JP3232769B2 - スクロール圧縮機およびその気液分離器 - Google Patents

スクロール圧縮機およびその気液分離器

Info

Publication number
JP3232769B2
JP3232769B2 JP09917293A JP9917293A JP3232769B2 JP 3232769 B2 JP3232769 B2 JP 3232769B2 JP 09917293 A JP09917293 A JP 09917293A JP 9917293 A JP9917293 A JP 9917293A JP 3232769 B2 JP3232769 B2 JP 3232769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid separator
oil
connection pipe
scroll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09917293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06307359A (ja
Inventor
定幸 山田
繁 村松
雄史 橋本
弘之 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP09917293A priority Critical patent/JP3232769B2/ja
Priority to MYPI94001056A priority patent/MY110860A/en
Priority to US08/233,799 priority patent/US5466136A/en
Priority to CN94104868A priority patent/CN1061132C/zh
Publication of JPH06307359A publication Critical patent/JPH06307359A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3232769B2 publication Critical patent/JP3232769B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C23/008—Hermetic pumps
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/026—Lubricant separation
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S418/00—Rotary expansible chamber devices
    • Y10S418/01—Non-working fluid separation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Compressor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用及び家庭用の空
調機等に使用されるスクロール圧縮機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来の低圧式のスクロール圧縮機
の縦断面図を示す。
【０００３】密閉容器１の内部には、固定スクロール２
ａに対して旋回運動する可動スクロール２ｂを噛み合わ
せた圧縮機構２と、可動スクロール２ｂを支えるスラス
ト軸受３、スラスト軸受３を支承する軸受部品４を上部
に設けている。そして可動スクロール２ｂの軸２ｃを、
クランク軸５の端部５ａに設けられた穴部５ｂの偏心軸
受６に挿入して可動スクロール２ｂをクランク軸５によ
り旋回運動させる。クランク軸５には電動機７の回転子
７ａが取り付けられており、密閉容器１に焼きばめ固定
された固定子７ｂとともに軸受部品４の下部に配設され
ている。クランク軸５は軸受部品４の主軸受８ａと副軸
受８ｂとで支えられている。密閉容器１の下方底部に
は、潤滑油９を貯溜する油だめ１０が設けられ、また密
閉容器１の側部には吸入管２３が設けられている。そし
て油だめ１０に吸入側のガス圧力が作用する構成となっ
ている。前記軸受部品４には主軸受８ａ、副軸受８ｂ、
偏心軸受６、スラスト軸受３などを潤滑、冷却した潤滑
油９が排出する油排出孔１２が設けられている。クラン
ク軸５には潤滑油９を各軸受部、即ち主軸受８ａ、副軸
受８ｂ、偏心軸受６、スラスト軸受３へ供給する偏心し
た貫通孔１３を設け、かつクランク軸５の下端には油ガ
イド１４を圧入または、焼きばめ固定して取り付け、潤
滑油９を吸い上げるようにしている。１５は密閉容器１
の一部である上シェル１ａと固定スクロール２ａとの間
に設けられた吐出チャンバであり、圧縮機構２で圧縮さ
れたガスを一時的に溜めて吐出マフラの役目をする。１
６は密閉容器１の外へ圧縮ガスを出す吐出管であり、吐
出チャンバ１５内の高圧ガスと油だめ１０に作用する低
圧ガスとは、スペーサ１７で仕切られており、スペーサ
１７を介して固定スクロール２ａと軸受部品４とがボル
トで連結されている。このスペーサ１７は、その全周が
密閉容器１に溶接固定されている。１８は固定子７ａに
設けた切り欠き部で、油排出孔１２から排出された潤滑
油９を油だめ１０に戻す。１９は停止時に可動スクロー
ル２ｂが逆転するのを防ぐための逆止弁、２０は可動ス
クロール２ｂを固定スクロール２ａに対して旋回運動さ
せるための自転防止用のオルダムリング、２１は圧縮機
構２へ低圧ガスを吸い込ませる軸受部品４に設けた吸入
孔である。この近傍に密閉容器１の側部に接続する吸入
管２３が取り付けられている。
【０００４】次に上記構成からなる圧縮機の作用を説明
する。冷凍サイクルからの低圧冷媒は、吸入管２３を通
って密閉容器１に入る。一部は電動機７を冷却して軸受
部品４の吸入孔２１より圧縮機構２へ導かれる。固定ス
クロール２ａに対して可動スクロール２ｂが旋回運動す
ることにより、吸入されたガスが圧縮機構２で圧縮され
て高圧ガスになり、一旦吐出チャンバ１５へ入る。そし
て吐出管１６より密閉容器１外へ吐出し、再び低圧ガス
を吸入管２３より戻してガスを循環させ、周知の冷凍サ
イクルを構成する。
【０００５】一方、油ガイド１４で吸い上げられた潤滑
油９は、クランク軸５の偏心した貫通孔１３の中を遠心
力で上昇し、一部は副軸受８ｂを潤滑、冷却して油排出
孔１２へ向かい、主流は偏心軸受６、スラスト軸受３、
主軸受８ａへと順次流れて副軸受８ｂからの潤滑油９と
合流して油排出孔１２から固定子７ｂ上部へ排出し、固
定子７ｂの切り欠き部１８を通って油だめ１０に戻る潤
滑サイクルを形成する。この途中スラスト軸受３を潤滑
した油の一部は圧縮機構２へ入り、圧縮機構２をシール
した後、圧縮ガスと一緒に吐出チャンバ１５へ出る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】低圧式スクロール圧縮
機の場合、一旦圧縮機構２に入った潤滑油９は、吐出チ
ャンバ１５に排出され吐出管１６より密閉容器１外へ吐
出し、冷凍サイクルを一周して吸入管２３を通って密閉
容器１に返って来る。その一部は自重で落下して油だめ
１０に至るが、多くは吸入孔２１から再び圧縮機構２に
吸い込まれる。このサイクルを繰り返すと、潤滑サイク
ル途中から供給される油と合算され、油吐出量が相乗的
に増大する。特に吸入ガスの電動機７による過熱を防ぐ
ため、圧縮機構２の吸入孔２１と吸入管２３を近づけた
場合、自重で落下する油が減り、冷凍サイクルに出た油
のほとんどが再び圧縮機構２に吸い込まれ、この現象が
顕著となり、たちまち油だめ１０に溜った油がなくなる
ことになる。このように油だめ１０に貯溜される潤滑油
９の量が減少すると、摺動部へ供給する油が減り信頼性
が低下する。また冷凍サイクルに飛び出す油の量が増す
と、熱交換器における熱交換を阻害し空調機の冷凍能力
が低下し、その効率が低下する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、密閉容器の内
部に、固定スクロールとこの固定スクロールに対して旋
回運動する可動スクロールを噛み合わせ、前記可動スク
ロールを旋回運動させるクランク軸と、これを支持する
軸受部品よりなる圧縮機構部を上部に配し、前記クラン
ク軸に取り付けた回転子、固定子からなる電動機部とを
下部に配し、前記密閉容器の内部を低圧とし、その底部
に潤滑油を貯溜する油だめを設け、前記密閉容器に吸入
ガス接続管および吐出管を設け、前記吸入ガス接続管に
気液分離器の内管を接続するとともに、前記密閉容器の
油だめ付近に前記気液分離器の接続管を接続したもの
で、本構成のもと吸入ガス接続管と吸入孔を近接し、ま
た前記接続管開口端を電動機に近接したものである。さ
らに気液分離器の構成として前記内管を前記気液分離器
の上部に開口し、前記接続管を前記気液分離器の底部に
開口し、この前記気液分離器を前記圧縮機密閉容器に固
着したものである。
【０００８】
【作用】本発明によれば、吸入ガスの過熱を防ぎ高効率
化を目指すため、圧縮機構部の吸入孔と吸入ガス接続管
を近づけても、吸入ガス接続管部に設けた気液分離器に
より液冷媒とともに冷凍サイクルをまわる油が分離さ
れ、この油を接続管を通して直接油だめに戻す構成を取
っているため、再び油が圧縮機構に吸入ガスとともに吸
い込まれることがなく、相乗的な油吐出の増加を防止で
き、信頼性、効率が向上する。
【０００９】さらに、接続管開口端を電動機に近接させ
ることにより、気液分離器で分離された液冷媒が電動機
を冷却するため、吸入孔と吸入ガス接続管の近接によっ
て減った吸入ガスによる電動機冷却効果を補うことがで
き、電動機信頼性が向上する。
【００１０】
【実施例】図１に本発明の低圧式スクロール圧縮機の縦
断面図を示す。
【００１１】密閉容器１の内部には、固定スクロール２
ａに対して旋回運動する可動スクロール２ｂを噛み合わ
せた圧縮機構２と、可動スクロール２ｂを支えるスラス
ト軸受３、スラスト軸受３を支承する軸受部品４を上部
に設けている。そして可動スクロール２ｂの軸２ｃを、
クランク軸５の端部５ａに設けられた穴部５ｂの偏心軸
受６に挿入して可動スクロール２ｂをクランク軸５によ
り旋回運動させる。クランク軸５には電動機７の回転子
７ａが取り付けられており、密閉容器１に焼きばめ固定
された固定子７ｂとともに軸受部品４の下部に配設され
ている。クランク軸５は軸受部品４の主軸受８ａと副軸
受８ｂとで支えられている。密閉容器１の下方底部に
は、潤滑油９を貯溜する油だめ１０が設けられ、また密
閉容器１の側部には吸入ガス接続管１１が設けられてい
る。そして油だめ１０に吸入側のガス圧力が作用する構
成となっている。前記軸受部品４には主軸受８ａ、副軸
受８ｂ、偏心軸受６、スラスト軸受３などを潤滑、冷却
した潤滑油９が排出する油排出孔１２が設けられてい
る。クランク軸５には潤滑油９を各軸受部、即ち主軸受
８ａ、副軸受８ｂ、偏心軸受６、スラスト軸受３へ供給
する偏心した貫通孔１３を設け、かつクランク軸５の下
端には油ガイド１４を圧入または、焼きばめ固定して取
り付け、潤滑油９を吸い上げるようにしている。１５は
密閉容器１の一部である上シェル１ａと固定スクロール
２ａとの間に設けられた吐出チャンバであり、圧縮機構
２で圧縮されたガスを一時的に溜めて吐出マフラの役目
をする。１６は密閉容器１の外へ圧縮ガスを出す吐出管
であり、吐出チャンバ１５内の高圧ガスと油だめ１０に
作用する低圧ガスとは、スペーサ１７で仕切られてお
り、スペーサ１７を介して固定スクロール２ａと軸受部
品４とがボルトで連結されている。このスペーサ１７
は、その全周が密閉容器１に溶接固定されている。１８
は固定子７ａに設けた切り欠き部で、油排出孔１２から
排出された潤滑油９を油だめ１０に戻す。１９は停止時
に可動スクロール２ｂが逆転するのを防ぐための逆止
弁、２０は可動スクロール２ｂを固定スクロール２ａに
対して旋回運動させるための自転防止用のオルダムリン
グ、３０は圧縮機構２へ低圧ガスを吸い込ませる軸受部
品４に設けた吸入孔である。この吸入孔３０と直接連結
するように吸入ガス接続管１１が密閉容器１につけられ
ている。一方、気液分離器２２は胴部シェル２６ｂ、上
鏡板２６ａ、下鏡板２６ｃからなる密閉容器構造をと
り、上鏡板２６ａには吸入管２３が取り付けられてい
る。また、下鏡板２６ｃには内管２５が取り付けられて
おり、その一端は気液分離器２２の密閉容器の上部に開
口２５ａしている。また、その他端は吸入ガス接続管１
１に接続している。さらに下鏡板２６ｃには接続管２４
が取り付けられ、その一端は気液分離器本体２２の底部
に開口２４ａし、その他端は圧縮器本体の密閉容器１の
油だめ１０上部で電動機７付近に開口２４ｂしている。
気液分離器２２本体はバンド２７等で圧縮器本体の密閉
容器１に固着されている。
【００１２】次に、上記構成からなる圧縮機の動作、作
用を説明する。上記圧縮機は良く知られた冷凍サイクル
（図示せず）を構成する主要機能部品であり、冷凍サイ
クルの蒸発器より戻った低圧冷媒は吸入管２３から気液
分離器２２に戻り、吸入ガス接続管１１を通って密閉容
器１へ入る（気液分離器２２の詳細動作は後述）。
【００１３】吸入ガス接続管１１は吸入孔３０に直接連
結しているので、電動機７などより加熱を受けずに冷媒
は圧縮機構２へ導かれる。固定スクロール２ａに対して
可動スクロール２ｂが旋回運動することにより、吸入さ
れたガスが圧縮機構２で圧縮されて高圧ガスになり、一
旦吐出チャンバ１５へ入る。そして吐出管１６より密閉
容器１外へ吐出し、凝縮器、蒸発器を経て再び吸入管２
３より戻り、周知の冷凍サイクルを構成する。
【００１４】一方、油ガイド１４で吸い上げられた潤滑
油９は、クランク軸５の偏心した貫通孔１３の中を遠心
力で上昇し、一部は副軸受８ｂを潤滑、冷却して油排出
孔１２へ向かい、主流は偏心軸受６、スラスト軸受３、
主軸受８ａへと順次流れて副軸受８ｂからの潤滑油９と
合流して油排出孔１２から固定子７ｂ上部へ排出し、固
定子７ｂの切り欠き部１８を通って油だめ１０に戻る潤
滑サイクルを形成する。この途中スラスト軸受３を潤滑
した油の一部は圧縮機構２へ入り、圧縮機構２をシール
した後、圧縮ガスと一緒に吐出チャンバ１５へ出る。
【００１５】吐出管１６より密閉容器１外へ吐出された
ガス冷媒と潤滑油９は、冷凍サイクルを一周した後気液
分離器２２に入り、気液分離器内で比重の大きい液分で
ある潤滑油９はその自重で落下し、気液分離器２２の底
部に溜まり、ガス冷媒と分離される。気液分離器２２の
底部に溜った潤滑油９は、接続管２４を通り密閉容器１
内の油だめ１０に直接戻る。一方、ガス冷媒は気液分離
器２２の上部に開口した内管２５より吸入される。これ
により、吸入ガス接続管１１を通る潤滑油９の量はほん
のわずかとなり、吸入ガスに混ざって圧縮機構２に入る
潤滑油９の量が減少し、圧縮機構２に入る潤滑油量は潤
滑サイクルより供給された油量が主体をしめる。よって
課題で述べたサイクルを繰り返すことにより、相乗的に
油吐出量が増えることがない。このため吐出した油が熱
交換器の特性を阻害することがないため冷凍サイクル全
体としての効率が向上する。
【００１６】さらに、吸入ガス接続管１１と圧縮機構２
とを直接接続させる吸入孔３０を構成し、ガス冷媒を密
閉容器１を通さずダイレクトに圧縮機構２に入れても、
気液分離器２２で分離された油が確実に油だめ１０に戻
るため、相乗的に油吐出量が増えることがないのでこの
構成がとれ、吸入ガスが電動機７などからの加熱を受け
にくく、冷凍能力が上昇し、圧縮機の効率が向上する。
【００１７】また、冷凍サイクルより多量の液冷媒が戻
った場合でも、液冷媒は気液分離器２２の底部に溜る。
底部に溜った液冷媒は接続管２４を通り密閉容器１に戻
るため、直接圧縮機構２に液冷媒を吸い込まず液圧縮を
防止でき信頼性が向上する。また、接続管２４より戻る
液冷媒は電動機付近に出、電動機の熱で蒸発する。この
時電動機冷却効果を発揮する。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、吐出管
１６より密閉容器１外へ吐出されたガス冷媒と潤滑油９
は、冷凍サイクルを一周した後気液分離器２２入り、潤
滑油９はその自重で落下し、気液分離器２２の底部に溜
まり、ガス冷媒と分離される。気液分離器２２の底部に
溜った潤滑油９は、油戻し管２４を通り密閉容器１内の
油だめ１０に戻るため吸入ガスに混じり、圧縮機構２に
入る油量が減り、吸入孔２１と吸入ガス接続管１１を近
接させても相乗的に油吐出が増加することがなく、貯留
潤滑油９の量が減少せず、信頼性が向上する。
【００１９】また、吐出された油が熱交換器の特性を阻
害することが抑制され冷凍サイクル全体としての効率が
向上する。
【００２０】さらに、吸入ガス接続管１１と圧縮機構２
とを直接接続させる吸入孔３０を構成し、ガス冷媒を密
閉容器１を通さずダイレクトに圧縮機構２に入れること
ができるため、電動機７などからの受熱を防ぐことがで
き、冷凍能力が上昇し、圧縮機の効率が向上する。
【００２１】また、冷凍サイクルより多量の液冷媒が戻
った場合でも、液冷媒は接続管２４を通り密閉容器１の
油だめ１０に戻るため、液圧縮を防止でき信頼性が向上
する。密閉容器１に戻った液冷媒は電動機７を冷却する
ため、電動機７の信頼性も向上するなど種々の効果をも
つ。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の縦
断面図
【図２】従来のスクロール圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
１ 密閉容器 ２ 圧縮機構 ２ａ 固定スクロール ２ｂ 可動スクロール ４ 軸受部品 ５ クランク軸 ７ 電動機 ７ａ 回転子 ７ｂ 固定子 ９ 潤滑油 １０ 油だめ １１ 吸入ガス接続管 １６ 吐出管 ２２ 気液分離器 ２４ 接続管 ２５ 内管 ３０ 吸入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04C 18/02 311 F04B 39/04 F04C 29/00 F25B 43/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】密閉容器の内部に、固定スクロールとこの
    固定スクロールに対して旋回運動する可動スクロールを
    噛み合わせ、前記可動スクロールを旋回運動させるクラ
    ンク軸と、これを支持する軸受部品よりなる圧縮機構部
    と、前記クランク軸に取り付けた回転子、固定子からな
    る電動機部とを配し、前記密閉容器の内部を低圧とし、
    その底部に潤滑油を貯溜する油だめを設け、前記密閉容
    器に吸入ガス接続管および吐出管を設け、前記吸入ガス
    接続管に気液分離器を接続するとともに、前記気液分離
    器の底部と前記密閉容器の油だめ付近と接続管で結んだ
    スクロール圧縮機。
  2. 【請求項２】密閉容器の吸入ガス接続管位置を圧縮機構
    部の吸入孔と近接させた請求項１記載のスクロール圧縮
    機。
  3. 【請求項３】密閉容器への接続管開口端を電動機に近接
    させた請求項１記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項４】密閉容器の内部に、固定スクロールとこの
    固定スクロールに対して旋回運動する可動スクロールを
    噛み合わせ、前記可動スクロールを旋回運動させるクラ
    ンク軸と、これを支持する軸受部品よりなる圧縮機構部
    を上部に配し、前記クランク軸に取り付けた回転子、固
    定子からなる電動機部とを下部に配し、前記密閉容器の
    内部を低圧とし、その底部に潤滑油を貯溜する油だめを
    設け、前記密閉容器に吸入ガス接続管および吐出管を設
    け、前記吸入ガス接続管に気液分離器の内管を接続する
    とともに、前記密閉容器の油だめ付近に前記気液分離器
    の接続管を接続し、前記内管を前記気液分離器の上部に
    開口し、前記接続管を前記気液分離器の底部に開口し、
    この前記気液分離器を前記圧縮機密閉容器に固着したス
    クロール圧縮機の気液分離器。
JP09917293A 1993-04-26 1993-04-26 スクロール圧縮機およびその気液分離器 Expired - Fee Related JP3232769B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09917293A JP3232769B2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 スクロール圧縮機およびその気液分離器
MYPI94001056A MY110860A (en) 1993-04-26 1994-04-26 Scroll compressor
US08/233,799 US5466136A (en) 1993-04-26 1994-04-26 Scroll compressor having a gas liquid separator
CN94104868A CN1061132C (zh) 1993-04-26 1994-04-26 涡卷压缩机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09917293A JP3232769B2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 スクロール圧縮機およびその気液分離器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06307359A JPH06307359A (ja) 1994-11-01
JP3232769B2 true JP3232769B2 (ja) 2001-11-26

Family

ID=14240237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09917293A Expired - Fee Related JP3232769B2 (ja) 1993-04-26 1993-04-26 スクロール圧縮機およびその気液分離器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5466136A (ja)
JP (1) JP3232769B2 (ja)
CN (1) CN1061132C (ja)
MY (1) MY110860A (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6065948A (en) * 1998-06-17 2000-05-23 American Standard Inc. Discharge check valve in a scroll compressor
JP2001055988A (ja) * 1999-06-08 2001-02-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクロール圧縮機
US6257840B1 (en) 1999-11-08 2001-07-10 Copeland Corporation Scroll compressor for natural gas
US6428296B1 (en) 2001-02-05 2002-08-06 Copeland Corporation Horizontal scroll compressor having an oil injection fitting
US6655172B2 (en) 2002-01-24 2003-12-02 Copeland Corporation Scroll compressor with vapor injection
US7186099B2 (en) * 2005-01-28 2007-03-06 Emerson Climate Technologies, Inc. Inclined scroll machine having a special oil sump
US20070059193A1 (en) * 2005-09-12 2007-03-15 Copeland Corporation Scroll compressor with vapor injection
US7566210B2 (en) 2005-10-20 2009-07-28 Emerson Climate Technologies, Inc. Horizontal scroll compressor
KR100864754B1 (ko) * 2005-11-28 2008-10-22 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기의 오일 공급 구조
CN100529406C (zh) * 2007-11-09 2009-08-19 广东美芝制冷设备有限公司 壳体低压的旋转式压缩机及其冷媒、回油的控制方式和应用
US8747088B2 (en) 2007-11-27 2014-06-10 Emerson Climate Technologies, Inc. Open drive scroll compressor with lubrication system
KR101487822B1 (ko) * 2008-11-14 2015-01-29 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기 및 이를 적용한 냉동기기
US9181940B2 (en) * 2012-03-23 2015-11-10 Bitzer Kuehlmaschinenbau Gmbh Compressor baseplate with stiffening ribs for increased oil volume and rail mounting without spacers
CN103868294B (zh) * 2012-12-10 2017-04-19 浙江盾安机械有限公司 一种气液分离器及压缩机
JPWO2016079805A1 (ja) * 2014-11-18 2017-04-27 三菱電機株式会社 スクロール圧縮機及び冷凍サイクル装置
CN105332912A (zh) * 2015-11-20 2016-02-17 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 涡旋压缩机及具有其的空调器
CN106762657A (zh) * 2017-01-25 2017-05-31 珠海凌达压缩机有限公司 压缩机支架、压缩机及电动汽车
JP7165549B2 (ja) * 2018-09-27 2022-11-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機
JP7165550B2 (ja) * 2018-09-28 2022-11-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機
KR20240013904A (ko) * 2022-07-20 2024-01-31 두원중공업(주) 전동압축기

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107093A (en) * 1979-02-13 1980-08-16 Hitachi Ltd Enclosed type scroll compressor
JPH029979A (ja) * 1988-06-27 1990-01-12 Mitsubishi Electric Corp スクロール圧縮機
KR920010733B1 (ko) * 1988-06-28 1992-12-14 마쯔시다덴기산교 가부시기가이샤 스크로울압축기
JP2686862B2 (ja) * 1991-06-28 1997-12-08 三菱電機株式会社 注油式密閉型スクロール圧縮機
JPH05223074A (ja) * 1992-02-07 1993-08-31 Zexel Corp スクロール型コンプレッサのオイル循環機構
US5286179A (en) * 1992-02-20 1994-02-15 Arthur D. Little, Inc. Thermal isolation arrangement for scroll fluid device

Also Published As

Publication number Publication date
US5466136A (en) 1995-11-14
MY110860A (en) 1999-05-31
CN1061132C (zh) 2001-01-24
JPH06307359A (ja) 1994-11-01
CN1102240A (zh) 1995-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3232769B2 (ja) スクロール圧縮機およびその気液分離器
US7819644B2 (en) Scroll compressor with crankshaft venting
US20080175738A1 (en) Compressor and oil blocking device therefor
JPH0472998B2 (ja)
JP3045961B2 (ja) スクロール気体圧縮
JPH10153186A (ja) スクロール圧縮機
JP7399193B2 (ja) 圧縮機
JP2834120B2 (ja) 低圧式スクロール圧縮機
JP3558981B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH11107949A (ja) スクロール圧縮機
JPH05195975A (ja) 密閉型圧縮機
JP7493627B2 (ja) 二段スクロール圧縮機
JP2730545B2 (ja) スクロール型電動圧縮機
JP3264038B2 (ja) 気体圧縮機
JP2629178B2 (ja) 電動圧縮機
CN112585357A (zh) 密闭型压缩机
JP4396401B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP3250353B2 (ja) スクロール圧縮機
JP7378646B2 (ja) 圧縮機およびそれを備えた冷凍サイクル装置
JP2003314912A (ja) 空気調和装置
JPH0886292A (ja) 密閉型電動圧縮機
JPH0579832B2 (ja)
JP3146539B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH04365993A (ja) スクロール圧縮機
JP3616123B2 (ja) 密閉型電動圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080921

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080921

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090921

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees