JP3232716U - マスクケース - Google Patents

Abstract

【課題】衛生的なマスクケースを提供する。【解決手段】マスクケース１０、１０ａは、折り曲げられたシートにより少なくとも構成された、マスクを収納するための密封されたマスクケースであって、全ての縁部１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃが閉じられた袋状となっており、マスクを収納する開口を形成するためのミシン目１０４、１０４ａ、１０６が設けられている。マスクケースを構成するシートは紙製であり、抗菌加工及び抗ウイルス加工のうち少なくとも一方の処理がなされている。【選択図】図１

Description

本考案は、マスクケースに関する。

特許文献１には、マスクの収納・取り出しが容易で、見栄えが良くかつ殺菌効果に優れたマスクケースが記載されている。このマスクケースは、抗菌性の樹脂製シートを中央部で折り曲げて重ね合わせ、この折り曲げ部に隣接する少なくとも一方の辺を溶着して、マスク収納部を形成し、溶着されていない辺をマスクの出入口としている。

また、特許文献２には、マスクを入れ易く、衛生的で、安価に製造可能で、宣伝広告に用いることが可能なマスクケースが記載されている。このマスクケースは、表面に、文字、図形、記号のいずれか又はこれらの組み合わせの広告用の情報が設けられた長方形状の紙のシートと、シートの表面と裏面の全面に、抗菌性を有するワニスをコーティングすることで形成された抗菌部と、シートの長手方向の中央線を所定の距離だけシートの長手方向の一方の端部に平行移動した特定の線で折り曲げることで形成され、シートを、上面シートと、シートの長手方向の他方の端部の近傍を突出させた下面シートとを重ね合わせた構成にする折り曲げ部と、折り曲げ部に隣接する上面シートの下方の端部の近傍と下面シートの下方の端部の近傍とを接着することで形成された接着部と、を備えている。

実用新案登録第３１５８３１７号公報 実用新案登録第３２２７２５５号公報

本考案は、衛生的なマスクケースを提供することを目的とする。

請求項１に記載の考案は、折り曲げられたシートにより少なくとも構成された、マスクを収納するための密封されたマスクケースであって、前記マスクを収納する開口を形成するためのミシン目が設けられているマスクケースである。

請求項２に記載の考案は、折り曲げられたシートにより少なくとも構成された、マスクを収納するための密封されたマスクケースであって、全ての縁部が閉じられた袋状となっており、マスクを収納する開口を形成するためのミシン目が設けられているマスクケースである。

請求項３に記載の考案は、請求項１又は２記載のマスクケースにおいて、前記シートが紙製であり、抗菌加工及び抗ウイルス加工のうち少なくとも一方の処理がなされている。

本考案によれば、衛生的なマスクケースを提供できる。

（Ａ）、（Ｂ）は、それぞれ、本考案の一実施の形態に係るマスクケースを示す説明図及び同マスクケースの変形例を示す説明図である。 同マスクケースの使用方法を示す説明図である。

続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。

本考案の一実施の形態に係るマスクケース１０は、図１（Ａ）に示すように、矩形状であり、内部にマスクを収納できる。
マスクケース１０は、折り曲げられた紙（シートの一例）によって少なくとも構成されており、折り曲げられた紙の各縁部１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃが互いに接着され、全ての縁部が閉じられた袋状となっている。
紙の外側の面には、抗菌性を有するワニス（薬剤）がコーティングされている。つまり、マスクケース１０の外側の面は抗菌加工されている。
ただし、マスクケース１０の外側の面に加えて内側の面にも抗菌加工がなされていてもよいし、内側のみに抗菌加工がなされていてもよい。更に、抗菌加工に代えて、抗ウイルス加工がなされていてもよいし、抗菌加工及び抗ウイルス加工の両方がなされていてもよい。すなわち、マスクケース１０に、抗菌加工及び抗ウイルス加工のうち少なくとも一方の処理がなされていることが好ましい。

マスクケース１０の短辺側の端部には、この短辺に沿って延びるミシン目１０４が形成されおり、手で容易に切り離すことができる。端部が切り離されることにより、マスクケース１０は開口が形成されて袋状となる。
ミシン目１０４により端部が切り離されたマスクケース１０の大きさは、マスクが外に露出することなく収納できるようにその大きさが設定されている。

マスクケース１０は、例えば、マスクを外してサービスの提供を受ける場所（例えば、飲食店、ホテル、理容室、美容室及び歯科医院等）において、その顧客に対して提供される。
そのため、マスクケース１０の表面には、顧客に対して訴求する広告等の情報が印刷されることが好ましい。また、ミシン目１０４の位置を示す「キリトリ線」の文字が、ミシン目１０４の位置よりもマスクケース１０の縁側に印刷されていることが好ましい。

次に、マスクケース１０の使用方法について、図２に基づいて説明する。

（ステップＳ１）
図２（Ａ）に示すように、ユーザが、ミシン目１０４を表側の方向と裏側の方向に２、３回折り曲げ、折り目をつける。
なお、本ステップＳ１は、省略されてもよい。

（ステップＳ２）
図２（Ｂ）に示すように、ユーザが、ミシン目１０４にて端部を切り離す。端部が切り離されることにより、マスクケース１０は、開口が形成された袋状となる。

（ステップＳ３）
図２（Ｃ）に示すように、ユーザが、着用していたマスクを入れる。

（ステップＳ４）
図２（Ｄ）に示すように、マスクケース１０にマスクが外部に露出することなく収納される。
マスクケース１０の外側の面が抗菌加工されていることと相まって、マスクを収納したマスクケース１０の全体が清潔に維持される。

マスクケース１０の第１の変形例として、図１（Ｂ）に示すようなマスクケース１０ａが挙げられる。このマスクケース１０ａは、ミシン目１０４に対応するミシン目１０４ａに加え、長辺側の端部に、この長辺に沿って延びるミシン目１０６が形成されている。
また、マスクケース１０の第２の変形例として、ミシン目１０６のみが形成されたマスクケース（不図示）が挙げられる。

以上説明したように、本実施の形態に係る紙製のマスクケース１０、１０ａによれば、使用前まで密封されているので、衛生的である。

以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本考案の適用範囲である。
マスクケースの形状は矩形状に限定されるものではなく、任意でよい。

また、マスクケースのミシン目が形成される方向及び位置は限定されるものではない。ミシン目が形成される位置及び方向は、密封されたマスクケースに開口を形成できるのであれば、任意でよい。

更に、シートの材質は紙に限定されるものではない。

１０、１０ａ マスクケース
１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ 縁部
１０４、１０４ａ、１０６ ミシン目

Claims (3)

1. 折り曲げられたシートにより少なくとも構成された、マスクを収納するための密封されたマスクケースであって、
   前記マスクを収納する開口を形成するためのミシン目が設けられているマスクケース。
2. 折り曲げられたシートにより少なくとも構成された、マスクを収納するための密封されたマスクケースであって、
   全ての縁部が閉じられた袋状となっており、
   マスクを収納する開口を形成するためのミシン目が設けられているマスクケース。
3. 請求項１又は２記載のマスクケースにおいて、
   前記シートが紙製であり、抗菌加工及び抗ウイルス加工のうち少なくとも一方の処理がなされているマスクケース。
   

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