JP3239600B2 - 自動変速機の変速ショック軽減装置 - Google Patents

自動変速機の変速ショック軽減装置

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JP3239600B2
JP3239600B2 JP06111694A JP6111694A JP3239600B2 JP 3239600 B2 JP3239600 B2 JP 3239600B2 JP 06111694 A JP06111694 A JP 06111694A JP 6111694 A JP6111694 A JP 6111694A JP 3239600 B2 JP3239600 B2 JP 3239600B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクセルペダルを釈放
した惰性走行から、アクセルペダルを踏み込んだパワー
オン走行への移行に伴う自動変速機の変速時における変
速ショックを軽減するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、Vベルト式やトロイダル
式の無段変速機であるか、歯車式の有段変速機であるか
を問わず、例えば日産自動車(株)発行「RE4R01
A型オートマチックトランスミッション整備要領書」
(A261C07)に記載の自動変速機に見られる如
く、自動変速機の前段におけるエンジンの負荷状態(通
常スロットル開度)および車速に基づいて好適な変速比
を決定し、この変速比が達成されるような変速制御を行
う構成にする。
【0003】従って、アクセルペダルを釈放した惰性走
行からアクセルペダルを踏み込んだパワーオン走行に移
行する時、自動変速機は当該アクセルペダル操作に応答
して変速(通常ダウンシフト変速)を生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、該変速に伴
う変速ショックの大きさは、上記アクセルペダル操作に
よるエンジン出力の立ち上がりとの関連において、以下
の如くに大きな影響を受ける。この影響は、当該走行状
態では通常、エンジンと自動変速機との間に介装したト
ルクコンバータを、入出力要素間が直結されたロックア
ップ状態にすることから、甚大である。
【0005】ここで上記の影響を詳述するに、エンジン
出力の立ち上がりに対し自動変速機の変速が相対的に早
い場合、図7にaで示す変速機出力トルク波形から明ら
かなように、トルクコンバータがロックアップ状態であ
ることとも相俟って、先ず変速によるトルクの引き込み
が発生し、その後エンジン出力の立ち上がりに伴う突き
上げショックが発生する。逆にエンジン出力の立ち上が
りに対し自動変速機の変速が相対的に遅い場合、図7に
bで示す変速機出力トルク波形から明らかなように、ト
ルクコンバータがロックアップ状態であることとも相俟
って、急激なエンジン出力の立ち上がりに伴う大きな突
き上げショックが発生する。これらショックの問題は、
伝動特性上トルクコンバータのロックアップ領域を低車
速まで拡げ得て、当該ロックアップ領域の拡大を採用し
た無段変速機において、また惰性走行中は燃費向上のた
めエンジンへの燃料供給を中止するフューエルカット装
置付エンジンの場合、特に顕著となる。
【0006】ところで、エンジン出力の立ち上がりと自
動変速機の変速とが同期すると、図7にcで示す変速機
出力トルク波形から明らかなように、トルクコンバータ
がロックアップ状態であっても、変速によるトルクの引
き込みと、エンジン出力の立ち上がりによるトルクの突
き上げとが相殺され、変速ショックが小さくなる。しか
して実際上、上記文献に記載のものに代表される従来の
自動変速機にあっては、エンジン出力の立ち上がりと自
動変速機の変速とが同期することは殆ど有り得ず、その
理由は、エンジン出力の立ち上がりと、自動変速機の変
速とが、個々の応答遅れを持って発生し、特に自動変速
機の変速応答遅れがエンジン出力の立ち上がりの遅れよ
りもかなり大きいし、また作動油温等によって様々に異
なるからである。従って従来の自動変速機では、惰性走
行からパワーオン走行への移行に伴って生ずる変速時、
大きな変速ショックを生じ易い。
【0007】本発明は、ロックアップ状態での惰性走行
中、アクセルペダルの踏み込みによりパワーオン走行に
移行した時、当該移行に伴う自動変速機の実際の変速開
始と、エンジン出力の立ち上がりとを同期させること
で、上記変速ショックの問題を解消することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
の変速ショック軽減装置は、図1(a)に概念を示す如
く、惰性走行中はフューエルカット装置により燃料供給
を中止されるようにしたフューエルカット装置付エンジ
ンと、該エンジンからの動力を流体伝動装置を経て入力
される自動変速機とのタンデム結合になり、惰性走行中
は前記流体伝動装置を入出力要素間が直結されたロック
アップ状態にするパワーユニットにおいて、前記惰性走
行からパワーオン走行への移行を検知する走行状態切り
換え検知手段と、該手段による走行状態の切り換えの検
知から所定時間遅れて、前記フューエルカット装置の非
作動を指令するフューエルリカバー遅延手段とを具備
し、前記所定時間を、前記走行状態の切り換えに伴う自
動変速機の変速応答遅れ後におけるダウンシフト変速の
開始タイミングに合わせて、前記フューエルカット装置
の非作動によるエンジン出力の立ち上がりが発生するよ
う決定することで、前記ダウンシフト変速によるトルク
の引き込みと、前記エンジン出力の立ち上がりによるト
ルクの突き上げとのタイミング合わせにより、惰性走行
からパワーオン走行への移行時における変速ショックを
軽減するよう構成したことを特徴とするものである。
【0009】また第2発明の変速ショック軽減装置にお
いては、上記第1発明におけるフューエルリカバー遅延
手段は、前記走行状態切り換え検知手段による検知から
前記変速応答遅れ相当の時間が経過した後、最初に点火
される気筒に対して、フューエルリカバーを開始するよ
う、前記走行状態切り換え検知手段による検知から所定
時間遅れて前記フューエルカット装置の非作動を指令す
る構成とし、上記気筒での最初の点火に調時して自動変
速機の前記ダウンシフト変速が開始されるよう、変速指
令を前記走行状態切り換え検知手段による検知から所定
時間遅れて出力させる変速指令遅延手段を、図1(a)
に破線で示す如くに付加したことを特徴とするものであ
る。
【0010】更に第3発明の変速ショック軽減装置にお
いては、上記第2発明におけるフューエルリカバー遅延
手段は、前記走行状態切り換え検知手段による検知まで
の間におけるエンジンの回転をモニタし、該モニタ結果
から前記最初に点火される気筒を推定するよう構成した
ことを特徴とするものである。
【0011】第4発明の変速ショック軽減装置は、図1
(b)に概念を示す如く、エンジンからの動力を流体伝
動装置を経て入力される自動変速機を具え、惰性走行中
は前記流体伝動装置を入出力要素間が直結されたロック
アップ状態にするパワーユニットにおいて、前記惰性走
行からパワーオン走行への移行を検知する走行状態切り
換え検知手段と、該手段による走行状態の切り換えの検
知から、該走行状態の切り換えに伴う自動変速機の変速
応答遅れ後におけるダウンシフト変速の開始までの間、
エンジンの点火時期を遅らせる点火時期遅角制御手段と
を具備し、該点火時期遅角制御手段が、前記ダウンシフ
ト変速の開始タイミングに合わせて、前記点火時期の遅
角制御の終了によりエンジン出力を立ち上げることで、
該ダウンシフト変速によるトルクの引き込みと、該エン
ジン出力の立ち上げによるトルクの突き上げとのタイミ
ング合わせにより、惰性走行からパワーオン走行への移
行時における変速ショックを軽減するよう構成したこと
を特徴とするものである。
【0012】第5発明の変速ショック軽減装置において
は、上記第4発明における点火時期遅角制御手段が前記
ダウンシフト変速の開始を、自動変速機の入出力回転数
比から判別するよう構成したことを特徴とするものであ
る。
【0013】第6発明の変速ショック軽減装置において
は、上記第4発明における点火時期遅角制御手段が前記
ダウンシフト変速の開始を、エンジン回転数の時間変化
割合から判別するよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0014】第7発明の変速ショック軽減装置において
は、上記第4発明における点火時期遅角制御手段が前記
ダウンシフト変速の開始を、エンジン回転数と、車速と
の比から判別するよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0015】
【作用】第1発明においては惰性走行中、エンジンがフ
ューエルカット装置により燃料供給を中止され、自動変
速機の流体伝動装置が入出力要素間を直結されたロック
アップ状態となり、これらにより燃費を向上させること
ができる。
【0016】ここで、惰性走行からパワーオン走行へ走
行状態の移行があると、自動変速機は当該走行状態の切
り換えに伴うダウンシフト変速を、変速応答遅れ後に開
始して遂行する。一方、フューエルリカバー遅延手段
は、走行状態切り換え検知手段が惰性走行からパワーオ
ン走行へ走行状態の移行を検知してから所定時間遅れ
て、上記フューエルカット装置の非作動を指令し、フュ
ーエルリカバーによりエンジンへの燃料供給を再開す
る。ところでフューエルリカバー遅延手段における上記
の所定時間を、上記走行状態の切り換えに伴う自動変速
機の変速応答遅れ後におけるダウンシフト変速の開始タ
イミングに合わせて、上記フューエルカット装置の非作
動(フューエルリカバー)によるエンジン出力の立ち上
がりが発生するよう決定したから、上記ダウンシフト変
速によるトルクの引き込みと、上記エンジン出力の立ち
上がりによるトルクの突き上げとのタイミング合わせに
より、惰性走行からパワーオン走行への移行時における
変速ショックを軽減し得ることとなり、このタイミング
合わせが得られないことで従来装置において生じていた
前記の変速ショックの問題、つまり変速時におけるトル
クの引き込みや突き上げによる変速ショックを軽減する
ことができる。
【0017】この際第2発明の場合、上記フューエルリ
カバー遅延手段は、前記走行状態切り換え検知手段によ
る検知から前記変速応答遅れ相当の時間が経過した後、
最初に点火される気筒に対して、フューエルリカバーを
開始するよう、前記走行状態切り換え検知手段による検
知から所定時間遅れて前記フューエルカット装置の非作
動を指令し、新たに付加した変速指令遅延手段が、上記
気筒での最初の点火に同期して自動変速機のダウンシフ
ト変速が開始されるよう、変速指令を、前記走行状態切
り換え検知手段による検知から所定時間遅れて出力させ
るため、上記最初に点火される気筒での点火によるエン
ジン出力の立ち上がりと、上記変速指令に伴うダウンシ
フト変速の開始とが完全に同期されることとなり、第1
発明の上記作用効果を完璧に達成させることができる。
【0018】第3発明の変速ショック軽減装置において
は、上記フューエルリカバー遅延手段が、前記走行状態
切り換え検知手段による検知までの間におけるエンジン
の回転をモニタし、該モニタ結果から前記最初に点火さ
れる気筒を推定する。従って、最初に点火される気筒を
確実に予測し得ることとなり、上記第2発明の作用効果
を一層確実なものにすることができる。
【0019】第4発明においては、自動変速機がエンジ
ンからの動力を流体伝動装置を経て入力され、惰性走行
中は当該流体伝動装置を入出力要素間が直結されたロッ
クアップ状態にすることで、燃費の向上を図る。ここ
で、惰性走行からパワーオン走行へ走行状態の移行があ
ると、自動変速機は当該走行状態の切り換えに伴うダウ
ンシフト変速を、通常通り変速応答遅れ後に開始して遂
行する。一方、点火時期遅角制御手段は、当該惰性走行
からパワーオン走行への移行を走行状態切り換え検知手
段が検知してから、該走行状態の切り換えに伴う自動変
速機の、変速応答遅れ後におけるダウンシフト変速開始
までの間、エンジンの点火時期を遅らせてエンジン出力
を低下させ、このダウンシフト変速開始タイミングに合
わせて点火時期の遅角制御を終了し、エンジン出力を立
ち上げる。
【0020】よって、惰性走行からパワーオン走行への
移行に伴って自動変速機のダウンシフト変速が通常通り
になされても、変速開始までは点火時期の遅角制御によ
りエンジン出力が低下されていて、当該ダウンシフト変
速の開始タイミングに合わせてエンジン点火時期の遅角
制御の終了に伴うエンジン出力の復帰(上昇)がなされ
ることとなり、実質上これによるエンジン出力の立ち上
がりとダウンシフト変速の開始とのタイミング合わせを
実現することができる。従って第4発明においても、ダ
ウンシフト変速によるトルクの引き込みと、遅角制御の
終了(エンジン出力の立ち上がり)によるトルクの突き
上げとのタイミング合わせにより、惰性走行からパワー
オン走行への移行時における変速ショックを軽減するこ
とができ、エンジン出力の立ち上がりとダウンシフト変
速開始とのタイミング合わせが得られないことで従来装
置において生じていた前記の変速ショックの問題、つま
り変速時におけるトルクの引き込みや突き上げによる変
速ショックの問題を第1発明と同様に解消することがで
きる。
【0021】第5発明においては、上記点火時期遅角制
御手段が前記ダウンシフト変速の開始を、自動変速機の
入出力回転数比から判別する。この場合、変速制御に不
可欠な既存の回転センサを用いて当該ダウンシフト変速
の開始を判別することができ、経済的である。
【0022】第6発明においては、上記点火時期遅角制
御手段が前記ダウンシフト変速の開始を、エンジン回転
数の時間変化割合から判別する。この場合も、エンジン
の制御に不可欠な既存のエンジン回転センサを用いて変
速開始を判別することができ、経済的である。
【0023】第7発明においては、上記点火時期遅角制
御手段が前記ダウンシフト変速の開始を、エンジン回転
数と、車速との比から判別する。この場合も、エンジン
の制御に不可欠な既存のエンジン回転センサ、および変
速制御に不可欠な車速センサを用いて変速開始を判別す
ることができ、経済的である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図2は、本発明一実施の態様になる自動変速
機の変速ショック軽減装置を示し、この図において1は
エンジン、2は自動変速機である。これらエンジン1お
よび自動変速機2は流体伝動装置であるトルクコンバー
タ3を介してタンデム結合することにより車両のパワー
ユニットを構成する。自動変速機2は、トルクコンバー
タ3を経てエンジン1の動力を入力され、選択伝動比で
入力回転を変速し、出力軸4に伝達するものとする。
【0025】ここでエンジン1は、点火時期制御装置1
aおよびフューエルカット装置1bを有し、これら装置
により通常通りに点火時期制御およびフューエルカット
制御されるものとする。また自動変速機2は、コントロ
ールバルブ5内におけるシフトソレノイド6,7により
伝動比を無段階に、または段階的に決定され、トルクコ
ンバータ3は、同じくコントロールバルブ5内における
ロックアップソレノイド8のデューティ制御により、入
出力要素間を直結されないコンバータ状態または入出力
要素間を直結したロックアップ状態にされるものとす
る。
【0026】点火時期制御装置1aの制御、フューエル
カット装置1bの制御、シフトソレノイド6,7の制
御、およびロックアップソレノイド8のデューティ制御
は、コントローラ9によってこれらを実行し、このコン
トローラ9には、エンジン1のスロットル開度THを検
出するスロットル開度センサ10からの信号、変速機出
力軸4の回転数Noを検出する変速機出力回転センサ1
1からの信号、およびエンジン回転数Neを検出するエ
ンジン回転センサ12からの信号をそれぞれ入力する。
【0027】コントローラ9は前記入力情報に基づき、
図示せざる周知の演算により以下に説明する通常通りの
エンジン1の制御、自動変速機2の変速制御、およびト
ルクコンバータ3のロックアップ制御を行う。まずエン
ジン1の制御を説明するに、コントローラ9はセンサ1
0〜12により検出したスロットル開度TH、変速機出
力回転数No(車速)、およびエンジン回転数Neに基
づき、エンジン1の適切な燃料供給量、点火時期、給排
気バルブの開弁時期、排気還流量等を通常通り演算し、
これらが達成されるようエンジン1を制御する。この際
好適な点火時期は、点火時期制御装置1aを介しエンジ
ン1に対して対応したタイミングで点火を行わせること
により達成するものとする。コントローラ9は更にセン
サ10,11で検出したスロットル開度THおよび変速
機出力回転数Noから惰性走行か否かを検出し、惰性走
行である時、フューエルカット装置1bを介してエンジ
ン1への燃料供給を中止(フューエルカット)し、これ
により燃費を向上させる。
【0028】次に自動変速機2の変速制御を説明する
に、コントローラ9はセンサ11で検出した変速機出力
回転数Noを基に求め得る車速、およびセンサ10で検
出したスロットル開度THから、現在の運転状態に最適
な変速比を、例えばテーブルルックアップ方式により求
め、この最適変速比が達成されるよう、シフトソレノイ
ド6,7を介して自動変速機2を無段変速または有段変
速させる。
【0029】次でトルクコンバータ3のロックアップ制
御を説明するに、コントローラ9は特定変速段または各
変速段毎に、スロットル開度THおよび上記の車速とで
規定されたロックアップ領域およびコンバータ領域の何
れの走行状態であるかを判別し、判別結果に応じてロッ
クアップソレノイド8の駆動デューティを決定すること
により、トルクコンバータ3をロックアップ状態にした
り、コンバータ状態にする。コントローラ9は更に、セ
ンサ10,11で検出したスロットル開度THおよび変
速機出力回転数Noから惰性走行か否かを検出し、惰性
走行である時、ロックアップソレノイド8を介してトル
クコンバータ3をロックアップ状態にし、これによって
も燃費の向上を図る。
【0030】コントローラ9は、その他に図3の制御プ
ログラムを実行して、アクセルペダルを釈放した惰性走
行からアクセルペダルを踏み込んだパワーオン走行への
走行状態の切り換えに伴うダウンシフト変速の変速ショ
ックを軽減する制御を以下の如くに行うものとする。
【0031】図3の制御プログラムは、アクセルペダル
を釈放して惰性走行に入った時、そしてこれに伴って上
記の通り、トルクコンバータ3がロックアップ状態にさ
れた時に実行される。ステップ21では、フューエルカ
ット中か否かをチェックし、走行状態切り換え検知手段
に相当するステップ22では、スロットル開度THが閉
状態から開状態に切り換わったか否か、つまりアクセル
ペダルを釈放した惰性走行からアクセルペダルを踏み込
んだパワーオン走行への走行状態の切り換えが有ったか
否かをチェックする。
【0032】フューエルカット中でない間、またフュー
エルカット中でも惰性走行継続中である場合、ステップ
23で、各エンジン気筒の図4に示すストローク周期T
0 ,T1 を測定し、測定周期からエンジン回転変化を予
測して、以後における各気筒のストローク周期T2 ,T
3 ,T4 ・・・・を推定し、ステップ24で、前記した
通常の変速機制御およびエンジン制御を実行する。
【0033】ここで、上記エンジン回転変化の予測およ
びストローク周期の推定は、例えば以下の如くにこれを
行う。つまり、測定周期T0 ,T1 からT1 +(T1
0)を演算し、これを次のストローク周期T2 として
推定し、同様にして順次のストローク周期T3 ,T4
・・・を推定する。ここでストローク周期の推定は10
0ms程度先までを行う。
【0034】フューエルカット中にアクセルペダルを釈
放した惰性走行からアクセルペダルを踏み込んだパワー
オン走行へ移行した場合、ステップ25,26,27に
制御を進め、ステップ25、26ではそれぞれ以下の如
くに変速指令遅延時間TA およびフューエルリカバー遅
延時間TB を算出する。
【0035】ステップ25における変速指令遅延時間T
A の算出に当たっては、変速応答遅れを図4に示すよう
にTD とすると、ステップ23で求めたT3 ,・・・を
用いて、TA =〔(T3 +T4 +・・・TX-1 +TX
−TD 〕の式において、TAが正の数で最小値となるた
めのX(図4ではX=5)を求めると共に、このXに基
づく上式の演算により変速指令遅延時間TA を算出す
る。ここで、変速指令遅延時間TA は図4から明らかな
ように、惰性走行からパワーオン走行への移行瞬時t1
より変速応答遅れTD が経過した後、最初に点火される
気筒(図4では1番気筒)の点火瞬時t2 に、つまり惰
性走行からパワーオン走行への移行によるエンジン出力
の立ち上がり瞬時に、変速開始を同期させるためには、
惰性走行からパワーオン走行への移行瞬時t1 に対し変
速指令をどの程度遅延させるべきかを示すものである。
【0036】ステップ26におけるフューエルリカバー
遅延時間TB の算出に当たっては、燃料噴射に際して必
要な所要時間を図4に示すようにTF とすると、TB
〔(TA +TD )−(TX-1 +TX +TF )〕の演算に
よりフューエルリカバー遅延時間TB を算出する。ここ
で、フューエルリカバー遅延時間TB は図4から明らか
なように、惰性走行からパワーオン走行への移行瞬時t
1 より変速応答遅れTD が経過した後、最初に点火され
る気筒(図4では1番気筒)の点火瞬時t2 に、エンジ
ン出力の立ち上がりを確実に生じさせるためには、惰性
走行からパワーオン走行への移行瞬時t1 に対してフュ
ーエルリカバー指令をどの程度遅延させるべきかを示す
ものである。
【0037】次のステップ27では図4に示すように、
惰性走行からパワーオン走行への移行瞬時t1 より、上
記のようにして求まる遅延時間TA ,TB が経過した瞬
時に夫々、当該走行状態の移行に伴う第n速から第n−
1速への変速を指令すると共に、フューエルリカバー指
令を発する。かかるフューエルリカバーによれば図4の
変速機出力トルク波形から明らかなように、惰性走行か
らパワーオン走行への移行瞬時t1 より変速応答遅れT
D が経過した後、最初に点火される気筒(図4では1番
気筒)の点火瞬時t2 に確実に、エンジン出力を立ち上
がらせることができる。また、上記の如くに遅延させた
変速指令によれば図4の変速機入力回転数変化から明ら
かなように、変速開始を、エンジン出力の立ち上がり瞬
時t2 に確実に同期させることができ、この同期が得ら
れないことで従来装置において生じていた前記の変速シ
ョックの問題、つまり変速時におけるトルクの引き込み
や突き上げによる変速ショックを軽減することができ
る。
【0038】以上のことから、ステップ25および27
が変速指令遅延手段に相当し、ステップ26および27
がフューエルリカバー遅延手段に相当する。
【0039】なお、上述の例ではフューエルリカバーお
よび変速指令の双方を、アクセルペダルの踏み込み瞬時
1 に対して遅延させる構成としたが、変速応答遅れT
D が燃料噴射所要時間TF よりも長いため、変速指令は
遅延させずに、フューエルリカバーのみを遅延させて
も、上記実施例ほどの精度は得られないが、エンジン出
力の立ち上がりタイミングと、変速開始タイミングとを
問題ないほどに接近させ得て、ほぼ同等の作用効果を達
成することができる。この場合、制御の簡易化を図れ
て、コスト上大いに有利である。
【0040】図6は本発明の他の例を示し、本例では変
速指令の遅延も、フューエルリカバーの遅延も行わせ
ず、従って図6に示すように変速指令およびフューエル
リカバー指令を共に従来通り、アクセルペダルの踏み込
み瞬時t1 に出力することとし、この代わりにエンジン
の点火時期をアクセルペダルの踏み込み瞬時t1 から変
速開始まで遅角させて、実質上エンジン出力の立ち上が
りを変速開始に同期させることにより、上記実施例と同
様な作用効果を達成するようにする。
【0041】図5の制御プログラムは、アクセルペダル
を釈放して惰性走行に入った時、そしてこれに伴って上
記の通り、トルクコンバータ3がロックアップ状態にさ
れた時に実行される。ステップ31では、フューエルカ
ット中か否かをチェックし、走行状態切り換え検知手段
に相当するステップ32では、スロットル開度THが閉
状態から開状態に切り換わったか否か、つまりアクセル
ペダルを釈放した惰性走行からアクセルペダルを踏み込
んだパワーオン走行への走行状態の切り換えが有ったか
否かをチェックする。
【0042】フューエルカット中でない間、またフュー
エルカット中でも惰性走行継続中である場合、ステップ
33で、前記した通常の変速機制御およびエンジン制御
を実行する。
【0043】フューエルカット中にアクセルペダルを釈
放した惰性走行からアクセルペダルを踏み込んだパワー
オン走行へ移行した場合、ステップ34,35,36,
37に制御を進め、ステップ34で当該移行瞬時t1
即、図6の如く走行状態の移行に伴う第n速から第n−
1速への変速を指令すると共に、フューエルリカバー指
令を発することとし、同時にステップ35において、点
火時期の遅角制御を開始させる。そして、この遅角制御
を、ステップ36が変速開始を検知するまで継続し、変
速開始時にステップ37で当該遅角制御を終了させる。
従って、ステップ35〜37は点火時期遅角制御手段に
相当する。
【0044】なお、変速開始の判定は、図6に示すよう
に変速機入出力回転比で表される変速比iが設定値iS
になった瞬時t2 を変速開始と判定する。この代わりに
変速開始の判定は、エンジン回転数Neの時間変化割合
ΔNeが設定値になった時をもって変速開始と判定した
り、車速とエンジン回転数との比が設定値になった時を
もって変速開始と判定することもできる。
【0045】以上の本例の制御によれば図6に示すよう
に、惰性走行からパワーオン走行に移行した瞬時t1
後、変速開始瞬時t2 までの間において点火される気筒
(図6では3番気筒、4番気筒、2番気筒、1番気筒、
3番気筒)のうち2番気筒、1番気筒、3番気筒が応答
遅れ後に燃料噴射を受けて順次エンジン出力を立ち上げ
ようとする。しかしこの間、上記した点火時期の遅角制
御によりエンジン出力そのものが、図6の変速機出力ト
ルク波形から明らかなように小さくされるため、前記変
速ショックの問題を生ずることはない。
【0046】そして変速開始瞬時t2 以後は上記点火時
期の遅角制御が終了されているため、当該瞬時t2 以後
において最初に点火される気筒(図6では4番気筒)
が、その点火瞬時t3 にエンジン出力を、図6の変速機
出力トルク波形から明らかなように大きく立ち上げる。
ところで、かかるエンジン出力の立ち上がりが、変速の
開始にほぼ同期して生ずることから、実質上エンジン出
力の立ち上がりと変速開始とを同期させることとなっ
て、本例でも上記の実施例と同様の作用効果を達成する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】かくして第1発明による自動変速機の変
速ショック軽減装置は、請求項1に記載の如く、惰性走
行からパワーオン走行への走行状態の移行に伴い自動変
速機が遂行するダウンシフト変速の開始タイミングに合
わせてフューエルリカバーによるエンジン出力の立ち上
がりが発生するようフューエルカット装置の非作動の指
令を遅延させる構成としたから、上記走行状態の移行に
伴うダウンシフト変速によるトルクの引き込みと、フュ
ーエルリカバーによるトルクの突き上げとのタイミング
合わせにより、惰性走行からパワーオン走行への移行時
における変速ショックを軽減することができ、この同期
が得られないことで従来装置において生じていた前記の
変速ショックの問題、つまり変速時におけるトルクの引
き込みや突き上げによる変速ショックを軽減することが
できる。
【0048】なおこの際、請求項2に記載された第2発
明のように、惰性走行からパワーオン走行への走行状態
の移行から変速応答遅れ相当の時間が経過した後、最初
に点火される気筒に対して、フューエルリカバーを開始
するよう、フューエルリカバーの遅延制御を行う構成と
し、合わせて上記気筒での最初の点火に調時して自動変
速機のダウンシフト変速が開始されるよう、変速指令を
遅延させる構成にした場合、上記最初に点火される気筒
での点火によるエンジン出力の立ち上がりと、上記変速
指令に伴う変速の開始とが完全に同期されることとな
り、第1発明の上記作用効果を完璧に達成させることが
できる。
【0049】第3発明の変速ショック軽減装置は請求項
3に記載の如く、上記走行状態の切り換えまでの間にお
けるエンジンの回転をモニタし、該モニタ結果から上記
最初に点火される気筒を推定する構成としたから、最初
に点火される気筒を確実に予測し得ることとなり、上記
第2発明の作用効果を一層確実なものにすることができ
る。
【0050】第4発明は請求項4に記載の如く、惰性走
行からパワーオン走行へ走行状態の移行があった時の自
動変速機のダウンシフト変速は通常通りに行わせるが、
当該移行時から変速応答後のダウンシフト変速開始まで
の間、エンジンの点火時期を遅らせる構成としたから、
惰性走行からパワーオン走行への移行に伴って自動変速
機のダウンシフト変速が通常通りになされても、ダウン
シフト変速開始までは点火時期の遅角制御によりエンジ
ン出力が低下されていて、当該ダウンシフト変速の開始
タイミングに合わせてエンジン点火時期の遅角制御の終
了に伴うエンジン出力の復帰(上昇)がなされることと
なり、実質上これによるエンジン出力の立ち上がりとダ
ウンシフト変速の開始とのタイミング合わせを実現する
ことができる。従って第4発明においても、ダウンシフ
ト変速によるトルクの引き込みと、遅角制御の終了(エ
ンジン出力の立ち上がり)によるトルクの突き上げとの
タイミング合わせにより、惰性走行からパワーオン走行
への移行時における変速ショックを軽減することがで
き、エンジン出力の立ち上がりとダウンシフト変速開始
とのタイミング合わせが得られないことで従来装置にお
いて生じていた前記の変速ショックの問題、つまり変速
時におけるトルクの引き込みや突き上げによる変速ショ
ックの問題を第1発明と同様に解消することができる。
【0051】第5発明は請求項5に記載の如く、上記点
火時期の遅角制御に当たってダウンシフト変速の開始を
判別するに際し、自動変速機の入出力回転数比からこれ
を判別する構成にしたため、自動変速機の変速制御に不
可欠な既存の回転センサを用いてダウンシフト変速の開
始を判別することができ、経済的である。
【0052】第6発明は請求項6に記載の如く、上記点
火時期の遅角制御に当たってダウンシフト変速の開始を
判別するに際し、エンジン回転数の時間変化割合からこ
れを判別する構成にしたため、この場合も、エンジンの
制御に不可欠な既存のエンジン回転センサを用いてダウ
ンシフト変速の開始を判別することができ、経済的であ
る。
【0053】第7発明は請求項7に記載の如く、上記点
火時期の遅角制御に当たっダウンシフトて変速の開始を
判別するに際し、エンジン回転数と、車速との比からこ
れを判別する構成にしたため、この場合も、エンジンの
制御に不可欠な既存のエンジン回転センサ、および変速
制御に不可欠な車速センサを用いてダウンシフト変速の
開始を判別することができ、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動変速機の変速ショック軽減装
置を示す概念図である。
【図2】本発明変速ショック軽減装置の一実施例を示す
車両用パワーユニットの制御システム図である。
【図3】同例におけるコントローラが、本発明の目的を
達成するために行う変速ショック軽減用変速指令遅延制
御およびフューエルリカバー遅延制御のプログラムを示
すフローチャートである。
【図4】同変速ショック軽減用変速指令遅延制御および
フューエルリカバー遅延制御の動作タイムチャートであ
る。
【図5】本発明の他の例を示す変速ショック軽減用点火
時期遅角制御のプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図6】同変速ショック軽減用点火時期遅角制御の動作
タイムチャートである。
【図7】惰性走行からパワーオン走行への切り換えに伴
うエンジン出力の立ち上がりと変速開始とが同期した場
合と、ずれた場合における、変速ショックの発生状況の
違いを示す、変速機出力トルクの時系列タイムチャート
である。
【符号の説明】
1 エンジン 1a 点火時期制御装置 1b フューエルカット装置 2 自動変速機 3 トルクコンバータ(流体伝動装置) 4 変速機出力軸 5 コントロールバルブ 6 シフトソレノイド 7 シフトソレノイド 8 ロックアップソレノイド 9 コントローラ 10 スロットル開度センサ 11 変速機出力回転センサ 12 エンジン回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−115739(JP,A) 特開 昭62−199531(JP,A) 特開 平3−141836(JP,A) 特開 平5−162571(JP,A) 特開 平3−61651(JP,A) 特開 昭60−248445(JP,A) 特開 平5−263911(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 B60K 41/00 - 41/06 F02D 41/12 F16H 61/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 惰性走行中はフューエルカット装置によ
    り燃料供給を中止されるようにしたフューエルカット装
    置付エンジンと、該エンジンからの動力を流体伝動装置
    を経て入力される自動変速機とのタンデム結合になり、
    惰性走行中は前記流体伝動装置を入出力要素間が直結さ
    れたロックアップ状態にするパワーユニットにおいて、 前記惰性走行からパワーオン走行への移行を検知する走
    行状態切り換え検知手段と、 該手段による走行状態の切り換えの検知から所定時間遅
    れて、前記フューエルカット装置の非作動を指令するフ
    ューエルリカバー遅延手段とを具備し、 前記所定時間を、前記走行状態の切り換えに伴う自動変
    速機の変速応答遅れ後におけるダウンシフト変速の開始
    タイミングに合わせて、前記フューエルカット装置の非
    作動によるエンジン出力の立ち上がりが発生するよう決
    定することで、前記ダウンシフト変速によるトルクの引
    き込みと、前記エンジン出力の立ち上がりによるトルク
    の突き上げとのタイミング合わせにより、惰性走行から
    パワーオン走行への移行時における変速ショックを軽減
    するよう構成したことを特徴とする自動変速機の変速シ
    ョック軽減装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記フューエルリカ
    バー遅延手段は、前記走行状態切り換え検知手段による
    検知から前記変速応答遅れ相当の時間が経過した後、最
    初に点火される気筒に対して、フューエルリカバーを開
    始するよう、前記走行状態切り換え検知手段による検知
    から所定時間遅れて前記フューエルカット装置の非作動
    を指令する構成とし、 前記気筒での最初の点火に調時して自動変速機の前記ダ
    ウンシフト変速が開始されるよう、変速指令を前記走行
    状態切り換え検知手段による検知から所定時間遅れて出
    力させる変速指令遅延手段を付加したことを特徴とする
    自動変速機の変速ショック軽減装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記フューエルリカ
    バー遅延手段は、前記走行状態切り換え検知手段による
    検知までの間におけるエンジンの回転をモニタし、該モ
    ニタ結果から前記最初に点火される気筒を推定するよう
    構成したことを特徴とする自動変速機の変速ショック軽
    減装置。
  4. 【請求項4】 エンジンからの動力を流体伝動装置を経
    て入力される自動変速機を具え、惰性走行中は前記流体
    伝動装置を入出力要素間が直結されたロックアップ状態
    にするパワーユニットにおいて、 前記惰性走行からパワーオン走行への移行を検知する走
    行状態切り換え検知手段と、 該手段による走行状態の切り換えの検知から、該走行状
    態の切り換えに伴う自動変速機の変速応答遅れ後におけ
    るダウンシフト変速の開始までの間、エンジンの点火時
    期を遅らせる点火時期遅角制御手段とを具備し、 該点火時期遅角制御手段が、前記ダウンシフト変速の開
    始タイミングに合わせて、前記点火時期の遅角制御の終
    了によりエンジン出力を立ち上げることで、該ダウンシ
    フト変速によるトルクの引き込みと、該エンジン出力の
    立ち上げによるトルクの突き上げとのタイミング合わせ
    により、惰性走行からパワーオン走行への移行時におけ
    る変速ショックを軽減するよう構成したことを特徴とす
    る自動変速機の変速ショック軽減装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記点火時期遅角制
    御手段は前記ダウンシフト変速の開始を、自動変速機の
    入出力回転数比から判別するよう構成したことを特徴と
    する自動変速機の変速ショック軽減装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記点火時期遅角制
    御手段は前記ダウンシフト変速の開始を、エンジン回転
    数の時間変化割合から判別するよう構成したことを特徴
    とする自動変速機の変速ショック軽減装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、前記点火時期遅角制
    御手段は前記ダウンシフト変速の開始を、エンジン回転
    数と、車速との比から判別するよう構成したことを特徴
    とする自動変速機の変速ショック軽減装置。
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