JP3250300B2 - 産業用マニプレータの制御装置 - Google Patents

産業用マニプレータの制御装置

Info

Publication number
JP3250300B2
JP3250300B2 JP04641493A JP4641493A JP3250300B2 JP 3250300 B2 JP3250300 B2 JP 3250300B2 JP 04641493 A JP04641493 A JP 04641493A JP 4641493 A JP4641493 A JP 4641493A JP 3250300 B2 JP3250300 B2 JP 3250300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
turning
turned
lever
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04641493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06262546A (ja
Inventor
光寛 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP04641493A priority Critical patent/JP3250300B2/ja
Publication of JPH06262546A publication Critical patent/JPH06262546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3250300B2 publication Critical patent/JP3250300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業用マニプレータの制
御装置に関し、スレーブアームの旋回性能を向上させる
よう工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】産業用マニプレータをその基部から水平
面内で旋回動作させる従来の態様としては、次のものが
ある。
【0003】スイッチを投入すると産業用マニプレータ
が一定速度で旋回する。
【0004】ジョイスティックの操作により、産業マニ
プレータが旋回する。この場合、ジョイスティックを傾
けると傾き角に関係なく一定速度で旋回するタイプと、
ジョイスティックの傾き角に応じた速度で旋回するタイ
プがある。
【0005】スレーブアームと、このスレーブアームに
相似した構造のマスターアームとで構成された産業用ロ
ボットでは、マスターアームを旋回させることにより、
スレーブアームが旋回する。この場合、スレーブアーム
を旋回させようとする角度は一般に広いのに対しマスタ
ーアームの旋回角は狭いので、次のような工夫(1)
(2)をしている。
【0006】(1)マスターアームの旋回角に所定の倍
率をかけた旋回角でもってスレーブアームを旋回させ
る。
【0007】(2)マスターアームにデッドマンスイッ
チを備え、デッドマンスイッチを投入した状態でマスタ
ーアームを旋回させたときにのみスレーブアームを旋回
動作させるようにする。このようにすれば、デッドマン
スイッチを投入してマスターアームを一方向に旋回させ
(このときスレーブアームが旋回する)、その後にデッ
ドマンスイッチを開放してマスターアームを逆方向に戻
すよう旋回させ(このときスレーブアームは旋回しな
い)、再びデッドマンスイッチを投入してマスターアー
ムを一方向に旋回させる(このときスレーブアームが旋
回する)動作を繰り返すことにより(これを「インデッ
クス操作」と称する)スレーブアームを広い角度範囲ま
で旋回させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】産業用マニプレータで
は、対象物に対しスレーブアーム手先を接近させたり位
置決めしたりすることを、短時間で容易に行なえる必要
があるが、上述した従来技術では次のような問題があ
る。
【0009】スイッチを利用した旋回では、設定した旋
回スピードが速いと対象物に対する位置決めが行いにく
く、設定した旋回スピードが遅いと旋回に時間がかか
る。
【0010】ジョイスティックを用い一定速度で旋回さ
せるタイプでは、上述したスイッチと同じ問題がある。
ジョイスティックを用い傾き角に応じた速度で旋回させ
るタイプでは、一定の低速度で旋回させようとしたとき
にジョイスティックを所定傾き角で安定して保持しなけ
ればならないが、このようにジョイスティックを安定保
持する操作はむつかしい。
【0011】マスターアームによるインデックス操作で
は、操作部のスペースが限られていると共に操作者がマ
スターアームを旋回させるため操作者の腕を動かすこと
のできる角度が限られているため、1回に行うことので
きる旋回角度は30〜40度程度であり、それ以上の広
い角度まで旋回させようとするときには、数回にわたる
マスターアームの旋回動作(インデックス操作)が必要
となり繁雑である。
【0012】本発明は、上記従来技術に鑑み、スレーブ
アームが大きく旋回するときは速く旋回し、スレーブア
ームが対象物に接近したり把んだりするときはゆっくり
と旋回させることが容易にできる、産業用マニプレータ
の制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、スレーブアームの旋回台に、操作者が座る
運転席とスレーブアームに動作指令を送るマスターアー
ムを備え、マスタ・スレーブ方式により操作を行う産業
用マニプレータにおいて、前記旋回台に、ジョイスティ
ックレバーを備えると共に、前記マスターアームにデッ
ドマンスイッチである操作スイッチを備え、更に操作ス
イッチが投入されているときにジョイスティックレバー
が傾動されると傾動角に応じた速度で前記旋回台を旋回
させるようにスレーブアームに旋回指令を出し、操作ス
イッチが投入されているときにマスターアームが旋回さ
れるとこの旋回に追従して前記旋回台を旋回させるよう
にスレーブアームに旋回指令を出す制御部を備えたこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】本発明では操作スイッチを投入した状態でジョ
イスティックレバーを傾動させると傾動角に応じてスレ
ーブアームが高速で旋回し、操作スイッチを投入した状
態でマスターアームを旋回させるとマスターアームに追
従してスレーブアームが旋回する。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例に係る垂直多関節の
産業用マニプレータならびにその制御装置を図面に基づ
き詳細に説明する。なお、実施例の産業用マニプレータ
は、具体的には鋳物工場で行う「鋳ばらし作業」をする
ために設計開発したものである。ここで「鋳ばらし作
業」とは、からみ合った鋳物製品を仕分け、更に製品と
湯口を仕分けて整列等させることをいう。
【0016】図1は本実施例の産業用マニプレータのう
ちスレーブアームを抽出してその基本構成を示す説明図
である。同図に示すように、旋回台1は、床面2に設置
してある基台3に対し1軸モータ(図示せず)により水
平面内を回動可能に構成してある。
【0017】垂直アーム4は、その基端部を、旋回台1
で支持して2軸モータ(図示せず)により回動する回動
軸5に固定するとともに、その先端部を、上部ユニット
7で支持して3軸モータ(図示せず)により回動する回
動軸6に回動可能に取付けてある。垂直レバー8は、そ
の基端部を、軸9を介して旋回台1に、またその先端部
を、軸10を介して上部ユニット7にそれぞれ回動可能
に取付けてある。すなわち、旋回台1、上部ユニット
7、垂直アーム4、垂直レバー8、回動軸5,6及び軸
9,10により4節の平行リンク機構を形成している。
【0018】水平アーム11は、その途中を、前記回動
軸6に固定し、上部ユニット7に対して回動可能に構成
してある。カウンタウェイト12は水平アーム11の基
端部に固定してある。また、水平アーム11の先端部に
は、L字状の手首部13が軸14を介して回動可能に取
付けてある。水平レバー15はその両端部を軸16,1
7にそれぞれ回動可能に取付けてある。このとき、軸1
6は、基端部を上部ユニット7に垂直に固着してあるブ
ラケット18の先端部に、また軸17は、手首部13の
ブラケット13aの先端部にそれぞれ回動可能に取付け
てある。すなわち、回動軸6、軸14,16,17、ブ
ラケット13a,18、水平アーム11及び水平レバー
15により4節の平行リンク機構を形成している。
【0019】ハンド部19は、その上端部を回動軸20
を介して4軸モータ(図示せず)により回動可能に手首
部13に取付けて垂下するとともに、先端部である把持
部19aと基端部19bとからなり、把持部19aが5
軸モータ(図示せず)により図示の状態で水平面内を回
動可能に構成してある。
【0020】かかるスレーブアームは、オペレータによ
るマスターアーム(詳細は後述)の操作に対応して動作
することにより把持部19aで対象物を把んで所定位置
迄搬送するものであるが、このときの動作は次の通りで
ある。
【0021】1軸モータの駆動により旋回台1が基台3
に対し水平面内を回動する。
【0022】2軸モータの駆動により回動軸5が回動
し、垂直アーム4を含む平行リンク機構が動作して垂直
アーム4及び垂直レバー8が垂直面内を回動する結果、
上部ユニット7が垂直面内を移動する。
【0023】3軸モータの駆動により回動軸6が回動
し、水平アーム11を含む平行リンク機構が動作して水
平アーム11及び水平レバー15が垂直面内を回動する
結果、手首部13及びハンド部19が垂直面内を移動す
る。このとき、ブラケット13a,18は平行であり、
しかもブラケット18は垂直であるため、ブラケット1
3aも同様に常に垂直となる。すなわち、手首部13の
姿勢は常に一定に保持される。
【0024】4軸モータの駆動により回動軸20が回動
し、ハンド部19が垂直面内を回動する。また、5軸モ
ータの駆動により把持部19aが水平面内を回動する。
【0025】かかる1軸〜5軸モータの駆動による各部
の移動により把持部19aを所定位置から所定位置へ移
動させる
【0026】図2は、図1に示すスレーブアームを有す
る本実施例に係る産業用マニプレータを示す右側面図、
図3はその背面図、図4はその平面図である。これら図
2〜図4中、図1と同一部分には同一番号を付し重複す
る説明は省略する。
【0027】図2〜図4に示すように、旋回台1には運
転席21、マスターアーム22及びジョイスティックレ
バー23が配設してある。旋回台1を回動する1軸モー
タは、基台3内に収納してある。垂直アーム4を回動す
る2軸モータ24は、支持部25を介して旋回台1に配
設してある。水平アーム11を回動する3軸モータ26
は上部ユニット7に配設してある。ハンド部19を垂直
面内で回動する4軸モータ27は、手首部13に水平に
突出して配設してある。把持部19aを水平面内で回動
する5軸モータ28は、手首部13に垂直に突出して配
設してある。
【0028】上述の1軸〜5軸モータで回動する旋回台
1、垂直アーム4、水平アーム11、ハンド部19及び
把持部19aの回動中心を図2〜図4中にそれぞれ
1 ,O 2 ,O3 ,O4 ,O5 で示す。これら各回動中
心O1 〜O5 には回動角を検出するためにポテンショメ
ータが備えられている。
【0029】マスターアーム22は、スレーブアームと
相似形に形成してあり、このマスターアーム22をオペ
レータが操作することによりスレーブアームがマスター
アームと相似形となるように制御される。ジョイスティ
ックレバー23は、これをオペレータが左右に倒すこと
により旋回台1を大きく、高速度で左右方向に回動する
ためのものである。マスターアーム22は運転席21の
オペレータが右手で操作するように運転席21の右側
に、ジョイスティックレバー23は前記オペレータが左
手で操作するように運転席21の左側にそれぞれ配設し
てある。
【0030】図5は、図2に示す産業用マニプレータの
マスターアーム22を抽出・拡大して示す右側面図、図
6はその背面図、図7はその平面図である。
【0031】図5〜図7に示すように、マスターアーム
22は、スレーブアームの各構成部品に対応する各部品
をスレーブアームと同様の結合関係を保ちながら相似形
に構成したものである。すなわち、アーム及びレバーの
長さはスレーブアームに相似で、関節回動範囲はスレー
ブアームと等しく構成してある。
【0032】図5〜図7中、33は旋回台1に対応する
旋回部、34は垂直アーム4に対応する垂直アーム、3
5,36,39,40,44,46,47,50は回動
軸5,6,20及び軸9,10,14,16,17にそ
れぞれ対応する軸、37は上部ユニット7に対応する上
部ユニット、38は垂直レバー8に対応する垂直レバ
ー、41は水平アーム11に対応する水平アーム、42
はカウンタウエイト12に対応するカウンタウエイト、
43は手首部13に対応する手首部、43aはブラケッ
ト13aに対応するブラケット、45は水平レバー15
に対応する水平レバー、48はブラケット18に対応す
るブラケットである。
【0033】操作部51は軸50を介して手首部43
に、垂直面内を回動可能に取付けてある。また、この操
作部51の頂部には、水平面内を回動するハンド操作部
51aが設けてあり、このハンド操作部51aを回動す
ることにより5軸モータ28(図2参照)でハンド部1
9を回動させる。操作部51に配設してあるハンド開閉
スイッチ52、操作スイッチ(デッドマンスイッチ)5
3は、その操作によりハンド部19(図2参照)の把持
部19aの開閉を行なうとともに、スレーブアームの制
御操作を起動することができる。
【0034】このとき、旋回部33は、旋回台1に、水
平面内を回動可能に配設してある。垂直アーム34、垂
直レバー38、水平アーム41、水平レバー45及び操
作部51は、軸35,39,36,46,50を回動中
心として垂直面内を回動し得るように構成してある。こ
のときの各回動中心を図5中にO6 ,O7 ,O8
9 ,O10の符号を付して示す。また、軸40,44,
47の各中心を図5中にO 11,O12,O13の符号を付し
て示す。
【0035】マスターアーム22における各部の回動量
は、各軸毎に設けたポテンショメータ54,55,5
6,57,58により検出する。かくして、これら1〜
5軸ポテンショメータ54〜58の検出信号に基づき制
御部を介してスレーブアームの1軸モータ、2軸モータ
24、3軸モータ26、4軸モータ27及び5軸モータ
28(図2参照)を駆動するように構成してある。
【0036】引張りバネ59は、その両端部を旋回部3
3と上部ユニット37とに係止してあり、通常時(非操
作時)には垂直アーム34及び垂直レバー38を、垂直
状態に保持するように構成してある。カウンタウエイト
42は、水平アーム41の基端部に固着してあり、通常
時には水平アーム41を基本姿勢である水平状態に保持
するように構成してある。さらに旋回部33及び操作部
51には、それぞれ捩りバネ(図示せず)が介装してあ
り、各部の操作力に抗して旋回部33、ハンド操作部5
1aが原点位置に復帰するように旋回部33及びハンド
操作部51aをその回動軸回りに水平面内で回動すると
ともに、操作部51が原点位置に復帰するように操作部
51をその回動軸回りに垂直面内で回動するように構成
してある。
【0037】かくして、マスターアーム22の操作部5
1を手60で把持して所定の操作を行なった後、この手
60を離すことにより各部は原点位置に復帰し、基本姿
勢を保持するように構成してある。
【0038】図8は、図2に示す産業用マニプレータの
ジョイスティックレバー部分を抽出・拡大して示す右側
面図である。同図に示すように、ジョイスティックレバ
ー23は、旋回台1に立設した支柱61の上端に固着し
てあり、そのレバー部23aを左右に倒して所定の操作
を行なうように構成してある。
【0039】上記実施例において、オペレータは運転席
21に着席してマスターアーム22若しくはジョイステ
ィックレバー23を操作する。すなわち、マスターアー
ム22の操作スイッチ53を押した状態でジョイスティ
ックレバー23を前後に倒すことにより制御部(後述)
を介して1軸モータが駆動される結果、旋回台1は大き
く、迅速に水平面内を回動する。
【0040】一方、オペレータがマスターアーム22の
操作部51を把持して旋回部33を回動することによ
り、このときの回動量を1軸ポテンショメータ54で検
出する結果、前記制御部を介して1軸モータが駆動さ
れ、旋回部33の回動量に応じて旋回台1を旋回する。
かかる旋回制御をさせる制御装置については後述する。
【0041】以下、同様にオペレータの操作により垂直
アーム34、水平アーム41、操作部51及びハンド操
作部51aを回動・操作することにより、このときの回
動量を2軸〜5軸ポテンショメータ55,56,57,
58で検出する結果、前記制御部を介して2軸〜5軸モ
ータ24,26,27,28が駆動され、垂直アーム3
4、水平アーム41、操作部51及びハンド操作部51
aの回動量に応じて垂直アーム4、水平アーム11、ハ
ンド部19及び把持部19aをそれぞれ回動する。
【0042】次に実施例に係る産業用マニプレータの制
御部のうち、旋回制御にかかわる部分を、ブロック図で
ある図9及び旋回制御動作を示すフロー図である図10
を参照して説明する。
【0043】図9に示すように、スレーブアームの1軸
の旋回を検出するポテンショメータPT1からは旋回台
1の旋回角に応じた値の旋回角度信号AS が出力され、
マスターアームの1軸の旋回を検出するポテンショメー
タ54からは旋回部33の旋回角に応じた値の旋回角度
信号AM が出力され、操作スイッチ53からはスイッチ
投入時に操作信号Sが出力され、ジョイスティックレバ
ー23からはレバーの傾き角に応じた値の旋回速度指令
信号Vが出力される。これら信号AS ,AM ,S,Vは
アナログデジタル変換器A/Dによりデジタル信号に変
換されてコンピュータCPUに送られる。
【0044】コンピュータCPUは、操作スイッチ53
が投入されて操作信号Sが入力されているときにのみ、
スレーブアームの1軸モータM1を駆動させる1軸モー
タ駆動信号Dを出力し、操作信号Sが入力されていない
ときには1軸モータ駆動信号Dは出力せず(図10のス
テップ1)、停止指令を出力する(ステップ2)。
【0045】コンピュータCPUは、操作スイッチ53
が投入されているときには、ポテンショメータPT1,
ポテンショメータ54,ジョイスティックレバー23の
電圧値を読み取り(ステップ3)、旋回角度信号AS
M 及び旋回速度指令信号Vを得る(ステップ4)。更
に旋回速度指令信号Vについて不感帯処理をする(ステ
ップ5)。つまり、ジョイスティックレバー23のレバ
ー部23aを前後に倒すと、図11に示すような左右の
旋回速度指令信号VR ,VL を得る演算をする。即ち、
レバー部23aを垂直位置から前方に傾けていく場合、
所定角度(例えば10度)を越えると傾き角に応じた値
の右旋回速度指令信号VR を得、レバー部23aを垂直
位置から後方に傾けていく場合、所定角度を越えると傾
き角に応じた値の左旋回速度指令信号VL を得、垂直位
置から前後方向にレバー部23aを所定角度動かしても
旋回速度指令信号Vの値が零となるような演算処理をす
る。
【0046】旋回速度指令信号V(VR またはVL )が
あるときには(ステップ6)、この旋回速度指令信号V
の値と方向に応じた、値と極性を有する1軸モータ駆動
信号Dが計算され出力される(ステップ7,8)。この
1軸モータ駆動信号Dはデジタルアナログ変換器D/A
によりアナログ信号に変換されサーボドライバSDに送
られる。サーボドライバSDは1軸モータ駆動信号Dに
応じた値の電力を、スレーブアームの1軸モータM1に
送る。このため、ジョイスティックレバー23の傾き角
に応じた速度でもってスレーブアームの旋回台1が旋回
する。しかもジョイスティックレバー23の傾き角を大
きくすれば、極めて高速で旋回台1を旋回させることが
できる。旋回方向は、ジョイスティックレバー23の傾
き方向(左右)を変えるだけで選択できる。
【0047】ステップ6において旋回速度指令信号Vが
無いときには、スレーブ側の旋回角度信号AS とマスタ
側の旋回角度信号AM の差があるかどうか判定し(ステ
ップ9)、差があるときにはこの差に応じた値の1軸モ
ータ駆動信号Dが計算され出力される(ステップ10,
8)。この1軸モータ駆動信号Dはデジタルアナログ変
換器D/Aによりアナログ信号に変換され、サーボドラ
イバSDは1軸モータ駆動信号Dに応じた値の電力を、
スレーブアームの1軸モータM1に送る。このため、マ
スターアーム22の旋回動作に応じてスレーブアームの
旋回台1が旋回し、低速で位置精度よく動かすときに好
適である。
【0048】ステップ9において旋回角度信号AS ,A
M に差が無いときには停止指令を出力する(ステップ
2)。
【0049】結局、大きな旋回を行うときには操作スイ
ッチ53を投入した状態でジョイスティックレバー23
を傾動させ、対象物近くの細かい旋回動作は操作スイッ
チ53を投入した状態でマスターアーム22を旋回させ
ることにより行う。またスレーブアームの旋回を行わな
いときには操作スイッチ53を開放しておけばよく、こ
のようにしておけばたとえジョイスティックレバー23
を傾動させたりマスターアーム22を旋回させても、ス
レーブアームが旋回することはない。
【0050】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、ジョイスティックの傾動操作により
スレーブアームを広い角度で高速旋回できると共に、マ
スターアームの旋回操作に追従して位置精度よくスレー
ブアームを旋回させることができ、マニプレータの旋回
操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る垂直多関節の産業用マニ
プレータのうちスレーブアームを抽出してその基本構成
を示す説明図である。
【図2】図1に示すスレーブアームを有する本実施例に
係る産業用マニプレータを有する右側面図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】図2に示す産業用マニプレータのマスターアー
ムを抽出・拡大して示す右側面図である。
【図6】図5の背面図である。
【図7】図5の平面図である。
【図8】図2に示す産業用マニプレータのジョイスティ
ックレバー部分を抽出・拡大して示す右側面図である。
【図9】本発明の実施例に係る産業用マニプレータの制
御装置を示すブロック図である。
【図10】実施例の旋回制御の手法を示すフロー図であ
る。
【図11】ジョイスティックレバーの不感帯処理を示す
特性図である。
【符号の説明】
1 旋回台 2 床面 3 基台 4 垂直アーム 5 回動軸 6 回動軸 7 上部ユニット 8 垂直レバー 9 軸 10 軸 11 水平アーム 12 カウンタウエイト 13 手首部 13a ブラケット 14 軸 15 水平レバー 16 軸 17 軸 18 ブラケット 19 ハンド部 19a 把持部 19b 基端部 20 回動軸 21 運転席 22 マスターアーム 23 ジョイスティックレバー 33 旋回部 34 垂直アーム 35 回動軸 36 回動軸 37 上部ユニット 38 垂直レバー 39 軸 40 軸 41 水平アーム 42 カウンタウエイト 43 手首部 43a ブラケット 44 軸 45 水平レバー 46 軸 47 軸 48 ブラケット 53 操作スイッチ 54 ポテンショメータ CPU コンピュータ A/D アナログデジタル変換器 D/A デジタルアナログ変換器 SD サーボドライバ M1 1軸モータ PT1 ポテンショメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 3/00 - 3/04 B25J 9/10 - 9/22 B25J 13/00 - 13/8 B25J 19/02 - 19/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スレーブアームの旋回台に、操作者が座
    る運転席とスレーブアームに動作指令を送るマスターア
    ームを備え、マスタ・スレーブ方式により操作を行う産
    業用マニプレータにおいて、 前記旋回台に、ジョイスティックレバーを備えると共
    に、前記マスターアームにデッドマンスイッチである
    作スイッチを備え、 更に操作スイッチが投入されているときにジョイスティ
    ックレバーが傾動されると傾動角に応じた速度で前記旋
    回台を旋回させるようにスレーブアームに旋回指令を出
    し、操作スイッチが投入されているときにマスターアー
    ムが旋回されるとこの旋回に追従して前記旋回台を旋回
    させるようにスレーブアームに旋回指令を出す制御部を
    備えたことを特徴とする産業用マニプレータの制御装
    置。
JP04641493A 1993-03-08 1993-03-08 産業用マニプレータの制御装置 Expired - Fee Related JP3250300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04641493A JP3250300B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 産業用マニプレータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04641493A JP3250300B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 産業用マニプレータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06262546A JPH06262546A (ja) 1994-09-20
JP3250300B2 true JP3250300B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=12746497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04641493A Expired - Fee Related JP3250300B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 産業用マニプレータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3250300B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170012631A (ko) * 2015-07-21 2017-02-03 한국과학기술원 위치 조절 암 및 이를 포함하는 지지 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093271A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Terumo Corp マニピュレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170012631A (ko) * 2015-07-21 2017-02-03 한국과학기술원 위치 조절 암 및 이를 포함하는 지지 장치
KR101721764B1 (ko) * 2015-07-21 2017-03-31 한국과학기술원 위치 조절 암 및 이를 포함하는 지지 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06262546A (ja) 1994-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2610094B2 (ja) 産業用マニプレータの制御装置
CA2000818C (en) Master slave manipulator system
JP3264398B2 (ja) バイラテラルマスタースレーブ操作方式の操縦装置
JPS5937199B2 (ja) 産業用操縦装置
CA1080828A (en) Method and apparatus for generating position or path control programs using force feedback
JP3250300B2 (ja) 産業用マニプレータの制御装置
JP3415611B2 (ja) マニピュレータの姿勢角度制御装置
JP4669801B2 (ja) 無慣性タイプの荷重取扱装置
JP3307458B2 (ja) 多関節ロボット
JP3263939B2 (ja) マニピュレータ操作装置
WO1995002487A1 (fr) Manipulateur
JP3211456B2 (ja) 産業用マニプレータ
JPH0750412B2 (ja) ロボツトの制御装置
JPH0762803B2 (ja) アーム式作業機の駆動制御装置
JP3075658B2 (ja) マスタスレーブ形マニプレータのスレーブアーム
JP2620488B2 (ja) マスター・スレーブ形の産業用マニプレータ
JPH0677205B2 (ja) ロボツトの制御方法
JPH09295295A (ja) 極座標型ロボット
JP2562827Y2 (ja) 産業用マニプレータのマスタアーム
JPH05146980A (ja) パラレルマニプレータ
JPS6327113B2 (ja)
JP3397317B2 (ja) 力フィードバック型操縦装置
JP3266714B2 (ja) マニピュレータの姿勢角度制御装置
JPH01188903A (ja) ロボットのティーチングデータ修正方法
JP2772364B2 (ja) 工業用ロボット等における工具把持部装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011016

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees