JP3243707B2 - 一成分現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

一成分現像装置及び画像形成装置

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JP3243707B2
JP3243707B2 JP3139995A JP3139995A JP3243707B2 JP 3243707 B2 JP3243707 B2 JP 3243707B2 JP 3139995 A JP3139995 A JP 3139995A JP 3139995 A JP3139995 A JP 3139995A JP 3243707 B2 JP3243707 B2 JP 3243707B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは現像
剤担持体との接触部で摩擦帯電した現像剤を、該接触部
で該現像剤担持体に供給する現像剤供給部材を備えた一
成分現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の一成分現像装置として
は、例えば図3に示すように、現像剤収容容器内に収容
された、例えば非磁性一成分系現像剤としてのトナー7
を表面に担持しながら像担持体としての感光体ドラム1
上に搬送する現像剤担持体としての現像ローラ2と、現
像ローラ2に接触して配置され、現像ローラ2にトナー
7を供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ
3とを備え、トナー供給ローラ3が、現像ローラ2との
接触部で摩擦帯電したトナー7を、現像ローラ2表面に
供給するものが知られている。
【0003】この種の一成分系の現像剤を用いた一成分
現像方式では、トナーとキャリアなどからなる二成分系
の現像剤を用いた二成分現像方式に比して、現像剤担持
体は現像剤を担持する能力が低い。
【0004】また、図3に示すような、トナー供給ロー
ラ3と現像ローラ2との間での摩擦帯電によって現像ロ
ーラ2表面にトナーを供給する方式を採用する一成分現
像装置では、現像ローラ2表面のうちトナーが全く付着
していない部分に、トナー供給ローラ3との間での摩擦
帯電により、そのトナー飽和担持量に達するまでトナー
を供給するには、この表面部分がトナー供給ローラ3の
接触部を数回通過する間、現像ローラ2を回転させる必
要がある。
【0005】これらの理由から、ベタ画像のような多く
のトナー7を必要とする画像を形成するときに現像ロー
ラ2による感光体1へのトナー供給が追いつかず、形成
される画像の後端部の濃度が低くなることがある。この
ため、画像形成スピードの高速化が困難であるという問
題点がある。
【0006】ここで、先に本出願人は、現像剤担持体と
して、表面が規則的または不規則的に微小面積で分布し
た誘電部と接地された導電部とから現像剤担持体を用
い、この現像剤担持体とその表面に接触する位置で回転
する現像剤供給部材との接触部において、一成分系現像
剤を摩擦帯電し、かつ、前記誘電部を現像剤供給部材及
び一成分系現像剤により摩擦帯電して前記現像剤担持体
表面近傍に多数の微小電界を形成し、この微小電界によ
り、現像剤供給部材から現像剤担持体に一成分系現像剤
を転移させて現像剤担持体上に多層に担持させる現像装
置を提案した(特開平4−127177号)。この現像
装置によれば、多数の微小電界を用いて現像剤を多層に
担持することができるので、上記問題点を解決すること
ができる可能性がある。
【0007】しかし、この現像装置においては、現像剤
担持体の誘電部を摩擦帯電し上記微小電界を形成し、表
面に現像剤を多層に担持できるように現像剤担持体の現
像剤担持能力を高めたとしても、上記接触部において、
摩擦帯電による現像剤供給部材の現像剤担持体上への現
像剤供給能力が低い場合には、その現像剤担担持能力に
応じた現像剤飽和担持量に達するまで、現像材担持体上
に現像剤を担持させることはできない。よって、ベタ画
像のような多くの現像剤を必要とする画像を現像したと
きに画像の後端部の濃度が低くなる恐れが残されてい
る。
【0008】以上のように、摩擦帯電による現像剤供給
部材の現像剤担持体上への現像剤供給能力を、現像剤担
持体上での現像剤付着量の不足をカバーできる程度に向
上させる手段がないのが現状である。そこで、複数の現
像剤供給部材を設け、摩擦帯電による現像剤担持体上へ
の現像剤の供給を複数回に分けて行うことにより、現像
剤担持体上での現像剤付着量の不足をカバーすることが
考えられる。例えば図4の例では、第一のトナー供給ロ
ーラ3、第二のトナー供給ローラ31を設け、摩擦帯電
による現像ローラ2上へのトナー7の供給を2回に分け
て行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4の例の
ように現像ローラ2上へのトナー7の供給を2回に分け
て行う場合、第一のトナー供給ローラ3によってトナー
7を供給された後の現像ローラ2表面には、図5に示す
ように、良好に摩擦帯電されたトナーからなるトナー層
5aの上に、このトナー層5aを形成するトナーに比し
てあまり摩擦帯電されていないトナーからなるトナー層
5bが形成されることがある。そして、このトナー層5
bが現像ローラ2の移動に伴って第二のトナー供給ロー
ラ31との接触部に搬送されることによって、第二のト
ナー供給ローラ31は、摩擦帯電による現像ローラ2上
へのトナーの供給能力が、充分に発揮できない恐れがあ
るという問題点がある。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、複数の現像剤供給部
材を備えた一成分現像装置において、摩擦帯電による現
像剤供給部材の現像剤担持体上への現像剤供給能力を従
来に比して向上させることにより、所望量の現像剤を現
像剤担持体上に付着させて画像濃度を安定にしつつ、画
像形成スピードを向上させることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、摩擦帯電可能な表面に現像剤を
担持しながら像担持体上に搬送する現像剤担持体と、該
現像剤担持体に接触して配置され、該現像剤担持体に該
現像剤を供給する現像剤供給部材とを備え、該現像剤担
持体と該現像剤供給部材との接触部で、現像剤及び該現
像剤担持体の表面を摩擦帯電し、かつ、該現像剤担持体
の摩擦帯電した表面に、該現像剤供給部材が摩擦帯電し
た該現像剤を供給する一成分現像装置において、該現像
剤供給部材を複数設け、該現像剤供給部材間に、該現像
剤担持体表面に付着した現像剤の一部を除去する現像剤
除去部材を設け、かつ、上記現像剤除去部材と、上記現
像剤担持体の移動方向で上記現像剤除去部材よりも下流
側に位置した上記現像剤供給部材との間から、上記現像
剤担持体上に上記現像剤が侵入することを阻止する現像
剤侵入阻止部材を設けたことを特徴とするものである。
【0012】請求項2発明は、感光体と、該感光体にト
ナーを供給して現像を行う現像装置とを有する画像形成
装置において、該現像装置として請求項1の一成分現像
装置を用いたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1及び2の発明においては、現像剤担持
体は、現像剤供給部材との接触部で摩擦帯電により表面
に担持した現像剤層の上部に位置する帯電が不十分な現
像剤を、現像剤供給部材間に設けられた現像剤除去部材
によって除去された後に、次の現像剤供給部材と接触す
る。そして、次の現像剤供給部材は、現像剤供給部材と
の接触部で、摩擦帯電した現像剤を更に現像剤担持体上
に供給する。
【0014】また、現像剤侵入阻止部材は、現像剤除去
部材と、現像剤担持体の移動方向で該現像剤除去部材の
下流側に位置した現像剤供給部材との間から、現像剤が
現像剤担持体表面に向かって侵入することを阻止する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を電子写真複写機の現像装置に
適用した一実施例について説明する。図1(a)は本実
施例に係る現像装置の概要構成を示す正面図であり、
(b)は同現像装置における現像ローラとトナー供給ロ
ーラとの当接部近傍を示す拡大図である。図1(a)に
おいては、矢印時計方向に回転駆動される像担持体とし
ての感光体ドラム1の右側方に、現像装置20が配設さ
れている。感光体ドラム1の周囲には、電子写真プロセ
スを実施するために、周知の帯電装置、露光光学系、転
写分離装置、クリーニング装置、除電装置(いずれも図
示せず)が配設されている。本実施例の現像装置20
は、感光体ドラム1表面に向けた開口を備えたケーシン
グと、該開口から一部が露出して所定の周速で矢印反時
計方向に回転駆動される現像剤担持体としての現像ロー
ラ2と、該現像ローラ2の右側方部に圧接した状態で矢
印反時計方向に回転駆動される現像剤供給部材として
の、第一のトナー供給ローラ3及び第二のトナー供給ロ
ーラ31と、非磁性一成分系現像剤(以下、トナーとい
う)7を内部に収容する、ケーシング内の右側方部に構
成された現像剤貯溜手段としてのホッパー部と、現像ロ
ーラ2の回転で感光体ドラム1との対向部である現像領
域Aに搬送される現像ローラ2上のトナー層の厚みを均
一にならす現像剤規制部材としての層厚ならし板8とを
有している。
【0016】上記現像ローラ2は、図1(a)に示すよ
うに現像ローラ2上のトナー層が現像領域Aで感光体ド
ラム1表面に接触するように配置して接触現像を行うよ
うに配置しても良いし、感光体ドラム1表面と所定間隙
をおいて対向して非接触現像を行うようにしても良い。
また、現像ローラ2及び層厚ならし板4には、図示を省
略したバイアス電源により、適当な現像バイアス電圧、
例えば直流、交流、直流重畳の交流、パルス電圧などを
印加する。特に非接触現像の場合には、飛翔条件の良い
交番成分を有する電圧(交流、直流重畳の交流、又はパ
ルス電圧等)を印加することが望ましい。
【0017】そして、本実施例の現像ローラ2として
は、付着トナーを増大させる等の目的で、表面に電荷を
保持できる誘電体部と接地された導電体部とが微小面積
で混在露出するように構成された現像ローラ2を用い
る。この誘電体部の大きさは、例えば径が50〜200
μm程度になるようにする。このような誘電体部がラン
ダムに、又はある規則に従って分散しているようにす
る。両部の面積比としては、例えば誘電体部の面積が全
体の40〜70%の範囲になるようにするのが好まし
い。そして、この誘電体部の材料としては、上記第一及
び第二のトナー供給ローラ3、31による摩擦帯電で電
荷が蓄積されない程度の抵抗値を有するものを用いる。
所望の表層部を形成するには、例えば芯金ローラの表面
をローレット加工して所定の溝を形成した後、絶縁性の
例えば樹脂をコートし、その後に表面を切削加工して芯
金部が導電体部として、溝内の樹脂が誘電体部として、
それぞれ表面に露出するようにすることによって形成で
きる。
【0018】上記第一のトナー供給ローラ3は、上記第
二のトナー供給ローラ31よりも上記現像ローラ2の表
面移動方向上流側で、ホッパー部の収容トナー7内に埋
没して配置されている。また、上記第二のトナー供給ロ
ーラ31は、その一部が収容トナー7内から露出して配
置されている。また、第一のトナー供給ローラ3及び第
二のトナー供給ローラ31は、例えば芯金上に弾性発泡
体層を備えて構成されており、この弾性発泡体層の少な
くとも表面近傍の内部にトナーを保持できるように表面
に多数の穴が開口している。この第一及び第二のトナー
供給ローラ3、31の弾性発泡体層の材質としては、現
像ローラ2と接触してトナーと現像ローラ2の誘電体部
に所望の摩擦帯電を与えることができるように、摩擦帯
電系列上、例えばトナー7の材料と現像ローラ2の表面
部の材料との中間にあるものを採用することが望まし
い。なお、第一及び第二のトナー供給ローラ3、31
は、図示を省略した例えばモータなどの駆動手段によっ
て、例えば表面が現像ローラ2との接触部において現像
ローラ2表面と逆方向に移動するように回転駆動され
る。
【0019】また、第一及び第二のトナー供給ローラ
3、31の芯金にも、図示を省略したバイアス電源によ
り、上記現像ローラ2に印加するのと同様の電圧、又
は、所定極性に摩擦帯電したトナーが該供給ローラ3、
31側から現像ローラ2側に向かう静電気力を受けるよ
うな電界を、現像ローラ2との間に形成するような電圧
を印加しても良い。
【0020】上記層厚ならし板4は、その材質として、
上記第一及び第二のトナー供給ローラ3、31の表面材
質と同様に、帯電系列上トナー材料と上記誘電体の材料
との間に位置するものを採用することが望ましい。
【0021】なお、図1(a)に示す現像装置20で
は、ホッパー部の形状やトナーの流動性により、ホッパ
ー部内の収容トナー7を自重でトナー供給ローラ表面に
供給するものであるが、該ホッパー部内の収容トナー7
をトナー供給ローラ表面に供給するとともに、該収容ト
ナー7を撹拌するアジテータなどの撹拌供給部材を設け
ても良い。
【0022】以上の構成においては、ホッパー部内の収
容トナー7内に埋没して配置された第一のトナー供給ロ
ーラ3は、導電性弾性発泡体層の表面や該表面に開口し
た穴内に保持したトナー7を、反時計方向の回転によっ
て現像ローラ2との接触部B1に向けて搬送する。
【0023】そして、現像ローラ2とトナー7と第一の
トナー供給ローラ3の摩擦により、現像ローラ2の誘電
体部に所望のトナー帯電極性と逆極性の帯電(正規現像
(P/P)においては感光体電荷と同極性の帯電であ
り、反転現像(N/P)においては感光体電荷と逆極性
の帯電である)を与え、現像ローラ2上にマイクロフィ
ールド(微小電界)を作る。一方、第一のトナー供給ロ
ーラ3に担持されたトナー7は、現像ローラ2と該供給
ローラ3間で摺察され、所望の極性(正規現像において
は感光体電荷と逆極性であり、反転現像においては感光
体電荷と同極性である)に帯電する。
【0024】そして、トナー供給ローラ3上の帯電トナ
ー7は、現像ローラ2上のマイクロフィールドにより静
電的に吸引され、現像ローラ2表面に付着する。これに
より、現像ローラ2は充分に帯電したトナー7を担持し
た状態でこの接触部B1を出ていく。
【0025】上記接触部B1で付着したトナー7は現像
ローラ2上でトナー層となり、このトナー層は、現像ロ
ーラ2の矢印方向への回転により、現像ローラ2と第二
のトナー供給ローラ31とが接触する接触部B2に向け
て搬送される。この接触部B2では、第二のトナー供給
ローラ31に保持されたトナー7が上記接触部B1と同
様にして摩擦帯電され、該供給ローラ31によってトナ
ー層が形成されている現像ローラ2表面に供給されて、
該表面に付着する。これにより、現像ローラ2は帯電し
たトナー7を多層に担持した状態でこの接触部B2を出
ていく。そして、この接触部B2を通過した現像ローラ
2上のトナー層は、現像ローラ2と当接している層厚な
らし板4で厚みを均一に摺擦されて均一な薄層にされ、
現像ローラ2の回転により現像領域Aに搬送される。そ
して、現像領域Aでは、接触又は非接触現像法で最適な
現像バイアスが印加された現像ローラ2の表面と感光体
ドラム1表面とがほぼ等速で移動しながら現像が行われ
る。
【0026】現像領域Aの通過時に感光体ドラム1表面
に付着せずに現像ローラ2表面に残留している非画像部
の残留トナーは、例えば第一のトナー供給ローラ3によ
り機械的、電気的に掻き取られ、また、現像ローラ2上
の電荷も第一のトナー供給ローラ3による摩擦帯電によ
り一定化され、これにより、現像ローラ2表面は初期化
される。 (以下、余白)
【0027】ところで、以上のような構成では、第一の
トナー供給ローラ3との接触部B1を通過した現像ロー
ラ2表面上のトナー層は、前述の図5に示すように、良
好に摩擦帯電されたトナーからなるトナー層5aの上層
に、該トナー層5aを形成するトナーに比してあまり摩
擦帯電されていないトナーからなるトナー層5bが形成
されることがある。そして、このトナー層5bが現像ロ
ーラ2の回転にともなって第二のトナー供給ローラ31
との接触部B2に搬送されることにより、第二のトナー
供給ローラ31は、表面に担持したホッパー部内の無帯
電トナーを、現像ローラ2との接触部B2で良好に帯電
させることができず、摩擦帯電による現像ローラ2上へ
のトナーの供給能力が、第一のトナー供給ローラ3に比
して低下する恐れがある。
【0028】そこで、本実施例では、上記第一のトナー
供給ローラ3と上記第二のトナー供給ローラ31との間
に、図1(a)及び(b)に示すように、現像ローラ2
上のトナー層のうちのトナー層5bを現像ローラ2上か
ら掻き落とす現像剤除去部材としてのトナー除去ブレー
ド41を設けてある。
【0029】図1(a)及び(b)の例では、トナー除
去ブレード41は、一端部が例えば折り曲げられて断面
略L字状をなしており、現像ローラ2表面移動方向に対
してカウンター方向で屈曲部が該ローラ2表面と当接す
るように、例えば現像装置側壁に固設された支持ホルダ
ー8に他端部を固設してある。また、本実施例において
は、トナー除去ブレード41は、層厚ならし板4と同質
の材料で構成し、層厚ならし板4と同様の機能、すなわ
ち現像ローラ2上のトナー層の厚みを均一にならす機能
も有している。
【0030】ここで、ホッパー部内の無帯電トナーが、
上記トナー除去ブレード41と第二のトナー供給ローラ
31との間から侵入して、接触部B1を通過した現像ロ
ーラ2表面上に付着する場合がある。この場合にも、第
二のトナー供給ローラ31のトナー供給能力が低下する
恐れがある。
【0031】そこで、本実施例では、トナー除去ブレー
ド41と、該除去ブレード41に現像ローラ2の回転方
向下流側で近接するトナー供給ローラ、すなわち第二の
トナー供給ローラ31との間から、ホッパー部内の無帯
電トナーが侵入することを防止する現像剤侵入阻止部材
としてのシール材9を設けてある。
【0032】シール材9は、図1(a)及び(b)に示
すように、例えば一端部を上記支持ホルダー8に貼り付
け、他端を第二のトナー供給ローラ31に対してトレー
リング方向、すなわち該供給ローラ31表面に引きづら
れる方向に当接するように配置してある。このため、ホ
ッパー部内の無帯電トナーは、トナー除去ブレード41
及び第二のトナー供給ローラ31に跨るように配置され
たシール材9によって、該除去ブレード41及び該供給
ローラ31の間から侵入することが阻止される。
【0033】そして、本実施例によれば、第一のトナー
供給ローラ3との接触部B1を通過した現像ローラ2表
面上のトナー層は、現像ローラ2の回転にともなって第
二のトナー供給ローラ31との接触部B2に向けて搬送
される際に、あまり摩擦帯電されていないトナーからな
るトナー層5bが、図2に示すように、現像ローラ2と
上記トナー除去ブレード41との当接部で該ローラ2上
から掻き落とされるとともに厚みを均一にならされて、
良好に帯電したトナーからなる、厚みが均一なトナー層
5となる。また、トナー除去ブレード41と第二のトナ
ー供給ローラ31との間で、無帯電トナーの侵入がシー
ル材9によって阻止されるので、トナー層5は、良好に
帯電したトナーからなる厚みが均一の層のまま、上記接
触部B2に向けて搬送される。
【0034】そして、上記接触部B2では、あまり帯電
されていないトナーからなるトナー層が搬送されてくる
場合に比して、第二のトナー供給ローラ31は、摩擦帯
電による現像ローラ2上へのトナーの供給能力が向上
し、導電性弾性発泡体層の表面や該表面に開口した穴内
に保持したホッパー部内の無帯電トナーを、現像ローラ
2表面との摩擦により良好に帯電して現像ローラ2表面
に供給する。これにより、現像ローラ2表面上に所望量
のトナーが供給されて付着するので、従来のように画像
のベタ部を現像したときや連続して画像を形成したとき
に、画像濃度が薄くなることがなく、画像濃度が安定
し、画像形成スピードを向上させることができる。
【0035】また、本実施例では、シール材9によっ
て、トナー除去ブレード41及び第二のトナー供給ロー
ラ31の間からのホッパー部内の無帯電トナーの侵入が
阻止されるので、第二のトナー供給ローラ31は、接触
部B2で良好にトナー7を摩擦帯電することができる。
【0036】なお、本実施例では、トナー除去ブレード
41を現像ローラ2表面移動方向に対してカウンター方
向で接触するように配置しているが、該除去ブレード4
1を、該ローラ表面に対してトレーリング方向に接触す
るように配置することもできる。また、一成分現像剤と
しての非磁性トナーに代え、磁性トナーを用いることも
できる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に制限されるも
のではなく、種手の変更が可能である。例えば、上記実
施例は2つの現像剤供給部材を設けた例であるが現像剤
供給部材の数は特に制限されるものではない。また、上
記実施例では、現像剤除去ブレードを2つの現像剤供給
部材の間に設けてあるが、現像剤供給部材を3つ以上設
けた場合には、各現像剤供給部材間に現像剤除去部材を
設けることが好ましいが、少なくとも、現像剤担持体表
面移動方向で最下流に配置された現像剤供給部材の現像
剤担持体との接触部よりも上流側に設けてあれば良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、複数の
現像剤供給部材を用いて現像剤担持体へ現像剤を供給
し、しかも、現像剤供給部材間で、現像剤担持体上の現
像剤層の上部に位置する帯電の不十分な現像剤を除去し
て後段に位置する現像剤供給部材が摩擦帯電による現像
剤担持体上への現像剤供給能力を良好に発揮できるよう
にするので、所望量の現像剤を現像剤担持体上に付着さ
せて画像濃度を安定にしつつ、画像形成スピードを向上
させることができる。
【0039】また、現像剤侵入阻止部材は、現像剤除去
部材と、現像剤担持体の移動方向下流側で現像剤除去部
材に近接した現像剤供給部材との間から、現像剤が現像
剤担持体表面に向かって侵入することを阻止するので、
このような侵入によりあまり帯電していない現像剤が付
着した状態で、後段の現像剤供給部材と接触する場合に
比して、後段の現像剤供給部材での摩擦帯電による現像
剤の供給を良好に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本実施例に係る現像装置の概要構成
を示す正面図。(b)は、同現像装置における現像ロー
ラとトナー供給ローラとの当接部近傍を示す拡大図。
【図2】同現像装置における第一のトナー供給ローラを
通過した後のトナー層を示す拡大図。
【図3】従来の現像装置を示す正面図。
【図4】従来の他の現像装置を示す正面図。
【図5】図4中の現像ローラとトナー供給ローラとの当
接部近傍を示す拡大図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 現像ローラ 3 第一のトナー供給ローラ 31 第二のトナー供給ローラ 4 層厚ならし板 41 トナー除去ブレード 5 トナー層 7 トナー 8 ホルダー 9 シール材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−53428(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦帯電可能な表面に現像剤を担持しなが
    ら像担持体上に搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持
    体に接触して配置され、該現像剤担持体に該現像剤を供
    給する現像剤供給部材とを備え、該現像剤担持体と該現
    像剤供給部材との接触部で、現像剤及び該現像剤担持体
    の表面を摩擦帯電し、かつ、該現像剤担持体の摩擦帯電
    した表面に、該現像剤供給部材が摩擦帯電した該現像剤
    を供給する一成分現像装置において 現像剤供給部材を複数設け、 該現像剤供給部材間に、該現像剤担持体表面に付着した
    現像剤の一部を除去する現像剤除去部材を設け、かつ、 上記現像剤除去部材と、上記現像剤担持体の移動方向で
    上記現像剤除去部材よりも下流側に位置した上記現像剤
    供給部材との間から、上記現像剤担持体上に上記現像剤
    が侵入することを阻止する現像剤侵入阻止部材を設け
    ことを特徴とする一成分現像装置。
  2. 【請求項2】感光体と、該感光体にトナーを供給して現
    像を行う現像装置とを有する画像形成装置において、 該現像装置として請求項1の一成分現像装置を用いた
    とを特徴とする画像形成装置
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