JP3241647B2 - 画像合成回路 - Google Patents

画像合成回路

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JP3241647B2 JP31845997A JP31845997A JP3241647B2 JP 3241647 B2 JP3241647 B2 JP 3241647B2 JP 31845997 A JP31845997 A JP 31845997A JP 31845997 A JP31845997 A JP 31845997A JP 3241647 B2 JP3241647 B2 JP 3241647B2
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裕章 三浦
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静岡日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像合成回路に関
し、特に画像処理機能を持つパーソナルコンピュータ装
置、その他の電子装置の画像合成回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのマルチメディアの
技術が進み、コンピュータの表示画面に、テレビ、ビデ
オからの画像を表示することが可能となった。このため
に、画像合成回路が種々考案されている。
【0003】従来の画像合成回路の技術としては、たと
えば、「特開平2−177675号公報」記載の技術が
存在する。図5(a)は、この従来技術を示すブロック
図である。図5(a)を参照すると、この画像合成回路
は、画像データAが転送される信号線10と、画像デー
タBが転送される信号線11と、透明色のパレットデー
タを格納するレジスタ100と、画像データBのパレッ
トデータとレジスタ100の出力である信号線12上の
パレットデータとを比較する比較器200と、比較器2
00の出力である信号線18上の切り替え信号により、
画像データAと画像データBとを切り替える切り替え器
700と、切り替え器700の出力である出力画像デー
タを転送する信号線19とから構成される。
【0004】これは、画像データBの透明色の部分に画
像データAの対応する部分を合成し、1つの画像データ
を作成するものである。通常は画像データBが出力画像
データとして出力され、比較器200で一致が検出され
ると、すなわち、画像データBの透明色の部分が検出さ
れると、切り替え器で画像データAが選択され出力画像
データとして出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
問題点は、合成された出力画像データを画面に表示する
と、透明色であった部分の左端に透明色が残存してしま
うことである。この様子は、図5(b)に示される。そ
の理由は、画像合成時、信号線11上の画像データBが
比較器200、切り替え信号として切り替え器700へ
到達する時間と、画像データBが信号線11から直接に
切り替え器700へ到達する時間とに差が生じるからで
ある。すなわち、後者のほうが早く到達するからであ
る。
【0006】本発明の目的は、画像合成時に合成画面の
左側に透明色が表示されることを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の画像合成
回路は、第1の画像の各フレームの画素のデータを、前
記フレームの1つ前のフレームの同一の画素に対する透
明色情報によって、第2の画像の対応するフレームの対
応する画素のデータに置き換えて、前記第1の画像と前
記第2の画像とを合成する画像合成回路であって、 (a)透明色のパレットデータを格納するレジスタと、 (b)前記第1の画像の画素のデータをデジタル信号の
パレットデータに変換する変換器と、 (c)前記変換器の出力と前記レジスタの出力とを比較
する比較器と、 (d)前記第1の画像のフレームの画素のデータおよび
前記第2の画像のフレームの画素のデータに同期して発
生される画像タイミング信号と、 (e)最終段以外のストローブ信号に前記画像タイミン
グ信号の反転を使用し、最終段のストローブ信号に前記
画像タイミング信号を使用し、前記比較器の出力を入力
するフレームに含まれる画素の個数+1個のフリップ・
フロップからなるシフトレジスタと、 (f)前記シフトレジスタの出力を切り替え信号として
前記第1の画像のフレームの画素のデータおよび前記第
2の画像のフレームの画素のデータを切り替える切り替
え器と、を有する。
【0008】本発明の第2の画像合成回路は、前記第1
の画像合成回路であって、1チップで構成される。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図1、図2を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の実施の形態を示すブロック図である。図1を参照す
ると、本発明の画像合成回路は、透明色のパレットデー
タを格納するレジスタ100と、信号線11上の画像デ
ータBのアナログ信号をデジタル信号のパレットデータ
に変換する変換器400と、変換器400の出力とレジ
スタ100の出力とを比較する比較器200と、信号線
10、信号線11上の画像データA、画像データBに同
期して発生される信号線13上の画像タイミング信号を
ストローブ信号として比較器200の出力を入力する1
表示画面の画素の個数+1個のフリップ・フロップから
なるシフトレジスタ300と、シフトレジスタ300の
出力を切り替え信号として信号線10、11上の画像デ
ータA、画像データBを切り替える切り替え器700と
から構成される。
【0012】図2は、シフトレジスタ300の詳細ブロ
ック図である。図2を参照すると、シフトレジスタ30
0は、1表示画面の画素数の個数+1個のフリップ・フ
ロップ300A〜300Nを接続した構成をとる。スト
ローブ信号は、信号線10、11上の画像データA、画
像データBに同期して発生される信号線13上の画像タ
イミング信号であり、全てのフリップ・フロップ300
A〜300Nに入力され、全て同時にストローブされ
る。ただし、最終段以外には、すべて、画像タイミング
信号の反転信号が入力される。全てのフリップ・フロッ
プ300A〜300Nは、ストローブ信号の立ち上がり
でストローブされる。
【0013】信号線13上の1段目のフリップ・フロッ
プ300Aには、比較器200の出力がデータとして入
力され、フリップ・フロップ300Aの出力は、2段目
のフリップ・フロップ300Bに入力される。このよう
にして、最終段以外のフリップ・フロップは前段からの
出力が同時にストローブされる。最終段のフリップ・フ
ロップ300Nは、時間的にずれて前段の出力がストロ
ーブされ、出力は、切り替え信号として信号線14上転
送され、切り替え器700に入力される。
【0014】次に、本発明の実施の形態の動作について
図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施の形態
の動作を示すタイムチャートである。動画像を表示する
ためには、表示画面に短時間に多数のフレーム(=1画
面分の画像データ)を表示する必要がある。一般には、
1秒間に、30フレームを表示することが行われてい
る。
【0015】図3において、M1、M2、・・・は、第
Mフレームの第1画素、第2画素、・・・に対するデー
タを示し、(M−1)1、(M−1)2、・・・は、第
(M−1)フレームの第1画素、第2画素、・・・に対
するデータを示す。
【0016】レジスタ100には、あらかじめ、透明色
のパッレトデータが格納される。この透明色をもつ画面
データBの画素が、画面データAの画素に置換される。
【0017】タイミングT1において、信号線13上に
第Mフレームの第1画素に対する画像タイミング信号が
転送され、それと同期して、信号線10、11上に、第
Mフレームの第1画素の画像データA、画像データBが
転送される。この画像データA、画像データBは、たと
えば、アナログのRBG信号であり、変換器400によ
り、画像データBはデジタル信号のパレットデータに変
換される。この場合、第Mフレームの第1画素のパレッ
トデータに変換される。
【0018】次に、比較器200において、レジスタ1
00の透明色のパレットデータと変換器400からの第
Mフレームの第1画素のパレットデータとが比較され、
一致すれば(すなわち、第Mフレームの第1画素が透明
色であれば)、“1”が出力され、不一致であれば(す
なわち、第Mフレームの第1画素が透明色でなけれ
ば)、“0”が出力される。
【0019】次に、比較器200の出力は、信号線13
上の第Mフレームの第1画素に対する画像タイミング信
号(画像タイミング信号の立ち下がり)により、シフト
レジスタ300の第1段のフリップ・フロップ300A
に入力される。同時に、最終段以外の各フリップ・フロ
ップは、全段の出力を入力する。最終段のフリップ・フ
ロップ300Nは、時間的にずれて、画像タイミング信
号の立ち上がりで前段の出力を入力する。
【0020】最終段のフリップ・フロップ300Nの出
力は、切り替え信号として、切り替え器700に転送さ
れる。このように、画像データA、画像データBと、切
り替え信号とは、変化するタイミングが同一となる。し
たがって、タイミングT1においては、第(M−1)フ
レームの第1画素に対する切り替え信号が出力される。
図3の場合、比較器400の出力が“0”であり、切り
替え器700では、画像データBが選択される。
【0021】タイミングT2においては、同様に、第M
フレームの第2画素に対するデータがシフトレジスタ3
00の第1段のフリップ・フロップ300Aに入力さ
れ、最終段のフリップ・フロップ300Nのからは、第
(M−1)フレームの第2画素に対する切り替え信号が
出力される。図3の場合、比較器400の出力が“1”
であり、切り替え器700では、画像データAが選択さ
れる。
【0022】このようにして、切り替え器700におい
て、第Mフレームの画像データA、画像データBを第
(M−1)フレームの対応する画素に対する切り替え信
号で切り替え、画像データBの透明色である画素を画像
データAの画素に置き換えて、出力画像データとして、
信号線19上に出力する。
【0023】以上のようにすることにより、画像データ
A、画像データBと、切り替え信号とが完全に同期し、
透明色である部分の左端に透明色が残存してしまうこと
が回避できる。
【0024】次に、表示画面について図4を参照して説
明する。図4は、表示画面を示す説明図である。図4
(a)は、画像データBを示し、領域21が透明色の画
素をもつ部分である。図4(b)は、画像データAを示
し、領域22が画像データAに合成される部分である。
図4(c)は、合成結果を示し、画像データBの透明色
の部分に画像データAの対応する画像が合成されてい
る。
【0025】また、以上の回路をすべて1チップで構成
することにより、価格の低減、信頼性の向上が図れる。
【0026】
【発明の効果】本発明の効果は、画像合成時に合成画面
の左側に透明色が表示されないことである。その理由
は、画像データを切り替える切り替え信号を前フレーム
の確定した同一の画素に対するデータを使用するからで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のシフトレジスタの詳細を示すブロック図
である。
【図3】本発明の実施の形態の動作を示すタイムチャー
トである。
【図4】表示画面を示す説明図である。
【図5】従来の技術を示す説明図である。
【符号の説明】
10 信号線 11 信号線 12 信号線 13 信号線 14 信号線 18 信号線 19 信号線 21 領域 22 領域 100 レジスタ 200 比較器 300 シフトレジスタ 400 変換器 700 切り替え器 300A フリップ・フロップ 300B フリップ・フロップ 300N フリップ・フロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 9/76 G09G 5/36 520N (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/262 - 5/275 H04N 9/74 - 9/76 G09G 5/00 - 5/36 G06T 3/00 300

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像の各フレームの画素のデータ
    を、前記フレームの1つ前のフレームの同一の画素に対
    する透明色情報によって、第2の画像の対応するフレー
    ムの対応する画素のデータに置き換えて、前記第1の画
    像と前記第2の画像とを合成する画像合成回路であっ
    て、 (a)透明色のパレットデータを格納するレジスタと、 (b)前記第1の画像の画素のデータをデジタル信号の
    パレットデータに変換する変換器と、 (c)前記変換器の出力と前記レジスタの出力とを比較
    する比較器と、 (d)前記第1の画像のフレームの画素のデータおよび
    前記第2の画像のフレームの画素のデータに同期して発
    生される画像タイミング信号と、 (e)最終段以外のストローブ信号に前記画像タイミン
    グ信号の反転を使用し、最終段のストローブ信号に前記
    画像タイミング信号を使用し、前記比較器の出力を入力
    するフレームに含まれる画素の個数+1個のフリップ・
    フロップからなるシフトレジスタと、 (f)前記シフトレジスタの出力を切り替え信号として
    前記第1の画像のフレームの画素のデータおよび前記第
    2の画像のフレームの画素のデータを切り替える切り替
    え器と、 を有することを特徴とする画像合成回路。
  2. 【請求項2】 1チップで構成されることを特徴とする
    請求項1記載の画像合成回路。
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