JP3239299U - レトルトカレー食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯矯正治療中に喫食しても、歯科矯正用エラスティック材を着色しにくい、レトルトカレー食品を提供する。【解決手段】具材と、カレーソースと、をパウチに密封収容したレトルトカレー食品10であって、カレーソースが、ターメリックを含まない構成とする。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り (1)販売による公開 令和3年9月1日からMM歯科・矯正歯科院内で販売 (2)ウェブサイトでの販売による公開 令和3年9月1日から以下アドレスにて販売 https://mm-dental-ortho.com/mmcurry/ (3)ウェブサイトでの販売による公開 令和3年9月1日から以下アドレスにて販売 https://mm-spice-curry.stores.jp/
本考案は、レトルトカレー食品に関する。
具材とカレーソースとをパウチに密封収容し、熱処理(レトルト処理)したレトルトカレー食品が知られている。
実用新案登録第3199546号
歯科矯正治療においては、ブラケット、若しくは、チューブ等のフックに引っ掛けて、又は、直接ブラケットに引っ掛けて空隙閉鎖等を行うために、「リガチャー」、「Oリング」、「チェーン」、「スレッド」等と呼ばれる歯科矯正用エラスティック材(以下、単に「エラスティック材」ともいう。)が用いられることがある。
これらのエラスティック材は、熱可塑性ポリウレタンエラストマー等からなり、歯科矯正治療中は、一定期間連続して使用することとなる。
上記のようなエラスティック材は、色素の沈着が起こりやすく、特に、淡色(白、及び、グレー等)のエラスティック材にあっては、食物由来の色素によって着色し、見た目が悪くなるという問題があった。
なかでも、カレー食品は、色素の沈着が起こりやすいことを歯科医師である本考案者は知見しており、歯科矯正治療中にはカレー食品の喫食を避けるよう、患者を指導していた。
一方で、カレー食品の人気は高く、患者からの喫食の要望も高い。
そこで、本考案は、歯科矯正治療中に喫食しても、歯科矯正用エラスティック材を着色しにくい、レトルトカレー食品を提供することを課題とする。
本考案者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、以下の構成により上記課題を解決することができることを見出した。
[1] カレーソースをパウチに密封収容したレトルトカレー食品であって、上記カレーソースが、ターメリックを含まない、歯科矯正治療患者用であるレトルトカレー食品。
[2] 更に具材を含む、[1]に記載のレトルトカレー食品。
[3] 上記カレーソースが、クミン、コリアンダー、チリペッパー、カルダモン、クローブ、シナモン、パプリカ、及び、フェヌグリークからなる群より選択される少なくとも1種の香辛料を含む、[1]に記載のレトルトカレー食品。
本発明によれば、歯科矯正治療中に喫食しても、歯科矯正用エラスティック材を着色しにくい、レトルトカレー食品が提供できる。
本考案のレトルトカレー食品の説明図である。 歯科矯正用エラスティック材の画像である。 実験に使用した香辛料の画像である。 実験に使用したスパイス水の画像である。 カレーソースを喫食し、喫食前後での矯正用エラスティック材の着色を観察した結果である。
以下、本考案について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本考案の代表的な実施形態に基づいてなされることがあるが、本考案はそのような実施形態に制限されるものではない。
なお、本明細書において、「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、以下に示す実施形態は、本考案の技術的思想を具体化した一例であって、本考案の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、及び、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。また、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なる場合があり、また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なることがある。
以下、図面を参照しながら本考案について説明する。図1は、本考案のレトルトカレー食品(以下、単に「カレー食品」ともいう。)の説明図である。
カレー食品10は、パウチ袋11の袋部12に収容された、具材と、カレーソースとを含み、脱気密封されて、加熱処理(レトルト処理;例えば、120~125℃、加圧下で20~30分間)されたものである。
使用時には、パウチ袋11ごと加熱し、切り口13から開封し、袋部12から具材とカレーソースとを取り出して喫食できる。
カレーソースは、例えば、牛脂、ラード、サラダ油、及び、バター等の食用油脂類に小麦粉(及び/又は、米粉)を加え、加熱してルーを製造し、このルーに加水して粘度を調整した後に、タマネギ、及び、ニンニク等を食用油脂類で炒めたものを加え、ブイヨン、香辛料(カレー粉)、及び、リンゴ等を加えて、調味料等で味を調えて製造される。
具材は、牛肉、豚肉、及び、鶏肉等の肉類;魚類;ジャガイモ等の野菜類;等を予めローストしたものが使用できる。
これらを併せてパウチ袋11の袋部12に収容し、減圧密封して加熱処理することで、本考案のカレー食品を製造できる。
本考案のカレー食品のカレーソースは、ターメリックを含まない。ターメリックを含まないとは、具材とカレーソースとを含む組成物を100質量%としたとき、ターメリックの含有量が、0.001質量%以下であることを意味し、0.0001質量%以下が好ましく、実質的に含まないことがより好ましい。
なお、実質的に含まないとは、製造上、意図せず混入する場合を除いて、ターメリックを用いずに製造されたカレー食品を意味する。
本考案者は、カレー食品の喫食によってエラスティック材が着色してしまう原因を鋭意検討してきた。後述する実施例でも説明されているが、緻密な実験を繰り返し、その着色原因が香辛料のうちのターメリックにあることを突き止め、本考案を完成させた。いわゆる「カレー粉」に含まれる着色性の香辛料は複数知られているが、そのうちのターメリックが、歯科矯正用エラスティック材を着色しやすいことはこれまで知られていなかった。
本考案のカレー食品は上記知見に基づき完成され、カレーソース中に、ターメリックを含まない点に特徴点の一つがある。これにより、歯科治療中に喫食しても、エラスティック材を着色しにくい。
カレーソース中に使用できるターメリック以外の香辛料としては、特に制限されず、例えば、チリペッパー、ジンジャー、ブラックパウダー、カルダモン、クローブ、ナツメグ、フェヌグリーク(フェネグリーク)、ローレル、フェンネル、コリアンダー、クミン、シナモン、キャラウェー、タイム、セージ、陳皮、胡椒、マスタード、パプリカ、ガーリック等が挙げられる。
なかでも、香辛料は、クミン、コリアンダー、チリペッパー、カルダモン、クローブ、シナモン、パプリカ、及び、フェヌグリークからなる群より選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、クミン、コリアンダー、チリペッパー、カルダモン、クローブ、シナモン、パプリカ、及び、フェヌグリークからなる群より選択される香辛料のみからなることがより好ましい。
これらの香辛料は、ホール、粗砕物、粉砕物、及び、精油等のいずれを使用してもよく、加熱処理、抽出処理、及び、燻煙処理等を経たものであってもよい。
カレーソースは、2種以上の香辛料を含むことが好ましく、その混合比としては特に制限されないが、典型的には、いずれか1種の香辛料を1としたとき、他の香辛料を0.25~4.0含むよう調整すればよい。
カレーソース中における香辛料の含有量は特に制限されないが、典型的には、カレーソースの全質量を100質量%としたとき、1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましく、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。なお、香辛料は一種を単独で用いても、二種以上を併用してもよい。香辛料を二種以上併用する場合には、その合計含有量が上記範囲内であることが好ましい。
カレーソース中に含まれる食用油脂としては、例えば、パーム油、パームステアリン、パームオレイン、及び、パーム中部油等のパーム系油脂、大豆油、菜種油、コーン油、綿実油、オリーブ油、落花生油、米油、べに花油、ひまわり油、パーム核油、ヤシ油、乳脂、豚脂、魚油、鯨油、カカオ脂、シア脂、及び、サル脂等を特に制限なく使用可能である。
また、これらの食用油脂に水素添加、分別、エステル交換等の物理的又は化学的処理の1種又は2種以上の処理を施した油脂も使用可能である。
カレーソース中における食用油脂の含有量は特に制限されないが、典型的には、カレーソースの全質量を100質量%としたとき、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましい。
なお、食用油脂は一種を単独で用いても、二種以上を併用してもよい。食用油脂を二種以上併用する場合には、その合計含有量が上記範囲内であることが好ましい。
カレーソース中に含まれる小麦粉の含有量としては特に制限されないが、典型的には、5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、15質量5以上が更に好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下が更に好ましい。
カレーソース中に含まれる水分の含有量が特に制限されず、所望の粘度等に応じて適宜調整され得るが、典型的には、カレーソースの全質量を100質量%
としたとき、30質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、80質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましい。
また、上記カレーソースには、その他の成分が含まれていてもよい。その他の成分としては、例えば、増粘安定剤、塩味剤、酢酸、乳酸、酸味料、糖類、糖アルコール類、ステビア、アスパルテーム等の甘味料、酸化防止剤、植物蛋白、卵及び各種卵加工品、着香料、乳製品、調味料、pH調整剤、食品保存料、日持ち向上剤、果実、果汁、コーヒー、ナッツペースト、カカオマス、及び、ココアパウダー等が挙げられる。
また、上記以外にも、カレーソースは、肉エキス、野菜エキス、野菜ペースト(ピューレ)、乳製品(ヨーグルト、クリーム)、及び、カラメル色素等を含んでもよい。
カレーソース中における上記成分の含有量は特に制限されないが、典型的には、合計含有量として45質量%以下が好ましい。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[香辛料による着色試験]
歯科矯正用エラスティック材の着色の原因となる香辛料を調べるために、香辛料を水に分散させた「スパイス水」に、歯科矯正用エラスティック材(リガチャー;図2)を浸漬させ、色の変化を観察した。
なお、香辛料は、クミン、コリアンダー、チリペッパー、カルダモン、クローブ、シナモン、パプリカ、及び、フェヌグリークを用いた。図3(A)は、使用した香辛料の名称であり、図3(B)は、使用した香辛料の画像である。なお、図3(B)における各香辛料の配置は、図3(A)に対応している。
また、スパイス水は、各小さじ1/2(約2.5g)を10mLの水に分散させて調製した。図4は、調製したスパイス水の画像である。なお、スパイス水の配置は、図3(A)の香辛料の名称に対応している。
以下の表1は、上記試験の結果である。表1の結果から、浸漬後5分経過時から、ターメリックを含有するスパイス水(参考例3)に浸漬したエラスティック材のみが着色し、10分経過後には更に着色することがわかった。その他の香辛料を分散させたスパイス水ではエラスティック材は着色しなかった。
Figure 0003239299000002
[実施例1:カレーソースの調製]
ソテーオニオン、トマト・ピューレづけ、ヨーグルト、クリーム、植物油脂、チキンコンソメパウダー、おろしにんにく、おろししょうが、クミン、コリアンダー、食塩、シナモン、カルダモン、パプリカパウダー、フェヌグリーク、赤唐辛子、クローブ、カラメル色素、及び、酸味料を用いて、カレーソースを調製した。なお、具体的な材料は以下のとおりである。
(材料:4人分)
鶏もも肉 300g
油 大3
シナモン 1.5g
クローブ 5本
クミンシード 2g
玉ねぎ(スライス) 250g
にんにく(すりおろし) 5g
しょうが(すりおろし) 5g
ヨーグルト 50g
トマト缶 100g
コリアンダー 8g
クミン 4g
カイエンペッパー 小1g
カルダモン 小1g
パプリカ 小1g
フェヌグリーク 小1g
塩 小1弱
水 250ml
コンソメ 5g
生クリーム 50ml
歯科矯正用器具を装着した状態で、このカレーソースを喫食し、喫食前後での矯正用エラスティック材(リガチャー)の着色を観察した。図5はその結果である。図5(A)はカレー喫食前、図5(B)は上記カレーソースの喫食後、図5(C)は、ターメリックを含むこと以外は上記と同様のカレーソースの喫食後のリガチャーの画像である。
図5の結果からターメリックを含まない、実施例のカレーソースは、喫食しても矯正用エラスティック材を着色しにくいことがわかった。
10:カレー食品、11:パウチ袋、12:袋部、13:切り口

Claims (3)

  1. カレーソースをパウチに密封収容したレトルトカレー食品であって、
    前記カレーソースが、ターメリックを含まない、歯科矯正治療患者用である、レトルトカレー食品。
  2. 更に具材を含む、請求項1に記載のレトルトカレー食品。
  3. 前記カレーソースが、クミン、コリアンダー、チリペッパー、カルダモン、クローブ、シナモン、パプリカ、及び、フェヌグリークからなる群より選択される少なくとも1種の香辛料を含む、請求項1に記載のレトルトカレー食品。
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