JP3237093U - 容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セット - Google Patents

容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セット Download PDF

Info

Publication number
JP3237093U
JP3237093U JP2022000412U JP2022000412U JP3237093U JP 3237093 U JP3237093 U JP 3237093U JP 2022000412 U JP2022000412 U JP 2022000412U JP 2022000412 U JP2022000412 U JP 2022000412U JP 3237093 U JP3237093 U JP 3237093U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
tororo
smoothie
container
excluding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022000412U
Other languages
English (en)
Inventor
琢美 中里
Original Assignee
株式会社中里青果
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社中里青果 filed Critical 株式会社中里青果
Priority to JP2022000412U priority Critical patent/JP3237093U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3237093U publication Critical patent/JP3237093U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

Figure 0003237093000001
【課題】 長いもなどのヤマノイモ属いも類を原料とするとろろを用いた、副食・酒肴の域を越えた新規な食品を提供すること。
【解決手段】 容器入りとろろスムージ―10は、主原料の冷凍とろろ2と、副原料3とからなるスムージー4が容器5中に収容されてなる構成とする。容器5としては袋状のものも含まれる。冷凍とろろ2の原料としては、山いも、自然薯、大和いもなどヤマノイモ属いも類を用いるが、特に長いもを好適に用いることができる。副原料3としては、果実やその加工品、野菜やその加工品、飲料、調味料などを適宜用いることができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セットに係り、特に長いもなどを原料とするとろろを用いた新規なスムージー飲料を手軽に提供することのできる技術に関する。
山いも、大和いも、自然薯、長いもなどヤマノイモ属のいも類のすりおろし物は、とろろとしてそのまま食したり、主食である米飯・麦飯・そばにかけたり、副食であるマグロにかけたりして用いられている。また、粘度低下防止のために糖類やリン酸塩、あるいはガム質を添加したすりおろし山いもの冷凍物も提供されている。
このようなヤマノイモ属いも類のすりおろし物=とろろに関しては従来、特許出願等も種々なされている。たとえば後掲特許文献1には、そばやマグロのブツ切りにかけても隙間を伝って流れ落ちず、本来のすりおろし山いもと同様の粘り・糸曳き性・食感を有する山いも加工品として、すりおろし山いもと、体積0.008~0.729cm程度にカットした固形状山いもとを3~7:7~3の比率で混合するというレシピが開示されている。
また特許文献2には、必要に応じ即使用可能かつ本来の香味を損なわずに長期保存可能なとろろ食品として、自然薯等のすりおろし物に10%程度の寒天を投入してすり潰し、繊維フィルターなどで不純物を除去し、殺菌処理を施したものが開示されている。この食品は、アルミ箔製等の包装袋、合成樹脂製等のカップ、缶詰用缶など適宜な容器に充填して脱気後、密封して提供されるとしている。
特開平11-89534号公報「山芋加工品」 特開2001-314166号公報「自然薯等を用いた素材食品」
このように、とろろ食品の開発・提案は種々になされているものの、それらはいずれも米飯・麦飯・そばといった主食に対する副食、あるいは飲酒時の酒肴として位置付けられるものであった。かかる副食・酒肴の域を越えて、より広い場面において用いられる食品として提供できれば、栄養価・機能性成分ともに優れたものを有しているヤマノイモ属いも類の普及拡大に繋がり、また利用者における健康増進にも繋がる。
そこで本考案が解決しようとする課題は、かかる従来技術の状況を踏まえ、長いもなどのヤマノイモ属いも類を原料とするとろろを用いた、副食・酒肴の域を越えた新規な食品を提供することである。
考案者は上記課題について検討した。その結果、出願人が従来から製造・販売している長いもを原料とした冷凍とろろを用い、その解凍物に任意の副原料を添加して撹拌混合するだけで、風味・食感とも優れ、飲用意欲をそそり、それにより栄養価・機能性成分ともに優れた食品である長いも類の喫食を促進できることを見出し、それに基づいて本考案を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で実用新案登録請求される考案、もしくは少なくとも開示される考案は、以下の通りである。
〔1〕 主原料の冷凍とろろと、副原料とからなるスムージーが容器(袋状のものを含む。以下同様)中に収容されてなることを特徴とする、容器入りとろろスムージ―。
〔2〕 前記冷凍とろろの原料が長いもであることを特徴とする、〔1〕に記載の容器入りとろろスムージ―。
〔3〕 前記冷凍とろろが氷点下アルコールによる冷凍処理すなわち液体凍結処理によるものであることを特徴とする、〔1〕、〔2〕のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
〔4〕 前記副原料として、下記F1群~F9群の中から一以上の群が用いられ、かつ用いられる群当りこれに属する一以上の副原料が用いられていることを特徴とする、〔1〕、〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
F1群:ブルーベリー、梅、りんご、果実(ブルーベリー・梅・りんごを除く)、ブルーベリーの加工品、梅の加工品、りんごの加工品、果実(ブルーベリー・梅・りんごを除く)の加工品
F2群:にんにく、野菜(にんにくを除く)、にんにくの加工品、野菜(にんにくを除く)の加工品
F3群:アロエ、ふのり、食用植物(アロエ・ふのり・F1群・F2群を除く)、アロエの加工品、ふのりの加工品、食用植物(アロエ・ふのり・F1群・F2群を除く)の加工品
F4群:果実ジュース、野菜ジュース、清涼飲料、乳飲料、スープ、出汁、酒類、飲料(果実ジュース・野菜ジュース・清涼飲料・乳飲料・スープ・出汁・酒類・F1群・F2群・F3群を除く)
F5群:調味料、香料、香辛料、スパイス、生薬(香料・香辛料・スパイスを除く)
F6群:卵、魚介類、食肉、動物性食品(卵・魚介類・食肉・F4群を除く)
F7群:菓子(F1群・F2群・F3群を除く)、珍味(F1群・F2群・F3群・F6群を除く)、健康食品(F1群・F2群・F3群・F4群・F6群を除く)
F8群:サプリメント、DHA、EPA、食物繊維、プロテオグリカン、サプリメントの有効成分(DHA・EPA・食物繊維・プロテオグリカンを除く)、食品添加物(サプリメントの有効成分を除く)
F9群:服用薬品
〔5〕 前記容器が脱着可能な蓋とこれが脱着される容器本体とからなるカップ型容器であることを特徴とする、〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
〔6〕 前記蓋の中央部にはストローまたは撹拌手段を前期容器本体内に挿通させる挿通口が設けられていることを特徴とする、〔5〕に記載の容器入りとろろスムージ―。
〔7〕 前記容器が密封包装容器であることを特徴とする、〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
〔8〕 前記スムージーが冷凍状態であることを特徴とする、〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕、〔5〕、〔6〕、〔7〕のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
〔9〕 主原料の冷凍とろろまたはその解凍物が密封包装容器に収容されてなる密封とろろと、とろろスムージー調製用のカップ型容器と、該主原料と副原料とを該カップ型容器内で混合するための撹拌手段とからなることを特徴とする、とろろスムージ―調製セット。
〔10〕 一以上の副原料を備えていることを特徴とする、〔9〕に記載のとろろスムージ―調製セット。
〔11〕 前記撹拌手段が食器兼用であることを特徴とする、〔9〕、〔10〕のいずれかに記載のとろろスムージ―調製セット。
本考案の容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セットは上述のように構成されるため、これらによれば、風味・食感とも優れ、飲用意欲をそそるスムージーを、栄養価・機能性成分ともに優れたものを有しているヤマノイモ属いも類を原料としたとろろを用いて実現し、提供することができる。本考案により、従来のヤマノイモ属いも類の加工技術が留まっていた副食・酒肴の域を越えて新規な食品を提供することができ、これにより長いも等の普及拡大がなされ、また喫食する利用者における健康増進にも寄与することができる。
本考案に係るとろろスムージーは、朝・昼・夕におけるしっかりした食事における副食の一つとしても使用できるが、それ以上に軽食・間食の場面においての利用が期待できる。従来スムージーには、用いる材料等によって健康面を懸念されることがあった。しかし本考案に係るスムージーは、朝・昼・夕におけるしっかりした食事、軽食・間食のいずれの使用場面においても、その主原料が植物性であるとともに栄養価・機能性成分ともに優れたヤマノイモ属いも類であり、国民の食生活の質向上に貢献するものである。
本考案容器入りとろろスムージ―の基本構成を概念的に示す説明図である。 本考案容器入りとろろスムージ―の構成例を概念的に示す説明図である。 図2に示す構成例に挿通口を加えた例を概念的に示す説明図である。 本考案容器入りとろろスムージ―の別の構成例を概念的に示す説明図である。 本考案とろろスムージ―調製セットの基本構成を概念的に示す説明図である。 副原料を備えた本考案とろろスムージ―調製セットの構成を概念的に示す説明図である。 本考案容器入りとろろスムージ―の実施例の調製状況を示す写真図である。
以下、図面により本考案を詳細に説明する。
図1は、本考案容器入りとろろスムージ―の基本構成を概念的に示す説明図である。図示するように本容器入りとろろスムージ―10は、主原料の冷凍とろろ2と、副原料3とからなるスムージー4が容器(袋状のものを含む。以下同様)5中に収容されてなることを、基本構成とする。なお、容器5としては、袋状のものも含まれる。一般にとろろとは、生の山いもまたは長いもをすりおろしたものを言うが、本考案ではこれらに限定されず、自然薯、大和いもなどヤマノイモ属いも類のすりおろし物を言うものとする。とろろは、原料とするいもに何を用いるかによってその粘性など物性や風味が異なるが、本考案では特に、冷凍とろろの原料として長いもを好適に用いることができる。長いもによるとろろは比較的粘性が低く、さらりとしており、したがってよりスムージーに適している。
一般に「スムージー」とは、凍らせた果物または野菜等を使ったシャーベット状の飲み物とされる。本考案では上述の通り、冷凍とろろ2を主原料とし、これに副原料3が添加されて形成されているスムージー4である。したがって、冷凍とろろ2における「冷凍」とは、スムージー4を形成する前の原料段階における状態を指しており、形成された後のスムージー4の構成要素たるとろろが冷凍状態であることを必ずしも指すものではない。
すなわち、原料である冷凍とろろ2は、スムージー4の形成に用いられる前の原料段階では冷凍状態だが、これを用いてスムージー4が完成している状態では、冷凍とろろ2は「シャーベット状の飲み物」のベースをなすとろろ状、粘性の高い液状である。かかるとろろ状となった冷凍とろろ2を分散媒あるいは溶媒として、副原料3は分散質あるいは溶質として存在する。
冷凍とろろ2を冷凍状態からとろろ状態に変化させる過程は解凍であり、冷凍状態の冷凍とろろ2は、スムージー4が形成されるまでの間に解凍処理を受ける。解凍処理を受ける時点は、本考案では特に限定されない。副原料3の添加前であってもよいし、一方、副原料3が添加されると同時、またはその以後であってもよい。もっとも、スムージー4の形成を円滑に、効率的に行うためには、副原料3添加前に冷凍とろろ2が解凍されている状態であることが望ましい。
なお、図において副原料3は固形状に記載されているが、固形状には限定されない。後述する例のように、液体状、ペースト状、粉末状など、その形状は限定されない。また、副原料3の種類やその数も任意に設計できる。また本図では、副原料3は冷凍とろろ2の中に冷凍とろろ2とは視覚的に識別し得るように記載されているが、実際には溶けて視認できないような状態になっていてもよい。図はあくまでも概念的な記載であり、副原料3が具体的に何であるかによって冷凍とろろ2との間で形成される状態は、混合状態ないしは分散状態、または溶解状態、いずれの状態もあり得る。以上、図の記載に関して述べたことは、後出の図2~6においても同様である。
本考案容器入りとろろスムージー10に係る容器5は、スムージー4を収容して少なくとも一度の飲用に要する所用時間以上の時間、安定的にこれを保持できるものである限り、如何なる形態のものであってもよい。たとえば、ブラスチック製やビニール製などの柔軟な袋状、コーティングされた紙製のカップ状、PETボトル、陶磁器製のカップ状、プラスチック製のカップ状など、本とろろスムージーが供される形態に応じ、適宜の容器を用いるものとすることができる。
本容器入りとろろスムージー10の主原料・冷凍とろろ2としては、氷点下アルコールによる冷凍処理、いわゆる液体凍結処理により冷凍されたとろろを好適に用いることができる。この処理は、たとえば凝固点が氷点よりも相当低いエチルアルコールを用いて、処理対象である被凍結物を-20℃~-35℃もの低温範囲内で急速に凍結させることができ、それにより被凍結物の品質・鮮度を良好に保持することができる(例.WO2019/202645「冷凍装置」)。とろろの冷凍には最適であり、たとえば冷凍装置「凍眠」(登録商標、株式会社テクニカン製)を好適に用いることができる。
本容器入りとろろスムージー10を構成する副原料3としては、口に入れることのできるものであればどのようなものでも用いることができる。以下のF1群~F8群はその例であり、これらに限定されない。
F1群:ブルーベリー、梅、りんご、果実(ブルーベリー・梅・りんごを除く)、ブルーベリーの加工品、梅の加工品、りんごの加工品、果実(ブルーベリー・梅・りんごを除く)の加工品
F2群:にんにく、野菜(にんにくを除く)、にんにくの加工品、野菜(にんにくを除く)の加工品
F3群:アロエ、ふのり、食用植物(アロエ・ふのり・F1群・F2群を除く)、アロエの加工品、ふのりの加工品、食用植物(アロエ・ふのり・F1群・F2群を除く)の加工品
F4群:果実ジュース、野菜ジュース、清涼飲料、乳飲料、スープ、出汁、酒類、飲料(果実ジュース・野菜ジュース・清涼飲料・乳飲料・スープ・出汁・酒類・F1群・F2群・F3群を除く)
F5群:調味料、香料、香辛料、スパイス、生薬(香料・香辛料・スパイスを除く)
F6群:卵、魚介類、食肉、動物性食品(卵・魚介類・食肉・F4群を除く)
F7群:菓子(F1群・F2群・F3群を除く)、珍味(F1群・F2群・F3群・F6群を除く)、健康食品(F1群・F2群・F3群・F4群・F6群を除く)
F8群:サプリメント、DHA、EPA、食物繊維、プロテオグリカン、サプリメントの有効成分(DHA・EPA・食物繊維・プロテオグリカンを除く)、食品添加物(サプリメントの有効成分を除く)
F9群:服用薬品
F1群~F8群の中から一つの群、または二つ以上の群を選び、それぞれの群の中に包含される副原料の一つ、または二つ以上を、本容器入りとろろスムージー10の副原料3としてよい。この他にも、たとえば袋に包装された穀物材料製の菓子類などにおいて、袋の中に残る粉末を副原料とすることも可能である。それほどまでに、副原料が包含する範囲は限定されない。
本考案はスムージーに係るものであり、したがって基本的には、とろろを食する際のように飲用可能なものである。上述の、特にF1群やF4群の中から副原料を用いた場合は、主として甘未を中心とするおやつ(間食)や軽食用として容器入りとろろスムージー10を用いることができる。一方、F2群、F5群、F6群などを用いた場合には、比較的おかず(副食)や酒肴向きの飲用食と言える。なお、F9群を用いて、服用薬品を服用しやすくするための一策として本考案容器入りとろろスムージー10を用いることも可能である。
図2は、本考案容器入りとろろスムージ―の構成例を概念的に示す説明図である。図示するように本容器入りとろろスムージー210は、その容器25が、脱着可能な蓋25Tとそれが脱着される容器本体25Vとからなるカップ型容器である構成とすることができる。本構成例210は、蓋25Tを取って、本体25V中に収容されているスムージー24を飲用する、という形で用いられる。飲食店やイベント会場などの飲食コーナーにおいて供される形態として適している。
なお、本容器入りとろろスムージー210は、中のスムージー24が冷凍状態であってもよい。この場合は、飲食店やイベント会場などの飲食コーナーにおいて供される形態では必要に応じて解凍し、飲用できる状態にして供する。また、冷凍食品として製造・流通・販売に適する形態でもある。
図3は、図2に示す構成例に挿通口を加えた例を概念的に示す説明図である。図示するように本容器入りとろろスムージー310は、蓋35Tの中央部にストローまたは撹拌手段36を容器本体35V内に挿通させる挿通口35Hが設けられている構成とすることができる。挿通させる物がストローである場合、飲用者は蓋35Tを取らずにストロー36を挿通口35Hから容器本体35V内に入れた状態で、スムージー34を飲用することができる。
挿通口35Hを挿通させる物が撹拌手段である場合、提供者または飲用者は蓋35Tを取らずに撹拌手段36を挿通口35Hから容器本体35V内に入れ、内部のスムージー34に撹拌を加え、飲用に供することができる。本容器入りとろろスムージー310が冷凍品である場合、飲用者や提供者は、これを解凍し、解凍が完了する頃合いで撹拌手段36を挿入し、スムージー34を撹拌し、飲用に供することができる。なお、挿通口35Hを挿通させる物は、ストローと撹拌手段を兼ねる物であってもよい。
図4は、本考案容器入りとろろスムージ―の別の構成例を概念的に示す説明図である。図示するように本容器入りとろろスムージー410は、その容器45が密封包装容器である構成とすることができる。収容されるスムージー44は、即飲用可能な液状であっても、また冷凍状態であってもよい。
容器45は、容器本体45Vと、スムージー充填用兼飲用時用の口部に設けられたキャップ45Cからなる。容器45の材質としてはビニール製、プラスチック製など適宜のものを用いることができ、またその物性は硬軟いずれでもよい。即飲用可能な液状の場合には即キャップ45Cを取って、また冷凍状態の場合には解凍後にキャップ45Cを取って、飲用する。
以上説明したいずれの構成例の容器入りとろろスムージーであっても、容器に収容されているスムージーの状態は、即飲用可能な液状であっても、あるいは冷凍状態であってもよく、いずれも本考案の範囲内である。
図5は、本考案とろろスムージ―調製セットの基本構成を概念的に示す説明図である。図示するように本とろろスムージ―調製セット520は、主原料の冷凍とろろまたはその解凍物52が密封包装容器51に収容されてなる密封とろろ58と、とろろスムージー調製用のカップ型容器55と、該主原料52と適宜の副原料とを該カップ型容器55内で混合するための撹拌手段56とからなることを、主たる構成とする。撹拌手段56は、ストロー形状や先がへら状となったスプーン形状であるなど、食器兼用であってもよい。なおとろろスムージー調製セット520は、図示するように、包装箱など適宜の収容体515に収容されてなる構成とすることができる。
図では、密封包装容器51にはキャップ付きの口部があり、またカップ型容器55には挿通口を備えた蓋が付いているが、これは例示であり、かかる構成に限定されない。密封包装容器51は収容してある主原料52を外部に取出せる構造であること、またカップ型容器55は主原料52を内部に入れてこれを撹拌手段56で撹拌できること、がそれぞれ少なくとも充足されればよい。後出図6でも同様である。
かかる構成の本とろろスムージー調製セット520の使用方法は次の通りである。すなわち、主原料たる冷凍とろろまたはその解凍物52が冷凍の場合は解凍してから、解凍物の場合はそのままで密封包装容器51からカップ型容器55と移され、さらにセット外の適宜の副原料がカップ型容器55に入れられ、両者が撹拌手段56によって撹拌混合されて、飲用に供するとろろスムージーが調製される。本セット520の利用形態として、スムージー調製者と飲用者は、同一者であっても別の者であってもよく、いずれも本考案の想定内である。
図6は、副原料を備えた本考案とろろスムージ―調製セットの構成を概念的に示す説明図である。図示するように本とろろスムージー調製セット620は、図5で示した構成に加えて、一以上の副原料63を備えていることを、特徴的構成とする。図示するように副原料63は、たとえば袋状などの容器67に収容された形態とすることができる。副原料63は、二種類以上のものが同一容器内に混合された形態でも、別々の容器に収容された形態でもよい。
以下、本考案の実施例を説明するが、本考案がこれに限定されるものではない。
図7は、本考案容器入りとろろスムージ―の実施例の調製状況を示す写真図である。向かって左には、主原料72を容器71中に収容した密封とろろ78、右にはカップ型容器75において調製中のスムージー74が示されている。密封とろろ78としては、出願人製造・販売に係る「芋の唄(登録商標)冷凍手ずり」を用いている。解凍状態の主原料72をカップ型容器75内に入れ、これに副原料73としてブルーベリー抽出液を加え、撹拌手段76により撹拌混合し、スムージー74を調製途中の状態が示されている。調製後、飲用したところ、原料がとろろとは思えぬほどの洒落た感覚のスムージーが得られた。本考案は、副原料の選択により、種々のスムージーを設計・開発できる考案であることが示された。
本考案の容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セットによれば、風味・食感とも優れ、飲用意欲をそそるスムージーを、栄養価・機能性成分ともに優れたものを有しているヤマノイモ属いも類を原料としたとろろを用いて実現し、提供することができる。したがって、農業分野、農産加工分野、食品製造分野、飲食業分野、および関連する全分野において、産業上利用性が高い考案である。
2、22、32、42…冷凍とろろ(主原料)
3、23、33、43、63、73…副原料
4、24、34、44、74…とろろスムージー
5、25、35、45…容器
10、210、310、410…容器入りとろろスムージ―
25T、35T…蓋
25V、35V、45V…容器本体
35H…挿通口
36…ストローまたは撹拌手段
45C…キャップ
51、61、71…密封包装容器
52、62、72…冷凍とろろまたはその解凍物(主原料)
55、65、75…カップ型容器
56、66、76…撹拌手段
58、68、78…密封とろろ
67…副原料の容器
515、615…とろろスムージー調製セットの収容体
520、620…とろろスムージー調製セット

Claims (11)

  1. 主原料の冷凍とろろと、
    副原料とからなるスムージーが
    容器(袋状のものを含む。以下同様)中に収容されてなることを特徴とする、容器入りとろろスムージ―。
  2. 前記冷凍とろろの原料が長いもであることを特徴とする、請求項1に記載の容器入りとろろスムージ―。
  3. 前記冷凍とろろが氷点下アルコールによる冷凍処理すなわち液体凍結処理によるものであることを特徴とする、請求項1、2のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
  4. 前記副原料として、下記F1群~F9群の中から一以上の群が用いられ、かつ用いられる群当りこれに属する一以上の副原料が用いられていることを特徴とする、請求項1、2、3のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
    F1群:ブルーベリー、梅、りんご、果実(ブルーベリー・梅・りんごを除く)、ブルーベリーの加工品、梅の加工品、りんごの加工品、果実(ブルーベリー・梅・りんごを除く)の加工品
    F2群:にんにく、野菜(にんにくを除く)、にんにくの加工品、野菜(にんにくを除く)の加工品
    F3群:アロエ、ふのり、食用植物(アロエ・ふのり・F1群・F2群を除く)、アロエの加工品、ふのりの加工品、食用植物(アロエ・ふのり・F1群・F2群を除く)の加工品
    F4群:果実ジュース、野菜ジュース、清涼飲料、乳飲料、スープ、出汁、酒類、飲料(果実ジュース・野菜ジュース・清涼飲料・乳飲料・スープ・出汁・酒類・F1群・F2群・F3群を除く)
    F5群:調味料、香料、香辛料、スパイス、生薬(香料・香辛料・スパイスを除く)
    F6群:卵、魚介類、食肉、動物性食品(卵・魚介類・食肉・F4群を除く)
    F7群:菓子(F1群・F2群・F3群を除く)、珍味(F1群・F2群・F3群・F6群を除く)、健康食品(F1群・F2群・F3群・F4群・F6群を除く)
    F8群:サプリメント、DHA、EPA、食物繊維、プロテオグリカン、サプリメントの有効成分(DHA・EPA・食物繊維・プロテオグリカンを除く)、食品添加物(サプリメントの有効成分を除く)
    F9群:服用薬品
  5. 前記容器が脱着可能な蓋とこれが脱着される容器本体とからなるカップ型容器であることを特徴とする、請求項1、2、3、4のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
  6. 前記蓋の中央部にはストローまたは撹拌手段を前期容器本体内に挿通させる挿通口が設けられていることを特徴とする、請求項5に記載の容器入りとろろスムージ―。
  7. 前記容器が密封包装容器であることを特徴とする、請求項1、2、3、4のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
  8. 前記スムージーが冷凍状態であることを特徴とする、請求項1、2、3、4、5、6、7のいずれかに記載の容器入りとろろスムージ―。
  9. 主原料の冷凍とろろまたはその解凍物が密封包装容器に収容されてなる密封とろろと、
    とろろスムージー調製用のカップ型容器と、
    該主原料と副原料とを該カップ型容器内で混合するための撹拌手段とからなることを特徴とする、とろろスムージ―調製セット。
  10. 一以上の副原料を備えていることを特徴とする、請求項9に記載のとろろスムージ―調製セット。
  11. 前記撹拌手段が食器兼用であることを特徴とする、請求項9、10のいずれかに記載のとろろスムージ―調製セット。








JP2022000412U 2022-02-14 2022-02-14 容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セット Active JP3237093U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022000412U JP3237093U (ja) 2022-02-14 2022-02-14 容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022000412U JP3237093U (ja) 2022-02-14 2022-02-14 容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3237093U true JP3237093U (ja) 2022-04-14

Family

ID=81079746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022000412U Active JP3237093U (ja) 2022-02-14 2022-02-14 容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3237093U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6287612B1 (en) Liquid food products and package therefore
TW504370B (en) Cooking aid
US20140234475A1 (en) Sensoric imprinting
CN101287382A (zh) 含有输送装置的食物制品及其制造方法
JP5756256B2 (ja) 咀嚼困難者用介護食の食材セット
JP6193643B2 (ja) 液体調味料及び食品の製造方法
JP3237093U (ja) 容器入りとろろスムージ―、およびとろろスムージ―調製セット
JPH01312978A (ja) 飲料用及び添加用食品
KR101074052B1 (ko) 현미를 주재로 한 간편식품
JP6747225B2 (ja) スパウトパウチ詰め野菜サラダ
CN110279091A (zh) 一种玫瑰番茄复合调味料组合物及制备方法
JP6186025B2 (ja) 二液分離型容器詰調味料
EP3177159B1 (en) Kit of parts containing a cheese food product and a natural food preparation
KR20130123131A (ko) 닭고기를 함유하는 음료용 조성물
JP3795849B2 (ja) モズク加工品とその製造方法
GB2483654A (en) A sauce concentrate pellet
JP2021112184A (ja) 加工食品および加工食品の製造方法
CN115697080A (zh) 勺舀型食物组合物
JP3576408B2 (ja) 密封容器入り飲料
TWM555845U (zh) 鹼質飲品包
THOMPSON Personal Nutrition Experiences of Two Cancer Patients: Thanks, But No Spare Ribs!
JP2000236839A (ja) ピーマンの果実とへたの粉末
JP2001120240A (ja) スパウト付き耐熱性シート袋入り食品及びその製造方法
CN1605277A (zh) 一种狗肉酱蘸料及其制备方法
II SECTION C

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3237093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150