JP3249681B2 - ドアトリム構造 - Google Patents

ドアトリム構造

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JP3249681B2 JP15208794A JP15208794A JP3249681B2 JP 3249681 B2 JP3249681 B2 JP 3249681B2 JP 15208794 A JP15208794 A JP 15208794A JP 15208794 A JP15208794 A JP 15208794A JP 3249681 B2 JP3249681 B2 JP 3249681B2
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のドアに係り、
詳しくはドアの室内側に取付けられるドアトリムの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両のドア1の室内側に
取付けられるドアトリム6は図4ないし図6に示すよう
にインナパネル2とリインフォースメント3との上部に
は所定の厚さtで所定の高さhのフランジ部4が形成さ
れ、このフランジ部4には所定の間隔で幅wの位置決め
凹部5が形成されて、同フランジ部4にドアトリム6が
取付けられるもので、このドアトリム6はインナパネル
2の室内側を遮蔽可能な所定の形状にパネル基材7と表
皮材8とにより形成されるとともに、このドアトリム6
の上部にはインナパネル2のフランジ部4に取付けるた
めのアッパベース10が取付けられている。
【0003】このアッパベース10は鋼板材をプレス成
形してなるもので、このアッパベース10はドアトリム
6に取付ける取付片11とフランジ部4に取付ける基取
付片12とが断面略かぎ形状に形成され、この取付片1
1には所定の間隔でバーリング爪13が形成され、ま
た、基取付片12にはフランジ部4に形成した位置決め
凹部5と対応して嵌込み可能に凸状リブ14が形成され
るとともに、この凸状リブ14間にはフランジ部4に掛
合して厚さtのがたつきを規制する掛合片15が切起し
状に形成されている。また、この基取付片12にはウエ
ザストリップ17を取付ける複数の孔16が貫設されて
いる。このように形成されたアッパベース10はその取
付片11に形成したバーリング爪13を介してドアトリ
ム6の上部に沿って取付けられ、このアッパベース10
に形成した凸状リブ14はフランジ部4に形成した位置
決め凹部5に嵌め込まれるとともに、掛合片15はフラ
ンジ部4に掛合されてドアトリム6はフランジ部4の長
手方向と高さ方向が位置決め凹部5と凸状リブ14とに
より位置決めされ、厚さ方向は掛合片15により位置決
めされて取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このド
アトリム6の構成部品であるアッパベース10は鋼板材
をプレス成形してバーリング爪13、取付け基準とする
凸状リブ14および掛合片15を形成するので複雑な構
成となり、また、金属製であるので重量の増加を伴い、
取付工数が多くなり、コスト高となる問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされた
もので、従来の金属製のアッパベースを排除して軽量化
を図ることができ、インナパネルのフランジ部に対する
組付けを1箇所で取付規制して組付けを容易に行うこと
のできるドアトリム構造を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、ドアのインナパネルの上部フランジ部
に形成した位置決め凸部を介して取付けるドアトリムで
あって、該ドアトリムは少なくともロアボードとアッパ
ボードとに分離形成し、このアッパボードは湾曲状の取
付けボードの一端側にインテグラルヒンジを介して折返
しボードを形成し、この折返しボードの端部には上記位
置決め凸部と対応して遮蔽片を設け、また、前記取付け
ボードの端部寄りの所定位置にはほぼ水平状に張出した
前記折返しボードの端部を当接支持する支持片を設け、
同支持片の端部には前記遮蔽片と対応して位置決め凹部
を設けて、この折返しボードと支持片とを相互に形成し
た嵌合凹凸部をコーナーロッキング状に結合して前記位
置決め凹部と遮蔽片との間に前記フランジ部の位置決め
凸部を挿入可能で、かつドアトリムを位置規制する挿入
部を形成する構成としたドアトリム構造である。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、ドアトリムに形成
した挿入部をフランジ部の位置決め凸部に挿入すること
でドアトリムはフランジ部の長手方向および厚さ方向に
取付規制される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1はドアトリム25を分離した斜視図、
図2はドアトリム25のアッパボード30の展開斜視
図、図3はアッパボード30の組立てた斜視図を示すも
ので、このドアトリム25を取付けるインナパネル21
とリインフォースメント22との上部には所定の厚さt
で所定の高さhのフランジ部23が形成され、このフラ
ンジ部23には所定の間隔で幅wの位置決め凸部24が
形成されている。このドアトリム25は合成樹脂材等か
らなるもので、ロアボード26とアッパボード30とに
2分割形成されるもので、ロアボード26はインナパネ
ル21のフランジ部23側の一部を除いた内側を遮蔽可
能に所定の形状に形成され、上部側にはアッパボード3
0の取付部27が形成されて表皮材28が貼着されてい
る。
【0008】また、アッパボード30は図2に示すよう
に、ロアボード26の取付部27に取付けられる取付け
ボード31と折返しボード33とからなるもので、この
取付けボード31は図示のように所定の湾曲形状に形成
され、その上端部にはインテグラルヒンジ32を介して
所定の高さHを有する折返しボード33が形成され、こ
の折返しボード33の端縁にはインナパネル21のフラ
ンジ部23に形成した位置決め凸部24と対応する幅w
で略かぎ形状の遮蔽片34が形成されている。また、こ
の折返しボード33の端縁には所定に間隔で複数箇所に
嵌合凹部35が凹設されている。また、取付けボード3
1の上端部よりの所定の位置には折返しボード33の端
部を当接支持する所定の長さの支持片36がほぼ水平状
に張出し形成され、この支持片36の端部には折返しボ
ード33に形成した遮蔽片34とほぼ同幅でフランジ部
23に形成して位置決め凸部24を挿入嵌合可能な幅w
1の位置決め凹部37が形成され、また、同支持片36
の端部には折返しボード33に形成した嵌合凹部35と
対応して同嵌合凹部35と嵌合する嵌合凸部38が突設
されている。また、この支持片36と取付けボード31
との上部側間の所定位置には複数の補強リブ39が形成
されるとともに、所定の間隔でウエザストリップ17の
取付孔40が貫設されている。
【0009】このように形成されたアッパボード30の
外側面にはロアボード26に貼着した表皮材28と同種
の表皮材28が貼着されるとともに、同表皮材28の端
部は図2に示すように遮蔽片34より長く巻着代28a
が設けられている。このように表皮材28を貼着したア
ッパボード30の折返しボード33をインテグラルヒン
ジ32を介して支持片36側へ折返すと折返しボード3
3の嵌合凹部35は支持片36に形成した嵌合凸部38
と嵌合されてコーナーロッキング状に結合されるととも
に、同折返しボード33に形成した遮蔽片34は支持片
36に形成した位置決め凹部37の開口側を閉止状に位
置して同位置決め凹部37と遮蔽片34との間には位置
決め凸部24を挿入可能にほぼ間隔t1 =位置決め凸部
24の厚さtの挿入部37aが形成され、また、折返し
ボード33は補強リブ39に当接されている。このよう
に嵌込み係合された折返しボード33の端部に延出状に
設けられた表皮材28の巻着代28aは図2に示すよう
に切断cされて支持片36の下面および遮蔽片34の背
面に巻き回しされて貼着あるいはタッカー止めされ、ウ
エザストリップ17の取付孔40に整合して切欠きc1
されてアッパボード30の上部には略三角形状の取付け
ベース部30Aが形成されるとともに、同アッパボード
30はロアボード26の取付部27に取付けられてドア
トリム25が形成されている。
【0010】このように形成されたドアトリム25は、
図3に示すようにアッパボード30の位置決め凹部37
と遮蔽片34との間に形成した挿入部37aをフランジ
部23に形成した位置決め凸部24に沿わせて嵌合挿入
することで同ドアトリム25はこの挿入部37aの長さ
は位置決め凹部37の幅wであり、幅t1 は位置決め凸
部24の厚さtとほぼ同寸法の形成されているので取付
けの長手方向および厚さ方向は規制されて位置決めされ
て取付けられるとともに、折返しボード33の長手方向
には取付孔40を介してウエザストリップ17が取付け
られている。
【0011】このように、本例ドアトリム25を取付け
るドアのインナパネル21の上部に形成したフランジ部
23には位置決め凸部24が形成されており、このドア
トリム25はロアボード26とアッパボード30との2
部材に分離形成し、このアッパボード30は湾曲状の取
付けボード31の一端側にインテグラルヒンジ32を介
して折返しボード33を形成し、この折返しボード33
の端部には上記位置決め凸部24と対応して遮蔽可能に
遮蔽片34を設け、また、取付けボード31の端部寄り
の所定位置にはほぼ水平状に張出した上記折返しボード
33の端部を当接支持する支持片36を設け、同支持片
36の端部には上記遮蔽片34と対応して位置決め凹部
37を設けて、この折返しボード33と支持片36とを
相互に形成した嵌合凹凸部35,38をコーナーロッキ
ング状に結合して上記位置決め凹部37と遮蔽片34と
の間にフランジ部23の位置決め凸部24を挿入可能
で、かつドアトリム25を位置規制する挿入部37aを
形成する構成としたものである。
【0012】このように本例ドアトリム25において
は、そのアッパボード30の一端にインテグラルヒンジ
32を介して従来のアッパベースに代わる折返しボード
33を一体に形成して支持片36とにより取付けベース
部30Aを形成する構成としたものであるから、従来の
金属製のアッパベースを排除することができてドアトリ
ム25を軽量化することができ、また、組立ても容易に
行うことができるとともに、この組立てによりドアトリ
ム25を取付け規制する挿入部37aを同時に形成する
ことができ、この挿入部37aにフランジ部23の位置
決め凸部24を挿入することで、同フランジ部23の長
手方向および厚さ方向に対しドアトリム25を取付規制
して位置決めすることができるので、他に格別の手段を
施す必要がなく、製作コストの低減を図ることができ
る。また、補強リブ39により取付けベース部30Aの
強度を十分に確保することができる。
【0013】なお、上記実施例においてはドアトリム2
5をロアボード26とアッパボード30に分割して例示
したが、これは成形金型の複雑化を避けるためになされ
たもので、一体のドアトリム25のものであってもよ
い。
【0014】
【発明の効果】本発明は、アッパボードの一端にインテ
グラルヒンジを介して従来のアッパベースに代わる折返
しボードを一体に形成して支持片とにより取付けベース
部を形成する構成としたものであるから、従来の金属製
のアッパベースを排除することができてドアトリムを軽
量化することができ、また、組立ても容易に行うことが
できるとともに、この組立てによりドアトリムを取付け
規制する挿入部を同時に形成することができ、この挿入
部にフランジ部の位置決め凸部を挿入することで、同フ
ランジ部の長手方向および厚さ方向に対しドアトリムを
取付規制して位置決めすることができるので、他に格別
の手段を施す必要がなく、製作コストの低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアトリムを分離した斜視図である。
【図2】アッパボードの展開斜視図である。
【図3】アッパボードを組立てた斜視図である。
【図4】従来のドアトリムの斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】従来のアッパベースとインナパネルのフランジ
部との関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
21 インナパネル 23 フランジ部 24 位置決め凸部 25 ドアトリム 26 ロアボード 30 アッパボード 30A 取付ベース部 31 取付けボード 32 インテグラルヒンジ 33 折返しボード 34 遮蔽片 35 嵌合凹部 36 支持片 37 位置決め凹部 37a 挿入部 38 嵌合凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアのインナパネルの上部フランジ部に
    形成した位置決め凸部を介して取付けるドアトリムであ
    って、該ドアトリムは少なくともロアボードとアッパボ
    ードとに分離形成し、このアッパボードは湾曲状の取付
    けボードの一端側にインテグラルヒンジを介して折返し
    ボードを形成し、この折返しボードの端部には前記位置
    決め凸部と対応して遮蔽片を設け、また、前記取付けボ
    ードの端部寄りの所定位置にはほぼ水平状に張出して前
    記折返しボードの端部を当接支持する支持片を設け、同
    支持片の端部には前記遮蔽片と対応して位置決め凹部を
    設けて、この折返しボードと支持片とを相互に形成した
    嵌合凹凸部をコーナーロッキング状に結合して前記位置
    決め凹部と遮蔽片との間に前記フランジ部の位置決め凸
    部を挿入可能で、かつドアトリムを位置規制する挿入部
    を形成する構成としたドアトリム構造。
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