JP3251133B2 - エンジンのマフラ装置 - Google Patents
エンジンのマフラ装置Info
- Publication number
- JP3251133B2 JP3251133B2 JP20283594A JP20283594A JP3251133B2 JP 3251133 B2 JP3251133 B2 JP 3251133B2 JP 20283594 A JP20283594 A JP 20283594A JP 20283594 A JP20283594 A JP 20283594A JP 3251133 B2 JP3251133 B2 JP 3251133B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- muffler
- engine
- pipe
- tail pipe
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- Prior art date
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の機台に防振材に
より防振支持されているエンジンのマフラ装置に関す
る。
より防振支持されているエンジンのマフラ装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、実開平２−７２３１９号公報で公
知のように車両のマフラ又はマフラ及びテールパイプを
エンジンとは別の機台本体に装着したものや、実開昭６
１−４９０１７号公報で公知のように、マフラをエンジ
ンに取付け、テールパイプを機台本体に装着し、接続部
を上下に移動可能のように非接触状態で対向させたもの
は既に知られている。
知のように車両のマフラ又はマフラ及びテールパイプを
エンジンとは別の機台本体に装着したものや、実開昭６
１−４９０１７号公報で公知のように、マフラをエンジ
ンに取付け、テールパイプを機台本体に装着し、接続部
を上下に移動可能のように非接触状態で対向させたもの
は既に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】既に知られている、車
両のマフラ又はマフラ及びテールパイプをエンジンとは
別の機台本体に装着したものでは、特にエンジンが機台
本体に対して、防振支持されている場合は、エンジンと
機台本体の固有振動数及び振幅が異なるため、一体構造
で作られたマフラ又はマフラ及びテールパイプが損傷す
ることが多かった。
両のマフラ又はマフラ及びテールパイプをエンジンとは
別の機台本体に装着したものでは、特にエンジンが機台
本体に対して、防振支持されている場合は、エンジンと
機台本体の固有振動数及び振幅が異なるため、一体構造
で作られたマフラ又はマフラ及びテールパイプが損傷す
ることが多かった。
【０００４】また、エンジンに取付けられたマフラと、
機台本体に装着したテールパイプを非接触状態や、振動
吸収部材を介在させて接続することは、構造を複雑に
し、組立作業を困難にした。本発明は、斯かる課題を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、マフラ及びテールパイプ等をエンジン本体と同一の
振動数・振幅にて振動可能に支持することで、該振動に
伴う故障や損傷を防止すると共に、組立性の向上を図り
得るエンジンのマフラ装置を提供することにある。
機台本体に装着したテールパイプを非接触状態や、振動
吸収部材を介在させて接続することは、構造を複雑に
し、組立作業を困難にした。本発明は、斯かる課題を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、マフラ及びテールパイプ等をエンジン本体と同一の
振動数・振幅にて振動可能に支持することで、該振動に
伴う故障や損傷を防止すると共に、組立性の向上を図り
得るエンジンのマフラ装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、車両の機台（１）に防振材（２）により
防振支持されているエンジンにおいて、 エンジン本体
（５）から延設された排気管（８）の出口側と、該排気
管（８）に接続されたマフラ（１５）とを、エンジン本
体（５）に固定した支持金具（１２）に直接支持すると
共に、該マフラ（１５）の出口側に延設された排出管に
隙間を有して連通するテールパイプ（１８）を、前記エ
ンジン本体（５）に固定した支持金具（１７）に直接支
持し、 前記排気管（８）とマフラ（１５）及びテールパ
イプ（１８）を、前記エンジン本体（５）と略々同一の
振動数及び振幅にて振動可能とし、前記エンジン本体
（５）の振動によっても、前記マフラ（１５）の排出管
とテールパイプ（１８）との前記隙間が維持されるよう
にした、ことを特徴とする。
め、本発明は、車両の機台（１）に防振材（２）により
防振支持されているエンジンにおいて、 エンジン本体
（５）から延設された排気管（８）の出口側と、該排気
管（８）に接続されたマフラ（１５）とを、エンジン本
体（５）に固定した支持金具（１２）に直接支持すると
共に、該マフラ（１５）の出口側に延設された排出管に
隙間を有して連通するテールパイプ（１８）を、前記エ
ンジン本体（５）に固定した支持金具（１７）に直接支
持し、 前記排気管（８）とマフラ（１５）及びテールパ
イプ（１８）を、前記エンジン本体（５）と略々同一の
振動数及び振幅にて振動可能とし、前記エンジン本体
（５）の振動によっても、前記マフラ（１５）の排出管
とテールパイプ（１８）との前記隙間が維持されるよう
にした、ことを特徴とする。
【０００６】
【作用】以上構成に基づき、エンジン本体（５）からマ
フラ支持金具（１２）を延設し、該マフラ支持金具（１
２）に排気管（８）の出口側とマフラ（１５）本体とを
直接支持し、一方エンジン本体（５）の下方側面にテー
ルパイプ支持金具（１７）を装着し、該テールパイプ支
持金具（１７）によってテールパイプ（１８）を直接支
持する。更に、テールパイプ（１８）の先端の受口（１
８ｂ）は、前記マフラ（１５）の排出管の出口（１５
ａ）に対して隙間を有して連通するように装着されてい
るので、エンジン（５）が弾性支持されてもマフラ（１
５）及びテールパイプ（１８）は、エンジン５と同一の
振動数、振幅で振動し、前記テールパイプ（１８）の受
口（１８ｂ）とマフラ（１５）の排出管の出口（１５
ａ）の隙間も変わらず、接触することがないので、相互
に損傷することがない。
フラ支持金具（１２）を延設し、該マフラ支持金具（１
２）に排気管（８）の出口側とマフラ（１５）本体とを
直接支持し、一方エンジン本体（５）の下方側面にテー
ルパイプ支持金具（１７）を装着し、該テールパイプ支
持金具（１７）によってテールパイプ（１８）を直接支
持する。更に、テールパイプ（１８）の先端の受口（１
８ｂ）は、前記マフラ（１５）の排出管の出口（１５
ａ）に対して隙間を有して連通するように装着されてい
るので、エンジン（５）が弾性支持されてもマフラ（１
５）及びテールパイプ（１８）は、エンジン５と同一の
振動数、振幅で振動し、前記テールパイプ（１８）の受
口（１８ｂ）とマフラ（１５）の排出管の出口（１５
ａ）の隙間も変わらず、接触することがないので、相互
に損傷することがない。
【０００７】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照
するものであるが、何等本発明の構成を限定するもので
はない。
するものであるが、何等本発明の構成を限定するもので
はない。
【０００８】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１に示すように、コンバインの機台１の
前方に設けられたブラケット１ａ上に、前後左右４箇所
に防振ゴム２を配設し、該防振ゴム２から上方に立設し
たボルト２ａに、左右２個のエンジン取付台座３が固定
され、該エンジン取付台座３にエンジン５のクランクケ
ース６の両側面が取付けられて、機台１に対してエンジ
ン５が防振支持されている。
前方に設けられたブラケット１ａ上に、前後左右４箇所
に防振ゴム２を配設し、該防振ゴム２から上方に立設し
たボルト２ａに、左右２個のエンジン取付台座３が固定
され、該エンジン取付台座３にエンジン５のクランクケ
ース６の両側面が取付けられて、機台１に対してエンジ
ン５が防振支持されている。
【００１０】クランクケース６の上方に装着されたシリ
ンダヘッド７の排気管取付座８ａの外方にはマニホール
ド９を経て排気管８が延設され、その先端の出口側は、
クランクケース６後面のマフラ取付座１１から延設して
装着されたマフラ支持金具１２の上面に固定されてい
る。
ンダヘッド７の排気管取付座８ａの外方にはマニホール
ド９を経て排気管８が延設され、その先端の出口側は、
クランクケース６後面のマフラ取付座１１から延設して
装着されたマフラ支持金具１２の上面に固定されてい
る。
【００１１】該マフラ支持金具１２の下方には、前記排
気管８に接続されたマフラ１５本体が支持され、前記排
気管８の出口とマフラ１５の入口とは嵌合して連通され
ている。
気管８に接続されたマフラ１５本体が支持され、前記排
気管８の出口とマフラ１５の入口とは嵌合して連通され
ている。
【００１２】一方、クランクケース６の左側面のエンジ
ン取付台座３の外側に設けられたテールパイプ取付座１
６には、テールパイプ支持金具１７が装着され、該テー
ルパイプ支持金具１７に、テールパイプ１８に固着され
たブラケット１８ａが支持されている。
ン取付台座３の外側に設けられたテールパイプ取付座１
６には、テールパイプ支持金具１７が装着され、該テー
ルパイプ支持金具１７に、テールパイプ１８に固着され
たブラケット１８ａが支持されている。
【００１３】前記テールパイプ１８の先端の受口１８ｂ
は，図１に示すように、ラッパ状に拡張され、前記マフ
ラ１５の排出管の出口１５ａに対して隙間を有して連通
するように装着されている。
は，図１に示すように、ラッパ状に拡張され、前記マフ
ラ１５の排出管の出口１５ａに対して隙間を有して連通
するように装着されている。
【００１４】これによりエンジン５が弾性支持されても
マフラ１５及びテールパイプ１８は、エンジン５と同一
の振動数、振幅で振動し、前記テールパイプ１８の受口
１８ｂとマフラ１５の排出管８の出口１５ａの隙間も変
わらず、接触することがないので、相互に損傷すること
がなくなった。
マフラ１５及びテールパイプ１８は、エンジン５と同一
の振動数、振幅で振動し、前記テールパイプ１８の受口
１８ｂとマフラ１５の排出管８の出口１５ａの隙間も変
わらず、接触することがないので、相互に損傷すること
がなくなった。
【００１５】なお、エンジン５の冷却水の熱交換のた
め、図２及び図３に示すように、エンジン５の前方にラ
ジエタ２１を設け、冷却ファン２２で外部から風を吸引
しているが、ファンシュラウド２３の後方に上部導風板
２４を斜めに設け、ラジエタ２１を通過した風を下方に
導き、クランクケース６を冷却すると共に、更に、下方
に下部導風板２５を斜めに設け、クランクケース６冷却
後の風を下部後方に導き、エンジン５のオイルパン２７
をも冷却するようになっている。
め、図２及び図３に示すように、エンジン５の前方にラ
ジエタ２１を設け、冷却ファン２２で外部から風を吸引
しているが、ファンシュラウド２３の後方に上部導風板
２４を斜めに設け、ラジエタ２１を通過した風を下方に
導き、クランクケース６を冷却すると共に、更に、下方
に下部導風板２５を斜めに設け、クランクケース６冷却
後の風を下部後方に導き、エンジン５のオイルパン２７
をも冷却するようになっている。
【００１６】また、エンジン５室の上部に設けられた運
転者用のシート３０は、水平部の座席部３０ａと垂直部
の背当て部３０ｂに分かれ、それぞれの側面に設けられ
た左右のＬ型リンク３１で連結され、機台１に固定され
た座席部３０ａの側面に設けられた支点３２の回りに、
背当て部３０ｂが座席部３０ａに折重なるように折畳み
可能になっている。
転者用のシート３０は、水平部の座席部３０ａと垂直部
の背当て部３０ｂに分かれ、それぞれの側面に設けられ
た左右のＬ型リンク３１で連結され、機台１に固定され
た座席部３０ａの側面に設けられた支点３２の回りに、
背当て部３０ｂが座席部３０ａに折重なるように折畳み
可能になっている。
【００１７】更に、背当て部３０ｂ後部には、平面視で
前方に開口したＵ字形のパイプ３０ｃが装着され、背当
て部３０ｂの折畳み、引起こしの際の把手となるばかり
でなく、背当て部３０ｂ折畳み時には、図４に示すよう
に、立ち姿勢で運転する時の腰当てとなって、運転者の
疲労軽減となる。
前方に開口したＵ字形のパイプ３０ｃが装着され、背当
て部３０ｂの折畳み、引起こしの際の把手となるばかり
でなく、背当て部３０ｂ折畳み時には、図４に示すよう
に、立ち姿勢で運転する時の腰当てとなって、運転者の
疲労軽減となる。
【００１８】なお、３３は、背当て部３０ｂを引起こし
た時の、機台１側に設けられたＬ型リンク３１のストッ
パである。
た時の、機台１側に設けられたＬ型リンク３１のストッ
パである。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、車両の機台に防振材により防
振支持されているエンジンにおいて、排気管とマフラを
エンジン本体に固定した支持金具に直接支持すると共
に、該マフラの排出管に隙間を有して連通するテールパ
イプを前記エンジン本体に固定した支持金具に直接支持
したので、エンジン本体が弾性支持されていても排気管
とマフラ及びテールパイプは、エンジン本体と同一の振
動数、振幅で振動し、各部品が振動に伴う故障を起こし
たり、前記隙間が変化して接触等したりすることはな
く、よって損傷することもない。また、エンジン本体に
排気管とテールパイプとを組み込んでから機台に取り付
けることができるので、組立が容易になった。
振支持されているエンジンにおいて、排気管とマフラを
エンジン本体に固定した支持金具に直接支持すると共
に、該マフラの排出管に隙間を有して連通するテールパ
イプを前記エンジン本体に固定した支持金具に直接支持
したので、エンジン本体が弾性支持されていても排気管
とマフラ及びテールパイプは、エンジン本体と同一の振
動数、振幅で振動し、各部品が振動に伴う故障を起こし
たり、前記隙間が変化して接触等したりすることはな
く、よって損傷することもない。また、エンジン本体に
排気管とテールパイプとを組み込んでから機台に取り付
けることができるので、組立が容易になった。
【図１】マフラ装置の左側面図である。
【図２】マフラ装置の右側面図である。
【図３】導風板の正面図である。
【図４】シートの側面図である。
２ 防振ゴム ５ エンジン ６ クランクケース ８ 排気管 １２ マフラ支持金具 １５ マフラ １８ テールパイプ
Claims (1)
- 【請求項１】 車両の機台に防振材により防振支持され
ているエンジンにおいて、エンジン本体から延設された排気管の出口側と、該排気
管に接続された マフラとを、エンジン本体に固定した支
持金具に直接支持すると共に、該マフラの出口側に延設
された排出管に隙間を有して連通するテールパイプを、
前記エンジン本体に固定した支持金具に直接支持し、 前記排気管とマフラ及びテールパイプを、前記エンジン
本体と略々同一の振動数及び振幅にて振動可能とし、前
記エンジン本体の振動によっても、前記マフラの排出管
とテールパイプとの前記隙間が維持されるようにした 、
車両におけるエンジンのマフラ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20283594A JP3251133B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | エンジンのマフラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20283594A JP3251133B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | エンジンのマフラ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0849535A JPH0849535A (ja) | 1996-02-20 |
| JP3251133B2 true JP3251133B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=16463985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20283594A Expired - Fee Related JP3251133B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | エンジンのマフラ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3251133B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008067635A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
| JP5224954B2 (ja) * | 2008-07-17 | 2013-07-03 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
| JP5296913B1 (ja) * | 2012-10-02 | 2013-09-25 | 株式会社小松製作所 | エンジンユニット |
| JP2015017602A (ja) * | 2013-06-12 | 2015-01-29 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
| JP2020099283A (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
-
1994
- 1994-08-03 JP JP20283594A patent/JP3251133B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0849535A (ja) | 1996-02-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071116 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |