JP3223781U - 再使用可能な食器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の使い捨て食器用具に比べて資源廃棄量を削減することができ、且つ洗浄設備の不十分な環境・状況において一度使用した後でも衛生上新品同様の状態で繰り返し使用することが可能で、さらに、低コストで製造が可能であり、持ち歩きの邪魔にならない再利用可能な食器を提供する。【解決手段】本考案の再使用可能な食器は、下側に凹みがある形状の食器に合わせて、当該食器の表面の少なくとも一部を取り外し可能な複数枚のフィルムを密着させて被覆した構造を備えることを特徴とする。そして、複数枚のフィルムのそれぞれの端部に取り付けられたラベルをさらに有し、前記ラベルを引っ張ることによって前記複数枚のフィルムのうちのうちから1枚のフィルムのみを剥がすことができる。【選択図】 図1

Description

本考案は、再使用可能な食器に関し、より詳細には、下側に凹みがある形状の食器の表面に複数枚のフィルムを重ねたことによって再使用可能な食器に関する。
従来、野外で食事をする際や、集会や非常時に食事をする際には、紙製の食器または発泡スチロールを加工した簡易な食器(箸、スプーン、皿など)が使われている。このような使い捨ての食器は、食事の後処理における食材の残りや食器に付着した汚れをそのままにして廃棄処理ができるメリットはあるものの、一度使用後廃棄するため食器用具の使い捨てによって資源廃棄量が増大するため、環境破壊を引き起こす懸念が指摘されている。
そこで、繰り返し使用が可能である携帯用箸・フォーク兼用スプーンセットが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示される従来の携帯用食器用具を用いることで省資源化することができる。
特開2010−094475号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の携帯用食器は、洗浄設備の不十分な環境、状況(アウトドア、災害現場等)においては、一度使うと再度使用できない又は再度使用できても不衛生であるという問題がある。もし仮に不衛生な状態で従来の食器を使用し続けてしまうと、身体への病原菌混入の一原因とも成り得る危険がある。さらに、従来の携帯用食器用具は、構造が複雑であるため製造時のコストが高いし、嵩張るので持ち歩きや保管時には邪魔になるといった問題がある。
本考案は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、従来の使い捨て食器用具に比べて資源廃棄量を削減することができ、且つ洗浄設備の不十分な環境・状況(アウトドア・災害現場等)において一度使用した後でも衛生上新品同様の状態で繰り返し使用することが可能で、さらに、低コストで製造が可能であり、持ち歩きの邪魔にならない再使用可能な食器を提供するところにある。
上記目的を達成するために、本考案の再使用可能な食器は、下側に凹みがある形状の食器に合わせて、当該食器の表面の少なくとも一部を取り外し可能な複数枚のフィルムを密着させて被覆した構造を備えることを特徴としている。
上記構成において、前記複数枚のフィルムのそれぞれの端部に取り付けられたラベルをさらに有し、前記ラベルを引っ張ることによって前記複数枚のフィルムのうちのうちから1枚のフィルムのみを剥がすことができることが好ましい。
上記構成において、前記複数枚のフィルムは、サランラップ(登録商標)又はクレラップ(登録商標)を重ねたものであることが好ましい。
本考案によれば、従来の使い捨て食器用具に比べて資源廃棄量を削減することが可能で、且つ洗浄設備の不十分な環境・状況(アウトドア・災害現場等)において一度使用した後でも衛生上新品同様の状態で繰り返し使用することができ、さらに、低コストで製造が可能であり、持ち歩きの邪魔にならない再使用可能な食器を提供することができる。
本考案の再使用可能な食器の概略を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。
以下において、図面を参照しながら本考案の好ましい実施形態の特徴及び構造を説明する。
<実施形態1>
図1は、本考案の再使用可能な食器の概略を示す斜視図であり、図2は、図1のA−A断面図である。本考案の再使用可能な食器10は、図1及び図2に示すように、食物を載せる、盛る等を行うことで飲食を可能とする下側に凹みがある形状の食器1である。本考案の食器10は、下側に凹みがある形状の食器1の形状に合わせて、当該食器1の表面の少なくとも一部を取り外し可能な複数枚のフィルム2を密着させて被覆した構造を備えることを特徴とする。
(再使用可能な食器)
本実施形態の再使用可能な食器10は、図1及び図2に示す通り、複数枚のフィルム2が、食器1の表面のうちのユーザーの持ち手部分及び食材を入れる部分に装着されている例を示しているが、食器1の表面全体を複数枚のフィルム2で被覆したものであってもよいし、食器1の表面のうちの食材を入れる部分(上面)のみを複数枚のフィルム2で被覆してもよい。要するに、「食器の表面の少なくとも一部を取り外し可能な複数枚のフィルムを密着させて被覆した構造」の意味は、最低限、食材を入れる部分を複数枚のフィルム2で被覆する限り本考案の範囲に含まれるという趣旨である。なお、図2では食器1とフィルム2との間に隙間があるように図示されているが、実際は食器1にフィルム2が密着しているため、図2に示すような隙間は生じないか、または、隙間が生じるとしてもごくわずかで視認できない程度である。
本実施形態の再使用可能な食器10は、食器(皿)1にフィルム2を複数層装着させることによって、繰り返し使用すること、すなわち再利用可能になっている。ユーザーは、複数枚のフィルム2を、再使用可能な食器10を使用する際または使用後に1層ずつ取り外すことによって食器10を清潔な状態に保つことができる。本考案の再使用可能な食器10において、フィルム2の装着対象となる食器1を以降、「フィルム装着対象食器1」と称する場合がある。
本考案の再使用可能な食器10において、複数枚のフィルム2がフィルム装着対象食器1を被覆しているので、本考案の再使用可能な食器の使用時には、食物や使用者の口は使用時における最外層のフィルム2に触れるのみで、それ以外の内層のフィルムやフィルム装着対象食器用具には触れない。これにより、フィルム装着対象食器1を被覆するフィルム2の層の数に応じて、衛生上新品同様の状態で本考案の再使用可能な食器を繰り返し利用することが可能となっている。
また、本考案の再使用可能な食器は、複数回の利用が可能であることで食器1本体を使用毎に捨てる必要が無くなるので、従来の使い捨て食器用具に比べ、資源廃棄量を削減することができる。また、本考案の再使用可能な食器10を被覆する複数枚のフィルム2の最外層が包装材と同様の役割を果たし得るので、従来の包装材付き食器用具に比べ、製造時における包装工程および包装材の資源量を削減することができる。さらに、本考案の再使用可能な食器10は、複雑な構造や付属品は有していないため、軽量で持ち歩きの邪魔にならない。
図1に示すように、複数枚のフィルム2のそれぞれの端部には、ラベル3が取り付けられていることが好ましい。このラベル3を引っ張ることによって複数枚のフィルム2のうちから1枚のフィルムのみを剥がすことができる。各ラベル3は、それぞれ互いに重なる位置に取り付けられていることが好ましい。これにより複数のラベル3のうちの一番上のラベル3を引きはがすことによって再使用可能な食器10から複数枚のフィルム2のうちの再外層の1枚(一層)ずつフィルム2を剥がし取り易くすることができる。ラベル3は、使用者がフィルム2を1枚ずつ剥がし取り易い構造であれば、枚葉上のシートに限られない。
(複数枚のフィルム)
ここで、複数枚のフィルム2について説明する。複数枚のフィルム2は、熱収縮フィルムであり、通常の飲食を行う条件下において、熱的、化学的及び物理的安定性に優れる素材で構成される。フィルム2の素材として、具体的には、延伸ポリプロピレン(Oriented Polypropylene)、ポリエチレンテレフタラート(Polyethylene terephthalate)、ポリスチレン(Polystyrene)等が挙げられる。フィルム2の市販品の一例としては、サランラップ(登録商標)又はクレラップ(登録商標)が挙げられる。これらの素材のうち少なくとも1種を用いたフィルム2は、被覆する食器の形状を出来得る限り保つために、1枚あたりの厚さが1μm〜500μmであることが望ましい。また、食事時の使い易さ(食物の扱い易さ、フィルム2の剥がし易さ等)を考慮すれば、フィルム2の1枚あたりの厚さは、1μm〜100μmが好適である。図1においては、複数枚のフィルム2がいずれも透明な場合を示しているが、もちろん透明が必須というわけではない。
複数枚のフィルム2は、N層(Nは2以上の自然数)のフィルムに被覆されていればよい。フィルム2の剥がし易さや食事時における食器1の使い易さを考慮すると、フィルム2の最多積層数は50層までとすることが望ましく、より好ましくは30枚以下、さらに好ましくは20枚以下である。すなわち、食器1に対するフィルム2の被覆回数は最大でも50回までとすることが望ましい。
ここで、本実施形態の再使用可能な食器10の使用方法の一例を説明する。再使用可能な食器10は、販売時には、複数枚のフィルム2の最外層が包装材と同様の役割を果たすことを想定している。このため、使用者が初めて再使用可能な食器10を使用する際は、まず複数枚のフィルム2のうちの最外層のフィルムを剥がして使用する。初回の使用が終わると、使用者は最外層のフィルムを剥がしておく。もちろん、初回の仕様が終わったときに最外層のフィルムを剥がすことなく、次回の使用時に最外層のフィルムを剥がしてもよい。このようにして使用回数を重ねた結果、複数枚のフィルム2の全てが使用された後には、最終的には食器1を直接使用することになる。すなわち、N層のフィルム2が食器用具に装着されている構成の再使用可能な食器10は、最小でもN回利用することができる。
本考案の再使用可能な食器10におけるフィルム装着対象食器1は、製造コストの削減や自然環境に配慮して、例えばリサイクル資源等の安価な素材で製造されることが想定されるため、家庭や飲食店等で常用される食器より耐久性が低くなっている。ただし、フィルム装着対象食器1は、装着されたフィルム2すべてが剥がし取られた後も、最低1回は利用可能である。
上記使用方法は一例であって、例えば、本実施形態の再使用可能な食器10が販売時に何らかのパッケージやビニール袋等によって包装される場合もあり得る。この場合、初回利用時において、複数層のうちの最外層のフィルムを剥がさずに使用できるので、最小の利用回数は1回増えてN+1回となる。ただし、再使用可能な食器10の保存状態等に応じた衛生状態等によっては、初回使用時及び毎回の使用後以外に、毎回の使用前にもフィルムを剥がすことが必要となる場合もあるため、再使用可能な食器10の利用可能な最少回数は必ずしもN回又はN+1回というわけではない。
本実施形態におけるフィルム装着対象食器1は、図1に示すように上表面が深い凹形状に形成されている。このため、複数枚のフィルム2で食器1を被覆するときには、例えば複数枚のフィルム2のそれぞれを食器1の上表面の浅い凹形状に沿うように上から押圧しながら、順次食器1に密着させてフィルム装着対象食器1を被覆する。
本考案の再使用可能な食器10は、図1及び図2に示すような形状のお皿のみに限られず、扁平な形状のお皿であってもよいし、さらに深みが増した丼であってもよく、またスプーンのような小型の食器であってもよい。スプーンに対して複数枚のフィルムを被覆する場合には、スプーン全体に対して複数枚のフィルムを被覆してもよいが、複数枚のフィルムの装着範囲を食物及び使用者の口に接する部分のみに限定してもよい。
上記説明は、本考案の好ましい実施形態を説明したものに過ぎず、本明細書及び実用新案登録請求の範囲に適用される他の均等な構造的変更についても本考案の範囲に含まれるものとする。
1 食器(フィルム装着対象食器)
2 複数枚のフィルム
3 ラベル
10 再使用可能な食器

Claims (3)

  1. 下側に凹みがある形状の食器に合わせて、当該食器の表面の少なくとも一部を取り外し可能な複数枚のフィルムを密着させて被覆した構造を備えることを特徴とする再使用可能な食器。
  2. 前記複数枚のフィルムのそれぞれの端部に取り付けられたラベルをさらに有し、当該ラベルを引っ張ることによって前記複数枚のフィルムのうちのうちから1枚のフィルムのみを取り外すことができる請求項1に記載の再使用可能な食器。
  3. 前記複数枚のフィルムは、サランラップ(登録商標)又はクレラップ(登録商標)を重ねたものである請求項1又は2に記載の再使用可能な食器。
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