JP3231147B2 - 現像剤補給方式 - Google Patents

現像剤補給方式

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JP3231147B2 JP16238893A JP16238893A JP3231147B2 JP 3231147 B2 JP3231147 B2 JP 3231147B2 JP 16238893 A JP16238893 A JP 16238893A JP 16238893 A JP16238893 A JP 16238893A JP 3231147 B2 JP3231147 B2 JP 3231147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電記録装置に組み込ま
れる現像装置に現像剤を補給するための現像剤補給カー
トリッジに関し、またその現像剤補給カートリッジを用
いた現像剤補給方式にも関する。
【0002】
【従来の技術】静電記録装置の代表的な例としては、電
子写真方式を採用したものが一般的であり、このような
静電記録装置では、回転式感光ドラムの表面上に静電潜
像が書き込まれ、この静電潜像は現像剤いわゆるトナー
でもって静電的に現像される。次いで、その現像トナー
像に記録媒体例えば記録紙を適用すると共に該記録紙に
その背面から現像トナー像とは逆極性の電荷を与え、こ
れにより現像トナー像は静電的に該記録紙に転写され、
この転写トナー像を持つ記録紙は感光ドラムから分離さ
れて、例えば熱定着器等に送られ、そこで該転写トナー
像は記録紙上に熱定着される。
【0003】静電記録装置に組み込まれる現像装置は現
像剤を収容する現像剤保持容器と、この現像剤保持容器
内に設けられた現像ローラとを具備する。現像ローラの
一部は現像剤保持容器から露出させられ、その露出表面
は感光ドラムに対面させられる。現像ローラはその回転
により現像剤保持容器内の現像剤のトナー成分を感光ド
ラムに対する対面領域すなわち現像領域に搬送する役目
を負わされ、これにより該感光ドラム表面上の静電潜像
がその搬送トナーでもって現像される。現像ローラのタ
イプとしては、現像剤の種類に応じて種々のものが知ら
れており、例えばトナー成分と磁性体キャリア成分から
なる二成分現像剤では、磁石を内蔵したマグネットロー
ラが用いられ、またトナー成分のみからなる非磁性一成
分現像剤では、例えば多孔質ゴム材料から形成されたゴ
ムローラ等が用いられる。周知のように、二成分現像剤
では、マグネットローラの周囲に磁性体キャリア成分か
らなる磁気ブラシが形成され、この磁気ブラシによって
トナー成分が静電的に搬送される。また、非磁性一成分
現像剤では、ゴムローラの周囲にトナー成分が摩擦力で
もって担持されて搬送される。何れにしても、静電記録
装置の作動中、現像装置の現像剤は絶えず消費されるの
で、必要に応じて現像剤を補給することが必要となる。
【0004】従来の現像剤補給方式の一例として、現像
剤補給カートリッジを用いて現像剤を重力作用により現
像装置に補給することが知られている。詳述すると、現
像剤補給カートリッジは現像剤を保持するコンテナとし
て構成され、このコンテナにはテープ状シール材で閉鎖
された現像剤排出口が形成される。一方、現像装置の現
像剤保持容器の上壁面には現像剤補給口が形成され、こ
の現像剤補給口は通常は可動蓋によって閉鎖される。現
像剤補給時、先ず、現像装置の可動蓋を移動させること
によりその現像剤保持容器の現像剤補給口が露出させら
れ、次いで現像剤補給カートリッジが現像剤補給口上に
設置され、このとき該現像剤補給カートリッジの現像剤
排出口はテープ状シール材を介して現像剤保持容器の現
像剤補給口と整合状態となる。テープ状シール材には引
抜き用タブが一体的に形成され、この引抜きタブを手動
で引き抜くことにより、テープ状シール材は現像剤補給
カートリッジから引き剥がされ、このとき該現像剤補給
カートリッジ内の現像剤が重力作用によりその現像剤排
出口から排出されて現像剤保持容器内にその現像剤補給
口を通して導入される。その後、現像剤補給カートリッ
ジは取り外され、次いで現像剤保持容器の現像剤補給口
が可動蓋により閉鎖され、かくして現像装置への現像剤
の補給が完了することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上で述べた現像剤補
給方式の問題点として、現像剤補給カートリッジから手
動で引き剥がされたテープ状シール材の処理がユーザに
よって行われなければならない点が指摘されている。と
いうのは、ユーザは現像剤補給カートリッジから引き剥
がしたテープ状シール材を処理する際、例えばそのテー
パ状シール材を丸めてごみ箱等に投入する際にユーザの
手や着衣等がテープ状シール材に付着していた現像剤に
よって汚染され得るからである。
【0006】また、上述した現像剤補給方式の別の問題
点としては、現像剤補給量が現像装置の本来の現像剤保
持可能容量よりも小さくされなければならないという点
である。というのは、現像装置の現像剤保持容器内に
は、現像ローラの他に、現像剤保持容器内での現像剤の
デットストックを排除するためのパドルローラ等が設け
られ、現像剤補給時、かかるパドルローラ等が現像剤保
持容器内への現像剤の導入に対して抵抗体として働くか
らである。要するに、現像装置の現像剤保持容器内に現
像剤が充分行き渡らない以前にその現像剤補給口は現像
が溢れた状態となるからである。
【0007】したがって、本発明の目的は現像剤補給カ
ートリッジから引き剥がされたテープ状シール材をユー
ザによって直接処理する必要のない現像剤補給カートリ
ッジを提供することである。本発明の別の目的は現像装
置の本来の現像剤保持可能容量に可及的に近い量の現像
剤を補給し得る新規な現像剤補給方式を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、静電
記録用現像装置に補給すべき補給用現像剤を保持するコ
ンテナ本体と、このコンテナ本体の現像剤排出口に適用
されたシール材と、このシール材と組み合わされかつ前
記コンテナ本体に設けられた手動操作手段とを具備する
現像剤補給カートリッジを使用する。かかる現像剤補給
カートリッジを用いて静電記録用現像装置に現像剤補給
を重力作用の下で行う現像剤補給方式にあっては、前記
現像装置の現像剤保持容器の上方開口部上に前記現像剤
補給カートリッジがその底部を下向きになるように設置
され、前記現像剤補給カートリッジが前記現像剤保持容
器上に設置した後に該現像剤補給カートリッジを該現像
剤保持容器に対してロックすべくその両者間にはロック
手段が設けられ、前記現像剤補給カートリッジが前記現
像剤保持容器に対してロックされた後に該現像剤補給カ
ートリッジの手動操作手段でもって前記シール材を引き
剥がすことにより該現像剤補給カートリッジから該現像
剤保持容器への現像剤の補給が重力作用下で行われ、前
記現像剤補給カートリッジから前記現像剤保持容器への
現像剤の補給が収容した後に前記ロック手段の解除を行
う際に該現像剤保持容器内の少なくとも1つのパドルロ
ーラが駆動されることが特徴とされる。上述の現像剤補
給カートリッジにおいて、前記シール材は前記コンテナ
本体の現像剤排出口の内側に適用され得る。この場合、
前記手動操作手段は前記コンテナ本体内に設けられかつ
前記シール材の延長部材に固着された可動部材と、この
可動部材を該コンテナ本体の外部から駆動して該シール
材を前記現像剤排出口から引き剥がすための手動操作部
材とを包含することが特徴とされる。このような現像剤
補給カートリッジを用いて静電記録用現像装置に現像剤
補給を重力作用の下で行う現像剤補給方式であっては、
現像装置の現像剤保持容器の上方開口部上に前記現像剤
補給カートリッジがその底部を下向きになるように設置
され、前記現像剤補給カートリッジが記現像剤保持容器
上に設置した後に該現像剤補給カートリッジを該現像剤
保持容器に対してロックすべくその両者間にはロック手
段が設けられ、前記現像剤補給カートリッジが前記現像
剤保持容器に対してロックされた後に前記該現像剤補給
カートリッジの手動操作手段の手動操作部材の操作でも
って前記シール材を引き剥がすことにより該現像剤補給
カートリッジから該現像剤保持容器への現像剤の補給が
重力作用下で行われ、前記現像剤補給カートリッジから
前記現像剤保持容器への現像剤の補給が収容した後に前
記手動操作部材の操作位置を元に戻す際に該現像剤保持
容器内の少なくとも1つのパドルローラが駆動されるこ
とが特徴とされる。
【0009】
【作用】以上の記載から明らかなように、本発明による
現像剤補給カートリッジにおいては、コンテナ本体の現
像剤排出口からのシール材の引剥がしは手動操作手段の
操作によって行われるので、ユーザがシール材に手で直
接的に触れることがない。また、本発明による現像剤補
給方式では、現像剤補給カートリッジから現像剤保持容
器への現像剤の補給が終了した後に該現像剤保持容器内
の少なくとも1つのパドルローラが駆動され、これによ
り現像剤保持容器の開口部直下にある補給現像剤が該現
像剤保持容器内で移動させられ、該開口部付近に更に現
像剤を現像剤補給カートリッジから現像剤保持容器内に
引き込むことが可能となる。
【0010】
【実施例】本発明の上述の目的およびその他の目的なら
びに本発明の種々の利点については、添付図面を参照す
る以下の記載により明らかにされる。
【0011】図1は現像装置の平面図を示し、この現像
装置は電子写真方式を採用したレーザプリンタに組み込
まれるようになっている。本実施例では、現像装置はト
ナー成分のみからなる非磁性一成分現像剤を使用するタ
イプのものとして構成され、該現像剤は現像剤保持容器
10内に収容される。図2の横断面図に最もよく図示す
るように、現像剤保持容器10内には多孔質ゴム材料か
ら形成された現像ローラ12が回転自在に設けられ、こ
の現像ローラ12の一部は現像剤保持容器10の前方側
上方に形成された開口部から露出させられ、この露出部
は現像装置がレーザプリンタの所定位置に組み込まれた
際にその感光ドラム(図示されない)に対面させられ
る。現像作動中、現像ローラ12は図2に矢印で示す方
向に回転駆動させられ、このとき現像剤はそのローラ表
面上に摩擦力でもって付着して現像剤層を形成する。現
像剤層は感光ドラムとの対面領域すなわち現像領域に搬
送される前に層厚規制ブレード14によって所定の層厚
に規制され、これにより感光ドラム上の静電潜像が一定
のトナー濃度で現像されることになる。
【0012】図2に示すように、現像ローラ12にはそ
れと同様な多孔質ゴム材料から形成された現像剤回収ロ
ーラ16が接触させられ、この現像剤回収ローラ16は
現像ローラ12と逆方向に回転させられ、これにより両
ローラの接触領域は互いに擦られて、静電潜像の現像に
使用されなかった現像剤が現像ローラ12から除去され
る。現像剤保持容器10内には現像ローラ12に接近し
て第1のパドルローラ18が設けられ、このパドルロー
ラ18は現像ローラ12に現像剤を供給する。かくし
て、現像ローラ12には常に新たな現像剤層が形成さ
れ、これにより静電潜像の現像むらが防止される。現像
剤保持容器10内には更に第2および第3のパドルロー
ラ20および22が設けられ、これらパドルローラは現
像剤保持容器10内の現像剤を攪拌して均質化すると共
に該現像剤を第1のパドルローラ18に移動させ、これ
により現像剤保持容器10内に現像剤のデットストック
の形成が排除される。
【0013】上述したローラ12、16、18、20お
よび22の各々の両軸端部は現像剤保持容器10の両端
壁に適当な軸受を介して回転自在に支持される。図3に
示すように、現像剤保持容器10の一方の端壁の外側に
は参照符号24で全体的に示す駆動歯車列が設けられ、
この駆動歯車列24により上述した種々のローラが回転
駆動させられることになる。駆動歯車列24のうち参照
符号24aで示す歯車は入力歯車であり、この入力歯車
24aは現像装置がレーザプリンタ内に組み込まれた際
に該レーザプリンタ内の駆動歯車と噛み合うことにな
る。また、駆動歯車列24のうち参照符号24bで示す
歯車は終端歯車であり、この終端歯車24bは第3のパ
ドルローラ22の回転駆動を担うものである。要する
に、入力歯車24aが図3に示す矢印の方向に回転され
ると、上述の種々のローラはそれぞれ所定の方向に回転
駆動されることになる。なお、図3において、参照符号
26はばね付勢されたカムレバーを示し、このカムレバ
ー26は現像装置がレーザプリンタ内に組み込まれた際
に該レーザプリンタ内に設けれたカム面と係合し、これ
により現像ローラ12が感光ドラムに対して所定の線圧
でもって弾性的に押圧されることになる。
【0014】図1に示すように、現像剤保持容器10の
上方中央領域、すなわち第2のパドルローラ20の上方
領域は蓋部材28によって覆われ、この蓋部材28は止
め螺子28aによって固定される。一方、現像剤保持容
器10の後方側領域、すなわち第3のパドルローラ22
の上方側領域は開閉蓋部材30によって覆われる。この
開閉蓋部材30はその長手方向中央に沿って折り畳み可
能であり、かつその後方側辺は現像剤保持容器10の後
方側上縁に沿って回転自在に支持されたシャフト32に
接続される。図4に示すように、現像剤保持容器10の
他方の端壁側、すなわち駆動歯車列24の反対側の端壁
側には開閉レバー34が枢着され、この開閉レバー34
の枢着軸の周囲には歯部34aが形成され、この歯部3
4aはシャフト32の該当端部に設けられた小歯車32
aと噛み合わされる。開閉レバー34が図5に示す矢印
の方向に回動させられると、開閉蓋部材30は二点鎖線
で示すようにその長手方向中央に沿って折り畳まれて、
第3のパドルローラ22の上方側領域が開口され、この
開口部から現像剤が後述する態様で補給されることにな
る。なお、開閉レバー34によって開閉蓋部材30が折
り畳まれた際、開閉蓋部材30あるいは開閉レバー34
のいずれか一方が適当なロック手段(図示されない)で
もってロックされるが、そのロック手段を解除したと
き、開閉蓋部材30はシャフト32に組み込まれたトー
ションばね36(図1)によってその閉鎖位置に戻され
る。
【0015】図6および図7には本発明による現像剤補
給カートリッジが示され、この現像剤補給カートリッジ
は補給用現像剤を保持するコンテナ本体38からなる。
コンテナ本体38の一方の端壁にはその底部に接近した
箇所から短軸40が突出し、またその端壁には該短軸4
0に隣接して突起片42も設けられ、この突起片42に
は傾斜カム面42aが形成される。コンテナ本体38の
反対側の端壁側では、該コンテナ本体38の底部張出部
にブラケット44が設けられ、このブラケット44の端
面からは短軸45が突出させられる。図7から明らかな
ように、双方の短軸は一直線上に整列させられ、一方の
短軸40は他方の短軸45よりも長くされる。コンテナ
本体38の底部には現像剤排出口が形成され、この現像
剤排出口はその長手方向に沿って延在する。コンテナ本
体38は適当な合成樹脂材料から形成され、その現像剤
排出口にはテープ状シール材46が熱溶着あるいは超音
波溶着される。なお、テープ状シール材46は図6にだ
け図示され、図7からはテープ状シール材46は図示の
便宜上省かれている。図6から明らかように、テープ状
シール材46は短軸40側で折り返され、次いで短軸4
5側の底部張出部に形成された溝孔48(図7)を通過
させられ、更にコンテナ本体38の頂部に設けられた手
動巻取手段50まで延在させられる。手動巻取手段50
はリール部材50aを包含し、このリール部材50aは
コンテナ本体38の頂部に設けられた一対の隔設支持板
片によって回転自在に支持される。リール部材50aに
は手動ハンドル50bが取り付けられ、この手動ハンド
ル50bの操作によりリール部材50aは回転させられ
得る。リール部材50aにはテープ状シール材46の端
部が接続され、手動ハンドル50bの回転により、該テ
ープ状シール材46がリール部材50aに巻き取られ、
このときテープ状シール材46はコンテナ本体38の底
部から引き剥がされることになる。
【0016】現像剤補給時、現像装置の開閉蓋部材30
は開閉レバー34の操作により図5に図示したように開
放され、その開放箇所には図8に示すように現像剤補給
カートリッジがその底面を下側にして設置される。この
ときコンテナ本体38の短軸40は現像剤保持容器10
の一方の端壁側(すなわち、駆動歯車列24を設けた
側)に設けられた回転ノブ52と係合させられる。詳述
すると、図1および図3から明らかなように、回転ノブ
52には半径方向溝部52aが形成され、この半径方向
溝部52a内に短軸40が収容される。半径方向溝部5
2aは回転ノブ52の回転中心から半径方向外側に向か
って延び、短軸40を半径方向溝部52a内に収容する
ときは、該半径方向溝部52aの外側開口端が真上とな
るように回転ノブ52は位置合わせれる。短軸40が半
径方向溝部52aの内側終端まで収容されたとき、該短
軸40の軸線は回転ノブ52の回転軸線に一致させられ
る。一方、現像剤保持容器10の反対側の端壁側には図
5に示すように直立板54が設けられ、この直立板54
にはコンテナ本体38の他方の短軸45を挿入され得る
ようになった軸孔54aが形成される。すなわち、現像
剤補給カートリッジが上述したように現像装置に対して
所定位置に設置されたとき、短軸45は直立板54の軸
孔54aと整列させられた状態となる。このような状態
で回転ノブ52が図3に示す矢印の方向に回転させられ
ると、該回転ノブ52から突出したピン要素52bがコ
ンテナ本体38の突起片42のカム面42aと係合し、
これにより現像剤補給カートリッジが直立板54側に向
かって移動させられる。かくして短軸44は該直立板5
4の軸孔54a内に挿通させられ(図8)、これにより
現像剤補給カートリッジは現像装置に対してロック状態
となる。
【0017】現像剤補給カートリッジが現像装置に対し
てロックされたとき、現像装置への現像剤の補給準備が
完了し、回転ハンドル50bの手動回転により、テープ
状シール材46がリール部材50aによって巻き取られ
てコンテナ本体38の底部から引き剥がされ、補給用現
像剤がコンテナ本体38から現像剤保持容器10内に重
力作用により導入される。なお、図1にはコンテナ本体
38の底部に形成された現像剤排出口の輪郭が破線Aで
もって図示されている。コンテナ本体38から現像剤保
持容器10への現像剤の導入が終了した後、回転ノブ5
2は元に戻されて、現像装置に対する現像剤補給カート
リッジのロック状態が解除される。図3に最もよく図示
するように、回転ノブ52の外側壁面にはその外周から
内側に向かって突出した楔状突起52cが形成され、こ
の楔状突起52cは回転ノブ52の中心軸線に対して両
側に配置された一対の板ばね要素56aおよび56bと
係合し得るようになっている。この楔状突起52cと一
対の板ばね要素56aおよび56bとは係合音すなわち
クッリク音を発生させるためのものである。詳述する
と、現像剤補給カートリッジを現像装置に対してロック
すべく回転ノブ52が図3の矢印の方向に回転させられ
た直後に楔状突起52cが板ばね要素56aから離脱し
てクリック音が先ず発生させられ、次いで現像剤補給カ
ートリッジが現像装置に対してロック状態となった直後
に楔状突起52cが板ばね要素56bと係合して再びク
リック音が発生させられ、かくしてユーザは現像剤補給
カートリッジが現像装置に対してロック状態となったこ
とを認識し得る。反対に、現像装置に対する現像剤補給
カートリッジのロック状態を解除すべく回転ノブ52を
逆方向に回転させられると、先ず楔状突起52cが板ば
ね要素56bから離脱してクリック音が発生させられ、
次いで現像装置に対する現像剤補給カートリッジのロッ
ク状態が解除された直後に楔状突起52cが板ばね要素
56aと係合して再びクリック音が発生させられ、かく
してユーザは現像装置に対する現像剤補給カートリッジ
のロック状態が解除されたことを認識し得る。
【0018】図1に示すように、回転ノブ52の内側周
囲には歯車52dが形成され、一方図9および図10に
示すように第3のパドルローラ22の該当軸端部には歯
車58が装着され、これら双方の歯車52dおよび58
はアイドル歯車60を介して互いに噛み合わされる。歯
車58には一方向クラッチが内蔵され、回転ノブ52が
図3に示す矢印の方向に回転させられるとき、すなわち
該回転ノブ52が現像剤補給カートリッジを現像装置に
対してロックすべく回転させらるとき、歯車58に内蔵
された一方向クラッチのためにその回転駆動力は第3の
パドルローラ22の軸端部に伝達することができない。
一方、回転ノブ52が現像装置に対する現像剤補給カー
トリッジのロック状態を解除すべく逆方向に回転させら
るとき、歯車58に内蔵された一方向クラッチのために
その回転駆動力は第3のパドルローラ22の軸端部に伝
達され、第3のパドルローラ22は図2において反時計
方向に回転させられることになる。このとき現像剤保持
容器10内に導入された現像剤は第2のパドルローラ2
0側に向かって移動させられ、これにより多量の現像剤
補給を行うことが可能となる。というのは、テープ状シ
ール材46がコンテナ本体38の底部から引き剥がされ
て補給用現像剤がコンテナ本体38から現像剤保持容器
10内に重力作用により導入されたとき、現像剤保持容
器10の開口部から溢れる位の量の現像剤をコンテナ本
体38に保持させたとしても、その溢れた現像剤部分は
上述したようなロック状態解除時の第3のバドルローラ
22の回転により現像剤保持容器10内に完全に引き込
まれ得るからである。したがって、現像剤補給カートリ
ッジを現像装置から取り外す際にその開口部から現像剤
がこぼれ落ちることが阻止され得る。
【0019】ここで注目すべき点は、駆動歯車列24の
終端歯車24bにも一方向クラッチが内蔵され、この一
方向クラッチは第3のパドルローラ22の軸端部が図2
において反時計方向に回転させられる際にはその回転駆
動力を終端歯車24bに伝達し得ないが、しかし終端歯
車24bが同方向に回転させられる際にはその回転駆動
力を第3のパドルローラの軸端部に伝達し得るように機
能するということである。かくして、回転ノブ52をロ
ック解除方向に回転させる際には駆動歯車列24の全体
を駆動する必要がないので、かかるロック解除方向への
回転ノブ52の回転時に大きな負荷が伴うことはない。
終端歯車24bに一方向クラッチを内蔵させる代わり
に、それを第2のパドルローラ20の歯車に内蔵させて
もよい。このような構成によれば、ロック解除方向への
回転ノブ52の回転時に第2および第3のパドルローラ
20および22の双方を回転させることが可能であり、
更に多量の現像剤をコンテナ本体38に保持させること
ができる。
【0020】第11図ないし第13図を参照すると、本
発明による現像剤補給カートリッジの別の実施例が図示
され、この現像剤補給カートリッジも補給用現像剤を保
持するコンテナ本体62からなり、このコンテナ本体6
2の底部にはその長手方向に延在する現像剤排出口64
が形成される。また、コンテナ本体62も適当な合成樹
脂材料から形成され、その現像剤排出口64にはテープ
状シール材66がコンテナ本体62の内側でその周囲縁
に沿って熱溶着あるいは超音波溶着される(図12およ
び図13)。テープ状シール材66を手動で引き剥がす
ための手動引剥がし手段はコンテナ本体62の底部側で
そこを長手方向に貫通するロッド部材68と、このロッ
ド部材68にコンテナ本体62の内部で固定されかつ現
像剤排出口64を閉鎖するような位置に置かれた複数の
セクタ状部材70とを包含する。図13に詳しく図示す
るように、テープ状シール材66はその一方の長手方向
側辺から延びた延長部66aを有し、この延長部66a
は各セクタ状部材70の該当側辺に固着される。図11
に示すように、ロッド部材68の両端部はコンテナ本体
62の両端壁からそれぞれ突出し、それら突出端部68
aおよび68bは先に述べた現像剤補給カートリッジの
短軸40および45に対応するものである。また、コン
テナ本体62の一方の端壁、すなわち突出端部68a側
の端壁には突起片72が該突出端部68aに隣接して配
置され、該突出片72は先に述べた現像剤補給カートリ
ッジの突出片42に対応するものである。要するに、本
実施例による現像剤補給カートリッジも先に述べた現像
剤補給カートリッジの場合と同様な態様で現像装置に対
して設置されてロックされることになる。上述の手動引
剥がし手段は更に突出端部68bに装着された手動操作
レバー74を包含し、この手動操作レバー74を図13
に示す矢印の方向に回動させると、セクタ状部材70も
同様な方向に回動させられ、テープ状シール材66が引
き剥がされると共に現像剤排出口が開放され、かくして
コンテナ本体62から現像剤保持容器10への現像剤の
補給が行われる。本実施例の利点としては、現像剤補給
後に現像剤補給カートリッジを現像装置から取り外す際
に手動操作レバーを戻すことにより、コンテナ本体66
の現像剤排出口64が閉鎖され、これにより該コンテナ
本体66の内側壁に付着した現像剤が現像剤排出口64
からこぼれ落ちるのを阻止し得ることが挙げられる。
【0021】図11ないし図13に示した実施例の変形
例として、ロッド部材68の軸端部68a側に歯車76
(図11)を設け、この歯車76を適当なアイドル歯車
(図示されない)を介して歯車58に噛み合わせるよう
にしてもよい。このような変形実施例にあっては、現像
剤補給カートリッジを現像装置にロックした状態で手動
操作レバー74を戻すときに、その回動運動はロッド部
材68、歯車76、上述のアイドル歯車および歯車58
を介して第3のパドルローラ22に伝達されることにな
る。勿論、この場合には、回転ノブ52に歯車52dを
形成する必要はなくなる。
【0022】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によれば、現像剤補給カートリッジにおいては、コンテ
ナ本体の現像剤排出口からのシール材を引き剥がす際に
はユーザがシール材に手で直接的に触れることがないの
で、ユーザやその着衣等がシール材に付着していた現像
剤によって汚染される可能性は大巾に小さくされる。ま
た、本発明による現像剤補給方式では、現像剤補給カー
トリッジから現像剤保持容器への現像剤の補給が終了し
た後に該現像剤保持容器内の少なくとも1つのパドルロ
ーラが駆動され、これにより現像剤保持容器の開口部直
下にある補給現像剤が該現像剤保持容器内で移動させら
れ、該開口部付近に更に現像剤を現像剤補給カートリッ
ジから現像剤保持容器内に引き込むことが可能となるの
で、一回の現像剤補給作業により、多量の現像剤を補給
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための現像装置の平面図であ
る。
【図2】図1のII-II 線に沿う横断面図である。
【図3】第1図の左端面図である。
【図4】第1図の右端面図である。
【図5】図2の横断面図に対応するものであって、図1
の現像装置の右側端面に接近した箇所での部分横断面図
である。
【図6】本発明による現像剤補給カートリッジの立面図
である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図4の右端面図に対応するものであって、図6
の現像剤補給カートリッジを現像装置に搭載した状態を
示す右端面図である。
【図9】図1と同様な平面図であって、現像装置の頂部
を覆う構成要素を排除すると共に一部を断面で示す図で
ある。
【図10】図9の部分拡大図である。
【図11】本発明による現像剤補給カートリッジの別の
実施例を示す立面図である。
【図12】図11のXII-XII 線に沿う横断面図である。
【図13】図12に対応する一部拡大横断面図である。
【符号の説明】
10…現像剤保持容器 12…現像ローラ 14…層厚規制ブレード 16…現像剤回収ローラ 18…第1のパドルローラ 20…第2のパドルローラ 22…第3のパドルローラ 24…駆動歯車列 24a…入力歯車 24b…終端歯車 26…カムレバー 28…蓋部材 30…開閉蓋部材 32…シャフト 34…開閉レバー 36…トーションばね 38…コンテナ本体 40…短軸 42…突起片 42a…傾斜カム面 44…ブラケット 45…短軸 46…テープ状シール材 48…溝孔 50…手動巻取手段 50a…リール部材 50b…手動ハンドル 52…回転ノブ 52a…半径方向溝部 52b…ピン要素 52c…楔状突起 52d…歯車 54…直立板 54a…軸孔 56a・56b…板ばね要素 58…歯車 60…アイドル歯車 62…コンテナ本体 64…現像剤排出口 66…テープ状シール材 66a…延長部 68…ロッド部材 68a・68b…突出端部 70…セクタ状部材 72…突起片 74…手動操作レバー 76…歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 西岡 照秋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 石川 重雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−128351(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電記録用現像装置に補給すべき補給用
    現像剤を保持するコンテナ本体(38、62)と、この
    コンテナ本体の現像剤排出口に適用されたシール材(4
    6;66)と、このシール材と組み合わされかつ前記コ
    ンテナ本体に設けられた手動操作手段(50;68、7
    0、74)とを具備する 現像剤補給カートリッジを用い
    て静電記録用現像装置に現像剤補給を重力作用の下で行
    う現像剤補給方式であって、 前記現像装置の現像剤保持容器(10)の上方開口部上
    に前記現像剤補給カートリッジがその底部を下向きにな
    るように設置され、 前記現像剤補給カートリッジが前記現像剤保持容器上に
    設置した後に該現像剤補給カートリッジを該現像剤保持
    容器に対してロックすべくその両者間にはロック手段
    (52、54:40、44;68a、68b)が設けら
    れ、 前記現像剤補給カートリッジが前記現像剤保持容器に対
    してロックされた後に該現像剤補給カートリッジの手動
    操作手段(50;68、70、74)でもって前記シー
    ル材(46;66)を引き剥がすことにより該現像剤補
    給カートリッジから該現像剤保持容器への現像剤の補給
    が重力作用下で行われ、 前記現像剤補給カートリッジから前記現像剤保持容器へ
    の現像剤の補給が終了した後に前記ロック手段の解除を
    行う際に該現像剤保持容器内の少なくとも1つのパドル
    ローラ(22、20)が駆動されることを特徴とする現
    像剤補給方式。
  2. 【請求項2】 静電記録用現像装置に補給すべき補給用
    現像剤を保持するコンテナ本体(38、62)と、この
    コンテナ本体の現像剤排出口に適用されたシール材(4
    6;66)と、このシール材と組み合わされかつ前記コ
    ンテナ本体に設けられた手動操作手段(50;68、7
    0、74)とを具備し、前記シール材(66)が前記コ
    ンテナ本体(38)の現像剤排出口(64)の内側に適
    用され、前記手動操作手段が前記コンテナ本体内に設け
    られかつ前記シール材の延長部材(66a)に固着され
    た可動部材(70)と、この可動部材(70)を該コン
    テナ本体の外部から駆動して該シール材を前記現像剤排
    出口から引き剥がすための手動操作部材(74)とを包
    含する 現像剤補給カートリッジを用いて静電記録用現像
    装置に現像剤補給を重力作用の下で行う現像剤補給方式
    であって、 前記現像装置の現像剤保持容器(10)の上方開口部上
    に前記現像剤補給カートリッジがその底部を下向きにな
    るように設置され、 前記現像剤補給カートリッジが前記現像剤保持容器上に
    設置した後に該現像剤補給カートリッジを該現像剤保持
    容器に対してロックすべくその両者間にはロック手段
    (52、54、68a、68b)が設けられ、 前記現像剤補給カートリッジが前記現像剤保持容器に対
    してロックされた後に前記該現像剤補給カートリッジの
    手動操作手段(68、70、74)の手動操作部材(7
    4)の操作でもって前記シール材(66)を引き剥がす
    ことにより該現像剤補給カートリッジから該現像剤保持
    容器への現像剤の補給が重力作用下で行われ、 前記現像剤補給カートリッジから前記現像剤保持容器へ
    の現像剤の補給が終了した後に前記手動操作部材(7
    4)の操作位置を元に戻す際に該現像剤保持容器内の少
    なくとも1つのパドルローラ(22、20)が駆動され
    ることを特徴とする現像剤補給方式。
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