JP3239822B2 - ワイヤハーネス用クランプ - Google Patents

ワイヤハーネス用クランプ

Info

Publication number
JP3239822B2
JP3239822B2 JP30031897A JP30031897A JP3239822B2 JP 3239822 B2 JP3239822 B2 JP 3239822B2 JP 30031897 A JP30031897 A JP 30031897A JP 30031897 A JP30031897 A JP 30031897A JP 3239822 B2 JP3239822 B2 JP 3239822B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
blade
locking
wire harness
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30031897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11136836A (ja
Inventor
幸弘 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP30031897A priority Critical patent/JP3239822B2/ja
Publication of JPH11136836A publication Critical patent/JPH11136836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3239822B2 publication Critical patent/JP3239822B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に配索する
ワイヤハーネスを車体に固定するクランプに関し、詳し
くは、ワイヤハーネスに取り付けたクランプの係止部を
車体側に設けた係止穴に挿入係止してワイヤハーネスを
車体に取り付けるものにおいて、上記クランプを係止穴
から離脱して、ワイヤハーネス車体から容易に取り外せ
るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のボデー(車体)に沿って配索さ
れるワイヤハーネスには、所要位置にバンドタイプある
いは基板タイプのクランプを予め取り付けておき、該ク
ランプの羽根状の係止部を車体に穿設した係止穴に押し
込むで係止し、よって、ワイヤハーネスを車体に固定し
ている。
【0003】近時、自動車の部品や材料の分別廃棄やリ
サイクルの必要性が高まっており、上記クランプについ
ても、ワイヤハーネスを確実に車体に固定できるだけで
なく、必要に応じて、車体から容易に取り外してリサイ
クルできるようにすることが要望されている。
【0004】しかしながら、上記した一般的なクランプ
では、クランプを車体から取り外すためには、係止部を
指で内方に撓ませて係止穴から抜け出させて係止を解除
する必要があるが、実際には、ワイヤハーネスが邪魔を
して、クランプの係止部を内方へ撓ませることは困難
で、一旦クランプを車体に取り付けてしまうと、取り外
すことは出来なくなっている。
【0005】ボデーよりクランプを取り外せるようにし
たものとして、実開平7−23937号公報で図8
(A)(B)(C)に示すクランプが提案されている。
該クランプは係止部1aを立設したクランプ部材1と、
ワイヤハーネスW/Hにテープ巻き固定する取付部材2
とを別体として設け、クランプ部材1の歯止め爪1aを
取付部材2の弾性係止片2aで係止して組み合わせてい
る。該クランプを介して車体に取り付けたワイヤハーネ
スW/Hを車体から取り外す時、上記弾性係止片2aを
押し下げて取付部材2とクランプ部材1との係止を解
き、ワイヤハーネスW/Hを取付部材2と共に車体より
取り外している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記クランプは車体か
らワイヤハーネスを取り外す時、取付部材の弾性係止片
2aの自由端を押し下げなければ外れないが、この弾性
係止片2aは車体とワイヤハーネスとの間に挟まれた位
置にあるため、弾性係止片2aを押し下げることは非常
に困難である。
【0007】また、取付部材2をクランプ部材1と分離
してワイヤハーネスを車体から取り外しても、クランプ
部材1は車体側に残るため、車体側のリサイクルの妨げ
となる。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、クランプを車体より簡単に離脱させて、ワイヤハ
ーネスを車体より取り外すことが出来るようにすること
を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ワイヤハーネスにテープ巻き固定される
と共に長さ方向の中央部を屈曲可とした基板部と、該屈
曲点の右側から突出した軸部と該軸部より左側へ突出し
た羽根部を備えた第1係止部と、屈曲点の左側から突出
した軸部と該軸部より右側へ突出した羽根部を備えた第
2係止部とを備え、上記第1係止部と第2係止部の羽根
部を車体の係止穴に挿入係止する一方、上記基板部を屈
曲点で屈曲させて、第1係止部と第2係止部を傾斜させ
て各羽根部の上記車体の係止穴への係止を解除してクラ
ンプを車体より取り外す構成としているワイヤハーネス
用クランプを提供している。
【0010】上記基板部は長さ方向の中央部に薄肉ヒン
ジを設けて左右両側部を上記薄肉ヒンジを支点として屈
曲可としている。あるいは、上記基板部は長さ方向の中
央部で分割し、ピンを介して回転自在に連結している。
詳しくは、第1のワイヤハーネス用クランプは、細長い
平板形状の基板部(11)の長さ方向の中央位置(P)
より左右両側へと延在する開口(11c)を設け、該開
口(11c)の左右両端縁からは前後位相させて支持部
(13a、14a)を中央位置(P)まで突出させ、各
先端より軸部(13b、14b)を立設し、これら軸部
(13b)と(14b)を前後同一位置に設定し、右側
の軸部(13b)からは左側へと突出させた羽根部(1
3c)を設ける一方、左側の軸部(14b)からは右側
へと突出させた羽根部(14c)を設けて、それぞれ支
持部、軸部、羽根部からなる第1係止部(13)と、第
2係止部(14)を設け、上記第1係止部(13)と第
2係止部(14)とは離反する方向へ撓み易くしている
と共に、基板部(11)を折り曲げた時に逆方向の互い
に近接する方向へ倒れるようにして、車体の係止穴への
係止を解除して、車体より取り外す構成としている。上
記第1係止部(13)と第2係止部(14)の羽根部
(13c、14c)を他方の支持部(13a、14a)
の上方へと前後方向に延ばして、羽根部(13c、14
c)を基板部(11)の全幅方向に拡げ、かつ、対向す
る軸部(13b)、羽根部(13c)と軸部(14
b)、羽根部(14c)との間に隙間(C)を設けてい
る。第2のワイヤハーネス用クランプは、細長い平板形
状の基板部(11)の長さ方向の中央位置(P)の左右
両側に前後位相させて夫々小さい開口(11g、11
h)を設け、これら開口(11g、11h)の各先端縁
から、夫々軸部(13b、14b)を前後位相させて、
軸部(13b)から左側へ突出させた羽根部(13c)
を備えた第1係止部(13)と、軸部(14b)から右
側へ突出させた羽根部(14c)を備えた第2係止部
(14)を設け、上記第1係止部(13)と第2係止部
(14)とは離反する方向へ撓み易くしていると共に、
切り込みを支点として基板部(11)を折り曲げた時に
逆方向の互いに近接する方向へ倒れるようにして、車体
の係止穴への係止を解除して、車体より取り外す構成と
している。第3のワイヤハーネス用クランプは、細長い
平板形状の基板部(11)の長さ方向の中央位置(P)
で、基板部(11)を左右基板部材(32、31)に分
割して回転自在に軸着して折り曲げ可能とし、上記右基
板部材(31)の分割端縁の前部に軸部(13b)と羽
根部(13c)とからなる第1係止部(13)を突設す
る一方、左基板部材(32)の分割端縁の後部に軸部
(14b)と羽根部(14c)とからなる第2係止部
(14)を突設し、上記第1係止部(13)と第2係止
部(14)とは、軸部(13b、14b)とが前後同一
位置となり、第1係止部(13)の羽根部(13c)が
左側に、第2係止部(14)の羽根部(14c)が右側
へと突出し、両側基板板部(31、32)をピン(3
5)を支軸として屈折させると、羽根部(13c、14
c)が互いに近接する方向へ倒れて車体の係止穴への係
止を解除して、車体より取り外す構成としている。上記
右基板部材(31)の端縁(31a)の後部から支持部
(13a)を突設し、その先端から軸部(13b)を立
設し、該軸部(13b)から羽根部(13c)を突出さ
せると共に前部側へと延長させて基板部材の略全幅と
し、該支持部(13a)の前端面からピン(35)を突
設する一方、上記左基板部材(32)の端縁(32a)
は、その前部から支持部(14a)を突設し、その先端
から軸部(14b)を立設し、該軸部(14b)から羽
根部(14c)を突出させ、該羽根部(14c)を後部
側へと延長して基板部材の略全幅とし、該軸部(14
c)の底面に上記ピン(35)を差し込むピン溝(3
6)を形成し、かつ、軸部(13b)と(14b)との
間に隙間(C)をあけている。
【0011】上記のように基板部の長さ方向を中心とし
て屈曲可としているため、ワイヤハーネスを車体より取
り外す時、クランプ取付部の両側のワイヤハーネスを持
って折り曲げると、クランプは屈曲点を支点として左右
の基板部が折り曲げられ、第1係止部と第2係止部が傾
斜して、各羽根部は車体係止穴との係止が外れる。よっ
て、ワイヤハーネスを手前に引っ張っると、クランプの
羽根部は車体係止穴から抜き出る。このように、ワイヤ
ハーネスを折り曲げて引っ張るだけで、クランプと共に
ワイヤハーネスを車体より簡単に取り外すことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0013】図1乃至図3は第1実施形態を示し、クラ
ンプ10は、細長い平板形状の基板部11の長さ方向の
中央位置Pに裏面側より幅方向にV形状の切り込みを入
れて薄肉ヒンジ12を設け、該薄肉ヒンジ12を支点と
して基板部11の左右両側部11aと11bとが折り曲
げられるように屈曲可能としている。
【0014】上記薄肉ヒンジ12を設けた基板部11の
中央部には左右両側部11aと11bとの両側へと延在
する開口11cを設けている。該開口11cの左右両端
縁からは前後位相させて支持部13a、14aを中央位
置Pまで部突出させ、各先端より軸部13b、14bを
立設し、これら軸部13bと14bとを前後同一位置に
設定している。これら右側の軸部13bからは左側へと
突出させた羽根部13cを設ける一方、左側の軸部14
bからは右側へと突出させた羽根部14cを設けて、支
持部13a、軸部13b、羽根部13cからなる第1係
止部13と、支持部14a、軸部14b、羽根部14c
からなる第2係止部14を設けている。
【0015】上記第1係止部13と第2係止部14と
は、言わば従来のクランプに設けられた係止部を2分割
した形態となっており、かつ、第1係止部13と第2係
止部14とは分離して逆方向へ撓み易くしている。か
つ、薄肉ヒンジ12を支点として基板部11を折り曲げ
た時に逆方向へ倒れるようにしている。
【0016】また、上記基板部11の長さ方向の両端に
テープ止め用の突起11d、11eを設けている。
【0017】上記構成からなるクランプ10は、その基
板部11の両端をワイヤハーネスW/Hにテープ15、
15で巻き付けて固定する。
【0018】ワイヤハーネスW/Hを自動車の車体20
に沿って配索する時、図2(A)に示すように、ワイヤ
ハーネスW/Hを直線状としてクランプ10の基板部1
1を水平とし、軸部13bと14bとが重なった第1係
止部13と第2係止部14を車体20の係止穴21に押
し込む。
【0019】この時、羽根部13c、14cは図2
(B)に示すように、軸部13b、14bが傾斜して係
止穴21を通過し、図2(C)に示すように、通過後に
原状復帰して、右側の第1係止部13の羽根部13cは
係止穴21の左端縁に係止する一方、左側の第2係止部
14の羽根部14cは係止穴21の右端縁に係止する。
この状態で、クランプ10を介してワイヤハーネスW/
Hは車体20に固定される。
【0020】図3(A)に示すように、車体20にクラ
ンプ10を介してワイヤハーネスW/Hを固定した状態
より、ワイヤハーネスW/Hを取り外す場合、図3
(B)に示すように、クランプ10の取付部分を略中央
を支点として、その左右両側のワイヤハーネスW/Hの
作業員が持って、ワイヤハーネスW/Hを折り曲げる。
【0021】上記折り曲げは、クランプ10の基板部1
1の中央位置Pに薄肉ヒンジ12を設けているため、容
易にワイヤハーネスW/Hを折り曲げることができる。
このようにワイヤハーネスW/Hを折り曲げると、クラ
ンプ10の基板部11は薄肉ヒンジ12を支点として左
右両側部11aと11bとが逆V形状に屈曲する。
【0022】上記屈曲で、右側の第1係止部13の軸部
13bは右側へと傾斜し、羽根部13cは係止穴21の
左端縁から外れる。同様に左側と第2係止部14の軸部
14bは左側へと傾斜し、羽根部14cは係止穴21の
右端縁から外れる。よって、この状態で、ワイヤハーネ
スW/Hを車体20がら離すことにより、図3(C)に
示すように、クランプ10を車体20から離脱させるこ
とができ、ワイヤハーネスW/Hをクランプ10と共に
車体20から取り外せる。
【0023】このように、ワイヤハーネスW/Hを折り
曲げて引っ張るだけで、クランプ10を車体20から離
脱させることができ、クランプ10を車体20側に残す
ことなく、ワイヤハーネスW/Hを車体20から極めて
簡単に取り外すことができる。
【0024】図4および図5は第1実施形態の変形例を
示す。図4に示す第1変形例が第1実施と相違する点
は、基板部11の中央に大きな開口を設けず、中央の薄
肉ヒンジ12の両側に前後位相させて夫々小さい開口1
1g、11hを設け、これら開口11gと11hの先端
から、支持部を介さずに、直接的に軸部13bと羽根部
13cを備えた第1係止部13軸部14bと羽根部14
cを備えた第2係止部14を設けている点である。
【0025】上記第1変形例のクランプ10は、第1実
施形態と同様に、ワイヤハーネスを車体から取り外す
時、ワイヤハーネスを折り曲げると、基板部11も薄肉
ヒンジ12を支点として屈曲し、第1及び第2係止部1
3、14の羽根部13c、14cによる係止が解かれ、
クランプ10をワイヤハーネスと共に車体から取り外す
ことができる。
【0026】図5に示す第2変形例が第1実施形態と相
違する点は、第1係止部13と第2係止部14の羽根部
13c、14cを他方の支持部13a、14aの上方へ
と前後方向に延ばして、羽根部13cと14cとを基板
部11の全幅方向に拡げ、かつ、対向する軸部13b、
羽根部13cと軸部14b、羽根部14cとの間に隙間
Cを設けている点である。
【0027】上記第2変形例のように羽根部13c、1
4cの幅を広げると、ワイヤハーネスの車体取付時にク
ランプの係止面積が増大して強固に固定することができ
る。一方、ワイヤハーネス取り外し時には、隙間Cを設
けているため、第1係止部13と第2係止部14とが互
いに干渉せずに傾斜して、車体の係止穴から離脱させる
ことができる。
【0028】図6(A)(B)は第2実施形態を示す。
第2実施形態では基板部11を、中央部に薄肉ヒンジを
設けて折り曲げ可能とする代わりに、左右基板部材3
2、31に分割して回転自在に軸着して折り曲げ可能と
している。
【0029】即ち、右基板部材31の分割端縁31aの
前部に軸部13bと羽根部13cとからなる第1係止部
13を突設すると、分割端縁31aの後端に軸受部33
を突設し、その前端面にピン穴34を設けている。ま
た、軸部13bの後端面に対向してピン穴(図示せず)
を設けている。一方、左基板部材32の分割端縁32a
の後部に軸部14bと羽根部14cとからなる第2係止
部14を突設し、軸部14bの前後両端面にピン35を
突設している。
【0030】上記右基板部材31と左基板部材32と
は、第2係止部14の軸部14の前後両端面より突設し
たピン35を、右基板部材31のピン穴34に回転自在
に挿入することにより、両側基板部材31と32とを折
り曲げ可能に結合している。この状態で第1係止部13
と第2係止部14とは軸部13bと14bとが前後同一
位置となり、第1係止部13の羽根部13cが左側に、
第2係止部14の羽根部14cが右側へと突出する。
【0031】上記のように折り曲げ可能にピンで結合し
て形成したクランプ10は、第1実施形態と同様にワイ
ヤハーネスにテープ巻き固定して取り付ける。この状態
で、車体の係止穴に押し込んで係止する。ワイヤハーネ
スを車体から取り外す場合、第1実施形態と同様にワイ
ヤハーネスをもって折り曲げると、ピン35を支点とし
て左右基板部材が屈曲し、第1および第2係止部13、
14の羽根部13c、14cと車体係止穴との係止が外
れて、ワイヤハーネスを引っ張ることにより、クランプ
10と共に車体から取り外すことができる。
【0032】図7(A)(B)は第2実施形態の変形例
を示す。この変形例では、右基板部材31の端縁31a
の後部から支持部13aを突設し、その先端から軸部1
3bを立設し、該軸部13bから羽根部13cを突出さ
せている。該羽根部13cを前部側へと延長して、羽根
部13cの幅を基板部材の略全幅としている。また、支
持部13aの前端面からピン35を突設している。
【0033】同様に、左基板部材32の端縁32aは、
その前部から支持部14aを突設し、その先端から軸部
14bを立設し、該軸部14bから羽根部14cを突出
させ、該羽根部14cを後部側へと延長して、羽根部1
4cの幅を基板部材の略全幅としている。また、軸部1
4cの底面に上記ピン35を差し込むピン溝36を形成
している。
【0034】上記右基板部材31と左基板部材32と
は、右基板部材31の羽根部13cを左側へと突出さ
せ、左基板部32の羽根部14cを右側へと突出させ、
左右入れ替えた状態で、ピン35をピン溝36に押し込
み、ピン35を支点として折り曲げ自在に結合してい
る。この結合状態で、右基板部材31の羽根部13cは
左側に、左基板部材32の羽根部14cは右側へと位置
し、軸部13bと14bとの間には、前記第1実施形態
の第2変形例と同様に隙間Cをあけている。
【0035】上記変形例のクランプも第2実施形態と同
様に、ワイヤハーネスを折り曲げると、ピン35を支点
として屈曲し、両側羽根部13cと14cが車体係止穴
から外れ、ワイヤハーネスをクランプと共も車体から簡
単に取り外すことができる。かつ、隙間Cをあけている
ため、両側羽根部13cと14cとが傾斜した時に干渉
しない。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のクランプは、両端をテープ巻き固定する基板を、その
長さ方向の中心で屈曲可とし、該屈曲点を挟んで、係止
部を分割して第1係止部と第2係止部とを突設している
ため、該クランプを取り付けたワイヤハーネスを折り曲
げると、クランプが屈曲し、上記分割した第1係止部と
第2係止部の羽根部が傾斜して車体係止穴から外れる。
このように、ワイヤハーネスを車体から取り外す時、ワ
イヤハーネスを折り曲げた状態で、手前に引っ張るだけ
で、クランプと共にワイヤハーネスを車体から極めて簡
単に取り外すことができる。
【0037】また、ワイヤハーネスを車体から取り外し
た時、クランプが車体側に残らないため、車体のリサイ
クル性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のクランプの斜視図で
ある。
【図2】 (A)(B)(C)は第1実施形態のクラン
プを車体に取り付ける工程を示す概略図である。
【図3】 (A)(B)(C)は第1実施形態のクラン
プを車体に取り外す工程を示す概略図である。
【図4】 第1実施形態の第1変形例のクランプを示す
斜視図である。
【図5】 第1実施形態の第2変形例のクランプを示す
斜視図である。
【図6】 (A)は第2実施形態のクランプの分解斜視
図、(B)は組み立てた状態のクランプを裏面側から見
た斜視図である。
【図7】 第2実施形態の変形例のクランプの分解斜視
図、(B)は組み立てた状態のクランプを裏面側から見
た斜視図である。
【図8】 従来例を示し、(A)はクランプをワイヤハ
ーネスに取り付けた斜視図、(B)は分解斜視図、
(C)は取り外し工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 クランプ 11 基板部 11a、11b 左右両側部 12 薄肉ヒンジ 13 第1係止部 14 第2係止部 13b、14b 軸部 13c、14c 羽根部 20 車体 21 係止穴 35 ピン W/H ワイヤハーネス

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い平板形状の基板部(11)の長さ
    方向の中央位置(P)より左右両側へと延在する開口
    (11c)を設け、該開口(11c)の左右両端縁から
    は前後位相させて支持部(13a、14a)を中央位置
    (P)まで突出させ、各先端より軸部(13b、14
    b)を立設し、これら軸部(13b)と(14b)を前
    後同一位置に設定し、右側の軸部(13b)からは左側
    へと突出させた羽根部(13c)を設ける一方、左側の
    軸部(14b)からは右側へと突出させた羽根部(14
    c)を設けて、それぞれ支持部、軸部、羽根部からなる
    第1係止部(13)と、第2係止部(14)を設け、 上記第1係止部(13)と第2係止部(14)とは離反
    する方向へ撓み易くしていると共に、基板部(11)を
    折り曲げた時に逆方向の互いに近接する方向へ倒れるよ
    うにして、車体の係止穴への係止を解除して、車体より
    取り外す構成としている ワイヤハーネス用クランプ。
  2. 【請求項2】 上記第1係止部(13)と第2係止部
    (14)の羽根部(13c、14c)を他方の支持部
    (13a、14a)の上方へと前後方向に延ばして、羽
    根部(13c、14c)を基板部(11)の全幅方向に
    拡げ、かつ、対向する軸部(13b)、羽根部(13
    c)と軸部(14b)、羽根部(14c)との間に隙間
    (C)を設けている請求項1に記載のワイヤハーネス用
    クランプ。
  3. 【請求項3】 細長い平板形状の基板部(11)の長さ
    方向の中央位置(P)の左右両側に前後位相させて夫々
    小さい開口(11g、11h)を設け、これら開口(1
    1g、11h)の各先端縁から、夫々軸部(13b、1
    4b)を前後位相させて、軸部(13b)から左側へ突
    出させた羽根部(13c)を備えた第1係止部(13)
    と、軸部(14b)から右側へ突出させた羽根部(14
    c)を備えた第2係止部(14)を設け、 上記第1係止部(13)と第2係止部(14)とは離反
    する方向へ撓み易くしていると共に、基板部(11)を
    折り曲げた時に逆方向の互いに近接する方向へ倒れるよ
    うにして、車体の係止穴への係止を解除して、車体より
    取り外す構成としている ワイヤハーネス用クランプ。
  4. 【請求項4】 細長い平板形状の基板部(11)の長さ
    方向の中央位置(P )で、基板部(11)を左右基板部
    材(32、31)に分割して回転自在に軸着して折り曲
    げ可能とし、 上記右基板部材(31)の分割端縁の前部に軸部(13
    b)と羽根部(13c)とからなる第1係止部(13)
    を突設する一方、左基板部材(32)の分割端縁の後部
    に軸部(14b)と羽根部(14c)とからなる第2係
    止部(14)を突設し、 上記第1係止部(13)と第2係止部(14)とは、軸
    部(13b、14b)とが前後同一位置となり、第1係
    止部(13)の羽根部(13c)が左側に、第2係止部
    (14)の羽根部(14c)が右側へと突出し、両側基
    板板部(31、32)をピン(35)を支軸として屈折
    させると、羽根部(13c、14c)が互いに近接する
    方向へ倒れて車体の係止穴への係止を解除して、車体よ
    り取り外す構成としているワイヤハーネス用クランプ。
  5. 【請求項5】 上記右基板部材(31)の端縁(31
    a)の後部から支持部(13a)を突設し、その先端か
    ら軸部(13b)を立設し、該軸部(13b)から羽根
    部(13c)を突出させると共に前部側へと延長させて
    基板部材の略全幅とし、該支持部(13a)の前端面か
    らピン(35)を突設する一方、 上記左基板部材(32)の端縁(32a)は、その前部
    から支持部(14a)を突設し、その先端から軸部(1
    4b)を立設し、該軸部(14b)から羽根部(14
    c)を突出させ、該羽根部(14c)を後部側へと延長
    して基板部材の略全幅とし、該軸部(14c)の底面に
    上記ピン(35)を差し込むピン溝(36)を形成し、
    かつ、軸部(13b)と(14b)との間に隙間(C)
    をあけている請求項4に記載のワイヤハーネス用クラン
    プ。
JP30031897A 1997-10-31 1997-10-31 ワイヤハーネス用クランプ Expired - Fee Related JP3239822B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30031897A JP3239822B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 ワイヤハーネス用クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30031897A JP3239822B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 ワイヤハーネス用クランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11136836A JPH11136836A (ja) 1999-05-21
JP3239822B2 true JP3239822B2 (ja) 2001-12-17

Family

ID=17883347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30031897A Expired - Fee Related JP3239822B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 ワイヤハーネス用クランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3239822B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11136836A (ja) 1999-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101404736B1 (ko) 클립
EP1832791B1 (en) A fixture
JP2001063364A (ja) 止め具
JP3239822B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JPH0330207Y2 (ja)
JPH06275967A (ja) 固定具
JP6851268B2 (ja) 自動車用カバー部材およびその取付構造
JP3119435B2 (ja) ワイヤハーネス用クリップ
JP3334654B2 (ja) 車両用バンパーの取付け構造
JP2007215353A (ja) 取付具
JP2007110806A (ja) 取付具
JP4001525B2 (ja) クリップ及びクリップの固定構造
JP2007181363A (ja) 取付具
JP3073478B2 (ja) ファイル
JPH0537623Y2 (ja)
JP2552581Y2 (ja) 車両部品取付用クリップ
JPH11123992A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのボデー取付構造
JPH0134377Y2 (ja)
JPH11275743A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP4248613B2 (ja) 照明器具の本体構造
JPH11230132A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP2000168461A (ja) 外装部品取付け用クリップ
JP2000115966A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP4132752B2 (ja) 電線クランプ
JP2000316217A (ja) 電気接続箱の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010911

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081012

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081012

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091012

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees