JP3231614B2 - 光学的情報再生装置およびその調整方法 - Google Patents

光学的情報再生装置およびその調整方法

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JP3231614B2
JP3231614B2 JP02890596A JP2890596A JP3231614B2 JP 3231614 B2 JP3231614 B2 JP 3231614B2 JP 02890596 A JP02890596 A JP 02890596A JP 2890596 A JP2890596 A JP 2890596A JP 3231614 B2 JP3231614 B2 JP 3231614B2
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彰 松原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミニディスクプ
レーヤ(MD)やCDプレーヤ等に用いられる光ディス
クの情報を再生したり、記録再生する光学的情報再生装
置およびその調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの情報を再生しあるいは記録
再生する光学的情報再生装置は、対物レンズを微小に位
置制御し、いわゆるトラッキング制御を行いながら、光
ディスクのトラック(溝、ピット列)に添って情報の再
生を行っている。また、アクセス時には、トラッキング
制御を行わず、光ピックアップの全体を光ディスクの半
径方向へトラバースモータで移送している。
【0003】このような光学的情報再生装置の一例とし
ては、例えば特開平7−93764号に開示されてい
る。この従来の光学的情報再生装置について図10を参
照しながら説明する。図10は従来の光学的情報再生装
置のブロック図である。図10において、1は光ディス
クであり、2は光ディスク1の情報を再生する光ピック
アップである。3は対物レンズであり、光ディスク1の
トラックに垂直な方向に磁気回路で電気的に位置制御さ
れる。4は光ピックアップ2の全体を光ディスク1の略
半径方向に移送するトラバースモータである。
【0004】光ピックアップ2は対物レンズ3により、
光ディスク1に半導体レーザの光を集光し、その反射光
を受光素子25で受光している。また光ピックアップ2
は光ディスク1に照射する光をメインスポットとサイド
スポットに分離し、メインスポットとサイドスポットは
光ディスク1のトラックの略1/2の距離に設定されて
光ディスク1に照射される。
【0005】光ディスク1からの反射光を受光する受光
素子25は、メインスポット33と、サイドスポット3
4,35を少し離して受光している。この場合、受光素
子25は、メインスポット33と、サイドスポット3
4,35を光ディスク1のトラックxの方向に分割して
受光している。差動アンプ26は、メインスポット33
のトラックに対する差動を検出するものであり、差動ア
ンプ27は、サイドスポット34,35のトラックに対
する差動を検出している。差動アンプ26と差動アンプ
27の出力は、光ディスク1のトラッキング誤差信号
が、極性を反転して出力される。
【0006】さて、アクセス時には、通常トラッキング
制御を行わないので、対物レンズ3が、図11のよう
に、大きく光学ピックアップ2の光軸Yに対して振られ
てしまう。したがって、図10中の受光素子25上の各
スポットも、矢印Pの方向にずれてしまう。このずれ量
が、トラッキング誤差信号にオフセット成分として重畳
されるために、加算アンプ28で、光スポットのずれに
相当する信号を生成し、アンプ40によって所定の増幅
を行って、差動アンプ26の出力であるトラッキング誤
差信号から差し引いている。
【0007】差動アンプ28は、メインスポット33と
サイドスポット34,35のトラッキング誤差信号を加
算したものであり、トラックの信号が逆極性なので、光
スポットが矢印Pの方向に動いた量に相当する信号、つ
まり光スポットずれ信号が得られる。この従来例では、
差動アンプ8の出力である、オフセットの補正を行った
トラッキング誤差信号をトラッキング制御手段9に入力
し、対物レンズ駆動手段12を駆動制御することで対物
レンズ3を微小に制御している。またアクセス時には、
トラッキング誤差信号の代りに、加算アンプ28の出力
である光スポットずれ信号を切り換え手段11によりト
ラッキング制御手段9に切り換えて、対物レンズ3の位
置制御を行っている。
【0008】このように、アクセス時に、対物レンズ3
の位置制御を行うことにより、図11のように、対物レ
ンズ3が揺動することがなく、目標トラックに早く引き
込むことができ、高速なアクセスが実現できることとな
る。
【0009】
【発明の解決しようとする課題】しかし、この従来例の
構成では、光スポットをメインスポットと、サイドスポ
ットに分離しているために、分離するための回折格子等
の光学部品が必要となり、装置が複雑になってしまうと
いう課題を有していた。また、トラッキング誤差信号の
振幅、バランスおよびオフセットの調整方法については
考慮されていなかった。
【0010】この発明は、このような課題を解決し、光
学部品を低減し装置を簡単にすることができる光学的情
報再生装置を提供するとともに、光デスクの特性に応じ
てトラッキング誤差信号を調整できる光学的情報再生装
置の調整方法を提供することを目的とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【課題を解決するため手段】請求項1記載の光学的情報
再生装置は、光ディスクに光を照射する対物レンズを有
する光ピックアップと、光ディスクの出射光の光スポッ
トを、光ディスクのトラックに相当する方向に対して略
平行に分割する分割手段と、この分割手段によって分割
された光を受光する複数の受光セルを有する受光素子
と、受光セルの各出力の上側および下側の一方の包絡線
を検出する第1の包絡線検出器群と、この第1の包絡線
検出器群同士の演算を行い、受光素子上の光スポットの
相対的変位を検出する光スポットずれ信号検出手段と、
受光セルの各出力の上側および下側の他方の包絡線を検
出する第2の包絡線検出器群と、この第2の包絡線検出
器群同士の演算を行い、トラックと対物レンズの相対的
変位を検出するトラッキング誤差生成手段と、光スポッ
トずれ信号検出手段の出力とトラッキング誤差生成手段
の出力の演算によりトラッキング誤差信号のオフセット
を補正するオフセット補正手段と、対物レンズを光ディ
スクのトラックを横切る方向に駆動する対物レンズ駆動
装置と、この対物レンズ駆動装置を駆動制御するトラッ
キング制御手段と、アクセス時にはトラッキング制御手
段の入力を光スポットずれ信号検出手段の出力とし、光
ディスクの情報再生時にはトラッキング制御手段の入力
をオフセット補正手段を介したトラッキング誤差生成手
段の出力に切り換える切り換え手段とを備えたものであ
る。
【0014】請求項1記載の光学的情報再生装置によれ
ば、光スポットをトラックと平行に分割し、それぞれの
光を検出した出力信号のたとえば上側の包絡線について
の演算より対物レンズの位置制御を行い、下側の包絡線
についての演算よりトラッキング制御を行う。このた
め、メインスポットおよびサイドスポット等の光の分離
を行わずに、高速なアクセスを実現することができ、光
ピックアップ2の照射光を3つのスポットに分離するた
めの回折格子等の部品が不要となり、構成を簡単にする
ことができる。
【0015】請求項2記載の光学的情報再生装置は、光
ディスクに光を照射する対物レンズと、光ディスクから
の出射光の光スポットを受光する受光素子と、受光素子
上の光スポットの相対的変位を検出し、光スポットずれ
信号を出力する光スポットずれ信号検出手段と、光スポ
ットずれ信号検出手段の振幅を可変する可変ゲインアン
プと、光ディスクのトラックと対物レンズの相対的変位
を検出し、トラッキング誤差信号を出力するトラッキン
グ誤差生成手段と、可変ゲインアンプを介した光スポッ
トずれ信号検出手段の出力と、トラッキング誤差生成手
段の出力との演算により、トラッキング誤差信号のオフ
セットを補正するオフセット補正手段と、可変ゲインア
ンプの出力を検出し、可変ゲインアンプの利得を決定す
るコントロール手段と、対物レンズを光ディスクのトラ
ックを横切る方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、オ
フセット補正手段を介したトラッキング誤差生成手段の
出力により、対物レンズ駆動装置を駆動制御するトラッ
キング制御手段と、可変ゲインアンプの出力およびオフ
セット補正手段の出力を切り換えてトラッキング制御手
段に入力する切り換え手段とを備えたものである。
【0016】請求項2記載の光学的情報再生装置によれ
ば、光スポットを第1の分割手段によりトラックと垂直
に中領域および端領域に分割し、これらをさらに第2の
分割手段によりトラックと平行に分割し、端領域の受光
セルの出力の演算より対物レンズの位置制御を行い、中
領域の受光セルの出力の演算よりトラッキング制御を行
う。この場合、第1の分割手段および第2の分割手段に
より光スポットを分割したため、従来のようにメインス
ポットおよびサイドスポット等の光の分離を行わずに高
速なアクセスを実現することができ、光ピックアップの
照射光を3つのスポットに分離するための回折格子等の
部品が不要となり、構成を簡単にすることができる。
た、光スポットずれ信号の振幅およびそれにより補正さ
れたトラッキング誤差信号の調整を光ディスクの特性に
応じて可変ゲインアンプおよびコントロール手段により
調整するため、光ディスクの種類によらずに安定なトラ
ッキング制御を行うことができる。
【0017】請求項3記載の光学的情報再生装置は、
求項2において、コントロール手段が、発振器と、この
発振器の出力信号を光スポットずれ信号に加算する加算
器と、前記発振器の受光素子による応答信号を検出する
検出器と、可変ゲインアンプを制御する出力器を有する
ものである。請求項3記載の光学的情報再生装置によれ
ば、請求項2の効果のほか、光ディスクの特性によら
ず、光スポットずれ信号の振幅を一定にすることができ
る。
【0018】請求項4記載の光学的情報再生装置は、
求項2または請求項3において、トラッキング誤差信号
の振幅、オフセットおよび差動バランスを、コントロー
ル手段により可変可能な可変アンプをトラッキング誤差
生成手段およびオフセット補正手段のいずれかの後段に
配置したものである。請求項4記載の光学的情報再生装
置によれば、請求項2または請求項3の効果のほか、光
ディスクの反射率や溝形状によらず、トラッキング誤差
信号のオフセットや振幅の調整を行うことができ、また
対物レンズを通常動作位置から移動した状態でトラッキ
ング誤差信号の調整を行うことができるので通常動作時
の再生品質を向上することができる。
【0019】請求項5記載の光学的情報再生装置は、
求項2または請求項3において、コントロール手段は、
光スポットずれ信号の振幅を可変する可変ゲインアンプ
の利得設定値を記憶する記憶器を有し、光ディスクの領
域によって可変ゲインアンプの利得設定値を切り換える
ことを特徴とするものである。請求項5記載の光学的情
報再生装置によれば、請求項2または請求項3の効果の
ほか、光ディスク内の領域によって光学的な特性が異な
る場合でも、各特性に対応する出力器の設定値を記憶器
に記憶しておき、特性が変わるときに設定値を切り換え
ることにより、各特性にあったトラッキング誤差信号で
制御を行うことができ、安定なトラッキング制御を行う
ことができる。
【0020】
【0021】
【0022】求項記載の光学的情報再生装置の調整
方法は、光スポットずれ信号の振幅を調整した後に、ト
ラッキング制御手段への光スポットずれ信号の入力によ
り、対物レンズ駆動手段を制御しながらトラッキング誤
差信号のオフセットや振幅の調整を行うものである。
【0023】請求項記載の光学的情報再生装置の調整
方法によれば、光スポットずれ信号の振幅およびそれに
より補正されたトラッキング誤差信号の調整を光ディス
クの特性に応じて行え、光ディスクの種類によらずに安
定なトラッキング制御を行うことができる。また対物レ
ンズをずらせたところで、トラッキング調整を行うこと
で、対物レンズの移動の最悪状態で、トラッキング誤差
信号の調整をすることができるために通常動作時の再生
品質を向上させることができる。また対物レンズを動か
した量を特定することができるので、正確な調整を行う
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態にお
ける光学的情報再生装置を図1および図2を参照しなが
ら説明する。図1は第1の実施の形態における光学記録
再生装置のブロック図である。図1において、1は光デ
ィスク、2は光ピックアップ、3は対物レンズ、4はト
ラバースモータ、5は受光素子、9はトラッキング制御
手段、11は切り換え手段、12は対物レンズ駆動装置
である。従来例と同様の働きをするものに関しては、同
じ番号をつけて示している。
【0025】22、31は光スポット30の第1の分割
手段および第2の分割手段としての受光素子5の分割線
である。第1の分割手段は、光ディスク1からの出射光
である反射光の光スポット30を、トラックに相当する
方向(矢印x)に対して略垂直に分割するもので、受光
素子5を光スポット30の中心に対して中側の中領域
と、端側の端領域に分割線22で分割するとともに、各
領域で受光している。第2の分割手段は端領域および中
領域の光スポット30をさらに光ディスク1のトラック
に相当する方向に対して略平行(矢印x)に分割するも
のであり、受光素子5をトラックと平行な方向の分割線
31で分割して光ディスク1からの反射光を受光してい
る。受光素子5は分割線22,31により分割されて複
数の受光セルを構成している。
【0026】23は光スポットずれ検出手段としての差
動アンプであり、光スポット30の端領域でトラックに
対称な受光セルの出力の差動を検出している。24はト
ラッキング誤差生成手段としての差動アンプであり、光
スポット30の中領域でトラックに対称な受光セルの出
力の差動を検出している。図2(a)は、対物レンズ3
が光ピックアップ2の光軸から動いた場合の変位量に対
する差動アンプ23の出力信号である光スポットずれ信
号を示し、図2(b)は対物レンズ3の変位に対する差
動アンプ24の出力信号であるトラッキング誤差信号の
波形を示している。
【0027】光スポット30の端領域は、光ディスク1
のトラックから回折してくる光のうち、回折を受けない
0次光成分が最も多い部分であり、したがって光ディス
ク1上のトラックの影響をほとんど受けない。このた
め、端領域のトラックに対する受光セルの出力差動出力
(図2(a)のc)は、受光素子5上の光スポットの相
対的変位に対応した信号、つまり光スポットずれ信号と
なる。
【0028】逆に、光スポット30の中領域は回折光の
内、±1次光が最も含まれた領域であり、トラックに対
する受光セルの出力差動は、プッシュプルトラッキング
誤差とよばれるトラッキング誤差信号となる。ただし、
このトラッキング誤差信号には、図2(b)のように、
トラッキング誤差信号に光スポットずれに対応したオフ
セットccがのってくる。図2の(a),(b)から明
らかなように、このオフセットccを補正するために
は、光スポットずれ信号を所定の振幅で差し引いてやれ
ばよいことがわかる。
【0029】再び図1に戻って、8はオフセット補正手
段としての差動アンプであり、光スポットずれ信号にア
ンプ40にて、所定の増幅率をかけてトラッキング誤差
信号から減算し、「オフセット分を補正されたトラッキ
ング誤差信号」を出力している。通常の光ディスク1の
情報信号を再生する時には、切り換え手段11は、オフ
セット補正されたトラッキング誤差信号をトラッキング
制御手段9を介して、対物レンズ駆動手段12で対物レ
ンズ3を駆動制御することにより、対物レンズ3を微小
に駆動させ、トラッキング制御を行う。また光ディスク
1のアクセス時には、切り換え手段11は、光スポット
ずれ信号をトラッキング制御手段9に入力して、対物レ
ンズ3の位置制御を行い、高速なアクセスを実現してい
る。
【0030】このように、光スポット30をトラックと
垂直に中領域、端領域に分割し、端領域の差動出力で対
物レンズ3の位置制御を行うことにより、従来のように
メインスポットおよびサイドスポット等の光の分離を行
わずに、高速なアクセスを実現することができ、光ピッ
クアップ2の照射光を3つのスポットに分離するための
回折格子等の部品が不要となる。
【0031】この発明の第2の実施の形態について図3
および図4を参照しながら説明する。図3は第2の実施
の形態における光学記録再生装置のブロック図である。
図3において、1は光ディスク、2は光ピックアップ、
3は対物レンズ、4はトラバースモータ、5は受光素
子、12は対物レンズ駆動装置である。第1の実施の形
態と同様の働きをするものに関しては、同じ番号をつけ
て示している。
【0032】31は光ディスク1の出射光である反射光
の光スポット30を、光ディスク1のトラックに相当す
る方向に対して略平行に分割する分割手段としての、受
光素子5の分割線である。受光素子5は、この分割線3
1により、光ディスク1のトラックの方向(矢印X)に
光スポット30を分割し、受光している。そして、受光
素子5の上部の受光セル5Aと表し、下部の受光セル5
Bと表している。
【0033】第1の包絡線検出器群を構成する上側包絡
線検出器35,36および差動アンプ37は光スポット
ずれ信号生成手段であり、受光素子5の受光セル5A,
5Bの出力を処理している。また第2の包絡線検出器群
を構成する下側包絡線検出器32,33および差動アン
プ34はトラッキング誤差生成手段であり、受光素子5
の受光セル5A,5Bの出力を処理している。すなわ
ち、図4に示すように、受光セル5A,5Bからは、光
ディスク1のピットの影響を受けた信号が出力される。
これらの出力信号のうち、下側の包絡線aa,bbは、
光ディスク1のトラックの影響を受けており、そのAC
的な振幅の差動は、光ディスク1のトラッキング誤差信
号に対応する。また上側の包絡線a,bは、光ディスク
1のトラックの影響を受けず、その差動は、光スポット
30の受光素子5上での変位量、すなわち対物レンズ3
の光軸からの変位量に対応する。したがって、ピットの
影響を受けた下側の包絡線aa,bbを図3中の下側包
絡線検出器32,33で検出し、差動アンプ34で差動
を検出することにより、トラッキング誤差信号を得るこ
とができる。
【0034】しかしながら、差動アンプ34の出力は対
物レンズ3の変位に相当する光スポット変位分オフセッ
トしている。一方、上側の包絡線a,bは、光スポット
30の変位を表しているので、図3中の上側包絡線検出
器35,36により上側包絡線a,bを検出し、差動ア
ンプ37により差動を検出することにより、光スポット
ずれ信号を得ている。
【0035】ここで、トラッキング誤差信号にのるオフ
セットを補正するためには、光スポットずれ信号を所定
の振幅で差し引いてやればよいことがわかる。再び図3
に戻って、8はオフセット補正手段としての差動アンプ
であり、光スポットずれ信号にアンプ40にて、所定の
増幅率をかけて減算することにより、「オフセット分を
補正されたトラッキング誤差信号」が得られる。
【0036】信号再生時には、切り換え手段11によ
り、差動アンプ8の出力であるオフセット補正されたト
ラッキング誤差信号をトラッキング制御手段9を介し
て、対物レンズ駆動手段12で対物レンズ3を駆動制御
することにより、対物レンズ3を微小に駆動させトラッ
キング制御を行う。アクセス時には、差動アンプ37の
出力である光スポットずれ信号を切り換え手段11によ
りトラッキング制御手段9に入力して、対物レンズ3の
位置制御を行い、高速なアクセスを実現している。
【0037】このように、光スポット30をトラックと
平行に分割し、それぞれの光を検出した出力信号の上側
の包絡線a,bの差動を検出し、その出力で対物レンズ
3の位置制御を行うことにより、メインスポットおよび
サイドスポット等の光の分離を行わずに、高速なアクセ
スを実現することができ、光ピックアップ2の照射光を
3つのスポットに分離するための回折格子等の部品が不
要となる。
【0038】この発明の第3の実施の形態における光学
的情報再生装置およびその調整方法について、図5ない
し図9により説明する。図5は第3の実施の形態におけ
る光学的情報再生装置の構成を示すブロック図である。
図5において、第1の実施の形態と同等の働きをするも
のについては、同じ番号をつけて示している。第1の実
施の形態と異なる点は、まず、光スポットずれ信号の振
幅を可変する可変ゲインアンプ41を光スポットずれ信
号生成手段である差動アンプ23の出力に設け、振幅を
可変している点である。
【0039】また、その出力をもってトラッキング誤差
信号のオフセット補正手段である差動アンプ8に入力し
ている点、トラッキング誤差信号の補正を行う可変アン
プ42を備えた点と、各利得を調整するコントローラで
あるコントロール手段13を備えた点である。コントロ
ール手段13は、可変ゲインアンプ41および可変アン
プ42を介した光スポットずれ信号およびトラッキング
誤差信号を検出する検出器16,17を有している。
【0040】また、可変ゲインアンプ41および可変ア
ンプ42の利得を決定する出力器18,19、発振器1
4、光スポットずれ信号に発振器14の信号を加算する
加算器20を有し、さらに可変ゲインアンプ41および
可変アンプ42の設定値を記憶する記憶器21からな
る。以上のように構成された光学的情報再生装置につい
て、トラッキング誤差信号の調整方法の動作を説明す
る。すなわち、トラツキング誤差生成手段としての差動
アンプ24が出力するトラッキング誤差信号は、光スポ
ット30の変位に相当するオフセットをもっているの
で、オフセット補正手段としての差動アンプ8により、
このオフセットを補正している。
【0041】しかしながら、光ディスク1の反射率や、
トラックの溝やピットの形状により、光スポットずれ信
号の振幅は大きく変化する。このため、対物レンズ3の
変位によるトラッキング誤差信号のオフセットを補正す
るには、光ディスク1の特性に合わせて、そのオフセッ
ト量、つまり光スポットずれ信号の振幅の調整が必要で
ある。一方、光スポットずれ信号は、実際に対物レンズ
3の変位を起こさなければその振幅を検出することがで
きない。
【0042】したがって、この実施の形態の調整方法
は、先ず切り換え手段11によって、光スポットずれ信
号をトラッキング制御手段9に入力し、対物レンズ3の
位置制御を行う。ここでは、この制御をレンズロック制
御と呼ぶことにする。続いて、コントロール手段13の
加算器20により、発振器14の出力を対物レンズ3の
制御ループに加算する。発振器14の発する信号は、レ
ンズロックに必要な制御帯域のゲイン交点の周波数のサ
イン波であるとする。
【0043】検出器16は、発振器14の出力が、加算
器20、トラッキング制御手段9、対物レンズ駆動装置
12、対物レンズ3、受光素子5などのループを通って
戻って来た制御系の応答信号の振幅、周波数および位相
のいずれかのレベルを検出する。この場合、検出器16
が所定のレベルを検出するように、出力器18により可
変ゲインアンプ41の利得を調整する。
【0044】このようにすると、レンズロックの制御系
のゲイン交点が所望の値に合う振幅に光スポットずれ信
号を調整することができることとなる。このため、光デ
ィスク1の特性によらず、光スポットずれ信号の振幅を
一定にすることができる。このことは、対物レンズ3の
変位量と、光スポットずれ信号の出力量が規格化できる
ことに相当する。この可変ゲインアンプ41の利得を決
定する調整を光スポットずれ信号の正規化と呼ぶ。
【0045】次に、発振器14は、レンズロックのルー
プに、所定振幅のステップ状のパルスを印加する。この
ようにすると、対物レンズ3は、光ディスク1の半径方
向に動き出す。この様子を図6に示す。図6は、この実
施の形態の調整方法の動作を示す信号図である。図6に
おいて、対物レンズ変位量P1に相当する光スポットず
れ信号となるように、ステップパルスを発振器14が出
力することにより、対物レンズ3を対物レンズ変位量P
1の位置まで動かすことができる。この時、レンズロッ
クの制御がかかっているために、対物レンズ3は、スム
ーズに移動する。この動作を対物レンズ加振と呼ぶ。
【0046】図6に対物レンズ3を変位させた時のトラ
ッキング誤差信号の波形も示している。オフセット補正
手段としての差動アンプ8の出力も、図6のように光デ
ィスクの反射率および溝形状によって、オフセットdを
持っている。以上のように、対物レンズ3をレンズロッ
クしながら、先ず対物レンズ変位量P1の位置に移動さ
せて、検出器17で、トラッキング誤差信号の振幅tお
よびオフセットdの検出を行う。そして、この検出結果
に基づいて出力器18、19を動作させ、可変ゲインア
ンプ41および可変アンプ42の設定値を決定する。
【0047】先ず、振幅tが所定の振幅になるように、
出力器19により可変アンプ42を動作させ設定する。
次に、オフセットdがゼロになるように、可変ゲインア
ンプ41を動作させ、設定する。このようにして、光デ
ィスク1の反射率や溝形状によらず、トラッキング誤差
信号のオフセットや振幅の調整を行うことができる。こ
の動作をトラッキング調整と呼ぶ。
【0048】以上は、可変ゲインアンプ41を用いたオ
フセットの調整および可変アンプ42を用いた振幅の調
整について説明したが、光スポット30が分割線31に
対して左右対称の位置にある時でも、光スポット30の
分割線31に対する左右の検出感度の非対称性に起因す
るオフセットが発生する場合があり、この感度の非対称
性の調整方法を次に述べる。
【0049】差動アンプ23や、差動アンプ24は、分
割線31に対して分割された光スポット30の光量信号
の差を出力することに着目すれば、各差動アンプの+入
力または、−入力の信号の利得を他方に対して上げたり
下げたりすることにより、両入力の非対称性を補正する
ことができる。今、差動アンプ23または24の+入力
または−入力信号の利得を他方に対して上げたり下げた
りすることのできる端子があるとし、対物レンズ3の変
位がゼロの時のトラッキング誤差信号の基準レベルに対
するオフセット量がゼロになるように、検出器17でト
ラッキング誤差信号を検出しながら、差動アンプ23ま
たは24の+入力または−入力の利得を上げたり下げた
りする制御を可変ゲインアンプ41に対する出力器18
と同等の出力器で行うことにより、検出感度の非対称性
を補正することができることとなる。
【0050】この調整を差動バランス調整と呼び、トラ
ッキング調整の一部と位置付ける。図7は、一連の調整
をフロー図にしたものである。先ず対物レンズロックを
行い。この状態で光スポットずれ信号の正規化を行う。
次にその正規化した光スポットずれ信号によって対物レ
ンズ加振を行い対物レンズ3を所定量動かす。そしてそ
の状態でトラッキング調整を行い調整を終わる。このよ
うに、光スポットずれ信号の振幅およびそれにより補正
されたトラッキング誤差信号の調整を光ディスク1の特
性に応じて調整するために、光ディスク1の種類によら
ずに安定なトラッキング制御を行うことができる。例え
ば、光ディスク1が、ミニディスクである場合のよう
に、再生専用ディスクと記録可能ディスクの2種類のデ
ィスクに対応することができる。再生可能ディスクは、
ピット列でトラックが形成されており、また記録可能な
ディスクの場合にも、ピット領域とグルーブ領域とでト
ラックの形態が異なる。
【0051】図8にミニディスクのピット領域のトラッ
クの断面斜視図を示し、図9にミニディスクのグルーブ
領域でのトラックの断面斜視図をを示しているが、形状
も光学的な特性も大きく異なる。この実施の形態の光学
的情報再生装置およびこの調整方法によれば、このよう
に、異なる種類の光ディスクを同じ装置で再生すること
が可能となり、また同じ光ディスク内で、領域によって
光学的な特性が違うものでも再生が可能である。例え
ば、トラッキング調整動作をピット領域およびグルーブ
領域で行い、それぞれの出力器18,19の設定値を記
憶器21に記憶しておき、ピット部とグルーブ部の移動
を行う時に設定値を切り換えれば、それぞれにあったト
ラッキング誤差信号で制御を行うことができる。
【0052】このように、光スポットずれ信号の振幅お
よびそれにより補正されたトラッキング誤差信号の調整
を光ディスクの特性に応じて調整するために、光ディス
クの種類によらずに安定なトラッキング制御を行うこと
ができる。また、レンズロック制御をしながら、対物レ
ンズ3を動かすことにより、レンズロックをしない場合
に比べて、高速に大きな移動をさせることができるの
で、トラッキング誤差信号の調整時間を短縮することが
できる。
【0053】さらに、対物レンズ3をずらせたところ
で、トラッキング調整を行うことで、対物レンズ3の移
動の最悪状態で、トラッキング誤差信号の調整をするこ
とができるために通常動作時の再生品質を向上させるこ
とができる。そしてさらに、光スポットずれ信号の正規
化を行った後に、対物レンズ加振を行うために、対物レ
ンズ3を動かした量を特定することができるので、正確
な調整を行うことができる。
【0054】なお、各実施の形態において、光スポット
の分割手段は、分割線による受光素子の分割であった
が、光スポット30を分離するホログラム素子を用いて
もよい。また可変アンプ42はトラッキング誤差生成手
段24の後段に設けてもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の光学的情報再生装置によ
れば、光スポットをトラックと平行に分割し、それぞれ
の光を検出した出力信号のたとえば上側の包絡線につい
ての演算より対物レンズの位置制御を行い、下側の包絡
線についての演算よりトラッキング制御を行う。このた
め、メインスポットおよびサイドスポット等の光の分離
を行わずに、高速なアクセスを実現することができ、光
ピックアップ2の照射光を3つのスポットに分離するた
めの回折格子等の部品が不要となり、構成を簡単にする
ことができる。
【0056】請求項2記載の光学的情報再生装置によれ
ば、光スポットを第1の分割手段によりトラックと垂直
に中領域および端領域に分割し、これらをさらに第2の
分割手段によりトラックと平行に分割し、端領域の受光
セルの出力の演算より対物レンズの位置制御を行い、中
領域の受光セルの出力の演算よりトラッキング制御を行
う。この場合、第1の分割手段および第2の分割手段に
より光スポットを分割したため、従来のようにメインス
ポットおよびサイドスポット等の光の分離を行わずに高
速なアクセスを実現することができ、光ピックアップの
照射光を3つのスポットに分離するための回折格子等の
部品が不要となり、構成を簡単にすることができる。
、光スポットずれ信号の振幅およびそれにより補正さ
れたトラッキング誤差信号の調整を光ディスクの特性に
応じて可変ゲインアンプおよびコントロール手段により
調整するため、光ディスクの種類によらずに安定なトラ
ッキング制御を行うことができる。
【0057】請求項3記載の光学的情報再生装置によれ
ば、請求項2の効果のほか、光ディスクの特性によら
ず、光スポットずれ信号の振幅を一定にすることができ
る。請求項4記載の光学的情報再生装置によれば、請求
項2または請求項3の効果のほか、光ディスクの反射率
や溝形状によらず、トラッキング誤差信号のオフセット
や振幅の調整を行うことができ、また対物レンズを通常
動作位置から移動した状態でトラッキング誤差信号の調
整を行うことができるので通常動作時の再生品質を向上
することができる。
【0058】請求項5記載の光学的情報再生装置によれ
ば、請求項2または請求項3の効果のほか、光ディスク
内の領域によって光学的な特性が異なる場合でも、各特
性に対応する出力器の設定値を記憶器に記憶しておき、
特性が変わるときに設定値を切り換えることにより、各
特性にあったトラッキング誤差信号で制御を行うことが
でき、安定なトラッキング制御を行うことができる。
【0059】
【0060】求項記載の光学的情報再生装置の調整
方法によれば、光スポットずれ信号の振幅およびそれに
より補正されたトラッキング誤差信号の調整を光ディス
クの特性に応じて行え、光ディスクの種類によらずに安
定なトラッキング制御を行うことができる。また対物レ
ンズをずらせたところで、トラッキング調整を行うこと
で、対物レンズの移動の最悪状態で、トラッキング誤差
信号の調整をすることができるために通常動作時の再生
品質を向上させることができる。また対物レンズを動か
した量を特定することができるので、正確な調整を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】その動作を説明する信号図である。
【図3】第2の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】その動作を説明する信号図である。
【図5】第3の実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】その調整方法を説明する信号図である。
【図7】調整方法のフローを示すフロー図である。
【図8】ミニディスクのピット領域の断面斜視図であ
る。
【図9】ミニディスクのグルーブ領域の断面斜視図であ
る。
【図10】従来例を示すブロック図である。
【図11】光ピックアップを示す上面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 対物レンズ 4 トラバースモータ 5 受光素子 8 オフセット補正手段を構成する差動アンプ 9 トラッキング制御手段 11 切り換え手段 12 対物レンズ駆動装置 13 コントロール手段 14 発振器 16,17 検出器 18,19 出力器 20 加算器 21 記憶器 22 第1の分割手段の分割線 23 光スポットずれ信号検出手段を構成する差動アン
プ 24 トラッキング誤差生成手段を構成する差動アンプ 30 光スポット 31 第2の分割手段の分割線 32,33 下側包絡線検出器(第2の包絡線検出器
群) 35,36 上側包絡線検出器(第1の包絡線検出器
群) 40 アンプ 41 可変ゲインアンプ 42 可変アンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−151583(JP,A) 特開 平3−66031(JP,A) 特開 平7−93764(JP,A) 特開 昭61−187131(JP,A) 特開 昭61−71423(JP,A) 特開 昭56−124133(JP,A) 特開 昭60−52936(JP,A) 特開 平2−166642(JP,A) 特開 平6−60400(JP,A) 特開 平7−141666(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに光を照射する対物レンズを
    有する光ピックアップと、 前記光ディスクの出射光の光スポットを、前記光ディス
    クの前記トラックに相当する方向に対して略平行に分割
    する分割手段と、 この分割手段によって分割された光を受光する複数の受
    光セルを有する受光素子と、 前記受光セルの各出力の上側および下側の一方の包絡線
    を検出する第1の包絡線検出器群と、 この第1の包絡線検出器群同士の演算を行い、前記受光
    素子上の前記光スポットの相対的変位を検出する光スポ
    ットずれ信号検出手段と、 前記受光セルの各出力の上側および下側の他方の包絡線
    を検出する第2の包絡線検出器群と、 この第2の包絡線検出器群同士の演算を行い、前記トラ
    ックと前記対物レンズの相対的変位を検出するトラッキ
    ング誤差生成手段と、 前記光スポットずれ信号検出手段の出力と前記トラッキ
    ング誤差生成手段の出力の演算により前記トラッキング
    誤差信号のオフセットを補正するオフセット補正手段
    と、 前記対物レンズを前記光ディスクの前記トラックを横切
    る方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、 この対物レンズ駆動装置を駆動制御するトラッキング制
    御手段と、 アクセス時には前記トラッキング制御手段の入力を前記
    光スポットずれ信号検出手段の出力とし、前記光ディス
    クの情報再生時には前記トラッキング制御手段の入力を
    前記オフセット補正手段を介したトラッキング誤差生成
    手段の出力に切り換える切り換え手段とを備えた光学的
    情報再生装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに光を照射する対物レンズ
    と、 前記光ディスクからの出射光の光スポットを受光する受
    光素子と、 前記受光素子上の前記光スポットの相対的変位を検出
    し、光スポットずれ信号を出力する光スポットずれ信号
    検出手段と、 前記光スポットずれ信号検出手段の振幅を可変する可変
    ゲインアンプと、 前記光ディスクのトラックと前記対物レンズの相対的変
    位を検出し、トラッキング誤差信号を出力するトラッキ
    ング誤差生成手段と、 前記可変ゲインアンプを介した前記光スポットずれ信号
    検出手段の出力と、前記トラッキング誤差生成手段の出
    力との演算により、前記トラッキング誤差信号のオフセ
    ットを補正するオフセット補正手段と、 前記可変ゲインアンプの出力を検出し、前記可変ゲイン
    アンプの利得を決定するコントロール手段と、 前記対物レンズを前記光ディスクの前記トラックを横切
    る方向に駆動する対物レンズ駆動装置と、 前記オフセット補正手段を介した前記トラッキング誤差
    生成手段の出力により、前記対物レンズ駆動装置を駆動
    制御するトラッキング制御手段と、 前記可変ゲインアンプの出力および前記オフセット補正
    手段の出力を切り換えて前記トラッキング制御手段に入
    力する切り換え手段とを備えた光学的情報再生装置。
  3. 【請求項3】 コントロール手段は、発振器と、この発
    振器の出力信号を光スポットずれ信号に加算する加算器
    と、前記発振器の受光素子による応答信号を検出する検
    出器と、可変ゲインアンプを制御する出力器を有する請
    求項2記載の光学的情報再生装置。
  4. 【請求項4】 トラッキング誤差信号の振幅、オフセッ
    トおよび差動バランスを、コントロール手段により可変
    可能な可変アンプをトラッキング誤差生成手段およびオ
    フセット補正手段のいずれかの後段に配置した請求項2
    または請求項3記載の光学的情報再生装置。
  5. 【請求項5】 コントロール手段は、光スポットずれ信
    号の振幅を可変する可変ゲインアンプの利得設定値を記
    憶する記憶器を有し、光ディスクの領域によって前記可
    変ゲインアンプの利得設定値を切り換えることを特徴と
    する請求項2または請求項3記載の光学的情報再生装
    置。
  6. 【請求項6】 光スポットずれ信号の振幅を調整した後
    に、トラッキング制御手段への光スポットずれ信号の入
    力により、対物レンズ駆動手段を制御しながらトラッキ
    ング誤差信号のオフセットや振幅の調整を行う光学的情
    報再生装置の調整方法。
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