JP3239697B2 - 車両用変速操作装置 - Google Patents
車両用変速操作装置Info
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Description
変速操作部がインストルメントパネルまたはその近傍に
配設されてなる車両用変速操作装置に関する。
て、変速機に変速指示を与えている。具体的には、シフ
トレバーによる手動操作によりマニュアル式変速機を変
速させたり、セクレターレバーによる手動変速により自
動変速機の自動変速のモードを切換えたりすることが行
なわれている。
10911号公報、特開平5−246262号公報に開
示されているようにハンドルの側方に在るインストルメ
ント部分に、マニュアル操作用のシフトレバーあるいは
自動変速操作用のセレクタレバーを有する変速操作部を
配設して、必要な操作を行なえるようにした構造があ
る。
置は、ハンドルの近くに、シフトレバー,セレクターレ
バーなど操作レバーを有する変速操作部が配置されるの
で、ハンドルから離した手で素早く変速操作が行なえた
り、運転席と助手席との間を隔てている部分をなくせる
利点がある。
でその目的とするところは、このような利点を有した変
速操作装置において、インストルメントパネルや変速操
作部通じて加わる衝撃を低減できる車両用変速操作装置
を提供することにある。
に請求項1に記載した車両用変速操作装置は、一端部が
車体の運転席前方に配置された車体構成部材に固定さ
れ、他端部が車体の床面に固定されて設けられた支持部
材と、この支持部材に支持されて車体のインストルメン
トパネルまたはその近傍に配置された変速操作部と、支
持部材に設けられ、同支持部材へ入力された衝撃力を吸
収する衝撃吸収機構とを備えた車両用変速操作装置にお
いて、同衝撃吸収機構は、第1の作動開始荷重で衝撃吸
収をする第1の衝撃吸収機構と、前記第1の作動開始荷
重より大きい第2の作動開始荷重で衝撃吸収をする第2
の衝撃吸収機構とから、構成されたことにある。
作部あるいはインストルメントパネルから衝撃が入力さ
れたとすると、同衝撃力は小さな衝撃力に対しても衝撃
吸収が働くようになる。しかも、このような衝撃吸収が
なされたら、第2の衝撃吸収機構はそのままで、第1の
衝撃吸収機構だけを交換すれば、元の機能が得られるよ
うになる。
は、上記目的に加え、変速操作部から入力される衝撃の
吸収に適した構造とするために、衝撃吸収機構を変速操
作部より前方に配置したことにある。
作部から入力された衝撃力は、直ちに衝撃吸収機構で吸
収されるようになる。請求項3に記載した車両用変速操
作装置は、上記目的に加え、入力された衝撃力を有効的
に吸収させるために、衝撃吸収機構を蛇腹機構で構成し
たことにある。
構の縮小作動を利用して、衝撃が充分に吸収されるよう
になる。請求項4に記載した車両用変速操作装置は、後
方に向かって突出する突出部を有し、該突出部において
変速操作部を支持する支持部材において、上記目的に加
え、入力された衝撃力を短時間で吸収させるために、こ
の突出部に衝撃吸収機構を設けたことにある。
突出部に変速操作部と衝撃吸収機構との双方があるの
で、短時間で変速操作部から入力された衝撃力が衝撃吸
収機構で吸収されるようになる。
は、上記目的に加え、支持部材の各部を利用して、入力
された衝撃を吸収させるために、衝撃吸収機構を、支持
部材が複数に分割された複数の分割片とこれら分割片同
志を結合する結合部材とを有して構成し、かつ結合部材
で分割片相互を相対移動可能に結合するスライダー機構
を構成したことにある。
れた衝撃力は、複数に分割された支持部材の分割片とこ
れら分割片同士を結合する結合部材とを有し構成するス
ライド機構による分割片相互の相対移動によって吸収さ
れるようになる。
は、上記目的に加え、簡単な構造で衝撃吸収性能を得る
ために、スライダー機構を、結合する分割片相互のうち
の一方の分割片に衝撃吸収方向に延びる長孔または長溝
を有し、他方に長孔または長溝内の一部に挿入され所定
以上の荷重が加わると長孔または長溝に沿ってずれる係
合片とを有して構成したことにある。
上の荷重で衝撃力が、結合部を構成している分割片の一
方から入力されると、係合片が長孔または長溝内でずれ
を起こして、衝撃を吸収するようになる。
は、上記目的に加え、衝撃吸収性能が損なわれないよう
にするために、係合片を、長孔または長溝の端部に当接
するまでずれると衝撃力で剪断されるように構成したこ
とにある。
係合片が長孔または長溝の端部に当接すると、剪断を起
こし、結合していた分割片同士が分離するようになる。
請求項8に記載した車両用変速操作装置は、上記目的に
加え、一層、小さな衝撃力に対し有効で、かつメンテナ
ンス性を良好にするために、支持部材を、車体の運転席
前方に配置された車体構成部材と車体の床面との間に架
装される支持部材本体とこの支持部材本体から運転席後
方に向かって突出し変速操作部が装着される突出部とを
有して構成し、支持部材本体に作動開始荷重の大きな第
2の衝撃吸収機構を設け、突出部に作動開始荷重の小さ
な第1の衝撃吸収機構を設けたことにある。
入力されやすい変速操作部の近くに作動開始荷重の小さ
な衝撃吸収機構があるので、小さな衝撃力に対して最も
有効的に衝撃吸収が働くようになる。しかも、この衝撃
吸収機構は、後方に張り出て作業がしやすい突出部にあ
るから、交換作業は簡単である。
示す第1の実施形態にもとづいて説明する。図1は、車
両、例えば乗用車のフロントシート1(運転席,助手席
を含む;但し運転席しか図示していない)から前方を見
たときの車室を示し、図中2はフロントシート1の正面
に設けられたインストルメントパネルである。
トウィンド(図示しない)の下縁部にならい車幅方向に
沿って形成されている。このインストルメントパネル2
には、右側(運転席側)にメータパネル(図示しない)
が設けられ、左側(助手席側)にグローブボックス3が
設けられている。
で、ハンドル4の側方となる部位には、変速機器を納め
るためのカバー部5がフロントシート1側に張り出るよ
うに形成されている。
1側に突き出る角形の平面部5aを有し、かつフロア6
(床面)に向かって延びるような細長状の箱形を呈して
いる。なお、カバー部5は下部に向かうにしたがい退避
(フロントシート1から離れる)する形状をなしてい
て、カバー部5とフロントシート1側との間に通路のた
めの空間を確保してある。
る変速操作装置7が収容されている。図2にはこの側方
から見た変速操作装置7が示され、図3には変速操作装
置7の全体の構造が示されている。
ると、図中8は例えば鋳造を利用して一体に製作された
アルミ合金製の支持フレーム(支持部材に相当)であ
る。支持フレーム8の本体部8a(支持部材本体に相
当)は、例えば図3に示されるように台形の辺部のよう
に屈曲して上下方向に延びる例えば帯板状の一対のサイ
ドフレーム9,9と、これらサイドフレーム9,9間の
各部に介装された複数本のステー10とを有した略梯子
形をなしている。
ンストルメントパネル2内を車幅方向に挿通している車
体構成部材、例えばパイプ状のクロスデッキ11に、帯
板形のブラケット12およびボルトナット13を介して
固定されている。またサイドフレーム9,9の下端部
は、各フレーム端に形成した固定座9aを介して、フロ
ア6の上面にボルト14で固定されている。
がフロントシート1に向きでかつカバー部5の形状にな
らうようにして、クロスデッキ11とフロア6との間に
架装してある。
面部5aの直下に配置される据付座15が突き出てい
て、一体形支持フレーム8の全体を構成している。この
据付座15には、例えばマニュアル式の変速操作部16
が据え付けられている。
15は、各サイドフレーム9,9の下側に在る屈曲部9
b、同屈曲部9b,9b間に在るステー10の中間部分
から、それぞれ突出部としてアーム部15a〜15c
(突出部に相当)をフロントシート後方(車体後方)へ
向かい並行に突設して構成される。
も長手側を上下方向に向けた帯板状をなしていて、必要
な据付強度を得るようにしてある。これらアーム部15
a〜15cの上面の中間部分と突出端部分とには、それ
ぞれねじ孔(図示しない)が形成されている。
片側に在るアーム部15aと中間に在るアーム部15b
との組合わせで構成される装着部16aと、もう片側の
アーム部15cと中間に在るアーム部15bとの組合わ
せで構成される装着部16aとの二種類の装着部を形成
している。
6bのうちの片側を選択して据え付けてある。本実施の
形態では、マニュアル式ということで、例えば右側の装
着部16b(アーム部15bとアーム部15cとを組合
わせたもの)を選択して、これに変速操作部16を据え
付けてある。
は、前後両側に固定のための固定座17を有したベース
体18、このベース体18に立設された一対のフレーム
板19,19、これらフレーム板19,19間にセレク
ト(前後)方向およびシフト(左右)方向に揺動自在に
支持された操作レバー20、この操作レバー20のセレ
クト方向の動きに連動して揺動するセレクトレバー2
1、シフトレバー20のシフト方向の動きに連動して揺
動するシフトレバー22、操作レバー20とセレクトレ
バー21との間に介装され、操作レバー20を中立位置
に保持するスプリング21aを有して、ユニット構成さ
れている。
ーム部15b,15cの上面に載せられている。そし
て、変速操作部16の全体は、各固定座17に設けた通
孔(図示しない)からボルト23をねじ孔ヘ螺挿するこ
とによって、カバー部5の平面部5aの直下に据え付け
てある。
端側は、平面部5aに形成してあるレバー挿通口24を
貫通して、ハンドル4の側方へ突き出ていて、変速操作
を受け入れるようにしてある。
ケーブル25aを介して変速機29に接続され、シフト
レバー22はシフトケーブル22aを介して変速機29
に接続されていて、操作レバー20をセレクト方向,シ
フト方向に操作すると、変速機29で変速が行なわれる
ようにしてある。
ブ20aが設けてあり、またレバー挿通口24の開口は
カバー25で覆ってある。また各アーム部15a〜15
cには、例えば変速操作部16が据え付けられた部位を
除く領域、すなわち変速操作部16の前方となるアーム
部分の全領域に、それぞれ衝撃吸収機構26が設けられ
ている。
に示されるように各アーム部15a〜15cを構成する
帯板状部を、左右に複数、繰り返し曲げて蛇腹部を27
aを形成した蛇腹機構27が採用してある。
が伸びた状態に定められ、例えばアーム部15a〜15
cから所定値以上の衝撃が加わると、縮小動作、すなわ
ち塑性変位が生じる機能を有している。
いはカバー部5(インストルメントパネル2)から加わ
る衝撃を吸収できるようにしてある。つぎに、この衝撃
吸収の点について説明する。
あるいはインストルメントパネル2に衝撃力Fが入力さ
れたとする。この衝撃力Fは、図4(a)に示されるよ
うにアーム部15b,15c、サイドフレーム9,9を
経て、クロスデッキ11,フロア6へ伝わろうとする。
る蛇腹部27a(蛇腹機構27)は、図5に示されるよ
うに始めは曲がった各部が弾性変形を起こす。所定値以
上の衝撃力Fが加わるようになると、図4(b)に示さ
れるように蛇腹部7aが縮む塑性変形を起こす。
る間において蛇腹機構27(衝撃吸収機構26)で吸収
される。それ故、インストルメントパネル2や変速操作
部16を通じて加わる衝撃を低減することができる。
を配置すると、変速操作部16から入力された衝撃力F
は直ちに蛇腹機構27で吸収されるようになる。しか
も、フロントシート1側に向かって突き出ている同一部
材、すなわちアーム部15b,15cに、変速操作部1
6と蛇腹機構27との双方を設ける構造は、かなり変速
操作部16と蛇腹機構27との間を近くできる上、アー
ム部15b,15cの端とインストルメントパネル2と
の間も近くになるので、変速操作部16やインストルメ
ントパネル2から入力された衝撃を短時間で吸収するこ
とが可能となる。
用すると、蛇腹機構27の塑性変位を利用して、衝撃力
Fを充分に吸収することが可能で、有効な衝撃吸収性が
得られる。
衝撃吸収機構26として用いた例を挙げたが、それ以外
の機構を衝撃吸収機構26として用いてもよい。また変
速操作部16をインストメントパネル2の近傍に配置し
た構造でも、同様の効果を奏する。
形態を示す。本実施形態は、支持フレーム8を複数の分
割片と、各分割片同士を結合する結合部材で構成すると
ともに、結合部材に衝撃吸収機能を持たせて、変速操作
部16やインストルメントパネル2から加わる衝撃を低
減しようとしたものである。
び図7に示されるようにサイドフレーム9,9(含むス
テー10)、アーム部15a〜15c、固定座9a,9
a(いずれも分割片に相当)の各部に分割してある。
衝撃吸収方向に変位可能としたスライダー機構30a〜
30cで結合してある。つまり、これらスライダー機構
30a〜30cにより衝撃吸収機構を構成している。
説明すれば、サイドフレーム9,9とアーム部15a,
15cとの間を結合するスライダー機構30aには、つ
ぎのような構造が採用してある。
8に示されるように結合する両者のうちの一方、例えば
サイドフレーム側に、前後方向(衝撃吸収方向)に延び
る二つの長孔31を上下方向に沿って並設し、他方にピ
ン32(結合部材,係合片に相当)を突設し、同ピン3
2を長孔31内に挿入して、アーム部15a,15cと
サイドフレーム9b,9bとの間を、衝撃吸収方向と交
差する方向に延びるピン32を介して、相対移動可能に
結合する構造が用いてある。むろん、逆でも構わない。
イドフレーム9a,9bとの間で生じる相対変位を利用
して、アーム部15a,15cに伝わる衝撃力Fを吸収
できるようにしている。
揮される工夫として、長孔31の幅寸法より大きな外径
をもつピン32を採用して、該ピン32を長孔31の幅
寸法がピン32の外径と等しい部分31aに挿入し、所
定以上の荷重が加わると、長孔31の開口を押し拡げな
がら長孔31に沿ってずれるようにしてある。また、挿
入部分がピン32の外径より小さい幅寸法の場合、ピン
32は長孔に圧入されていてもよい。
ようする工夫として、ピン32は、ずれて長孔31の端
部に当接すると、例えば衝撃力Fで剪断を起こすような
設定がなされている。
すると、アーム部15a,15cとサイドフレーム9
a,9bとが分離するようにしてある。ステー10とア
ーム部15bとの間を結合するスライダー機構30bに
も、図9に示されるように結合する両者のうちの一方、
例えばサイドフレーム側に、前後方向(衝撃吸収方向)
に延び上下方向に並ぶ二つの長孔33を有するブラケッ
ト部34を設け、他方にピン35を突設し、スライダー
機構30aのときと同様、ピン35を長孔33内に挿入
して、アーム部15bとステー10との間を、衝撃吸収
方向と交差する方向に延びるピン35(結合部材,係合
片に相当)で、相対移動可能に結合する構造が用いてあ
る。
ー機構30bと同じにしてあり、同様に高い衝撃吸収性
能が発揮できるようにしてある。またサイドフレーム9
の下端部とボルト止めされる固定座9aとの間を結合す
るスライダー機構30cにも、図10および図11に示
されるように結合する両者のうちの一方、例えば固定座
側に、前後方向(衝撃吸収方向)に延びる長孔36を設
け、他方にピン37を突設し、スライダー機構30aの
ときと同様、ピン37を長孔36内に挿入して、サイド
フレーム9の下端部と固定座9aとの間を、衝撃吸収方
向と交差する方向に延びるピン37で、相対移動可能に
結合する構造が用いてある。
イダー機構30bと同じにしてあり、同様に高い衝撃吸
収性能が発揮できるようにしてある。なお、図10およ
び図11中の38は、固定座9aに穿設してある、ボル
ト14が挿通するボルト挿通孔を示す。
より、支持フレーム8の各結合部分を利用して、変速操
作部16、インストルメントパネル2からの衝撃を吸収
するようにしてある。
に示されるようにサイドフレーム9aの上端部とブラケ
ット12との間の結合にも、スライダー機構30bと同
様、長孔39とボルトナット13とを用いたスライダー
機構30dが採用されていて、スライダー機構30a〜
30cと共同して、高い衝撃吸収性能が発揮されるよう
にしてある。
の代わりにねじ軸を、また長孔の代わりに前後方向(衝
撃吸収方向)に延びる長溝を用いても、同様の効果を奏
する。
実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省
略した。図13は、本発明の第3の実施形態を示す。
衝撃吸収機構を設けたものである。すなわち、本実施形
態によると、支持フレーム8の各部、例えば各サイドフ
レーム9,9の上段部分、各アーム部15a〜15c、
固定座9a,9aには、それぞれ衝撃吸収機構26a〜
26cが設けてある。
れぞれ在る衝撃吸収機構26bには、例えば先の第1の
実施形態と同じ蛇腹機構27を用いた構造が採用してあ
る。またサイドフレーム9,9の上段部分にそれぞれ在
る衝撃吸収機構26aには、例えばサイドフレーム9の
上端部と上段側の屈曲部9cとで挟まれるフレーム部分
を蛇腹状に折り曲げてなる蛇腹機構45(先の第1の実
施形態で述べた構造と同様)を用いた構造が採用してあ
る。
吸収機構26cには、例えば先の第2の実施形態と同じ
長孔36とピン37との組合わせよりなるスライダー機
構30cを用いた構造が採用してある。
けられると、アーム部15a〜15cを通じて入力され
る衝撃力が、それぞれの衝撃吸収機構26により確実に
吸収されるから、より高い衝撃吸収性能が発揮し得るよ
うになる。
も有効な衝撃吸収性能が確保される工夫として、例えば
所定の小さい作動開始荷重で衝撃吸収動作がなされる設
定とした衝撃吸収機構26b、その作動開始荷重より大
きな作動荷重で衝撃吸収動作がなされる設定とした衝撃
吸収機構26a、さらにその作動開始荷重と同じかそれ
以上の作動開始荷重で衝撃吸収動作がなされる設定とし
た衝撃吸収機構26cを組合わせている。
さに応じて、小さい作動開始荷重F2 で衝撃吸収動作が
なされる設定とした衝撃吸収機構26b、それ以上の作
動開始荷重F1 の設定がなされた衝撃吸収機構26a、
さらにそれ以上の作動開始荷重F3 の設定がなされた衝
撃吸収機構26cで吸収されるようになる(F2 <F1
≦F3 )。
吸収機能が働き、有効な衝撃吸収機能が得られる。しか
も、この組合わせは、小衝撃の吸収がなされたときは、
作動開始荷重が大きな衝撃吸収機構26a,26cはそ
のまま(変位していない)なので、変位した衝撃吸収機
構26bだけを交換するだけで元の機能が回復し、メン
テナンスも簡単である。
開始荷重の大きな衝撃吸収機構26a,26cを設け、
アーム部15a〜15cに作動開始荷重の小さな衝撃吸
収機構26bを設けるようにすると、衝撃が入力されや
すい変速操作部16の近くに作動開始荷重の小さな衝撃
吸収機構26が在るので、小さな衝撃力に対して最も有
効的に衝撃吸収が働く。
ロントシート1側に張り出て作業がしやすいアーム部1
5a〜15cに在るから、交換作業は簡単ですむ。な
お、図13において、第1の実施形態と同じ部分には同
一符号を付してその説明を省略した。
して蛇腹機構,スライダー機構を採用した例を挙げた
が、これに限らず、他の機構を衝撃吸収機構として用い
てもよい。
施形態にも採用しても構わない。図14は、本発明の第
4の実施形態を示す。本実施形態は、支持フレーム8
を、例えばクロスデッキ11から変速操作部16が据え
付けられる据付座15までが一体となったフレーム部5
0と、据付座15からフロア6までのステー51と、固
定座9aとの三部材の組合わせから構成し、この支持フ
レーム8にそれぞれ衝撃吸収機構51a〜51cを設け
た構造である。
には、先の第1の実施形態と同様の蛇腹機構27で構成
される衝撃吸収機構51aが設けてある。またステー5
1の上端部と据付座15との間には、例えば据付座15
側に長孔52を設け、ステー51側に長孔52内に挿入
されるピン53を突設した、第2の実施形態のアーム部
に在る構造と同様のスライダー機構30aで構成される
衝撃吸収機構51bが設けてある。
の間には、例えば固定座9a側に長孔54を設け、ステ
ー51の下端に長孔54内に挿入されるピン55を突設
した、第2の実施形態のサイドフレーム下端に在る構造
と同様のスライダー機構30bで構成される衝撃吸収機
構51bが設けてある。
施形態と同様の効果を奏する。但し、先に説明した実施
形態と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略
した。
は、マニュアル式の変速操作部を採用したが、これに代
わりセレクタレバーを有する自動変速操作用の変速操作
部を据え付けるようにしてもよいことはいうまでもな
い。
明によれば、変速操作部やインストルメントパネルを通
じて加わる衝撃を衝撃吸収機構で低減することができ、
しかも、小さな衝撃力に対しても有効で、かつメンテナ
ンスが簡単ですむという効果を奏する。請求項2に記載
の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、変速操
作部から入力される衝撃を吸収するのに適した構造にす
ることができる。
又は請求項2の発明の効果に加え、入力された衝撃力を
有効的に吸収させることができる。請求項4に記載の発
明によれば、請求項1、請求項2又は請求項3の発明の
効果に加え、入力された衝撃力を短時間で吸収させるこ
とができる。
1、請求項2又は請求項4の発明の効果に加え、支持部
材の各部を利用して、入力された衝撃を吸収させること
ができる。
の発明の効果に加え、簡単な構造で衝撃吸収性能を得る
ことができる。請求項7に記載の発明によれば、請求項
6の発明の効果に加え、衝撃吸収性能が損なわれないよ
うになるという効果を奏する。
の発明の効果に加え、一層、小さな衝撃力に対し有効
で、かつメンテナンス性の点で良好になる。
を採用した車両のインストルメント回りを示す斜視図。
面図。
付いた衝撃吸収機構と共に説明するための斜視図。
説明するための図。
めの線図。
なる衝撃吸収機構を説明するための側面図。
構造を説明するための斜視図。
構造を説明するための斜視図。
を説明するための斜視図。
ン)の平面図。
を説明するための斜視図。
異なる衝撃吸収機構を説明するための側面図。
異なる衝撃吸収機構を説明するための側面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 一端部が車体の運転席前方に配置された
車体構成部材に固定され、他端部が前記車体の床面に固
定されて設けられた支持部材と、 この支持部材に支持されて前記車体のインストルメント
パネルまたはその近傍に配置された変速操作部と、 前記支持部材に設けられ、前記支持部材へ入力された衝
撃力を吸収する衝撃吸収機構とを備えた車両用変速操作
装置において、 前記衝撃吸収機構は、第1の作動開始荷重で衝撃吸収を
する第1の衝撃吸収機構と、前記第1の作動開始荷重よ
り大きい第2の作動開始荷重で衝撃吸収をする第2の衝
撃吸収機構とから構成された ことを特徴とする車両用変
速操作装置。 - 【請求項2】 前記衝撃吸収機構は、前記変速操作部よ
り前方に配置されていることを特徴とする請求項1に記
載の車両用変速操作装置。 - 【請求項3】 前記衝撃吸収機構は、蛇腹機構で構成さ
れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
の車両用変速操作装置。 - 【請求項4】 前記支持部材は、後方に向かって突出す
る突出部を有してなり、 この突出部に前記変速操作部が支持され、かつこの突出
部に前記衝撃吸収機構が設けられていることを特徴とす
る請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両用変速
操作装置。 - 【請求項5】 前記支持部材が、複数の分割片とこれら
分割片同士を結合する結合部材とを有して構成するとと
もに、前記衝撃吸収機構は、前記結合部材で前記分割片
相互を相対移動可能に結合するスライダー機構により構
成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
いずれか一つに記載の車両用変速操作装置。 - 【請求項6】 前記スライダー機構は、前記結合する分
割片相互のうちの一方の分割片に衝撃吸収方向に延びる
長孔または長溝を有し、 他方に前記長孔または長溝内の一部に挿入されて設けら
れ所定以上の荷重が加わると前記長孔または長溝に沿っ
てずれる係合片とを有して構成されることを特徴とする
請求項5に記載の車両用変速操作装置。 - 【請求項7】 前記係合片は、前記長孔または長溝の端
部に当接するまでずれると衝撃力で剪断されるように構
成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用
変速操作装置。 - 【請求項8】 前記支持部材が、前記車体の運転席前方
に配置された車体構成部材と前記車体の床面との間に架
装される支持部材本体とこの支持部材本体から運転席後
方に向かって突出する前記変速操作部が装着される突出
部とを有し、 前記支持部材本体に作動開始荷重の大きな第2の衝撃吸
収機構が設けられ、前記突出部に作動開始荷重の小さな
第1の衝撃吸収機構が設けられることを特徴とする請求
項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の車両用変速操
作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18424695A JP3239697B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 車両用変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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