JP3231182B2 - 操作入力装置 - Google Patents
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- JP3231182B2 JP3231182B2 JP11129294A JP11129294A JP3231182B2 JP 3231182 B2 JP3231182 B2 JP 3231182B2 JP 11129294 A JP11129294 A JP 11129294A JP 11129294 A JP11129294 A JP 11129294A JP 3231182 B2 JP3231182 B2 JP 3231182B2
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Description
サを有するキーボード装置等の操作入力装置に係わり、
特に、スティック型圧力センサに用いられる検出センサ
の検出出力値のバラツキや周囲環境及び外乱等の影響に
基づく検出誤差を低減させる操作入力装置に関する。
所定順序に配列された各種のキーの他に、これら操作キ
ーの間の所定の個所に配置された1つのスティック型操
作部を有するタイプのキーボード装置が知られている。
れるスティック型操作部は、その操作部の付け根部分の
横方向(X軸方向)両側及び縦方向(Y軸方向)両側に
それぞれ1つ、都合4つの歪ゲージが貼り付けられ、こ
れら歪ゲージは方向別に2つづつそれぞれ直流電源間に
直列接続されており、直列接続された2つの歪ゲージの
接続点からそれぞれ横方向及び縦方向の検出出力が導出
されるように構成されている。そして、キーオペレータ
ーがスティック型操作部の先端を指先で所望方向に押圧
移行させると、その押圧移行の際の圧力が方向別にそれ
ぞれの歪ゲージに加わり、これら歪ゲージの抵抗値がそ
れぞれ変化するので、これら抵抗値の変化を方向別に電
圧変化として検出し、その検出出力を読み取るようにす
れば、スティック型操作部の先端の押圧方向及び押圧時
間を表す操作情報が得られるものである。
型操作部を有する前記既知のキーボード装置において
は、方向別に設けられているそれぞれ2つの圧力検出セ
ンサ(歪ゲージ)から得られた微小な検出出力を増幅す
る際に、電源電圧の変動や周囲温度の変化、または外部
ノイズの印加等によって前記微小な検出出力にレベル変
動を生じるようになり、前記圧力検出センサ(歪ゲー
ジ)の抵抗値の微小変化を正確に読み取ることができな
くなるという問題がある。
その目的は、電源電圧や周囲温度、それに外部ノイズ等
の影響を受けずに、圧力検出センサの抵抗値の微小変化
を正確に読み取ることが可能な操作入力装置を提供する
ことにある。
に、本発明は、スティック型操作部と、前記スティック
型操作部の横方向及び縦方向の押圧力を検出する圧力検
出センサと、前記横方向及び縦方向の中の少なくとも1
つの方向における前記圧力検出センサからの検出出力値
を発生する検出出力手段と、オフセット基準値、そのオ
フセット基準値を中心としたオフセット許容範囲それに
出力基準値をそれぞれ設定する基準値設定手段と、一定
時間間隔の単位時間の到来毎に、前記検出出力値と前記
オフセット基準値との差が前記オフセット許容範囲内に
あるか否かを判断する出力判断手段と、前記オフセット
基準値及び前記出力基準値を再設定する基準値設定変更
手段と、前記単位時間の到来を計測する時間計測手段と
を備え、前記基準値設定変更手段は、前記各単位時間が
到来し、前記出力判断手段において前記検出出力値と前
記オフセット基準値との差が未だ前記オフセット許容範
囲内にあると判断され、前記検出出力値が変化している
場合に、前記オフセット基準値を前記検出出力値に対応
した値に再設定する第1の手段を具備する。また、前記
目的を達成するために、本発明は、スティック型操作部
と、前記スティック型操作部の横方向及び縦方向の押圧
力を検出する圧力検出センサと、前記横方向及び縦方向
の中の少なくとも1つの方向における前記圧力検出セン
サからの検出出力値を発生する検出出力手段と、オフセ
ット基準値、そのオフセット基準値を中心としたオフセ
ット許容範囲それに出力基準値をそれぞれ設定する基準
値設定手段と、一定時間間隔の単位時間の到来毎に、前
記検出出力値と前記オフセット基準値との差が前記オフ
セット許容範囲内にあるか否かを判断する出力判断手段
と、前記オフセット基準値及び前記出力基準値を再設定
する基準値設定変更手段と、決められた回数の単位時間
からなるセットアップ時間の到来を計測する時間計測手
段とを備え、前記基準値設定変更手段は、前記セットア
ップ時間が到来し、前記出力判断手段において前記検出
出力値と前記オフセット基準値との差が未だ前記オフセ
ット許容範囲内にあると判断され、前記検出出力値が変
化している場合に、前記オフセット基準値を前記検出出
力値に対応した値に再設定する第2の手段を具備する。
検出センサからの検出出力値を発生し、基準値設定手段
がオフセット基準値、そのオフセット基準値を中心とし
たオフセット許容範囲それに出力基準値をそれぞれ設定
し、出力判断手段が単位時間が経過する毎に前記検出出
力値と前記オフセット基準値との差が前記オフセット許
容範囲内にあるか否かを判断し、基準値設定変更手段が
オフセット基準値及び出力基準値を再設定し、時間計測
手段が単位時間を計測している。そして、基準値設定変
更手段は、単位時間が到来したとき、出力判断手段が前
記検出出力値と前記オフセット基準値との差が未だオフ
セット許容範囲内にあると判断し、前記検出出力値が変
化している場合、前記オフセット基準値を前記検出出力
値の変化に対応した値に再設定するように動作するの
で、前記検出出力値が電源電圧や周囲温度の変動を受け
て時間的な変動を生じた場合、または、外部ノイズ等の
影響を受けて一時的に変動を生じた場合においても、そ
れらの変動の影響を受けることなく、スティック型操作
部の移行状態に応じた圧力検出センサの抵抗値の微小変
化を正確に読み取り、正確なスティック型操作部の移行
量を検出することが可能になる。
圧力検出センサからの検出出力値を発生し、基準値設定
手段がオフセット基準値、そのオフセット基準値を中心
としたオフセット許容範囲それに出力基準値をそれぞれ
設定し、出力判断手段が単位時間が経過する毎に前記検
出出力値と前記オフセット基準値との差が前記オフセッ
ト許容範囲内にあるか否かを判断し、基準値設定変更手
段がオフセット基準値及び出力基準値を再設定し、時間
計測手段が単位時間を計測している。そして、基準値設
定変更手段は、セットアップ時間が到来したとき、出力
判断手段が前記検出出力値と前記オフセット基準値との
差が未だオフセット許容範囲内にあると判断し、前記検
出出力値が変化している場合、前記出力基準値を前記検
出出力値の変化に対応した値に再設定するように動作す
るので、前記検出出力値が電源電圧や周囲温度の変動を
受けて時間的な変動を生じた場合、または、外部ノイズ
等の影響を受けて一時的に変動を生じた場合において
も、それらの変動の影響を受けることなく、スティック
型操作部の移行状態に応じた圧力検出センサの抵抗値の
微小変化を正確に読み取り、正確なスティック型操作部
の移行量を検出することが可能になる。
説明する。
例の構成を示すブロック図であり、操作入力装置とし
て、スティック式座標入力装置を有するキーボード装置
の例を示すものである。なお、以下の説明においては、
この参照例を説明の便宜上、第1の実施例という。
その付け根部分の横方向(X軸方向)の両側に2つの横
方向側歪ゲージ(圧力検出センサ)2H−1、2H−2
が貼り付けられ、同じ付け根部分の縦方向(Y軸方向)
の両側に2つの縦方向側歪ゲージ(圧力検出センサ)2
V−1、2V−2が貼り付けられる。2つの横方向側歪
ゲージ2H−1、2H−2は電源端子Vccと接地点間
に直列接続され、2つの縦方向側歪ゲージ2V−1、2
V−2も電源端子Vccと接地点間に直列接続される。
スティック型操作部1の先端がキーオペレータの指先で
押圧移行された際に、押圧力の横方向成分の大きさ及び
極性に応じて横方向側歪ゲージ2H−1、2H−2の抵
抗値が相対的に変動し、同様にして、押圧力の縦方向成
分の大きさ及び極性に応じて縦方向側歪ゲージ2V−
1、2V−2の抵抗値が相対的に変動する。横方向側差
動増幅器3H(検出出力手段)は、一方の入力が2つの
横方向側歪ゲージ2H−1、2H−2の接続点に結合さ
れ、他方の入力が横方向側デジタル−アナログ変換器5
Hの出力に結合される。縦方向側差動増幅器3V(検出
出力手段)も、一方の入力が2つの縦方向側歪ゲージ2
V−1、2V−2の接続点に結合され、他方の入力が縦
方向側デジタル−アナログ変換器5Vの出力に結合され
る。横方向側アナログ−デジタル変換器4Hは、入力が
横方向側差動増幅器3Hの出力に結合され、出力が中央
制御装置(比較制御手段)6に結合される。縦方向側ア
ナログ−デジタル変換器4Vも、入力が横方向側差動増
幅器3Vの出力に結合され、出力が中央制御装置6に結
合される。横方向側横方向側デジタル−アナログ変換器
5Hは、入力が中央制御装置6に結合され、出力が横方
向側差動増幅器3Hの他方の入力に接続される。縦方向
側デジタル−アナログ変換器5Vも、入力が中央制御装
置6に結合され、出力が縦方向側差動増幅器3Vの他方
の入力に接続される。また、通信制御部7は、入力が中
央制御装置6に結合され、出力がパソコン等の本体機器
8に結合される。
ド装置において、2つの歪ゲージ2H−1、2H−2及
び2V−1、2V−2の抵抗値のバラツキによるオフセ
ットの補償動作過程を示すフローチャートである。
のキーボード装置におけるオフセット補償動作について
説明する。ただし、かかる補償動作において、横方向側
の各構成要素2H−1、2H−2、3H、4H、5Hに
おいて実行される補償動作と、縦方向側の各構成要素2
V−1、2V−2、3V、4V、5Vにおいて実行され
る補償動作は、実質的に同じであるので、ここでは横方
向側の各構成要素2H−1、2H−2、3H、4H、5
Hにおいて実行される補償動作について説明し、縦方向
側の各構成要素2V−1、2V−2、3V、4V、5V
において実行される補償動作の説明は省略する。
レータによってスティック型操作部1が押圧移行される
と、その押圧移行時の横方向成分によって2つの横方向
側歪ゲージ2H−1、2H−2の抵抗値が相対的に変化
し、2つの横方向側歪ゲージ2H−1、2H−2の接続
点には、これら抵抗値の相対的な変化に対応した直流電
圧が得られ、この直流電圧が横方向側差動増幅器3Hの
一方の入力に供給される。
ジタル−アナログ変換器(D/A)5Hは、予め定めら
れている初期補正値を出力し、この補正値を横方向側差
動増幅器3Hの他方の入力に供給する。
差動増幅器(DAMP)3Hは、それぞれ入力された前
記直流電圧と前記初期補正値とを差動増幅し、それらの
差を表わす初期検出アナログ出力を発生する。そして、
横方向側アナログ−デジタル変換器(A/D)4Hは、
初期検出アナログ出力をデジタル化し、初期デジタルデ
ータを発生させる。
装置(CPU)6は、初期デジタルデータの読み込みを
行う。
装置6は、読み込んだ初期デジタルデータが予め定めら
れた基準範囲内にあるか否かを判断する。そして、基準
範囲内にあると判断した(Y)ときは、この動作フロー
を終了させ、基準範囲内にないと判断した(N)とき
は、次のステップS6に移行させる。
置6は、読み込んだ初期デジタルデータが予め定められ
た基準値よりも大きいか否かを判断する。そして、基準
値よりも大きいと判断した(Y)ときは、次のステップ
S7に移行し、基準値よりも大きくないと判断した
(N)ときは、他のステップS8に移行する。
装置6は、初期デジタルデータから単位量のデータ値を
差し引き、新たなデジタルデータを発生させる。
置6は、初期デジタルデータに単位量のデータ値を加
え、同じく新たなデジタルデータを発生させる。
デジタル−アナログ変換器(D/A)5Hは、中央制御
装置6から供給された新たなデジタルデータを次期アナ
ログ補正値に変換し、この次期アナログ補正値を横方向
側差動増幅器3Hの他方の入力に供給する。
動増幅器(DAMP)3Hは、それぞれ入力された前記
直流電圧と前記次期アナログ補正値とを差動増幅し、そ
れらの差を表わす次期検出アナログ出力を発生する。そ
して、横方向側アナログ−デジタル変換器4Hは、この
次期検出アナログ出力をデジタル化し、次期デジタルデ
ータを発生させる。
降の動作が繰返し実行され、最終的に、中央制御装置6
において読み込まれたデジタルデータが予め定められた
基準範囲内に入るようになったとき、本フローによるオ
フセット補償動作が終了し、以後、終了時に、横方向側
デジタル−アナログ変換器5Hから出力されたアナログ
補正値が横方向側差動増幅器3Hの他方の入力に持続し
て供給される。
ゲージ2H−1、2H−2及び/または2つの歪ゲージ
2V−1、2V−2の各抵抗値にバラツキがあり、それ
によって検出出力にオフセットがあったとしても、その
オフセットの大きさに応じた補正が行われ、前記オフセ
ットを自動的に補償することができる。
の実施例の構成を示すブロック図であり、この場合も、
操作入力装置として、スティック式座標入力装置を有す
るキーボード装置の例を示すものである。なお、以下の
説明においては、この実施例を説明の便宜上第2の実施
例という。
一方の入力が横方向側アナログ−デジタル変換器(A/
D)4Hの出力に、他方の入力が横方向側基準値設定回
路(基準値設定手段)10Hの出力にそれぞれ結合さ
れ、出力が出力判断手段である中央制御装置(CPU)
6に結合される。縦方向側比較回路9Vも、一方の入力
が縦方向側アナログ−デジタル変換器(A/D)4Vの
出力に、他方の入力が縦方向側基準値設定回路(基準値
設定手段)10Vの出力にそれぞれ結合され、出力が中
央制御装置6に結合される。横方向側基準値設定回路1
0Hは、入力が中央制御装置6と横方向側基準値設定変
更回路(基準値設定変更手段)11Hの出力に結合さ
れ、縦方向側基準値設定回路10Vも、入力が中央制御
装置6と縦方向側基準値設定変更回路(基準値設定変更
手段)11Vに結合される。横方向側基準値設定変更回
路11Hは入力が横方向側比較回路9Hの出力に結合さ
れ、縦方向側基準値設定変更回路11Vも入力が縦方向
側比較回路9Vの出力に結合される。横方向側タイマー
回路(時間計測手段)12Hは中央制御装置6と横方向
側比較回路9Hに結合され、縦方向側タイマー回路(時
間計測手段)12Vも中央制御装置6と縦方向側比較回
路9Vに結合される。また、前記構成以外の構成部分に
ついては、図1に示された構成と同じであって、図1に
示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を
付け、その構成の説明は省略する。
ーボード装置において、動作時に電源変動や周囲温度変
動それにノイズの重畳等により、横方向側アナログ−デ
ジタル変換器4H及び縦方向側アナログ−デジタル変換
器4Vから送出されるデジタルデータがオフセット許容
範囲を超えて変動した場合の補償動作過程を示すフロー
チャートである。
たがって、第2の実施例のキーボード装置におけるデジ
タルデータの補償動作について説明する。ただし、かか
る補償動作においても、横方向側の各構成要素2H−
1、2H−2、3H乃至5H、9H乃至12Hにおいて
実行される補償動作と、縦方向側の各構成要素2V−
1、2V−2、3V乃至5V、9V乃至12Vにおいて
実行される補償動作は、実質的に同じであるので、ここ
では横方向側の各構成要素2H−1、2H−2、3H乃
至5H、9H乃至12Hにおいて実行される補償動作に
ついて説明し、縦方向側の各構成要素2V−1、2V−
2、3V乃至5V、9V乃至12Vにおいて実行される
補償動作の説明は省略する。また、この動作時の最初の
段階においては、既に、横方向側基準値設定回路10H
及び縦方向側基準値設定回路10V内に、それぞれオフ
セット基準値、出力基準値、オフセット許容範囲が設定
されているものとする。
側比較回路9Hは、中央制御装置(CPU)6の制御の
基に、横方向側アナログ−デジタル変換器(A/D)4
Hからのデジタルデータと横方向側基準値設定回路10
Hからのオフセット基準値及びオフセット許容範囲の読
み込みを行う。
比較回路9Hは、同じく中央制御装置6の制御の基に、
デジタルデータからオフセット基準値を差し引いた差が
オフセット許容範囲内に留まるか否かを判断する。そし
て、オフセット許容範囲内に留まると判断した(Y)と
きは、次のステップS13に移行し、オフセット許容範
囲内に留まっていないと判断した(N)ときは、他のス
テップS12に移行する。
装置6は、デジタルデータが変化したものとして、その
デジタルデータ内に変化ありフラグを設定する。
御装置6は、横方向側タイマー回路12Hを単位時間分
だけ増大させる。
側比較回路9Hは、中央制御装置6の制御の基に、横方
向側タイマー回路12Hの増大した単位時間に達したか
否かを判断する。そして、単位時間に達したと判断した
(Y)ときは、次のステップS15に移行し、単位時間
に達していないと判断した(N)ときは、ステップS1
0に戻って再びステップS10以降の動作が実行され
る。
御装置6は、スティックポインター1の操作によるデジ
タルデータを横方向側比較回路9Hに送り、横方向側比
較回路9Hは、デジタルデータに変化が生じたか否かを
判断する。そして、変化が生じたと判断した(Y)とき
は、次のステップS16に移行し、変化が生じていない
と判断した(N)ときは、他のステップS18に移行す
る。
基準値設定変更回路11Hは、中央制御装置6の制御の
基に、横方向側基準値設定回路10Hのオフセット基準
値を変更させ、その時点のデジタルデータの変化値に見
合ったオフセット基準値に設定替えを行う。
御装置6は、オフセット基準値の再設定により、そのデ
ジタルデータ内の変化ありフラグの設定を解除し、この
一連の動作フローを終了させる。
た回数の単位時間からなるセットアップ時間に到来した
とき、横方向側基準値設定変更回路11Hは、中央制御
装置6の制御の基に、横方向側基準値設定回路10Hの
出力基準値を変更させ、その時点のデジタルデータの変
化状態に見合った出力基準値に設定替えを行う。
装置において、時間の経過とともにデジタルデータが順
次変動した場合におけるオフセット基準値、出力基準
値、オフセット許容範囲が順次変動する状態の一例を示
す動作説明図である。
基準値等のレベル、横軸は時間であって、t0 、t1 、
t2 、t3 、… … …はそれぞれ単位時間、例えば、
1秒乃至1.5秒を経過する度ごとに到来する時間を示
し、t 2 、t 4 、t 6 、……は、単位時間の2回分から
なるセットアップ時間も示している。
て、その時点のデジタルデータ値に基づいて、横方向側
基準値設定回路10H内のオフセット基準値Voff0、出
力基準値Vout0、オフセット基準値Voff0を中心とする
オフセット許容範囲Aoff0がそれぞれ定められる。
タルデータ値がオフセット許容範囲Aoff0を超えるよう
な急激な増大変化があった(何等かの入力があった)も
ののその後直ちに減少変化に転じ、時間t 1 になったと
き、デジタルデータ値がオフセット許容範囲Aoff0に納
まるような変動であったとすれば、時間t 1 において
は、中央制御装置6によって横方向側タイマー回路12
Hが単位時間分だけ増大され、それまでのオフセット基
準値V off0 及びオフセット許容範囲A off0 は、それぞれ
時間t 1 の時点のデジタルデータ値に基づいたオフセッ
ト基準値V off0 及びオフセット許容範囲A off0 に変更さ
れる一方、それまでの出力基準値Vout0は、前記デジタ
ルデータ値の急激な変動(入力の印加)が単なる外乱に
基づいて変動したものと認定し、そのままの値Vout0に
維持される。
ルデータ値がやはりオフセット許容範囲Aoff1に納まる
ような変動であったとすれば、それまでのオフセット基
準値Voff1及びオフセット許容範囲Aoff1は、前と同様
に、それぞれ時間t2 の時点のデジタルデータ値に基づ
いたオフセット基準値Voff2及びオフセット許容範囲A
off2に変更されるが、この時点で横方向側タイマー回路
12Hのセットアップ時間が到来するので、それまでの
出力基準値Vout0は、時間t1 の時点のデジタルデータ
値に対応した新たな出力基準値Vout2に変更される。
タ値がオフセット許容範囲Aoff2に納まるような変動で
あったとすれば、同様に、横方向側タイマー回路12H
が単位時間分だけ増大され、それまでのオフセット基準
値Voff2及びオフセット許容範囲Aoff2は、それぞれ時
間t3 の時点のデジタルデータ値に基づいたオフセット
基準値Voff3及びオフセット許容範囲Aoff3に変更され
るが、それまでの出力基準値V out2 は、そのままの値V
out2 に維持される。
じであって、デジタルデータ値が直前のオフセット許容
範囲Aoff3 に納まるような変動であったとすれば、そ
れまでのオフセット基準値Voff3及びオフセット許容範
囲Aoff3は、それぞれ、その時点のデジタルデータ値に
基づいたオフセット基準値Voff4及びオフセット許容範
囲Aoff4に変更され、また、それまでの出力基準値V
out2 は、出力基準値V out4 に再設定され、以下同様に、
オフセット基準値または出力基準値が再設定される。
新変更は、単位時間が次々に到来する時点の1回毎に行
う代わりに、2回毎に行うようにしてもよい。
データ値にノイズ等が重畳することによって一時的に急
激な変動を生じたとしても、かかる変動の影響を受ける
ことなく、電源電圧や周囲温度の変動に伴うデジタルデ
ータ値の緩慢な変動に見合うように、オフセット基準
値、出力基準値、オフセット許容範囲の変更を行ってい
るので、スティックポインター1の操作に基づいたデジ
タルデータ値の変動を各時点で正確に検出することがで
きる。
力値が電源電圧や周囲温度の変動を受けて時間的な変動
を生じた場合、または、外部ノイズ等の影響を受けて一
時的に変動を生じた場合においても、それらの変動の影
響を受けることなく、スティック型操作部の移行状態に
応じた圧力検出センサの抵抗値の微小変化を正確に読み
取り、正確なスティック型操作部の移行量を検出するこ
とが可能になるという効果がある。
すブロック構成図である。
ージの抵抗値のバラツキによるオフセットの補償動作過
程を示すフローチャートである。
すブロック構成図である。
電源変動や周囲温度変動それにノイズの重畳等により、
デジタルデータがオフセット許容範囲を超えて変動した
場合の補償動作過程を示すフローチャートである。
データが順次変動した場合におけるオフセット基準値、
出力基準値、オフセット許容範囲が順次変動する状態の
一例を示す動作説明図である。
サ) 2V−1、2V−2 縦方向側歪ゲージ(圧力検出セン
サ) 3H 横方向側差動増幅器(検出出力手段) 3V 縦方向側差動増幅器(検出出力手段) 4H 横方向側アナログ−デジタル変換器 4V 縦方向側アナログ−デジタル変換器 5H 横方向側デジタル−アナログ変換器 5V 縦方向側デジタル−アナログ変換器 6 中央制御装置(比較制御手段) 7 通信制御部 8 パソコン(機器本体) 9H 横方向側比較回路(出力判断手段) 9V 縦方向側比較回路(出力判断手段) 10H 横方向側基準値設定回路(基準値設定手段) 10V 縦方向側基準値設定回路(基準値設定手段) 11H 横方向側基準値設定変更回路(基準値設定変更
手段) 11V 縦方向側基準値設定変更回路(基準値設定変更
手段) 12H 横方向側タイマー回路 12V 縦方向側タイマー回路
Claims (2)
- 【請求項1】 スティック型操作部と、前記スティック
型操作部の横方向及び縦方向の押圧力を検出する圧力検
出センサと、前記横方向及び縦方向の中の少なくとも1
つの方向における前記圧力検出センサからの検出出力値
を発生する検出出力手段と、オフセット基準値、そのオ
フセット基準値を中心としたオフセット許容範囲それに
出力基準値をそれぞれ設定する基準値設定手段と、一定
時間間隔の単位時間の到来毎に、前記検出出力値と前記
オフセット基準値との差が前記オフセット許容範囲内に
あるか否かを判断する出力判断手段と、前記オフセット
基準値及び前記出力基準値を再設定する基準値設定変更
手段と、前記単位時間の到来を計測する時間計測手段と
を備え、前記基準値設定変更手段は、前記各単位時間が
到来し、前記出力判断手段において前記検出出力値と前
記オフセット基準値との差が未だ前記オフセット許容範
囲内にあると判断され、前記検出出力値が変化している
場合に、前記オフセット基準値を前記検出出力値に対応
した値に再設定することを特徴とする操作入力装置。 - 【請求項2】 スティック型操作部と、前記スティック
型操作部の横方向及び縦方向の押圧力を検出する圧力検
出センサと、前記横方向及び縦方向の中の少なくとも1
つの方向における前記圧力検出センサからの検出出力値
を発生する検出出力手段と、オフセット基準値、そのオ
フセット基準値を中心としたオフセット許容範囲それに
出力基準値をそれぞれ設定する基準値設定手段と、一定
時間間隔の単位時間の到来毎に、前記検出出力値と前記
オフセット基準値との差が前記オフセット許容範囲内に
あるか否かを判断する出力判断手段と、前記オフセット
基準値及び前記出力基準値を再設定する基準値設定変更
手段と、決められた回数の単位時間からなるセットアッ
プ時間の到来を計測する時間計測手段とを備え、前記基
準値設定変更手段は、前記セットアップ時間が到来し、
前記出力判断手段において前記検出出力値と前記オフセ
ット基準値との差が未だ前記オフセット許容範囲内にあ
ると判断され、前記検出出力値が変化している場合に、
前記オフセット基準値を前記検出出力値に対応した値に
再設定することを特徴とする操作入力装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11129294A JP3231182B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 操作入力装置 |
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