JP3245921B2 - 自動2輪車のカウリング - Google Patents

自動2輪車のカウリング

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JP3245921B2
JP3245921B2 JP01330292A JP1330292A JP3245921B2 JP 3245921 B2 JP3245921 B2 JP 3245921B2 JP 01330292 A JP01330292 A JP 01330292A JP 1330292 A JP1330292 A JP 1330292A JP 3245921 B2 JP3245921 B2 JP 3245921B2
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祐人 矢尾
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動2輪車のカウリン
グに関する。
【0002】
【従来の技術】自動2輪車、特に高速走行に重点をおい
た自動2輪車では、図8に示すように車体フレーム1の
ヘッドパイプ2の前側からエンジン3を搭載した部分の
両側にかけてカウリング4で覆われ、ハンドル5より上
方部にはスクリーン6が一体的に設けられる。走行時に
図7に示すようにライダー8がカウリング4およびスク
リーン6でカバーされ、このカウリング4によって空力
特性を良くするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカウリング4
は、図6に示すように基本的には三次元的な流線形の曲
面で構成されており、一つの球面形状をなしているの
で、スクリーン6の位置をライダー8の体に合わせると
スクリーン6の上部からヘルメット9が上方に大きく突
出し、図8のようにヘルメット9の前方で乱流(剥離)
aを発生させる。またスクリーン6の高さをライダー8
のヘルメット9の高さに合わせるとスクリーン6の後方
での乱流が多くなり、前面投影面積も大きくなって空力
特性が著しく低下するという問題点があった。
【0004】この発明は、スクリーンの前面投影面積を
大きくすることなく流線の剥離をなくし、空力特性を向
上させることのできる自動2輪車のカウリングを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明では、車体フレームのヘッドパイプ前方および
上記車体フレームに搭載されるエンジンの両側を覆い、
車両正面視にて前傾乗車姿勢をとった状態のライダーを
覆う一方、車両側面視にて前傾乗車姿勢をとった状態の
ライダーの直前に、このヘルメット頂点より高さが低い
スクリーンが配設されるとともに、前記スクリーンとラ
イダーのヘルメット前面側が重なり合うようにフロント
カウリングを装着し、さらに、前記ライダーの車両後方
側に前記スクリーンの頂点と比べて地上面からの高さが
低いシートカウルを装着した自動2輪車のカウリングに
おいて、車両正面視で、前記ライダーのヘルメット前方
に位置する車幅方向中央部位のスクリーンの曲面半径を
ライダーの肩部に対応するスクリーン部位の曲面半径よ
り小径の曲面半径からなる略球面状の***面として上方
に膨出形成するとともに、車両側面視で、前記車幅方向
中央部位のスクリーンを、前記ライダーの肩部に対応す
る部位のスクリーン表面の延長線より膨出して後上方へ
向く曲面を形成し、走行風が前記スクリーンから前傾乗
車姿勢をとった状態のライダーのヘルメットを通過し、
上記ライダーの背中を経由して前記シートカウルに流す
ように案内されるものである。
【0006】
【作用】この発明に係る自動2輪車のカウリングにおい
ては、スクリーンの車幅方向中央部であってヘルメット
の前方に位置する部位にスクリーンの曲面半径より小径
の曲面半径からなる略球面状の***面をスクリーンの上
方に膨出形成したので、走行時にスクリーンの表面から
ヘルメットの前部へ流れる空気の流線に乱れ(剥離)が
生じることがなくなり、空力特性が向上する。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例を図1〜図5により図
6〜図8と共通する部分には同じ符号を用いて説明す
る。
【0008】この発明に係る自動2輪車のカウリングに
おいて、フロントカウリング10は、図1に取出して示
すようにそれ自体従来と同様に車体フレーム1のヘッド
パイプ2の前方を覆う前部10aからエンジン3部分の
側方にかけてカバーする側部10b,10bが一体的に
形成されたもので、前部10aの上方にはスクリーン1
1が一体的に設けられている。
【0009】このスクリーン11の形状は、フロントカ
ウリング10としての基本曲面形状の一部をなし、ライ
ダー8のヘルメット9の前方に位置する部分のスクリー
ン11の上方位置に前記基本曲面形状とは異なる曲面形
状を有する***面12が一体(または別体としての取付
でもよい)に形成されている。この***面12の構成
は、車両正面よりみて図2のようにスクリーン11の上
端縁11aのカーブより上方に突出する形状であり、車
両側面よりみると図3のようにスクリーン11の表面の
延長線より膨出して上方へ向く曲面とされてヘルメット
9の上面へ向かうように形成されている。
【0010】すなわち、***面12は略球面状をなし、
スクリーン11の車幅方向中央部であってライダー8の
ヘルメット9の前方に位置する部位にスクリーン11の
曲面半径より小径の曲面半径を有して上方に膨出形成さ
れている。
【0011】従って、略球面状の***面12を車幅方向
中央部位のスクリーン11の上方に膨出形成したので、
図4に示すようにスクリーン11の表面からライダー8
のヘルメット9の上面へ流線がスムーズにつながり、ヘ
ルメット9の前部で急激な乱れが生じず、そのため空力
特性が大幅に改善される。
【0012】また、図5に示すようにシートカウル13
の上面前方位置に前記***面12を前後逆向きとしたも
のに相当する***面14を設ければ、図4のようにライ
ダー8の背中を流れた空気の流れがシートカウル13上
で乱れることがなく、一層空力特性を改善することが可
能である。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたようにこの発明に係る自動
2輪車のカウリングにおいては、フロントカウリングの
スクリーンの***形状とライダーの乗車姿勢に注目し、
スクリーンとライダーのヘルメットとの関係から自動2
輪車の走行に伴う空気流がフロントカウリングのスクリ
ーンから前傾乗車姿勢をとったライダーのヘルメットを
通過し、さらに上記ライダーの背中を経由してシートカ
ウルに案内されるので、前傾乗車姿勢をとるライダーを
整流部材の構成部材として利用できる一方、ヘルメット
の前方にてスクリーンとの間に走行風の巻込みによる乱
流の発生を有効的に防止でき、スクリーンを経てライダ
ーの背中側に案内される空気流がライダーを地上面側に
押さえ付けるように作用し、走行中のいわゆるダウンフ
ォースを有効利用できるので、走行安全性を向上させる
ことができ、さらに、走行時の空気抵抗を小さくし、空
力特性を大幅に向上させて最高速度の増大を無理なく円
滑に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動2輪車のカウリングとして
のフロントカウリングを示す斜視図。
【図2】この発明に係る自動2輪車のカウリングの一実
施例を示すもので、フロントカウリングを取付けた自動
2輪車の走行時の正面図。
【図3】図2に示す自動2輪車の側面図。
【図4】自動2輪車の走行時における空気流の流れを示
す側面図。
【図5】図4のシートカウルの斜視図。
【図6】従来の自動2輪車のフロントカウリングを示す
斜視図。
【図7】従来のフロントカウリングを取付けた自動2輪
車の走行時の正面図。
【図8】図7に示す自動2輪車の走行時における流線の
状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 車体フレーム 3 エンジン 4,10 カウリング 6,11 スクリーン 8 ライダー 9 ヘルメット 12 ***面 13 シートカウル 14 ***面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームのヘッドパイプ前方および
    上記車体フレームに搭載されるエンジンの両側を覆い、
    車両正面視にて前傾乗車姿勢をとった状態のライダーを
    覆う一方、車両側面視にて前傾乗車姿勢をとった状態の
    ライダーの直前に、このヘルメット頂点より高さが低い
    スクリーンが配設されるとともに、前記スクリーンとラ
    イダーのヘルメット前面側が重なり合うようにフロント
    カウリングを装着し、さらに、前記ライダーの車両後方
    側に前記スクリーンの頂点と比べて地上面からの高さが
    低いシートカウルを装着した自動2輪車のカウリングに
    おいて、車両正面視で、前記ライダーのヘルメット前方
    に位置する車幅方向中央部位のスクリーンの曲面半径を
    ライダーの肩部に対応するスクリーン部位の曲面半径よ
    り小径の曲面半径からなる略球面状の***面として上方
    に膨出形成するとともに、車両側面視で、前記車幅方向
    中央部位のスクリーンを、前記ライダーの肩部に対応す
    る部位のスクリーン表面の延長線より膨出して後上方へ
    向く曲面を形成し、走行風が前記スクリーンから前傾姿
    勢をとった状態のライダーのヘルメットを通過し、上記
    ライダーの背中を経由して前記シートカウルに流すよう
    に案内されることを特徴とする自動2輪車のカウリン
    グ。
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