JP3240968U - 食品保存兼加熱容器 - Google Patents

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良一 鴻池
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スケーター株式会社
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【課題】調理済の食材を保存すると共に、保存した食材を電子レンジ加熱により温めた状態で食事に供するための食品保存兼加熱容器を提供する。【解決手段】上部開口状の外容器と、外容器に嵌脱自在に内嵌される上部開口状の内容器と、外容器の開口部を密閉状態で施蓋する蓋体により構成され、内容器は、上部開口縁に外向きフランジを設け、フランジに沿ってスリットを列設しており、外容器と内容器の底壁の間に水溜室を形成し、周壁の間に蒸気通路を形成しており、電子レンジ加熱することにより、水溜室から蒸気通路を上昇する高温の蒸気をスリットから内容器の内部に進入させることにより加圧するように構成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、調理済の食材を保存すると共に、保存した食材を電子レンジ加熱により温めた状態で食事に供するための食品保存兼加熱容器に関する。
従来、調理済の食材を保存するための食品保存容器が公知であり、食品用蓋物として提供されている。
多くの食品保存容器は、食品を収容したままの状態で、電子レンジに装入することにより加熱し、食品を温めた状態で食事に供することができるように構成されている。つまり、食品保存兼加熱容器として提供されている。
特開2022-102432号公報 特開2014-981号公報
ところで、従来の食品保存兼加熱容器は、電子レンジに対応可能とするため、耐熱性プラスチック、例えば、ポリプロピレン等により成形されているに過ぎない。特に、電子レンジにより保存していた調理済の食材を加熱するとき、どのように構成すれば美味しく温めることができるかの点について、未解決の課題を有している。
本考案は、上記問題を解決し、調理済の食品を保存したままの状態から電子レンジ加熱する際に美味しく温めることができる食品保存兼加熱容器を提供することを課題としている。
そこで、本考案が手段として構成したところは、調理済の食材を保存すると共に、保存した食材を電子レンジ加熱により温めた状態で食事に供するための食品保存兼加熱容器であり、底壁と周壁を備えた上部開口状の外容器と、前記外容器に嵌脱自在に内嵌されると共に底壁と周壁を備えた上部開口状の内容器と、前記内容器を内嵌した外容器の開口部を密閉状態で施蓋する蓋体により構成され、前記内容器は、上部開口縁に外向きフランジを設け、該フランジに近接する周壁の上端部に貫通するスリットを設けると共に該スリットを周壁の周方向に間隔をあけて列設し、前記フランジを蓋体の下面に近接させられており、前記外容器と内容器は、両容器の底壁の間に水溜室を形成し、両容器の周壁の間に蒸気通路を形成し、該蒸気通路を前記スリットに連通させており、外容器に内嵌された内容器に調理済み食品を収容すると共に、前記水溜室に水を滞留させ、外容器に蓋体を施蓋した状態で、電子レンジ加熱することにより、蒸気通路を上昇する高温の蒸気をスリットから内容器の内部に進入させ、内部を加圧するように構成して成る点にある。
この際、前記内容器のスリットは、該内容器の周壁の上端部とフランジに跨って形成することが好ましい。
本考案の好ましい実施形態において、前記蓋体は、上面から陥没形成した凹部に、通気孔と、該通気孔を開閉する上下回動自在な操作片を設けており、前記操作片は、回動軸の両側に位置して、通気孔を開閉するバルブと、揺動アームを設けており、バルブが通気孔に挿入された状態で揺動アームは水平姿勢とされ、バルブが通気孔から押し上げられたとき揺動アームは下向き傾斜姿勢とされるように回動自在に構成され、前記凹部は、前記揺動アームが水平姿勢と下向き姿勢の間を回動するとき、該揺動アームに接触することにより回動を妨げ、所定の力が加えられたときに回動を許す制御手段が設けられている。
本考案によれば、調理済の食材を保存すると共に、保存した食材を電子レンジ加熱により温めた状態で食事に供することができ、加熱の際に、蒸気圧により、食材をまるで作り立てのように美味しく温め直すことができる食品保存兼加熱容器を提供することが可能になる。
本考案の実施形態に係る食品保存兼加熱容器に関して、外容器と内容器と蓋体を分離状態として示す斜視図である。 (A)は外容器に内容器を内嵌すると共に蓋体で施蓋した状態の断面図、(B)は蓋体の通気孔が閉鎖された状態の拡大断面図、(C)は蓋体の通気孔が開放された状態の断面図である。 食品保存兼加熱容器を電子レンジで加熱したときの作用を示す断面図である。 図3のA-A線断面図である。
以下図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
図1及び図2に示すように、食品保存兼加熱容器は、外容器1と、内容器2と、蓋体3により構成されており、それぞれ、電子レンジ加熱に耐えるプラスチック、例えば、ポリプロピレンにより一体成形されている。
(外容器)
外容器1は、平面視が矩形とされた底壁4と、該底壁の4辺から起立する周壁5を備えた上部開口状の容器により構成され、周壁5の上端に形成された開口縁部6の下側に外向きフランジ状のリブ7を形成し、リブ7の対向する2辺から張り出す把手部8を設けている。
(内容器)
内容器2は、前記外容器1に内嵌自在とされた底壁9と、該底壁の4辺から起立する周壁10を備えた上部開口状の容器により構成され、周壁10の上部開口縁に外向きフランジ11を設け、底壁9のコーナ部に位置して下面に座片12(図2(A)参照)を突設している。
前記内容器2の周壁5の上端部には、スリット13が貫通して形成されており、周壁5の全周にわたり、周方向に間隔をあけて多数のスリット13が列設されている。この際、スリット13は、周壁10の上端部にのみ形成しても良いが、図示実施形態の場合、周壁10の上端部とフランジ11に跨るように形成されている。
図2(A)に示すように、内容器2は、外容器1に内嵌されたとき、座片12が外容器1の底壁4に載置されることにより、両容器1、2の底壁4、9の間に水溜室14が形成されるように構成されている。
しかも、この状態で、両容器1、2の周壁5、9の間に蒸気通路15が形成されるように構成されており、蒸気通路15は、周壁5、9の全周に形成され、上端部において全てのスリット13に連通させられる。
更に、内容器2を外容器1に内嵌した状態において、内容器2のフランジ11の外周縁が外容器1の周壁5の上端部の内周縁に近接させられており、これにより位置決めされるので、前記蒸気通路15が全周に形成される。
この際、前記内容器2のフランジ11の上端の高さは、外容器1の開口縁部6の上端を越えないが、近接位置まで延びており、これにより、後述のように蓋体3を外容器1の開口縁部6に外嵌したとき、フランジ11の上端が蓋体3の下面に近接させられるように構成されている。
(蓋体)
蓋体3は、前記内容器2の上部開口部を被う矩形の蓋板部16の周囲に沿って矩形状に延びる環状帯17を形成し、該環状帯の外周縁から嵌着部18を垂設し、嵌着部18の下端縁に外向きに突出するリブ19を周設している。
図2に示すように、蓋体3は、前記嵌着部18を外容器1の開口縁部6に外嵌することにより、外容器1を施蓋する。この際、外容器1には内容器2が嵌入されており、外容器1の開口縁部6の上端と内容器2のフランジ11の上端に対して、蓋体3の前記環状帯17の下面が近接させられるように構成されている。
図示実施形態の場合、蓋体3は、上面から陥没する凹部20を形成しており、該凹部20の内部には、通気孔21と、該通気孔21を開閉する上下回動自在な操作片22が設けられている。
前記操作片22は、回動軸23を中心とするシーソーを形成しており、該回動軸の両側に位置して、前記通気孔21を開閉するバルブ24と、揺動アーム25を設けている。図2(B)(C)に示すように、操作片22は、バルブ24が通気孔21に挿入されて閉鎖した状態では揺動アーム25を水平姿勢としており、バルブ24が通気孔21から押し上げられて脱出した状態では揺動アーム25を下向き姿勢とするように回動自在に構成されている。
この際、前記凹部20は、揺動アーム25が水平姿勢と下向き姿勢の間を回動するとき、該揺動アーム25に接触することにより回動を妨げ、所定の力が加えられたときに回動を許す突起により形成された制御手段26を設けている。
(作用)
本考案の食品保存兼加熱容器により、調理済の食材を保存する場合は、内容器2に食材ないし食品Fを収容すると共に外容器1に内嵌し、蓋体3により施蓋した状態で、所定場所、例えば、冷蔵庫で保存する。尚、本明細書において使用する食材の語と、食品の語は、特に区別すべき意味を有していない。
そこで、保存した食材を電子レンジ加熱により温めた状態で食事に供する場合は、一旦、蓋体3を開蓋することにより、前記水溜室14に水Wを注入し、再び、施蓋した後、電子レンジに装入して加熱する。尚、食材を保存する際に、予め水溜室14に水を注入しておき、その状態として冷蔵庫等で保存しても良い。
図3及び図4に示すように、内容器2の食材Fと共に水溜室14の水Wが同時に、電子レンジで加熱されることにより、水溜室14から蒸気通路15に向けて蒸気Sが上昇し、上昇した蒸気は、図示矢印で示すように、スリット13を介して、内容器2の上部空間に進入することにより、食材Fに対して上方から下方に向けて圧力Pを与える。
蒸気通路15の上端は、相互に近接配置された外容器1の開口縁部6と内容器2のフランジ11により狭められ、更に、その上には蓋体3の環状帯17が近接配置されているので、水溜室14から上昇する蒸気Sにより蒸気通路15の内部圧力を十分に高めることができる。
このため、蒸気通路15で高圧状態とされた蒸気Sがスリット13をオリフィスとして内容器2の内部に向けて噴出し、内容器2の内部圧力を高めることにより、食材Fをまるで作り立てのように美味しく、ふっくらと温め直すことができる。
ところで、前述のようにして内容器2の内部圧力が高められた後も、引き続き電子レンジ加熱が行われ、水溜室14から蒸気通路15を経て作用する蒸気圧により、更に、内容器2の内部圧力が高められたときは、蓋体3の凹部20に設けた通気孔21に圧力が作用してバルブ24を押し上げる。所定圧力を超える押圧力が作用したとき、揺動アーム25が制御手段26を乗り越えることにより操作片22を回動させ、通気孔21を開放する。これにより、内容器2の内部圧力を減じることができる。
電子レンジ加熱により美味しく温められた食材Fは、内容器2から皿やその他の食器に移し替える等、適宜、食事に供すれば良い。尚、前記操作片22は、ユーザの指先でバルブ24の上から押下げれば、元の水平姿勢に戻すことができる。
1 外容器
2 内容器
3 蓋体
4 底壁
5 周壁
6 開口縁部
7 リブ
8 把手部
9 底壁
10 周壁
11 フランジ
12 座片
13 スリット
14 水溜室
15 蒸気通路
16 蓋板部
17 環状帯
18 嵌着部
19 リブ
20 凹部
21 通気孔
22 操作片
23 回動軸
24 バルブ
25 揺動アーム
26 制御手段
F 食材
W 水
S 蒸気
P 圧力

Claims (3)

  1. 調理済の食材を保存すると共に、保存した食材を電子レンジ加熱により温めた状態で食事に供するための食品保存兼加熱容器であり、
    底壁(4)と周壁(5)を備えた上部開口状の外容器(1)と、前記外容器に嵌脱自在に内嵌されると共に底壁(9)と周壁(10)を備えた上部開口状の内容器(2)と、前記内容器を内嵌した外容器の開口部を密閉状態で施蓋する蓋体(3)により構成され、
    前記内容器(2)は、上部開口縁に外向きフランジ(11)を設け、該フランジに近接する周壁の上端部に貫通するスリット(13)を設けると共に該スリットを周壁の周方向に間隔をあけて列設し、前記フランジを蓋体の下面に近接させられており、
    前記外容器と内容器は、両容器の底壁の間に水溜室(14)を形成し、両容器の周壁の間に蒸気通路(15)を形成し、該蒸気通路を前記スリット(13)に連通させており、
    外容器に内嵌された内容器に調理済み食品を収容すると共に、前記水溜室(14)に水を滞留させ、外容器に蓋体を施蓋した状態で、電子レンジ加熱することにより、蒸気通路(15)を上昇する高温の蒸気をスリットから内容器(2)の内部に進入させ、内部を加圧するように構成して成ることを特徴とする食品保存兼加熱容器。
  2. 前記内容器のスリット(13)は、該内容器の周壁(10)の上端部とフランジ(11)に跨って形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の食品保存兼加熱容器。
  3. 前記蓋体(3)は、上面から陥没形成した凹部(20)に、通気孔(21)と、該通気孔を開閉する上下回動自在な操作片(22)を設けており、
    前記操作片は、回動軸(23)の両側に位置して、通気孔を開閉するバルブ(24)と、揺動アーム(25)を設けており、バルブが通気孔に挿入された状態で揺動アームは水平姿勢とされ、バルブが通気孔から押し上げられたとき揺動アームは下向き傾斜姿勢とされるように回動自在に構成され、
    前記凹部は、前記揺動アームが水平姿勢と下向き姿勢の間を回動するとき、該揺動アームに接触することにより回動を妨げ、所定の力が加えられたときに回動を許す制御手段(26)が設けられて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品保存兼加熱容器。
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