JP3247667B2 - 箱体配列装置 - Google Patents

箱体配列装置

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JP3247667B2 JP23033399A JP23033399A JP3247667B2 JP 3247667 B2 JP3247667 B2 JP 3247667B2 JP 23033399 A JP23033399 A JP 23033399A JP 23033399 A JP23033399 A JP 23033399A JP 3247667 B2 JP3247667 B2 JP 3247667B2
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直行 田原
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、稲、
麦、野菜等を栽培する育苗箱のような箱体を、野外や室
内の敷設面に配列する作業に用いられるような箱体配列
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような各育苗箱を配列す
る装置としては、例えば、播種済みの各育苗箱を多数積
重ねた状態のまま装置後部に複数群積載し、装置後部に
積載された複数群の各育苗箱を上段側から1段ずつ分離
し、その分離された複数個の各育苗箱を装置前部に架設
された各コンベア上に夫々振分けて、例えば、各コンベ
アの全長に対して多数個の各育苗箱を1列に整列載置し
た後、各コンベアを斜め下向きとなる角度に揺動させて
多数個の各育苗箱を敷設面に1列ずつ配列する装置(特
開平5−316879号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した装置
は、各コンベアの搬送面全長に対して多数個の各育苗箱
を1列に整列載置するので、育苗箱の載置個数が多くな
るほど各コンベアの搬送距離が長くなり、各育苗箱を整
列載置するのに手間及び時間が掛かるだけでなく、作業
能率が悪いという問題点を有している。また、多数個積
重ねられた各育苗箱をスライドさせて上段側から1段ず
つ分離するので、育苗箱内に敷設された覆土や種等が箱
の縁で除去されることがあり、苗の生育及び本数が損な
われるという問題点も有している。
【0004】この発明は上記問題に鑑み、箱体の配列に
要する作業時間が大幅に短縮され、作業の能率アップを
図ることができ、さらに、箱体内部の状態が損なわれる
ことがなく、加えて、施設内の環境を損なうことのない
箱体配列装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数個の箱体を同一方向に整列させて敷設面に配列する
装置であって、上記装置本体に、上記箱体を前後複数
行、左右複数列、上下複数段で上下方向に等間隔に隔
て、かつ、前後方向に出入可能な棚状に箱体を収納する
箱体棚入れ部を設け、上記箱体棚入れ部の前部側に、該
箱体棚入れ部に収納した前後複数行、左右複数列、1段
分の箱体を箱体棚入れ部から繰出し、繰出した各箱体を
前部側に架設した整列コンベアに整列載置する箱体繰出
し手段を設け、上記整列コンベアに整列載置された複数
列複数行の各箱体を敷設面上に配列する箱体配列手段を
設けると共に、上記装置本体に、上記敷設面に配列され
る各箱体の配列動作に対応させて移動する装置移動手段
を設けた箱体配列装置であることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に併せて、前記箱体繰出し手段を、前記箱
体棚入れ部の前部側に設けられ、該箱体棚入れ部の上下
方向に沿って昇降する昇降枠と、上記昇降枠の後部側で
前記箱体棚入れ部と対向して設けられ、前記箱体棚入れ
部の各棚部の1段複数列と対向して各列複数行の各箱体
を前方に取り出す搬出機構と、上記昇降枠の前部側で上
記搬出機構と対向して設けられ、上記搬出機構で取り出
した1段複数列複数行分の各箱体を各列ごとに開閉支持
シャッタに支持し、該開閉支持シャッタの開放で下部位
置に1段複数列複数行の箱体を整列する受け機構とで形
成した箱体配列装置であることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2の発明の構成に併せて、前記装置移動手段を駆動す
る電動機および該電動機に電源を供給する電源供給手段
を装置本体に搭載した容器配列装置であることを特徴と
する。
【0008】
【作用】請求項1記載の箱体配列装置は、例えば、人為
的作業又は機械的作業により、多数個の各箱体を前後複
数行、左右複数列、上下複数段で上下方向に上下等間隔
に隔てて装置本体の箱棚入れ部に棚入れした後、箱体繰
出し手段を駆動して、箱体棚入れ部に棚入れされた前後
複数行、左右複数列、1段分の各箱体を繰出し、整列コ
ンベアに整列された前後複数行、左右複数列の多数個の
箱体同一方向に整列されて、箱体配列手段が敷設面に配
列する。
【0009】請求項2記載の箱体配列装置は、上記請求
項1記載の作用に併せて、箱体繰出し手段は、昇降枠を
上下方向に昇降させて、搬送機構を箱体棚入れ部の箱体
を取り出す棚部に対向させ、該棚部に棚入れされた1段
複数列の複数行の箱体を搬送機構で取り出し、これを受
け機構の開閉支持シャッタに支持させ、昇降枠の下降で
受け機構を下部位置に移動させて、開閉支持シャッタを
開放し支持した箱体を下部位置に整列する。
【0010】請求項記載の箱体配列装置は、上記請求
1または2記載の作用に併せて、電源手段からの電源
の供給により駆動する電動機で移動手段を駆動する。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、箱体棚入れ部に箱体
が上下方向に等間隔を隔てて棚入れされているので、箱
体棚入れ部から箱体を1段ごとに繰出す時、繰出される
箱体と他の箱体の縁との接触がなく、そのため箱体内部
の状態を損なうことなく、該箱体を繰出すことができ
る。
【0012】また、箱体棚入れ部から箱体を繰出すの
は、前後複数行、左右複数列、上下1段であり、ことに
前後複数行の箱体を繰出して、これを配列することによ
り、箱体の配列に要する作業時間が大幅に短縮され、作
業の能率アップを図ることができる。
【0013】加えて、装置本体を移動させる装置移動手
段を電動機および電源手段で駆動するので、施設内の環
境を損なうことがなく、また、電動機および電源手段は
装置本体に搭載しているので、容器配列のための移動範
囲が制限されこともない。
【0014】
【実施例】図面は箱体の一例として育苗箱を野外又は室
内の敷設面に配列する作業に用いられる箱体配列装置を
示し、図1及び図2に於いて、この箱体配列装置1は、
多数個の各育苗箱A…が前後2行、左右3列、上下15
段で、上下等間隔に隔てて棚入れされた運搬台車Bを、
例えば、人為的作業又は機械的作業により装置本体2の
後部側に設けられた台車積載部3に積載した後、各育苗
箱A…を、装置本体2の前部側に前述の運搬台車Bに対
応して棚部が設けられた箱棚入れ部4に一括して棚入れ
する。
【0015】次いで、箱繰出し機5を駆動して、箱棚入
れ部4に棚入れされた前後2行、左右3列分(2箱一組
とする3組分)の各育苗箱A…を下段側から1段ずつ繰
出し、装置本体2の前面側下端部に架設された中央コン
ベア6上に多数個(例えば、8個)の各育苗箱A…を前
後2行に整列して移載し、中央コンベア6を左右方向に
正逆回転して、前面側両端部に架設された各側部コンベ
ア7,8に各育苗箱A…を夫々振分けた後、各コンベア
6,7,8を斜め下向きとなる所定の角度に傾動して、
前後2行、左右10列分(10組分、例えば、20箱)
の各育苗箱A…を、例えば、緑化施設内の敷設面Dに配
列すると共に、装置本体2を一定速度で走行移動又は間
欠的に走行移動させて、前後2行、左右10列分(10
組分)の各育苗箱A…を順次配列する。
【0016】上述した運搬台車Bは、図4に示すよう
に、台車本体Baの中央部及び両側部に各育苗箱A…を
棚入れするため左右3列の各棚部Bb…が設けられ、同
棚部Bbは、例えば、前後2行(2箱1組)の各育苗箱
A,Aを並列載置される左右間隔に隔てて各受け板B
c,Bcを架設すると共に、各受け板Bc,Bcは、各
育苗箱A,Aが上下等間隔に隔てて棚入れされる間隔に
離間して多数段(例えば、15段)を架設して構成さ
れ、台車本体Baの底面側四隅部には各車輪Bd…が取
付けられている。なお、各棚部Bb…には、例えば、
稲、麦、野菜等の幼苗が植設された発芽済みの各育苗箱
A…を上下等間隔に隔てて棚入れしている。
【0017】前述した装置本体2は、一定速度又は間欠
的に走行移動するための走行部9上に設置され、走行部
9は、同部に内蔵された電動機10の駆動力により、両
側部に張架された各キャタピラー11,11を回転させ
て、各コンベア6,7,8に載置された前後2行、左右
10列分(10組分、例えば、20箱)の各育苗箱A…
を配列する動作に対応させて走行移動する。電動機10
は、緑化施設内の環境が損なわれるのを防止するため、
例えば、蓄電池等の内部電源、変圧器等の外部電源から
供給される電力により駆動され、その電動機10の駆動
力により各キャタピラー11,11が同一方向及び正逆
方向に回転され、走行速度が制御される。また、キャタ
ピラー11の代わりに、例えば、タイヤ、車輪等の輪体
(図示省略)を電動機10により回転させて走行移動さ
せるもよく、なお、緑化施設内の換気が良好な場合、例
えば、ガソリン、軽油等を燃料とする内燃機関の駆動力
により走行移動してもよい。
【0018】前述した箱棚入れ部4は、図5に示すよう
に、同部の中央部及び両側部に上述した運搬台車Bの各
棚部Bb…と対向して各育苗箱A…を棚入れするために
前後2行、左右3列(上下15段)の各棚部4b…が配
設され、同棚部4bは、例えば、前後2行の2箱分の各
育苗箱A,Aが並列載置される左右間隔に隔てて各受け
板4c,4cを架設すると共に、各受け板4c,4c
を、上述した運搬台車Bの各受け板Bc,Bcと水平と
なる高さ位置及び同一間隔に隔てて多数段(例えば、1
5段)架設して構成される。
【0019】前述した箱繰出し機5は、装置本体2の前
面側に昇降枠12が上下動可能に架設され、同枠後部に
は上述した箱棚入れ部4の各棚部4b…と対向して各育
苗箱A…を1段ずつ繰出すための各搬出機構21…が水
平に架設され、同枠前部には各搬出機構21…により繰
出される各育苗箱A…を水平姿勢に支持するための各受
け機構22…が水平に架設されている。昇降枠12は、
両側部に架設したレール13,13間に上下動可能に架
設され、装置前部の両側下部に軸支した各スプロケット
14,14と、両側上部に軸支した各スプロケット1
5,15との間に各チェーン16,16を張架すると共
に、各チェーン16,16の一端側を昇降枠12の両端
部に連結して、装置上部に配設した減速機付き昇降用モ
ータ17の駆動力により、各スプロケット18,19及
び駆動チェーン20を介して昇降枠12を上下動させ、
各搬出機構21…を箱棚入れ部4の各棚部4b…に棚入
れされた各段の各育苗箱A…と水平となる高さ位置に昇
降停止し、各受け機構22…を装置前部の中央コンベア
6に各育苗箱A…が移載される降下位置に降下停止す
る。なお、上述した昇降枠12を、例えば、シリンダ機
構、ネジ送り機構等の昇降手段により上下動してもよ
い。
【0020】上述した搬出機構21は、昇降枠12の下
段側後部に各支持枠23,23を繰出し方向に向けて水
平に架設しており、各支持枠23,23は、前述した棚
部4bの各受け板4c,4cよりも長尺寸法に形成さ
れ、各受け板4c,4c間に挿入される間隔に隔てて架
設している。各支持枠23,23間には、各枠の前端部
及び後端部に軸支した各スプロケット24,25間に各
チェーン26,26を平行に張架すると共に、各チェー
ン26,26間に、棚部4bの各受け板4c,4c間に
載置された育苗箱Aの長辺側縁部と対向して移載板27
を架設している。各枠に取付けられた各回転用モータ2
8…の駆動力により、2箱分の各育苗箱A,Aが水平移
動される周回間隔に隔てて、例えば、1枚又は2枚の移
載板27を繰出し方向に回転させ、各受け板4c,4c
間に載置された2箱の各育苗箱A,Aを移載板27によ
り繰出し方向に水平移動して、後述する受け機構22の
各シャッタ30,30間に移載する。
【0021】上述した受け機構22は、昇降枠12の上
段側前部に各支持枠29,29を繰出し方向に向けて水
平に架設しており、各支持枠29,29の対向側下端部
には、前述した棚部4bの各受け板4c,4cと同一間
隔であって、育苗箱Aの短辺側縁部を支持する間隔に隔
てて各シャッタ30,30を開閉可能に軸支している。
各シャッタ30,30は、各枠に取付けられた各開閉用
モータ31…の駆動力により、図6に示すように、育苗
箱Aの短辺側縁部が水平姿勢に支持される閉位置と、そ
の支持が解除される開放位置とに独立して開閉回動され
る。なお、一対の各シャッタ30,30を、例えば、シ
リンダ機構、カム機構等の開閉手段により独立して開閉
回動してもよい。
【0022】前述した各コンベア6,7,8は、例え
ば、平ベルト等の同一搬送幅を有する搬送帯により構成
され、減速機付き送り用モータ(図示省略)により独立
又は連動して回転駆動される。装置前部の前側下端部に
可動枠32を上下揺動可能に連結し、同枠の上面側前端
部に中央コンベア6を水平に架設し、同枠の上面側両端
部に各側部コンベア7,8の基端部を上下回動可能に連
結すると共に、可動枠32の下面側両端部に、装置前部
の前側両端部に取付けられた各揺動用シリンダ33,3
3を連結して、各揺動用シリンダ33,33の同期作動
により、上述した各受け機構22…により保持された前
後2行、左右3列(3組分、例えば、6箱)の各育苗箱
A…が載置される水平姿勢と、各育苗箱A…が斜め下方
に放出される傾斜姿勢とに各コンベア6,7,8を上下
回動する。且つ、図3に示すように、各側部コンベア
7,8の基端部に、可動枠32の下面側両端部に取付け
られた各旋回用シリンダ34,34を連結して、各旋回
用シリンダ33,33の同期作動により、水平姿勢に回
動停止された中央コンベア6と水平となる水平姿勢と、
装置本体2の両側面と平行となる姿勢又は鉛直よりも若
干内側に傾斜した起立姿勢とに各側部コンベア7,8を
旋回する。なお、各コンベア6,7,8を、例えば、ロ
ーラコンベア、スラストコンベア等の搬送手段により構
成してもよい。
【0023】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、箱体配列装置1により多数個の各育苗箱A…
を、例えば、野外又は室内の敷設面Dに対して左右に1
0列配列するときの動作を説明する。
【0024】先ず、図1、図2に示すように、多数個の
各育苗箱A…が棚入れされた運搬台車Bを、例えば、フ
ォークリフト等の自走可能な運搬機Cにより一旦持上
げ、その運搬台車Bを持上げた状態のまま運搬機Cを走
行移動させて、装置本体2の台車積載部3に運搬台車3
を積載する。運搬機Cの各積込み板Ca…を、例えば、
油圧機構、モータ機構等により前進移動させ、運搬台車
Bの各棚部Ba…に棚入れされた各育苗箱A…に各積込
み板Ca…を押圧すると共に、各積込み板Ca…により
各育苗箱A…を上下等間隔に離間した状態のまま水平移
動させて装置本体2の箱棚入れ部4に棚入れする。全育
苗箱A…の棚入れ作業が完了した後、各積込み板Ca…
を初期位置に後退移動させ、空の運搬台車Bを運搬機C
により再び持上げて、装置本体2の台車積載部3から取
出した後、次の運搬台車Bを持上げて台車積載部3に積
載する。
【0025】次に、図5に示すように、箱繰出し機5の
各搬出機構21…を駆動して、箱棚入れ部4の各棚部4
a…に棚入れされた最下段の前後2行、左右3列の各育
苗箱A…を同時に繰出し、各受け機構22…の各シャッ
タ30,30間に夫々移載する。図6に示すように、そ
の繰出された前後2行、左右3列分(3組分)の各育苗
箱A…を垂直降下させて中央コンベア6に近接したと
き、各受け機構22…の各シャッタ30,30を開放し
て、前後2行(2箱1組)の各育苗箱A…を中央コンベ
ア6に前後2行に整列させて移載する。中央コンベア6
を左右方向に正逆回転させて、各側部コンベア7,8に
各育苗箱A…を夫々振分け供給する。各コンベア6,
7,8に前後2行、左右3列分(10組分、例えば、2
0箱)の各育苗箱A…を左右均等に整列して載置した
後、各コンベア6,7,8を所定の角度に傾動させて、
前後2行分の各育苗箱A…を、各コンベア6,7,8か
ら流下させて敷設面Dに配列する。以下同様に、箱棚入
れ部4に棚入れされた前後2行、左右3列分(3組分)
の各育苗箱A…を、箱繰出し機5の上下動により下段側
から1段ずつ繰出し、10組分の各育苗箱A…を各コン
ベア6,7,8に配列すると共に、装置本体2を一定速
度で走行移動又は間欠的に走行移動させて、前後2行分
の各育苗箱A…を敷設面Dに順次配列するので、各育苗
箱A…を短時間で配列することができる。
【0026】なお、上述した装置は、前後2行(2箱1
組)の左右3列分(3組分)の各育苗箱A…を順次繰出
す構成であるので、実施例のように10列配列する場
合、1列分だけ不足するが、各搬出機構21…又は各受
け機構22…を独立駆動させて、1組分の各育苗箱A,
Aを繰出して、10列分(10組分)の各育苗箱A…を
各コンベア6,7,8に配列することにより、各育苗箱
A…の配列数を敷設面Dの面積に対応して変更できる。
【0027】以上のように、箱棚入れ部4に棚入れされ
た各育苗箱A…が上下方向に等間隔を隔てて棚入れされ
ているので、箱棚入れ部4から育苗箱A…箱体を1段ご
とに繰出す時、繰出される育苗箱Aと他の育苗箱Aの縁
との接触がなく、そのため育苗箱Aの内部の状態を損な
うことなく、該育苗箱A箱体を繰出すことができる。
【0028】また、箱棚入れ部4から育苗箱Aを繰出す
のは、前後複数行、左右複数列、上下1段であり、こと
に前後複数行の育苗箱Aを繰出して、これを配列するこ
とにより、育苗箱Aの配列に要する作業時間が大幅に短
縮され、作業の能率アップを図ることができる。
【0029】しかも、台車積載部3に積載された運搬台
車Bから装置本体2の箱棚入れ部4に対して各育苗箱A
…を上下等間隔に隔てて移載するので、多数個の各育苗
箱A…を一括して棚入れすることができ、従来例のよう
に育苗箱A内の覆土や種等が流出するのを防止でき、育
苗箱Aの棚入れ作業が機械的且つ能率よく行える。さら
に、運搬機Cにより装置本体2の台車積載部3に運搬台
車Bを積載して全育苗箱A…を棚入れした後、同運搬機
Cにより装置本体2の台車積載部4から運搬台車Bを取
出すので、運搬台車Bの積載作業が機械的に行える。移
動時及び保管時に於いて、各側部コンベア7,8を起立
姿勢に回動させるため、装置本体2を移動及び保管する
ときのスペースが狭くて済み、装置の取扱いが容易とな
る。
【0030】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の箱体は、実施例の育苗箱Aに対応
し、以下同様に、箱体棚入れ部は、箱棚入れ部4に対応
し、箱体繰出し手段は、箱繰出し機5に対応し、開閉支
持シャッタは、シャッタ30に対応し、整列コンベア
は、コンベア6,7,8に対応し、箱体配列手段は、コ
ンベア6,7,8および揺動シリンダ33に対応し、
移動手段は、走行部9、電動機10、キャタピラー1
1、その他、輪体に対応し、電源手段は、蓄電池等の内
部電源に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【0031】上述した運搬台車Bの他の積載方法とし
て、例えば、図7に示すように、多数個の各育苗箱A…
が棚入れされた運搬台車Bを人為的手段(作業者の手)
により走行移動させ、或いは、シリンダ機構やモータ機
構等の機械的手段により走行移動させて、装置本体2の
台車積載部3と水平となる高さに設けられた台車走行部
35上に運搬台車Bを走行移動させた後、同部に近接さ
れた装置本体2の台車積載部3に運搬台車Bを積載す
る。この後、装置本体2又は台車走行部35に設けられ
た各積込み板36…を台車積載部3に対接し、例えば、
油圧機構、モータ機構等の駆動手段により各積込み板3
6…を前進移動させて、各積込み板36…により各育苗
箱A…を上下等間隔に離間した状態のまま箱棚入れ部4
に棚入れするもよく、実施例の積載方法のみに限定され
るものではない。
【0032】装置本体2の他の走行方法として、例え
ば、図8に示すように、敷設面Cに敷設した複数条の各
軌条37,37に沿って装置本体2を走行用モータ(図
示省略)の駆動力により走行移動させてもよく、実施例
と同等の効果を奏することができる。
【0033】また、実施例では、前後2行分(2箱分)
の各育苗箱A,Aが載置される搬送幅の各コンベア6,
7,8を用いているが、例えば、前後3行、4行等(3
箱、4箱等)の各育苗箱A…が載置される搬送幅の各コ
ンベア6,7,8を用いるもよく、装置の敷設能力が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 箱体配列装置による育苗箱の配列動作を示す
側面図。
【図2】 運搬台車の積載動作及び育苗箱の配列動作を
示す平面図。
【図3】 各側部コンベアの旋回動作を示す正面図。
【図4】 運搬台車に棚入れされた育苗箱の棚入れ状態
を示す正面図。
【図5】 搬出機構による育苗箱の繰出し動作を示す平
面図。
【図6】 受け機構による育苗箱の移載動作を示す正面
図。
【図7】 運搬台車の他の積載方法を示す側面図。
【図8】 装置本体の他の走行方法を示す平面図。
【符号の説明】
A…育苗箱 D…敷設面 1…箱体配列装置 2…装置本体 4…箱棚入れ部 5…箱繰出し機 6…中央コンベア 7,8…側部コンベア 11…キャタピラー 21…搬出機構 22…受け機構 27…移載板 30…シャッタ 33…揺動用シリンダ 35…台車走行部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数個の箱体を同一方向に整列させて敷設
    面に配列する装置であって、 上記装置本体に、上記箱体を前後複数行、左右複数列、
    上下複数段で上下方向に等間隔に隔て、かつ、前後方向
    に出入可能な棚状に箱体を収納する箱体棚入れ部を設
    け、 上記箱体棚入れ部の前部側に、該箱体棚入れ部に収納し
    た前後複数行、左右複数列、1段分の箱体を箱体棚入れ
    部から繰出し、繰出した各箱体を前部側に架設した整列
    コンベアに整列載置する箱体繰出し手段を設け、 上記整列コンベアに整列載置された複数列複数行の各箱
    体を敷設面上に配列する箱体配列手段を設けると共に、 上記装置本体に、上記敷設面に配列される各箱体の配列
    動作に対応させて移動する装置移動手段を設けた 箱体配
    列装置。
  2. 【請求項2】前記箱体繰出し手段を、 前記箱体棚入れ部の前部側に設けられ、該箱体棚入れ部
    の上下方向に沿って昇降する昇降枠と、 上記昇降枠の後部側で前記箱体棚入れ部と対向して設け
    られ、前記箱体棚入れ部の各棚部の1段複数列と対向し
    て各列複数行の各箱体を前方に取り出す搬出機構と、 上記昇降枠の前部側で上記搬出機構と対向して設けら
    れ、上記搬出機構で取り出した1段複数列複数行分の各
    箱体を各列ごとに開閉支持シャッタに支持し、該開閉支
    持シャッタの開放で下部位置に1段複数列複数行の箱体
    を整列する受け機構とで形成した請求項1記載の箱体配
    列装置。
  3. 【請求項3】前記装置移動手段を駆動する電動機および
    該電動機に電源を供給する電源手段を装置本体に搭載し
    請求項1または2記載の箱体配列装置。
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