JP3232501U - クランプ式スライダー - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない数量の部材でブレーキ効果を達成し、加工及び組み立てコストを削減するクランプ式スライダーを提供する。【解決手段】スライダー20、ピストン30、カバー40、楔部材50、台座60、2つのクランプ部材70、第一弾性部材81、及び第二弾性部材83で構成され、流体がスライダーの流体出口221から出力され、ピストン及び楔部材を縦方向に変位させ、変位後の楔部材が第一弾性部材を圧下すると共にクランプ部材を押してスライドレール10に近接させるか離間させ、変位後のクランプ部材が第二弾性部材を圧下する。流体の注入を停止すると、第一弾性部材が前記ピストン及び楔部材を常態に回復させ、第二弾性部材がクランプ部材を常態に回復させる。これにより、正方向の推力を横方向の挟持力に効果的に変換し、且つクランプ部材が弾性疲労を生じない。【選択図】図4

Description

本考案は、リニア伝動素子に関し、より詳しくは、クランプ式スライダーに関する。
リニアレールにスライド可能に設置されている作業台がブレーキ機能を有するようにするために、通常はリニアレールにクランプ式スライダーがスライド可能に設置されており、クランプ式スライダーに作業台が取り付けられている。これにより、クランプ式スライダーが必要に応じてリニアレールを締め付け、作業台の作動を停止させるようになっている。
前述した従来の技術に関して、例えば、下記特許文献1の「Linear Brake」がある。これは、主にスライダーの中央内部にピストンが挿設され、前記ピストンの端側には傾斜面が設けられていると共に中央内部にバネが内設されている。ピストンの傾斜面の推力が最終的にU字形板材に伝達され、U字形板材の2つのサイドアームが相互に近接することで挟持力が提供され、スライダーにブレーキをかける目的を達成させている。
しかしながら、この技術は部材の数量が多く、加工が容易でなく、加工及び組み立てコストが高いという欠陥が目立っている。また、前記ピストンのバネの収容空間が小さいため、高い挟持力が必要な場合、バネの弾性係数を非常に大きくする必要があり、取り付けが難しくなるという欠陥があった。また、下記特許文献2にもこれと同様の技術的問題が存在している。
また、下記特許文献3にはクランプ式スライダーが記載されている。これは主にスライダーの左右両側にバネが配置され、ピストンを利用して移動する際にローラーに対する緊着作用が生じ、スライダーの両側壁が変形することでブレーキ動作またはブレーキ解除動作を実行している。
しかしながら、前記スライダーの両側壁を反復して変形させると疲労して破壊されてしまい、最終的にブレーキ力が不足して衝突してしまうことがあった。
米国特許出願第2015275977号公報 米国特許出願第8220592号公報 DE102006019410A1
そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に至った。
本考案は、以上の従来技術の課題を解決する為になされたものである。即ち、本考案の目的は、少ない数量の部材でブレーキ効果を達成し、加工及び組み立てコストを削減するクランプ式スライダーを提供することにある。
また、本考案の他の目的は、正方向の推力を横方向の挟持力に効果的に変換し、且つクランプ部材が弾性疲労を生じさせないクランプ式スライダーを提供することである。
上記目的を達成するための主たる考案は、スライドレールにスライド可能に設置され、前記スライドレールは横方向に沿って延伸し、且つ前記横方向に対して垂直になる縦方向を有しているクランプ式スライダーであって、前記横方向に沿って変位するように前記スライドレールに設置され、且つキャビティと、前記キャビティに設置されていると共に流体出口を有している案内用円柱部と、前記流体出口に連通されている流路と、前記キャビティに連通されている2つの収容空間とを有しているスライダーと、前記縦方向に沿って変位するように前記スライダーのキャビティに設置され、且つ常態位置と作動位置との間で作動するピストンであって、前記ピストンは前記案内用円柱部に気密に覆設されている第一孔部を有しているピストンと、前記スライダーのキャビティに気密に装設され、且つ前記ピストン及びキャビティと共に流体注入空間を形成し、前記流体注入空間は前記スライダーの流体出口に連通されているカバーと、前記ピストンにより連動されるように前記スライダーの収容空間に設置され、且つ前記スライドレールに向けられている楔面及び押面を各々有している2つの楔部材と、前記収容空間にそれぞれ固設され、且つ複数の第一収容溝及び複数の第二収容溝を各々有している2つの台座と、前記スライドレールに向けて近接または離間するように前記スライダーの収容空間に設置され、且つ前記楔面に対向している傾斜面と、前記収容空間の外に位置していると共に前記スライドレールを締め付けるか脱離するためのクランプ部と、前記第二収容溝に対向しているストッパーとを各々有している2つのクランプ部材と、前記楔部材の押面と前記台座の第一収容溝との間に設置され、前記楔部材の変位後に回復弾力を提供する複数の第一弾性部材と、前記クランプ部材のストッパーと前記台座の第二収容溝との間に設置され、前記クランプ部材の変位後に回復弾力を提供する複数の第二弾性部材と、を備え、これにより、前記ピストンが作動位置にある場合、前記楔部材が前記第一弾性部材を圧下すると共に前記クランプ部材を押して前記スライドレールに近接または離間させ、変位後のクランプ部材が前記第二弾性部材を圧下することを特徴とするクランプ式スライダーである。
本考案は、流体が前記スライダー流路から注入され、前記案内用円柱部の流体出口から前記流体注入空間に出力された後、前記ピストン及び楔部材が前記縦方向に沿って前記台座に向けて変位し、前記楔部材が前記第一弾性部材を圧下すると共に前記クランプ部材を押して前記スライドレールに向けて近接または離間させ、変位後のクランプ部材が前記第二弾性部材を圧下する。流体の注入が停止すると、前記第一弾性部材が前記ピストン及び楔部材を常態に回復させ、前記第二弾性部材が前記クランプ部材を常態に回復させる。
これにより、正方向の推力を横方向の挟持力に効果的に変換し、且つクランプ部材が弾性疲労を生じさせなくなる。
また、本考案の締め付け機能は主にスライダー、ピストン、カバー、楔部材、台座、クランプ部材、第一弾性部材、及び第二弾性部材で構成されているため、少ない数量の部材でブレーキ効果を達成させており、加工及び組み立てコストを効果的に削減している。
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
本考案の第1実施例に係るクランプ式スライダーを示す外観斜視図である。 本考案の第1実施例に係るクランプ式スライダーを示す傾斜分解図である。 図1の3−3線に沿う断面図である。 図1の4−4線に沿う断面図である。 図1の5−5線に沿う断面図である。 本考案の第1実施例の外観斜視図であって、スライドレール、スライダー、カバーを図示しない状態である。 本考案の第1実施例の作動概略図であって、ピストンが縦方向変位し、第一弾性部材が圧縮され、各クランプ部材がスライドレールを締め付ける状態である。 本考案の第1実施例の作動概略図であって、ピストンが縦方向変位し、第二弾性部材が圧縮され、各クランプ部材がスライドレールを締め付ける状態である。 本考案の第2実施例に係るクランプ式スライダーを示す断面図である。 本考案の第2実施例の作動概略図であって、ピストンが縦方向変位し、第二弾性部材が圧縮され、各クランプ部材がスライドレールから脱離する状態である。
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
以下の説明において、類似する部材及び部位の名称は同じ符号を以って表示する。また、上、下、左、右、横方向、縦方向、上面、及び底部及び頂部等の位置の定義は本考案の属する技術分野で通常知識を有する者がこれにより全ての部材の相対的位置関係を理解できるようにするためのものであり、請求項の定義ではない。
まず、図1〜6を参照しながら、本考案のクランプ式スライダーをさらに詳しく説明する。
本実施例のクランプ式スライダーは、スライドレール10にスライド可能に設置され、前記スライドレール10は横方向11に沿って延伸し、且つ前記横方向11に対し垂直になる縦方向12及び前記横方向11及び縦方向12に対し垂直になる側面13を有している。前記クランプ式スライダーはスライダー20、ピストン30、カバー40、2つの楔部材50、2つの台座60、2つのクランプ部材70、3つの第一弾性部材81、及び2つの第二弾性部材83で構成されている。
前記スライダー20は前記横方向11に沿って変位するように前記スライドレール10に設置され、前記スライダー20の頂部には下向きに凹設されるように実質的に円形を呈している底壁211及び前記底壁211に連接している環状側壁212が形成され、前記底壁211及び前記環状側壁212によりキャビティ21が形成されている。
前記スライダー20は前記底壁211に設置されていると共に流体出口221を有している案内用円柱部22と、前記流体出口221に連通している流路23と、前記底壁211の径方向(側面13)の両端に凹設されていると共に前記キャビティ21に連通している2つの収容空間24と、前記キャビティ21に設置されていると共に前記案内用円柱部22と共に前記キャビティ21の両側にそれぞれ位置しているボス25と、をさらに含む。
本実施例では、前記底壁211及び前記キャビティ21の断面は円形であるが、多辺形でもよい。前記案内用円柱部22は中空の柱体であり、且つその上面には2つの流体出口221が凹設されている。他の実施例では、前記ボス25は2つ以上であり、且つ前記流路23に連通している流体出口を設計することで、流体の出力をさらに増やした上にさらに速くしている。また、環状側壁212は側面の両端に下に向けて延伸するように2つの壁面241が形成され、各前記収容空間24にそれぞれ対応している。
前記ピストン30は前記縦方向12に沿って変位するように前記スライダー20のキャビティ21に設置され、且つ常態位置(図4参照)と作動位置(図7参照)との間で作動する。前記ピストン30は上面部31及び前記上面部31に凹設されている凹部32と、前記上面部31及び前記凹部32を貫通していると共に前記案内用円柱部22に気密に覆設されている第一孔部33と、前記上面部31及び前記凹部32を貫通していると共に前記ボス25に気密に覆設されている第二孔部34と、を含む。本実施例では、前記ピストン30の断面は円形であるが、多辺形でもよい。
前記ピストン30はワッシャー91を介して前記スライダー20のキャビティ21との気密性を達成させている。また、前記第一孔部33もワッシャー92を介して前記案内用円柱部22との気密性を達成させている。同様に、前記第二孔部34もワッシャー93を介して前記ボス25との気密性を達成させている。また、前記ピストン30は対向するように設置されていると共に下に向けて延伸している2つの側部35をさらに有し、2つの前記側部35は前記スライダー20のキャビティ21の環状側壁212に密接し、前記ピストン30が縦方向12に変位する際に障害なくスムーズに案内され、且つ前記ピストン30が縦方向12に変位中にひっくり返るのを防止している。
前記カバー40は前記スライダー20のキャビティ21に気密に装設され、且つ前記ピストン30及びキャビティ21と共に流体注入空間41を形成し、前記流体注入空間41は前記スライダー20の案内用円柱部22の流体出口221に連通している。本実施例では、前記カバー40はネジ96により前記スライダー20に螺合され、且つワッシャー94により前記スライダー20のキャビティ21との気密性を達成させている。前記カバー40は螺合された後にその底面42が常態位置にあるピストン30上面部31及び案内用円柱部22の上面に当接する。
2つの前記楔部材50は前記ピストン30により駆動されるように前記スライダー20の収容空間24に設置され、且つネジ97により前記ピストン30に螺合されている上部51と、前記上部51に連接している下部52と、前記下部52の側面に設けられていると共に前記スライドレール10に向けられている楔面53と、前記下部52の底面に設けられている押面54と、前記下部52の他側面に凹設されていると共に前記収容空間24の壁面241に向けられている第一溝部55とを各々有している。
本実施例では、前記楔面53は前記スライドレール10から上から下にかけて徐々に離間するように傾斜状が形成され、傾斜角度(楔面53と縦方向12との挟角)は7度乃至10の間の範囲である。また、各前記第一溝部55は横方向11に沿って横設されていると共に細長い形状を呈し、且つ各前記第一溝部55内には全て前記スライダー20の収容空間24の壁面241に接触している第一ローラー85が設置され、各前記楔部材50の縦方向12への変位のスムーズさが向上している。
2つの前記台座60はネジ98により前記スライダー20の収容空間24にそれぞれ螺合され、且つ3つの第一収容溝61及び2つの第二収容溝62を各々有している。本実施例では、各前記第一収容溝61は2つの前記第二収容溝62の間に位置し、各前記第一収容溝61は縦方向に設けていると共にその溝口部は前記楔部材50の押面54に向けられている。各前記第二収容溝62はスライドレール10の方向、即ち側面13に設けられ、且つその溝口部は前記収容空間24の壁面241に向けられている。
2つの前記クランプ部材70は側面13に沿って前記スライドレール10に近接または離間するように前記スライダー20の収容空間24に設置され、且つ前記楔面53に対向している傾斜面71と、前記収容空間24の外に位置していると共に前記スライドレール10を締め付けるか脱離するためのクランプ部72と、前記第二収容溝62に対向しているストッパー73と、前記傾斜面71に凹設されている第二溝部74とを各々有している。
本実施例では、前記傾斜面71は傾斜状を呈していると共に前記スライドレール10から上から下にかけて徐々に離間するように傾斜し、且つ傾斜角度(傾斜面71と縦方向12との挟角)は7度乃至10の間の範囲である。また、前記第二溝部74は横方向11に沿って横設されていると共に細長い形状を呈し、且つ前記第二溝部74には前記楔部材50の楔面53に接触している第二ローラー部材87が内設され、各前記クランプ部材70の変位のスムーズさが向上している。
3つの前記第一弾性部材81は圧縮バネであるが、但しこれに限らず、圧縮された後に回復弾力を有している部材であればよい。各前記第一弾性部材81は前記楔部材50の押面54と前記台座60の第一収容溝61との間に縦方向12に設置され、前記楔部材50が縦方向12に沿って変位した後に回復弾力を提供する。
2つの前記第二弾性部材83は圧縮バネであるが、但しこれに限らず、圧縮された後に回復弾力を有している部材であればよい。各前記第二弾性部材83は前記クランプ部材70のストッパー73と前記台座60の第二収容溝62との間に設置され、前記クランプ部材70が側面13に沿って変位した後に回復弾力を提供する。
前記楔部材50の楔面53及び前記クランプ部材70の傾斜面71は共に前記スライドレール10から上から下にかけて徐々に離間するように傾斜している。よって、図4に示されるように、前記ピストン30が常態位置にある場合、前記クランプ部材70のクランプ部72は前記スライドレール10から離間し、図7に示されるように、前記ピストン30が作動位置にある場合、前記クランプ部材70のクランプ部72は前記スライドレール10を締め付けている。
以上が本考案の第1実施例に係る各主要部材の形態の説明である。本考案の作動方式及び効果については以下に説明する。
図3乃至図5、図7及び図8を参照すれば、外部の流体(ガスや液体)が前記スライダー20の流路23を経由して注入され、前記案内用円柱部22の流体出口221から前記流体注入空間41に出力された後、流体が前記ピストン30及び前記ピストン30に固着されている楔部材50を前記縦方向12に沿って前記台座60に向けて変位させる。この際、縦方向11を下に向けて変位させる楔部材50はその押面54により前記第一弾性部材81を押圧して変形させ(図7参照)、第一弾性部材81に弾性回復力を蓄積させ、且つその楔面53、前記クランプ部材70の傾斜面71、及び前記両面の間に設置されている第二ローラー部材87の組み合わせにより、前記クランプ部材70を押動して前記スライドレール10に向けて接近させ、最終的に前記クランプ部材70のクランプ部72により前記スライドレール10の側面を締め付けることによりスライダー20にブレーキをかける目的を達成させている。
前記クランプ部材70が前記スライドレール10に向けて接近すると同時に、そのストッパー73が前記第二弾性部材83を押圧して変形させ(図8参照)、第二弾性部材83に弾性回復力を蓄積させる。流体の注入が停止すると、前記ピストン30が下に向けて推移する力を失う。この際、前記第一弾性部材81が弾性回復力により前記ピストン30及び楔部材50を常態位置まで回復させ(図4参照)、前記第二弾性部材83も同様に弾性回復力により前記クランプ部材70を常態位置まで回復させる(図5参照)。これにより、本考案は正方向の推力を横方向の挟持力に効果的に変換し、且つクランプ部材70自体の構造は変形しないため、弾性疲労が生じない。
ちなみに、本考案は特に前記スライダー20のキャビティ21に案内用円柱部22が設置され、且つ前記案内用円柱部22は前記流路23に連通している流体出口221を有し、前記案内用円柱部22には前記ピストン30を被装している。これにより、前記スライダー20の案内用円柱部22は流体を流動させるための流路とするほか、同時に前記ピストン30を縦方向に変位させるための案内に用いられ、前記ピストン30の縦方向の移動を制限し、ピストン30の縦方向の移動がさらに精確になる。
また、図4と図5に示されるように、本考案は各前記第一弾性部材81及び各前記第二弾性部材83が前記スライダー20の両側の収容空間24に内設されているため、組み立て空間が十分にあり、各バネに必要な弾性係数が小さく、各バネの装設が容易である。また、本考案のクランプ機能は主にスライダー20、ピストン30、カバー40、楔部材50、台座60、クランプ部材70、第一弾性部材81、及び第二弾性部材83で構成されており、よって、少ない部材の数量でブレーキ効果を達成させ、加工及び組み立てコストを効果的に低減させている。
本実施例のクランプ式スライダー(図9と図10参照)の第1実施例との異なる箇所について下述する。
各前記楔部材50の楔面53は前記スライドレール10に向けて上から下にかけて徐々に接近するように傾斜し、各前記クランプ部材70の傾斜面71は前記スライドレール10に向けて上から下にかけて徐々に接近するように傾斜している。前記ピストン30が常態位置にある場合、各前記クランプ部材70のクランプ部72が前記スライドレール10を締め付け、前記ピストン30が作動位置にある場合、各前記クランプ部材70のクランプ部72が前記スライドレール10を脱離させ、流体が注入された際には前記スライダー20が前記スライドレール10上で往復変位し、前記流体の注入が停止した際には緊急ブレーキ機能を有している。
以上、本考案の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10 スライドレール
11 横方向
12 縦方向
13 側面
20 スライダー
21 キャビティ
211 底壁
212 環状側壁
22 案内用円柱部
221 流体出口
23 流路
24 収容空間
241 壁面
25 ボス
30 ピストン
31 上面部
32 凹部
33 第一孔部
34 第二孔部
35 側面
40 カバー
41 流体注入空間
42 底面
50 楔部材
51 上部
52 下部
53 楔面
54 押面
55 第一溝部
60 台座
61 第一収容溝
62 第二収容溝
70 クランプ部材
71 傾斜面
72 クランプ部
73 ストッパー
74 第二溝部
81 第一弾性部材
83 第二弾性部材
85 第一ローラー部材
87 第二ローラー部材
91 ワッシャー
92 ワッシャー
93 ワッシャー
94 ワッシャー
96 ネジ
97 ネジ
98 ネジ

Claims (5)

  1. スライドレールにスライド可能に設置され、前記スライドレールは横方向に沿って延伸し、且つ前記横方向に対して垂直になる縦方向を有しているクランプ式スライダーであって、
    前記横方向に沿って変位するように前記スライドレールに設置され、且つキャビティと、前記キャビティに設置されていると共に流体出口を有している案内用円柱部と、前記流体出口に連通されている流路と、前記キャビティに連通されている2つの収容空間とを有しているスライダーと、
    前記縦方向に沿って変位するように前記スライダーのキャビティに設置され、且つ常態位置と作動位置との間で作動するピストンであって、前記ピストンは前記案内用円柱部に気密に覆設されている第一孔部を有しているピストンと、
    前記スライダーのキャビティに気密に装設され、且つ前記ピストン及びキャビティと共に流体注入空間を形成し、前記流体注入空間は前記スライダーの流体出口に連通されているカバーと、
    前記ピストンにより連動されるように前記スライダーの収容空間に設置され、且つ前記スライドレールに向けられている楔面及び押面を各々有している2つの楔部材と、
    前記収容空間にそれぞれ固設され、且つ複数の第一収容溝及び複数の第二収容溝を各々有している2つの台座と、
    前記スライドレールに向けて近接または離間するように前記スライダーの収容空間に設置され、且つ前記楔面に対向している傾斜面と、前記収容空間の外に位置していると共に前記スライドレールを締め付けるか脱離するためのクランプ部と、前記第二収容溝に対向しているストッパーとを各々有している2つのクランプ部材と、
    前記楔部材の押面と前記台座の第一収容溝との間に設置され、前記楔部材の変位後に回復弾力を提供する複数の第一弾性部材と、
    前記クランプ部材のストッパーと前記台座の第二収容溝との間に設置され、前記クランプ部材の変位後に回復弾力を提供する複数の第二弾性部材と、を備え、
    前記ピストンが作動位置にある場合、前記楔部材が前記第一弾性部材を圧下すると共に前記クランプ部材を押して前記スライドレールに近接または離間させ、変位後のクランプ部材が前記第二弾性部材を圧下することを特徴とする、
    クランプ式スライダー。
  2. 各前記楔部材は全て2つの第一溝部を有し、各前記第一溝部には全て前記スライダーの収容空間の壁面に接触している第一ローラー部材が設置され、各前記クランプ部材は傾斜面に第二溝部が凹設され、前記第二溝部には前記楔部材の楔面に接触している第二ローラー部材が設置されていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ式スライダー。
  3. 各前記楔部材の楔面は上から下にかけて前記スライドレールから徐々に離間するように傾斜し、各前記クランプ部材の傾斜面は上から下にかけて前記スライドレールから徐々に離間するように傾斜し、前記ピストンが常態位置にある場合、各前記クランプ部材のクランプ部が前記スライドレールから脱離し、前記ピストンが作動位置にある場合、各前記クランプ部材のクランプ部が前記スライドレールを締め付けることを特徴とする請求項1に記載のクランプ式スライダー。
  4. 各前記楔部材の楔面は上から下にかけて前記スライドレールに徐々に近接するように傾斜し、各前記クランプ部材の傾斜面は上から下にかけて前記スライドレールに徐々に近接するように傾斜し、前記ピストンが常態位置にある場合、各前記クランプ部材のクランプ部が前記スライドレールを締め付け、前記ピストンが作動位置にある場合、各前記クランプ部材のクランプ部が前記スライドレールから脱離することを特徴とする請求項1に記載のクランプ式スライダー。
  5. 前記ピストンは対向するように設置されていると共に下に向けて延伸している2つの側面をさらに有し、2つの前記側面は前記スライダーのキャビティの壁面に密接していることを特徴とする請求項1に記載のクランプ式スライダー。
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