JP3225059B2 - 符号誤り検出装置 - Google Patents

符号誤り検出装置

Info

Publication number
JP3225059B2
JP3225059B2 JP17987991A JP17987991A JP3225059B2 JP 3225059 B2 JP3225059 B2 JP 3225059B2 JP 17987991 A JP17987991 A JP 17987991A JP 17987991 A JP17987991 A JP 17987991A JP 3225059 B2 JP3225059 B2 JP 3225059B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
reverse
output
received signal
fsr
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17987991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0529957A (ja
Inventor
司 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP17987991A priority Critical patent/JP3225059B2/ja
Priority to US07/908,475 priority patent/US5390199A/en
Priority to DE69214541T priority patent/DE69214541T2/de
Priority to EP92111828A priority patent/EP0523571B1/en
Publication of JPH0529957A publication Critical patent/JPH0529957A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3225059B2 publication Critical patent/JP3225059B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はM系列(最大長周期系
列)のPN信号(擬似ランダム信号)を用いて各種デジ
タル伝送システムおよびデジタル伝送装置の符号誤りを
検出する場合に用いる符号誤り検出装置に係わり、特に
バーストフレームに組込まれた受信信号の符号誤りを検
出する符号誤り検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデジタル伝送システムにおいて発
生する符号誤りを検出する場合には、図10に示すよう
に、被試験システム1の信号入力端に試験信号発生装置
2を接続する。そして、この試験信号発生装置2から被
試験システム1へ試験信号としてPN信号を送出させ、
被試験システム1の信号出力端に接続した符号誤り検出
装置3にて符号誤りを検出する。
【0003】試験信号発生装置2内には、図11に示す
ように、直列m段のシフトレジスタ4と、このシフトレ
ジスタ4を構成する複数レジスタ4aにおける各出力の
排他的論理和をとる1個又は複数のEXORゲート(排
他的論理和回路)4bとで構成されたm段構成のFSR
(Feedback Shift Register) 6が組込まれている。そし
て、先頭のレジスタ4aの入力端に接続された切換回路
8をEXORゲート4b側に接続することによって、こ
のFSR6によって(2m −1)ビットの周期を有する
PN信号を生成する。例えば、5段(m=5)構成のF
SRは図12に示すように構成されている。
【0004】前記符号誤り検出装置3内には試験信号発
生装置2のFSR6と同一構成のFSR6が組込まれて
いる。そして、FSR6によって試験信号と同一系列の
PN信号(基準信号)を生成させ、被試験システム1か
ら受信した受信信号と基準となるPN信号とを比較する
ことにより、被試験システム1を経由する間に発生した
受信信号の符号誤りを検出する。
【0005】なお、FSRが試験信号と同一系列のPN
信号を生成している状態を、FSRが受信信号に同期し
ていると言うが、同期外れの状態では、FSRが生成す
るPN信号と受信信号とを少なくとも連続するmビット
の間だけ比較すれば不一致が検出される。逆に、FSR
が生成するPN信号と受信信号とを連続するmビットの
間だけ比較して不一致が検出されなければ同期が確立し
たと判定する。
【0006】このような符号誤り検出装置3は例えば図
13に示すように構成されている。
【0007】入力端子7から入力された受信信号aは2
個のアンドゲート8a,8b、オアゲート8cおよびイ
ンバータ8dからなる切換回路8の一方の入力端子を介
して例えば図11に示した直列m段のシフトレジスタと
排他的論理和回路からなるFSR9内の先頭レジスタ4
aのデータ端子へ印加される。このFSR9の出力端子
から出力されるPN信号bは比較回路10を構成するE
XORゲート10aの一方の入力端子へ入力される。ま
た、同時に、FSR9から出力されたPN信号bは切換
回路8の他方の入力端子へ入力される。この切換回路8
は制御部11からの切換信号cにて切換制御される。
【0008】一方、入力端子7へ入力された受信信号a
は切換回路8へ入力されると共に、比較回路10のEX
ORゲート10aの他方の入力端子へ入力される。ま
た、FSR9のクロック端子には受信信号aからクロッ
ク抽出回路12にて再生された、受信信号aのビットレ
ートに対応するクロック信号が供給される。さらに、こ
の再生されたクロック信号は制御部11内のカウンタ1
4へ印加される。
【0009】比較回路10はPN信号bの各ビットデー
タと受信信号aの各ビットデータとを比較して不一致の
場合に不一致検出信号dを出力する。比較回路10から
出力された不一致検出信号dは制御部11へ入力される
と共に誤り測定部13へ入力される。誤り測定部13
は、例えば入力された不一致検出信号数を計数して、例
えば誤り率を算出する。
【0010】このような構成の符号誤り検出装置3にお
ける制御部11の動作を図14の流れ図を用いて説明す
る。
【0011】まず、ハイ(H)レベルの切換信号cを出
力して切換回路8を入力端子側に設定する(P1)。次
に、カウンタ14のカウント値CNを0に設定し、カウ
ント値CNがmになるのを待つ。カウント値CNがmに
なると、受信信号aのmビット分のデータがFSR9を
構成する直列m段のシフトレジスタの各段に読込まれた
と判断する(P2)。mビット分のデータがFSR9へ
読込まれると、切換信号cをロー(L)レベルへ変更し
て、切換回路8をFSR9の出力端子側へ切り換える。
すると、FSR9は基準となるPN信号bを発生する自
走状態になる(P3)。同時にカウント値CNを0に設
定する(P4)。
【0012】P5にて比較回路10から誤り検出信号が
入力されると、P1へ戻り、再度切換回路8を入力端子
側へ切り換えて受信信号aのmビット分のデータをFS
R9へ読込む。
【0013】P5にて誤り検出信号が入力されなけれ
ば、P6にてカウンタ14のカウント値CNがmに達し
ていないことを確認すると、P5へ戻り、再度誤り検出
信号の有無を調べる。
【0014】P6にてカウント値CNがmに達したこと
を確認すると、連続するmビットのデータにおいてFS
R9から出力されるPN信号bと受信信号aとを比較し
て不一致が検出されなかったので、この時点で、FSR
9から出力されるPN信号bの受信信号aに対する同期
が確立したと判断する。
【0015】同期が確立するとP7にて受信信号aに対
する符号誤り検出を開始する。すなわち、誤り測定部1
3に対して誤り測定指令を出力して、比較回路10から
出力される不一致検出信号数を一定時間計数してビット
誤り率を算出する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す被試験シ
ステム1の規格や種類によっては、図15に示すよう
に、例えば一定期間TB だけ信号を送出し、次の一定期
間TC は休止することを繰返すバーストフレーム伝送方
式が採用される場合がある。したがって、この場合、休
止期間TC は符号誤り検出装置3においては受信信号a
が途絶えることになる。したがって、PN信号を用いて
このバーストフレーム伝送方式における符号誤りを測定
するときに、各バーストフレーム毎にパターン同期を取
り直すことが必要となる場合がある。
【0017】バーストフレームの先頭から受信信号aと
PN信号bとの間における同期が確立するまでに要する
期間TA は、前述したFSR9の段数mに対して、最低
でも2mビット必要とし、かつ符号誤りの発生状況に応
じてその長さが変動する。
【0018】従来の符号誤り検出装置では、バーストフ
レームの最終ビット受信までの間にはPN信号の同期が
確立することは前提としても、バーストフレームの先頭
からPN信号の同期が確立するまでの期間TA の受信信
号aに含まれる符号誤りを正しく検出できない欠点があ
る。したがって、実際の誤り測定期間TM が短縮され
る。この同期確立までの期間TA はバーストフレーム期
間TB (280 ビット)に比べて無視できない値であり、
例えばバーストフレーム全体の符号誤り率を測定しよう
とした場合、正しい測定結果が得られない。
【0019】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、動作モードを正順PN信号モードおよび逆
順PN信号モードに切換可能な正順/逆順FSRおよび
LIFO型シフトレジスタを用いることによって、同期
確立までに入力された受信信号の各ビットデータに対し
ても確実に符号誤り検出を実行でき、たとえバーストフ
レーム期間が短かったとしてもこのバーストフレームに
組込まれた受信信号に対する符号誤り検出精度を向上で
きる符号誤り検出装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の符号誤り検出装置においては、動作モードを
正順PN信号モードおよび逆順PN信号モードに切換可
能なm段構成の正順/逆順FSRと、バーストフレーム
に組込まれた状態で入力されたM系列の(2m −1)周
期を有する受信信号のバーストフレーム長を示すバース
トビット数以上のレジスタを有し、受信信号の各ビット
データを順次各レジスタに記憶していき、バーストビッ
ト数のビットデータが記憶されると、記憶したときと逆
の順序で出力していくLIFO型シフトレジスタと、受
信信号の連続するm個の各ビットデータを切換回路を介
して正順PN信号モードに設定された正順/逆順FSR
の各レジスタに取込んだ後、切換回路を動作させて正順
/逆順FRSの入出力間を接続してこの正順/逆順FR
Sを自走状態にし、正順/逆順FRSから順次出力され
る正順PN信号の各ビットデータと受信信号の各ビット
データとが一致するか否かを順次比較して、一致ビット
がm個連続すると、正順PN信号の受信信号に対する同
期が確立したと判断する同期確立手段と、正順PN信号
の受信信号に対する同期確立後で、かつバーストビット
数のビットデータがLIFO型シフトレジスタに記憶さ
れた時点で正順/逆順FSRの動作モードを逆順PN信
号モードに切換える動作モード切換手段と、動作モード
切換手段にて逆順PN信号モードに切換られた正順/逆
順FSRから出力される逆順PN信号の各ビットデータ
とLIFO型シフトレジスタから出力される受信信号の
各ビットデータとが一致するか否かを比較して不一致の
とき不一致検出信号を出力する比較回路とを備えたもの
である。
【0021】
【作用】まず、正順PN信号と逆順PN信号との関係を
説明する。正順PN信号はバーストフレームに組込まれ
て入力される受信信号と同一周期(2m −1)を有する
同一系列のPN信号である。一方、逆順PN信号は前記
正順PN信号と同一周期(2m −1)を有するが、逆系
列のPN信号である。そして、正順PN信号を出力する
FSRを正順FSRとし、逆順PN信号を出力するFS
Rを逆順SFRとすると、正順/逆順FSRは、図2で
示すように一つのFSRでもって正順FSRの機能を有
する正順PN信号モードと、逆順FSRの機能を有する
逆順PN信号モードとを選択信号でもって選択可能に構
成されている。
【0022】しかして、入力される受信信号は切換回路
を介して正順PN信号モードに設定された正順/逆順F
SRの各レジスタへ順次格納されると共に、LIFO
(先入れ後出し)型シフトレジスタの各レジスタに順次
格納されていく。そして、正順/逆順FSRから出力さ
れる正順PN信号の受信信号に対する同期が確立する。
同期が確立すると、正順/逆順FSRは自走状態にな
る。
【0023】一方、バーストフレームに組込まれた受信
信号のすべてのビットデータがLIFO型シフトレジス
タに取込まれた時点で、自走状態の正順/逆順FSRの
動作モードが正順PN信号モードから逆順PN信号モー
ドに変換する。その結果、正順/逆順FSRは正順PN
信号と逆順序のビットパータンを有する逆順PN信号を
出力開始する。
【0024】逆順PN信号の出力開始と同時にLIFO
型シフトレジスタから受信信号の各ビットデータが最終
ビットデータから逆順序で順次出力される。よって、逆
順PN信号は逆の順序で出力される受信信号に同期す
る。受信信号の最終ビットデータがLIFO型シフトレ
ジスタから出力される時刻から、この順序が逆転された
受信信号の各ビットデータと逆順PN信号の各ビットデ
ータとを比較することによって、同期確立以前に入力さ
れ受信信号の符号誤り検出が実施される。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0026】図1は実施例の符号誤り検出装置の概略構
成を示すブロック図である。図13に示す従来の符号誤
り検出装置と同一部分には同一符号が付してある。
【0027】図10に示す被試験システム1から出力さ
れて入力端子7へ入力される受信信号aは、例えば図5
に示すように、Nビットのバースト期間TBと休止期間
C とを有するバーストフレーム伝送方式における期間
B のバーストフレームに組込まれている。したがっ
て、受信信号aは1フレーム内に合計N個のビットデー
タを有する。そして、この受信信号aはM系列のビット
周期(2m −1)を有するPN信号である。
【0028】入力端子7から入力された受信信号aは2
個のアンドゲート8a,8b、オアゲート8cおよびイ
ンバータ8dからなる切換回路8の一方の入力端子を介
してm段構成の正順/逆順FSR18内の先頭レジスタ
のデータ端子へ印加される。
【0029】この正順/逆順FSR18は、図2に示す
ように、m個のレジスタ18aが直列接続されたm段双
方向シフトレジスタと各レジスタ18aの各出力の排他
的論理和をとるそれぞれ複数のEXORゲート18b,
18cと1個の切換器18dとで構成されている。各レ
ジスタ18aは図示するようにそれぞれ一対の入出力端
子を有しており、外部から印加された動作モード切換信
号fによって、入力されたデータのシフト方向が変化す
る。実施例においては、テキサス・インストルメント社
製のIC[SN74ALS299]を採用している。
【0030】そして、例えば、動作モード切換信号fを
ハイ(H)レベルにすると、データが1番からm番の各
レジスタへ順方向にシフトしていき、常閉側に接続され
た切換器18dを介して正順PN信号b1 が出力され
る。一方、動作モード切換信号fをロー(L)レベルに
すると、データがm番から1番へと逆方向にシフトして
いき、常開側に切換えられた切換器18dを介して逆順
PN信号b2 が出力される。
【0031】動作モードが正順PN信号モードに設定さ
れた状態の正順/逆順FSR18の出力端子から出力さ
れる正順PN信号b1 は同期検出用の比較回路10を構
成するEXORゲート10aの一方の入力端子へ入力さ
れる。また、同時に、出力された正順PN信号b1 は切
換回路8の他方の入力端子へ入力される。この切換回路
8は制御部15からの切換信号cにて切換制御される。
【0032】一方、入力端子7へ入力された受信信号a
は切換回路8へ入力されると共に、比較回路10のEX
ORゲート10aの他方の入力端子へ入力される。比較
回路10は正順PN信号モードに設定された正順/逆順
FSR18から出力された正順PN信号b1 の各ビット
データと受信信号aの各ビットデータとを比較して不一
致の場合に不一致検出信号dを制御部15へ出力する。
また、入力端子7から入力されたバーストフレームに組
込まれた受信信号aの開始および終了位置を示すバース
トゲート信号c1 が制御部15へ入力される。
【0033】正順/逆順FSR18のクロック端子には
受信信号aからクロック抽出回路12にて再生された、
受信信号aのビットレートに対応するクロック信号が供
給される。さらに、この再生されたクロック信号は制御
部15内の各カウンタ16a,16bへ印加される。し
たがって、この各カウンタ16a,16bは受信信号a
のビット数を計数する。
【0034】また、動作モードが逆順PN信号モードに
設定された状態の正順/逆順FSR18から出力される
逆順PN信号b2 は、前記切換回路8を介して正順/逆
順FSR18の入力端子へ帰還すると共に、符号誤り検
出用の比較回路19のEXORゲート19aの一方の入
力端子へ入力される。
【0035】さらに、入力端子7から入力された受信信
号aはLIFO(先入れ後出し)型シフトレジススタ2
1へ入力される。このLIFO型シフトレジススタ21
は内部にD個のレジスタが組込まれている。具体的には
図3に示すように、D個のレジスタが組込まれたRAM
21aとアップ/ダウンカウンタ21bとで構成されて
いる。
【0036】制御部15からの切換信号gがハイ(H)
レベルの場合に入力モードになると、クロック抽出回路
12からのクロック信号に同期してアドレスが上昇し
て、受信信号aの各ビットデータを指定アドレスに順番
に格納していく。制御部15からの切換信号gがロー
(L)レベルの場合に出力モードになると、クロック信
号に同期してアドレスが下降して、指定されたアドレス
の各レジスタに記憶された受信信号aの各ビットデータ
が最終ビットデータから先頭ビットデータまで逆順序に
出力されていく。逆順序に出力された受信信号a1 は比
較回路19のEXORゲート19aの他方の入力端子へ
入力される。
【0037】比較回路19は、動作モードが逆順PN信
号モードに設定された正順/逆順FSR18から出力さ
れた逆順PN信号b2 の各ビットデータとLIFO型シ
フトレジスタ21から出力された逆順序の受信信号a1
の各ビットデータとを比較して不一致の場合に不一致検
出信号eを誤り測定部20へ出力する。誤り測定部20
は入力された不一致検出信号数を計数して符号誤り率等
を算出する。
【0038】このような構成の符号誤り検出装置におけ
る制御部15の動作を図4の流れ図を用いて説明する。
【0039】まず、動作モード切換信号fをハイ(H)
レベルにして、正順/逆順FSR18を正順PN信号モ
ードに設定する。そして、バーストゲート信号c1 が入
力するのを待つ。バーストゲート信号c1 が入力される
と、バーストが開始されたので、カウンタ16bのカウ
ント値CNbを0にリセットする。さらに、切換信号c
をハイ(H)レベルにして切換回路8を入力端子7側に
設定する(Q1)。そして、カウンタ16aのカウント
値CNaを0に初期設定した後(Q2)、クロック信号
にてカウント値CNaがインクリメントされ、カウント
値CNaがmになるのを待つ(Q3)。
【0040】カウント値CNaがmになると、受信信号
aの連続するmビット分のデータが切換回路8を介して
正順/逆順FSR18を構成する直列m段のシフトレジ
スタの各段に読込まれたと判断する。そして、切換信号
cをロー(L)レベルへ変更して、切換回路8を正順/
逆順FSR18の出力端子側に切換える。同時にカウン
タ16aのカウント値CNaを0に初期設定する。する
と、正順/逆順FSR18の入力端子にはこの正順/逆
順FSR18から出力される正順PN信号b1 が入力さ
れる。そして、正順/逆順FSR18は基準となる正順
PN信号b1 を継続して出力する自走状態になる。
【0041】そして、Q4にて比較回路10から不一致
検出信号dが検出されると、再度切換回路8を入力端子
側に投入して、受信信号aのm個分のビットデータを正
順/逆順FSR18へ読込む。
【0042】Q4にて不一致検出信号dが検出されなけ
れば、Q5にてカウント値CNaがmに達していないこ
とを確認した後、Q4へ戻り、再度不一致検出信号dの
発生の有無を調べる。
【0043】Q5にて、カウント値CNaがmに達する
と、連続したm個のビットにおいて不一致検出信号dが
検出されないので、この時点で、正順/逆順FSR18
から出力される正順PN信号b1 の受信信号aに対する
同期が確立したと判断する。
【0044】同期が確立すると、正順/逆順FSR18
を自走状態にしたまま、Q6にてカウンタ16bのカウ
ント値CNbが受信信号aにおける1フレーム分のビッ
ト数であるNに達するまで待つ。Q6にてカウント値C
NbがNに達すると(CNb=N)、受信信号aの1フ
レーム分の全ビットデータがLIFO型シフトレジスタ
21の各レジスタに格納されたと判断する。そして、Q
7にて動作モード切換信号fを逆順PN信号モードに切
換える。その結果、正順/逆順FSR18はクロック信
号に同期して逆順PN信号b2 を出力する。また、同時
に、切換信号gをロー(L)レベルに変更して、LIF
O型シフトレジスタ21の動作モードを出力モードに切
換える。よって、LIFO型シフトレジスタ21から逆
順序の受信信号a1 が出力開始する。
【0045】このタイミングで出力開始された逆順PN
信号b2 と逆順序の受信信号a1 とは完全に同期してい
るので、Q8にて受信信号a1 に対する符号誤り検出を
実行する。すなわち、誤り測定部20へ検出指令を出力
する。誤り測定部20は比較回路19から出力される不
一致検出信号数を計数する。
【0046】次に、図5のタイムチャートを用いて装置
全体の動作を説明する。
【0047】時刻t0 にてバーストフレームが開始され
ると、受信信号aの各ビットデータは正順PN信号モー
ドに設定された正順/逆順FSR18およびLIFO型
シフトレジスタ21に順次記憶されていく。そして、期
間TA 経過後の時刻t1 にて正順PN信号b1 の受信信
号aに対する同期が確立すると、正順/逆順FSR18
は同期が確立した状態で自走状態となる。
【0048】時刻t2 にて、バーストフレームが終了
し、受信信号aに含まれるN個の全てのビットデータの
LIFO型シフトレジスタ21に対する格納が終了する
と、LIFO型シフトレジスタ21から逆順序の受信信
号a1 が出力開始されると同時に、正順/逆順FSR1
8から逆順PN信号b2 が出力開始される。この受信信
号a1 と正順/逆順FSR18から出力される逆順PN
信号b2 とは同期している。そして、比較回路19で両
信号a1 ,b2 の各ビットデータを順番に一致,不一致
を比較していく。
【0049】そして、不一致ビットが存在すると、不一
致検出信号eが誤り測定部20へ入力される。誤り測定
部20は不一致検出信号数を計数開始する。時刻t3
て受信信号a1 に含まれるNビット分のビットデータに
対する不一致検出信号数の計測が終了すると、誤り測定
部20は不一致検出信号数を集計して符号誤り率を算出
する。
【0050】このように構成された符号誤り検出装置で
あれば、同期確立後に逆順PN信号モードに設定された
正順/逆順FSR18から出力される逆順PN信号b2
とLIFO型シフトレジスタ21でビットパターンの各
ビットデータの発生順序が逆転された受信信号a1 とが
比較回路19にて比較対照されて符号誤りが検出され
る。
【0051】すなわち、たとえ同期確立までに要する期
間TA が存在したとしても、受信信号aの先頭のビット
データからN番目の最終ビットデータまで確実に符号誤
り検出が実施される。よって、符号誤り検出装置全体の
検出精度を向上できる。
【0052】また、実施例のLIFO型シフトレジスタ
21のレジスタ数Dはバーストフレーム長さを示すバー
ストビット数N以上に設定されていればよい。したがっ
て、逆に、LIFO型シフトレジスタ21のレジスタ数
Dをバーストフレームの繰返し周期TF (Rビット)を
越えない範囲で多少多目に設定すれば、バーストフレー
ム期間TB が異なる被試験システム1においても正常に
測定できる。
【0053】図6は本発明の他の実施例に係わる符号誤
り検出装置の概略構成を示すブロック図である。
【0054】この実施例装置は、図1の制御部15と誤
り測定部20を除く二点鎖線で囲った部分を誤り検出器
とすると、この誤り検出器を2台用いた装置である。
【0055】入力端子7から入力された受信信号aは制
御部15からの切換信号hで切換制御される切換回路2
2を介して各誤り検出器23a,23bへ入力される。
各誤り検出器23a,23bから出力される誤りビット
信号e1 ,e2 は制御部15からの切換信号iで切換制
御される切換回路24を介して誤り測定部20へ入力さ
れる。制御部15は、バーストフレームの繰返し周期T
F 毎に各切換信号h,iを切換える。
【0056】図7は図6に示す符号誤り検出装置の動作
を示すタイムチャートである。前述したようにバースト
フレームの繰返し周期TF 毎に切換信号hを送出して、
各バーストフレームの受信信号aのN個のビットデータ
に対する符号誤り検出を、バーストフレームの繰返し周
期TF 毎に異なる誤り検出器23a,23bで実施して
いる。また、各誤り検出器23a,23bで得られた各
不一致検出信号e1 ,e2 も切換回路24を介してバー
ストフレームの繰返し周期TF 毎に誤り測定部20へ入
力される。
【0057】したがって、各バーストフレームのNビッ
トの受信信号aは交互に各誤り検出器23a,bのLI
FO型シフトレジスタ21に記憶される。したがって、
一方の誤り検出器23aのLIFO型シフトレジスタ2
1が逆向きの受信信号a1 を出力期間中においては、他
方の誤り検出器23bのLIFO型シフトレジスタ21
は入力端子7から入力された順方向の受信信号aの各ビ
ットデータを順次取込むことが可能である。
【0058】その結果、図7に示すように、たとえバー
ストフレームの繰返し周期TF 内における休止期間TC
がバースト期間TB より短かったとしても、各バースト
フレームに組込まれた受信信号aの符号誤りを確実に検
出できる。すなわち、任意の間隔で到来する受信信号a
の符号誤りを正確に検出できる。
【0059】したがって、バーストフレーム毎にパター
ン同期を取り直すことにより、ATM(非同期転送モー
ド) のようにバーストフレームの廃棄・順序の入れ替え
が起こり得る伝送方式や、バーストフレームの再送がお
こなわれる伝送方式でも、廃棄、順序の入れ替え、再送
等の要因に影響されずに符号誤りだけを検出することが
可能である。
【0060】さらに、TDM(時分割多重化)伝送方式
のデジタル無線通信システムでは、1 つの周波数を複数
の局が時分割で使用するが、多重化の有無に関係なく、
符号誤り検出を容易におこなうことができる。
【0061】例えば3つの移動局から基地局に伝送する
システムの符号誤りを検出する方法を図8を用いて説明
する。各移動局A,B,Cにそれぞれ独立して非同期に
PN信号を出力するPN信号発生装置を取付け、基地局
に1台の符号誤り検出装置を接続する。
【0062】この場合、前述したように、移動局側では
前回送出したバーストフレームと次に送出するバースト
フレームとがPN信号のビットパターンとして連続して
いる必要がなく、また各PN信号発生装置は独立に動作
させることができるため、パターンの発生が容易にな
る。基地局側では各バーストフレームがどの移動局から
送信されたものかを意識する必要がないために符号誤り
検出が容易になる。
【0063】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例においては、正順/逆順SFR
を図2に示すように直列m段双方向シストレジスタを使
用したが、例えば図9に示すように、通常の正順PN信
号b1 を出力する通常の正順FSR31aと、この正順
PN信号b1 に対して逆順序のビットパータンを有する
逆順PN信号b2 を出力する逆順FSR31bとを設
け、各FSR31a,31bからの各出力信号b1 ,b
2 を切換器31cでもって切換えるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号誤り
検出装置によれば、動作モードを正順PN信号モードお
よび逆順PN信号モードに切換可能な正順/逆順FSR
およびLIFO型シフトレジスタを用いて、同期確立ま
でに入力された受信信号を一旦LIFO型シフトレジス
タに記憶しておき、受信信号を逆方向に出力する過程で
逆順PN信号モードに設定された正順/逆順FSRから
出力された逆順PN信号を用いて符号誤りを測定してい
る。したがって、受信信号に含まれる全部のビットデー
タに対する符号誤り検出を確実に実施できる。よって、
たとえバーストフレーム期間が短かったとしてもこのバ
ーストフレームに組込まれた受信信号に対する符号誤り
検出精度を向上できる。
【0065】また、種々のバーストフレーム長を有する
受信信号も各設定値を変更することなくそのまま符号誤
り検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に関わる符号誤り検出装置
の概略構成を示すブロック図、
【図2】 同実施例装置の正順/逆順FSRの概略構成
を示すブロック図、
【図3】 同実施例装置のLIFO型シフトレジスタの
概略構成を示すブロック図、
【図4】 同実施例装置の動作を示す流れ図、
【図5】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート、
【図6】 本発明の他の実施例に関わる符号誤り検出装
置の概略構成を示すブロック図、
【図7】 同実施例装置の動作を示すタイムチャート、
【図8】 同実施例装置を複数の移動局と基地局との間
の符号誤り検出に用いた場合の検出方法を示す図、
【図9】 本発明の他の実施例に関わる符号誤り検出装
置における正順/逆順FSRの概略構成を示すブロック
図、
【図10】 一般的な符号誤り検出システムを示す模式
図、
【図11】 一般的なFSRの概略構成を示すブロック
図、
【図12】 5段のシフトレジスを用いたFSRを示す
ブロック図、
【図13】 従来の符号誤り検出装置の概略構成を示す
ブロック図、
【図14】 同従来装置の動作を示す流れ図、
【図15】 同従来装置の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】
7…入力端子、8…切換回路、10,19…比較回路、
12…クロック抽出回路、15…制御部、16a,16
b…カウンタ、18…正順/逆順FSR、20…誤り測
定部、21…LIFO型シフトレジスタ、22,24…
切換回路、a…受信信号、b1 …正順PN信号、b2
逆順PN信号、e…不一致検出信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−50120(JP,A) 特開 平5−29955(JP,A) 特開 平5−29956(JP,A) 特開 平5−29958(JP,A) 特開 平5−29959(JP,A) 特公 平7−105786(JP,B2) 特許2920778(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 G06F 13/00 301 H04L 1/00 H04L 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モードを正順PN信号モードおよび
    逆順PN信号モードに切換可能なm段構成の正順/逆順
    FSR(18)と、 バーストフレームに組込まれた状態で入力されたM系列
    の(2m −1)周期を有する受信信号(a) のバーストフ
    レーム長を示すバーストビット数以上のレジスタを有
    し、前記受信信号の各ビットデータを順次各レジスタに
    記憶していき、バーストビット数のビットデータが記憶
    されると、記憶したときと逆の順序で出力していくLI
    FO型シフトレジスタ(21)と、 前記受信信号の連続するm個の各ビットデータを切換回
    路(8) を介して正順PN信号モードに設定された前記正
    順/逆順FSRの各レジスタに取込んだ後、前記切換回
    路を動作させて前記正順/逆順FRSの入出力間を接続
    してこの正順/逆順FRSを自走状態にし、この正順/
    逆順FRSから出力される正順PN信号(b1 )の各ビ
    ットデータと前記受信信号の各ビットデータとが一致す
    るか否かを順次比較して、一致ビットがm個連続する
    と、前記正順PN信号の前記受信信号に対する同期が確
    立したと判断する同期確立手段(Q1 〜 Q5)と、 前記正順PN信号の受信信号に対する同期確立後で、か
    つ前記バーストビット数のビットデータが前記LIFO
    型シフトレジスタに記憶された時点で前記正順/逆順F
    SRの動作モードを逆順PN信号モードに切換える動作
    モード切換手段(Q7)と、 この動作モード切換手段にて逆順PN信号モードに切換
    られた正順/逆順FSRから出力される逆順PN信号
    (b2 )の各ビットデータと前記LIFO型シフトレジ
    スタから出力される前記受信信号の各ビットデータとが
    一致するか否かを比較して不一致のとき不一致検出信号
    を出力する比較回路(19)とを備えた符号誤り検出装置。
JP17987991A 1991-07-19 1991-07-19 符号誤り検出装置 Expired - Fee Related JP3225059B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17987991A JP3225059B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 符号誤り検出装置
US07/908,475 US5390199A (en) 1991-07-19 1992-07-06 Advanced code error detection apparatus and system using maximal-length pseudorandom binary sequence
DE69214541T DE69214541T2 (de) 1991-07-19 1992-07-10 Gerät für Fehlererkennungskode und Einrichtung mit binärer Pseudozufallsfolge maximaler Länge
EP92111828A EP0523571B1 (en) 1991-07-19 1992-07-10 Advanced code error detection apparatus and system using maximal-length pseudorandom binary sequence

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17987991A JP3225059B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 符号誤り検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0529957A JPH0529957A (ja) 1993-02-05
JP3225059B2 true JP3225059B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=16073500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17987991A Expired - Fee Related JP3225059B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 符号誤り検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3225059B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4575348B2 (ja) * 2006-12-15 2010-11-04 アンリツ株式会社 パケットエラー測定装置
JP2008214239A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Sumitomo Chemical Co Ltd 水中非崩壊農薬粒剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0529957A (ja) 1993-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0523571B1 (en) Advanced code error detection apparatus and system using maximal-length pseudorandom binary sequence
JP3225059B2 (ja) 符号誤り検出装置
JP3225058B2 (ja) 符号誤り検出装置
US5619532A (en) Digital communication system
JP3225061B2 (ja) 符号誤り検出装置
JP3225060B2 (ja) 符号誤り検出装置
JP3265423B2 (ja) 伝送遅延時間測定装置
JP2758983B2 (ja) 試験装置
US5072448A (en) Quasi-random digital sequence detector
JP2512004B2 (ja) 符号誤り率測定装置
JP2751673B2 (ja) デジタル通信システム用ビット誤り率測定装置
JPH0591089A (ja) 符号誤り検出装置
JP3365160B2 (ja) エラー測定回路
JP2939100B2 (ja) 同期検出回路
JPH0529955A (ja) 符号誤り検出装置
JP3422403B2 (ja) パス監視システム
JPH08274763A (ja) 遅延時間測定装置
JP4712233B2 (ja) 伝送装置
JPH0993228A (ja) ビット誤り測定回路
KR100199186B1 (ko) 디지탈 초고주파 전송장치의 블럭 동기회로
CN117614597A (zh) 一种帧长动态可变过程中的最优帧同步方法
JP2655624B2 (ja) フレ−ム同期検出回路
JPH06350569A (ja) 誤り検出方式
JPH11177543A (ja) シリアル通信装置及びシリアル通信方法
JPH1022981A (ja) ビット誤り測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees