JP3241340U - 建築用板材およびそれを用いた庇構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持部材の構成を簡素化するとともに庇構造が簡素化され、施工が容易となる建築用板材およびそれを用いた庇構造を提供する。【解決手段】建築用板材Pは、底板10と、該底板10の一側端から一体的に起立させられた一側端側連接部20および他側端から一体的に起立させられた他側端側連接部30とを備えてなる建築用板材Pであって、前記一側端側連接部20は、吊具の吊りボルトが挿通されるボルト挿通孔を有する被吊り部を有し、前記他側端側連接部30は、前記一側端側連接部20のボルト挿通孔に対応させたボルト挿通孔を有する被吊り部を有するものである。また、庇構造は、前記建築用板材Pを横方向に連接してなる庇本体を用いてなるものである。【選択図】図1

Description

本考案は建築用板材およびそれを用いた庇構造に関する。さらに詳しくは、庇構造を簡素化する建築用板材およびそれを用いた簡素化された庇構造に関する。
従来より、庇などの簡易な構造体には、屋根材と天井材とを兼用した板材が用いられている。
例えば、特許文献1には、図11に示すように、屋根材と天井材とを兼用した板材(外囲体)を用いた構造体200が提案されている。
すなわち、構造体200は、隣接する外囲体202の一方の一側端面と、他方の他側端面とを下方に両側端面をボルト・ナット留めにて保持する保持板204aを有する概略横U字状とされた保持部材204により保持するものとされている。ここで、保持部材204は大梁206の下面に配設された小梁208のフランジ208aに嵌合されている。
しかしながら、特許文献1の提案に係る構造体200においては、保持板204aに隣接する外囲体202の一方の一側端面と、他方の他側端面とを下方に両側端面をボルト・ナット留めとする構成とされているので、保持部材204の構成が複雑なものとなるとともに、施工が煩雑となるという問題がある。
特開平9-78773号公報
本考案はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、保持部材の構成を簡素化するとともに庇構造が簡素化され、施工が容易となる建築用板材およびそれを用いた庇構造を提供することを目的としている。
本考案の第1形態は、底板と、該底板の一側端から一体的に起立させられた一側端側連接部および他側端から一体的に起立させられた他側端側連接部とを備えてなる建築用板材であって、前記一側端側連接部は、吊具の吊りボルトが挿通されるボルト挿通孔を有する被吊り部を有し、前記他側端側連接部は、前記一側端側連接部のボルト挿通孔に対応させたボルト挿通孔を有する被吊り部を有することを特徴とする。
本考案の第1形態の第1態様においては、前記一側端側連接部は、前記底板の一側端から一体的に起立させられた一側端側起立部と、該一側端側起立部の起立端から一体的に外方水平に延伸された外方水平部と、該外方水平部の水平端から一体的に下方に折り曲げられた一側端側折り曲げ部とを含み、前記他側端側連接部は、前記底板の他側端から一体的に起立させられた他側端側起立部と、該他側端側起立部の起立端から一体的に内方水平に延伸された内方水平部と、該内方水平部の水平端から下方に折り曲げられた他側端側折り曲げ部とを含み、前記他側端側起立部の起立高さは、前記一側端側起立部の起立高より低くされ、前記内方水平部の水平延伸幅は、前記外方水平部の水平延伸幅より狭くされ、前記他側端側折り曲げ部の折り曲げ長さは、前記一側端側折り曲げ部の折り曲げ長さより短くされてなることを特徴とする。この場合、前記外方水平部と前記内方水平部とにより被吊り部が構成されてなるものとされる。
本考案の第1形態の第1態様においては、前記他側端側起立部の起立高さは、前記底板を通常の降水量における雨水が流れた場合、該雨水が同他側端側起立部を乗り越えないようにされてなるのが好ましい。その場合、前記他側端側起立部の起立高さは、例えば100mm程度とされてなるのが好ましい。
また、本考案の第1形態の第1態様においては、前記底板と前記各起立部との角が面取状とされてなるのが好ましい。
本考案の第1形態の第2態様は、前記一側端側連接部と前記他側端側連接部との間隔が先細状となるようにされてなるものとされる。
本考案の第2形態は、前記いずれかに記載の建築用板材を横方向に連接してなる庇本体を用いてなる庇構造であって、前記庇本体が、同庇本体の被吊り部を吊具の吊りボルトに吊られてなることを特徴とする。
本考案の第2形態の第1態様は、前記庇本体の上側部に化粧カバーが配設されてなるものとされる。
本考案の第2形態の第2態様は、前記庇本体の下側部に箱樋が配設されてなるものとされる。
本考案の第1形態は、前記の如く構成されているので、本考案の建築用板材庇の屋根材として用いられた場合、構成が簡素化された吊具を用いることができるという優れた効果を奏する。
本考案の第2形態は、前記の如く構成されているので、庇の施工が簡素化されるという優れた効果を奏する。
また、本考案の第2形態の第1態様や第2態様によれば、庇の美観が向上するという優れた効果を奏する。
本考案の一実施形態に係る建築用板材の概略正面図である。 同中間部を省略した概略平面図である。 同概略右側面図である。 同概略左側面図である。 同概略底面図である。 図1のA-A‘線断面図である。 同中間部を省略した正面端面拡大図である。 同実施形態の建築用板材を横方向に連接した状態の概略図である。 本考案の一実施形態の建築用板材を用いた庇の上端部概略図である。 同下端部概略図である。 特許文献1の提案に係る外囲体の概略側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本考案を実施形態に基づいて説明するが、本考案はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
図1ないし図7を参照しながら本考案の一実施形態に係る建築用板材Pを説明する。
建築用板材Pは、図1ないし図6に示ように、概略扁平樋状とされ、底板10と、底板10の一側端(図示例では右側端)から一体的に起立させられている一側端側起立部(連接部)20と、底板10の他側端(図示例では左側端)から一体的に起立させられている他側端側起立部(連接部)30とを含むものとされる。
一側端側起立部20は、図1に示ように、上端が外方に向けて水平に延伸された外方水平部22と、かつその先端部が下方に折り曲げられた下方折り曲げ部24とを含むものとされる。
他側端側起立部30は、図1に示ように、上端が内方に向けて水平に延伸された内方水平部32と、かつその先端部が下方に折り曲げられた下方折り曲げ部34とを含むものとされる。
外方水平部22と内方水平部32とは、後述する吊金具の吊りボルトにより吊られる被吊り部として機能する。そのため、図示はされていないが、外方水平部22と内方水平部32には、吊りボルトを挿通するボルト孔が適宜設けられている。
また、一側端側起立部20および他側端側起立部30は、底板10端から直角に起立させられてもよいが、図示例のように、角を面取り状にした後に起立させられてもよい。
ここで、建築用板材Pの板厚は、0.8mmないし1.6mmとされ、かつ長さは、最大6mとされ、底板10の幅は、300mmないし400mmとされ、一側端側起立部20の起立高さは、例えば100mmとされ、外方水平部22の延伸幅は、例えば30mmとされ、下方折り曲げ部24の折り曲げ幅は、例えば20mmとされ、他側端側起立部30の起立高さは、例えば99mmとされ、内方水平部32の延伸幅は、例えば27mmとされ、下方折り曲げ部34の折り曲げ幅は、例えば15mmとされている。
なお、一側端側起立部20および他側端側起立部30の各部の寸法を前記の如くするのは、一側端側起立部20を隣接す建築用板材Pの他側端側起立部30に被せるようにするためであり、他側端側起立部30を隣接する建築用板材Pの一側端側起立部20により覆われるようにするためである(図8参照)。つまり、建築用板材P相互を横方向に連接して、例えば庇本体Hを形成するためである。また、各起立部20,30の高さを前記の如くとするのは、建築用板材Pを庇の屋根板とした場合に建築用板材Pに樋としての機能を持たせるためである。というのは、各起立部20,30の高さを100mm程度とすることにより、通常の降水量においては建築用板材Pの底面10を流れる雨水が隣接する建築用板材Pに溢れるおそれがないと想定されることによる。
次に、図9および図10を参照しながら、かかる構成とされた建築用板材Pを用いた庇構造Kについて説明する。
庇構造Kは、建築用板材P相互を横方向に連接してなる庇本体Hを吊具支持部材Mに配設された吊具Tにより吊るようにしてなるものとされる。吊具Tは、例えば吊り吉(株式会社サカタ製作所 商品名)とされる。なお、図中、符号MBは主梁を示す。
庇本体Hは、建築用板材Pの起立部20,30を重ね合わせて構成されている被吊り部Ptに適宜間隔で設けられているボルト挿通孔(図示省略)に、吊具支持部材Mに配設されている吊具Tの吊りボトル(明瞭には図示されていない)を挿通した後にナット留めされて吊り下げられている。
なお、図示例においては、吊具支持部材Mは溝形鋼とされているが、吊具支持部材MはH形鋼とされてもよい。
庇本体Hは、建築用板材Pが樋として機能するよう一定の勾配を設けて配設される。例えば、建物側の端部を高くしその反対側を低くして配設される。以下、庇本体Hの上側に位置する部分を上側部UPと称し、下側に位置する部分を下側部LPと称することにする。
上側部UPにおいては、図9に示すように、庇本体Hを構成している各建築用板材Pの上端には、建築用板材P内に貯留した雨水が上端からの漏れ落ちを防止する止面戸Sが、周囲をシーリングした状態で配設されている。また、止面戸Sが配設された上側部UPには化粧カバーCがカバー取付部材FCを介して取り付けられている。この化粧カバーCにより上側部UPの意匠効果が図られる。
一方、下側部LPにおいては、図10に示すように、庇本体Hを構成している各建築用板材Pの下端部近傍には、雨水に混入した落ち葉などのごみを除去するごみよけ金網MPが寝かせて配設されている。また、庇本体Hの下端部には箱樋TBが箱樋取付部材FBを介して取り付けられている。この箱樋TBにより下側部LPの意匠効果が図られる。なお、箱樋に貯留された雨水は、箱樋底面の適宜位置に接続された雨樋TAにより排水される。図中、符号SEは、吊具支持部材Mを保持する保持部材を示す。
このように、本考案の庇構造Kによれば、吊具Tの吊りボルトを各建築用板材Pの被吊り部Ptに挿通してナット留めするという簡単な作業により庇を形成することができる。また、本考案の庇構造Kによれば、庇の美観が向上する。
以上、本考案を実施形態に基づいて説明してきたが、本考案は前記実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。
例えば、本実施形態では両起立部20,30は平行とされているが、両起立部20,30の間隔が先細状となるようにされてもよい。
本考案は建築産業に適用できる。
P 建築用板材
Pt 被吊り部
H 庇本体
K 庇構造
S 止面戸
M 吊具支持部材
MB 主梁
T 吊具
UP 上側部
LP 下側部
C 化粧カバー
FC カバー取付部材
SE 保持部材
MP ごみよけ金網
TB 箱樋
FB 箱樋取付部材
TA 雨樋
10 底板
20 一側端側起立部(連接部)
22 外方水平部
24 下方折り曲げ部
30 他側端側起立部(連接部)
32 内方水平部
34 下方折り曲げ部

Claims (10)

  1. 底板と、該底板の一側端から一体的に起立させられた一側端側連接部および他側端から一体的に起立させられた他側端側連接部とを備えてなる建築用板材であって、
    前記一側端側連接部は、吊具の吊りボルトが挿通されるボルト挿通孔を有する被吊り部を有し、
    前記他側端側連接部は、前記一側端側連接部のボルト挿通孔に対応させたボルト挿通孔を有する被吊り部を有する
    ことを特徴とする建築用板材。
  2. 前記一側端側連接部は、前記底板の一側端から一体的に起立させられた一側端側起立部と、該一側端側起立部の起立端から一体的に外方水平に延伸された外方水平部と、該外方水平部の水平端から一体的に下方に折り曲げられた一側端側折り曲げ部とを含み、
    前記他側端側連接部は、前記底板の他側端から一体的に起立させられた他側端側起立部と、該他側端側起立部の起立端から一体的に内方水平に延伸された内方水平部と、該内方水平部の水平端から下方に折り曲げられた他側端側折り曲げ部とを含み、
    前記他側端側起立部の起立高さは、前記一側端側起立部の起立高より低くされ、
    前記内方水平部の水平延伸幅は、前記外方水平部の水平延伸幅より狭くされ、
    前記他側端側折り曲げ部の折り曲げ長さは、前記一側端側折り曲げ部の折り曲げ長さより短くされてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の建築用板材。
  3. 前記外方水平部と前記内方水平部とにより被吊り部が構成されてなることを特徴とする請求項2記載の建築用板材。
  4. 前記他側端側起立部の起立高さは、前記底板を通常の降水量における雨水が流れた場合、該雨水が同他側端側起立部を乗り越えないようにされてなることを特徴とする請求項2記載の建築用板材。
  5. 前記他側端側起立部の起立高さは、100mm程度とされてなることを特徴とする請求項3記載の建築用板材。
  6. 前記底板と前記各起立部との角が面取状とされてなることを特徴とする請求項2記載の建築用板材。
  7. 前記一側端側連接部と前記他側端側連接部との間隔が先細状となるようにされてなることを特徴とする請求項1記載の建築用板材。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の建築用板材を横方向に連接してなる庇本体を用いてなる庇構造であって、
    前記庇本体が、同庇本体の被吊り部を吊具の吊りボルトに吊られてなる
    ことを特徴とする庇構造。
  9. 前記庇本体の上側部に化粧カバーが配設されてなることを特徴とする請求項8記載の庇構造。
  10. 前記庇本体の下側部に箱樋が配設されてなることを特徴とする請求項8または請求項9記載の庇構造。
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