され
るとともに、内周壁に導電層30がメッキまたは導電塗
装等により配設される。そして、シールド部材26が無
線機筐体28の外方からその基端部を貫通孔28aに挿
入させ、無線機筐体28の内側に突出した雄ネジ26b
にナット30を螺合して、シールド部材26が無線機筐
体28に固定されるとともに導電層30に電気的接続さ
れる。これによってアンテナ装置が無線機筐体28に固
定されることとなる。さらに、無線機筐体28内には無
線機回路を搭載した無線機回路基板34およびロジック
回路(図示せず)が内蔵されている。この無線機回路基
板34に設けられたアンテナ入力端34aにマッチング
コイル22の基端から引き出された引き出し線が半田付
け等により固定されて電気的接続される。また、無線機
回路基板34の周辺部に設けられたアースパターン34
b,34bにアース舌片36,36が半田付け等で適宜
に固定および電気的接続され、これらのアース舌片3
6,36が無線機筐体28の内周壁の導電層30に弾接
して、電気的接続されてアース回路が形成されている。
【0015】かかる構成において、アンテナ装置は、図
2(a)に示すごとく、ヘリカルアンテナエレメント1
0の基端部が、容量Ccを介してマッチングコイル22
の先端部に容量結合され、このマッチングコイル22の
基端が給電点とされる。さらに、マッチングコイル22
は、アースされたシールド部材26に容量Cfにより高
周波的に結合される。また、図2(b)に示すごとく、
ヘリカルアンテナコイル10には、電流と電圧が分布
し、図3に示す従来の直結型のアンテナ装置と同様に、
電圧給電型のアンテナ装置として作用する。
【0016】そして、ヘリカルアンテナエレメント10
とマッチングコイル22との間の容量Ccの容量値は、
ヘリカルアンテナエレメント10の直線状部10aとマ
ッチングコイル22の内径との間の距離LAとその間に
介装されるインシュレータ20の誘電率εAおよび直線
状部10aのマッチングコイル22への挿入量d等によ
り定まる。また、マッチングコイル22とシールド部材
26との間の容量Cfの容量値は、マッチングコイル2
2の外径とシールド部材26の内径との間の距離LBと
その間に介装される第2のインシュレータ24の誘電率
εBおよびマッチングコイル22の物理的長さ等により
定まる。
【0017】ところで、ヘリカルアンテナエレメント1
0とマッチングコイル22との間の容量Ccの容量値
が、マッチングコイル22とシールド部材26との間の
容量Cfの容量値より小さいとすると、すなわちCc<
Cfとすると、ヘリカルアンテナエレメント10とマッ
チングコイル22との間で高周波信号に対するインピー
ダンスが大きくなり、マッチングコイル22とシールド
部材26との間でインピーダンスが小さくなる。そこ
で、給電点からマッチングコイル22に与えられた高周
波信号は、ヘリカルアンテナエレメント10に伝搬する
よりシールド部材26に伝搬する量が大きくなり伝搬効
率が悪いものとなる。そこで、高周波信号の伝搬効率を
良くするためには、 Cc>Cf に設定されなければならない。
【0018】このヘリカルアンテナエレメント10とマ
ッチングコイル22との間の容量Ccの容量値を、マッ
チングコイル22とシールド部材26との間の容量Cf
の容量値より大きくするために、本発明のアンテナ装置
は、以下のごとく設計されている。まず、ヘリカルアン
テナエレメント10の直線状部10aとマッチングコイ
ル22の間の距離LAを短かくし、すなわち第1のイン
シュレータ20の厚さを薄くし、またマッチングコイル
22とシールド部材26の間の距離LBを長くし、すな
わち第2のインシュレータ24の厚さを厚く設定され
る。また、第1のインシュレータ20の誘電率εAが、
第2のインシュレータ24の誘電率εBよりも大きくな
るように、第1と第2のインシュレータ20,24の材
質が選定される。そして、ヘリカルアンテナエレメント
10の直線状部10aのマッチングコイル22への挿入
量dを多くするほど容量Ccの容量値が大となる。そこ
で、容量Ccの調整には直線状部10aの挿入量dを調
整すれば良い。
【0019】上述の本発明のアンテナ装置にあっては、
電圧給電型であり、アンテナ装置にアース電流が流れな
いために、アース形状や人体の影響を受けにくい。もっ
て、安定したアンテナ特性が得られるとともに、無線機
の無線機回路およびロジック回路で不要な発振や誤動作
を生じることがない。特にアース形状の影響を受けない
ために、無線機としてのアース回路の形成が極めて簡単
である。また、ヘリカルアンテナエレメント10とマッ
チングコイル22の間の容量Ccの容量値を適切に調整
することで、図3に示す従来の直結型のアンテナ装置に
比較して、シールド部材26の内径を約6mm程度まで
細くできることが発明者らの実験により明らかとなって
いる。そして、発明者らの実験によれば、従来のものに
比べて帯域幅も40〜100%ほど広くなっている。さ
らに、本発明は容量結合型であるが、マッチングコイル
22はアンテナとして動作するものでなくて1/4波長
の長さを必要とせず、また物理的長さを短かくしても特
性に悪影響はなく、図4に示すものに比較して全体の長
さを短かくすることができる。
【0020】なお、上記実施例では、ヘリカルアンテナ
エレメント10の基端部の線材を直線状部10aとし
て、これを軸方向に挿入してマッチングコイル22との
間に容量Ccを生じさせているが、これに限られず、基
端部を別部材からなる外径の大きな円筒または円柱に電
気的接続し、この円筒または円柱をマッチングコイル2
2内に軸方向に挿入して容量Ccを生じさせても良い。
容量Ccの容量値を大きくするのに都合が良い。また、
マッチングコイル22は、断面丸状の線材で形成されて
いるが、断面三角形状の線材をその一辺がコイル内径に
沿うようにしてマッチングコイル22を形成していても
良い。ヘリカルアンテナエレメント10との間の容量C
cの容量値を大として、シールド部材26との間の容量
Cfの容量値を小とするのに好適である。そして、シー
ルド部材26の内径は軸方向に一定である必要はなく、
マッチングコイル22に臨む部分の内径を大きくして容
量Cfの容量値を小さくし、無線機筐体28の貫通孔2
8aに挿入される部分の内径および外径を小さくしても
良い。さらに、実施例では、シールド部材26は、取付
金具として作用するが、これに限られず、シールド部材
26とは別な部材でアンテナ装置が無線機筐体28に固
定されるものであっても良い。さらにまた、アース回路
等の構造は、上記実施例に限られないことは勿論であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
装置および無線機は構成されているので、以下のごとき
格別な効果を奏する。
【0022】請求項1記載のアンテナ装置にあっては、
電圧給電型であってしかもマッチングコイルがシールド
されているので、アース電流がアンテナ装置に流れず、
アンテナ特性が安定しており、人体に近づけて使用され
る携帯無線機のアンテナとして好適である。また、アン
テナ装置全体の寸法を小さくでき、小型化が図れる。そ
して、ヘリカルアンテナエレメントの基端部を直線状部
とし、これと円筒状の第1のインシュレータとマッチン
グコイルと円筒状の第2のインシュレータを重ねてシー
ルド部材内に挿入するので、その構造は比較的に簡単な
ものであり、小型化が容易である。さらに、インシュレ
ータの厚さまたは誘電率を適宜に選定することで、ヘリ
カルアンテナエレメントとマッチングコイルの間の容量
Ccおよびマッチングコイルとシールド部材の間の容量
Cfの容量値を適切に設定することができる。
【0023】そして、請求項2記載のアンテナ装置にあ
っては、ヘリカルアンテナエレメントの直線状部とマッ
チングコイルの間の距離を、マッチイングコイルとシー
ルド部材の間の距離よりも小さくして、ヘリカルアンテ
ナエレメントとマッチングコイルの間の容量値をマッチ
イングコイルとシールド部材の間の容量値よりも大きく
なるようにするので、給電点からマッチングコイルに与
えられた高周波信号が伝搬効率良くヘリカルアンテナエ
レメントに伝搬される。
【0024】さらに、請求項3記載のアンテナ装置にあ
っては、ヘリカルアンテナエレメントの基端部の直線状
部をマッチングコイルへ挿入する挿入量を調整して、容
量Ccの容量値を調整し得るので、これによって微調整
が可能である。
【0025】また、請求項4記載の無線機にあっては、
電圧給電型でしかも小型化が容易なアンテナ装置を無線
機筐体に配設するので、アース電流が流れず、人体に近
づけて使用される携帯電話やPHS等の無線機に好適で
あるとともに、アンテナ装置の小型化により無線機とし
ても小型化が容易である。
【0026】そして、請求項5記載の無線機にあって
は、アンテナ装置のシールド部材が取付金具としても作
用しているので、部品点数が少なく、それだけ組み立て
工数も少なくて、量産に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ装置が無線機に装着された縦
断面部分図である。
【図2】本発明のアンテナ装置を示し、(a)は等価回
路図、(b)は電流と電圧の分布図である。
【図3】従来の直結型のアンテナ装置であり、(a)は
構成図、(b)は等価回路図、(c)は電流と電圧の分
布図である。
【図4】従来の容量結合型のアンテナ装置であり、
(a)は構成図、(b)は等価回路図、(c)は電流と
電圧の分布図である。
【符号の説明】
10 ヘリカルアンテナエレメント 12,16,22 マッチングコイル 14,26 シールド部材 20 第1のインシュレータ 24 第2のインシュレータ 28 無線機筐体 34 無線機回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢部 信太郎 神奈川県横浜市都筑区加賀原2丁目1番 1号 京セラ株式会社横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平8−18316(JP,A) 特開 平8−222927(JP,A) 特開 平8−213821(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 - 1/50 H01Q 11/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1/2波長のヘリカルアンテナエレメン
    トの基端部を直線状部とし、この直線状部を円筒状の第
    1のインシュレータを介装してマッチングコイル内に軸
    方向に挿入して前記ヘリカルアンテナエレメントを前記
    マッチングコイルに容量結合し、前記マッチングコイル
    を円筒状の第2のインシュレータを介装して内周が円筒
    状のシールド部材内に挿入して前記マッチングコイルを
    シールドし、前記第1のインシュレータの誘電率が前記
    第2のインシュレータの誘電率より大きくなるように、
    前記第1と第2のインシュレータの材質を選定して、前
    記ヘリカルアンテナエレメントと前記マッチングコイル
    の間の容量値を前記マッチングコイルと前記シールド部
    材の間の容量値よりも大きくなるように構成したことを
    特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナ装置において、
    前記ヘリカルアンテナコイルの直線状部と前記マッチン
    グコイルの間の距離を、前記マッチングコイルと前記シ
    ールド部材の間の距離よりも小さくして、前記ヘリカル
    アンテナエレメントと前記マッチングコイルの間の容量
    値を前記マッチングコイルと前記シールド部材の間の容
    量値よりも大きくなるように構成したことを特徴とする
    アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンテナ装置において、
    前記ヘリカルアンテナエレメントの直線状部の前記マッ
    チングコイルへの挿入量を調整して、前記ヘリカルアン
    テナエレメントと前記マッチングコイルの間の容量値を
    調整するように構成したことを特徴とするアンテナ装
    置。
  4. 【請求項4】 1/2波長のヘリカルアンテナエレメン
    トの基端部にマッチングコイルを容量結合し、このマッ
    チングコイルをシールド部材でシールドし、しかも前記
    ヘリカルアンテナエレメントと前記マッチングコイル間
    の容量値を、前記マッチングコイルと前記シールド部材
    の間の容量値よりも大きくなるようにしてアンテナ装置
    を形成し、このアンテナ装置を前記ヘリカルアンテナエ
    レメントが筐体外に突出するとともに前記マッチングコ
    イルの一端部および前記シールド部材の一端部が筐体内
    に突出するようにして無線機筐体に設け、この無線機筐
    体内に内蔵される無線機回路のアンテナ入力端に前記マ
    ッチングコイルの一端部を電気的接続するとともにアー
    ス回路に前記シールド部材の一端部を電気的接続して構
    成したことを特徴とする無線機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の無線機において、前記シ
    ールド部材が、前記アンテナ装置を前記無線機筐体に固
    定するための取付金具であることを特徴とする無線機。
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