JP3250106B2 - コンバインの姿勢制御装置 - Google Patents

コンバインの姿勢制御装置

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JP3250106B2
JP3250106B2 JP00634492A JP634492A JP3250106B2 JP 3250106 B2 JP3250106 B2 JP 3250106B2 JP 00634492 A JP00634492 A JP 00634492A JP 634492 A JP634492 A JP 634492A JP 3250106 B2 JP3250106 B2 JP 3250106B2
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chassis
cylinder
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孝彦 上村
雅博 黒河
隆夫 秋山
丈士 萩山
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの姿
制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】湿田軟弱土壌の圃場では、刈取装置の下降
位置では、分草枠が土壌面に突込み易いために、刈取装
置を速やかに上昇制御させる。このため刈取装置の上昇
を優先させて行わせる油圧回路の制御形態がとられるの
が普通である。
【0003】尚、特開平3−143324号公報には、
刈取装置の一定高さ以上の上昇を検出する刈取装置高さ
センサと、車台を前後傾動させるピッチングシリンダと
を有するコンバインにおいて、刈取上下シリンダによる
刈取装置の一定高さ以上の上昇が検出されたとき、前記
ピッチングシリンダによって車台の後下げを自動的に行
なうことができるように構成したコンバインの姿勢制御
装置という発明が記載 されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら刈取装置
側が前下りの状態になったり、又、後退するときのよう
に駆動反力で車体や車台等が後上りの状態となり易いと
きには、刈取装置部を速やかに上昇させようとしても困
難なことがあり、その操作も簡単でないことが多い。ま
た、コンバインが圃場の端までくると、刈り取る穀稈は
無くなるので方向転換をする必要があるが、このような
状況のときには後進操作が直ぐに実行されるので、クロ
−ラの駆動反力によりコンバインの前部が下がってしま
い、特に、刈取装置の下部が圃場面に接触して破損した
り走行不能の状態に陥る不具合が発生していた。また、
刈取作業中に穀稈が詰った場合など、刈取走行を中断し
て後進する場合にも同様の不具合が生じる。
【0005】また、特開平3−143324号公報に記
載された発明では、車台の後下げを行なわせるために
は、まず刈取装置を一定高さ以上に上昇させる操作を必
要とし、この上昇に要する時間だけ車台の後下げ開始に
遅れが生じ、上述のように、後進時にクロ−ラの駆動反
力によってコンバインの前部が下がり、刈取装置の下部
が圃場面に接触して破損したり走行不能の状態に陥る不
具合を解消することはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるもので
ある。すなわち、請求項1記載の発明では、穀稈の有無
を検出する穀稈センサ48と、車台4を前後傾動させ
ピッチングシリンダ5とを有するコンバインにおいて
記穀稈センサ48が刈取穀稈を検出しなくなったと
き、前記ピッチングシリンダ5によって車台4の後下げ
を自動的に行なうことができるように構成したことを特
徴とするコンバインの姿勢制御装置とる。
【0007】請求項2記載の発明では、穀稈の有無を検
出する穀稈センサ48と、車台4を前後傾動させるピッ
チングシリンダ5とを有するコンバインにおいて、前記
穀稈センサ48が刈取穀稈を検出しなくなったとき、
取上下シリンダ3による刈取装置2の自動と同時乃
至これに続いてピッチングシリンダ5による車台4の後
下げを自動的に行なうことができるように構成したこと
を特徴とするコンバインの姿勢制御装置とる。
【0008】請求項1記載の発明では、圃場の一辺を刈
り終えた際または刈取走行を中断して後進する際に、穀
稈センサ48が穀稈を検出しなくなると、ピッチングシ
リンダ5によって車台4の後下げを自動的に行なうこと
ができるようになる。これにより、後進時にクロ−ラの
駆動反力によってコンバインの前部が下がり、刈取装置
2の下部が圃場面に接触することが少なくなる。
【0009】請求項2記載の発明では、圃場の一辺を刈
り終えた際または刈取走行を中断して後進する際に、穀
稈センサ48が穀稈を検出しなくなると、刈取上下シリ
ンダ3による刈取装置2の自動上昇と同時乃至これに続
いてピッチングシリンダ5による車台4の後下げを自動
的に行なうことができるようになる。これにより、後進
時にクロ−ラの駆動反力によってコンバインの前部が下
がり、刈取装置2の下部が圃場面に接触することがいっ
そう少なくなる。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、後進時に
クロ−ラの駆動反力によってコンバインの前部が下が
り、刈取装置2の下部が圃場面に接触する不具合を少な
くし、刈取作業を円滑に行なうことができる。
【0011】請求項2記載の発明によると、後進時にク
ロ−ラの駆動反力によってコンバインの前部が下がり、
刈取装置2の下部が圃場面に接触する不具合をいっそう
少なくし、刈取作業を更に円滑に行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】コンバインは、左右一対のクロ−
ラ7を有して高さ変更制御自在の車体1上に、前後方向
に傾斜制御自在の車台4を設け、この車台4上に脱穀装
置8、操縦装置9、エンジン10、グレンタンク11、
及び刈取装置2等を搭載する。刈取装置2は、分草枠、
穀稈引起装置、穀稈掻込装置、刈刃装置、穀稈搬送装置
等を有して、車台4に対して刈取上下シリンダ3の油圧
による伸縮によって昇降回動するように設けられる。刈
取穀稈を後方へ搬送して脱穀装置8へ供給し穂部を脱穀
し、脱穀済排稈を後方へ排送し、穀粒を脱穀装置から横
側のグレンタンク11へ収容する。又、グレンタンク1
1に収容される穀粒は一杯になると排穀オ−ガ12で取
出すことができる。
【0013】車体1の左右両側部には、前後一対のロ−
リングア−ム13,14がア−ム軸15、16の回りに
上下回動自在で、このロ−リングア−ム13,14の下
端にクロ−ラフレ−ム17を枢支し、ロ−リングア−ム
13,14の上部間をロッド18で連結し、一方のロ−
リングア−ム14の上端と車体1との間にロ−リングシ
リンダ19を連結し、このロ−リングシリンダ19の油
圧による伸縮で、クロ−ラフレ−ム17を車体1に対し
て平行状に昇降させて、車体1を左右へロ−リングさせ
たり、車高を変更するように制御する。各クロ−ラフレ
−ム7には転輪20が配設され、車体1の前部において
ブラケット21によって軸受されるスプロケット軸22
両端の駆動スプロケット23と、該転輪20との間に亘
ってクロ−ラ7を張設して、ミッションケ−ス24内の
伝動装置を経て伝動し走行しうる。
【0014】又、車体1の上側には車台4がほゞ水平状
にして、前部がブラケット25によってこの車体1前部
のピッチング軸26回りに上下回動自在で、後部がピッ
チングシリンダ5の油圧による伸縮によって上下するよ
うに設けられる。このピッチングシリンダ5及びこれに
よって回動されるクランクア−ム27が車台4側に設け
られ、車体1側に枢支するリンク28と該クランクア−
ム27の一端とを連結し、ピッチングシリンダ5の伸縮
でクランクア−ム27を回動するとリンク28との角度
を変更して、車台4をピッチング軸26回りに起伏回動
する。
【0015】油圧ポンプP、タンクポ−トT等を有する
油圧回路6には、該ピッチングシリンダ5、前記左右の
ロ−リングシリンダ19L、19R、刈取上下シリンダ
3、ミッションケ−ス24内の操向クラッチや操向ブレ
−キ等を操作するプッシュシリンダ30、及び、オ−ガ
12を選定位置に移動するためのオ−ガ旋回シリンダ3
1やオ−ガ上下シリンダ32等を配設している。刈取上
下シリンダ3は、上げバルブ33、下げバルブ34、及
びアンロ−ドバルブ35等で作動できる。ピッチングシ
リンダ5はピッチングバルブ36で、ロ−リングシリン
ダ19L,19Rはロ−リングバルブ37L,37R
で、オ−ガ旋回シリンダ31、オ−ガ上下シリンダ32
はオ−ガバルブ38,39、及びアンロ−ドバルブ40
等で作動できる。又、左右一対のプッシュシリンダ30
は、操向バルブ41による切換によって操向クラッチを
切ることができ、パワステレバ−操作によるリリ−フバ
ルブ42の圧力調節によって、操向クラッチ切り側のプ
ッシュシリンダ30のピストンストロ−クを大きくして
操向ブレ−キを働かせて急旋回できる構成としている。
【0016】該ピッチングシリンダ5の回路には、タン
クポ−トへ切換える後下げバルブ43を設ける。44は
チェックバルブ、45、46は絞りである。これら各バ
ルブ33〜41、43は、マイクロコンピュ−タを有す
るコントロ−ラCPUからの出力によって制御するが、
このうち刈取上下シリンダ3の上げバルブ33と、ピッ
チングシリンダ5の後下げバルブ43との関係は、コン
トロ−ラCPUに対して刈取上げの信号と、ピッチング
後下げの信号とが入ったときに、上げバルブ33の出力
によって刈取装置2が上昇すると共に、後下げバルブ4
3の切換によってピッチングシリンダ5を車台4の重量
で短縮させて後下げ方向に作動する。この後下げの出力
は、上げバルブ33の出力と同時、乃至この上げバルブ
33の出力に続いて行われるものである。
【0017】刈取装置2及び車台姿勢等の制御の一例と
して、制御モ−ドスイッチ47によって、車体1及び車
台4の姿勢を制御する車体姿勢制御を行わせるときは、
車台4の左右傾斜角や前後傾斜角等を検出する水平セン
サ等によって、前記ピッチングバルブ36やロ−リング
バルブ37L、37R等を出力して、車台4を所定の高
さに左右水平姿勢、前後水平姿勢等に自動的に制御維持
する。
【0018】又、穀稈センサ48が刈取穀稈穀を検出し
なくなったとき、自動的に操向制御モ−ドに切換えて、
操向旋回を行う場合に、前記上げバルブ33と後下げバ
ルブ43との制御関係を自動的に出力しうるように設定
しておく。このとき操向スイッチ49の切換によって操
向バルブ41が出力作動され、旋回走行に入ると、上げ
バルブ33の出力によって刈取装置2が刈取姿勢から上
昇される。この刈取装置2の上昇と同時、乃至上昇に続
いて後下げバルブ43が自動的に出力されて、ピッチン
グシリンダ5を油圧及び車台重量等によって短縮させ
る。これによって車台4はピッチング軸26の回りに後
下りに所定角回動される。又、この車台4の後下りによ
っても刈取装置2が上昇される。
【0019】旋回時等で後進すると、軟弱土壌面では、
図6のようにクロ−ラ7の前側が沈んで後側が浮上する
ようになるが、このようなとき、上記にように刈取装置
2が上昇すると共に後下げのピッチング制御が行われる
と(図7)、刈取装置2の分草枠部が土壌面に突っ込む
こともなくなる。前記左右のロ−リングシリンダ19
L,19Rのロ−リングア−ム14に対するピン51に
よる連結部材50には、ストッパ−52がピン53で上
下動自在に取付けられ、このストッパ−52から横方向
に突出するストッパ−ピン54を、車体1に一体の挾持
片55と、車台4に一体の挾持片56との間に上下から
挾持させることによって、車台4、車体1等の下降を静
止するが、このとき、ストッパ−52は、左右両側部に
位置する車体1とロ−リングシリンダ19との間に挟ま
れるようになって、左右方向への揺動が規制されるため
に、ストッパ−ピン54が上下の挾持片55,56間か
ら外れたり移動し難く、安定した車体1、車台4等の下
限位置を保持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧回路図。
【図2】一部別実施例の油圧回路図。
【図3】一部の制御ブロック図。
【図4】クロ−ラ部の側面図。
【図5】その平面図。
【図6】コンバインの側面図。
【図7】コンバインの側面図。
【図8】クロ−ラ部の拡大側面図。
【図9】その正断面図。
【符号の説明】
2 刈取装置 3 刈取上下シリンダ 4 車台 5 ピッチングシリンダ 48 穀稈センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−143324(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 67/00 B62D 55/116

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈の有無を検出する穀稈センサ48
    と、車台4を前後傾動させるピッチングシリンダ5と
    有するコンバインにおいて、前記穀稈センサ48が刈取
    穀稈を検出しなくなったとき、前記ピッチングシリンダ
    5によって車台4の後下げを自動的に行なうことができ
    るように構成したことを特徴とするコンバインの姿勢
    御装置。
  2. 【請求項2】 穀稈の有無を検出する穀稈センサ48
    と、車台4を前後傾動させるピッチングシリンダ5と
    するコンバインにおいて、前記穀稈センサ48が刈取
    穀稈を検出しなくなったとき、刈取上下シリンダ3によ
    る刈取装置2の自動と同時乃至これに続いてピッチ
    ングシリンダ5による車台4の後下げを自動的に行なう
    ことができるように構成したことを特徴とするコンバイ
    ンの姿勢制御装置。
JP00634492A 1992-01-17 1992-01-17 コンバインの姿勢制御装置 Expired - Lifetime JP3250106B2 (ja)

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