JP3234332U - 直接噴射システム用燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧で燃料を圧送することができかつ同時に信頼性の問題が無い直接噴射システム用燃料ポンプを提供する。【解決手段】主本体2と、主本体2内に画定された圧送チャンバ4と、圧送チャンバ4の容積を周期的に変動させるために圧送チャンバ4の内部に摺動するように組付けられているピストン5と、圧送チャンバ4の下で主本体2内に画定されている格納用座部6と、格納用座部6内に収納されかつ中央貫通孔8を備えたガイドブッシング7であって、その中でピストン5が摺動するように配設される、ガイドブッシング7と、ピストン5とガイドブッシング7の中央貫通孔8の間に間置された封止用ガスケット9と、を備える直接噴射システム用燃料ポンプ1。ガイドブッシング7の中央貫通孔8とピストン5の間に存在する機械的クリアランスは12ミクロン未満である。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本実用新案出願は、その開示内容全体を参照することにより本明細書に組込まれている2020年7月22日付出願の伊国特許出願第102020000017767号からの優先権を主張するものである。
本考案は、直接噴射システム用燃料ポンプに関し、好ましくは、直接噴射システムは火花点火式内燃機関において使用され、したがってガソリン又はそれに類似する燃料により動力供給される。
直接噴射システムには、複数の燃料噴射装置と、燃料噴射装置に加圧燃料を供給するコモンレールと、高圧供給ダクトを介してコモンレールに燃料を供給しかつ流量制御デバイスを備える高圧燃料ポンプと、エンジンの動作条件に応じて経時的に概して変動可能である所望の値にコモンレールの内部の燃料圧力を維持するために流量制御デバイスを駆動する制御ユニットとを備える。
欧州特許出願公開第2236809号明細書に記載の高圧燃料ポンプは、ピストンが往復運動でその内部を摺動している圧送チャンバと、圧送チャンバ内に低圧燃料を補給するために吸込み弁によって調整される吸入ダクトと、圧送チャンバから外へかつコモンレール内へと高圧燃料を補給するために送出弁によって調整される送出ダクトとを備える。
ピストンの往復摺動を誘導するために、ピストンが内部を摺動する圧送チャンバの下方に配設されたガイドブッシングが設けられている。(その中にピストンが設置される)ガイドブッシングの中央貫通孔及びピストンは、(ピストンに沿った燃料漏出を制限するために)ガイドブッシングの中央貫通孔とピストンの間に存在する機械的クリアランス(すなわち、距離)を最小限に抑えながらも(ガイドブッシング内部でのピストンの摺動を可能にするために明らかに必要なものである)この機械的クリアランスを完全に削除することがないようにするべく高い精度で機械加工されなければならない。現在市販されている高圧燃料ポンプにおいては、ガイドブッシングの中央貫通孔とピストンの間の機械的クリアランス(すなわち距離)は、12ミクロン未満、概して7ミクロン〜10ミクロンである。実際、この範囲の値により、ピストンの機能性(すなわち、ガイドブッシングの内部のピストンの摺動)を損なうことなくピストンに沿った燃料漏出を有意に制限することができる。
近年、自動車製造業者は、40MPa(400バール)〜50MPa(500バール)を超える(最高80MPa(800バール)〜100MPa(1000バール))ガソリン噴射圧力で動作し、その結果としてこれらの圧力で燃料を圧送することができる高圧燃料ポンプを必要とする、新規のガソリン内燃機関の設計を開始している。
いくつかのシミュレーションによって、欧州特許出願公開第2236809号明細書に記載の構造で、明らかに多少の適応を伴って、最高80MPa(800バール)〜100MPa(1000バール)までの公称燃料圧力の上昇が可能となるということが示されている。しかしながら、同じシミュレーションでは、公称燃料圧力を大幅に上昇させることによってガイドブッシングの内部でのピストンの早期焼付きが発生し得る、ということも示されている。
本考案の目的は、高圧で燃料を圧送することができかつ同時に信頼性の問題が無い直接噴射システム用燃料ポンプを実現することにある。
本考案によると、添付の実用新案登録請求の範囲で請求されている直接噴射システム用燃料ポンプが実現される。
実用新案登録請求の範囲では、本明細書の不可欠の部分を形成する本考案の好ましい実施形態について記載されている。
ここで本考案について、いくつかの非限定的な実施形態を例示する添付図面を参照しながら説明する。
図1は本考案によって製造された燃料ポンプの縦断図面である。 図2は燃料ポンプのガイドブッシング及びピストンを部分的に例示する図1の細部の拡大図である。 図3は図1中の燃料ポンプのさらなる縦断図面である。 図4は図1中の燃料ポンプのピストンの斜視図である。 図5は変形実施形態に係る図2中の細部の拡大図である。
図1中、参照番号1は、全体的に、内燃機械内のコモンレールタイプの直接燃料噴射システム用の高圧燃料ポンプを示している。好ましくは、直接噴射システムは、火花点火式内燃機械内で使用され、したがって、ガソリン又は類似する燃料が導入される。
高圧ポンプ1は、長手軸線3を有し、かつ、内部に筒状の圧送チャンバ4を画定する、主本体2を備える。ピストン5が、圧送チャンバ4の内部に摺動するように組付けられており、ピストン5は、長手軸線3に沿った往復運動での移動によって、圧送チャンバ4の容積の周期的変動をひき起こす。ピストン5の下側部分は、一方の側では、圧送チャンバ4の最大容積位置に向かってピストン5を押す役割を持つばね(図示せず)に結合されており、他方の側では、内燃機械の駆動シャフトによって回転させられてばねを圧縮することによってピストン5を周期的に上向きに移動させるカム(図示せず)に結合されている。
吸入ダクト(図示せず)は、圧送チャンバ4の側壁を始点とし、圧送チャンバ4に配設された吸込み弁(図示せず)により調整される。送出ダクト(図示せず)は、吸入ダクトとは反対側から、圧送チャンバ4の側壁を始点とし、圧送チャンバ4に配設された一方向送出弁(図示せず)によって調整され、圧送チャンバ4から吐出される燃料の流れのみを可能にする。
主本体2内で圧送チャンバ4の下方に、筒状の格納用座部6が設けられており、筒状の格納用座部6は、圧送チャンバ4の直径よりも大きな直径を有し、ピストン5のガイドブッシング7を収納する。ガイドブッシング7は、本質的に、ピストン5の軸線方向往復摺動を誘導する機能を有する。ガイドブッシング7は、適切な硬度の材料で製造され、ピストン5の軸線方向摺動を容易にするための表面仕上げを伴う。
ガイドブッシング7は管形状を有し、ピストン5がその内部で摺動するように収納される中央貫通孔8を有する。ガイドブッシング7の(この中にピストン5が設置される)中央貫通孔8及びピストン5は、(ピストン5に沿った燃料漏出を可能な限り制限するために)ガイドブッシング7の中央貫通孔8とピストン5の間に存在する機械的クリアランス(すなわち、距離)を最小限に抑えながらも(ガイドブッシング7の内部でのピストン5の摺動を可能にするために明らかに必要なものである)この機械的クリアランスを完全に削除することがないようにするべく高い精度で機械加工される。
ガイドブッシング7の中央貫通孔8とピストン5の間に存在する機械的クリアランス(すなわち距離)は、12ミクロン未満、一般的に7ミクロン〜10ミクロンである。実際、この範囲の値は、ピストン5の機能性(すなわち、ガイドブッシング7の内部のピストン5の自由摺動)を損なうことなくピストン5に沿った燃料漏出を制限することができる。
ガイドブッシング7の中央貫通孔8内でのピストン5の摺動を改良するため、ピストン5は、外部が減摩(すなわち、低摩擦)の外側層で被覆されている。好ましくは、炭素系DLC(「ダイアモンド状炭素」)タイプの減摩被覆が使用される。代替的には、減摩被覆をガイドブッシング7の中央貫通孔8に対してのみ適用することができ、又は、ピストン5及びガイドブッシング7の中央貫通孔8の両方に対して減摩被覆を適用し得る。
図2中によりよく例示されているように、ピストン5とガイドブッシング7の中央貫通孔8の間には、ピストン5に沿った燃料漏出をさらに制限する機能を有する封止用ガスケット9が間置されている。封止用ガスケット9は、弾性的に変形できるように(詳細には、ガイドブッシング7の中央貫通孔8の内側表面に半径方向に圧接するため)一定の弾性を有する。封止用ガスケット9は好ましくは、低い摩擦係数を有する材料で製造される。例えば、封止用ガスケット9は、場合によっては、ガラス又は黒鉛が充填されたPTFE(商業的にテフロン(登録商標)としても知られているポリテトラフルオロエチレン)系材料で製造され得る。
添付図面中で例示されている好ましい実施形態によると、ピストン5は、(図3中により良く例示されている)封止用ガスケット9を収納する環状溝10を有する。すなわち、環状溝10は、封止用ガスケット9がピストン5との関係において軸線方向に変位するのを防ぐために、封止用ガスケット9を内部に収納する座部を構成する。
明らかなこととして、環状溝10は、環状溝10(ひいては、環状溝10内に収納されている封止用ガスケット9)がピストン5の行程中において常にガイドブッシング7の中央貫通孔8の内部に来るような軸線方向寸法で、ピストン5上に位置付けされる。
添付図面に例示された好ましい実施形態によると、ピストン5は、さらなる環状溝11を(少なくとも)さらに備え、このさらなる環状溝11は、封止用ガスケット9を収納する環状溝10から一定の軸線方向距離のところに配設されており、かつ、自由であり(すなわち、他の要素が係合せず)かつピストン5の行程中に常にガイドブッシング7の中央貫通孔8の内部に環状溝11が来るような軸線方向高さでピストン5上に位置付けされている。環状溝11の第1の機能は、ピストン5に沿って漏出する一定量の燃料を内部に収集して燃料漏出を制限することができる「液圧シール」を創出することにある。換言すると、燃料漏出を制限することができる「液圧シール」を創出する加圧燃料のリングが環状溝11内に形成される。環状溝11のさらなる機能(但し、重要性は劣らない機能)は、ピストン5のあらゆる偏心を復元(オフセット)する一助となることから、ガイドブッシング7の中央貫通孔8内のピストン5の位置合わせを安定化することにある。
添付図面中に例示されている実施形態において、環状溝10(ひいては、封止用ガスケット9)は、圧送チャンバ4と環状溝11の間に配設されている。すなわち、環状溝11は、環状溝10よりも(したがって、封止用ガスケット9との関係において)圧送チャンバ4からさらに遠くに配設されている。この実施形態において、ピストン5に沿って漏出する燃料は、最初に環状溝10(したがって、封止用ガスケット9)と遭遇し、次いで環状溝11と遭遇する。
図示されていない異なる実施形態によると、環状溝11は、圧送チャンバ4と環状溝10(ひいては封止用ガスケット9)の間に配設される。すなわち、環状溝10(ひいては封止用ガスケット9)は、環状溝11よりも圧送チャンバ4からさらに離れて配設される。この形態の実施形態では、ピストン5に沿って流れる燃料は、最初に環状溝11と遭遇し、次いで環状溝10(ひいては封止用ガスケット9)と遭遇する。
図1〜4中に例示されている実施形態において、封止用ガスケット9は、自己閉鎖した(すなわち中断部が全く無い)環形状を有する。換言すると、封止用ガスケット9は、中断部の無い、したがって始点も無く終点も無い、連続したリングである。この実施形態は、封止用ガスケット9によってより優れた液圧シールを達成できるようにするが、その一方で、環状溝10に到達するまでピストン5に沿って摺動するように封止用ガスケット9を弾性変形させるためにかけられる(封止用ガスケット9の外側表面に対する損傷及び/又はピストン5の外側表面の擦り傷も同様に導く可能性がある)強い力が必要されるために、環状溝10内の封止用ガスケット9の組立てがはるかに複雑となる。
図5中に例示されている変形実施形態においては、封止用ガスケット9は、連続性の破断部12に起因して開放した環状形態(すなわち、自己閉鎖していない)を有する。その結果、封止用ガスケット9は、(破断部12から)互いに離隔しかつ互いに対面する始点と終点を有する。
必然的ではないものの好ましくは、中断部12には、ピストン5の長手軸線3と鋭角を成す、すなわち、ピストン5の長手軸線3に対して傾斜し、平行ではない(図5に例示された実施形態において、中断部12はピストン5の長手軸線3と45°の角度を成す)。ピストン5の長手軸線3との関係における(すなわち、燃料圧力のスラスト方向との関係における)中断部12の傾斜は、燃料圧力に封止用ガスケット9を閉鎖させる役割、すなわち、封止用ガスケット9の2つの対面する端部を互いに対して押圧する役割をもたせることになる。この実施形態は、封止用ガスケット9の液圧シールを低下させるものの、一方で、環状溝10に到達するまでピストン5に沿って摺動するように封止用ガスケット9を弾性変形させるためにかけられる比較的控えめな力しか必要とされないために、環状溝10内の封止用ガスケット9の組立てははるかに単純になる。
例示されていない変形実施形態によると、ピストン5は、互いから一定の距離で連続的に配設されかつそれぞれの環状溝10内に収納された、2つ又は3つの封止用ガスケット9を備え得る。
例示されていないさらなる実施形態によると、ピストン5は、互いから一定の距離で配設された2つ又は3つの環状溝11を備え得る。通常は、少なくとも1つの環状溝11が環状溝10の上流側(すなわち、封止用ガスケット9の上流側)に配設され、少なくとも1つの環状溝11が環状溝10の下流側(すなわち、封止用ガスケット9の下流側)に配設される。
本明細書中に記載の実施形態は、本考案の保護の範囲から逸脱することなく、互いに組合せ可能である。
上述の燃料ポンプ1には多くの利点がある。
第1に、上述の燃料ポンプ1は、いかなる信頼性の問題もなく(すなわち、ピストン5の早期焼付きを示すことなく)、最高90MPa(900バール)〜100MPa(1000バール)の公称圧力で燃料を圧送することができる。
この結果は、(ピストン5に沿った燃料漏出を可能な限り制限するために)ガイドブッシング7の中央貫通孔8とピストン5との間に非常に小さな機械的クリアランス(12ミクロン未満)を使用することと、封止用ガスケット9の存在とを組合せることによって得られる。すなわち、これら2つの解決法の相乗作用により、ピストン5に沿った燃料漏出をほぼ完全に削除して、さもなくばピストン5の減摩被覆の熱劣化をひき起こし得る、結果として生じるピストン5の過熱を無くすことができる。
換言すると、公称燃料圧力を増大させることにより、ピストン5に沿った燃料漏出は、(燃料漏出は「動力損失」を表すので)エネルギー効率上でさしたる問題とはならないが、ガイドブッシング7の中央貫通孔8とピストン5の間の漏出燃料は非常に高温になりピストン5の減摩被覆にとって臨界温度に達することさえあることから、むしろ(鋼製のピストン5に損傷を与えないもののピストン5の減摩被覆に損傷を与え得る)ピストン5の過熱の方が問題である。
さらに、上述の燃料ポンプ1は、類似の公知の燃料ポンプに対する修正が限定的であって、封止用ガスケット9の追加からなるため、実施が簡易かつ廉価である。
1 燃料ポンプ
2 主本体
3 長手軸線
4 圧送チャンバ
5 ピストン
6 格納用座部
7 ガイドブッシング
8 中央貫通孔
9 封止用ガスケット
10 環状溝
11 環状溝
12 中断部

Claims (13)

  1. 直接噴射システム用燃料ポンプ(1)において、
    前記直接噴射システム用燃料ポンプ(1)は、
    主本体(2)と、
    前記主本体(2)内に画定された圧送チャンバ(4)と、
    前記圧送チャンバ(4)の容積を周期的に変動させるために前記圧送チャンバ(4)の内部に摺動するように組付けられているピストン(5)と、
    前記圧送チャンバ(4)の下で前記主本体(2)内に画定されている格納用座部(6)と、
    前記格納用座部(6)内に収納されておりかつ中央貫通孔(8)を備えたガイドブッシング(7)であって、前記ガイドブッシング(7)において前記ピストン(5)が摺動するように配設される、ガイドブッシング(7)とを備え、
    前記ガイドブッシング(7)の前記中央貫通孔(8)と前記ピストン(5)の間に存在する機械的クリアランスが12ミクロン未満である、直接噴射システム用燃料ポンプ(1)において、
    前記直接噴射システム用燃料ポンプ(1)は、前記ピストン(5)と前記ガイドブッシング(7)の前記中央貫通孔(8)の間に間置された封止用ガスケット(9)を備えることを特徴とする直接噴射システム用燃料ポンプ(1)。
  2. 前記封止用ガスケット(9)が前記ピストン(5)上に組付けられている、請求項1に記載の燃料ポンプ(1)。
  3. 前記ピストン(5)が、前記封止用ガスケット(9)を収納する第1の環状溝(10)を有する、請求項1又は2に記載の燃料ポンプ(1)。
  4. 前記ピストン(5)が、前記封止用ガスケット(9)から所与の軸線方向距離のところに配設され、かつ、自由である、すなわち他の要素によって係合されていない、第2の環状溝(11)を有する、請求項1、2又は3に記載の燃料ポンプ(1)。
  5. 前記封止用ガスケット(9)が前記圧送チャンバ(4)と前記第2の環状溝(11)の間に配設されている、請求項4に記載の燃料ポンプ(1)。
  6. 前記第2の環状溝(11)が前記圧送チャンバ(4)と前記封止用ガスケット(9)の間に配設されている、請求項4に記載の燃料ポンプ(1)。
  7. 前記封止用ガスケット(9)が閉鎖した環形状を有する、すなわち、前記封止用ガスケット(9)が中断部の無い連続的リングである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料ポンプ(1)。
  8. 前記封止用ガスケット(9)が、その連続性の中断部(12)のため開放環形状を有し、したがって、互いに離隔しかつ対面している、始点と終点とを有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料ポンプ(1)。
  9. 前記中断部(12)が前記ピストン(5)の長手軸線(3)と鋭角を成す、請求項8に記載の燃料ポンプ(1)。
  10. 前記封止用ガスケット(9)はPTFE系材料製である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料ポンプ(1)。
  11. 前記ピストン(5)及び/又は前記ガイドブッシング(7)の前記中央貫通孔(8)は、減摩被覆で被覆されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の燃料ポンプ(1)。
  12. 前記減摩被覆が炭素系DLC被覆である、請求項11に記載の燃料ポンプ(1)。
  13. 前記ガイドブッシング(7)の前記中央貫通孔(8)と前記ピストン(5)の間に存在する前記機械的クリアランスが、7ミクロン〜10ミクロンの範囲内である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の燃料ポンプ(1)。
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