JP3250191B2 - たくし上げカーテンの昇降装置 - Google Patents

たくし上げカーテンの昇降装置

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JP3250191B2
JP3250191B2 JP12664893A JP12664893A JP3250191B2 JP 3250191 B2 JP3250191 B2 JP 3250191B2 JP 12664893 A JP12664893 A JP 12664893A JP 12664893 A JP12664893 A JP 12664893A JP 3250191 B2 JP3250191 B2 JP 3250191B2
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Inventor
公夫 藁谷
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トーソー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はたくし上げカーテンの減
速機構を備えた昇降装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスクリーン昇降装置は操作コー
ドを掛けるコードプーリと、遊星歯車機構と、その遊星
歯車機構と巻取りプーリの回転軸又はコードプーリの間
に介在するブレーキ機構とを備える。従来の装置は実公
平3−5679号に開示されるように、巻取りプーリの
回転軸にコードプーリ、遊星歯車機構、ブレーキ機構を
遊嵌し、これを共通のケースに収容していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、コード
プーリ等を巻取りプーリの回転軸に遊嵌するため、操作
コードが切断したとき、ケースの外側からコードプーリ
を回転させて新しい操作コードを掛けることができな
い。しかし、ケースを外すことは必ずしも容易ではない
ため、ケースを外さずに新しい操作コードをコードプー
リに掛けることができる装置が要望されていた。
【0004】本発明はこの要望に応えるためのものであ
り、その目的とするところは、ケースを外さずにコード
プーリに操作コードを掛けることができる昇降装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、巻取りプーリの回転軸に
ブレーキ機構の出力軸を連結し、そのブレーキ機構の入
力軸に遊星歯車機構の出力軸を連結し、その遊星歯車機
構の入力軸に操作コードプーリを一体回転するように外
嵌すると共に、その入力軸を共通のケースから露出させ
たことにある。
【0006】
【作用】コードプーリと一体回転する遊星歯車機構の入
力軸は、ケースから露出するので、ケースの外から手動
で容易に回転させることができる。したがって、ケース
の操作コード出入口から操作コードを入れてコードプー
リに引掛け、遊星歯車機構の入力軸を手で回すことによ
り、操作コードをコードプーリに掛け回すことができ
る。
【0007】
【実施例】本発明のたくし上げカーテンを図面に示す実
施例に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、
たくし上げカーテンの昇降装置10をヘッドレール11の一
端部の下面に固定する。昇降装置10のケース12から突出
するブレーキ機構のブレーキ出力軸13に巻取りプーリ14
を回転させる回転軸15を連結する。巻取りプーリ14に巻
いた巻取りテープ30の先端はヘッドレール11に上端を止
着したスクリーン16の下端にウエィトと共に止着する。
ケース12の外端面に遊星歯車機構の入力軸ギヤ18を露出
させ、その入力軸ギヤ18は端面にドライバー用の十字穴
19を設ける。ケース12の下面から操作コード17が垂下す
る。
【0008】図3に示すように、ケース12は外端部12a
と、中間部12bと、内端部12cとからなり、外端部12a
は入力軸ギヤ18の十字穴19を備えた外端部を軸受けす
る。中間部12bは遊星歯車機構の出力軸23を、内端部12
aはブレーキ機構の出力軸をそれぞれ軸受けする。遊星
歯車機構の入力軸ギヤ18にコードプーリ20を角軸の関係
で一体回転するように外嵌し、その外側から入力軸ギヤ
キャップ21をはめて軸方向位置を決める。入力軸ギヤ18
に遊星ギヤ22をかみ合わせ、各遊星ギヤ軸を支持する遊
星歯車機構の出力軸23をブレーキ入力軸24に連結する。
ブレーキ入力軸24にブレーキばね25を外嵌し、そのブレ
ーキばね25をケース12に固定したブレーキドラム26に内
嵌する。ブレーキ出力軸13の半月状部をブレーキ入力軸
24の半月状部に組み合せ、その反対側に回転軸15を連結
する。
【0009】図4に示すように、ケース外端部12aの内
部にはコードプーリ20の外周に沿う形状とし、操作コー
ドの出入口27にはガイドロール28を付設する。操作コー
ド17を引くと、入力軸ギヤ18が回転する。その回転は遊
星歯車機構によって減速されてブレーキ入力軸24に伝達
される。ブレーキ入力軸24の回転は常にブレーキばね25
を締めるから、ブレーキは作用せず、回転はそのままブ
レーキ出力軸27を介して回転軸15に伝達され、図2の巻
取りプーリ14を回転させるから、図1のスクリーン16が
昇降する。スクリーン16が自重で下降しようとすると、
ブレーキばね25は常に弛んでブレーキドラム26に張り付
くから、ブレーキが作用し、スクリーン16の自重落下を
防止する。
【0010】操作コードが切断したとき、又は操作コー
ドを取り替えるとき、新しい操作コードの一端を図5に
示すケース12の出入口27から挿入し、十字ドライバによ
って入力軸ギヤ18を回転させると、ガイドロール28によ
って操作コード17をコードプーリ20に容易に掛け回すこ
とができる。
【0011】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の装置は、従来の
ケースを外さないとコードプーリに操作コードを掛ける
ことができなかったものとは異なり、ケースの端面に露
出する入力軸ギヤを手動で回転させながら、操作コード
の出入口に操作コードの一端を挿入するだけで操作コー
ドをコードプーリに掛けることができるから、操作コー
ドの取り替えが著しく容易になるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例の装置を備えたたくし上げ
カーテンの要部側面図、
【図2】は図1のカーテンのスクリーンを省略して示す
要部正面図、
【図3】は図1の装置の縦断面図、
【図4】は図3のIV−IV線に沿う断面図、
【符号の説明】
10:昇降装置、11:ヘッドレール、12:ケース、13:ブ
レーキ出力軸、14:巻取りプーリ、15:回転軸、16:ス
クリーン、17:操作コード、18:入力軸ギヤ、19:十字
穴、20:コードプーリ、21:入力ギヤキャップ、22:遊
星ギヤ、23:出力軸、24:ブレーキ入力軸、25:ブレー
キばね、26:ブレーキドラム、27:出入口、28:ガイド
ロール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作コード(17)を掛けたコードプーリ
    (20)と、前記コードプーリの回転を減速して伝達する
    遊星歯車機構(18、22、23)と、たくし上げカーテンの
    巻取りプーリ(14)の回転軸(15)にコードプーリ側の
    回転を伝達するがその逆は伝達しないブレーキ機構(1
    3、24、25、26)とをケース(12)に収容した昇降装置
    であって、ブレーキ機構のブレーキ入力軸(24)を前記
    遊星歯車機構の出力軸(23)に、ブレーキ出力軸を前記
    回転軸(15)にそれぞれ連結し、前記遊星歯車機構の入
    力軸ギヤ(18)に前記コードプーリ(20)を一体回転す
    るように外嵌し、前記入力軸ギヤ(18)の一端を前記ケ
    ース(11)から手動回転可能に露出させたことを特徴と
    するたくし上げカーテンの昇降装置。
  2. 【請求項2】ケース(11)から露出した入力軸ギヤ(1
    8)の端面に十字穴(19)を形成したことを特徴とする
    請求項1記載のたくし上げカーテンの昇降装置。
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JP4707245B2 (ja) * 2001-02-07 2011-06-22 株式会社メタコ 巻取り式手動開閉装置

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