JP3247205B2 - 主軸装置 - Google Patents
主軸装置Info
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- Japan
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- Expired - Lifetime
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- Gripping On Spindles (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
ら加工を行なう加工機などに用いられ、被加工物を保持
して回動させる主軸装置に関する。
公報に記載されているように、ベースの中央に主軸装置
を設けるとともに、ベースの両端に切削装置を設置した
加工機がある。この加工機では、主軸装置に被加工物を
保持して回転させ、両端の切削装置で被加工物の両端の
中ぐり加工などを同時に行なえるようにしている。
の回動体を回動自在に設け、この回動体に被加工物を保
持するクランプ機構を設け、回動体をモータで回動する
ようにしている。
を挿通可能とする環状のダイヤフラムを取り付け、この
ダイヤフラムに被加工物の外面をクランプする複数のク
ランプ爪を設け、ダイヤフラムをクランプ爪の開方向に
変位させるシリンダを設けている。そして、回動体の停
止時に、エア供給手段をシリンダに接続し、シリンダに
エア圧を加えてダイヤフラムを開方向に変位させ、クラ
ンプ爪を開状態とすることにより、被加工物の着脱を行
なえるようにする。また、被加工物の装着時に、エア圧
の供給を停止すれば、ダイヤフラムの弾性によってクラ
ンプ爪が閉方向に移動し、このクランプ爪で被加工物の
外面をクランプする。
では、ダイヤフラムの弾性によって被加工物をクランプ
する構造であるため、被加工物のクランプ力はダイヤフ
ラムの弾性力だけであり、しかも、クランプ爪には回動
時に生じる遠心力がクランプ開方向に作用することも考
慮すると、被加工物のクランプが確実でなく、被加工物
の位置ずれや振れが生じ、加工精度が低下する問題があ
る。
ので、被加工物の加工を両端方向から可能としたうえ
で、回動体の回動時の遠心力によるクランプ力の低下の
影響を 防止し、被加工物を確実にクランプすることがで
きる主軸装置を提供することを目的とするものである。
軸台と、この主軸台に回動自在に設けられた円筒状で軸
方向両端に開口する回動体と、この回動体を回動駆動す
る駆動手段と、前記回動体の内側に対してフランジ部が
周面から突設された被加工物を保持するクランプ機構と
を備え、前記回動体の両端方向から前記被加工物の加工
を可能とした主軸装置において、前記クランプ機構は、
前記回動体の内側に設けられ、前記被加工物が挿入され
る環状の基部と、この基部に設けられ、前記被加工物の
周面を基準として前記回動体と同心円となる位置に位置
決めするとともに、被加工物のフランジ部の軸方向一端
面を基準として軸方向位置を位置決めする基準部材と、
この基準部材の外周側に位置され、基準部材に対し前記
被加工物のフランジ部の軸方向他端面を押圧してそのフ
ランジ部を軸方向からクランプするクランプ閉状態とク
ランプを解除して被加工物の着脱を許容するクランプ開
状態との間で揺動可能に設けられる複数のクランプ爪
と、前記基部に設けられ前記クランプ爪を開閉させるシ
リンダ、および基部の軸方向一端面に設けられシリンダ
に連通する接続プラグを有し、シリンダに対する作動流
体の供給状態を保持可能とするクランプ作動手段と、こ
のクランプ作動手段の接続プラグに着脱可能に接続され
る接続カップを有し、それら接続プラグと接続カップと
の接続状態でクランプ作動手段のシリンダに対して作動
流体を供給および排出する作動流体供給排出手段とを備
えるものである。
装着する場合、作動流体供給排出手段の接続カップをク
ランプ作動手段の接続プラグに接続し、シリンダを作動
させてクランプ爪をクランプ開状態とし、被加工物を基
準部材に嵌合してセットする。被加工物のセット後、シ
リンダを作動させ、クランプ爪で被加工物のフランジ部
を基準部材に対してクランプさせる。クランプ完了後、
作動流体供給排出手段の接続カップをクランプ作動手段
の接続プラグから離脱させるが、シリンダは作動状態を
保ち、被加工物のクランプ状態を保持する。このクラン
プ状態で被加工物を回動させて加工を行なう。
合、作動流体供給排出手段の接続カップをクランプ作動
手段の接続プラグに接続し、シリンダを作動させてクラ
ンプ爪をクランプ開状態とし、被加工物を取り出す。
一実施例を図面を参照して説明する。
明すると、例えばデファレンシャルギヤの円筒状のハウ
ジングであり、両端に円筒部2が同軸上に形成され、周
囲には、一端側にフランジ部3が形成され、このフラン
ジ部3の近傍に突部4が形成され、複数箇所に窓孔5が
形成されている。
スで、このベース11の中央部に主軸装置12およびク
ランプ作動装置13が配設され、ベース11の両端に切
削装置14がそれぞれ配設されている。
主軸台21を備え、この主軸台21の中央部に回動体2
2が配設されている。この回動体22は、図1および図
2に示すように、軸方向両端に開口する円筒状に形成さ
れ、両端外周部がベアリング23によって主軸台21に
対して回動自在に支持されている。回動体22の外周中
央部には回動駆動力受部としてのギヤ部24が形成さ
れ、内周中央部には取付部25が形成され、この取付部
25には等角度毎に3つの切欠部26が形成されてい
る。
ヤ部24と噛合するギヤ27が軸支され、図3に示すよ
うに、主軸台21の上部に駆動手段としてのモータ28
が取り付けられ、ギヤ27とモータ28の駆動軸とがベ
ルト伝達機構29や図示しない減速機構を介して接続さ
れている。
の内側には被加工物1を保持するクランプ機構31が設
けられている。このクランプ機構31は基部32を備
え、この基部32は、断面略L字状で環状に形成され、
回動体22の取付部25の一端側および内周面に接合
し、取付部25の他端側から取付部25を挿通して基部
32に螺着される取付ねじ33によって固着されてい
る。基部32には、切欠部26の位置に対応して外径部
側に切欠部34が形成されている。
付けられている。この基準部材35は、内周部にテーパ
状の導入部36および被加工物1の突部4が嵌合して被
加工物1を回動体22に対して同心円に位置決めする位
置決め部37が形成され、端面に被加工物1のフランジ
部3の軸方向一端面が接合して被加工物1のフランジ部
3の軸方向一端面を基準として軸方向位置を位置決めす
る位置決め部38が形成されている。この基準部材35
は取付部材39に取り付けられており、この取付部材3
9が基部32の他端部に嵌合して取付ねじ40で着脱可
能に取り付けられている。
位置に対応してその切欠部26内に嵌合する一対の支持
部41が突出形成され、この各一対の支持部41間にそ
れぞれクランプ爪42が支軸43によって回動自在に軸
支されている。クランプ爪42は、一端にレバー部44
が突出形成されているとともに、他端部に基準部材35
との間に被加工物1のフランジ部3をクランプする爪部
45が形成されており、図示しないばねによってクラン
プ開方向に付勢されている。
付けられている。このクランプ作動手段51は、基部3
2の一端の各切欠部34の位置に取り付けられたシリン
ダ52を備え、このシリンダ52内のピストン53に連
結されたロッド54の先端が切欠部34に突出され、ロ
ッド54の先端にクランプ爪42のレバー部44と当接
するカム部材55が連結されている。また、基部32の
一端面の3箇所には台座部56が取り付けられ、各台座
部56には、クランプ用の接続プラグ57、クランプ解
除用の接続プラグ58、着座確認用の接続プラグ59が
それぞれ取り付けられている。各接続プラグ57〜59
とも図示しないエア流通孔を有し、クランプ用の接続プ
ラグ57は台座部56のエア通路60を通じて各シリン
ダ52内の一端すなわちロッド突出側とは反対側に連通
され、同様にクランプ解除用の接続プラグ58は各シリ
ンダ52内の他端すなわちロッド突出側に連通されてい
る。各接続プラグ57,58は、弁機構を内蔵してエア
流通孔を閉止できる構造になっており、後述するエア供
給ユニット61の接続時に弁機構が動作されてエア流通
孔が開放されるようになっている。
図3に示すように、作動流体供給排出手段としてのエア
供給ユニット61を備えている。このエア供給ユニット
61は、支持板62に、クランプ用の接続プラグ57に
接続される接続カップ63、クランプ解除用の接続プラ
グ58に接続される接続カップ64、着座確認用の接続
プラグ59に接続される接続カップ65がそれぞれ取り
付けられている。接続カップ63,64は接続プラグ5
7,58に接続されるとエア流通路が連通される。そし
て、接続カップ63,64は図示しないエア制御回路に
接続されており、このエア制御回路により接続プラグ5
7,58を通じて各シリンダ52にエア圧が供給および
排出される。
66を備えており、この支持機構66は、ベース11に
立設された支持枠67の上端に回動体22の軸方向と平
行に支軸68が架設され、この支軸68に揺動体69が
取り付けられている。この揺動体69は、支軸68に回
動自在および軸方向摺動自在に嵌合する軸受部70から
レバー部71が突設され、このレバー部71の先端側部
にエア供給ユニット61が取り付けられている。また、
揺動体69には揺動用のエアシリンダ72が連結され、
このエアシリンダ72の作動によって、図1に示すよう
にエア供給ユニット61がクランプ作動手段51に対向
する下方の位置と、図3に示すようにエア供給ユニット
61が上方に退避した退避位置とに移動される。さら
に、図示しないが、揺動体69には水平移動用駆動手段
が連結され支軸68に沿って移動される。
モータ81の駆動によりベース11に沿って移動する縦
移動ユニット82が取り付けられ、この縦移動ユニット
82の上部にモータ83の駆動により横移動ユニット8
4が取り付けられ、この横移動ユニット84の上部に刃
物台85が水平方向に回動可能に取り付けられている。
刃物台85には複数の刃物取付部86が取り付けられ、
各刃物取付部86にはバイト87が取り付けられてい
る。なお、刃物台85は、図示しないモータによって回
動駆動され、いずれかの刃物取付部86を選択的に主軸
装置12に対向させるようになっている。
るには、エア供給ユニット61をクランプ作動手段51
の側部に下降させるとともにクランプ作動手段51に向
けて接近移動させ、各接続カップ63〜65を各接続プ
ラグ57〜59に接続させる。
カップ63および接続プラグ57を通じて各シリンダ5
2にエア圧を供給し、カム部材55を後退させ、各クラ
ンプ爪42をクランプ開状態とする。
部材35の内側に挿入し、被加工物1の外周面の突部4
を基準部材35の導入部36を通じて位置決め部37に
嵌合させるとともに、被加工物1のフランジ部3の軸方
向一端面を基準部材35の位置決め部38に当接させ
る。
プ64および接続プラグ58を通じて各シリンダ52に
エア圧を供給し、カム部材55を進出させ、各クランプ
爪42をクランプ閉方向に揺動させ、各クランプ爪42
の爪部45で被加工物1のフランジ部3の軸方向他端面
を基準部材35に押圧して軸方向からクランプするクラ
ンプ閉状態とする。
動体22に対して同心円に位置決めするとともに、被加
工物1のフランジ部3の軸方向一端面を基準として軸方
向位置を位置決めする。
51から離脱移動させるとともに、上方の退避位置に移
動させる。なお、エア供給ユニット61がクランプ作動
手段51から離脱しても、接続プラグ57,58の弁機
構によりシリンダ52に対してクランプ用のエア圧を供
給した状態を保ち、クランプ爪42による被加工物1の
クランプ状態を保持している。
1の加工を同時に行なう。この加工は、図4に示すよう
に内径加工用の各バイト87により被加工物1の各円筒
部2の内径仕上加工、図5に示すように外径加工用の各
バイト87により被加工物1の各円筒部2の外径仕上加
工、図6に示すように裏座加工用の各バイト87により
被加工物1の裏座仕上加工がある。
14によって同時に加工を行なうことにより、作業効率
が良く、被加工物1の両端の同心度を良くすることがで
きる。しかも、被加工物1はクランプ機構31によって
確実に保持されているため、高い加工精度を得ることが
できる。
から取り出すには、上述のようにエア供給ユニット61
の各接続カップ63〜65をクランプ作動手段51の各
接続プラグ57〜59に接続させ、エア制御回路により
クランプ解除用の接続カップ63および接続プラグ57
を通じて各シリンダ52にエア圧を供給し、カム部材5
5を後退させ、各クランプ爪42をクランプ開方向に揺
動させ、被加工物1のクランプを解除する。そして、被
加工物1を回動体22の内側から取り出す。
工を行なう場合には、取付ねじ40によって基準部材3
5およびクランプ爪42を付け替えることによって簡単
に対応することができる。
動駆動力受部としては、ギヤ部24に限られず、ベルト
伝達用のプーリでもよい。
加工を両端方向から可能とした主軸装置において、軸方
向両端に開口する回動体の内側に被加工物が挿入される
環状の基部を設け、この基部に、被加工物の周面を基準
として回動体と同心円となる位置に位置決めするととも
に被加工物のフランジ部の軸方向一端面を基準として軸
方向位置を位置決めする基準部材を設け、この基準部材
の外周側に位置し被加工物のフランジ部の軸方向他端面
を押圧して基準部材との間で被加工物のフランジ部を軸
方向からクランプする複数のクランプ爪を設け、これら
クランプ爪を開閉させるシリンダおよび基部の軸方向一
端面に位置してシリンダに連通する接続プラグを有する
クランプ作動手段を設け、さらに、クランプ作動手段の
接続プラグに着脱可能に接続される接続カップを有する
作動流体供給排出手段からクランプ作動手段のシリンダ
に対して作動流体を供給および排出するので、被加工物
の加工を両端方向から可能としたうえで、被加工物のフ
ランジ部を軸方向からクランプすることによって回動体
の回動時の遠心力によるクランプ力の低下の影響を防 止
でき、被加工物を確実に保持でき、加工精度の向上に寄
与できる。
る。
である。
ある。
ある。
ある。
ト 63,64,65 接続カップ
Claims (1)
- 【請求項1】 主軸台と、この主軸台に回動自在に設け
られた円筒状で軸方向両端に開口する回動体と、この回
動体を回動駆動する駆動手段と、前記回動体の内側に対
してフランジ部が周面から突設された被加工物を保持す
るクランプ機構とを備え、前記回動体の両端方向から前
記被加工物の加工を可能とした主軸装置において、 前記クランプ機構は、 前記回動体の内側に設けられ、前記被加工物が挿入され
る環状の基部と、 この基部に設けられ、前記被加工物の周面を基準として
前記回動体と同心円となる位置に位置決めするととも
に、被加工物のフランジ部の軸方向一端面を基準として
軸方向位置を位置決めする基準部材と、 この基準部材の外周側に位置され、基準部材に対し前記
被加工物のフランジ部の軸方向他端面を押圧してそのフ
ランジ部を軸方向からクランプするクランプ閉状態とク
ランプを解除して被加工物の着脱を許容するクランプ開
状態との間で揺動可能に設けられる複数のクランプ爪
と、 前記基部に設けられ前記クランプ爪を開閉させるシリン
ダ、および基部の軸方向一端面に設けられシリンダに連
通する接続プラグを有し、シリンダに対する作動流体の
供給状態を保持可能とするクランプ作動手段と、 このクランプ作動手段の接続プラグに着脱可能に接続さ
れる接続カップを有し、それら接続プラグと接続カップ
との接続状態でクランプ作動手段のシリンダに対して作
動流体を供給および排出する作動流体供給排出手段とを
備えることを特徴とする主軸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15923093A JP3247205B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 主軸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15923093A JP3247205B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 主軸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079216A JPH079216A (ja) | 1995-01-13 |
JP3247205B2 true JP3247205B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=15689188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15923093A Expired - Lifetime JP3247205B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 主軸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3247205B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5596310B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2014-09-24 | 株式会社北川鉄工所 | チャック駆動装置 |
CN111727097B (zh) | 2018-05-01 | 2024-01-23 | 哈如技术研究所股份有限公司 | 差速器壳体的加工机 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15923093A patent/JP3247205B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH079216A (ja) | 1995-01-13 |
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Legal Events
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