JP3245175B2 - 新規合成 - Google Patents

新規合成

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JP3245175B2
JP3245175B2 JP52385597A JP52385597A JP3245175B2 JP 3245175 B2 JP3245175 B2 JP 3245175B2 JP 52385597 A JP52385597 A JP 52385597A JP 52385597 A JP52385597 A JP 52385597A JP 3245175 B2 JP3245175 B2 JP 3245175B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、4−アリール,5−ピリミジンヘテロサイク
リック環を有するイミダゾール誘導体の新規合成方法に
関する。
発明の背景 本発明は、5−ピリミジニル置換イミダゾールの新規
かつ一般的な製造方法を記載する。このクラスの分子の
以前の合成には、van Leusen反応(van Leusen,A.M,et
al.J.Org.Chem.1977,42,1153)を用いており、その反応
は、イミンおよびトシルイソニトリルの環付加を含む。
所望イミンに対するアルデヒド前駆体の合成困難性によ
り、この方法の適用範囲は限定されていた。AdamsらのW
O95/02591には、同様の化合物に関する環付加反応の改
良が示されている。しかしながら、環境上好ましく、商
業的に可能な方法でのピリミジン環の付加がやはり必要
である。本発明は、α−ケトアルドイミンを用いるトシ
ルイソニトリルの環付加についての新規方法を用いて5
−ケトイミダゾール誘導体を製造する。5−ケト基は、
置換されていてもよいピリミジン環の付加のための優れ
た前駆体をとして役立つ。
発明の概要 本発明は、式(I)の化合物: [式中、R1は置換されていてもよいピリミジン−4−イ
ル環であり、 R4は置換されていてもよいフェニル、ナフト−1−イ
ルもしくはナフト−2−イル、またはヘテロアリール環
であり、 mは0、または1もしくは2である整数であり、 m′は1または2の値を有する整数であり、 R2は−(CR10R20n′OR9、ヘテロサイクリル、ヘテ
ロサイクリルC1-10アルキル、C1-10アルキル、ハロ−置
換C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニ
ル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1-10
ルキル、C5-7シクロアルケニル、C5-7シクロアルケニル
−C1-10−アルキル、アリール、アリールC1-10アルキ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-10−アルキ
ル、(CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(C
R10R20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14、(CR
10R20nNO2、(CR10R20nCN、(CR10R20n′SO
2R18、(CR10R20nS(O)m′NR13R14、(CR10R20n
C(Z)R11、(CR10R20nOC(Z)R11、(CR10R20nC
(Z)OR11、(CR10R20nC(Z)NR13R14、(CR
10R20nC(Z)NR11OR9、(CR10R20nNR10C(Z)
R11、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nN
(OR6)C(Z)NR13R14、(CR10R20nN(OR6)C
(Z)R11、(CR10R20nC(=NOR6)R11、(CR10R20
nNR10C(=NR19)NR13R14、(CR10R20nOC(Z)NR13R
14、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nNR
10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−イルまたは4−(R12)−5−(R18R19)−4,5
−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであ
り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリックおよ
びヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよ
く、 nは1ないし10の値を有する整数であり、 n′は0、または1ないし10の値を有する整数であ
り、 Zは酸素または硫黄であり、 R3はヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アル
キルまたはR8であり、 R6は水素、医薬上許容されるカチオン、C1-10アルキ
ル、C3-7シクロアルキル、アリール、アリールC1-4アル
キル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテ
ロサイクリル、アロイル、またはC1-10アルカノイルで
あり、 R8はC1-10アルキル、ハロ−置換C1-10アルキル、C
2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C3-7シクロアルキ
ル、C5-7シクロアルケニル、アリール、アリールC1-10
アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-10アル
キル、(CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18
(CR10R20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14であ
り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキルは置換されていてもよく、 R9は水素、−C(Z)R11または置換されていてもよ
いC1-10アルキル、S(O)2R18、置換されていてもよ
いアリールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4
アルキルであり、 R10およびR20はそれぞれ独立して水素またはC1-4アル
キルから選択され、 R11は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘ
テロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキル、ア
リール、アリールC1-10アルキル、ヘテロアリールまた
はヘテロアリールC1-10アルキルであり、 R12は水素またはR16であり、 R13およびR14はそれぞれ独立して水素または置換され
ていてもよいC1-4アルキル、置換されていてもよいアリ
ールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アルキ
ルから選択されるか、あるいはそれらが結合する窒素と
一緒になって、酸素、硫黄またはNR9から選択されるさ
らなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員のヘテ
ロサイクリック環を形成し、 R16はC1-4アルキル、ハロ−置換−C1-4アルキルまた
はC3-7シクロアルキルであり、 R18はC1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサ
イクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロサイク
リル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル、ヘテロアリ
ールまたはヘテロアリールアルキルであり、 R19は水素、シアノ、C1-4アルキル、C3-7シクロアル
キルまたはアリールである] で示される化合物の製造方法であって、 a)下式(II): [式中、Rは式(I)のピリミジニル(R1)残基上に存
在してもよい置換基であるか、あるいは水素、置換され
ていてもよいアルキルまたは置換されていてもよいアリ
ールである] で示される化合物を式R2NH2(III)[式中、R2は式
(I)における定義と同じ]で示される化合物と反応さ
せて式(IV): [式中、RおよびR2は上記定義に同じ] で示される化合物を得て、次いで、 b)式(IV)の化合物を式(V): [式中、Arは置換されていてもよいアリールであり、R4
は式(I)に関する定義と同じ] で示される化合物および適当な塩基と反応させて式(V
I): [式中、R、R2およびR4は上記定義に同じ] で示される化合物を得て、次いで、 c)式(VI)の化合物を式(VII): [式中、Raはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シ
クロアルキル、シクロアルケニル、アリールアルキル、
ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリック、または
ヘテロサイクリックアルキル基であり、それらすべては
置換されていてもよく、Rbはアルキル、アリール、ヘテ
ロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリ
ールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイク
リック、またはヘテロサイクリックアルキル基であり、
それらすべては置換されていてもよい] で示される化合物と反応させて式(VIII): [式中、Rbは式(VII)に関する定義と同じであり、R
は上記定義と同じであり、R2およびR4は式(I)に関す
る定義と同じ] で示される化合物を得て、次いで、 d)式(VIII)の化合物を式(IX): [式中、ZはN(Rd、SRe、ORe、またはRdであり、 Rdは独立して水素、アルキル、アリール、ヘテロアリ
ール、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリールア
ルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリッ
ク、またはヘテロサイクリックアルキルであり、 Reはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロア
ルキル、シクロアルケニル、アリールアルキル、ヘテロ
アリールアルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロ
サイクリックアルキルであり、 YはO、S、またはNHである] で示される化合物と反応させて式(I)の化合物または
その医薬上許容される塩を得ることを含む方法に関す
る。
本発明のもう1つの態様は、本明細書で定義される式
(VI)および(VIII)の新規化合物である。
発明の詳細な説明 本発明は、一般的構造が上式(I)で示され、さらに
AdamsらのWO95/02591、AdamsらのWO96/21452(1996年7
月18日公開)、AdamsらのWO96/21654(1996年7月18日
公開)、およびAdamsらの代理人処理番号P50347−2,米
国特許第5658903号(1996年6月3日出願)(参照によ
りこれらの開示を本明細書に記載されているものとみな
す)に記載されているイミダゾール化合物のグループの
新規合成に関する。
好ましい式(I)の化合物またはその医薬上許容され
る塩は下記構造: [式中、R1はピリミジン−4−イル環であり、1個また
は2個の置換基で置換されていてもよく、各置換基は、
置換されていてもよいC1-10アルキル、置換されていて
もよいアリール、ハロゲン、ヒドロキシル、チオール、
C1-10アルコキシ、C1-10アルキルチオ、C1-10アルキル
スルフィニル、CH2OR12、アミノ、モノもしくはジ−C
1-10アルキル置換アミノ、NHR21、N(R10)C(O)Ra
またはN−ヘテロサイクリル環(酸素、硫黄またはNR15
から選択されるさらなる異種原子を含んでいてもよく、
5ないし7員を有する)から独立して選択され、 R4は置換されていてもよいフェニル、ナフト−1−イ
ルもしくはナフト−2−イル、またはヘテロアリール環
であり、 mは0、または1もしくは2である整数であり、 m′は1または2の値を有する整数であり、 m″は0、または1ないし5の値を有する整数であ
り、 R2は−(CR10R20n′OR9、ヘテロサイクリル、ヘテ
ロサイクリルC1-10アルキル、C1-10アルキル、ハロ−置
換C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニ
ル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1-10
ルキル、C5-7シクロアルケニル、C5-7シクロアルケニル
−C1-10−アルキル、アリール、アリールC1-10アルキ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-10−アルキ
ル、(CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(C
R10R20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14、(CR
10R20nNO2、(CR10R20nCN、(CR10R20n′SO
2R18、(CR10R20nS(O)m′NR13R14、(CR10R20n
C(Z)R11、(CR10R20nOC(Z)R11、(CR10R20nC
(Z)OR11、(CR10R20nC(Z)NR13R14、(CR
10R20nC(Z)NR11OR9、(CR10R20nNR10C(Z)
R11、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nN
(OR6)C(Z)NR13R14、(CR10R20nN(OR6)C
(Z)R11、(CR10R20nC(=NOR6)R11、(CR10R20
nNR10C(=NR19)NR13R14、(CR10R20nOC(Z)NR13R
14、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nNR
10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−イルまたは4−(R12)−5−(R18R19)−4,5
−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであ
り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリックおよ
びヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよ
く、 nは1ないし10の値を有する整数であり、 n′は0、または1ないし10の値を有する整数であ
り、 Zは酸素または硫黄であり、 Raは水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリ
ール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
アリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリル、またはヘテ
ロサイクリルC1-4アルキルであり、 R3はヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アル
キルまたはR8であり、 R6は水素、医薬上許容されるカチオン、C1-10アルキ
ル、C3-7シクロアルキル、アリール、アリールC1-4アル
キル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテ
ロサイクリル、アロイル、またはC1-10アルカノイルで
あり、 R8はC1-10アルキル、ハロ−置換C1-10アルキル、C
2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C3-7シクロアルキ
ル、C5-7シクロアルケニル、アリール、アリールC1-10
アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-10アル
キル、(CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18
(CR10R20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14であ
り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキルは置換されていてもよく、 R9は水素、−C(Z)R11または置換されていてもよ
いC1-10アルキル、S(O)2R18、置換されていてもよ
いアリールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4
アルキルであり、 R10およびR20はそれぞれ独立して水素またはC1-4アル
キルから選択され、 R11は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘ
テロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキル、ア
リール、アリールC1-10アルキル、ヘテロアリールまた
はヘテロアリールC1-10アルキルであり、 R12は水素またはR16であり、 R13およびR14はそれぞれ独立して水素または置換され
ていてもよいC1-4アルキル、置換されていてもよいアリ
ールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アルキ
ルから選択されるか、あるいはそれらが結合する窒素と
一緒になって、酸素、硫黄またはNR9から選択されるさ
らなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員のヘテ
ロサイクリック環を形成し、 R15はR10またはC(Z)−C1-4アルキルであり、 R16はC1-4アルキル、ハロ−置換−C1-4アルキルまた
はC3-7シクロアルキルであり、 R18はC1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサ
イクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロサイク
リル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル、ヘテロアリ
ールまたはヘテロアリールアルキルであり、 R19は水素、シアノ、C1-4アルキル、C3-7シクロアル
キルまたはアリールであり、 R21はアルキル、アリール、アリールC1-6アルキル、
ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリルC1-6アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-6アルキルであり、
これらの各残基は置換されていてもよい] を有する。
好ましくは、R4がフェニル、ナフチル−1−イルもし
くはナフチル−2−イル、またはヘテロアリールである
化合物については、環は1個または2個の置換基で置換
されていてもよく、各置換基は独立して選択されるもの
であり、4−フェニル、4−ナフト−1−イル、5−ナ
フト−2−イルまたは6−ナフト−2−イルの置換基と
してはハロゲン、シアノ、ニトロ、−C(Z)NR7R17
−C(Z)OR16、−(CR10R20vCOR12、−SR5、−SO
R5、−OR12、ハロ−置換−C1-4アルキル、C1-4アルキ
ル、−ZC(Z)R12、−NR10C(Z)R16、または−(CR
10R20vNR10R20であり、他の位置の置換基としてはハ
ロゲン、シアノ、−C(Z)NR13R14、−C(Z)OR3
−(CR10R20m″COR3、−S(O)mR3、−OR3、ハロ
−置換−C1-4アルキル、−C1-4アルキル、−(CR
10R20m″NR10C(Z)R3、−NR10S(O)m′R8、−N
R10S(O)m′NR7R17、−ZC(Z)R3または−(CR10R
20m″NR13R14である。
適当には、R5は水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニ
ル、C2-4アルキニルまたはNR7R17であり、−SR5は−SNR
7R17でなく、−SOR5は−SOHでなく、vは0または1も
しくは2の値を有する整数であり、m″は0または1な
いし5の値を有する整数である。
適当には、R7およびR17はそれぞれ独立して水素また
はC1-4アルキルから選択されるか、あるいはR7およびR
17はそれらが結合する窒素と一緒になって、酸素、硫黄
またはNR15から選択されるさらなる異種原子を含んでい
てもよい5ないし7員のヘテロサイクリック環を形成す
る。
適当には、R15はR10またはC(Z)−C1-4アルキルで
あり、R10およびZは式(I)に関して定義したのと同
じである。
式(I)の化合物を、哺乳動物におけるサイトカイン
により媒介される疾病の治療に関連して用いてもよく、
あるいはサイトカイン産生の阻害を必要とする哺乳動物
の獣医学的治療に用いてもよい。
本発明のもう1つの具体例は、下記構造: [式中、Rは水素、置換されていてもよいC1-10アルキ
ル、置換されていてもよいアリール、ハロゲン、ヒドロ
キシル、チオール、C1-10アルコキシ、C1-10アルキルチ
オ、C1-10アルキルスルフィニル、CH2OR12、アミノ、モ
ノもしくはジ−C1-6アルキル置換アミノ、NHR21、N(R
10)C(O)RaまたはN−ヘテロサイクリル環(酸素、
硫黄またはNR15から選択されるさらなる異種原子を含ん
でいてもよく、5ないし7員を有する)であり、 Raは水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリ
ール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
アリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリル、またはヘテ
ロサイクリルC1-4アルキルであり、 R4は置換されていてもよいフェニル、ナフト−1−イ
ルもしくはナフト−2−イル、またはヘテロアリール環
であり、 R2は−(CR10R20n′OR9、ヘテロサイクリル、ヘテ
ロサイクリルC1-10アルキル、C1-10アルキル、ハロ−置
換C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニ
ル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1-10
ルキル、C5-7シクロアルケニル、C5-7シクロアルケニル
−C1-10−アルキル、アリール、アリールC1-10アルキ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-10−アルキ
ル、(CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(C
R10R20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14、(CR
10R20nNO2、(CR10R20nCN、(CR10R20n′SO
2R18、(CR10R20nS(O)m′NR13R14、(CR10R20n
C(Z)R11、(CR10R20nOC(Z)R11、(CR10R20nC
(Z)OR11、(CR10R20nC(Z)NR13R14、(CR
10R20nC(Z)NR11OR9、(CR10R20nNR10C(Z)
R11、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nN
(OR6)C(Z)NR13R14、(CR10R20nN(OR6)C
(Z)R11、(CR10R20nC(=NOR6)R11、(CR10R20
nNR10C(=NR19)NR13R14、(CR10R20nOC(Z)NR13R
14、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nNR
10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−イルまたは4−(R12)−5−(R18R19)−4,5
−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであ
り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリックおよ
びヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよ
く、 nは1ないし10の値を有する整数であり、 n′は0、または1ないし10の値を有する整数であ
り、 m′は1または2の値を有する整数であり、 Zは酸素または硫黄であり、 R9は水素、−C(Z)R11または置換されていてもよ
いC1-10アルキル、S(O)2R18、置換されていてもよ
いアリールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4
アルキルであり、 R10およびR20はそれぞれ独立して水素またはC1-4アル
キルから選択され、 R11は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘ
テロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキル、ア
リール、アリールC1-10アルキル、ヘテロアリールまた
はヘテロアリールC1-10アルキルであり、 R12は水素またはR16であり、 R13およびR14はそれぞれ独立して水素または置換され
ていてもよいC1-4アルキル、置換されていてもよいアリ
ールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アルキ
ルから選択されるか、あるいはそれらが結合する窒素と
一緒になって、酸素、硫黄またはNR9から選択されるさ
らなる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員のヘテ
ロサイクリック環を形成し、 R15はR10またはC(Z)−C1-4アルキルであり、 R16はC1-4アルキル、ハロ−置換−C1-4アルキルまた
はC3-7シクロアルキルであり、 R18はC1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサ
イクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロサイク
リル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル、ヘテロアリ
ールまたはヘテロアリールアルキルであり、 R19は水素、シアノ、C1-4アルキル、C3-7シクロアル
キルまたはアリールであり、 R21はアルキル、アリール、アリールC1-6アルキル、
ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリルC1-6アルキル、
ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-6アルキルであり、
ここにこれらの各残基は置換されていてもよい] を有する式(VI)の新規化合物である。
本発明のさらにもう1つの具体例は下記構造: [式中、Rbはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シ
クロアルキル、シクロアルケニル、アリールアルキル、
ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリック、または
ヘテロサイクリックアルキルであり、それらすべては置
換されていてもよく、 Rは水素、置換されていてもよいアルキル、置換され
ていてもよいアリール、C1-4アルキル、ハロゲン、ヒド
ロキシル、チオール、C1-4アルコキシ、C1-4アルキルチ
オ、C1-4アルキルスルフィニル、CH2OR12、アミノ、モ
ノもしくはジ−C1-6アルキル置換アミノ、NHR21、N(R
10)C(O)RaまたはN−ヘテロサイクリル環(酸素、
硫黄またはNR15から選択されるさらなる異種原子を含ん
でいてもよく、5ないし7員を有する)であり、 Raは水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリ
ール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロ
アリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリル、またはヘテ
ロサイクリルC1-4アルキルであり、 R4は置換されていてもよいフェニル、ナフト−1−イ
ルもしくはナフト−2−イル、またはヘテロアリール環
であり、 R2は−(CR10R20n′OR9、ヘテロサイクリル、ヘテ
ロサイクリルC1-10アルキル、C1-10アルキル、ハロ−置
換C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニ
ル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1-10
ルキル、C5-7シクロアルケニル、C5-7シクロアルケニル
−C1-10−アルキル、アリール、アリールC1-10アルキ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-10−アルキ
ル、(CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(C
R10R20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14、(CR
10R20nNO2、(CR10R20nCN、(CR10R20n′SO
2R18、(CR10R20nS(O)m′NR13R14、(CR10R20n
C(Z)R11、(CR10R20nOC(Z)R11、(CR10R20nC
(Z)OR11、(CR10R20nC(Z)NR13R14、(CR
10R20nC(Z)NR11OR9、(CR10R20nNR10C(Z)
R11、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nN
(OR6)C(Z)NR13R14、(CR10R20nN(OR6)C
(Z)R11、(CR10R20nC(=NOR6)R11、(CR10R20
nNR10C(=NR19)NR13R14、(CR10R20nOC(Z)NR13R
14、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nNR
10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−イルまたは4−(R12)−5−(R18R19)−4,5
−ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであ
り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリックおよ
びヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよ
く、 nは1ないし10の値を有する整数であり、 n′は0、または1ないし10の値を有する整数であ
り、 m′は1または2の値を有する整数であり、 Zは酸素または硫黄であり、 R9は水素、−C(Z)R11または置換されていてもよ
いC1-10アルキル、S(O)2R18、置換されていてもよ
いアリールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4
アルキルであり、 R10およびR20はそれぞれ独立して水素またはC1-4アル
キルから選択され、 R11は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘ
テロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキル、ア
リール、アリールC1-10アルキル、ヘテロアリールまた
はヘテロアリールC1-10アルキルであり、 R12は水素またはR16であり、 R13およびR14はそれぞれ独立して水素または置換され
ていてもよいC1-4アルキル、置換されていてもよいアリ
ールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アルキ
ルから選択されるか、あるいはそれが結合する窒素と一
緒になって、酸素、硫黄またはNR9から選択されるさら
なる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員のヘテロ
サイクリック環を形成し、 R15はR10またはC(Z)−C1-4アルキルであり、 R16はC1-4アルキル、ハロ−置換−C1-4アルキルまた
はC3-7シクロアルキルであり、 R18はC1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサ
イクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロサイク
リル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル、ヘテロアリ
ールまたはヘテロアリールアルキルであり、 R19は水素、シアノ、C1-4アルキル、C3-7シクロアル
キルまたはアリールであり、 R21はC1-6アルキル、アリール、アリールC1-6アルキ
ル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリルC1-6アルキ
ル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-6アルキルであ
り、ここにこれらの各残基は置換されていてもよい] を有する式(VIII)の新規化合物である。
本明細書に記載されているものともなされた文献のい
ずれかにおいて特記されていない限り、用語「置換され
ていてもよい」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素の
ごときハロゲン;ヒドロキシ;ヒドロキシ置換C1-10
ルキル;メトキシまたはエトキシのごときC1-10アルコ
キシ;メチルチオ、メチルスルフィニルまたはメチルス
ルホニルのごときS(O)アルキル(mは0、1また
は2);NR7R17基となっているアミノ、モノおよびジ−
置換アミノ、あるいはR7R17が、それらが結合している
窒素と一緒になって環化してO/N/Sから選択されるさら
なる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員環をする
場合のアミノ、モノおよびジ−置換アミノ;メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル等またはシ
クロプロピルメチルのごときC1-10アルキル、シクロア
ルキル、またはシクロアルキルアルキル基;CF2CF2Hまた
はCF3のごときハロ置換C1-10アルキル;フェニルのごと
き置換されていてもよいアリール、ベンジルまたはフェ
ネチルのごとき置換されていてもよいアリールアルキル
(ここにこれらのアリール残基もまた、ハロゲン;ヒド
ロキシ;ヒドロキシ置換アルキル;C1-10アルコキシ;S
(O)アルキル;NR7R17基中のごときアミノ、モノお
よびジ−置換アミノ;アルキル、またはCF3により1回
または2回置換されていてもよい)のごとき基を意味す
るものとする。
式(I)の化合物の合成についての一般的方法を下の
スキーム1に示す。
これらのスキームにおいて示される合成は、種々の異
なるR1、R2およびR4基を有する式(I)の化合物の製造
に適用可能である(ここに説明する反応に適合するよう
に適当に保護された置換基を用いて反応を行ってもよ
い)。保護基を用いた場合には、後で行う脱保護によ
り、一般的に開示される性質の化合物を得る。イミダゾ
ール核が出来上がったならば、官能基相互変換にための
当該分野で良く知られた標準的方法を適用することによ
り、さらなる式(I)の化合物を調製してもよい。例え
ば、ピリミジン環上において、XがハロゲンであるPOX3
またはPX3と反応させることによりOHからハロゲンへ;
適当な酸化剤で硫黄を酸化することによりC1-4アルキル
チオからC1-4アルキルスルフィニルへ;適当なアシル化
剤YC(O)Ra(Yは脱離基)で窒素をアシル化すること
によりNH(R10)からN(R10)C(O)Raへと変換する
ことができる。R2またはR4残基に対する他の基について
も、例えば、CH3OH中、NaCNのごとき触媒金属シアニド
の存在下または不存在下でNHR13R14とともに加熱するこ
とにより−CO2CH3から−C(O)NR13R14へ;ピリジン
中、例えば、ClC(O)R3を用いて−OHから−OC(O)R
3へ;アルキルイソチオシアネートまたはチオシアン酸
を用いて−NHR10から−NR10−C(S)NR13R14へ;クロ
ロギ酸アルキルを用いて−NHR6からNR6C(O)OR6へ;
イソシアネート、例えばHN=C=OまたはR10N=C=O
で処理することにより−NHR10から−NR10C(O)NR13R
14へピリジン中、Cl−C(O)R3で処理することにより
−NHR10から−NR10−C(O)R8ヘ;アルコール中で加
熱することによりH3NR3 +OAc-を用いて−C(NR13R14)S
R3から−C(=NR10)NR13R14へ;不活性溶媒、例えば
アセトン中、R6−Iを用いて−C(S)NR13R14から−
C(NR13R14)SR3へ;HNR13R14を用いて−C(S)NH2
ら−C(S)NR13R14(R13またはR14は水素でない)
へ;無水アルコール中での加熱によりNH2CNを用いて−
C(=NR13R14)−SR3から−C(=NCN)−NR13R14へ;
別法としてEtOH中、BrCNおよびNaOEtでの処理により−
C(=NR13R14)−SR3から−C(=NCN)−NR13R14へ;
(R8S)2C=NCNでの処理により−NHR10から−NR10−C
(=NCN)SR8へ;ピリジン中で加熱してClSO2R3で処理
することにより−NHR10から−NR10SO2R3へ;Lawessonの
試薬[2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−
ジチアジホスフェタン−2,4−ジスルフィド]での処理
により−NR10C(O)R8から−NR10C(S)R3へ;無水ト
リフリックおよび塩基を用いて−NHR6から−NR10SO2CF3
へと変換することができる(R3、R6、R10、R13およびR
14は本明細書の式(I)において定義したものと同
じ)。
基R1、R2およびR4の前駆体は、官能基相互変換のため
の標準的方法を適用することにより相互変換可能な他の
R1、R2およびR4基であってもよい。例えば、R2がハロ−
置換C1-10アルキルである式(I)の化合物を、適当な
アジド塩と反応させることにより、対応C1-10アルキルN
3誘導体に変換することができ、次いで、所望ならば還
元して対応C1-10アルキルNH2化合物とすることができ、
今度はこれをR18S(O)2X(Xはハロ(例えばクロ
ロ))と反応させて対応C1-10アルキルNHS(O)2R18
合物を得ることができる。
別法として、R2がハロ−置換C1-10−アルキルである
式(I)の化合物をアミンR13R14NHと反応させて対応C
1-10−アルキルNR13R14化合物を得ることもでき、ある
いはR18SHのアルカリ金属塩と反応させて対応C1-10アル
キルSR18化合物を得ることもできる。
スキームIにおいて、適当には、式(II)の化合物を
式(III)の化合物と反応させ(ここに、RはH、アル
キル、置換アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘ
テロサイクリック、ヘテロサイクリックアルキル、ヘテ
ロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキ
ル、またはアミノのごとき適当な基であり、R2は本明細
書において式(I)について定義されたのと同じである
か、あるいは基R2の前駆体である)、次いで、必要なら
ばR2の前駆体を所望R2基に変換することにより式(I)
の化合物を製造する。R2の適当な前駆体基は、特にR2
ピペリジンのごとき窒素含有ヘテロサイクリック環であ
る場合には、種々のよく知られた保護基を包含する。適
当な保護基は多くの文献に記載されており、例えば、Pr
otecting Groups in Organic Synthesis,Greene T W,Wi
ley−Interacience,New York,1981に記載されている。R
2が置換されていてもよいシクロアルキル、例えば4−
ヒドロキシ−シクロヘキシルである場合、前駆体シクロ
ヘキサノンを用いることができ、次いで、アルコールに
まで還元することができる。
得られた式(IV)の化合物を単離するか、あるいはよ
り適当には、式(V)の化合物および適当な塩基とin s
ituで反応させて式(VI)の化合物を得る(ここに、Ar
は置換されていてもよいフェニル基であり、R4は本明細
書において式(I)の化合物について定義されたもので
ある)。式(VI)の化合物を、式(VII)の化合物また
はその誘導体のごときエナミン化試薬(例えば、DMFDMA
と同様な製造および反応性を有する試薬であり、トリス
(ジメチルアミノ)メタンまたはtert−ブトキシビス
(ジメチルアミノ)−メタンを包含)、あるいはエナミ
ン化試薬として挙動することが知られている他の反応性
の種とともに加熱して(VIII)を化合物を生成させ、こ
れを単離し、あるいはより好ましくはin situで式(I
X)の試薬(YおよびZは上記式(IX)について定義し
たもの)と反応させて式(I)の化合物を得ることがで
きる。
式(VII)の試薬を用いて式(VIII)のエナミンを得
るかわりに、式(IV)の化合物をギ酸エステルまたはホ
ルムアミドのごときホルミル剤と反応させて1,3−ジカ
ルボニル化合物を得てもよく、その互変異性体の形態で
ある場合には、式(VIII)の化合物と類似である
((Rb2N=ORであり、Rはアルキル、アリール、ヘテ
ロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリ
ールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイク
リック、ヘテロサイクリックアルキル、またはシリル)
である。(Rb2N=ORである式(VIII)の化合物を式
(IX)の試薬と直接反応させて式(I)の化合物を得る
ことができる。
式(IV)のイミンを得るための、ピルブアルデヒド
(式II、R=H)(典型的には水溶液として得られる)
と1級アミン(式III)との溶媒中での反応により、本
発明方法をスキームIにおいて例示説明する(該反応に
はvan Kotenの方法を改変して用いる(van der Poel an
d van Koten,Synth.Commun.1978,8,305参照、参照によ
り本明細書に記載されているものとみなす))。このプ
ロセスに適する溶媒は、テトラヒドロフラン(THF)、
t−ブチルメチルエーテル(TBME)、ジエチルエーテル
のごときエーテル性溶媒、アセトニトリル(MeCN)、酢
酸エチル(EtOAc)、N,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)、およびジメチルスルホキシド(DMSO)を包含する
が、これらに限らない。反応には1分未満ないし24時間
が必要であり、好ましい時間は約10ないし20分である。
適当には、約0℃ないし室温の範囲に温度において反応
を行うか、あるいは所望ならば、少なくとも100℃にま
で昇温して反応を行ってもよい。
式(IV)のイミンを溶媒に溶解し、塩基を添加し、あ
るいは添加せずに式(V)の化合物と反応させて式(V
I)の化合物を得ることができる。この反応に適する塩
基は炭酸カリウムまたは以下に記載のものであり、適当
な溶媒は下記のごとくDMFまたはDMSOを包含する。反応
を、0℃、室温または約65℃で行うことができる。
本発明のさらなる具体例は、式(IV)のイミンのin s
ituでの調製、次いで、式(VI)のイミダゾールを得る
ための式(V)のイソニトリルとの反応を包含する。こ
のプロセスにおいて、適当な溶媒中で式(II)のアルデ
ヒドを式(III)の1級アミンと結合させると、一定時
間後にイミン生成が完了すると考えられ、式(V)のイ
ソニトリルおよび適当な塩基を添加する。適当な溶媒
は、アセトニトリル、THF、MeCN、トルエン、EtOAc、DM
F、およびDMSOならびにそれらの混合物を包含するが、
これらに限らない。イミン生成には5分未満ないし約6
時間が必要であり、好ましい時間は約10ないし20分であ
り、約0℃ないし60℃の範囲の温度において反応を行う
ことができる。イソニトリル添加後、典型的には、0℃
ないし65℃に温度において反応完了にはさらに2ないし
24時間が必要である。反応は塩基不存在下または適当な
塩基存在下で進行し、適当な塩基は、無機塩基および有
機アミン塩基、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、
K3PO4、K2HPO4、Na2HPO4、2級アミン(例、モルホリ
ン、ピロリジン、ピペリジン)、およびDBUまたはDBMの
ごとき3級アミン、ならびにテトラメチルグアニジンを
包含するが、これらに限らない。
式(VII)の作用剤、または同様の構造および反応性
を有する作用剤の作用により、式(VI)のイミダゾール
を式(VIII)の化合物に変換することができる。そのプ
ロセスは、溶媒を用いずに、あるいは適当な溶媒を用い
て、式(VI)の化合物をN,N−ジメチルホルムアミドジ
メチルアセタール(DMFDMA)とともに約70℃以上に加熱
することを含む。適当な溶媒は、トルエン、エタノー
ル、1−プロパノール、2−プロパノール、DMF、およ
びDMSOを包含するが、これらに限らない。DMFDMAと同様
の構造および反応性を有する試薬は、トリス(ジメチル
アミノ)メタンまたはtert−ブトキシビス(ジメチルア
ミノ)メタン、あるいはエナミン化剤として挙動するこ
とが知られている他の反応性の種を包含する。いくつか
または多くの反応性エナミン化試薬を用いると、このプ
ロセスの温度を上記の70℃よりも低くすることができ
る。
式(VIII)の化合物を単離することができ、あるいは
in situで合成することができ、次いで、スキームIに
示すようにさらに反応させることができる。いずれの場
合にも、反応は、適当な溶媒中、必要ならば適当な塩基
の存在下で式(VIII)の化合物を式(IX)の化合物と反
応させることを要する。適当な溶媒は、メタノール、エ
タノール、1−プロパノールおよび2−プロパノールの
ごときアルコール類、トルエン(単独またはアルコール
類との混合物として)、DMF、DMSO、あるいは上記溶媒
の混合物を包含するが、これらに限らない。式(IX)の
試薬は、YがNHである場合、典型的には酸の塩として得
られ、そのようなものとして、式(VIII)の化合物との
反応には塩基の作用を必要とする。YがOまたはSであ
る場合、反応は酸触媒または塩基触媒のいずれかを必要
とするかもしれない。適当な塩基は、NaOMe、NaOEt、炭
酸カリウム、およびKOHを包含するが、これらに限らな
い。約25ないし約110℃の温度がこの変換に有用であ
り、65℃よりも高い温度が好ましいことがわかってい
る。
本発明のさらなる具体例は、スキーム1に示すような
単一ポットでの式(I)のイミダゾールの製造を包含す
る。一般的には、上記反応条件は単一ポットでの合成に
適するが、1カ所改変している。式(VI)の化合物の式
(VIII)の化合物への変換には無水条件が必要である。
水溶液として市販されているピルブアルデヒド(II、R
=H)をそのまま用いる場合には水が反応系に導入さ
れ、反応遂行前にこれを除去しなくてはならない。(I
V)および(V)から(VI)を生成する変換が完了した
後における適当な脱水方法としては:過剰のDMFDMA(〜
10当量)を用いて水と反応させ、次いで、ケトン(VI)
とも反応させること;トルエンまたはアルコール類と水
とを共沸除去すること;MgSO4またはオルトギ酸トリエチ
ルのごとき他の乾燥剤を添加すること等が挙げられるが
これらに限らない。
合成例 本発明を下記実施例を参照して説明するが、下記実施
例は単なる説明であって、本発明の範囲を限定するもの
と解してはならない。特記しないかぎり、すべての温度
はセ氏であり、すべての溶媒は利用可能な最高純度のも
のであり、すべての反応はアルゴン下、無水条件下で行
う。
実施例において、すべての温度はセ氏(℃)である。
特記しないかぎり、高速原子衝撃を用いるVG Zab質量ス
ペクトル計により質量スペクトル分析を行った。Bruker
AM 300スペクトル系を用いて1H NMR(以下、NMRとい
う)スペクトルを300MHzで記録した。多重度を次のよう
に示す:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重
線、m=多重線であり、brは幅の広いシグナルを示す。
Sat.は飽和溶液を示し、eqは主要反応物質に対するモル
当量の割合を示す。通常的には、フラッシュクロマトグ
ラフィーはMerck Silica gel 60(230ないし400メッシ
ュ)上で行う。
実施例1 4−(2−オキソプロピリデン)アミノ−1−ピペリジ
ンカルボン酸エチル 室温の50mlのEt2O中のピルブアルデヒド(水中40%w/
w溶液、2.67ml、3.15g、17.5mmol)の溶液に、4−アミ
ノ−ピペリジンカルボン酸エチル(3.0ml、3.01g、17.5
mmol)を滴下した。20分後、溶液を50mlのEt2Oで希釈
し、30mlの水で3回洗浄した。溶液を減圧濃縮して2.3g
(58%)のイミン生成物を得て、そのまま次工程に使用
した。1H NMR(CDCl3)δ7.58(1H,s),4.07(2H,q,J=
7.1Hz),4.04(2H,m),3.39(1H,m),3.02(2H,m),2.3
1(3H,s),1.65(4H,m),1.19(3H,t,J=7.1Hz)。
実施例1(a):上記合成に用いる別の条件は、MeCNを
溶媒とし、試薬を0℃で混合することを包含する。
実施例2 1−(1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニル)−
4−(4−フルオロフェニル)−5−アセチルイミダゾ
ール: 室温の9mlのDMF中の上記実施例1記載のイミン(1.12
g,4.95mmol)の溶液に、α−(p−トルエンスルホニ
ル)−4−フルオロベンジルイソニトリル(1.30g,4.50
mmol)およびK2CO3(0.68g,4.95mmol)を添加した。22
時間後、溶液を75mlのEtOAcで希釈し、60mlの3N HClで
2回洗浄した。水層を一緒にし、発泡が停止するまで過
剰の固体K2CO3で塩基性にした。水層を分液漏斗に移
し、75mlのEtOAcで2回抽出した。一緒にした有機層を5
0mlの水で3回洗浄し、減圧濃縮した。残渣をCHCl3/ヘ
キサンから再結晶してイミダゾール生成物を得て(1.05
g,65%)、これを次工程に使用した。融点=118ないし1
19℃。IR(KBr)1691,1681,1640cm-1;1H NMR(CDCl3
δ7.74(1H,s),7.44(2H,m),7.14(2H,t,J=8.6Hz),
5.00(1H,tt,J=3.7,12.1Hz),4.35(2H,m),4.17(2H,
q,J=7.1Hz),2.93(2H,m),2.18(2H,br d,J=12.9H
z),2.12(3H,s),1.80(2H,dq,J=4.2,12.4Hz),1.28
(3H,t,J=7.1Hz);13C NMR(CDCl3)d191.00,164.74,1
61.45,155.31,149.77,137.39,131.46,131.35,126.99,11
5.63,115.34,61.59,54.85,43.29,33.40,30.45,14.63;13
C NMR(CDCl3)d191.00,164.75,161.45,155.31,149.77,
137.39,131.46,131.35,126.99,115.63,115.35,61.59,5
4.85,43.29,33.40,30.45,14.63;元素分析 C19H22N3O3F
として計算値 C63.5;H,6.2;N,11.7、実測値 C,63.1;
H,6.1;N,11.5。
上記の方法とは別の方法において、標記化合物を下記
にようにして合成した:室温の34mlのDMSO中のピルブア
ルデヒド(水中40%/溶液,3.97ml、4.68、25.94mmol)
の溶液に4−アミノ−ピペリジンカルボン酸エチル(4.
45ml,4.47g,25.94mmol)を滴下した。10分後、α−(p
−トルエンスルホニル)−4−フルオロ−ベンジルイソ
ニトリル(5.0g,17.3mmol)およびK2CO3(2.39g,17.3mm
ol)を添加した。15分後、溶液を100mlのEtOAcで希釈
し、100mlの3N HClで2回洗浄した。水層を一緒にし、
発泡が停止するまで過剰の固体K2CO3で塩基性にした。
水層を分液漏斗に移し、150mlのEtOAcで2回抽出した。
一緒にした有機層を75mlの水で3回洗浄し、減圧濃縮し
てイミダゾール生成物(4.65g,75%)を得て、これを次
工程に使用した。
この合成についての別の条件は下記の例を包含する: 実施例3 1−(1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニル)−
4−(4−フルオロフェニル)−5−(3−N,N−ジエ
チルアミノ−トランス−1−プロペノン)イミダゾール 上記実施例2で製造したケトイミダゾール(0.4g,1.1
1mmol)を4mlのDMSOおよびN,N−ジメチルホルムアミド
ジメチルアセタール(0.18ml,0.16g,1.33mmol)に溶解
し、90℃で5.5時間加熱した。溶液を室温まで冷却し、
溶媒をKugel−Rohr蒸留により減圧除去した。ヘキサン
/酢酸エチル(1:1)を用いる調製用TLCにより残渣を精
製し、2回の溶離を行って0.3g(65%)の標記化合物を
褐色固体として得た。1 H NMR(CDCl3)δ7.65(1H,s),7.55(2H,m),7.48(1
H,m),7.02(2H,t,J=8.7Hz),5.02(1H,d,J=12.6H
z),4.91(1H,m),4.30(2H,m),4.13(1H,q,J=7.1H
z),2.99(3H,br s),2.89(2H,m),2.51(3H,br s),
2.18(2H,d,J=12.1Hz),1.78(2H,dp,J=4.3,12.3H
z),1.26(3H,t,J=7.1Hz)。
実施例4 1−(1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニル)−
4−(4−フルオロフェニル)−5−{2−(メチルア
ミノ)−4−ピリミジニル)イミダゾール: 10.5mlの1−プロパノール中の上記実施例2で製造し
たケトイミダゾール(2.1g,5.85mmol)の溶液にN,N−ジ
メチルホルムアミドジメチルアセタール(1.32ml,1.18
g,9.94mmol)を添加し、溶液を100℃で6時間加熱し
た。この時点で、TLCは出発物質を示さなかったので、
N−メチルグアニジン・HCl(0.96g,8.77mmol)およびN
aOEt(21%w/w溶液、3.50ml、3.05g、9.35mmol)を添加
した。18時間後、溶液を室温まで冷却し、40mlの水、50
mlの3N HClおよび50mlのEtOAcで希釈した。層分離さ
せ、有機層を20mlの3N HClで再洗浄した。一緒にした水
層を、発泡が停止するまで固体K2CO3で塩基性にした。
水層をEtOAc(2x50ml)で抽出した。一緒にした有機層
を100mlの水で3回洗浄し、濃縮し、次いで、残渣をEtO
Acから再結晶して1.24g(50%)の標記化合物を得た。
融点=205ないし206℃;IR(KBr)3242,3110,1695,1588,
1568,1532,1507cm-1;1H NMR(CDCl3)δ8.15(1H,d,J=
5.0Hz),7.71(1H,s),7.44(2H,m),6.97(2H,t,J=8.
7Hz),6.40(1H,d,J=5.0Hz),5.18(1H,m),4.83(1H,
m),4.34(2H,m),4.15(2H,q,J=7.1Hz),3.01(3H,d,
J=5.0Hz),2.81(2H,m),2.19(2H,m),1.87(2H,dq,J
=4.4,12.5Hz),1.27(3H,t,J=7.1Hz);13C NMR(CDCl
3)δ164.00、163.03、158.51、158.32、155.31,141.9
6,135.57,130.52,130.07,129.97,125.01,115.39,115.1
1,111.73,61.61,53.80,43.42,33.43,28.43,14.63;元素
分析 C22H25N6O2Fとして計算値 C,62.2;H,5.9;N,19.
8;実測値 C,61.9;H,6.0;N19.4。
実施例4(a)および(b)は別の条件を包含する: 溶媒 DMFDMA温度 塩基 ピリミジン温度 EtOH 85℃ NaOMe 65℃ DMF 100℃ NaOMe 65℃ 実施例5 1−(1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニル)−
4−(4−フルオロフェニル)−5−(2−(アミノ)
−4−ピリミジニル)イミダゾール: 15mlのDMF中の上記実施例2で製造したケトイミダゾ
ール(2.6g,7.24mmol)の溶液にN,N−ジメチルホルムア
ミドジメチルアセタール(1.92ml,1.72g,14.5mmol)を
添加し、溶液を120℃で2時間加熱した。この時点でTLC
およびHPLCは出発物質を示さなかったので、溶液を95℃
まで冷却し、エタノール(30ml)、グアニジン・HCl
(2.77g,28.95mmol)およびK2CO3(4.0g,28.9mmol)を
添加した。16時間後、HPLCは反応完了を示したので溶液
を室温まで冷却した。溶液を100mlのEtOAcで希釈し、15
0mlの3N HClで2回洗浄した。水層を一緒にし、発泡が
停止するまで過剰の固体K2CO3で塩基性しにた。水層を
分液漏斗に移し、150mlのEtOAcで2回抽出した。一緒に
した有機層をNa2SO4および活性炭で乾燥し、セライトで
濾過し、減圧濃縮した。残渣をEtOAc/MeOH/ヘキサンか
ら再結晶してイミダゾール生成物をベージュ色固体とし
て得た(0.9g,30%)。融点228ないし230℃;IR(KBr)3
321,3157,1712,1658,1568,1507,1470,1427cm-1;1H NMR
(CDCl3)δ8.17(1H,d,J=5.3Hz),7.71(1H,s),7.43
(2H,m),7.00(2H,t,J=8.7Hz),6.50(1H,d,J=5.3H
z),5.16(2H,br s),4.74(1H,tt,J=3.7,12.0Hz),4.
35(2H,m),4.15(2H,q,J=7.1Hz),2.82(2H,t,J=12.
5Hz),2.15(2H,d,J=12.5Hz),1.85(2H,m),1.28(3
H,t,J=7.1Hz);13C NMR(DMSO−d6)δ163.61,162.76,
159.54,158.66,158.01,154.35,138.88,136.25,131.00,1
29.16,129.05,124.968,115.08,114.80,110.84,60.64,5
3.06,42.70,32.48,14.43; 元素分析 C21H23N6O2Fとして計算値 C,61.4;H,5.7;N,
20.5;実測値 C,61.0;H,5.5;N,20.3。
実施例5(a)から(d)までは別の条件を包含する:溶液 DMFDMA温度 塩基 ピリミジン温度 EtOH 90℃ NaOMe 80℃ EtOH 90℃ NaOMe 85℃ DMF 120℃ K2CO3/EtOH 95℃ トルエン 115℃ K2CO3/EtOH/IPA 80〜90℃ 実施例6 1−(4−ピペリジニル)−4−(4−フルオロフェニ
ル)−5−[2−(アミノ)−4−ピリミジニル]イミ
ダゾール 5mlのトルエン中の上記実施例2(1.4g,3.89mmol)で
製造したケトイミダゾール(21.4g,3.89mmol)の溶液に
N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1.04m
l,0.93g,7.80mmol)を添加し、溶液を115℃で4時間加
熱した。この時点でTLCおよびHPLCは出発物質を示さな
かったので、溶液を80℃まで冷却し、2−プロパノール
(25ml)、グアニジン・HCl(1.49g,15.6mmol)およびK
2CO3(2.15g,15.6mmol)を添加した。16.5時間後、HPLC
は反応が60%完了したことを示した。エタノール(20m
l)を添加し、90℃で24時間加熱を継続し、その時点
で、HPLCは残存アミノエノンが存在しないことを示した
ので、水(10ml)を添加し、95℃で加熱を8時間継続し
た。さらにKOH(2.2g,38.9mmol)を添加した。加熱から
15時間後、さらに4.4gのKOHを添加し、次いで、48時間
加熱した。溶液を室温まで冷却し、20mlの水で希釈し、
生成した固体を濾過し、水(50ml)およびEt2O(50ml)
で洗浄し、次いで、乾燥して0.44g(43%)の標記化合
物をベージュ色固体として得た;融点=199ないし200
℃;IR(KBr)3471,3395,3314,3167,1635,1576,1566,150
7,1460cm-1;1H NMR(DMSO−d6)δ8.20(1H,d,J=5.0H
z),7.98(1H,s),7.43(2H,m),7.12(2H,t,J=8.9H
z),6.81(2H,br s),6.41(1H,d,J=5.0Hz),4.31(1
H,m),2.97(2H,d,J=12.4Hz),2.45(2H,m),1.86(2
H,m),1.74(2H,dq,J=3.7,11.8Hz);13C NMR(DMSO−d
6)δ163.67,162.70,159.47,158.68,158.33,138.64,13
5.79,130.98,128.98,128.88,125.05,115.05,114.77,11
0.96,53.84,45.39,34.08;元素分析 C18H19N6F・0.5H2O
として計算値 C,62.2;H,5.8;N,24.2、実測値 C,61.9;
H,5.7;N,23.9。
別法において、基質を1−PrOHに溶解し、DMFDMAとと
もに約95℃で加熱し、次いで、グアニジン・HClおよびK
2CO3とともに95℃で加熱し、次いで、ピリミジン生成を
完了させ、生成物の生成が完了するまで反応物を過剰の
KOHとともに加熱した。
実施例7 2,2,6,6−テトラメチル−4−(2−オキソプロピリデ
ン)アミノピペリジン 室温の30mlのOTBME中のピルブアルデヒド(水中40%w
/w溶液,2.68ml、3.16g、17.5mmol)の溶液に2,2,6,6−
テトラメチル−4−アミノ−ピペリジン(2.0ml,2.19g,
14.0mmol)を滴下した。30分後、溶液を50mlのTBMEで希
釈し、25mlの水で3回洗浄し、次いで、25mlのブライン
で洗浄した。溶液を減圧濃縮して2.1g(71%)のイミン
生成物を得て、これをそのまま次工程に使用した。1H N
MR(CDCl3)δ7.64(1H,s),3.70(1H,tt,J=3.9,11.6H
z),2.34(3H,s),1.61(2H,dd,J=3.9,13.0Hz),1.32
(2H,t,J=12.2Hz),1.21(6H,s),1.14(6H,s)。
実施例8 1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)−
4−(4−フルオロフェニル)−5−アセチルイミダゾ
ール: 90mlのDMSO中のピルブアルデヒド(水中40%w/w溶
液、7.56ml,8.91g,49.5mmol)の溶液に2,2,6,6−テトラ
メチル−4−アミノ−ピペリジン(9.24ml,8.43g,65.4m
mol)を添加した。10分後、α−(p−トルエンスルホ
ニル)−4−フルオロベンジルイソニトリル(13.0g,4
4.95mmol)およびK2CO3(7.46g,53.95mmol)を添加し
た。23時間後、溶液を250mlのEtOAcで希釈し、200mlの3
N HClで2回洗浄した。水層を一緒にし、発泡が停止す
るまで過剰の固体K2CO3で塩基性にした。水層を分液漏
斗に移し、250mlのEtOAcで2回抽出した。一緒にした有
機層を100mlの水で3回洗浄し、減圧濃縮して標記化合
物を褐色油状物質として得て(11.6g,75%)、これをCH
Cl3/ヘキサンから再結晶することができた。融点=134
ないし136℃;IR(KBr)3430,3144,1659,1653,1219cm-1;
1H NMR(CDCl3)δ7.76(1H,s),7.43(2H,m),7.12(2
H,t,J=8.7Hz),5.39(1H,tt,J=3.1,12.5Hz),2.11(3
H,s),2.10(2H,m),1.50(2H,t,J=12.2Hz),1.37(6
H,s),1.22(6H,s);13C NMR(CDCl3)δ190.77,164.6
9,161.41,149.79,137.42,131.47,131.36,127.03,115.5
7,115.29,52.02,50.57,46.20,34.61,30.45,28.06。
この合成について別の条件は下記の例を包含する: 実施例9 1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)−
4−(4−フルオロフェニル)−5−(3−N,N−ジメ
チルアミノ−トランス−1−プロペノン)イミダゾール 上記実施例8で製造したケトイミダゾール(0.75g,2.
18mmol)を10mlのトルエンおよびN,N−ジメチルホルム
アミドジメチルアセタール(0.43ml,0.39g,3.28mmol)
に溶解し、115℃で20時間加熱した。溶液を室温まで冷
却し、溶媒を減圧除去した。残渣をシリカゲルの短い栓
に通し、EtOAc/MeOH(1:1)で溶離し、濃縮して標記化
合物(0.65g,76%)を褐色固体として得た。1H NMR(CD
Cl3)δ7.65(1H,s),7.56(2H,m),7.46(1H,d,J=12.
2Hz),7.01(2H,t,J=8.8Hz),5.32(1H,m),5.01(1H,
d,J=12.6Hz),2.96(3H,br s),2.48(3H,br s),2.09
(2H,dd,J=3.1,12.0Hz),1.44(2H,t,J=12.3Hz),1.3
1(6H,s),1.17(6H,s)。
実施例10 1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)−
4−(4−フルオロフェニル)−5−[2−(メチルア
ミノ)−4−ピリミジニル]イミダゾール 100mlのDMSO中の上記実施例8のケトイミダゾール
(8.0g,23.3mmol)の溶液にN,N−ジメチルホルムアミド
ジメチルアセタール(6.19ml,5.55g,46.6mmol)を添加
し、100℃で16時間加熱した。この時点でHPLCは出発物
質を示さなかったので、グアニジン・HCl(4.45g,46.6m
mol)およびK2CO3(6.44g,46.6mmol)を添加し、100℃
で加熱を継続した。9時間後、溶液を室温まで冷却し、
100mlの水、DMSOおよびMeOHで希釈し、濾過した。濾液
を200mlのEtOAcおよび400mlの水で希釈した。層分離さ
せ、水層を200mlのEtOAcで3回抽出した。有機層を50ml
のブラインで洗浄し、Na2SO4および活性炭で乾燥し、濃
縮し、次いで、EtOAc/ヘキサンから残渣を再結晶して3.
3g(36%)の標記化合物を得た。融点=221ないし222
℃;IR(KBr)3345,3319,3155,1645,1562cm-1;1H NMR(C
DCl3)δ8.17(1H,d,J=5.1Hz),7.22(1H,s),7.45(2
H,m),7.00(2H,t,J=8.7Hz),6.49(1H,d,J=5.2Hz),
5.30(1H,tt,J=3.2,12.6Hz),5.12(2H,br s),2.04
(2H,dd,J=3.2,12.4Hz),1.48(2H,t,J=12.3Hz),1.2
4(6H,s),1.17(6H,s);13C NMR(DMSO−d6)δ163.6
7,162.72,159.49,158.77,158.49,138.68,135.43,130.9
2,128.93,128.82,125.14,115.09,114.81,111.00,50.81,
48.67,44.74,34.06,28.11;元素分析 C22H27N6Fとして
計算値 C,66.98;H,6.90;N,21.30、実測値 C,67.37;H,
6.88;N,21.39。
使用した別の条件は以下のものを包含する: 溶媒 DMFDMA温度 塩基 ピリミジン温度 DMF 100℃ K2CO3 120℃ DMSO 100℃ K2CO3 100℃ DMSO 100℃ KOH 100℃ 1−PrOH 100℃ KOH/H2O 100℃ EtOH 85℃ NaOMe 85℃ 2−PrOH 85℃ NaOMe 85℃ 上記とはさらに別の方法において、標記化合物を下記
のごとく合成した。室温の70mlのDMSO中のピルブアルデ
ヒド(水中40%w/w溶液、5.82ml,6.85g,38.04mmol)の
溶液に2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジン
(6.52ml,5.94g,38.04mmol)を添加した。15ないし20分
後、α−(p−トルエンスルホニル)−4−フルオロベ
ンジルイソニトリル(10g,34.mmol)およびK2CO3(5.02
g,3.3mmol)を添加した。19時間後、HPLCによる溶液の
アッセイは、6.79g(57%)のケトイミダゾール(実施
例8の標記化合物)が生成し、反応が完了したことを示
した。溶液に30mlのトルエンを添加し、溶液を65℃で加
熱し、その間、トルエンを減圧除去した。トルエン添加
/蒸留を2回以上繰り返した。N,N−ジメチルホルムア
ミドジメチルアセタール(DMFDMA)(9.2ml,8.24g,69.2
mmol)を添加し、溶液を100℃で加熱した。2時間後、H
PLCは何ら反応を示さなかったので、さらに9.2mlのDMFD
MAを添加し、15時間後、さらに5mlのDMFDMAを添加し、
1時間攪拌した。グアニジン・HCl(6.61g,69.2mmol)
およびK2CO3(9.56g,69.2mmol)を添加し、100℃で6.75
時間加熱し、その時点でHPLCは反応完了を示した。室温
まで冷却後、溶液をセライトのパッドで濾過し、250ml
のEtOAcで希釈し、200mlの3N HClで4回洗浄した。水層
を一緒にし、KOHで塩基性(pH14)にした。水層を分液
漏斗に移し、200mlのEtOAcで3回抽出した。一緒にした
有機層を100mlの3N KOH溶液で3回、次いで、50mlのブ
ラインで洗浄し、Na2SO4および活性炭で乾燥し、セライ
トで濾過し、次いで、減圧濃縮した。残渣を50mlのMeOH
に溶解し、生成した結晶を濾過し、次いで、100mlのEtO
Acで洗浄して標記化合物を黄褐色固体として得た(4.89
g,36%)。
実施例11 1−(1−t−ブトキシカルボニル−4−ピペリジニ
ル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−アセチルイ
ミダゾール 40mlのEt2O中の4−アミノピペリジンカルボン酸t−
ブチルの溶液にピルブアルデヒド(水中40%w/w溶液、
0.94ml,1.11g,6.17mmol)を室温において添加した。1.7
5時間後、溶液を分液漏斗中に注ぎ、30mlのEt2Oおよび1
0mlのEtOAcで希釈し、10mlの水で2回洗浄した。有機層
を減圧濃縮して残渣を10mlのDMFで希釈し、α−(p−
トルエンスルホニル)−4−フルオロ−ベンジルイソニ
トリル(1.37g,4.75mmol)およびK2CO3(0.72g5.23mmo
l)を添加した。16時間後、溶液を100mlの水で希釈し、
40mlのEtOAcで2回抽出した。一緒にした有機層を40ml
の10%HClで3回洗浄した。水層を一緒にし、過剰の固
体NaHCO3で中和し、次いで、20mlの10%KOHで塩基性に
した。水層を分液漏斗に移し、30mlのEtOAcで3回抽出
した。一緒にした有機層を減圧濃縮してイミダゾール生
成物(0.5g,27%)を得た。1H NMR(CDCl3)δ7.74,7.4
4(2H,m),7.13(2H,t,J=8.6Hz),4.97(1H,tt,J=3.
7,12.0Hz),4.29(2H,m),2.88(2H,m),2.15(2H,m),
2.11(3H,s),1.78(2H,dq,4.2,12.2Hz),1.48(9H,
s)。
実施例12 1−ベンジル−4−(2−オキソプロピリデン)アミノ
ピペリジン 室温の10mlのEt2O中のピルブアルデヒド(水中40%w/
w溶液、0.49ml,0.57g,3.19mmol)の溶液に4−アミノ−
1−ベンジルピペリジン(0.5ml,0.46g,2.45mmol)を滴
下した。20分後、溶液を40mlのEt2Oで希釈し、5mlの水
で2回洗浄した。溶液を減圧濃縮してイミン生成物を得
て、これをそのまま次工程に使用した。1H NMR(CDC
l3)δ7.62(1H,s),7.29(5H,m),3.53(2H,s),3.28
(1H,m),2.91(2H,m),2.38(3H,s),2.15(2H,m),1.
84(2H,m),1.69(2H,m)。
実施例13 1−(1−ベンジル−4−ピペリジニル)−4−(4−
フルオロフェニル)−5−アセチルイミダゾール 0℃の5mlのDMF中の上記実施例12記載のイミン(実施
例12について収率100%と推定、0.64g,2.44mmol)の溶
液にα−(p−トルエンスルホニル)−4−フルオロベ
ンジルイソニトリル(0.85g,2.93mmol)を添加した。0
℃で2時間溶液を撹拌し、次いで、15時間かけて室温ま
で徐々に暖めた。溶液を70mlのEtOAcで希釈し、100mlの
水、次いで50mlの水で洗浄した。有機層を55mlの3N HCl
で2回酸性にした。水層を一緒にし、固体K2CO3で中和
し、次いで、30mlの10%KOHで塩基性にした。水層を分
液漏斗に移し、50mlのEtOAcで2回抽出し、減圧濃縮し
て標記化合物を得て(0.38g,41%)、これを次工程に使
用した。1H NMR(CDCl3)δ7.78(1H,s),7.43(2H,
m),7.27(5H,m),7.11(2H,t,J=8.6Hz),4.80(1H,t
t,J=3.9,11.8Hz),3.55(2H,s),3.02(2H,d,J=11.9H
z),2.16(2H,m),2.10(3H,s),1.94(2H,m)。
実施例14 1−(1−ベンジル−4−ピペリジニル)−4−(4−
フルオロフェニル)−5−[2−(アミノ)−4−ピリ
ミジニル]イミダゾール 5mlのEtOH中の上記実施例13で製造したケトイミダゾ
ール(0.38g,1.01mmol)の溶液にN,N−ジメチルホルム
アミドジメチルアセタール(0.4ml,0.36g,3.02mmol)を
添加し、溶液を90℃で3時間加熱した。3時間後、さら
に1mlのDMFDMAを添加し、3時間加熱した。この時点でT
LCは出発物質を示さなかったので、溶液を70℃まで冷却
し、グアニジン・HCl(0.19g,2.02mmol)およびNaOMe
(25%w/w溶液、0.46ml,0.44g,2.02mmol)を添加した。
15時間後、さらにN−メチルグアニジン・HCl(0.19g,
2.02mmol)およびNaOMe(25%w/w溶液、0.46ml,0.44g,
2.02mmol)を添加し、75℃で24時間加熱した。溶液を室
温まで冷却し、50mlの水で希釈し、50mlのEtOAcで2回
抽出した。一緒にした有機層を濃縮し、残渣をEtOAcか
ら再結晶して0.2g(47%)の標記化合物を得た。1H NMR
(CDCl3)δ8.19(1H,d,J=5.2Hz),7.76(1H,s),7.44
(2H,m),7.33(5H,m),7.01(2H,t,J=8.6Hz),6.50
(1H,d,J=5.2Hz),5.17(2H,br s),4.54(1H,m),3.5
3(2H,s),3.02(2H,m),2.09(6H,m)。
上記と類似の方法を用いてさらなる化合物を得た: 実施例15:5−(2−フェニルアミノ−4−ピリミジニ
ル)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(4−ピペ
リジニル)イミダゾール 実施例16:1−[1−カルボエトキシ)ピペリジン−4−
イル]−4−(4−フルオロフェニル)−5−[[2−
[3−ベンジルオキシ)フェニルアミノ]ピリミジン−
4−イル]イミダゾール 実施例17:1−[1−カルボエトキシ)ピペリジン−4−
イル]−4−(4−フルオロフェニル)−5−[[2−
[4−ベンジルオキシ)フェニルアミノ]ピリミジン−
4−イル]イミダゾール 実施例18:1−(ピペリジン−4−イル)−4−(4−フ
ルオロフェニル)−5−[2−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)−アミノ]ピリミジン−4−イル)イミダ
ゾール 実施例19:1−(ピペリジン−4−イル)−4−(4−フ
ルオロフェニル)−5−[2−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)−アミノ]ピリミジン−4−イル)イミダゾー
ル。
上の説明は、好ましい具体例を含めて本発明を十分に
開示する。ここに特に開示した具体例の修飾および改良
は下記請求の範囲の範囲内である。さらなる努力をする
ことなく、上の説明を用いて当業者は本発明を最大限に
利用することができると確信する。それゆえ、本願実施
例は単なる説明と解すべきであって、本発明を限定する
ものと解してはならない。排他的権利または特権が請求
されている本発明具体例を以下のように定義する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平11−513017(JP,A) 特表 平10−512555(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 401/04 C07D 401/14 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): 【化1】 [式中、R1は置換されていてもよいピリミジン−4−イ
    ル環であり、 R4は置換されていてもよいフェニル、ナフト−1−イル
    もしくはナフト−2−イル、またはヘテロアリール環で
    あり、 mは0、または1もしくは2である整数であり、 m′は1または2の値を有する整数であり、 R2は−(CR10R20n′OR9、ヘテロサイクリル、ヘテロ
    サイクリルC1-10アルキル、C1-10アルキル、ハロ−置換
    C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C
    3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1-10アルキ
    ル、C5-7シクロアルケニル、C5-7シクロアルケニル−C
    1-10−アルキル、アリール、アリールC1-10アルキル、
    ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-10−アルキル、
    (CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(CR10R
    20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14、(CR
    10R20nNO2、(CR10R20nCN、(CR10R20n′SO
    2R18、(CR10R20nS(O)m′NR13R14、(CR10R20n
    C(Z)R11、(CR10R20nOC(Z)R11、(CR10R20nC
    (Z)OR11、(CR10R20nC(Z)NR13R14、(CR
    10R20nC(Z)NR11OR9、(CR10R20nNR10C(Z)
    R11、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nN
    (OR6)C(Z)NR13R14、(CR10R20nN(OR6)C
    (Z)R11、(CR10R20nC(=NOR6)R11、(CR10R20
    nNR10C(=NR19)NR13R14、(CR10R20nOC(Z)NR13R
    14、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nNR
    10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾー
    ル−3−イルまたは4−(R12)−5−(R18R19)−4,5
    −ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであ
    り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
    ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリックおよ
    びヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよ
    く、 nは1ないし10の値を有する整数であり、 n′は0、または1ないし10の値を有する整数であり、 Zは酸素または硫黄であり、 R3はヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキ
    ルまたはR8であり、 R6は水素、医薬上許容されるカチオン、C1-10アルキ
    ル、C3-7シクロアルキル、アリール、アリールC1-4アル
    キル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテ
    ロサイクリル、アロイル、またはC1-10アルカノイルで
    あり、 R8はC1-10アルキル、ハロ−置換C1-10アルキル、C2-10
    アルケニル、C2-10アルキニル、C3-7シクロアルキル、C
    5-7シクロアルケニル、アリール、アリールC1-10アルキ
    ル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-10アルキル、
    (CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(CR10R
    20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14であり、こ
    こにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘ
    テロアリールアルキルは置換されていてもよく、 R9は水素、−C(Z)R11または置換されていてもよいC
    1-10アルキル、S(O)2R18、置換されていてもよいア
    リールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アル
    キルであり、 R10およびR20はそれぞれ独立して水素またはC1-4アルキ
    ルから選択され、 R11は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテ
    ロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキル、アリ
    ール、アリールC1-10アルキル、ヘテロアリールまたは
    ヘテロアリールC1-10アルキルであり、 R12は水素またはR16であり、 R13およびR14はそれぞれ独立して水素または置換されて
    いてもよいC1-4アルキル、置換されていてもよいアリー
    ルまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アルキル
    から選択されるか、あるいはそれらが結合する窒素と一
    緒になって、酸素、硫黄またはNR9から選択されるさら
    なる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員のヘテロ
    サイクリック環を形成し、 R16はC1-4アルキル、ハロ−置換−C1-4アルキルまたはC
    3-7シクロアルキルであり、 R18はC1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサイ
    クリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロサイクリ
    ル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル、ヘテロアリー
    ルまたはヘテロアリールアルキルであり、 R19は水素、シアノ、C1-4アルキル、C3-7シクロアルキ
    ルまたはアリールである] で示される化合物の製造方法であって、 a)式: 【化2】 [式中、Rbはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シ
    クロアルキル、シクロアルケニル、アリールアルキル、
    ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリック、または
    ヘテロサイクリックアルキルであり、それらすべては置
    換されていてもよく; Rは水素であるか、式(I)に関して定義されたのと同
    じR1残基上の置換基であるか、あるいは置換されていて
    もよいアルキルまたはアリール基であり; R2およびR4は式(I)に関して定義されたものと同じで
    ある] で示される化合物を式: 【化3】 [式中、ZはN(Rd、SRe、ORe、またはRdであり; Rdは独立して水素、アルキル、アリール、ヘテロアリー
    ル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリールアル
    キル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリック、
    またはヘテロサイクリックアルキルであり、それらすべ
    ては置換されていてもよく; Reはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアル
    キル、シクロアルケニル、アリールアルキル、ヘテロア
    リールアルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサ
    イクリックアルキルであり、それらすべては置換されて
    いてもよく; YはO、S、またはNHである] で示される化合物と反応させて式(I)の化合物、また
    はその医薬上許容される塩を得ることを含む方法。
  2. 【請求項2】反応が約25℃ないし約110℃で行われる請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】アルコール、トルエン、DMF、DMSOまたは
    それらの混合物である溶媒を反応に用いる請求項1記載
    の方法。
  4. 【請求項4】式(IX)のYがNHである請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】ZがSReである請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】ZがOReである請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】ZがN(Rdである請求項4記載の方
    法。
  8. 【請求項8】ZがRdである請求項4記載の方法。
  9. 【請求項9】NaOMe、NaOEt、炭酸カリウム、または水酸
    化カリウムである塩基を反応に用いる請求項1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】式: 【化4】 [式中、Rbはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シ
    クロアルキル、シクロアルケニル、アリールアルキル、
    ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリック、または
    ヘテロサイクリックアルキルであり、それらすべては置
    換されていてもよく、 Rは水素、置換されていてもよいアルキル、置換されて
    いてもよいアリール、ハロゲン、ヒドロキシル、チオー
    ル、C1-10アルコキシ、C1-10アルキルチオ、C1-10アル
    キルスルフィニル、CH2OR12、アミノ、モノもしくはジ
    −C1-10アルキル置換アミノ、NHR21、N(R10)C
    (O)RaまたはN−ヘテロサイクリル環(酸素、硫黄ま
    たはNR15から選択されるさらなる異種原子を含んでいて
    もよい、5ないし7員を有する)であり、 Raは水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリー
    ル、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロア
    リールC1-4アルキル、ヘテロサイクリル、またはヘテロ
    サイクリルC1-4アルキルであり、 R4は置換されていてもよいフェニル、ナフト−1−イル
    もしくはナフト−2−イル、またはヘテロアリール環で
    あり、 R2は−(CR10R20n′OR9、ヘテロサイクリル、ヘテロ
    サイクリルC1-10アルキル、C1-10アルキル、ハロ−置換
    C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C
    3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1-10アルキ
    ル、C5-7シクロアルケニル、C5-7シクロアルケニル−C
    1-10−アルキル、アリール、アリールC1-10アルキル、
    ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-10−アルキル、
    (CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(CR10R
    20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14、(CR
    10R20nNO2、(CR10R20nCN、(CR10R20n′SO
    2R18、(CR10R20nS(O)m′NR13R14、(CR10R20n
    C(Z)R11、(CR10R20nOC(Z)R11、(CR10R20nC
    (Z)OR11、(CR10R20nC(Z)NR13R14、(CR
    10R20nC(Z)NR11OR9、(CR10R20nNR10C(Z)
    R11、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nN
    (OR6)C(Z)NR13R14、(CR10R20nN(OR6)C
    (Z)R11、(CR10R20nC(=NOR6)R11、(CR10R20
    nNR10C(=NR19)NR13R14、(CR10R20nOC(Z)NR13R
    14、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nNR
    10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾー
    ル−3−イルまたは4−(R12)−5−(R18R19)−4,5
    −ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであ
    り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
    ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリックおよ
    びヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよ
    く、 nは1ないし10の値を有する整数であり、 n′は0、または1ないし10の値を有する整数であり、 m′は1または2の値を有する整数であり、 Zは酸素または硫黄であり、 R9は水素、−C(Z)R11または置換されていてもよいC
    1-10アルキル、S(O)2R18、置換されていてもよいア
    リールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アル
    キルであり、 R10およびR20はそれぞれ独立して水素またはC1-4アルキ
    ルから選択され、 R11は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテ
    ロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキル、アリ
    ール、アリールC1-10アルキル、ヘテロアリールまたは
    ヘテロアリールC1-10アルキルであり、 R12は水素またはR16であり、 R13およびR14はそれぞれ独立して水素または置換されて
    いてもよいC1-4アルキル、置換されていてもよいアリー
    ルまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アルキル
    から選択されるか、あるいはそれらが結合する窒素と一
    緒になって、酸素、硫黄またはNR9から選択されるさら
    なる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員のヘテロ
    サイクリック環を形成し、 R15はR10またはC(Z)−C1-4アルキルであり、 R16はC1-4アルキル、ハロ−置換−C1-4アルキルまたはC
    3-7シクロアルキルであり、 R18はC1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサイ
    クリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロサイクリ
    ル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル、ヘテロアリー
    ルまたはヘテロアリールアルキルであり、 R19は水素、シアノ、C1-4アルキル、C3-7シクロアルキ
    ルまたはアリールであり、 R21はアルキル、アリール、アリールC1-6アルキル、ヘ
    テロサイクリック、ヘテロサイクリルC1-6アルキル、ヘ
    テロアリール、ヘテロアリールC1-6アルキルであり、こ
    こにこれらの各残基は置換されていてもよい] で示される化合物。
  11. 【請求項11】R4が置換されていてもよいフェニルであ
    る請求項10記載の化合物。
  12. 【請求項12】4−位に存在してもよい置換基がフッ素
    である請求項11記載の化合物。
  13. 【請求項13】R2が置換されていてもよいヘテロサイク
    リック、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、またはC
    3-7シクロアルキルC1-10アルキルである請求項10または
    11記載の化合物。
  14. 【請求項14】Rが水素、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ
    ルチオ、またはアミノである請求項10、11または13記載
    の化合物。
  15. 【請求項15】ヘテロサイクリックがピペリジン−4−
    イル、1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニル、1
    −t−ブトキシカルボニル−4−ピペリジニル、または
    1−ベンジル−4−ピペリジニルである請求項13記載の
    化合物。
  16. 【請求項16】式: 【化5】 [式中、R、R2およびR4は上記定義に同じ] で示される化合物を式: 【化6】 [式中、Raはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シ
    クロアルキル、シクロアルケニル、アリールアルキル、
    ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリック、または
    ヘテロサイクリックアルキルであり、それらすべては置
    換されていてもよく; Rbはアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアル
    キル、シクロアルケニル、アリールアルキル、ヘテロア
    リールアルキル、ヘテロサイクリック、またはヘテロサ
    イクリックアルキルであり、それらすべては置換されて
    いてもよい] で示される化合物と反応させて式(VIII)の化合物を得
    る請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】所望により溶媒の存在下で化合物がジメ
    チルホルムアミドジメチル、トリ(ジメチルアミノ)メ
    タン、tert−ブトキシビス−ジメチルアミノ)メタン、
    または適当なエナミン化剤とともに加熱される請求項16
    記載の方法。
  18. 【請求項18】所望により存在してもよい溶媒がトルエ
    ン、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノー
    ル、DMFまたはDMSO、あるいはそれらの混合物である請
    求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】式: 【化7】 [式中、Rは水素、置換されていてもよいC1-10アルキ
    ル、置換されていてもよいアリール、ハロゲン、ヒドロ
    キシル、チオール、C1-10アルコキシ、C1-10アルキルチ
    オ、C1-10アルキルスルフィニル、CH2OR12、アミノ、モ
    ノもしくはジ−C1-6アルキル置換アミノ、NHR21、N(R
    10)C(O)RaまたはN−ヘテロサイクリル環(酸素、
    硫黄またはNR15から選択されるさらなる異種原子を含ん
    でいてもよく、5ないし7員を有する)であり、 Raは水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリー
    ル、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロア
    リールC1-4アルキル、ヘテロサイクリル、またはヘテロ
    サイクリルC1-4アルキルであり、 R4は置換されていてもよいフェニル、ナフト−1−イル
    もしくはナフト−2−イル、またはヘテロアリール環で
    あり、 R2は−(CR10R20n′OR9、ヘテロサイクリル、ヘテロ
    サイクリルC1-10アルキル、C1-10アルキル、ハロ−置換
    C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C
    3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキルC1-10アルキ
    ル、C5-7シクロアルケニル、C5-7シクロアルケニル−C
    1-10−アルキル、アリール、アリールC1-10アルキル、
    ヘテロアリール、ヘテロアリール−C1-10−アルキル、
    (CR10R20nOR11、(CR10R20nS(O)mR18、(CR10R
    20nNHS(O)2R18、(CR10R20nNR13R14、(CR
    10R20nNO2、(CR10R20nCN、(CR10R20n′SO
    2R18、(CR10R20nS(O)m′NR13R14、(CR10R20n
    C(Z)R11、(CR10R20nOC(Z)R11、(CR10R20nC
    (Z)OR11、(CR10R20nC(Z)NR13R14、(CR
    10R20nC(Z)NR11OR9、(CR10R20nNR10C(Z)
    R11、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nN
    (OR6)C(Z)NR13R14、(CR10R20nN(OR6)C
    (Z)R11、(CR10R20nC(=NOR6)R11、(CR10R20
    nNR10C(=NR19)NR13R14、(CR10R20nOC(Z)NR13R
    14、(CR10R20nNR10C(Z)NR13R14、(CR10R20nNR
    10C(Z)OR10、5−(R18)−1,2,4−オキサジアゾー
    ル−3−イルまたは4−(R12)−5−(R18R19)−4,5
    −ジヒドロ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イルであ
    り、ここにアリール、アリールアルキル、ヘテロアリー
    ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロサイクリックおよ
    びヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよ
    く、 nは1ないし10の値を有する整数であり、 n′は0、または1ないし10の値を有する整数であり、 m′は1または2の値を有する整数であり、 Zは酸素または硫黄であり、 R9は水素、−C(Z)R11または置換されていてもよいC
    1-10アルキル、S(O)2R18、置換されていてもよいア
    リールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アル
    キルであり、 R10およびR20はそれぞれ独立して水素またはC1-4アルキ
    ルから選択され、 R11は水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテ
    ロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキル、アリ
    ール、アリールC1-10アルキル、ヘテロアリールまたは
    ヘテロアリールC1-10アルキルであり、 R12は水素またはR16であり、 R13およびR14はそれぞれ独立して水素または置換されて
    いてもよいC1-4アルキル、置換されていてもよいアリー
    ルまたは置換されていてもよいアリール−C1-4アルキル
    から選択されるか、あるいはそれらが結合する窒素と一
    緒になって、酸素、硫黄またはNR9から選択されるさら
    なる異種原子を含んでいてもよい5ないし7員のヘテロ
    サイクリック環を形成し、 R15はR10またはC(Z)−C1-4アルキルであり、 R16はC1-4アルキル、ハロ−置換−C1-4アルキルまたはC
    3-7シクロアルキルであり、 R18はC1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサイ
    クリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロサイクリ
    ル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル、ヘテロアリー
    ルまたはヘテロアリールアルキルであり、 R19は水素、シアノ、C1-4アルキル、C3-7シクロアルキ
    ルまたはアリールであり、 R21はアルキル、アリール、アリールC1-6アルキル、ヘ
    テロサイクリック、ヘテロサイクリルC1-6アルキル、ヘ
    テロアリール、ヘテロアリールC1-6アルキルであり、こ
    こにこれらの各残基は置換されていてもよい] で示される化合物。
  20. 【請求項20】R4が置換されていてもよいフェニルであ
    る請求項19記載の化合物。
  21. 【請求項21】フェニル環が4−位においてフッ素によ
    り置換されている請求項20記載の化合物。
  22. 【請求項22】R2が置換されていてもよいヘテロサイク
    リック、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、またはC
    3-7シクロアルキルC1-10アルキルである請求項19または
    20記載の化合物。
  23. 【請求項23】ヘテロサイクリックがピペリジン−4−
    イル、1−エトキシカルボニル−4−ピペリジニル、1
    −t−ブトキシカルボニル−4−ピペリジニル、または
    1−ベンジル−4−ピペリジニルである請求項22記載の
    化合物。
  24. 【請求項24】Rが水素、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ
    ルチオ、またはアミノである請求項19、20または22記載
    の化合物。
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