JP3232976B2 - インクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドの製造方法

Info

Publication number
JP3232976B2
JP3232976B2 JP23490495A JP23490495A JP3232976B2 JP 3232976 B2 JP3232976 B2 JP 3232976B2 JP 23490495 A JP23490495 A JP 23490495A JP 23490495 A JP23490495 A JP 23490495A JP 3232976 B2 JP3232976 B2 JP 3232976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
conductive layer
block
piezoelectric ceramic
ceramic plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23490495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09123462A (ja
Inventor
良則 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP23490495A priority Critical patent/JP3232976B2/ja
Publication of JPH09123462A publication Critical patent/JPH09123462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3232976B2 publication Critical patent/JP3232976B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電セラミックスの隔
壁により隔てられた互いに並行する複数のチャンネルを
有し、前記チャンネルの内壁に形成された信号電極への
電圧印加の有無に応じて、前記隔壁を変形せしめ、その
変形にともなって前記チャンネル内に充填されているイ
ンクをそのチャンネルに連通したノズルより選択的に突
出せしめるインクジェット記録ヘッドの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭63−2527
50号公報に開示のようにインク吐出原理として圧電素
子のせん断モード変形を利用したインクジェット記録装
置が考えられている。この構成は図7に示すように、大
きく圧電セラミックスのアクチュエータ部材1とカバー
プレート3とノズルプレート2とプリント配線板7とか
ら構成されている。そのアクチュエータ部材1には、ダ
イヤモンドプレード等により切削加工された複数のチャ
ンネル10が形成されている。また、そのチャンネル1
0間の隔壁12は溝深さ方向に分極処理を施されてい
る。
【0003】それらのチャンネル10は同じ深さであ
り、かつ平行で、チャンネル10の深さは、図8に示す
ようにアクチュエータ部材1の後端面15に近づくにつ
れて次第に浅くなっており、後端面15付近にはチャン
ネル浅溝16が形成されている。そして、各チャンネル
10の両側面の上側半分には信号電極4がスパッタリン
グや蒸着等によって形成されている。また、チャンネル
浅溝16においても同様に側面及び底面に信号電極4が
スパッタリングや蒸着等によって形成されている。これ
によりチャンネル10の両側面に形成された信号電極4
はチャンネル浅溝16の底面に形成された信号電極4に
よって電気的に接続されている。
【0004】次に、カバープレート3は、セラミックス
材料または樹脂材料等から形成されている。また、カバ
ープレート3には、研削または切削加工等によって、イ
ンク供給口9及びマニホールド8が形成されている。そ
して、アクチュエータ部材1のチャンネル10の加工側
の面とカバープレート3のマニホールド8の加工側の面
とをエポキシ系接着剤17によって接着されている(図
8)。このようにして、インクジェットヘッドにはチャ
ンネル10の上面が覆われて横方向に同じ間隔を有する
複数のインク流路としてのチャンネル10が構成され
る。図9に示すように、そのチャンネル10は長方形断
面の細長い形状であり、全てのチャンネル内には、イン
ク供給口からインクが充填される。
【0005】図7に示すように、アクチュエータ部材1
及びカバープレート3の端面に、各チャンネル10の位
置に対応した位置にノズル5が位置するようにノズルプ
レート2が接着されている。このノズルプレート2はポ
リイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、
ポリエーテルスルホン、ポリカーボネイト等のプラスチ
ックによって形成されている。そして、アクチュエータ
部材1のチャンネル10と反対側の面には、プリント配
線板7がエポキシ系接着剤等によって接着されている。
そのプリント配線板7には各チャンネルの位置に対応し
た位置に導電性パターン11が形成されている。その導
電性パターン11とチャンネル浅溝16の底面の信号電
極4はボンディングワイヤー6で接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の構
成では、水性インクなどの導電性インクを使用したり、
腐食性のあるインクを使用する場合にインクと直接接触
する信号電極の表面を不動態膜などの保護膜で覆う必要
があり、また圧電セラミックスプレートをダイヤモンド
プレードなどで切削加工した後に溝内壁の半分の高さだ
け信号電極を形成するためにセラミックスプレートを傾
けて保持し真空蒸着を施す工程を必要とし、これらはい
ずれも複雑な工程となる。本発明は、作業性の悪い溝内
壁への部分的な信号電極の形成工程及び信号電極を覆う
ための保護膜の形成工程をなくして、より簡単なインク
ジェット記録ヘッドの製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録ヘッドの製造方法は、圧電セラミックス板と絶縁材
板とを、それらのいずれかの表面にせん断モードで動作
する程度に余白を設けた帯状の導電層を形成した後に、
交互に複数枚積層して前記導電層間に圧電セラミックス
板が位置するブロックを形成し、前記導電層上に前記絶
縁材の一部が層状に残るように前記絶縁材に切り溝を形
成してチャンネルすることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、電極の保護のために、電極
上に保護膜を形成する工程がなくなるとともに、従来、
予め形成された各チャンネルの側壁の一部に蒸着により
形成されていた電極も、セラミックス板の平面に施せば
良いため、そのための装置も従来のように特殊な装置を
必要としないものである。
【0009】
【実施例】以下図1〜6を参照して本発明の実施例を説
明する。なお、図7〜9で示した従来例と実質的に同一
な構成部品には同一符号を付している。
【0010】まず、図2に示すように、厚さtの板厚の
圧電セラミックス板14の一方の面の中央部に1μm程
度の厚さの最終的に信号電極4となる帯状の導電層4a
をスパッタリングあるいは蒸着などの薄膜形成技術によ
り形成する。この導電層4aの形成された複数枚の圧電
セラミックス板14を、表面に低融点ガラスペーストや
耐熱性エポキシ系接着剤を塗布した後圧着し、電気炉な
どの高温環境中で所定の温度に保持することにより一体
化された図4(a)に示す積層型のセラミックスのブロ
ック13を形成する。しかる後に、このブロック13の
中央部を導電層4aを縦断するように切断して図4
(b)のブロックを得る。次に、図4(c)に示すよう
に、このブロックを一つおきの導電層4a間を、その導
電層4a上に5〜10μmの厚さの圧電セラミックスが
残るようにダイサーにより切り溝を形成し、従来と実質
的に同一形状のそれぞれ隔壁12で隔てられたチャンネ
ル10を形成する。
【0011】そして、図6に示すように、チャンネル1
0のチャンネル浅溝部16の部分にメタルマスクを用い
て、真空蒸着によりチャンネル浅溝部16を挟んで対向
する導電層4a同志が電気的に接続されるように、チャ
ンネル浅溝部16側面及び底面にかけて導電薄膜20を
形成する。その後は、図1に示すように、前記チャンネ
ル部材1にノズルプレート2、カバープレート3を取り
付け、さらにプリント配線板7上の導電性パターン11
と前記導電薄膜20をワイヤーボンディング6により電
気接続する。
【0012】なお、以上実施例においては、同一厚さの
圧電セラミックス板14の片面に導電層4aが形成され
たものを積層した例を示したが、チャンネル10及び隔
壁12の幅に大きな差異がある場合には厚さの異なる2
種類の圧電セラミックス板を交互に積層し接合しても良
く、また、両面にそれぞれ導電層4aが形成された圧電
セラミックス板と導電層4aが形成されていない圧電セ
ラミックス板とを交互に積層接合してもよいものであ
る。
【0013】図3および図5は、更に異なる本発明の実
施例を示すもので、本実施例では、圧電セラミックス板
14と、その圧電セラミックス板14よりも安価なガラ
ス板18を使用し、圧電セラミックス板14の両面にそ
れぞれ導電層4aを形成してたものを、図3に示すよう
に交互に積層し、先の実施例と同様に、図5(a),
(b)に示すように切断した後、図5(c)に示すよう
に、ガラス板18に、前記導電層4a上に5〜10μm
の厚みのガラス板が残るように切り溝を形成して、チャ
ンネル10とするものである。
【0014】本実施例においても、前記導電層4aをガ
ラス板18側に形成してもよいものである。また、ガラ
ス板18に代え、電気絶縁体で、使用するインクと反応
しない耐インク性で、かつ、圧電セラミックス板と類似
した線膨張係数を有する材料、例えば、ポリフェニレン
サルファイド、アルミナ、セラミックスなどが利用でき
る。
【0015】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録ヘッドの製
造方法によれば、インクチャンネル内壁に形成した信号
電極の表面をインクから保護するために従来行っていた
Si34などの保護被膜形成のための装置が不要とな
り、このようにパッシベーション膜を形成する工程が不
要となることで工数の削減になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法
を適用したせん断モード型インクジェット記録ヘッドの
分解斜視図
【図2】本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法
の第一の実施例の一工程における圧電セラミックス板の
斜視図
【図3】本発明のインクジェット記録ヘッドの製造方法
の第二の実施例の一工程における圧電セラミックス板の
斜視図
【図4】(a)同第一の実施例の他の一工程における圧
電セラミックス板の平面図 (b)同第一の実施例の他の一工程における圧電セラミ
ックス板の側面図 (c)同第一の同実施例の他の一工程における圧電セラ
ミックス板の側面図
【図5】(a)同第二の実施例の他の一工程における圧
電セラミックス板の平面図 (b)同第二の実施例の他の一工程における圧電セラミ
ックス板の側面図 (c)同第二の同実施例の他の一工程における圧電セラ
ミックス板の側面図
【図6】第一および第二の実施例の他の一工程における
圧電セラミックス板の平面図
【図7】従来のせん断モード型インクジェット記録ヘッ
ドの分解斜視図
【図8】同せん断モード型インクジェット記録ヘッドの
側断面図
【図9】同せん断モード型インクジェット記録ヘッドの
縦断面図
【符号の説明】
2 ノズルプレート 3 カバープレート 4 信号電極 5 ノズル 9 インク供給口 10 チャンネル 11 導電性パターン 12 アクチュエータ隔壁 13 ブロック 14 セラミックス板 15 アクチュエータ部材後端面 16 チャンネル浅溝 17 エポキシ系接着剤 18 ガラス板 20 導電薄膜

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックスの隔壁により隔てられ
    た互いに平行する複数のチャンネルを有し、前記チャン
    ネルの内壁に形成された信号電極への電圧印可の有無に
    応じて、前記隔壁を変形せしめ、その変形にともなって
    前記チャンネル内に充填されているインクをそのチャン
    ネルに連通したノズルにより選択的に突出せしめるイン
    クジェット記録ヘッドの製造方法であって、表面に信号
    電極となるせん断モードで動作する程度に余白を設けた
    帯状の導電層が形成された圧電セラミックス板を複数枚
    積層して前記導電層間に圧電セラミックス板が位置する
    ブロックを形成し、一つおきの前記導電層間に、その導
    電層上に前記セラミックス板の一部が残るようにそれぞ
    れ切り溝を形成して前記チャンネルとすることを特徴と
    するインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ブロックにおいて、形成された導電
    層の長手方向に縦断するように切断して前記ブロックを
    分離した後、一つおきの前記導電層間に、その導電層上
    に前記セラミックス板の一部が残るようにそれぞれ切り
    溝を形成して前記チャンネルとすることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 圧電セラミックスの隔壁により隔てられ
    た互いに平行する複数のチャンネルを有し、前記チャン
    ネルの内壁に形成された信号電極への電圧印可の有無に
    応じて、前記隔壁を変形せしめ、その変形にともなって
    前記チャンネル内に充填されているインクをそのチャン
    ネルに連通したノズルにより選択的に突出せしめるイン
    クジェット記録ヘッドの製造方法であって、圧電セラミ
    ックス板と前記インクに対して反応しない電気絶縁材料
    板とを、それらのいずれかの表面にせん断モードで動作
    する程度に余白を設けた帯状の導電層を形成した後に、
    交互に複数枚積層して前記導電層間に圧電セラミックス
    板が位置するブロックを形成し、前記導電層上に前記電
    気絶縁材の一部が層状に残るように前記電気絶縁材に切
    り溝を形成して前記チャンネルとすることを特徴とする
    インクジェット記録ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ブロックにおいて、形成された導電
    層の長手方向に縦断するように切断して前記ブロックを
    分離した後、一つおきの前記導電層間に、その導電層上
    に前記セラミックス板の一部が残るようにそれぞれ切り
    溝を形成して前記チャンネルとすることを特徴とする請
    求項3に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
JP23490495A 1995-08-30 1995-09-13 インクジェット記録ヘッドの製造方法 Expired - Fee Related JP3232976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23490495A JP3232976B2 (ja) 1995-08-30 1995-09-13 インクジェット記録ヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22135995 1995-08-30
JP7-221359 1995-08-30
JP23490495A JP3232976B2 (ja) 1995-08-30 1995-09-13 インクジェット記録ヘッドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09123462A JPH09123462A (ja) 1997-05-13
JP3232976B2 true JP3232976B2 (ja) 2001-11-26

Family

ID=26524252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23490495A Expired - Fee Related JP3232976B2 (ja) 1995-08-30 1995-09-13 インクジェット記録ヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3232976B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006224560A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Sii Printek Inc インクジェットヘッドおよびインクジェット式記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09123462A (ja) 1997-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100761893B1 (ko) 미세방울 침전 장치
JP3106044B2 (ja) アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットプリントヘッド
JP2909773B2 (ja) 液滴付着装置及びその製造方法
US7159315B2 (en) Method of producing an elastic plate for an ink jet recording head
US5945773A (en) Piezoelectric actuator for ink-jet printer and method of manufacturing the same
US6417600B2 (en) Piezoelectric vibrator unit, method for manufacturing the same, and ink jet recording head comprising the same
JP3232976B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの製造方法
JPH09207331A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP3147964B2 (ja) 積層形圧電変位素子ユニット及びインクジェット記録ヘッド
JP3218664B2 (ja) インクジェット印字ヘッド
JP3551748B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JPH09272206A (ja) 圧電振動子配列体
JP3160997B2 (ja) インクジェット式印字ヘッドおよびその製造方法
JP3298755B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JPH0725010A (ja) インクジェットヘッド
KR20020009506A (ko) 서멀 헤드
JPH09169115A (ja) インクジェット記録ヘッドの製造方法
JPH10193596A (ja) インクジェット記録ヘッド
JPH1191114A (ja) インクジェット記録ヘッドのノズル板の製造方法
JP2902786B2 (ja) インクジェットヘッド用圧電アクチュエータの製造方法
JP2993075B2 (ja) インクジェット式印字ヘッド
JPH11170505A (ja) インクジェット式記録ヘッド
JPH10119266A (ja) インクジェット記録ヘッド
JPH11105281A (ja) アクチュエータ及びインクジェット式記録ヘッド
JPH04279354A (ja) パルス滴付着装置用圧電アクチュエータ素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees