JP3251476B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに係り、特に、原稿の画像情報を読み取って用紙
に記録することのできるインクジェットプリンタに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、インクジェットヘッドのノズル
からインク滴を吐出することにより用紙に記録を行なう
ことのできるインクジェットプリンタが、印字速度が速
い、小型化が可能である、低騒音である等の理由により
広く使用されている。

【０００３】そして、近年においては、画像読取手段で
あるイメージスキャナを搭載し、写真等の原稿の画像を
イメージスキャナで読み取って画像データとし、この画
像データに基づいてインクジェットヘッドを駆動するこ
とで、用紙に記録を行なうことのできるインクジェット
プリンタが提案されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェットヘッドとイメージスキャナとを近接して同じキ
ャリッジ上に搭載すると、記録時に、インクジェットヘ
ッドから吐出されるインク滴の一部が霧状となって存在
するため、長時間使用している間にその一部がイメージ
スキャナに付着することがあり、イメージスキャナの発
光部あるいは受光部等の画像読取部にインク滴が付着し
て汚れることで、原稿の画像を読み込む画像読取時に、
画像データに余分なデータが加わって原稿の画像を正確
に読み込めない、すなわち、安定した読み取り動作が行
なえなくなるという問題点があった。つまり、イメージ
スキャナの機能を長期間に亘り安定して保持することが
できないという問題点があった。

【０００５】このような問題点に対処するためには、イ
メージスキャナをインクジェットヘッドから離れた場所
に配設し、原稿と用紙とをそれぞれ個別に設けた搬送機
構により搬送して、画像の読み取りと記録とを行なうこ
とも考えられるが、この場合には、装置自体が大型化し
てしまうという問題点がある。

【０００６】そこで、インクジェットヘッドとイメージ
スキャナとを交換可能にキャリッジに取り付ける機構が
考えられるが、この場合には、画像の読込と記録とを切
り換える際に、インクジェットヘッドとイメージスキャ
ナとを交換するのに手間がかかるととともに、キャリッ
ジから取り外したインクジェットヘッドあるいはイメー
ジスキャナを損傷してしまう場合があるという問題点が
あった。

【０００７】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、インクジェットヘッドとイメージスキャナとを
近接して同じキャリッジ上に搭載した場合においても、
イメージスキャナの機能を長期間に亘り安定して保持す
ることができるインクジェットプリンタを提供すること
を目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の特許請求の範囲の請求項１に記載のインク
ジェットプリンタの特徴は、インクジェットヘッドを用
いて記録を行う際に少なくともイメージスキャナの画像
読取部を覆う被覆部材と、前記インクジェットヘッドお
よびイメージスキャナの間に設けた仕切り板とを有する
インクジェットプリンタであって、前記イメージスキャ
ナを、前記仕切り板の前記プラテンに対向する対向面よ
り前記プラテンに接近する位置である画像読取位置と、
前記仕切り板の前記プラテンに対向する対向面より前記
プラテンから離間させた位置である非画像読取位置との
間で選択的に移動させるスキャナ移動手段を有する構成
とした点にある。

【０００９】そして、このような構成とすることによ
り、被覆部材は、記録時にイメージスキャナの画像読取
部を覆うことができ、仕切り板は、イメージスキャナと
インクジェットヘッドとの間に隔壁となって立ちはだか
り、インク滴を仕切り板に付着させることができるの
で、イメージスキャナの画像読取部にインク滴が付着し
て汚れるのを防止することができる。さらに、画像読込
の際は、イメージスキャナを原稿に近接させることがで
きるので、イメージスキャナによる画像読取時の画像読
取能力を向上させ、非画像読取の際は、イメージスキャ
ナを仕切り板のプラテンと対向する対向面から遠ざける
ように離間させることができるので、画像読取部にイン
ク滴が付着して汚れるのを防止する能力をよりさらに向
上させることができる。

【００１０】本発明の特許請求の範囲の請求項２に記載
のインクジェットプリンタの特徴は、請求項１におい
て、被覆部材が、イメージスキャナの画像読取部を外部
に対して閉鎖または開放する開閉可能な開閉手段を有す
る構成とした点にある。

【００１１】そして、このような構成とすることによ
り、開閉手段は、記録時にイメージスキャナの画像読取
部を閉鎖して画像読取部にインク滴が付着して汚れるの
を防止することができ、画像読取時にイメージスキャナ
の画像読取部を開放して画像の読込を行うことができる
ので、記録と画像読取との切換を容易に行うことができ
る。

【００１２】

【００１３】

【００１４】

【００１５】

【００１６】

【００１７】

【００１８】

【００１９】

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。

【００２１】図１および図２は本発明に係るインクジェ
ットプリンタの第１の実施の形態を示すものであり、図
１は要部を示す斜視図であり、図２はシャッタ近傍を示
すプラテン側から見た背面図である。

【００２２】図１に示すように、本実施の形態のインク
ジェットプリンタ１は、図示しないフレームの所望の位
置に略平板状をなすプラテン２がその記録面２ａを略垂
直となるようにして図１において左右方向に延在するよ
うにして配設されている。このプラテン２の前方下方に
は、前後１対のガイドシャフト３がプラテン２と平行に
配設されている。そして、ガイドシャフト３の適宜な位
置には、プラテン３に沿って往復移動可能とされたキャ
リッジ４が取着されている。さらに、キャリッジ４の下
方には、駆動ベルト５が配設されており、キャリッジ４
は、駆動ベルト５の１箇所に固着されている。この駆動
ベルト５は、フレーム（図示せず）の左右両端部近傍に
配設された左右１対のプーリ（図示せず）に巻回されて
おり、何れか一方のプーリは、ステップモータ等からな
るキャリッジモータ（図示せず）の駆動力をもって回転
可能とされている。また、キャリッジモータは、フレー
ムの適宜な位置に配設された制御手段６に電気的に接続
されており、制御手段６から送出される制御指令に基づ
いて駆動されるようになっている。

【００２３】すなわち、制御手段６から送出される制御
指令に基づいて、キャリッジモータを駆動することによ
り、キャリッジ４は、プラテン２に沿って往復移動する
ようになっている。

【００２４】前記キャリッジ４には、従来公知のインク
ジェットヘッド７およびイメージスキャナ８が相互に平
行に配設されている。そして、本実施の形態において
は、図１に示すように、インクジェットヘッド７が右方
に位置し、インクジェットヘッド７の左方にイメージス
キャナ８が配置されている。

【００２５】前記インクジェットヘッド７の内部には、
搬送機構（図示せず）によって紙送りされてプラテン２
の前方に保持された用紙９に向かってインクを噴射する
ノズルや、インクカートリッジ（図示せず）等が配設さ
れている。このインクジェットヘッド７は、制御手段６
に電気的に接続されており、制御手段６から送出される
制御指令に基づいて駆動されるようになっている。

【００２６】前記イメージスキャナ８の内部には、発光
部（光源）、受光部（イメージセンサ）、レンズ（図示
せず）等の画像読取部１０が配設されており、プラテン
２の前方に保持された原稿１１の画像を読み込めるよう
になっている。このイメージスキャナ８は、制御手段６
に電気的に接続されており、制御手段６から送出される
制御指令に基づいて駆動されるようになっている。

【００２７】また、キャリッジ４には、キャリッジ４に
配設されたイメージスキャナ８の周りを覆う被覆部材と
してのスキャナカバー１２が配設されている。このスキ
ャナカバー１２のプラテン２と対向する対向面１２ａに
は、図２に示すように、開口部１３が形成されており、
この開口部１３には、イメージスキャナ８の画像読取部
１０を外部に対して閉鎖または開放する開閉可能な開閉
手段１４として略平板状に形成されたシャッタ１５が配
設されている。

【００２８】前記シャッタ１５は、本実施の形態におい
ては人手により上下移動可能とされており、常には、図
２に示すように、スキャナカバー１２の開口部１３を閉
鎖してスキャナカバー１２がイメージスキャナ８の画像
読取部１０を覆うように構成されている。また、スキャ
ナカバー１２の内面には、図２に示すように、ばね部材
等により凸状に形成された４個の被係止部１６が設けら
れており、シャッタ１５の側面に設けられた凹状の係止
部１７に弾性的に係止することができるようになってい
る。さらに、スキャナカバー１２の内面には、シャッタ
１５の上下方向への移動軌跡を制御するための、シャッ
タ１５の側面を挟持することのできるガイド（図示せ
ず）が配設されている。

【００２９】なお、開閉手段１４としては、シャッタ１
５をキャリッジ４の移動方向に対して平行な左右方向に
移動可能な構成としたり、シャッタ１５が自動的にスキ
ャナカバー１２の開口部１３を閉鎖または開放する構
成、例えば、スキャナカバー１２をプラテン２に対して
接離するように前後方向に可動とし、スキャナカバー１
２の前後方向の移動に連動してシャッタ１５を動作させ
る構成としてもよく、特に、本実施の形態の構成に限定
されるものではない。また、開口部１３を設けないスキ
ャナカバー１２をキャリッジ４に着脱させることによ
り、スキャナカバー１２そのものを開閉手段１４として
用いる構成としてもよく、開閉手段１４の構成として
は、設計コンセプト等の必要に応じて、少なくとも画像
読取時を除いてイメージスキャナ８の画像読取部１０を
外部に対して閉鎖することのできる構成で有ればよい。
また、シャッタ１５の上端部には、必要に応じて、摘み
部あるいは取っ手部を設けてもよい。

【００３０】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の作用について図１から図３により説明する。

【００３１】図３は画像読取時におけるシャッタ近傍を
示す図２と同様の図である。

【００３２】本実施の形態におけるインクジェットプリ
ンタにおいては、図２に示すように、常には、スキャナ
カバー１２の開口部１３が開閉手段１４としてのシャッ
タ１５により塞がれており、イメージスキャナ８の画像
読取部１０が外部に対して閉鎖された閉状態とされてい
る。そして、この閉状態において、用紙９に対する記録
をインクジェットヘッド７を用いて行うことができる。

【００３３】したがって、イメージスキャナ８の画像読
取部１０は、記録時に、外部に対して閉鎖され、インク
ジェットヘッド７から吐出されてインクジェットヘッド
７の周囲に霧状となって存在するインク滴は、スキャナ
カバー１２およびシャッタ１５に付着するので、イメー
ジスキャナ８の画像読取部１０にインク滴が付着して汚
れるのを確実に防止することができる。

【００３４】すなわち、本実施の形態のインクジェット
プリンタ１によれば、インクジェットヘッド７とイメー
ジスキャナ８とを近接して同じキャリッジ４上に搭載し
た場合においても、イメージスキャナ８の機能を長期間
に亘り安定して保持することができる。

【００３５】また、原稿１１の画像を読み込む画像読取
時には、人手をもってシャッタ１５を上方へ引き上げる
ことにより、図３に示すように、イメージスキャナ８の
画像読取部１０を、スキャナカバー１２の開口部１３を
介して外部に対して開放して画像の読込を行うことがで
きる。

【００３６】すなわち、シャッタ１５を上下動させるこ
とにより、記録と画像読取との切換を容易に行うことが
できる。

【００３７】図４から図６は本発明に係るインクジェッ
トプリンタの第２の実施の形態を示すものであり、図４
は要部を示す斜視図であり、図５はスキャナ移動手段近
傍を示すプラテン側から見た背面図であり、図６はスキ
ャナ移動手段近傍を示す左側面図である。

【００３８】図４に示すように、本実施の形態のインク
ジェットプリンタ１Ａは、前述した第１の実施の形態の
スキャナカバー１２のかわりに、インクジェットヘッド
７とイメージスキャナ８との間に仕切り板１８を設ける
とともに、イメージスキャナ８をプラテン２の長手方向
に対して直交する方向、すなわち、イメージスキャナ８
をプラテン２に対して接離する方向に遠近するように移
動可能とするスキャナ移動手段１９を設けたものであ
る。

【００３９】前記スキャナ移動手段１９は、イメージス
キャナ８を人手をもって移動可能なように構成されてお
り、図５に詳示するように、キャリッジ４の上面に配設
され上面に摺動溝２０ａが形成されたレール部材２０
と、イメージスキャナ８の下部に配設され摺動溝２０ａ
に嵌合する嵌合突部２１ａが形成された摺動体２１とを
有している。そして、スキャナ移動手段１９は、図６に
おいて実線にて示すように、イメージスキャナ８のプラ
テン２と対向する対向面８ａを、仕切り板１８のプラテ
ン２に対向する対向面１８ａよりプラテン２に接近した
位置に位置する画像読取位置と、図７において想像線に
て示すように、イメージスキャナ８のプラテン２と対向
する対向面８ａを、仕切り板１８のプラテン２に対向す
る対向面１８ａよりプラテン２から離間させた位置に位
置する非画像読取位置との間を往復移動可能に形成され
ている。また、摺動溝２０ａと嵌合突部２１ａとの間に
は、イメージスキャナ８を画像読取位置あるいは非画像
読取位置に保持させるためのクリック機構（図示せず）
が設けられている。

【００４０】その他の構成は、前述した実施の形態と同
様とされている。

【００４１】このような構成の本実施の形態のインクジ
ェットプリンタ１Ａによれば、仕切り板１８がイメージ
スキャナ８とインクジェットヘッド７との間に隔壁とな
って立ちはだかり、インクジェットヘッド７から吐出さ
れてインクジェットヘッド７の周囲に霧状となって存在
するインク滴は、イメージスキャナ８に到達する前に仕
切り板１８によって遮断されて仕切り板１８に付着し、
その結果、イメージスキャナ８の画像読取部１０にイン
ク滴が付着して汚れるのを防止することができる。

【００４２】すなわち、本実施の形態のインクジェット
プリンタ１によれば、インクジェットヘッド７とイメー
ジスキャナ８とを近接して同じキャリッジ４上に搭載し
た場合においても、イメージスキャナ８の機能を長期間
に亘り安定して保持することができる。

【００４３】また、イメージスキャナ８は、スキャナ移
動手段１９によって、画像読取位置と非画像読取位置と
の間を移動させることができるので、原稿１１の画像を
読み込む画像読取時にイメージスキャナ８を画像読取位
置へ位置させることにより、イメージスキャナ８による
画像読取能力を向上させることができる。一方、用紙９
に記録する記録時には、イメージスキャナ８を仕切り板
１８のプラテン２と対向する対向面１８ａから遠ざける
ように離間させることができるので、イメージスキャナ
８をインクジェットヘッド７から吐出されてインクジェ
ットヘッド７の周囲に霧状となって存在するインク滴か
ら遠ざかるように退避させることができるので、イメー
ジスキャナ８の画像読取部１０にインク滴が付着して汚
れるのを防止する能力をよりさらに向上させることがで
きる。

【００４４】なお、スキャナ移動手段１９としては、イ
メージスキャナ８をプラテン２に対して遠近させる構
成、例えば、制御手段６から送出される制御指令に基づ
いてイメージスキャナ８を自動的に画像読取位置と非画
像読取位置との間を選択的に移動可能とするものや、イ
メージスキャナ８を偏心シャフトに支持してこの偏心シ
ャフトの回転にともないイメージスキャナ８をプラテン
２に対して接近・離反するものでもよく、特に、本実施
の形態の構成に限定されるものではない。

【００４５】図７は本発明に係るインクジェットプリン
タの第３の実施の形態を示すものであり、本実施の形態
におけるインクジェットプリンタ１Ｂは、前述した第１
の実施の形態の示すスキャナカバー１２およびシャッタ
１５と、前述した第２の実施の形態の仕切り板１８およ
びスキャナ移動手段１９とを設けたものである。すなわ
ち、前述した第１の実施の形態と第２の実施の形態とを
組み合わせたものである。その他の構成は、前述した第
１の実施の形態および第２の実施の形態と同様である。

【００４６】このような構成により、本実施の形態は、
前述した第１の実施の形態および第２の実施の形態の効
果を合わせ持たせることができ、イメージスキャナ８の
画像読取部１０にインク滴が付着して汚れるのをより確
実に防止し、インクジェットヘッド７とイメージスキャ
ナ８とを近接して同じキャリッジ４上に搭載した場合に
おいても、イメージスキャナ８の機能を長期間に亘りよ
り確実に安定して保持することができる。

【００４７】なお、本発明は、前記各実施の形態に限定
されるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。

【００４８】以上説明したように本発明のインクジェッ
トプリンタによれば、インクジェットヘッドとイメージ
スキャナとを近接して同じキャリッジ上に搭載した場合
においても、イメージスキャナの機能を長期間に亘り安
定して保持することができるという極めて優れた効果を
奏する。また、原稿の画像を読み込む画像読取時には、
イメージスキャナを、画像読取位置へ位置させることに
より、イメージスキャナによる画像読取能力を向上させ
ることができる。一方、用紙に記録する記録時には、イ
メージスキャナを仕切り板のプラテンと対向する対向面
から遠ざけるように離間させることにより、イメージス
キャナをインクジェットヘッドから吐出されてインクジ
ェットヘッドの周囲に霧状となって存在するインク滴か
ら遠ざかるように退避させることができるので、イメー
ジスキャナの画像読取部にインク滴が付着して汚れるの
を防止する能力をさらに向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るインクジェットプリンタの第１の
実施の形態の要部を示す斜視図

【図２】記録時における図１のシャッタ近傍をプラテン
側から見て示す背面図

【図３】画像読取時における図１のシャッタ近傍をプラ
テン側から見て示す背面図

【図４】本発明に係るインクジェットプリンタの第２の
実施の形態を示す図１と同様の図

【図５】図４のスキャナ移動手段近傍をプラテン側から
見て示す背面図

【図６】図４のスキャナ移動手段近傍を示す左側面図

【図７】本発明に係るインクジェットプリンタの第３の
実施の形態の要部を示す図１と同様の図

【符号の説明】

１、１Ａ、１Ｂ インクジェットプリンタ ２ プラテン ２ａ 記録面 ４ キャリッジ ７ インクジェットヘッド ８ イメージスキャナ ９ 用紙 １０ （イメージスキャナの）画像読取部 １１ 原稿 １２ （被覆部材としての）スキャナカバー １３ （スキャナカバーのプラテンと対向する対向面に
設けられた）開口部 １４ 開閉手段 １５ シャッタ １８ 仕切り板 １８ａ （仕切り板のプラテンに対する）対向面 １９ スキャナ移動手段 ２０ レール部材 ２１ 摺動体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B41J 2/01 H04N 1/024 H04N 1/04

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラテンと、このプラテンに沿って往復
   移動可能なキャリッジと、このキャリッジに搭載される
   インクジェットヘッドおよびイメージスキャナと、前記
   インクジェットヘッドを用いて記録を行う際に少なくと
   も前記イメージスキャナの画像読取部を覆う被覆部材
   と、前記インクジェットヘッドおよびイメージスキャナ
   の間に設けた仕切り板とを有するインクジェットプリン
   タであって、前記イメージスキャナを、前記仕切り板の
   前記プラテンに対向する対向面より前記プラテンに接近
   する位置である画像読取位置と、前記仕切り板の前記プ
   ラテンに対向する対向面より前記プラテンから離間させ
   た位置である非画像読取位置との間で選択的に移動させ
   るスキャナ移動手段を備えたことを特徴とするインクジ
   ェットプリンタ。
2. 【請求項２】 前記被覆部材は、前記イメージスキャナ
   の画像読取部を外部に対して閉鎖または開放する開閉可
   能な開閉手段を有することを特徴とする請求項１に記載
   のインクジェットプリンタ。