JP3231276U - イーゼル付き缶バッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】キーホルダーを兼ねる卓上観賞用のアクセサリーであるイーゼル付き缶バッジであって、卓上観賞時に紐状部材が前面側からは見えないようにして見栄えをよくすることができるイーゼル付き缶バッジを提供する。【解決手段】裏面側に挿通部を設けた缶バッジ0110と、紐状部材0120と、挿通部に挿通不能な幅を有し、イーゼル脚部を固定するイーゼル脚被固定部を有する板状のベース部と、ベース部上にベース部と一体的に突設され、一部に紐状部材を通すイーゼル本体紐状部材通部を有し挿通部に挿通可能な幅の同じく板状の突設部と、からなるイーゼル本体0130と、イーゼル本体の突設部に通される紐状部材を同時に通すイーゼル脚部であって、イーゼル脚被固定部に固定可能なイーゼル脚固定部を有するイーゼル脚部0140と、から構成される。【選択図】図1

Description

本考案は、缶バッジに関し、特に、缶バッジを保持するためのイーゼルを備えるイーゼル付き缶バッジに関する。
缶バッジは、服や帽子に取り付けるアクセサリーなどとして用いられるだけでなく、イーゼル(画架)などの保持体に載置して卓上などに飾って鑑賞する目的のものとしても用いられる。また、缶バッジに紐状部材を取り付けることで、缶バッジをアクセサリーとするキーホルダーやコインホルダーなどとして用いられるものもある。さらに、卓上などに飾る鑑賞用とキーホルダーなどの用途の両方を兼ねるものも考えられる。
卓上観賞用とキーホルダーの用途を兼ねたアクセサリーに関する従来技術として、缶バッジに関するものではないが、特許文献1に記載された写真入りキーホルダーが知られている。当該文献には、写真を入れた樹脂に金具取付用ピンを取り付けてキーホルダーとして使用できるようにするとともに、樹脂を写真立ての形状とすることで卓上に飾ることもできることが開示されている。アクセサリーとなる写真を入れた樹脂にキーを取り付ける際には、例えば金具取付用ピンに直接キーを取り付けるとか、金具取付用ピンに取り付けた鎖などの紐状部材を介してキーを取り付けるといったことが考えられる。
また、非特許文献1には、フィギュアとこれを保持する脚が鎖でつながれており、脚をフィギュアに抜差しすることにより卓上観賞用のフィギュアスタンドとキーホルダーを使い分けることができるようにしたフィギュアスタンド兼キーホルダーが開示されている。
特開平8−243009号公報
ピクシブ株式会社Webサイト掲載アクリルフィギュアスタンド兼アクリルキーホルダー(URL:https://booth.pm/ja/items/1088182)
こうしたキーホルダーを兼ねる卓上観賞用のアクセサリーにあっては、卓上観賞時にキーを取り付けるための紐状部材が前面側(鑑賞者が見る側をいう。以下同じ。)から見えてしまうと見栄えが悪いという問題がある。したがって、見栄えをよくするために、卓上観賞時には紐状部材が前面側からは見えないようになっていることが望ましい。
しかし、特許文献1に記載された写真入りキーホルダーは、アクセサリーである写真を入れた樹脂の頂部に紐状部材を取り付けるようになっているため、少なくとも頂部付近の紐状部材が前面側から見えてしまい、これをアクセサリーの背後に隠すことはできない。また、非特許文献1に記載されたフィギュアスタンド兼キーホルダーも同様に、アクセサリーであるフィギュアの頂部に紐状部材を取り付けるようになっているため、やはり紐状部材をアクセサリーの背後に隠すことができるようにはなっていない。
本考案は、以上の課題に鑑みたものである。すなわち、本考案の解決すべき課題は、キーホルダーを兼ねる卓上観賞用のアクセサリーであるイーゼル付き缶バッジであって、卓上観賞時に紐状部材が前面側からは見えないようにして見栄えをよくすることができるイーゼル付き缶バッジを提供することにある。
さらに、より好適な実施形態における本考案は、卓上観賞時に紐状部材を背後に隠しつつ、缶バッジのほかイーゼルの上端部及び脚部も前面側から見えるようにすることで、あたかも絵画がイーゼルスタンドに置かれている状態と同様の外観を呈し、もって見栄えをよりよくすることを解決課題とするものである。
以上の課題を解決するため、本考案のうち、第一の考案は、裏面側に挿通部を設けた缶バッジと、紐状部材と、挿通部に挿通不能な幅を有し、後述するイーゼル脚部を固定するイーゼル脚被固定部を有する板状のベース部と、ベース部上にベース部と一体的に突設され、一部に前記紐状部材を通すイーゼル本体紐状部材通部を有し前記挿通部に挿通可能な幅の同じく板状の突設部と、からなるイーゼル本体と、イーゼル本体の突設部に通される前記紐状部材を同時に通すイーゼル脚部であって、前記イーゼル脚被固定部に固定可能なイーゼル脚固定部を有するイーゼル脚部と、からなるイーゼル付き缶バッジを提供する。
また、第二の考案は、第一の考案を基礎として、前記紐状部材は環状をなし、通されて前記イーゼル脚部が前記イーゼル本体に固定されている状態でその上下の環状の紐状部材の高さは、イーゼル脚部に支持されて立っているイーゼル本体の高さと略等しい高さであるイーゼル付き缶バッジを提供する。
また、第三の考案は、第一又は第二の考案を基礎として、前記挿通部は、缶バッジの裏面の上半分以上の位置に設けられ、前記ベース部に係止されている状態で前記突設部の上部が缶バッジの上方に缶バッジ前面から見て見える状態であるイーゼル付き缶バッジを提供する。
また、第四の考案は、第一から第三のいずれか一の考案を基礎として前記挿通部は、缶バッジの裏面の上半分以上の位置に設けられ、前記ベース部に係止されている状態で前記ベース部の下部が缶バッジの下方に缶バッジ前面から見て見える状態である請求項1から請求項3のいずれか一に記載のイーゼル付き缶バッジを提供する。
本考案によれば、キーホルダーを兼ねる卓上観賞用のアクセサリーであるイーゼル付き缶バッジであって、卓上観賞時に紐状部材が前面側からは見えないようにして見栄えをよくすることができるイーゼル付き缶バッジを提供することが可能となる。
さらに、より好適な実施形態における本考案によれば、卓上観賞時に紐状部材を背後に隠しつつ、缶バッジのほかイーゼルの上端部及び脚部も前面側から見えるようにすることで、あたかも絵画がイーゼルスタンドに置かれている状態と同様の外観を呈し、もって見栄えをよりよくすることができるイーゼル付き缶バッジを提供することが可能となる。
実施例1のイーゼル付き缶バッジの構成の一例を示す図 実施例1のイーゼル付き缶バッジの構成の一例を示す図 挿通部の具体的構成の一例を示す図 イーゼル本体の形状の一例を示す図 実施例2における紐状部材の高さについて説明するための図 実施例3、4における缶バッジ上端・下端から挿通部までの長さと突設部・ベース部の長さの関係を説明するための図
0100 イーゼル付き缶バッジ
0100 缶バッジ
0120 紐状部材
0130 イーゼル本体
0140 イーゼル脚部
0310 挿通部
0431 ベース部
0431b イーゼル脚被固定部
0432 突設部
0432a イーゼル本体紐状部材通部
以下に本考案の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1などに関し、実施例2は主に請求項2などに関し、実施例3は主に請求項3などに関し、実施例4は主に請求項4などに関する。なお、本考案はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例のイーゼル付き缶バッジは、缶バッジと、缶バッジを保持するためのイーゼル本体及びイーゼル脚部と、紐状部材とからなるもので、缶バッジ・イーゼル本体・イーゼル脚部のそれぞれに設けられた紐状部材挿通手段を介してこれらが連結されており、卓上観賞用としてもキーホルダーとしても使用可能なイーゼル付き缶バッジである。その特徴は、卓上観賞用として卓上に配置したものを前面側から見た場合に、紐状部材が缶バッジ本体とイーゼル本体の背後に隠れて見えないようになっており、もって卓上配置時における見栄えをよくすることができることにある。
<構成>
(全般)
図1は、本実施例のイーゼル付き缶バッジの構成の一例を示す図である。本図は、卓上観賞用として用いるために組み立てられた形態のものを示す。本図のうち、(a)は、概ね前面側から見た斜視図であり、(b)は概ね後面側(鑑賞者が見る側の反対側)から見た斜視図である。本図に示すイーゼル付き缶バッジ0100は、缶バッジ0110と、紐状部材0120と、イーゼル本体0130と、イーゼル脚部0140とからなる。
なお、本明細書においては、卓上などにおいて鑑賞する目的を便宜上「卓上観賞用」と呼ぶが、文字通りの卓上に限られるものではなく、載置場所は棚、鏡台などの上やショーケースの中などであってもよく、要するに身近な場所に置いて観賞する目的がすべて含まれる。
図2は、本実施例のイーゼル付き缶バッジの構成の一例を示す図であって、キーホルダーとして用いる場合の形態の一例を示す。この形態は、図1に示した卓上観賞用の形態からイーゼル脚部をイーゼル本体から抜き取った状態にした形態であり、缶バッジ0210とイーゼル本体0230とイーゼル脚部0240とが紐状部材0220によって互いに連結されている状態が保たれている。この場合、キーは、紐状部材の任意の位置に直接もしくは図2の例のようにリングを介して紐状部材に取り付けられる。このように、缶バッジとイーゼル本体を切り離した状態においては、缶バッジ、イーゼル本体及びイーゼル脚部のすべてをアクセサリーとして備えたキーホルダーとして用いることができる。
このような形態でのイーゼル付き缶バッジの使用目的・用途は、キーホルダーに限らず、キーケース、コインホルダー、携帯ストラップなどであってもよく、要するに、持ち運び可能な小物、道具などであって、本考案に係るイーゼル付き缶バッジに紐状部材などを介して取り付けが可能なものであれば、取付対象は、キー自体、キーケース、コインケース、携帯電話など何でもよく、これらすべての用途のものが本考案の技術的範囲に含まれる。なお、本明細書における説明では、煩雑を避けるためキーホルダーの例で代表して説明するが、その説明は他のすべての用途にもあてはまるものである。
(缶バッジ)
缶バッジは、服や帽子に取り付けるアクセサリーなどとして用いられる缶状の部材である。缶バッジは、例えば、表側に配置される缶構造体(以下「表側缶構造体」という。)と、裏側に配置される缶構造体(以下「裏側缶構造体」という。)を嵌合することにより形成される。この場合、表側缶構造体は、例えば円形の平面形状を有する金属板の表面に絵画、写真、図形、文字などのデザインを施したシートを上面に配置し周縁部を折り曲げた缶状の部材である。また、裏側缶構造体は、表側缶構造体と略同形の平面形状を有する缶状の部材である。
(缶バッジ:挿通部)
本実施例の缶バッジの裏面側には、紐状部材を挿通させるための挿通部が設けられる。
上述のような篏合型の缶バッジの構成においては、裏側缶構造体の表面に当該挿通部が構成されることとなる。
図3は、挿通部の具体的構成の一例を示す。本図に示すように、挿通部0312は、例えば、缶バッジ0310の裏面0311に筒状部0313を設け、そこに安全ピン0314を挿通させて取り付けたものなどが考えられる。
缶バッジの形状や寸法に特に限定はないが、これを含むイーゼル付き缶バッジが卓上観賞用及びキーホルダーとして用いられるのに適した寸法であることが望ましく、例えば、円形状の缶バッジにおいて直径が25〜75ミリメートル程度で厚みが3〜10ミリメートル程度のものが考えられ、さらにより具体的な一例として、直径が55ミリメートル程度で厚みが5ミリメートル程度のものが考えられる。
(イーゼル本体)
イーゼル本体は、卓上観賞時において、イーゼル脚部とともに缶バッジ本体を保持するための板状の部材である。また、キーホルダーとしての使用時には、紐状部材を介して缶バッジ、イーゼル脚部及びキーと連結されて用いられ、キーホルダーのアクセサリーの一つとなる。
図4は、イーゼル本体及びイーゼル脚部の形状の一例を示す図であって、正面図で示したものである。このうち、(a)は、イーゼル本体の形状の一例を示す。本図に示すように、イーゼル本体0430は、ベース部0431(左上り斜線で示す部分)と突設部0432(右上り斜線で示す部分)とからなる。
イーゼル本体の形状や寸法には、板状の形状を有することのほか特に限定はない。ただし、缶バッジを安定的に保持することができ、しかも卓上に配置した際の見栄えがよくなるような寸法が望ましい。見栄えがよいことの一例として、絵画をイーゼルに載置した場合と同様に、イーゼルの頂部と台座部に相当する部分が前面側から見える状態のものが考えられる。かかる寸法の一例として、缶バッジの直径が上述のように55ミリメートル程度で央部の厚みが5ミリメートル程度である場合において、イーゼル本体の縦の長さL1が75ミリメートル程度、横の長さW1が40ミリメートル程度、厚みが2ミリメートル程度であるものが考えられる。なお、缶バッジの寸法が変化すれば、イーゼル本体の寸法はこれに応じて比例的に変化させたものが考えられる。
(イーゼル本体:ベース部)
ベース部0431は、イーゼル本体において、缶バッジを保持するための主面をなす部分である。
ベース部は、イーゼル脚部を固定するイーゼル脚被固定部を有する。図4の例では、イーゼル脚被固定部0431bは、長方形状の開口部分として形成されており、ここにイーゼル脚部0440のイーゼル脚固定部0441をぴったりと挿入して固定することができるようになっている。したがって、この場合、開口部分の形状、寸法は、イーゼル脚部の挿入部分であるイーゼル脚固定部のそれにほぼ一致する。イーゼル脚被固定部の形状、寸法の一例としては、長方形状であって、その縦の長さが約2ミリメートル、横の長さが約20ミリメートルであるものが考えられる。
ベース部の幅は、挿通部に挿通不能な幅に形成されるが、この点については、後述の突設部の幅とともに、突出部の説明の後でまとめて述べる。
ベース部の形状は、板状であることのほかには特に限定はない。卓上配置時にその底辺部0431aが卓面に接することとなるので、底辺部が直線状のものが好ましく、図4の例はかかる例である長方形状である。
ベース部の寸法の一例としては、例えばイーゼル本体の長さが上述の縦75ミリメートル程度、横40ミリメートル程度である場合に、ベース部の縦の長さが50ミリメートル程度で、横の長さはイーゼル本体の横の長さに等しい(40ミリメートル程度)というものが考えられる。
(イーゼル本体:突設部)
突設部0432は、ベース部上にベース部と一体的に突設される部分であり、ベース部と同じく板状のものである。突設部の幅は、缶バッジの挿通部に挿通可能な幅に形成されるが、この点については後述する。
突設部の一つの機能は、卓上観賞用としての使用時に、イーゼル本体の構成部分としてベース部とともに缶バッジを保持することにある。
突設部の機能は、第二に、卓上観賞用及びキーホルダーとしての使用時を通じて、紐状部材をイーゼル本体に連結させることにある。このため、突設部の一部に紐状部材を通すイーゼル本体紐状部材通部0432aが備えられる。この構成により、紐状部材とイーゼル本体とを連結することが可能となる。なお、後述のように、紐状部材は、イーゼル脚部とも連結されるため、イーゼル本体とイーゼル脚部が紐状部材を介して常に連絡された状態となる。
(イーゼル本体:ベース部の幅と突設部の幅について)
ベース部の幅は、缶バッジの挿通部に挿通不能な幅に形成される。これに対し、突設部の幅は、缶バッジの挿通部に挿通可能な幅に形成される。この構成によると、卓上観賞用として用いるためにイーゼル本体を突設部側から挿通部に挿通させたときに、突設部はその全体を挿通させることができるが、その下に一体的に配置されているベース部はその上端部がつかえて挿通させることができない。このため、挿通部は、突設部の下端部(すなわち、ベース部の上端部)に係止されることとなり、挿通部を備える缶バッジ自体が突設部の下端部(ベース部の上端部)に係止された状態でイーゼル本体に保持されることとなる。すなわち、ベース部の幅と突設部の幅がこのように構成されていることによってイーゼル本体が缶バッジを保持することが可能となる。
この状態でイーゼル付き缶バッジを卓上に置くためには、缶バッジ本体の挿通部から下端部までの長さが、ベース部の縦の長さよりも短いことが必要である。前出の図1(b)には、このように、挿通部が突設部0132の下端部(ベース部0131の上端部)に係止されてイーゼル本体に保持された状態で卓上に載置されている状態が示されている。
(イーゼル脚部)
図4(b)にイーゼル脚部の形状の一例を示す。イーゼル脚部0440は、卓上観賞用としての使用時に、イーゼル本体とともに缶バッジを保持するためのものであって、缶バッジを直接保持するイーゼル本体に固定されてイーゼルの脚部分をなすものである。このため、イーゼル脚部は、前述のイーゼル本体のイーゼル脚被固定部に固定可能なイーゼル脚固定部0441(概ね左上り斜線で示す範囲)を有する。
また、イーゼル脚部は、イーゼル本体の突設部に通される紐状部材を同時に通すように構成される。このため、イーゼル脚部には、例えば、紐状部材を挿通させるためのイーゼル脚部紐状部材通部0442が設けられる。この構成により、イーゼル脚部は、卓上観賞用及びキーホルダーとしての使用時を通じて、イーゼル本体と紐状部材を介して連結された状態となる。
(紐状部材)
紐状部材は、イーゼル本体とイーゼル脚部を連結するためのものである。このため、紐状部材は、イーゼル本体及びイーゼル脚部にそれぞれ設けられる紐状部材を挿通する手段(イーゼル本体紐状部材通部、イーゼル脚部紐状部材通部)に挿通されるようになっている。さらに、キーホルダーとしての使用時においては、紐状部材が缶バッジの挿通部にも挿通された状態となることで、缶バッジ、イ―ゼル本体、イーゼル脚部のすべてが紐状部材を介して一体に連結された状態にすることができ、缶バッジ、イ―ゼル本体及びイーゼル脚部をアクセサリーとして備えたキーホルダーを提供することが可能となる。
紐状部材の素材には特に限定はなく、例えば、ステンレスなどの金属、綿、麻などの天然繊維、アクリル、ポリエステルなどの化学繊維、あるいはこれらの組合せなどが考えられる。また、その形状にも特に限定はなく、例えば、文字通りの紐状のほか、鎖状のものなどが考えられる。
<効果>
本実施例の考案によれば、卓上観賞時に紐状部材が前面側からは見えないようにして見栄えをよくすることができるイーゼル付き缶バッジを提供することが可能となる。
<概要>
本実施例のイーゼル付き缶バッジは、実施例1で述べた構成に加え、紐状部材が環状をなすとともに、紐状部材の高さをイーゼル脚部に支持されて立っているイーゼル本体の高さと略等しい高さとすることで、卓上観賞用としての使用時に、紐状部材がイーゼル本体の背後にほぼちょうど隠れる長さになるようにした点に特徴を有する。
<構成>
(全般)
本実施例のイーゼル付き缶バッジの構成は、実施例1のイーゼル付き缶バッジの構成と基本的に共通する。ただし、本実施例のイーゼル付き缶バッジにおいては、紐状部材は環状をなし、通されて前記イーゼル脚部が前記イーゼル本体に固定されている状態でその上下の環状の紐状部材の高さは、イーゼル脚部に支持されて立っているイーゼル本体の高さと略等しい高さであるように構成される。以下、紐状部材の構成について説明する。その余の構成は、実施例1で述べたところと同様であるから、説明を省略する。
(紐状部材:環状)
本実施例における紐状部材は、環状をなす。これにより、紐状部材は、イーゼル本体とイーゼル脚部を連結した状態のままで、イーゼル本体紐状部材通部とイーゼル脚部紐状部材通部内を移動自在となるので、キーホルダーとしての使用時においては、紐状部材の特定の位置に固定されたキーを紐状部材とともに自由な位置に移動させることができる。
(紐状部材:高さ)
図5は、本実施例における紐状部材の高さについて説明するための図であり、図1に示したイーゼル付き缶バッジの例を用いてこれを側面図で示したものである。本図に示すように、紐状部材0520は、通されて前記イーゼル脚部がイーゼル本体に固定されている状態でその上下の環状の紐状部材の高さH1は、イーゼル脚部に支持されて立っているイーゼル本体の高さH2と略等しい高さであるように構成される。本実施例において紐状部材の長さではなく高さが問題となるのは、卓上観賞時に紐状部材が環状をなして略垂直に保持されている状態において、前面側から見えない状態とするためにはイーゼル本体の高さとの関係に制約を加える必要があるからである。そして、紐状部材が環状であることから、略垂直に保持されている状態では、紐状部材の高さは、紐状部材の長さの約半分となる。
紐状部材の高さとイーゼル本体の高さが「略等しい」とは、本図の例にも現れているように、極めて近似した値であるということまでは必要はなく、次段落に述べる意義を達成できる寸法比の範囲内で適宜設計しうるある程度の幅のある概念である。なお、本実施例では、紐状部材の寸法をあくまで高さで規制しているところ、例えば紐状部材がひじょうに長く、一部は垂直に保持されているが残りの部分が卓上を幅広く這っており、前方から見た場合に横にはみ出して見えている状態であっても、高さには影響がないともいえる。しかしながら、そのようなものは本考案の課題解決には資さないものである。そこで、このようなものを排除する意味でも本実施例の考案で紐状部材を環状のものとすることに意義があり、特に、紐状部材の長さをイーゼル本体の高さの二倍程度とすれば、環状の紐状部材がほぼぴんと張った状態となり、前面側から見える位置にはみ出すおそれはない。したがって、環状の紐状部材の高さが紐状部材の長さの約半分であることが好ましい。
紐状部材の高さをイーゼル脚部に支持されて立っているイーゼル本体の高さと略等しい高さとすることの意義は以下のとおりである。
既述のように、本考案の目的は、卓上観賞時に前面側からは紐状部材が見えないようにすることにあるところ、例えば、図5の例のように、イーゼル本体の高さH2が缶バッジの上端までの高さH3より高く、缶バッジの背後にイーゼル本体の上部が見える形状の場合は、紐状部材の高さH1が缶バッジの上端までの高さH3より低いことも必須となる。なぜなら、この場合には、たとえ紐状部材の高さがイーゼル本体の高さより低くても、缶バッジの上端までの高さより高いと前面側から紐状部材が見えてしまい、本考案の目的を達成することができないからである。
一方、紐状部材の高さが低すぎる(すなわち、環状の紐状部材の長さの略半分の長さがイーゼル本体の高さ(垂直の長さ)に比べて短すぎる)とイーゼル脚部のイーゼル脚固定部がイーゼル本体のイーゼル脚被固定部に届かず、うまく固定することができない。図5に示したような形状のイーゼル付き缶バッジ、すなわち、紐状部材の上端がほぼイーゼル本体紐状部材通部の位置に一致する形状のものの場合は、紐状部材の高さは、イーゼル本体紐状部材通部からイーゼル脚被固定部までの長さL1とイーゼル脚被固定部からイーゼル脚の下端までの長さL2をそれぞれ隣辺及び対辺とする略直角三角形の斜辺以上の長さであることを要する。
以上の二つの要請、すなわち、卓上観賞時に前面側から紐状部材が見えないようにすること、及びイーゼル本体とイーゼル脚部の組立てを適切に行えることという要請を同時に満たすためには、紐状部材の高さをイーゼル脚部に支持されて立っているイーゼル本体の高さと略等しい高さとすることによって、紐状部材を背後に隠すことができ、しかも、イーゼル本体とイーゼル脚部の組立てを適切に行うことができるイーゼル付き缶バッジを提供することが可能となる。したがって、「略等しい」とは、上にも述べたように、極めて近似した値であるということまでは必要はなく、上記二つの要請を満たすことができる寸法関係であることを要し、かつそれで足りる。
「略等しい」寸法の具体例としては、図5に示したような形状のイーゼル付き缶バッジにおいて、イーゼル本体紐状部材通部からイーゼル脚被固定部までの長さL1が約32ミリメートル、イーゼル脚被固定部からイーゼル脚の下端までの長さL2が約32ミリメートルの場合に、環状の紐状部材の高さが45〜55ミリメートル程度(さらに好適には紐状部材の長さがその約二倍である90〜110ミリメートル程度)であるものが挙げられる。
<効果>
本実施例の考案によれば、卓上観賞時に紐状部材が前面側からは見えないようにして見栄えをよくすることができ、しかも、イーゼル本体とイーゼル脚部の組立てを適切に行うことができるイーゼル付き缶バッジを提供することが可能となる。
<概要>
本実施例のイーゼル付き缶バッジは、実施例1または2で述べた構成に加え、卓上観賞時に突設部の上部が前面側から見える状態とすることで、その見栄えをよりよくしたものである。
<構成>
(全般)
本実施例のイーゼル付き缶バッジの構成は、実施例1または2のイーゼル付き缶バッジの構成と基本的に共通する。ただし、本実施例のイーゼル付き缶バッジにおいては、缶バッジの挿通部は、缶バッジの裏面の上半分以上の位置に設けられ、ベース部に係止されている状態で突設部の上部が缶バッジの上方に缶バッジ前面から見て見える状態であるように構成される。以下、缶バッジの挿通部の構成及び缶バッジ上端から挿通部までの長さと突設部の長さの関係について説明する。その余の構成は、実施例1または2で述べたところと同様であるから、説明を省略する。
(缶バッジ:挿通部)
挿通部は、缶バッジの裏面の上半分以上の位置に設けられ、ベース部に係止されている状態で突設部の上部が缶バッジの上方に缶バッジ前面から見て見える状態であるように構成される。
前出の図3で示したイーゼル付き缶バッジも、かかる構成を有する例であり、同図において、挿通部0312は、缶バッジの裏面0311の上半分以上の位置に設けられている。また、図3に示したものと同じ形状を有するイーゼル付き缶バッジを示した図1に現れているように、ベース部0131に係止されている状態の突設部0132の上部が缶バッジ0110の上方に缶バッジ前面から見て見える状態になっている。
(缶バッジ上端から挿通部までの長さと突設部の長さの関係)
このような構成を実現するためには、図6に示すように、缶バッジ上端から挿通部までの長さL3よりも突設部の長さL4の方が長いようにすればよい。
缶バッジの上方に缶バッジ前面から見て見える突設部の上部の寸法は、見栄えがよくなるように適宜設計されればよいが、例えば、図6に示したような形状の缶バッジ及び突設部の場合において、缶バッジ上端から挿通部までの長さL3が約17ミリメートル、突設部の長さL4が約27ミリメートルであって、したがって、前面側から見える突設部の上部の寸法が約10ミリメートルであるものが考えられる。
<効果>
本実施例の考案によれば、卓上観賞時に紐状部材を背後に隠しつつ、缶バッジのほかイーゼルの上端部も前面側から見えるようにすることで、見栄えをよりよくしたイーゼル付き缶バッジを提供することができる。
<概要>
本実施例のイーゼル付き缶バッジは、実施例1〜3で述べた構成に加え、卓上観賞時にベース部の下部が前面側から見える状態とすることで、その見栄えをよりよくしたものである。
<構成>
(全般)
本実施例のイーゼル付き缶バッジの構成は、実施例1〜3のイーゼル付き缶バッジの構成と基本的に共通する。ただし、本実施例のイーゼル付き缶バッジにおいては、缶バッジの挿通部は、缶バッジの裏面の上半分以上の位置に設けられ、ベース部に係止されている状態でベース部の下部が缶バッジの下方に缶バッジ前面から見て見える状態であるように構成される。以下、缶バッジ下端から挿通部までの長さとベース部の長さの関係について説明する。その余の構成は、実施例1〜3で述べたところと同様であるから、説明を省略する。
(缶バッジ下端から挿通部までの長さとベース部の長さの関係)
このような構成を実現するためには、図6に示すように、缶バッジ下端から挿通部までの長さL5よりもベース部の長さL4の方が長いようにすればよい。
缶バッジの下方に缶バッジ前面から見て見えるベース部の下部の寸法は、見栄えがよくなるように適宜設計されればよいが、例えば、図6に示したような形状の缶バッジ及びベース部の場合において、缶バッジ下端から挿通部までの長さL5が約30ミリメートル、ベース部の長さL6が約50ミリメートルであって、したがって、前面側から見えるベース部の下部の寸法が約20ミリメートルであるものが考えられる。
<効果>
本実施例の考案によれば、卓上観賞時に紐状部材を背後に隠しつつ、缶バッジのほかイーゼルの下端部も前面側から見えるようにすることで、見栄えをよりよくしたイーゼル付き缶バッジを提供することができる。さらに、実施例3で述べた構成と組み合わせることで、あたかも絵画がイーゼルスタンドに置かれている状態と同様の外観を呈し、もって見栄えをよりよくすることができるイーゼル付き缶バッジを提供することが可能となる。

Claims (4)

  1. 裏面側に挿通部を設けた缶バッジと、
    紐状部材と、
    挿通部に挿通不能な幅を有し、後述するイーゼル脚部を固定するイーゼル脚被固定部を有する板状のベース部と、ベース部上にベース部と一体的に突設され、一部に前記紐状部材を通すイーゼル本体紐状部材通部を有し前記挿通部に挿通可能な幅の同じく板状の突設部と、からなるイーゼル本体と、
    イーゼル本体の突設部に通される前記紐状部材を同時に通すイーゼル脚部であって、前記イーゼル脚被固定部に固定可能なイーゼル脚固定部を有するイーゼル脚部と、
    からなるイーゼル付き缶バッジ。
  2. 前記紐状部材は環状をなし、通されて前記イーゼル脚部が前記イーゼル本体に固定されている状態でその上下の環状の紐状部材の高さは、イーゼル脚部に支持されて立っているイーゼル本体の高さと略等しい高さである請求項1に記載のイーゼル付き缶バッジ。
  3. 前記挿通部は、缶バッジの裏面の上半分以上の位置に設けられ、前記ベース部に係止されている状態で前記突設部の上部が缶バッジの上方に缶バッジ前面から見て見える状態である請求項1又は請求項2に記載のイーゼル付き缶バッジ。
  4. 前記挿通部は、缶バッジの裏面の上半分以上の位置に設けられ、前記ベース部に係止されている状態で前記ベース部の下部が缶バッジの下方に缶バッジ前面から見て見える状態である請求項1から請求項3のいずれか一に記載のイーゼル付き缶バッジ。
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