JP3242705U - ナビゲーション装置 - Google Patents

Abstract

【課題】大きさや形状が異なる種々の表示部に容易に対応可能で、不使用時に表示部が運転者の視界の妨げとならないナビゲーション装置を提供する。【解決手段】現在地から目的地までの経路を表示する表示部６と、表示部を着脱可能に保持する保持部２と、保持部を取付対象物に取り付けるための取付部３を備えるナビゲーション装置１であり、保持部は、表示部の背面に当接する支持板５と、互いに近接又は離間する方向に移動可能で、支持板に当接した表示部の上面及び下面を把持する上爪２ａ及び下爪２ｂで構成することができる。保持部と取付部は、一つの軸線回りに相対的に回転可能とすることができる。【選択図】図２

Description

本考案は、自動車のダッシュボードなどの上に載置して用いられるナビゲーション装置に関する。

現在地から目的地へ道案内をする機能を有するナビゲーション装置には種々のものが存在するが、自動車のダッシュボードの上に載置して用いるものは設置が容易で、視認性もよいため広く用いられている（特許文献１等）。

特開２００９－２０２８７０号公報

上記ナビゲーション装置は、現在地から目的地までの経路を表示部（ディスプレイ）に表示するが、表示部の大きさや形状（縦長、横長等）には使用者の好みがある。

また、ナビゲーション装置を使用していないときには、表示部が運転者の視界の妨げとならないようにすることが好ましい。

そこで、本考案は、大きさや形状が異なる種々の表示部に容易に対応することができ、不使用時に表示部が運転者の視界の妨げとならないナビゲーション装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本考案は、ナビゲーション装置であって、現在地から目的地までの経路を表示する表示部と、該表示部を着脱可能に保持する保持部と、該保持部を取付対象物に取り付けるための取付部を備えることを特徴とする。

本考案によれば、保持部によって表示部を着脱可能に保持することができるため、表示部の大きさや形状が異なっても、共通の保持部及び取付部を用いることができ、製造コスト及び管理コストの増加を抑えることができる。

前記ナビゲーション装置において、前記保持部を、前記表示部の背面に当接する支持板と、互いに近接又は離間する方向に移動可能で、前記支持板に当接した前記表示部の上面及び下面を把持する上爪及び下爪で構成することができる。

また、前記保持部と前記取付部を一つの軸線回りに相対的に回転可能とすることで、ナビゲーション装置を使用していないときに、表示部が運転者の視界の妨げとなることを防止することができる。

以上のように、本考案によれば、大きさや形状が異なる種々の表示部に容易に対応可能で、不使用時に表示部が運転者の視界の妨げとならないナビゲーション装置を提供することができる。

本考案に係るナビゲーション装置の一実施の形態を示す図（（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図）であって、表示部を載置する前の状態を示す。 図１のナビゲーション装置の保持部に表示部を載置した状態を示す図（（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図）である。 図２の状態から表示部を上下の爪部で保持した状態を示す図（（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図）である。

次に、本考案を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。

図１は、本考案に係るナビゲーション装置の一実施の形態を示し、このナビゲーション装置１は、後述する表示部を着脱可能に保持する保持部２と、保持部２を自動車のダッシュボード等の取付対象物に取り付けるための取付部３とを備え、保持部２と取付部３は軸２ｄ及び軸受４を介して相対的に回転可能に構成される。

保持部２は、表示部を保持するための上爪２ａと、下爪２ｂと、上爪２ａを上下方向に移動させる駆動部２ｃと、駆動部２ｃの下方に位置して円柱状の軸２ｄを備える基部２ｅとで構成され、駆動部２ｃの正面側には、支持板５が装着される。上爪２ａに一体化された垂直板２ａ１は、駆動部２ｃに挿入され、駆動部２ｃの外側に配置されたモータを含む直動機構（不図示）によって上下方向に移動する。

取付部３は、上面視矩形状の板状に形成され、上面３ａに軸受４及び基部２ｅが固定される。取付部３の下面３ｂには、吸盤又は粘着シート等（不図示）が設けられ、取付部３を取付対象物に取り付けた際の移動を防止している。

図２は、保持部２の下爪２ｂの上に表示部６を載置し、表示部６の背面側を支持板５に当接させた状態を示している。

表示部６は、現在地から目的地までの経路等を表示するものであって、現在地を検出する位置検出部、地図データを記憶する地図データ記憶部、地図データ記憶部に記憶された地図データを用いて現在地から目的地までの経路等を導出する制御部等を備える。また、表示部６は、一般的に用いられるスマートホン等の携帯端末であって、ナビゲーション機能を備えるものであってもよい。

図２の状態から保持部２の上爪２ａを下降させ、上爪２ａと下爪２ｂとで表示部６を把持した状態を図３に示す。自動車等の運転中には、この状態で表示部６を見ながら運転することができる。ナビゲーション装置１を使用しない場合には、保持部２等を図３（ｂ）の矢印Ａ方向に回転させて倒し、表示部６等が運転者の視界の妨げとならないようにすることができる。保持部２等の矢印Ａ方向の回転はヒンジ手段を用いて手動で行ってもよく、モータを有する回転機構を用いてボタン操作で行ってもよい。

以上のように、本実施形態によれば、保持部２によって表示部６を着脱可能に保持することができるため、大きさや形状（縦長、横長等）が異なる表示部６に容易に対応することができる。

尚、保持部２の構成は、上記のものに限定されることなく、上爪２ａだけでなく下爪２ｂも移動させて表示部６を把持したり、吸盤等を用いて表示部６を保持したり、表示部６全体を挿入して固定する箱状の収容部等を用いることもできる。

１ ナビゲーション装置
２ 保持部
３ 取付部
４ 軸受
５ 支持板
６ 表示部

Claims (3)

1. 現在地から目的地までの経路を表示する表示部と、
   該表示部を着脱可能に保持する保持部と、
   該保持部を取付対象物に取り付けるための取付部を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
2. 前記保持部は、前記表示部の背面に当接する支持板と、互いに近接又は離間する方向に移動可能で、前記支持板に当接した前記表示部の上面及び下面を把持する上爪及び下爪を備えることを特徴とする請求項１に記載のナビゲーション装置。
3. 前記保持部と前記取付部は、一つの軸線回りに相対的に回転可能であることを特徴とする請求項１又は２に記載のナビゲーション装置。

Images