JP3237592B2 - 通信負荷制御方法、その装置、およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

通信負荷制御方法、その装置、およびそのプログラム記録媒体

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JP3237592B2 JP32340497A JP32340497A JP3237592B2 JP 3237592 B2 JP3237592 B2 JP 3237592B2 JP 32340497 A JP32340497 A JP 32340497A JP 32340497 A JP32340497 A JP 32340497A JP 3237592 B2 JP3237592 B2 JP 3237592B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信負荷制御方
法、その装置、およびそのプログラム記録媒体に関し、
特に通信処理がコンピュータ資源を占有することを制限
する通信負荷制御方法、その装置、およびそのプログラ
ム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信負荷制御装置は、例
えば特開平5−313984号公報に示されるように、
ネットワークを介して接続された複数のシステム間のフ
ァイル転送において、データの圧縮・伸長処理のCen
tral Processing Unit(以下、C
PUという。)負荷によるシステム全体の性能低下を防
止するために用いられている。
【0003】図6は上記の通信負荷制御装置の例を示す
ブロック図である。同図において、システムはネットワ
ーク65を介して接続された複数のコンピュータシステ
ム66とコンピュータシステム(ホスト)61とから構
成されている。コンピュータシステム(ホスト)61
は、ファイル転送を制御するアプリケーションプログラ
ム62と、ファイル転送サービスプログラム63と、フ
ァイル64とから構成されている。さらに、ファイル転
送サービスプログラム63は、ファイル転送制御部63
aと、回線入出力制御部63bと、データ圧縮処理部6
3cと、データ伸長処理部63dと、ファイル入出力制
御部63eとから構成されている。
【0004】ファイル転送制御部63aは、相手システ
ムよりデータ圧縮されたファイルを受信したとき、デー
タ伸長処理部63dを介さずに直接ファイル入出力制御
部63eへデータ圧縮されたファイルデータを渡し、デ
ータ圧縮された状態でファイル64に格納する。そし
て、このファイルを相手システムに送信するとき、ファ
イル入出力制御部63eで読み出したファイルデータを
データ圧縮処理部63cを介さずに直接回線入出力制御
部63dへ渡し、そのまま(受信時のデータ圧縮された
状態で)送信する。
【0005】また、他の例として特開平2−17106
3号公報によれば、Integrated Servi
ces Digital Network(以下、IS
DNという。)を介して遠隔地にあるデータ処理装置と
の間でファイルデータの転送を行う転送装置は、大量の
ファイルデータの転送を効率的に最小限のCPU負荷に
より実現するために用いられている。
【0006】図7は上記のシステムの例を示すブロック
図である。同図において、システムはファイルデータ転
送装置(FDTE)71および76と、中央処理装置
(CPU)72と、ファイル装置(DISK)73と、
共通バス74と、ISDN網75とから構成されてい
る。FDTE71は、バスアダプタ部711と、IDS
N網とのインターフェース部(ISDN IF)712
と、2つのブロックバッファ部BFA714およびBF
B713と、制御バッファ部(CONT)715と、ヘ
ッダブロックバッファ部(HBB)716とから構成さ
れている。
【0007】FDTE71とCPU72とDISK73
とは共通バス74に接続されており、バスアダプタ部7
11はCPU72側からは一般のIOアダプタと同様に
見え、バス上の特定アドレスに対して読み書き動作をす
ることにより、CPU72とFDTE71との通信が達
成される。
【0008】CPU72はファイルの転送にあたって、
転送すべきデータファイルおよびFDTE71に渡すべ
き各種制御情報を記憶したヘッダブロックをDISK7
3上に作成し、その後FDTE71を起動する。FDT
E71はヘッダブロックの内容をHBB716に読み出
し、ISDN網75に相手側装置(FDTE76)のア
ドレスを載せ、DISK73を自律的にアクセスしなが
ら連続的にファイルデータを転送する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の通
信負荷制御装置は次の問題点を有する。
【0010】第一の問題点は、CPU負荷の程度を定量
的な任意の値に調整できないことである。その理由は、
CPU負荷の程度を調整できる構造を持たないからであ
る。
【0011】第二の問題点は、ファイル転送以外の任意
の通信アプリケーションには適用できないことである。
その理由は、利用分野としてファイル転送時のみを対象
としており、オンライントランザクション処理のような
データの非連続な転送の場合は何ら考慮されていないか
らである。
【0012】第三の問題点は、自システムおよび相手シ
ステムが同一の通信負荷制御装置をもつ必要があること
である。その理由は、通信する双方のシステムが、同じ
通信負荷制御装置をもつことを前提としているからであ
る。
【0013】第四の問題点は、ファイルが圧縮されてい
る場合にのみCPU負荷を抑制する効果を発揮し、他の
場合には効果を発揮し得ないことである。その理由は、
ファイルが圧縮されていることを前提としているからで
ある。
【0014】第五の問題点は、ISDN網以外には適用
できないことである。その理由は、ISDN網に接続さ
れることを前提としているからである。
【0015】したがって、本発明の目的は、通信システ
ムが使用するCPU使用時間の程度を、定量的な任意の
値に抑制できる通信負荷制御装置を提供することにあ
る。
【0016】本発明の他の目的は、ファイル転送以外の
任意の通信アプリケーションに適用できる通信負荷制御
装置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、相手システムが自シ
ステムと同一の通信負荷制御装置をもつ必要がない通信
負荷制御装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、ファイルが圧縮され
ていない場合でもCPU負荷を抑制する効果を発揮する
通信負荷制御装置を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、任意のネットワーク
に適用できる通信負荷制御装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の通信負荷制御方
法は、通信ネットワークを介してファイル転送を行うコ
ンピュータシステムにおいて、ファイル転送に要するコ
ンピュータ負荷を常時監視し、あらかじめ設定した閥値
内でコンピュータ資源をファイル転送に配分するように
して実現される。
【0021】また、本発明の通信負荷制御方法は、通信
ドライバが通信手順制御に費やしたコンピュータ使用時
間を常時測定し、あらかじめ設定したコンピュータ使用
時間閥値と前記コンピュータ使用時間とを比較し、前者
が後者よりも小さいときには前記通信ドライバの通信ス
ループットを抑制するようにして実現される。
【0022】さらに、本発明の通信負荷制御装置は、通
信ドライバが通信手順制御に費やしたコンピュータ使用
時間を常時測定しコンピュータ使用時間値として送出す
るCPU使用時間測定手段と、あらかじめ設定したコン
ピュータ使用時間閥値を保持するCPU使用時間閥値設
定手段と、前記コンピュータ使用時間閥値と前記コンピ
ュータ使用時間値とを取り込んで両者を比較し前者が後
者よりも小さいときにはスループット抑制指示信号を送
出するCPU使用時間閥値判定手段と、前記スループッ
ト抑制指示信号に従って前記通信ドライバの通信スルー
プットを抑制するスループット抑制手段とを具備して構
成される。
【0023】また、本発明の通信負荷制御装置におい
て、前記スループット抑制手段は通信ドライバの通信ウ
インドウサイズを縮小することによって通信スループッ
トを抑制するようにして構成される。
【0024】さらに、本発明の通信負荷制御装置のプロ
グラム記録媒体は、あらかじめ設定したコンピュータ使
用時間閥値を保持するステップと、通信ドライバが通信
手順制御に費やしたコンピュータ使用時間を常時測定し
コンピュータ使用時間値として送出するステップと、前
記コンピュータ使用時間閥値と前記コンピュータ使用時
間値とを取り込んで両者を比較し前者が後者よりも小さ
いときにはスループット抑制指示信号を送出するステッ
プと、前記スループット抑制指示信号に従って前記通信
ドライバの通信スループットを抑制するステップとを含
む。
【0025】また、本発明の通信負荷制御装置のプログ
ラム記録媒体は、あらかじめ設定したコンピュータ使用
時間閥値を保持するステップと、通信ドライバが通信手
順制御に費やしたコンピュータ使用時間を常時測定しコ
ンピュータ使用時間値として送出するステップと、前記
コンピュータ使用時間閥値と前記コンピュータ使用時間
値とを取り込んで両者を比較し前者が後者よりも小さい
ときにはスループット抑制指示信号を送出するステップ
と、前記スループット抑制指示信号に従って前記通信ド
ライバの通信ウインドウサイズを縮小することによって
通信スループットを抑制するステップとを含む。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
しながら説明する。
【0027】図1は本発明の実施の第一の形態を示すブ
ロック図である。同図において、本発明による通信負荷
制御装置は、コンピュータシステム5と、ネットワーク
7と、相手システム6とに含まれて構成される。
【0028】コンピュータシステム5は、通信システム
1と、通信システム1を使用しネットワーク7を介して
相手システム6と通信する通信アプリケーション2と、
通常業務を行うアプリケーション3とを有する。そして
通信システム1は、通信ドライバ10と、CPU使用時
間測定手段11と、CPU使用時間閥値判定手段12
と、通信ドライバ10のスループットを抑制するスルー
プット抑制手段13と、CPU使用時間閥値設定手段1
4とを備えている。
【0029】通信アプリケーション2は、通信システム
1を用いて相手システム6とネットワーク7を介してデ
ータ転送やトランザクション処理などの通信業務を行
う。また、アプリケーション3は、通信システム1を使
用しない業務を行う。
【0030】通信ドライバ10は、ネットワーク7を介
して相手システム6と通信するための通信手順を制御す
る。
【0031】CPU使用時間測定手段11は、通信ドラ
イバ10が通信手順制御に費やしたCPU使用時間を常
時測定し、測定したCPU使用時間からCPU使用時間
値100を生成してCPU使用時間閥値判定手段12に
送付する。
【0032】CPU使用時間閥値判定手段12は、CP
U使用時間測定手段11から受け取ったCPU使用時間
値100とCPU使用時間閥値101とを比較して、ど
ちらの値が大きいかを判定する。その結果、CPU使用
時間閥値101が大きい場合は、CPU使用時間閥値判
定手段12は何もしない。他方、CPU使用時間値10
0が大きい場合は、スループット抑制手段13にスルー
プット抑制指示102を送付する。
【0033】スループット抑制手段13は、CPU使用
時間閥値判定手段12からスループット抑制指示102
を受け取ると、通信ドライバ10の通信ウインドウサイ
ズを縮小するなどの方法を用いて通信スループットを抑
制する。
【0034】CPU使用時間閥値設定手段14は、あら
かじめ設定されたCPU使用時間閥値101をCPU使
用時間閥値判定手段12に送付する。
【0035】図2は上記の通信負荷制御装置の動作を示
す流れ図である。同図において、まず、CPU使用時間
閥値設定手段14は、CPU使用時間閥値判定手段12
にCPU使用時間閥値101を設定する(ステップA
1)。一方、通信アプリケーション2は、通信システム
1を起動してデータ転送やトランザクション処理などの
通信業務を行う。また、通信システム1は、通信ドライ
バ10を用いてネットワーク7を介して相手システム6
と通信するための通信手段を実行する。
【0036】CPU使用時間測定手段11は、通信ドラ
イバ10が通信手順制御に費やしたCPU使用時間を常
時測定し、測定したCPU使用時間からCPU使用時間
値100を生成してCPU使用時間閥値判定手段12に
送付する(ステップA2)。
【0037】CPU使用時間閥値判定手段12は、CP
U使用時間測定手段11から受けとったCPU使用時間
値100とCPU使用時間閥値101とを比較して、ど
ちらの値が大きいかを判定する(ステップA3)。CP
U使用時間閥値101が大きい場合は、CPU使用時間
閥値判定手段12は何もしない。他方、CPU使用時間
値100が大きい場合は、CPU使用時間閥値判定手段
12はスループット抑制手段13にスループット抑制指
示102を送付する。
【0038】スループット抑制手段13は、CPU使用
時間閥値判定手段12からスループット抑制指示102
を受け取ると、通信ドライバ10の通信ウインドウサイ
ズを縮小する等の方法を用いて通信スループットを抑制
する(ステップA4)。そして通信ドライバ10は、ス
ループット抑制手段13によって通信ウインドウサイズ
を縮小等の方法で通信スループットを抑制されたことに
よって通信量が低下し、CPU使用時間が減少する。
【0039】以降、CPU使用時間値100がCPU使
用時間閥値101よりも小さくなるまでステップA2,
A3,A4をくりかえし実行する。
【0040】上記の手段により、通信アプリケーション
2が起動された場合、通信システム1が費やすCPU使
用時間はあらかじめ設定されたCPU使用時間閥値10
1よりも小さくなるので、通信以外のアプリケーション
3の性能劣化を最小限に抑制することができる。
【0041】次に、上記の実施の第一の形態の効果につ
いて説明する。
【0042】上記の通信負荷制御装置は、通信アプリケ
ーション2が動作したときのCPU使用時間をあらかじ
め指定した閥値以下に抑制する。したがって、通信以外
のアプリケーション3の性能劣化を最小限に抑制でき
る。
【0043】また、CPU使用時間閥値101を任意の
値に設定することにより、CPU負荷の程度を定量的な
任意の値に調整できる。
【0044】また、通信アプリケーション2は通信シス
テム1に依存せずに独立して構築することができるの
で、通信アプリケーション2は必ずしもファイル転送ア
プリケーションである必要はなく、上記の通信負荷制御
装置を任意の通信アプリケーションに適用できる。
【0045】また、コンピュータシステム5は相手シス
テム6の通信負荷制御に依存せずに独立して構成するこ
とができる。したがって、相手システム6が必ずしも自
システムと同一の通信負荷制御装置をもつ必要がない。
【0046】また、上記の通信負荷制御装置は、通信ア
プリケーション2が使用するデータ形式には依存しな
い。したがって、ファイルが圧縮されていない場合でも
CPU負荷を抑制する効果を発揮できる。
【0047】また、上記の通信負荷制御装置では、ネッ
トワーク7は実施の前提条件として必ずしもISDN網
である必要がない。したがって、上記の通信負荷制御装
置を任意のネットワークに適用することができる。
【0048】図3は本発明の実施の第二の形態を示すブ
ロック図である。同図において、コンピュータシステム
5aは通信システム1aを含み、通信システム1aは通
信ドライバとしてHigh level data l
ink control(以下、HDLCという。)手
順を制御するHDLCドライバ10aを備えている。他
の構成は図1と同じである。また、図4は上記の通信負
荷制御装置の動作例を示すシーケンス図である。
【0049】まず、図3を参照すると、CPU使用時間
閥値設定手段14を用いて、CPU使用時間閥値判定手
段12にCPU使用時間閥値101を設定する。閥値
は、使用可能なCPU時間を全てHDLCドライバ10
aで占有した場合を100%に換算した場合、0%より
大きく100%より小さい間で指定する。ただし、閥値
が0%に極めて近い場合、HDLCドライバ10aがC
PUを殆ど使用出来ないことになるので、指定する意味
がない。同様に閥値が100%に極めて近い場合、利用
可能なCPU時間を殆ど全てHDLCドライバ10aが
占有することになるので、これも意味がない。したがっ
て、通常は閥値としては10%〜90%の間で指定する
のが望ましい。
【0050】通信アプリケーション2がデータ送信を始
めると、HDLCドライバ10aは通信アプリケーショ
ンより受け取った送信データから情報フレーム(以下、
Iフレームという。)を生成して、送信アウトスタンデ
ィング数N1フレーム分の連続送信を行う(図4(a)
参照)。送信アウトスタンディング数とは、HDLC手
順で規定されているパラメータであって、Iフレームの
送達確認フレーム(以下、RRフレームという。)を待
たずに連続送信できるIフレームの数であり、1以上の
値をとる。送信アウトスタンディング数が大きいほど連
続して送信されるIフレーム数が増加し、通信スループ
ットは向上するが、その一方で単位時間当たりに動作す
るHDLCドライバ10aの動作頻度も増加する結果、
単位時間当たりに消費するCPU時間も増加する。
【0051】CPU使用時間測定手段11は、HDLC
ドライバ10aが通信手順制御に費やしたCPU使用時
間を常時測定する。CPU使用時間は、HDLCドライ
バ10aが動作を開始した時刻と動作を終了した時刻と
の差分を算出し、その差分を積算することで測定でき
る。測定したCPU使用時間からCPU使用時間値10
0を生成してCPU使用時間閥値判定手段12に送付す
る。
【0052】CPU使用時間閥値判定手段12は、CP
U使用時間測定手段11から受けとったCPU使用時間
値100とCPU使用時間閥値101とを比較する。比
較は、ある定期時間(例えば、1ミリ秒)毎に、CPU
使用時間値100が定期時間内に占める割合を算出し、
その割合とCPU使用時間閥値101との大小関係を判
定することで比較できる。比較の結果、CPU使用時間
値100の方が大きいと判断した場合は、スループット
抑制手段13にスループット抑制指示102を送付す
る。
【0053】スループット抑制手段13は、CPU使用
時間閥値判定手段12からスループット抑制指示102
を受けとると、HDLCドライバ10aの送信アウトス
タンディング数を1減らす(図4(b)参照)。HDL
Cドライバ10aの送信アウトスタンディング数が減る
とHDLCドライバ10aの動作頻度も減少して単位時
間当たりに消費するCPU時間も減少する。
【0054】以降、CPU使用時間値100がCPU使
用時間閥値101よりも小さくなるまで図2のステップ
A2,A3,A4をくりかえし実行し、HDLCドライ
バ10aの送信アウトスタンディング数を減らし続け
る。
【0055】図5は本発明の実施の第三の形態を示すブ
ロック図である。同図において、コンピュータシステム
5bは通信負荷制御プログラムを記録した記録媒体4を
備える。この記録媒体4は、磁気ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であってよい。
【0056】通信負荷制御プログラムは記録媒体4から
通信システム1bに読み込まれ、通信システム1bの動
作を制御する。通信システム1bは、通信負荷制御プロ
グラムの制御により、図1における通信システム1また
は図3における通信システム1aと同一の処理を実行す
る。すなわち、通信アプリケーション2が、通信システ
ム1bを起動してデータ転送やトランザクション処理等
の通信業務を開始し、このとき通信システム1bはネッ
トワーク7を介して相手システムbと通信するための通
信手順を実行する。通信手順が実行されると、通信手順
制御に費やしたCPU使用時間を常時測定し、測定した
CPU使用時間があらかじめ設定されたCPU使用時間
閥値よりも大きい場合は、CPU使用時間がCPU使用
時間閥値よりも小さくなるまで、通信スループットを抑
制する。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば次の効果が得られる。
【0058】第一の効果は、通信ドライバのCPU使用
時間の程度を定量的な任意の値に調整できる。この結
果、通信アプリケーションと他のアプリケーションのC
PU負荷の程度の割合を調整することができる。その理
由は、CPU使用時間閥値をあらかじめ希望の値に設定
しておくことで、通信ドライバのCPU使用時間の上限
を自由に選択できるからである。
【0059】第二の効果は、ファイル転送以外の任意の
通信アプリケーションに本発明を適用できる。したがっ
て、利用可能な通信アプリケーションの範囲が広がり、
例えばトランザクション処理を行う通信アプリケーショ
ンを使用する場合にも通信負荷を制御できる。その理由
は、本発明が通信アプリケーションとは構成上および動
作上のいづれにも依存していないからである。
【0060】第三の効果は、相手システムが自システム
と同一の通信負荷制御を備える必要がない。すなわち、
相手システムはそのまま変更せずに、自システムの変更
だけで通信負荷制御を実現できる。その理由は、本発明
が相手システムとは構成上および動作上のいづれにも依
存していないからである。
【0061】第四の効果は、ファイルが圧縮されていな
い場合でもCPU負荷を抑制する効果を発揮することが
できる。その理由は、本発明が通信データの内容とは構
成上および動作上のいづれにも依存していないからであ
る。
【0062】第五の効果は、任意のネットワークに適用
できる通信負荷制御を提供することができる。その理由
は、本発明がネットワークの種類とは構成上および動作
上のいづれにも依存していないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の動作を示す流れ図である。
【図3】本発明の実施の第二の形態を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施の第二の形態の動作例を示すシー
ケンス図である。
【図5】本発明の実施の第三の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【図7】他の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 通信システム 2 通信アプリケーション 3 アプリケーション 4 記録媒体 5 コンピュータシステム 6 相手システム 7 ネットワーク 10 通信ドライバ 11 CPU使用時間測定手段 12 CPU使用時間閥値判定手段 13 スループット抑制手段 14 CPU使用時間閥値設定手段 100 CPU使用時間値 101 CPU使用時間閥値 102 スループット抑制指示

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介してファイル転送
    を行うコンピュータシステムにおいて、ファイル転送に
    要するコンピュータ負荷を常時監視し、あらかじめ設定
    した閥値内でコンピュータ資源をファイル転送に配分す
    ることを特徴とする通信負荷制御方法。
  2. 【請求項2】 通信ドライバが通信手順制御に費やした
    コンピュータ使用時間を常時測定し、あらかじめ設定し
    たコンピュータ使用時間閥値と前記コンピュータ使用時
    間とを比較し、前者が後者よりも小さいときには前記通
    信ドライバの通信スループットを抑制することを特徴と
    する通信負荷制御方法。
  3. 【請求項3】 通信ドライバが通信手順制御に費やした
    コンピュータ使用時間を常時測定しコンピュータ使用時
    間値として送出するCPU使用時間測定手段と、あらか
    じめ設定したコンピュータ使用時間閥値を保持するCP
    U使用時間閥値設定手段と、前記コンピュータ使用時間
    閥値と前記コンピュータ使用時間値とを取り込んで両者
    を比較し前者が後者よりも小さいときにはスループット
    抑制指示信号を送出するCPU使用時間閥値判定手段
    と、前記スループット抑制指示信号に従って前記通信ド
    ライバの通信スループットを抑制するスループット抑制
    手段とを具備することを特徴とする通信負荷制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信負荷制御装置におい
    て、前記スループット抑制手段は通信ドライバの通信ウ
    インドウサイズを縮小することによって通信スループッ
    トを抑制することを特徴とする通信負荷制御装置。
  5. 【請求項5】 あらかじめ設定したコンピュータ使用時
    間閥値を保持するステップと、通信ドライバが通信手順
    制御に費やしたコンピュータ使用時間を常時測定しコン
    ピュータ使用時間値として送出するステップと、前記コ
    ンピュータ使用時間閥値と前記コンピュータ使用時間値
    とを取り込んで両者を比較し前者が後者よりも小さいと
    きにはスループット抑制指示信号を送出するステップ
    と、前記スループット抑制指示信号に従って前記通信ド
    ライバの通信スループットを抑制するステップとを含む
    ことを特徴とする通信負荷制御装置のプログラム記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 あらかじめ設定したコンピュータ使用時
    間閥値を保持するステップと、通信ドライバが通信手順
    制御に費やしたコンピュータ使用時間を常時測定しコン
    ピュータ使用時間値として送出するステップと、前記コ
    ンピュータ使用時間閥値と前記コンピュータ使用時間値
    とを取り込んで両者を比較し前者が後者よりも小さいと
    きにはスループット抑制指示信号を送出するステップ
    と、前記スループット抑制指示信号に従って前記通信ド
    ライバの通信ウインドウサイズを縮小することによって
    通信スループットを抑制するステップとを含むことを特
    徴とする通信負荷制御装置のプログラム記録媒体。
JP32340497A 1997-11-25 1997-11-25 通信負荷制御方法、その装置、およびそのプログラム記録媒体 Expired - Fee Related JP3237592B2 (ja)

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