JP3227585B2 - 光学式情報記録・再生装置 - Google Patents

光学式情報記録・再生装置

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JP3227585B2
JP3227585B2 JP21198393A JP21198393A JP3227585B2 JP 3227585 B2 JP3227585 B2 JP 3227585B2 JP 21198393 A JP21198393 A JP 21198393A JP 21198393 A JP21198393 A JP 21198393A JP 3227585 B2 JP3227585 B2 JP 3227585B2
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拓磨 佐藤
康弘 柏木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的に情報を記録ま
たは再生する光学式情報記録・再生装置(記録機能のみ
有するもの、再生機能のみ有するもの又は記録機能及び
再生機能を有するものを含む。)に関し、さらに詳しく
は前記装置に設置される対物レンズの傾角調整機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】光学式情報記録・再生装置は、光束を集
光、分離するための光学部品を有しているが、各光学部
品精度、組立精度により、対物レンズの出射光が光ディ
スク上でコマ収差、非点収差、球面収差等の波面収差や
光軸ずれなどを生じる場合がある。この場合、光ディス
ク上に結像するスポットは各収差成分の影響を受け歪を
生じ、この歪みが記録または再生時の信号品質の劣化原
因となる。このような問題を解決するため、特に対物レ
ンズの傾角に依存するコマ収差成分の補正方法として、
アクチュエータ、対物レンズ、アクチュエータの支持部
シャフト軸及び駆動部マグネットをユニット化し、この
ユニットに傾角調整機能をもたせるようにしたものがあ
る。
【0003】図4は上述した従来の光学式情報記録・再
生装置の対物レンズ傾角調整機構を示す斜視図、図5は
その部品構成図及び、図6は図4の断面図である。図
4,図5において、50は光ディスク、51は光ディス
ク50に光を出射する対物レンズ、52は対物レンズ5
1が取り付けられたアクチュエータユニットであり、ア
クチュエータユニット52は可動部アクチュエータとア
クチュエータの支持部シャフト及び駆動部マグネットか
ら構成されている。53はアクチュエータユニット52
を支持するベースであり、ベース53の内部には光源で
ある半導体レーザ、コリメートレンズや集光レンズから
なる集光レンズ系、光束を分離、透過させるアイソレー
ト光学系及び光ディスク50からの反射光を受光するた
めの受光素子などからなる光学部品が設置されている。
55はアクチュエータユニット52のベース53に対す
る傾角を調整する調整ネジ、57は調整ネジ55が挿通
されてアクチュエータユニット51とベース53をバネ
圧にて支持するスプリングバネである。59はベース5
3を光ディスク50のラジアル方向にガイドするための
スライドシャフトである。
【0004】次に、図6に基づいてアクチュエータユニ
ット52とベース53の接続状態について説明する。5
2aはアクチュエータユニット1に設けられた凸状球面
部であり、凸状球面部52aはベース53に設けられた
凹状球面部53aとすり動く状態で接している。そし
て、この接触面の曲率半径61は対物レンズ51により
光ディスク50上に結像される焦点と接触面との距離に
なるように構成されている。すなわち、アクチュエータ
ユニット1の凸状球面部52aとベース53の凹状球面
部53aの接触面は対物レンズ51の結像点を中心とし
た円弧状にありスポット位置にずれが生じない構成にな
っている。
【0005】次に上記のように構成された従来の対物レ
ンズ傾角調整機構の動作について説明する。ベース53
とアクチュエータユニット52間の光束は、平行光束で
結合されており、対物レンズ51によってフォーカス方
向に焦点を結び光ディスク50上に結像させることがで
きる。そして、アクチュエータユニット52を載せたベ
ース53は、光ディスク50上のデータを追尾をしなが
らスライドシャフト59を軸として移動できるようにな
っている。データ追尾する上では、2本のスライドシャ
フト59を含む面の法線と光ディスク50の面の法線
は、一致していることが必要である。
【0006】図7及び図8は、光ディスク50上に結像
された光スポット像を説明する説明図であり、図7はコ
マ収差が無い場合の光スポット像を、図8はコマ収差が
有る場合の光スポット像をそれぞれ示している。図から
わかるように、コマ収差がある場合には、コマ収差のな
い場合と比較してスポットの光強度分布が偏ってしま
い、そのため、再生の場合には再生信号や再生ジッター
劣化などを引き起こす要因となる。また、記録の場合で
も同様であるため記録性能を劣化させる要因となる。そ
こで、コマ収差がある場合には、アクチュエータユニッ
ト52は、3箇所の調整ネジ55を操作して対物レンズ
51に傾角を与え、光学部品精度や組立精度によって発
生するコマ収差成分の傾角補正を行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の傾角調整機構は
以上のように構成されているので、調整機構部分の構造
が複雑になり薄型化することが非常に困難となる上に、
調整機構が複雑であるため部品点数が多く原価低減が難
しい。また、3点方向の調整ネジによる傾角調整ではネ
ジ間に於ける調整時の干渉が生じるため調整が難しい等
の問題点もあった。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたもので、調整機構が単純化できると共に、薄型
化でき、さらに傾角調整が容易である傾角機構を有する
光学式情報記録・再生装置を得ることを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学式情報
記録・再生装置は、摺動軸が設けられたベースと、該ベ
ース上の摺動軸に軸受摺動部を介して取り付けられ、光
学式情報記録担体への光ビームの焦点合わせ及び情報ト
ラッキング追尾を行う可動体とから構成されて、光学式
情報記録担体の情報トラックに光ビームを照射し情報の
記録又は再生を行うものにおいて、前記軸受摺動部は前
記摺動軸と摺動面が金属系の部材で形成され、かつ前
記可動体との接触面がプラスチック系の部材で形成さ
れ、前記軸受摺動部と前記可動体との結合部が互いに傾
角調整可能な曲面状に形成され、たものである。
【0010】
【0011】
【作用】上記のように構成された光学式情報記録・再生
装置においては、軸受摺動部と可動体との結合部が互い
に傾角調整可能な曲面状に形成されているので、軸受摺
動部と可動体との傾角を全方向について調整可能とな
り、コマ収差成分を補正できる。また、金属系の部材で
形成された軸受摺動部の摺動面が、摺動軸との摺動を滑
らかにし、プラスチック系の部材で形成された可動部と
の接触面は該接触面の形成を容易にする。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す断面図(後述
する図2のX−X断面)であり、図において、1はアク
チュエータ、3はアクチュエータ1に取り付けられた対
物レンズ、5は軸受摺動部である。軸受摺動部5は、金
属系の部材で形成された筒体5aと、筒体5aの周面に
形成された紡錘形のプラスチック系球面体5bとから構
成されており、筒体5aとプラスチック系球面体5b
は、圧入または接着によって固定されている。軸受摺動
部5はアクチュエータ1のほぼ中央部に設けられた孔1
aに嵌入され、軸受摺動部5とアクチュエータ1とは傾
角調整可能に接触している。7はアクチュエータ1と軸
受摺動部5及び筒体5aとプラスチック系球面体5bと
を固定している接着剤であり、接着剤7は軸受摺動部5
とアクチュエータ1との傾角調整後に施行される。9は
フォーカシング用のフォーカシングコイルである。図2
は本実施例の平面図であり、図において11はトラッキ
ング用のトラッキングコイルである。
【0013】図3はアクチュエータ1の取り付け状態を
説明する説明図である。図において、13はゴムダンパ
ーであり、ゴムダンパー13はアクチュエータ1及びア
クチュエータ1に付属する部品を支持している。15は
アクチュエータ1が取り付けられるベース、17はベー
ス15のほぼ中央部に取り付けられた摺動軸、19はベ
ース15上であって摺動軸17の周辺部に取り付けられ
たフォーカシング用マグネット、21はベース15の側
辺に対向して取り付けられた一組のトラッキング用マグ
ネットである。
【0014】ゴムダンパー13に支持されたアクチュエ
ータ1は、ゴムダンパー13をベース15に固定し、さ
らに軸受摺動部5の筒体5aを摺動軸17に挿通すると
共に、プラスチック系球面体5bをアクチュエータ1に
設けられた孔1aに嵌入することによって、ベース15
上に取り付けられる。そして、アクチュエータ1に付属
するフォーカシングコイル9とフォーカシング用マグネ
ット19間で磁気回路を構成してフォーカシングを行な
い、アクチュエータ1に付属するトラッキングコイル1
1とトラッキング用マグネット21間で磁気回路を構成
してトラッキングを行なう。
【0015】次に、コマ収差の傾角補正による収差補正
の方法について説明する。結像するスポット像を光学顕
微鏡等でモニターさせながらアクチュエータ1のX−X
方向(図2参照)を支持する押さえ治具にてアクチュエ
ータ1自体を傾けるか、または、摺動軸17と一体とな
っているベース2に傾きを与え調整する方法がある。こ
のとき、アクチュエータ1の孔1aと軸受摺動部5のプ
ラスチック系球面体5bとの接触面は球面状になってお
り、摺動軸17を中心として全ての方向に角度を与える
ことができる。すなわち、光ディスク上に結像するスポ
ットのコマ収差は、摺動軸17を中心としてアクチュエ
ータ1自体が傾くので傾角補正による収差補正ができの
である。そして、傾角調整後は、軸受摺動部5とアクチ
ュエータ1との結合部に接着剤7を注入し、もしくはア
クチュエータ1の側面よりネジ等で固定する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明においては軸受摺
動部と可動体との結合部を互いに傾角調整可能な曲面状
に形成して軸受摺動部と可動体との傾角を調整できるよ
うにしたので、可動体の傾角調整機構が単純化できると
共に、傾角調整機構部を容易に薄型化できる。また、軸
受摺動部と可動体との傾角を全方向について容易に調整
できる。さらに、単純な機構であるため、傾角調整を容
易かつ精度良く行なうことができ、また、部品点数も少
ないので原価低減を図ることもできる。
【0017】また、軸受摺動部の摺動軸との摺動面を金
属系の部材で形成したので、摺動軸との摺動が滑らかに
なる。さらに、軸受摺動部の可動部との接触面をプラス
チック系の部材で形成したので、該部分の形成が容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の平面図である。
【図3】アクチュエータ1の取り付け状態を説明する説
明図である。
【図4】従来の光学式情報記録・再生装置の対物レンズ
傾角調整機構を示す斜視図である。
【図5】従来の光学式情報記録・再生装置の対物レンズ
傾角調整機構の部品構成図である。
【図6】従来例を示した図4の断面図である。
【図7】光ディスク50上に結像された光スポット像を
説明する説明図である。
【図8】光ディスク50上に結像された光スポット像を
説明する説明図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 3 対物レンズ 5 シャフト軸受部 5a 筒体 5b プラスチック系球面体 7 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−263622(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 G11B 7/09 G11B 7/095

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動軸が設けられたベースと、該ベース
    上の摺動軸に軸受摺動部を介して取り付けられ、光学式
    情報記録担体への光ビームの焦点合わせ及び情報トラッ
    キング追尾を行う可動体とから構成されて、光学式情報
    記録担体の情報トラックに光ビームを照射し情報の記録
    又は再生を行う光学式情報記録・再生装置において、 前記軸受摺動部は前記摺動軸と摺動面が金属系の部材
    で形成され、かつ前記可動体との接触面がプラスチック
    系の部材で形成され、 前記軸受摺動部と前記可動体との結合部が互いに傾角調
    整可能な曲面状に形成され、たことを特徴とする光学式
    情報記録・再生装置。
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