JP3227994B2 - 自動変速機の試験装置 - Google Patents

自動変速機の試験装置

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JP3227994B2
JP3227994B2 JP10143394A JP10143394A JP3227994B2 JP 3227994 B2 JP3227994 B2 JP 3227994B2 JP 10143394 A JP10143394 A JP 10143394A JP 10143394 A JP10143394 A JP 10143394A JP 3227994 B2 JP3227994 B2 JP 3227994B2
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智信 古田
和俊 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生産ライン等で用い
られる車両等の自動変速機の試験装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の前輪駆動車用自動変速機
の試験装置の概略平面図を示し、1は試験に供される自
動変速機(以下、ワークという。)であり、ワーク1は
搬送装置21によって矢印22の方向に搬入し、ワーク
支持部23にセットする。2は実車エンジンに相当する
直流モータ、3は一端が直流モータ2に連結され、他端
が入力軸連結部20を介してワーク1に連結された入力
軸、4,5は左右駆動軸に相当する2本の出力軸、6,
7は出力軸4に連結され、左右駆動を等速にするための
等速機、8は回転軸の一端が等速機7と連結されたダイ
ナモメータ(直流発電機)、10,11はトルクメータ
9を介して出力軸5に連結された等速機、13はディス
クブレーキ12を介して等速機11に連結されたフライ
ホイールであり、フライホイール13はダイナモメータ
8の他端に連結され、ループが形成される。又、ワーク
1がセンターシャフトを有する場合には、このセンター
シャフトにセンターシャフト連結部14を介して等速機
等の各種機器15,16を連結し、さらに各種機器1
5,16にはダイナモメータ17を連結し、ダイナモメ
ータ17はフライホイール18を介してディスクブレー
キ19を連結する。
【0003】上記構成において、入力軸3は入力軸連結
部20を介してワーク1の入力側と自動連結され、セン
ターシャフト連結部14はワーク1のセンターシャフト
と自動連結される。又、ワーク1の出力側に出力軸4,
5を連結する。ここで、直流モータ2を回転させると、
入力軸3を介してワーク1が回転し、その出力軸4,5
の回転は等速機6,7,10,11を介してダイナモメ
ータ8及びフライホイール13に伝えられ、実車走行負
荷条件を再現しつつ動力が吸収される。又、ワーク1の
センターシャフト側もダイナモメータ17及びフライホ
イール18に接続され、同じく負荷条件を再現しつつ動
力の吸収が行われる。又、ダイナモメータ8,17及び
トルクメータ9により各種測定が行われ、ディスクブレ
ーキ12,19はブレーキテスト時等に使用される。
【0004】又、図12は従来の出力軸4の接続構造を
示し、出力軸4の一端のスプライン部4aはワーク1の
デフサイドギヤ1aとスプライン嵌合し、出力軸4の他
端のスプライン部4bは等速機6のスプライン部6aと
嵌合する。出力軸5も同様となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来装置においては、入力軸3の方向が一方に限定さ
れており、入力軸3の方向が異なるワーク1には使用で
きなかった。又、出力軸4,5は自動連結機構とはなっ
ておらず、従ってワーク1にはすべて事前に人手により
左右の出力軸4,5を取り付けておく必要があり、時間
と労力を用した。また、この取り付けはプリドレスステ
ーションで一括して行われ、その後ワーク1はパレット
に乗せられて試験装置まで搬送され、再び戻される。パ
レットの枚数は通常約20〜60枚を必要とし、出力軸
4,5も同様の数を必要とした。さらにワーク1側のス
プラインと試験装置側のスプラインが一致しない場合は
連結することができず、従って多種類の出力軸4,5を
必要とした。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、入力軸及び出力軸の接続が容
易な自動変速機の試験装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る自動変速機の試験装置は、回転自在でモータ駆動され
る出力軸ホルダにばね力により出力軸を保持する複数の
保持部を設けるとともに、各保持部を所定位置に位置決
めする各割り出し溝を設け、各割り出し溝と係合する第
1のシリンダ機構を設ける。又、両端が試験装置側及び
自動変則機側と自動連結される出力軸に出力軸ホルダに
設けられた位相合わせピンと係合する位相合わせ部を設
け、かつ出力軸を試験装置側及び自動変速機側と着脱す
る着脱アームを駆動する第2のシリンダ機構を出力軸ホ
ルダの回転軸内に設ける。
【0008】請求項2に係る自動変速機の試験装置は、
自動変速機の支持部を左右一対設けるとともに、入力軸
及びその駆動部も左右一対設けたものである。
【0009】請求項3に係る自動変速機の試験装置は、
一端が試験装置側とスプライン嵌合する本体部と、本体
部と摺動自在のスプライン嵌合するとともに先端が自動
変速機側とスプライン嵌合する摺動部と、本体部と摺動
部の間に設けたばねとから出力軸を構成したものであ
る。
【0010】請求項4に係る自動変速機の試験装置は、
どちらか一方の出力軸とダイナモメータとの連結部に出
力軸ホルダの保持部、割り出し溝、位相合わせピン、及
び出力軸の位相合わせ部と同数の位相位置決め孔を有す
る位相位置決め板を設けるとともに、位相位置決め孔に
挿入する位相位置決めピンを有する第3のシリンダ機構
を設け、かつどちらか一方の出力軸とダイナモメータと
の連結部に結合位相を調整する結合位相調整部を設けた
ものである。
【0011】
【作用】請求項1においては、回転自在な出力軸ホルダ
に複数本の出力軸が保持され、選択された出力軸が自動
変則機側及び試験装置側と自動連結される。又、出力軸
の位置及び位相は正確に保持され、出力軸と自動変則側
及び試験装置側との着脱は着脱アームにより行われる。
【0012】請求項2においては、自動変速機の支持
部、入力軸、及びその駆動部が左右一対設けられ、入力
軸の方向が異なる自動変速機にも適用可能となる。
【0013】請求項3においては、出力軸が本体部と、
この本体部と摺動する摺動部と、両者の間に設けられた
ばねにより構成され、自動変速機の差動機能とばねの機
能により出力軸と自動変速機及び試験装置との自動連結
が円滑に行われる。
【0014】請求項4においては、出力軸の試験装置側
に設けられた位相位置決め板の位相位置決め孔の数が出
力軸ホルダの保持部や出力軸の位相合わせ部と同数とさ
れ、出力軸の試験装置側との連結に際して位相位置決め
孔に位相位置決めピンを挿入することにより出力軸の位
相が所定位置で連結が行われる。
【0015】
【実施例】
実施例1 以下、この発明の実施例1について説明する。図1は実
施例1による自動変速機の試験装置の概略平面図を示
し、ワーク支持部23が左右対称的に一対設けられ、ま
た直流モータ2の入力軸3が入力軸連結部20を介して
左右一対設けられている。24は一対のワーク支持部2
3にそれぞれ取り付けられた一対の出力軸交換部であ
る。
【0016】図2は出力軸交換部24の一部横断平面
図、図3は出力軸4,5の正面図、図4及び図5は出力
軸ホルダ25の縦断側面図及び側面図を示す。出力軸ホ
ルダ25においては、出力軸4,5が6本支持されてお
り、ホルダ爪26は回動軸27に回動自在に支持される
とともに、一端をばね28により押圧され、出力軸4,
5の溝4c,5cに一対のホルダ爪26が係合し、芯出
しとスラスト力の受圧が可能になる。出力軸4,5のホ
ルダ爪26による把握、解除は出力軸ホルダ25の軸方
向移動時にホルダ爪26を開閉することにより行われ
る。このように把握、解除のために特別なアクチュエー
タを必要とせず、出力軸ホルダ25のコンパクト化が可
能となった。出力軸4,5の一端のスプライン部4b,
5bは試験装置側の連結部29のスプライン部と嵌合
し、他端のスプライン部4a,5aはコレットチャック
38を介してワーク1側と接続される。即ち、コレット
チャック38をデフサイドギヤ1aに差し入れ、油圧で
膨らませて面圧で接続する。
【0017】30はパルス制御されたモータであり、モ
ータ30と出力軸ホルダ25の回転軸25aとはベルト
31により連結されている。回転軸25aは支持枠32
に回転自在に支持され、出力軸ホルダ25はワーク1の
機種に対応した出力軸4,5の選択割り出しを行うよう
に所定位置までモータ30により回転駆動される。モー
タ30も支持枠32により支持され、支持枠32は支持
台33上に油圧シリンダ34により図2の左右方向に移
動可能とされ、出力軸交換時には左方に移動されて出力
軸4,5の交換を行い、通常テスト時には邪魔にならな
いように右方に移動される。又、最終割り出し精度は±
0.05mmを確保する必要があるが、そのために出力
軸ホルダ25に割出溝25bを設けるとともに、支持枠
32に支持された油圧シリンダ35に割り出しピン35
aを設け、割り出しピン35aを割り出し溝25bに係
合させて正確な割り出しを行う。
【0018】又、出力軸ホルダ25により出力軸4,5
を把握した際の出力軸4,5の回転方向の位相ずれを防
止するために、出力軸4,5のフランジ部4d,5dに
位相合わせ溝4e,5eを設け、出力軸ホルダ25に設
けた位相合わせピン25cに位相合わせ溝4e,5eを
挿入して位相の固定を行う。又、出力軸ホルダ25の回
転軸25a内に油圧シリンダ36を設け、この油圧シリ
ンダ36に通油路25dを連結し、油圧シリンダ36内
に油を出入してピストン36aを動かし、これによりピ
ストン36aと連結された着脱アーム37も動かし、試
験装置側の連結部29を動かして出力軸4,5を交換可
能とする。このように軸芯給油方式を採用することによ
り、極小スペースで着脱アーム37を動かすことがで
き、出力軸ホルダ25の旋回半径を80mmに抑えるこ
とができ、長平方向も335mmに抑えることができ、
試験装置全体の平面スペースを小さくすることができ
る。又、軸芯給油式のため油圧シリンダ36のストロー
クを大きくすることができ、試験装置側の特別な動きを
要することなく、出力軸4,5を交換することができ
る。なお、連結部29部分の詳細は実施例3と同様であ
る。
【0019】出力軸4,5の交換に際しては、通油路2
5d内に油を送入し、ピストン36aを介して着脱アー
ム37を動かし、連結部29を動かす。このとき、出力
軸4,5も動くので、出力軸4,5とワーク1及び連結
部29との連結が共に外れ、モータ30により出力軸ホ
ルダ25を回転させることにより新しいワーク1の機種
に対応した出力軸4,5を選択し、着脱アーム37を元
の位置に戻すことにより新たな出力軸4,5を連結部2
9及びワーク1と自動連結する。
【0020】図2〜図5に示した出力軸交換部24を用
いることにより、出力軸4,5の形式が異なる多種のワ
ーク1を1台の試験装置で自動的に対応し、試験を行う
ことができる。即ち、従来のプリドレス方式の場合には
パレット枚数分だけの数の出力軸4,5を必要とした
が、本方式では例えば6本でよく、プリドレス要員も不
要となる。又、上述のように試験装置側のスペースを大
きくすることなく、出力軸4,5の交換機能が得られ
る。又、精密割出機能及び位相合わせ機能を有している
ために、出力軸4,5と試験装置側及びワーク1側との
スプライン嵌合を円滑に行うことができる。又、出力軸
4,5の把握はばね28により行われるので、電源オフ
時も正確に把握することができる。
【0021】実施例2 実施例1ではワーク1のデフサイドギヤ1aのスプライ
ン部と出力軸4,5とはコレットチャック方式で連結し
たが、この場合デフサイドギヤ1aとコレットチャック
部38とは面圧のみで接続されることになり、滑りを生
じて出力が正確に伝わらず、またコレットチャック部3
8の寿命が短いという課題を生じた。図6(a),
(b)は実施例2による出力軸4,5のワーク1のデフ
サイドギヤ1a,1b側端部の構成を示し、本体部4
f,5fの一端内に先端にスプライン部4a,5aを有
する摺動部4g,5gを挿通し、本体部4f,5fの内
側に設けたスプライン部4h,5hと摺動部4g,5g
に設けたスプライン部4i,5iを嵌合させる。4jは
抜け止め用突出部である。又、本体部4f,5fと摺動
部4g,4gとの間にはばね39を設ける。なお、本体
部4f,5fの他端にはスプライン部4a,5aが形成
されている。
【0022】次に、デフサイドギヤ1a,1bと出力軸
4,5の自動連結動作について説明する。図6(a)は
連結前の状態を示し、ここで出力軸4,5を前進させる
と、スプライン部4a,5aとデフサイドギヤ1a,1
bのスプライン部の歯の位相が合えば両者は自動連結さ
れる。しかし、デフサイドギヤ1a,1bのスプライン
部の歯の位相はワーク1毎に異なるので、合わないこと
が多い。この場合には、スプライン部4a,5aとデフ
サイドギヤ1a,1bとが当接した時点で図6(b)に
示すように摺動部4g,5gがばね39に抗して本体部
4f,5f内に入り込んだ状態になる。
【0023】このとき、出力軸4,5をゆっくりと同じ
方向に回転させると、例えばスプライン部5aとデフサ
イドギヤ1bのスプラインが嵌合していればデフサイド
ギヤ1aは差動機能により出力軸4とは逆方向に回転
し、スプライン部4aの位相が合って結合される。両方
とも結合していない場合には、両方のスプライン部4
a,5aは共にばね39によりデフサイドギヤ1a,1
bに押し付けられた状態となり、この間の摩擦が強い方
のデフサイドギヤ1a,1bはスプライン部4a,5a
と同方向に回転し、摩擦が弱い方のデフサイドギヤ1
a,1bは逆方向に回転して上記と同様に結合される。
以下、上記と同様にして摩擦が強い方のデフサイドギヤ
1a,1bも結合される。
【0024】実施例2においては、デフサイドギヤ1
a,1bのスプライン部と出力軸4,5のスプライン部
4a,5aとを円滑に嵌合させるようにしており、この
両者の間に滑りは生じず、自動連結機構の寿命を長くす
ることができる。
【0025】実施例3 図7は実施例3による自動変速機の試験装置の概略平面
図を示し、49は等速機11とフライホイール13との
間に設けられた結合位相調整部であり、パワーロックを
埋め込んだカップリングにより構成されている。44は
等速機7に連結された位相位置決め部である。図8は出
力軸結合部の半断面図を示し、出力軸4,5は試験装置
側の連結部29と連結されるが、この構造を詳細に説明
する。29aは連結部本体であり、一端が出力軸4,5
のスプライン部4b,5bとスプライン嵌合し、その側
部に設けた溝にボール29bを挿入し、その外周に円筒
部29cが移動自在に嵌合され、連結部本体29aとの
間にばね29dが設けられている。41,43はやはり
連結部であり、ボルト42により一体的に連結されてお
り、連結部43内には連結部本体29aの他端がスプラ
イン嵌合され、連結部本体29aと連結部41との間に
はばね40が設けられている。ここで、実施例1のよう
に着脱アーム37により円筒部29cを押圧すると、同
筒部29cがばね29dを圧縮して移動し、次に出力軸
4,5も含めた部分がばね40を圧縮して移動し、出力
軸4,5とワーク1側及び連結部29との連結が外れ
る。
【0026】図9は実施例3による出力軸交換部の正面
図を示し、実施例1と同様のものである。図10
(a),(b)は位相位置決め部44の正面図及び側面
図を示し、45は等速機7の回転軸7aに取り付けられ
た位相位置決め板であり、位相位置決め板45には例え
ば10等配の位相位置決め孔46を設け、位置決め孔4
6にはそれぞれブッシュ47を嵌合する。48は油圧シ
リンダであり、位相位置決めピン48aを有する。な
お、この場合、出力軸ホルダ25も10等配で10本の
出力軸4,5を支持するようにし、割り出し溝25b、
位相合わせピン25c、位相合わせ溝4e,5eも10
等配とする。
【0027】上記構成においては、実施例2のように差
動機能を利用して出力軸4,5と試験装置側とを自動連
結することはできない。このため、出力軸4,5と連結
部29の位相を一致させることにより自動連結を円滑に
行うようにしなければならない。そこで、出力軸ホルダ
25の出力軸4,5の本数と、位相合わせ溝4e,5e
及び位相合わせピン25cの数と同数の位相位置決め孔
46を有する位相位置決め板45を試験装置側の出力軸
系に取り付けており、出力軸4,5との連結に際して油
圧シリンダ48により位相位置決めピン48aを位相位
置決め孔46のブッシュ47に挿入し、出力軸4,5と
連結部29のスプライン部の位相を一致させ、両者を連
結している。連結後は位相位置決めピン48aを引っ込
め、位相位置決め板45が自由に回転できるようにす
る。
【0028】一方、出力軸4,5と接続された試験装置
側は閉ループを形成しており、結合位相を調整する必要
がある。そこで、結合位相調整部49を設け、左右の出
力軸4,5が最適な位相で結合できるようにしている。
【0029】実施例3においては、出力軸4,5の試験
装置側が閉ループであるために結合位相調整部49を設
けて出力軸4,5の結合位相を調整できるようにしてい
る。又、出力軸4,5の試験装置側に位相位置決め板4
5を取り付け、その位相位置決め孔46に位相位置決め
ピン48aを挿入しており、試験装置側の位相を正確に
して出力軸4,5との自動連結を円滑に行うことができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、モータにより回転駆動される出力軸ホルダに複数本
の出力軸を保持し、選択された出力軸を自動変則機側及
び試験装置側と自動連結しており、種々の自動変速機に
対応した出力軸の連結を自動的に行うことができる。
又、出力軸の位置割り出し機能及び位相合わせ機能を有
しているので、自動変速機側及び試験装置側との連結を
円滑に行うことができる。さらに、第2のシリンダ機構
を出力軸ホルダの回転軸内に設けたので、コンパクトな
構成にすることができる。
【0031】又、請求項2によれば、自動変速機の支持
部、入力軸、その駆動部を左右一対設けたので、入力軸
の方向が異なる自動変速機の試験も行うことができる。
【0032】請求項3によれば、出力軸を本体部と、本
体部と摺動する摺動部と、両者の間に設けられたばねに
より構成しており、自動変速機の差動機能とばねの機能
により出力軸と自動変速機側及び試験装置側との連結を
円滑に行うことができる。
【0033】請求項4によれば、出力軸の試験装置側に
位相位置決め板を設け、その位相位置決め孔の数を出力
軸ホルダの保持部や出力軸の位相合わせ部等と同数とし
たので、任意の位相位置決め孔に位相位置決めピンを挿
入することにより試験装置側の位相を正確に定めること
ができ、出力軸との連結を確実に円滑に行うことができ
る。又、連結位相調整部を設けたので、左右出力軸の連
結位相を容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1による自動変速機の試験装置の概略平
面図である。
【図2】実施例1による出力軸交換部の一部横断平面図
である。
【図3】実施例1による出力軸の正面図である。
【図4】実施例1による出力軸ホルダの縦断側面図であ
る。
【図5】実施例1による出力軸ホルダの側面図である。
【図6】実施例2による出力軸の連結前の縦断正面図及
び連結中の縦断正面図である。
【図7】実施例3による自動変速機の試験装置の概略平
面図である。
【図8】実施例3による出力軸と試験装置との連結部の
半縦断面図である。
【図9】実施例3による出力軸交換部の正面図である。
【図10】実施例3による位相位置決め部の正面図及び
側面図である。
【図11】従来装置の概略平面図である。
【図12】従来の出力軸の連結部の正面図である。
【符号の説明】
1…ワーク 2…直流モータ 3…入力軸 4,5…出力軸 4a,4b,5a,5b…スプライン部 4c,5c…溝 4e,5e…位相合わせ溝 4f,5f…本体部 4g,5g…摺動部 8…ダイナモメータ 23…ワーク支持部 24…出力軸交換部 25…出力軸ホルダ 25a…回転軸 25b…割り出し溝 25c…位相合わせピン 26…ホルダ爪 28,39…ばね 29…連結部 30…モータ 35,36,48…油圧シリンダ 35a…割り出しピン 37…着脱アーム 44…位相位置決め部 45…位相位置決め板 46…位相位置決め孔 48a…位相位置決めピン 49…連結位相調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 実 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 平5−332885(JP,A) 特開 平5−231991(JP,A) 特開 平4−364438(JP,A) 特開 平5−80000(JP,A) 実開 平2−113148(JP,U) 実開 平5−57646(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/02 B60K 17/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機支持部にセットされた自動変
    速機に入力軸を介して入力軸駆動部を連結するととも
    に、自動変速機に左右出力軸を連結し、左右出力軸をダ
    イナモメータの両端に連結した自動変速機の試験装置に
    おいて、回転自在に支持されるとともにモータにより回
    転される出力軸ホルダにばね力により出力軸の溝に係合
    して出力軸を保持する保持部を等角配置で複数個設け、
    出力軸ホルダに各保持部を所定位置に位置決めするため
    の各割り出し溝を設けるとともに、各割り出し溝と係合
    して位置決めする第1のシリンダ機構を設け、出力軸の
    両端には試験装置側及び自動変速機側と自動連結するた
    めの機構を設けるとともに、出力軸には出力軸ホルダに
    設けられた位相合わせピンと係合する位相合わせ部を設
    け、かつ出力軸を試験装置側及び自動変則機側と着脱す
    る着脱アームを駆動する第2のシリンダ機構を出力軸ホ
    ルダの回転軸内に設けたことを特徴とする自動変速機の
    試験装置。
  2. 【請求項2】 自動変速機支持部を左右一対設けるとと
    もに、入力軸及び入力軸駆動部も左右一対設けたことを
    特徴とする請求項1記載の自動変速機の試験装置。
  3. 【請求項3】 出力軸を、一端に試験装置側とスプライ
    ン嵌合するスプライン部を有する本体部と、本体部と摺
    動自在にスプライン嵌合するとともに先端に自動変速機
    側とスプライン嵌合するスプライン部を有する摺動部
    と、本体部と摺動部の間に設けたばねにより構成したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の自動変速機の試
    験装置。
  4. 【請求項4】 どちらか一方の出力軸とダイナモメータ
    との連結部に出力軸ホルダの保持部、割り出し溝、位相
    合わせピン及び出力軸の位相合わせ部と同数の位相位置
    決め孔を等角配置で有する位相位置決め板を設けるとと
    もに、出力軸と試験装置側との連結に際して位相位置決
    め孔に挿入する位相位置決めピンを有する第3のシリン
    ダ機構を設け、かつどちらか一方の出力軸とダイナモメ
    ータとの連結部に結合位相を調整する結合位相調整部を
    設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の自動変速機の試験装置。
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