JP3223532B2 - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP3223532B2
JP3223532B2 JP21842091A JP21842091A JP3223532B2 JP 3223532 B2 JP3223532 B2 JP 3223532B2 JP 21842091 A JP21842091 A JP 21842091A JP 21842091 A JP21842091 A JP 21842091A JP 3223532 B2 JP3223532 B2 JP 3223532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、時計の電池・回路周辺構造の改
善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、時計の構成部材を保持・固定する
押え板である電池プラス端子の固定手段として、基枠に
圧入された複数のネジピンとネジにより固定する。また
は合成樹脂製の基枠上に設けた複数のダボを熱あるいは
機械的に変形させて固定する方法などが知られていた。
【0003】さらに電池プラス端子より基枠側面に伸び
た弾性梁部と基枠側面の凸部を係合させる方法も見うけ
られる様になってきた。
【0004】従来、時計の構成部材を保持・固定する押
え板である電池プラス端子の案内固定手段として前記手
段以外にも、基枠のダボ外径に電池プラス端子のバーリ
ング加工された案内穴内径を圧入係合して案内手段と
し、前記電池プラス端子のバーリング形状と異なる位置
の基枠に圧入されたネジピンとネジで電池プラス端子を
固定するというように2つの手段を組合せて案内固定す
る手段も一般的である。
【0005】従来、導通バネ部材である電池マイナス端
子の基枠からの係合外れ対策として、基枠に圧入された
ネジピンとネジにより狭持する。または基枠ダボを高く
し、電池マイナス端子が傾いても係合外れをおこさない
ような手段が知られている。
【0006】従来、時計の回路ブロック上に実装される
電気素子類である昇圧コイルの出力側が圧電素子と導通
しない状態であっても、ブザ出力時に昇圧コイルが昇圧
していた。
【0007】従来、時計の構成部材を保持・固定する押
え板である電池プラス端子のスイッチバネは、他部品と
係合せず曲げ形状のまま基枠に組込んでいたため、電池
プラス端子のスイッチバネは初期状態でのたわみを有し
ていなかった。
【0008】従来、電池プラス端子のスイッチバネは、
回路ブロックとの導通部とボタンとの接点部が同一位置
であるか、または異なる位置の場合でも、2点間が剛体
であった。
【0009】従来、ICのシステムリセット方法として
は、複数のボタン全てを同時押しする。または、リュー
ズを2段目まで引き出しておき、2つのボタンを同時押
しするなどの手段が一般的であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の電池プラ
ス端子の固定手段は、ネジピンとネジによる固定の場合
分解時にネジを緩める手間があり、またネジにキズなど
があると外観をそこなうためネジを交換しなければなら
なかった。また基枠である地板のダボを熱あるいは機械
的に変形させた場合には、分解不可能であり部品交換な
どのアフターサービス性に欠けていた。また弾性梁部を
用いた場合にも、分解組立を繰返すと弾性梁部を破損す
るといった問題点を有していた。
【0011】また、電池マイナス端子の案内である地板
のダボを高くすると時計体が厚くなる。さらにネジピン
とネジにより締め付け固定する場合は、部品点数増によ
るコスト増になる。
【0012】また、バーリング形状と地板案内ダボによ
り電池プラス端子の案内をする場合、バーリング形状と
異なる位置のネジピンとネジにより固定しなければなら
ないため、平面的なレイアウト上で、大きな制約となっ
ていた。
【0013】また、回路ブロック上に実装された昇圧コ
イルの出力側が圧電素子と導通していない状態であって
もブザ出力信号が昇圧されていたため、CMOS−IC
がブザ出力によるノイズの影響を受けてシステムリット
などの誤動作が発生するといった問題点を有していた。
【0014】また、電池プラス端子のスイッチバネが地
板などと係合せずに、曲げ形状のまま組込まれていたの
で、部品加工での曲げ形状のバラツキがそのまま初期状
態のスイッチバネの位置ズレになり、ボタン押し込み時
にスイッチング不良が発生していた。またスイッチバネ
の回路ブロックとの導通部とボタンとの接点部が同一位
置、または異なる位置でも2点間が剛体の場合、ボタン
を押し込みすぎるとスイッチバネに必要以上の応力がか
かり折れ、ヘタリの原因になるといった問題点を有して
いた。
【0015】また、ICのシステムリセットをおこなう
場合、通常の携帯時のボタンなどの操作ではありえない
操作方法によりおこなうが、リューズを2段目まで引き
出した状態の場合、もし落下させると巻真が折れてしま
ったり、また複数のボタン全てを同時押しする方法の場
合、時計を手でつかんだ時などにシステムリセットされ
てしまう可能性があった。
【0016】この様に従来の技術では多くの問題点を有
しており、本発明はこの様な問題点を解決するもので、
その目的とするところは、アナログ電子時計の電池・回
路周辺部の品質・性能の向上および小型化された時計を
提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、時計の基枠、前記時計の電
源となる電池、前記時計の構成部材を保持、固定する押
え板を備えた時計において、前記押え板は、前記電池の
組込状態においては前記基枠の被係合部に係合し、側面
より前記電池を圧接固定するための弾性を有するととも
に、前記電池の非組込状態においては前記弾性により前
記被係合部と非係合状態となる係合部を有することを特
徴としている。
【0018】上記課題を解決するため、請求項1記載の
構成は、時計の基枠、前記時計の電源となる電池、前記
電池を保持、固定する電池導通部材を備えた時計におい
て、前記電池プラスは、前記電池の組込状態においては
前記基枠の被係合部に係合し、側面より前記電池を圧接
固定するための弾性を有するとともに、前記電池の非組
込状態においては前記弾性により前記被係合部と非係合
状態となる係合部を有することを特徴とする。
【0019】上記課題を解決するため、請求項2記載の
構成は、時計の基枠、前記基枠に載置された電池、前記
電池を保持・固定する電池押え板、前記基枠に圧入した
ネジピン、前記ネジピンと係合するネジを有する時計に
おいて、前記電池押え板は、バーリング形状の案内穴を
有し、該バーリング形状の案内穴と前記基枠のネジピン
を案内係合し、かつ、前記電池押え板は、前記基枠上面
に載置され、前記基枠と前記ネジとにより挟持固定され
た状態で前記電池の上面を押圧していることを特徴とす
る。
【0020】上記課題を解決するため、請求項3記載の
構成は、時計の基枠、前記時計の電池のマイナス極側の
導通バネ部材、前記導通バネ部材と平面的に重なる電気
素子、前記電気素子を下面に実装する回路ブロックを有
する時計において、前記導通バネ部材は、前記電気素子
と平面的に重なる位置にある前記基枠の少なくとも一つ
以上の突起により案内され、前記導通バネ部材と前記回
路ブロックに実装された前記電気素子が平面的に重な
り、かつ、前記電子素子下面が断面的に前記基枠の突起
上面より下に位置することを特徴とする。
【0021】上記課題を解決するため、請求項4記載の
構成は、昇圧コイル、圧電素子、外装部材である裏ブ
タ、前記圧電素子を駆動させるIC、前記昇圧コイルと
前記圧電素子との導通を可能とする導通バネ、前記導通
バネを備えた電池導通部材とを有する時計において、前
記裏ブタを閉めたときのみ、前記導通バネによって、前
記昇圧コイルと前記圧電素子との導通が可能となるとと
もに、前記圧電素子はICにより駆動が可能となること
を特徴とする。
【0022】上記課題を解決するため、請求項5記載の
構成は、時計の基枠、電池導通部材、電気素子類が実装
された回路ブロック、外部操作部材であるボタンを有す
る時計において、前記電池導通部材と一体で構成される
スイッチ弾性バネは、先端部に前記回路ブロックとの導
通部を有し、かつ、前記スイッチ弾性バネはその中央部
に断面的に前記導通部とは異なる位置に前記外部操作部
材との接触部を有し、前記スイッチ弾性バネは、前記基
枠の外周部に設けられた被係合部である突起部に前記導
通部の背面とを係合させて、初期タワミを持たせたこと
を特徴とする。
【0023】上記課題を解決するため、請求項6記載の
構成は、外部操作部材であるボタン、外部操作部材であ
るリューズ、ICを有する時計において、少なくとも一
つ以上のボタンの押圧操作とともに前記リューズの回転
により、前記ICのシステムリセットを行うことを特徴
とする。
【0024】上記課題を解決するため、請求項7記載の
構成は、外部操作部材であるボタン、外部操作部材であ
るリューズ、ICを有する時計において、少なくとも2
つ以上のボタンの同時押しとともに前記リューズの回転
により前記ICのシステムリセットを行うことを特徴と
する。上記課題を解決するため、請求項8記載の構成
は、請求項4において、前記裏ブタが開いているとき、
前記圧電素子と前記昇圧コイルのどちらか一方は、前記
ICと結線されない状態であることを特徴とする。
【0025】
【実施例】以下、本発明について実施例に基づき詳述す
る。図1は本発明の多機能電子時計の一実施例を示す表
平面図である。本実施例では2つのステップモータを用
い、多機能化を実現している。
【0026】1はプラスチック樹脂成形より成る地板で
あり、2は電池である。3は時分針の時刻を指針表示す
るための輪列を駆動するステップモータAであり、高透
磁率材より成る磁心3a、磁心3aに巻かれたコイルと
その両端を導通可能に端末処理したコイルリード基板3
bとコイル枠3cより成るコイルブロック3d、高透磁
率材より成るステータ4、ロータ磁石5aとかな5bよ
り成るロータ5により構成されている。また、6、7、
8はそれぞれ、五番車、三番車、二番車であり、9は日
の裏車、10は筒車である。分針の付く二番車8と、時
針の付く筒車は時計体のセンター位置に配置されてい
る。これらのモータ及び輪列構成により、時計体のセン
ターにそれぞれの機能に応じた時分表示を行なってい
る。たとえば、現時刻表示機能状態では通常時分表示、
ストップウォッチ機能状態ではストップウォッチ計測時
分表示、アラームセット機能状態ではアラームセット時
刻時分表示等となる。図2は、この時分表示のための輪
列の係合状態を示した断面図である。図に示した様に、
ロータかな5bは五番車6の歯車6aと噛み合い、五番
かな6bは三番車7の歯車7aと噛み合っている。ま
た、三番車7のかな7bは二番車8の歯車8aと噛み合
っている。このロータかな5bから二番歯車8aまでの
減速比は1/120となっており、ロータが15秒間に
半回転(180°)することにより、二番車は3600
秒即ち60分に1回転し、時刻の分表示が可能となる。
11は分表示のために二番車8の先端にかん合された分
針である。また、二番かな8bは日の裏車9の歯車9a
と噛み合い、日の裏かな9bは筒車10と噛み合ってい
る。二番かな8bから筒車10までの減速比は1/12
となっており、時刻の時表示が可能となっている。12
は時表示のために筒車10の先端にかん合された時針で
ある。
【0027】図1において、13はストップウォッチ秒
及び日付表示のためのステップモータBであり、高透磁
率材より成る磁心13a、磁心13aに巻かれたコイル
とその両端を導通可能に端末処理したコイルリード基板
13bとコイル枠13cより成るコイルブロック13
d、高透磁率材より成るステータ14、ロータ磁石15
aとかな15bより成るロータ15により構成されてい
る。また、16、17、18、19はそれぞれ秒CG第
一中間車、秒CG第二中間車、秒CG第三中間車、秒C
G車であり、秒CG車19は時計体のセンター位置に配
置されている。これらの輪列構成により、時計体のセン
ター位置に時分針と同軸にストップウォッチの秒及び日
の表示を行なっている。図3は、このストップウォッチ
秒及び日表示のための輪列係合状態を示した断面図であ
る。図に示した様に、ロータかな15bは秒CG第一中
間車16の歯車16aと噛み合い、秒CG第一中間かな
16dは秒CG第二中間車17の歯車17aと噛み合っ
ている。そして、秒CG第二中間かな17bは秒CG第
三中間車18の歯車18aと噛み合い、秒CG第三中間
かな18bは秒CG車19の歯車19aと噛み合ってい
る。このロータかな15bから秒CG歯車19aまでの
減速比は1/900となっている。20は秒表示及び日
表示のために秒CG車19の先端にかん合されたセンタ
ー針である。このセンター針はそれぞれの機能状態によ
り、一端で秒表示、他端でカレンダー表示の機能となる
針である。また、図1において、21は時計体の12時
方向の軸上に配置された1/10秒CG車であり、ロー
タ15、秒CG第一中間車16、1/10CG車21に
よる輪列構成により、1/10秒ストップウォッチ表示
を行なう。図4は、このストップウォッチ1/10秒表
示のための輪列の係合状態を示した断面図である。図に
示した様に、秒CG第一中間かな16bは秒CG車21
の歯車と噛み合っている。ロータかな15bから秒CG
歯車21aまでの減速比は1/15となっている。
【0028】ストップウォッチ機能状態において、CM
OS−IC32からの電気信号により、ロータ15は1
/10秒ごとに180°×3回転する。これにより秒C
G車19は1/10秒ごとに0.6°即ち1秒間に0.
6°×10ステップ回転し、60秒に1回転する秒表示
が可能となる。また、1/10秒CG車21は1/10
秒ごとに36°即ち1秒間に36°×10ステップ回転
し、1/10秒表示が秒CG車と連動して可能となる。
また、現時刻表示機能状態においては、CMOS−IC
32からの電気信号により、ロータ15は180°×3
0回転あるいは180°×60回転する。これにより秒
CG車19は6°あるいは12°回転し、センター針2
0は一端で日の表示が可能となる。日の表示の実施例と
して、秒CG車19が6°きざみで表示した場合、たと
えば3時位置から9時位置にかけて1〜31の半周カレ
ンダー表示が可能となる。また、12°きざみの場合、
29−30と30−31の間隔を6°きざみにすると全
周カレンダー表示が可能である。後述の実施例の外観図
では全周カレンダー表示の実施例を示す。
【0029】図1において22は外部操作部材でありリ
ューズの付く巻真。23は該巻真22と係合するおしど
りである。おしどり23はかんぬき24と係合し、巻真
22の引き出し位置を決めると同時に、スイッチレバー
25と下面ダボ23Cと係合し、スイッチレバー25を
連動させる。かんぬき24はおしどり23との係合によ
りつづみ車26を巻真22の軸方向に位置を決める。こ
れらの切換構造により、時計体としての回路的切換状態
を設定している。図5はこの切換構造の係合状態を示し
た断面図である。図に示した様に、おしどり23は地板
1に組み込まれたおしどり軸27に軸支され、一段下が
った側面23aでかんぬき24と係合し、その下面に一
体で構成されたダボ23cでスイッチレバー25と係合
する。また、一段上がった下面部23bで巻真と係合し
ている。おしどり23は、電池プラス端子28のおしど
り押えばね28aにより押圧固定され、安定すると同時
におしどり23がおしどり軸27で受ける面を基準とし
て上下に三段となっており、巻真22から受ける力とか
んぬき24から受ける力のモーメントを最小にし、おし
どり23がこじ上げられることなく安定させることが可
能となる。かんぬき24とスイッチ部材であるスイッチ
レバー25は輪列受29と地板1の間で一定のスキマを
持って挟持され、案内されている。スイッチレバー25
は地板1のダボ19を中心として回転可能であり、おし
どり23に連動することにより、スイッチレバー25の
回路との接点ばね部25aが回路ブロック30に圧接さ
れる。また、スイッチレバー25は回路ブロック30に
圧接すると同時にその反力でモード修正ジャンパ31と
圧接導通をする構造となっている。モード修正ジャンパ
31は電池プラス端子28のプラス導通ばね28bによ
りプラス導通され、スイッチレバー25に導通するもの
となる。
【0030】図1において、28は電池プラス端子であ
り、弾性導電性部材よりなる。電池2は電池プラス端子
28の電池側圧ばね28cと28dにより保持導通され
ており、上面を電池押え板33により固定されている。
電池プラス端子28は3時に位置する巻真22に対して
ほぼ対称にスイッチばね部28e、28fを有する。ま
た、電池プラス端子は時計体と外装部材である裏ブタと
の間に位置する耐磁板のガタ防止用のばね28g、28
h、28i、時計体の断面方向のガタ防止用ばね28
k、28l、28m、水晶ユニットの押えばね28n、
昇圧コイルへのプラス導通ばね28pを有する。これら
の弾性ばね構成により、時計体としての導通、部品の保
持固定、時計体の保持等を行なっている。
【0031】図6は電池プラス端子28によって保持さ
れている電池2の固定部を示した断面図である。図に示
した様に、電池2は電池プラス端子28の電池側圧ばね
28cと28dにより側面より保持すると同時にプラス
導通を行なっている。電池側圧ばね28dの電池組み込
み以前の状態は2点鎖線で示す様に28d′の位置にあ
り、電池2の組み込みと同時に地板の1の被係合部1b
に電池プラス端子28の係合部28d−1が係合するこ
とにより、ばねの側圧で電池2を保持し、電池プラス端
子28の断面上方への浮き上りを防止できる構造となっ
ている。また、電池押え板33は地板1に打ち込み固定
されたねじピン81の電池側先端部に案内されるバーリ
ング部33aを有し、該バーリング部33aの外周を逃
げる地板の開口部1cの外周部とねじ91の締め付けに
より挟持、固定されている。また、電池押え板33は前
記バーリング部33aで位置決めされると同時に、電池
プラス端子28の位置決用穴部28qに係合する係合部
33bにより回転方向位置決めがされる。電池押え板3
3を組み込み固定する場合に、バーリング部33aで位
置決めし、さらに同じ位置でねじ91を締め付け固定で
きることから、非常に少スペースで部材の固定が可能と
なっている。また、前述したように電池プラス端子28
の電池側圧ばね28dは、電池2の取外しと同時に28
d′の位置に戻るため、ねじなどを外すといった工程を
必要としない構造となっている。
【0032】図7は電池導通部材28によって構成され
るスイッチばね部28fのスイッチ部を示した断面図で
ある。また、図8、9は回路基板30aと電池導通部材
28のスイッチ導通部28f−1との接点部を示した断
面図および、ボタン押し当て部28f−2を示した断面
図である。図8に示した様に、電池導通部材28のスイ
ッチばね部28fの先端に位置するスイッチ導通部28
f−1はばね組み込み前の状態において、2点鎖線で示
す28f−1′の位置にあり、組み込みと同時に地板1
のばね引っ掛け部1dに係合し、ばねに初期たわみを持
たせている。スイッチばねに初期たわみを持たせること
により、スイッチ導通部やボタン押し当て部の平面的ば
ね位置のばらつきをおさえることができると同時に、ボ
タンをもどすための反力を持つことが可能となる。本実
施例ではばね先端部のスイッチ導通部28f−1を地板
1dに引っ掛けたことにより、ばねの中ほどに位置する
ボタン押し当て部の平面的位置はばらつきなく安定する
ものである。次にボタン押し時について詳述する。スイ
ッチばね部28fはばね根元部28f−3とスイッチ導
通部28f−1に対してボタン押し当て部28f−2が
Tの字形に構成されている。ボタン34を押すことによ
りスイッチ導通部28f−1に接しスイッチ入力がされ
る。さらにボタン34が押されてもスイッチばね部のボ
タン押し当て部28f−2がねじれることにより、ボタ
ン34を押し込みすぎてもスイッチばね部28fに必要
以上の応力は発生せず、折れ、ヘタリ等は皆無である。
【0033】次に回路ブロック30の回路構成について
記述する。図1において、35は電池マイナス端子、3
6は圧電素子に圧接するブザーリード端子である。回路
ブロック30に実装される電気素子類として、37は昇
圧コイル、38はブザー用トランジスタ、39は電池保
護用コンデンサー、40は歩度緩急用コンデンサー、4
1は水晶振動子を内装した水晶ユニット、そして32は
電気信号を伝えるCMOS−ICである。また、42は
回路ブロック30とコイルリード基板3b、13bのそ
れぞれを断面的に圧接導通させるための回路スペーサで
ある。電気回路構成は後に記述するものとして、ここで
は回路構造について詳述する。CMOS−IC32は回
路基板30aにワイヤーボンド実装された後に、モール
ド30bにより固着されている。他の素子はハンダ付実
装されて固定されている。
【0034】図10は電池マイナス端子35の導通構造
を示した断面図である。電池マイナス端子35は地板1
の案内ダボ1e、1fで案内され、地板の肩部1gを支
点として一端を電池2の(−)側に接し、他端を回路基
板30aに接する構造となっている。電池マイナス端子
35とブザー用トランジスタ38は平面的に重なる様に
配置されている。トランジスタ38は外周を樹脂材料で
被覆されており、接してもショートしないものとなって
いる。また、同図において電池プラス端子28のガタ防
止用ばね28kは近傍に昇圧コイル37にプラスの電位
を導通させるばね28pが構成されている。ガタ防止用
ばね28kは外装部材である裏ブタ71が組み込まれる
ことにより、ばね28pをともなってたわみ、ばね28
pが回路基板30cに圧接する。すなわち、昇圧コイル
37は外装を組み込み、コンプリート状態になって初め
てプラスの電位を得る構造となっている。これは圧電素
子が結線されない状態において、ブザーの出力があった
場合、該出力ノイズによりCMOS−ICがリセットさ
れてしまう可能性があるためである。
【0035】また、前述したように図10において電池
マイナス端子35の位置決めである地板1の案内ダボ1
eと1fの中間に、平面的に重なるようにトランジスタ
38が配置されている。平面的に重ねたことにより、通
常のトランジスタ38の実装位置は他部品と重ならない
ように配置するため、少スペース化が可能となり、他部
品の配置に余裕をもたせることができる。また地板1の
案内ダボ1e・1fとトランジスタ38の断面的な重な
りH1を一定量確保することにより、衝撃が加わった時
などに電池マイナス端子35が案内1e・1fから係合
外れをおこさない構造にすることができる。
【0036】図11は図1で示した本発明の多機能電子
時計の一実施例を示す裏平面図である。図1とともに本
発明の電子時計が、基本時計機能に加えてストップウォ
ッチ機能、アラーム機能、タイマー機能、デュアルタイ
ム表示機能等を時計体中心及び3時、9時、12時位置
に配した針式表示により行なうことを示すものである。
それぞれの機能を文字板上の6時位置に配した窓により
表示するモード表示構造について、次に説明する。
【0037】図12は図1の切換部とモード修正接点部
を示す要部表平面図であり、図13、14、15はモー
ド修正構造を示す断面図である。図11〜14におい
て、通常携帯状態において巻真22を回すことによりモ
ード切替えが可能な様に、巻真0段目でつづみ車26が
モード修正伝え車101と噛み合っている。巻真22を
廻すと、つづみ車26が回転し、更にモード修正伝え車
101、第一モード修正中間車102、第二モード修正
中間車103を介してモード修正車軸104に回転が伝
わる。モード修正車軸104は図13に示す様に時計体
の表側から裏側(文字板72側)へ貫通しており、地板
1及び輪列受29に各々設けた案内穴に案内、保持され
ている。モード修正車軸104の地板係合部104aは
円形断面を有しており、ロータリースイッチであるモー
ド接点ばね105の係合部104b及び第二モード修正
中間車103との係合部104cは図12に示す様なD
形形状を有し、前記モード接点ばね105、前記第二モ
ード修正中間車103各々に設けたD形形状穴と係合
し、前記3部品は一体的に回転する様構成されている。
前記モード接点ばね105の接点部105a及び105
bは、電気素子類を実装した回路ブロック30の基板3
0a上のパターン30d、30e、30f、30g、3
0hと接触するものとなる。前述した構造により巻真操
作に連動してモード接点ばね105が回転し、前記接点
部105a及び105bと前記パターン30d〜30h
の接点の組合せが変わることにより、モードが電気的に
切替えられることが可能となる。すなわち、モード接点
ばね105の接点部105bはつねにプラス電位の30
dに導通され、他端の接点部105aがオープン(無接
触状態)か、30e、30fあるいは30gにどの様に
組み合せられて接しているかで、max23 通りの状態
を作り出すことが可能となる。また、巻真通常状態にお
いて巻真を回転させながらAおよびBスイッチを同時押
しすることにより、前記モード接点ばね105の接点部
105aが回路基板上のパターン30hと導通し、前記
回路基板30a上のCMOS−ICのシステムリセット
をすることが可能である。
【0038】モード修正車軸104はモード修正ジャン
パ31の躍制部31aをモード修正車軸104に一体で
形成した躍制歯車104eに係合させることにより回転
位置決めされている。モード修正ジャンパ31は地板1
のダボ1h、1iで組み込み案内され躍制部31aは地
板1jに引っ掛けられ位置決めされる。この状態でモー
ド修正車軸104の躍制歯車104eとモード修正ジャ
ンパ31の躍制部31aとは一定のスキマH2 を有して
いる。スキマを設けない方がモード修正車軸104の回
転位置決めはガタ付きなくできるが、組立工程において
モード修正車軸104の案内が地板だけの時にモード修
正ジャンパ31により力を加えると傾き、後で組込む輪
列受が非常に組込みずらくなってしまう。従って前述の
スキマH2 を設けることにより、組立性の向上が図られ
ている。ただしスキマH2 は大きすぎると位置決めが不
可能となるため、2/100mm程度に設定されてい
る。
【0039】巻真22を回転させることにより、モード
修正車軸104の躍制歯車104eがモード修正ジャン
パ31の躍制部31aの頂点を越えるまでは巻真に負荷
トルクを持ちながら回転する。そして前記躍制部31a
の頂点を越えてから静止位置までは、モード修正ジャン
パ31の躍制力によって回転する構造となっている。従
ってモード修正車軸104から、第二モード修正中間車
103、第一モード修正中間車102、モード修正伝え
車101、つづみ車26を介する巻真22までのモード
の修正に関わる伝達系において、モード修正車軸104
がモード修正ジャンパ31の躍制力によって確実に回転
できる様に配慮が必要となる。本実施例ではモード修正
車軸104の係合部104cのD形形状と第二モード修
正中間車103のD形中心穴形状において、モード修正
車軸104の躍制歯車104eの歯車ピッチの半分以上
回転方向に遊びが得られる様に、第二モード修正中間車
103のD形中心穴形状の穴幅を広げている。従ってモ
ード修正車軸104の動きがスムーズになり、以下に述
べるモード表示車106の動きもスムーズにすることが
可能となる。図11においてモード表示車106は合成
樹脂材から成り、“Time”“Reset”、“→0
←”、“Chrono”、“Timer”等の機能状態
を示す文字列、マーク等が印刷されたモード表示部10
6bと表示部の内側に設けた内歯を有しており、地板1
に設けたほぼ時計中心を中心とする円弧形状を有する案
内部1kに前記内歯部で案内されている。本実施例では
6時方向に位置する表示を、文字板72の6時方向に設
けられた窓穴72aからのぞかせることにより、選択的
にモード状態を表示する構造となっている。107はモ
ード修正車であり、中心に設けたD形穴でモード修正車
軸104のモード修正車係合部104dと係合してお
り、前記モード修正車軸104と一体的に回転する。モ
ード修正車107はモード表示車106の内歯と噛合し
ており、モード修正車軸104の回転をモード表示車1
06に伝える。従ってモード表示車106は時計中心を
回転中心として回転可能となる。前述の構造によればモ
ード表示車106のモード表示部106bを時計中心に
対して外周寄りに配置可能となり、結果としてモード表
示部106bにおける1モード分の表示領域が広くな
り、大きく見易いモード表示が可能となる。モード表示
車106はモード表示ジャンパ108により平面位置決
めを行ない、断面方向はモード表示車押え板109によ
り一定のスキマをもち挟持されている。このモード表示
ジャンパ108によるモード表示車106の躍制力はモ
ード修正車107を介してモード修正車軸104に負荷
として伝わる為、このモード表示ジャンパ108の躍制
力は前述したモード修正ジャンパ31の躍制力に対して
極力弱く設定を行っている。モード表示ジャンパ108
を用いることによりモード表示位置のバラツキを少なく
できる為文字板の窓穴とモードを示す文字列、マーク等
とのスキマを少なくでき、その分文字サイズを大きくす
ることが可能となる。
【0040】巻真22の回転操作により前述した様にモ
ード修正車軸104が回転し、時計体の表側で電気的な
モード切替えができると同時に、時計体の裏側でモード
修正車107を介してモード表示車106が回転しモー
ド表示が切替わる構造となっている。本実施例ではモー
ド修正車軸104の躍制歯車104eの歯数は6枚であ
り、モード修正車軸104一周に対して、6つの機能状
態が可能となっているモード修正車107の歯数を12
枚、モード表示車106の歯数を24枚とし、モード修
正車軸104の1周に対してモード表示車106が半周
する様な設定としている。また、モード修正車107と
モード表示車106の機能状態の位相を合わせるため
に、モード修正車107に位置決め用穴107aとモー
ド表示車106に印刷で・106aを設け、お互いに合
わせた位置に組み込みを実施している。これにより電気
的なモード設定状態に合致したモード表示が可能とな
る。
【0041】109、110は各々モード表示車押え
板、筒車押え板であり、副針表示に関わる車類及びモー
ド表示に関わる車類の押え部材である。モード表示車押
え板109は文字板72と同様にモード表示用の窓穴1
09aを有している。本実施例においては6時方向にモ
ード表示部を設定したが、本発明のモード表示構造によ
れば、モード表示車106のモード表示部が回動する範
囲であればどの位置にでも表示部を設定できる為、デザ
イン上の自由度が高まる。また、モード表示車押え板1
09はモード表示車106のモード印刷面を擦すらない
様にほぼモード表示車106の内歯の歯底位置付近に段
差109bを有している。モード表示車押え板109は
モード表示車106の歯部を断面的に一定のスキマを介
して保持し、その外周部に段差を設け印刷面の保護を行
なう構造が可能である。さらに筒車押え板110は時計
体の中心部に配置した筒車10の断面位置決めを行な
う。筒車押え110の筒車10の上部には曲げおこし部
110a、110bを有しており、モード表示車押え板
109との間に位置する。これは筒車10の先端部にか
ん合する時針12の針抜き時において、筒車10の浮き
上りを文字板72とモード表示車押え109を介して防
止し、筒車10に噛合する日の裏かな9bや24時中間
車111の歯つぶれを皆無にすることができる効果を有
する。
【0042】図12において、スイッチ部材であるスイ
ッチレバー25は、巻真22の引き出しに伴ない、おし
どり23を介して地板に形成した回転軸1hを中心に回
転し、接点部25aにより巻真1段目では回路基板上に
形成されたパターン30iと導通し、巻真2段目におい
てはパターン30jと導通する。これにより、前述した
モード接点ばね105の回路パターンとの接触状態との
組み合わせにより、時分針や日付の修正状態を作り出し
ている。
【0043】図11において、10は筒車であり前述し
た表輪列構成により時表示を行なう。111は筒車と噛
合する24時中間車であり、112は該24時中間車に
噛合する24時車である。また、113は同じく筒車に
噛合するDT24時中間車であり、114は該DT24
時中間車に噛合するDT24時車である。24時車11
2とDT24時車114、さらに前述した1/10CG
車21は時計体の中心から等距離位置に配置されている
副針用指針車である。これらの裏輪列構成により、24
時とデュアルタイム24時の表示を行なっている。図1
4、16はこの24時、デュアルタイム24時表示のた
めの輪列噛合状態を示した断面図である。図に示した様
に、24時車112及びDT24時車114は筒車10
から各々24時中間車、DT24時中間車を介して1/
2に減速され、24時間を示す副針指針車として機能す
る。DT24時車114は巻真22を一段引き出すこと
により、単独でデュアルタイムを修正できる構造となっ
ている。巻真22を一段引き出すことにより、前述した
おしどり23、かんぬき24の作動によりつづみ車26
が移動し、DT24時修正車115と噛合する。この状
態で巻真22を回転させることにより、DT24時修正
車115が回転し、該DT24時修正車115と噛合す
るDT24車114が回転する。DT24時車は筒車1
0とDT24H中間車113を介して連動しているが、
DT24時中間車113において歯車部113aとかな
部113bがスリップ回転可能な構造となっている為、
巻真22の操作によりDT24時車114の単独修正が
可能となり、デュアルタイム表示ができるものとなる。
【0044】次に本発明の多機能電子時計の回路構成に
ついて説明する。
【0045】図17に、CMOS−IC32と他の電気
素子との回路結線図を示す。図17において、2は酸化
銀電池、3bはステップモータAのコイルブロック、1
3bはステップモータBのコイルブロック、37及び3
8はブザー駆動用の素子であり、37は昇圧コイル、3
8は保護ダイオード付ミニモールドトランジスタ、39
はCMOS−IC32に内蔵されている定電圧回路の電
圧変動を抑えるための0、1NFのチップコンデンサ
ー、41はCMOS−IC32に内蔵されている発振回
路の源振となる超小型音叉型水晶振動子、40は歩度調
整用の緩急コンデンサー、53は圧電ブザーである。4
5はAスイッチ、46はBスイッチであり、プッシュボ
タンスイッチのプッシュ時のみ入力される。47はCス
イッチ、48はDスイッチであり、前述したスイッチレ
バー25とのスイッチとなり巻真22の引き出し位置を
電気的に判定するものである。スイッチC47が閉じた
時は巻真22が二段目であり、スイッチD48が閉じた
時は巻真22が一段目、スイッチC47とスイッチD4
8が開いている時は巻真22が通常位置であると判定さ
れる。49はRA1スイッチ、50はRA2スイッチ、
51はRB1スイッチであり、前述したモード切換部の
スイッチパターン30e、30g、30fに対応してモ
ードを電気的に切換えている。52はRB2スイッチで
あり、Aスイッチ45とBスイッチ46との同時入力に
よりCMOS−ICのシステムリセットを可能としてい
る。28Pは前述した昇圧コイル37へプラスの電位を
おとすための電池プラス端子ばねである。
【0046】図18に、本実施例で用いたCMOS−I
C20のブロック図を示す。図18に示した様に、CM
OS−IC32は、コアCPUを中心にしてワンチップ
上にプログラムメモリ、データメモリ、4個のモータド
ライバ、モータ運針制御回路、サウンドジェネレータ、
インタラプト制御回路等を集積したアナログ電子時計用
のワンチップマイクロコンピュータである。以下、図1
8について説明する。
【0047】201はコアCPUであり、ALU、演算
用レジスタ、アドレス制御レジスタ、スタックポインタ
インストラクションレジスタ、インストラクションデコ
ーダ等で構成されており、周辺回路とはメモリマップド
I/O方式によりアドレスバス(adbus)及びデー
タバス(dbus)で接続されている。
【0048】202は2048word×12bit構
成のマスクROMよりなるプログラムメモリであり、I
Cを動作させるためのソフトウェアを格納している。
【0049】203はプログラムメモリ202のアドレ
スデコ−ダである。
【0050】204は112word×4bit構成の
RAMからなるデータメモリであり、各種計時のための
タイマや各指針の針位置を記憶するためのカウンタ等に
用いられる。
【0051】205はデータメモリ204のアドレスデ
コ−ダである。
【0052】206は発振回路であり、Xin及びXo
ut端子に接続される音叉型水晶振動子を源振に327
68Hzで発振する。
【0053】207は発振停止検出回路であり、発振回
路206の発振が停止するとそれを検出し、システムに
リセットをかける。
【0054】208は第1分周回路であり、発振回路2
06より出力される32768Hz信号φ32K を順次分
周して、16Hz信号φ16を出力する。
【0055】209は第2分周回路であり、第1分周回
路208より出力される16Hz信号φ16を1Hz信号
φ1 まで分周する。尚、8Hzから1Hzまでの各分周
段の状態はソフトウェアによりコアCPU201内に読
み込むことができる。
【0056】また、本実施例のICに於いては、時計計
時等の処理のためのタイムインタラプトTintとし
て、16Hz信号φ16、8Hz信号φ8 、1Hz信号φ
1 を用いている。タイムインタラプトTintは各信号
の立下りで発生し、各インタラプト要因の読み込みとリ
セット及びマスクはすべてソフトウェアにより行なわ
れ、リセットとマスクについては各要因ごと個別に行な
えるように構成されている。
【0057】210はサウンドジェネレータであり、ブ
ザー駆動信号を形成しAL端子に出力する。ブザー駆動
信号の駆動周波数、ON/OFF、鳴鐘パターンはソフ
トウェアにより制御することができる。
【0058】211はストップウォッチ回路であり、1
/100秒計ストップウォッチを構成する際に1/10
0秒針の運針制御をハードウェアで行ないソフトウェア
の負荷を著しく軽減することが可能である。
【0059】212はモータ運針制御回路であり、具体
的には図19の様に構成されており、ソフトウェアから
の指令に基づいて各モータドライバーにモータ駆動パル
スを出力する。以下、図19について説明する。
【0060】219はモータ運針方式制御回路であり、
各モータの運針方式をソフトウェアからの指令に従って
記憶するとともに、正転駆動Iを選択するSa、正転駆
動IIを選択するSb、逆転駆動Iを選択するSc、逆
転駆動IIを選択するSd、正転補正駆動を選択するS
eの各制御信号を形成し出力する。
【0061】220は運針基準信号形成回路であり、具
体的には図20の様に構成され、ソフトウェアからの指
令により運針用基準クロックCdrvを形成し出力す
る。
【0062】図20に於いて、2201は3bitのレ
ジスタであり、ソフトウェアからの指令(アドレスデコ
−ダ2202の出力信号)によって、運針用基準クロッ
クCdrvの周波数を決定するためのデータを記憶す
る。2203は3bitのレジスタであり、プログラマ
ブル分周期2205から出力される運針基準用クロック
Cdrvの立下りで、レジスタ2201が記憶している
データをとり込み記憶する。2204はデコ−ダであ
り、レジスタ2203が記憶するデータに対応して、
2、3、4、5、6、8、10、16の数を2進数の形
で出力する。2205はプログラマブル分周器であり、
第1分周回路208から出力される256Hz信号φ
256 を、デコ−ダ2204から出力される数値をnとす
ると、1/nに分周し出力する。従って、運針基準信号
形成回路220は、ソフトウェアからの指令によって、
運針用基準クロックCdrvの周波数を128Hz、8
5.3Hz、64Hz、51.2Hz、42.7Hz、
32Hz、25.6Hz、16Hzの8種類から選択す
ることができる。また、運針用基準クロックCdrvの
周波数変更は、レジスタ2203にデータがとりこまれ
た時点でおこなわれ、レジスタ2203へのデータとり
こみは運針基準用クロックCdrvに同期しておこなわ
れるため、前の周波数faから次の周波数fbに切り替
わる際には、必ず1/faの間隔が確保される。
【0063】尚、正転駆動I及び逆転駆動を連続して行
なう場合には、運針基準用クロックCdrvの周波数は
64Hz以下に限定される。
【0064】221は、第1駆動パルス形成回路であ
り、図18に示した正転駆動I用の駆動パルスPaを形
成し出力する。
【0065】222は、第2駆動パルス形成回路であ
り、図19に示した正転駆動II用の駆動パルスPbを
形成し出力する。
【0066】223は、第3駆動パルス形成回路であ
り、図20に示した逆転駆動I用の駆動パルスPcを形
成し出力する。
【0067】224は、第4駆動パルス形成回路であ
り、図21に示した逆転駆動II用の駆動パルスPdを
形成し出力する。
【0068】225は、第5駆動パルス形成回路であ
り、補正駆動用のパルス群Pe(特開昭60−2608
83に開示されている通常駆動パルスP1 、補正駆動パ
ルスP2 、交流磁界検出時パルスP3 、交流磁界検出パ
ルスSP1 、回転検出パルスSP2 )を形成し出力す
る。
【0069】226、227、228、229は、モー
タクロック制御回路であり、具体的には第25図の様に
構成されており、それぞれステップモータの運針パルス
数をソフトウェアからの指令により制御する。
【0070】図25に於いて、2261は4bitのレ
ジスタであり、ソフトウェアにより指令された運針パル
ス数を記憶する。2262は4bitのアンプカウンタ
であり、ANDゲート2274を通過する運針用基準ク
ロックCdrvをカウントし、制御信号Sresetに
よりリセットされる。2263は一致検出回路であり、
レジスタ2261とアップカウンタ2262の内容を比
較し一致した時に一致信号Dyを出力する。2264は
オール1検出回路であり、レジスタ2261の内容がオ
ール1の時にオール1検出信号D15を出力する。226
5はモータ駆動パルス形成用トリガー信号発生回路であ
り、NOTゲート2266及び2267、3入力アンド
ゲート2268、2入力ANDゲート2269、2入力
ORゲート2270から成り、レジスタ2261にオー
ル1(15)がセットされた時にはそれ以外のデータが
セットされるまで繰り返しモータパルスを出力し続け、
オール1以外のデータがセットされた時にはそのデータ
分だけモータパルスを出力し、次のデータがセットされ
るまでモータパルス出力が停止するように構成されてい
る。2271は双方向スイッチであり、制御信号Sre
adが出力されたときにONし、アップカウンタ226
2のデータをデータバスに乗せる。2272は制御信号
形成回路であり、ソフトウェアからの指令によりレジス
タ2261に運針パルス数をセットするための信号Ss
et、アップカウンタ2262のデータを読み込むため
の信号Sread、レジスタ2261及びアップカウン
タ2262をリセットするための信号Sresetを形
成し出力する。尚、信号Sreadが出力された場合に
はNOTゲート2273とANDゲート2274により
運針基準用クロックCdrvの通過が禁止される。この
場合、読み込み後には信号Sresetを発生させてレ
ジスタ2261とアップカウンタ2262をリセットす
る必要がある。また、一致検出回路2263が一致を検
出した時(セットされたパルス数を出力し終えた時)各
モータはモータコントロールインタラプト(Mint)
を発生する。モータコントロールインタラプトが発生し
た場合には、ソフトでどのインタラプトが発生したかを
読み込むことができ、読み込み後にはリセットすること
ができる。
【0071】230、231、232、233はトリガ
ー形成回路であり、モータ運針方式制御回路219から
出力される運針方式制御信号Sa、Sb、Sc、Sd、
Seに対応してモータクロック制御回路から出力される
トリガー信号Trを221、222、223、224、
225の各駆動パルス制御回路がモータ駆動パルスP
a、Pb、Pc、Pd、Peを形成するためのトリガー
信号Sat、Sbt、Sct、Sdt、Setとして通
過させる。
【0072】234、235、236、237はモータ
駆動パルス選択回路であり、運針方式制御信号Sa、S
b、Sc、Sd、Seに対応して、各駆動パルス形成回
路から出力されるモータ駆動パルスPa、Pb、Pc、
Pd、Peの中から各ステップモータに必要な駆動パル
スを選択し出力する。以上で図17の説明を終わる。
【0073】213、214、215、216はモータ
ドライバであり、モータ駆動パルス選択回路から出力さ
れるモータ駆動パルスを各々のモータ駆動回路が有する
2個の出力端子に交互に出力し、各ステップモータを駆
動する。
【0074】217は入力制御及びリセット回路であ
り、A、B、C、D、RA1、RA2、RB1、RB2
の各スイッチ入力の処理及びK、T、Rの入力端子の処
理を行なう。前記A、B、C、Dのうちいずれか1つま
たはRA1、RA2、RB1、RB2のうちいずれか1
つのスイッチが入力するとスイッチインタラプトSWi
ntを発生する。この時のインタラプト要因の読み込み
及びリセットはソフトウェアにより行なわれる。尚、各
入力端子はVSSにプルダウンされており、オープン状態
ではデータφ、VDDに接続された状態でデータ1とな
る。
【0075】K端子及びD1、D2、D3、D4端子は
仕様切り替え端子であり、これらの端子のデータによっ
て何種類かの仕様を選択することができる。尚、これら
の端子のデータの読み込みはソフトウェアによりおこな
う。
【0076】R端子はシステムリセット端子であり、R
端子がVDDに接続されるとハードウェアにより、コアC
PU、分周回路及びその他周辺回路が強制的に初期状態
に設定される。
【0077】T端子はテストモード変換端子であり、R
A2端子をVDDに接続した状態でT端子にクロックを入
力することにより、周辺回路をテストするための16の
テストモードを切替えることができる。主なテストモー
ドとして、正転I確認モード、正転II確認モード、逆
転I確認モード、逆転II確認モード、補正駆動確認モ
ード、クロノグラフ1/100秒確認モード等を有して
おり、これらの確認モードに於いては、各モータ駆動パ
ルス出力端子に自動的にモータ駆動パルスが出力され
る。
【0078】システムリセットはR端子をVDDに接続す
る方法の他にスイッチの同時入力でも行うことができ、
本ICにおいては、A、B、RB2の同時入力があった
ときに、ハードウェアにより強制的にシステムリセット
がかかるように構成されている。
【0079】また、ソフトウェアで処理できるリセット
機能として、分周回路リセットと周辺回路リセットがあ
り、周辺回路リセットを行なった場合には分周回路もリ
セットされる。
【0080】236はインタラプト制御回路であり、ス
イッチインタラプト、クロノグラフインタラプト、モー
タコントロールインタラプトに関して、各々のインタラ
プトの優先順位づけ、読み込みが行なわれるまでの記
憶、読み込み後のリセット処理を行なう。
【0081】200は定電圧回路であり、VDD−VSS
に印加される電池電圧(約1.58V)から約1.2V
の低定電圧を形成しVSS端子に出力する。
【0082】以上で図18についての説明を終わる。
【0083】以上詳細に説明してきた様に、CMOS−
IC32はステップモータの駆動に関して以下の特徴を
備えており、多針タイプの多機能アナログ電子時計用I
Cとして非常に優れている。
【0084】モータドライバ213、214、21
5、216を有しており、4個のステップモータを同時
に駆動できる。
【0085】運針制御方式制御回路219と駆動パル
ス形成回路221〜225とモータ駆動パルス選択回路
234〜237を有しており、ソフトウェアによって4
個のステップモータそれぞれに3種類の正転駆動と2種
類の逆転駆動をさせることができる。
【0086】運針基準信号形成回路220を有してお
り、ソフトウェアによって、各ステップモータの運針速
度を自在に変更することができる。
【0087】4個のステップモータそれぞれに対応す
るモータクロック形成回路226〜229を有してお
り、ソフトウェアによって、各ステップモータの運針パ
ルス数を自在に設定することができる。
【0088】図26は本実施例の多機能電子時計の完成
体の外観図である。60は外装ケース、72は文字板で
ある。3時位置に巻真と連動するリューズ61、2時、
4時位置にボタン45a、46aが配置される。時計体
中心には前述した時針12、分針11、センター針20
を有し、それぞれ時、分、ストップウォッチ秒あるいは
日の表示を行なう。また、時計体の中心から等距離位置
に配置される副針は、12時位置に1/10秒クロノグ
ラフ針64、3時位置にデュアルタイム24時針、9時
位置に24時針である。そして6時位置に機能を表示す
るためのモード表示窓72aが文字板にあり、その下方
にモード表示車106により、機能表示がされるもので
ある。本実施例では以下の6つのモード表示を有し、そ
れぞれのモード表示に応じた機能をはたす。6つのモー
ド表示とは“TIME”、
【外1】 “→0←”、“TIMER”、“CHRONO”であ
る。
【0089】6つのモードのうち、“→0←”の表示で
示される0位置セットモードでは、時針12、分針1
1、センター針20、1/10秒クロノグラフ針64、
24時針65の基準位置の設定をおこなう。リューズ6
1を回転させて、モード切り替え用のスイッチRA13
0e、RA230g、RB130fのうち、RB130
fのスイッチ51のみがオンされると0位置セットモー
ドとなる。リューズ61が1段目にあるとき(D48が
オンの時)、Aスイッチ45がオンされると1/10秒
クロノグラフ針64が1ステップずつ時計回り方向(以
降正転方向と呼称する)に運針され、これに連動してセ
ンター針20も運針される。Bスイッチ46が入力され
ると1/10秒クロノグラフ針64は反時計回り方向
(以降逆転方向と呼称する)に運針され、これに連動し
てセンター針20も運針される。AまたはBスイッチ4
5、46を押し続けることにより、早送り運針し素早く
0位置を設定することができるが、このときの運針用基
準クロックCdrvは正転方向に128Hz、逆転方向
に51.2Hzを用いている。同様にリューズ61が2
段目にあるとき(C47がオンの時)、AまたはBボタ
ン45a、46aを押すことにより、時針12、分針1
1、24時針65の基準位置の設定が可能である。運針
ステップ数、運針方向、運針用基準クロックCdrv
は、センター針20、1/10秒クロノグラフ針64の
設定の場合と同じである。運針用基準クロックは、他の
モードにおいてもすべて正転方向は128Hz、逆転方
向は51.2Hzである。0位置セットモードで設定さ
れた位置を基準として、どのモードにおいても、現在各
針がどの位置にあるかを常にデータメモリ204の一部
に形成される針位置カウンタに記憶している。
【0090】図27、図28に“Time”の表示で示
される通常時刻モードのフローチャートを示す。モード
切り替え用のスイッチがどれもオンしていないとき通常
時刻モードとなる。本発明の多機能電子時計を使用する
場合、通常時刻モードで使用される時間が最も長いこと
が予想されるため、このモードでモード切り替え用のス
イッチが全てオフされていることで平均消費電流の低減
及び使用電池の長寿命化が期待できる。図27、図28
に示されるように、1Hzのインタラプトが入力される
とデータメモリ204の一部に形成される15秒カウン
タに1を足し15秒カウンタの値が15である場合に
は、モータ運針方式制御回路219にステップモータA
3の正転駆動をセットしモータクロック制御回路A22
6に運針数1をセットする。
【0091】現在時刻の修正はリューズ61が2段目に
ある状態で行う。リューズ61を2段目とすると、時分
針12、11は、正分の位置まで正転方向に運針され
る。ボタン45a(Aスイッチ45)を押す毎に時分針
12、11は正転方向に1分単位で運針される。ボタン
46a(Bスイッチ46)を押す毎に時分針12、11
は逆転方向に1分単位で運針される。ボタン45a、ま
たは46aを押し続けることにより早送りで運針され、
短時間での修正が可能である。
【0092】日付の修正は、リューズ61が1段目にあ
る状態で行う。リューズ61が1段目にある状態でボタ
ン45aを押すことによりセンター針20は、1日毎正
転方向に運針される。ボタン46aを押す毎にセンター
針20は1日毎逆転方向に運針される。ボタン46aを
押す毎にセンター針20は1日毎逆転方向に運針され
る。現在時刻の修正と同じく、ボタン45a、または4
6aを押し続けることにより早送りでの修正も可能であ
る。この日付を指し示すセンター針20は現在時刻が2
4時になると、瞬間的に1/10秒クロノグラフ針を同
時回転させ日付を1日進めるため、従来のアナログ時計
と異なり、深夜24時頃においてもはっきりと日付を確
認する事ができる。
【0093】図29、図30にストップウォッチ機能の
フローチャートを示す。尚、図29、図30で用いてい
る“CG”はストップウォッチの意味である。また、
“CGスタート”はストップウォッチ計測中かつスプリ
ット表示解除状態を表す。リューズ回転によりRA13
0eのスイッチ49がオンかつリューズ0段目(Cおよ
びDスイッチがオフ)の時、ストップウォッチの表示及
び計測の操作が可能となる。ボタン45a(Aスイッチ
45)が入力されるたびにストップウォッチ計測のスタ
ートとストップが繰り返される。ストップウォッチ計測
が開始されると、CGインタラプトによりデータメモリ
204の一部に形成されるCG1/10秒カウンタが+
1され、1/10秒クロノグラフ針64が1/10秒刻
みで3ステップ毎運針されると共に、1/10秒カウン
タが15秒をカウントすると、やはりデータメモリ20
4の一部に形成されるCG15秒カウンタが+1され分
針11が15秒刻みで運針される。また、“CGスター
ト”時にボタン46a(Bスイッチ46)が入力される
とスプリット表示状態となり、スプリット表示状態でボ
タン46a(Bスイッチ46)が入力されると“CGス
タート”となり、1/10秒クロノグラフ針64、これ
と連動している計測時間の秒を示すセンター針20、及
び時針12、分針11は、計測時間を表示するまで早送
りされる。また、ストップウォッチ停止状態でボタン4
6a(Bスイッチ46)が入力されると、ストップウォ
ッチ計測がリセットされデュアルタイム24針66以外
の各針は0位置を表示するまで早送りされる。ストップ
ウォッチ計測状態で10分間リューズ及びボタン操作が
無い場合には1/10秒クロノグラフ針は0位置を中心
として図31に示されるような扇形運針をおこなう。通
常ストップウォッチ計測中は、1秒当たり30発のモー
タパルスが発生するが、図31の様な運針を行っている
場合には1秒間に3発しかモータパルスが発生しないた
め電池寿命を延ばすことができ、かつストップウォッチ
計測中であることも一目で知ることができる。
【0094】図32、図33、図34にタイマー機能の
フローチャートを示す。タイマー設定時間は分針11に
より示される。リューズ回転によりRA130eおよび
RB130fのスイッチ49、51がオンの時タイマー
モードとなり、リューズを2段目(Cスイッチ47をオ
ン)とすれば設定時間を変更する事ができる。ボタン4
6a(Aスイッチ46)を入力する毎に1分単位ずつ
(4ステップ)設定時間を増やすことができる。ボタン
46a(Bスイッチ46)を入力する毎に1分単位ずつ
設定時間を減らすことができる。どちらのボタンにおい
ても押し続けることにより早送りで設定することができ
る。最大60分までの設定が可能である。リューズ61
を0段目とするとタイマー計測の操作が可能になる。他
のモードよりタイマーモードへ切り替わった直後、ボタ
ン46a(Bスイッチ46)を入力することによりタイ
マー設定時間がプリセットされ、分針11は設定時間ま
で早送りされる。タイマーのスタートストップはボタン
45a(Aスイッチ45)で行う。タイマー動作がスタ
ートすると、センター針64が反時計方向に1秒毎30
ステップずつ、分針11が反時計方向に15秒運針し、
タイマー残り時間を表示する。但し、タイマー残り時間
が5分以上である場合にはストップウォッチ計測10分
以上の場合と同様の扇形運針を1/10秒クロノグラフ
針64が行い、分針11のみが残り時間を表示する。残
り時間3秒前から予告音が鳴鐘し、0秒に達したときに
タイムアップ音が鳴鐘し、タイマー動作を終了する。
【0095】図35にアラームセット機能のフローチャ
ートを示す。リューズ回転によりRA230gおよびR
B130fのスイッチ50、51がオンの時、アラーム
セットモードとなり、時針12、分針11、24時針6
5、デュアルタイム24時針66は早送りでアラームセ
ット時刻を表示するまで運針される。アラームセット時
刻を修正する場合にはリューズ2段目(Cスイッチ47
をオン)とし、ボタン45a(Aスイッチ45)を入力
する毎に正転方向に1分ずつ、ボタン46a(Bスイッ
チ46)を入力する毎に逆転方向に1分ずつ、分針11
が運針されてアラームセット時刻の修正ができる。他の
修正モードと同様、ボタン45a、またはボタン46a
を押し続けることにより分針は早送りで正転または逆転
運針されるため短時間で修正を行うことができる。リュ
ーズを2段目としたとき、まだ時針12、分針11、2
4時針65、デュアルタイム24時針66がアラームセ
ット時刻への自走中、ボタン45aまたは46aを押す
ことにより自走を停止してその停止した位置をアラーム
セット時刻とする事ができる。
【0096】リューズ回転によりRA230gのスイッ
チ50のみをオンとすると時針12、分針11、24時
針65は通常時刻を示すモードとなるが、この状態でア
ラームセットモードでセットされたアラームセット時刻
と現在時刻とが一致するとアラーム音が鳴鐘する。
【0097】図36にリューズを回転させ、モードを切
り替えたときの各針の早送りの運針方向を決める方法の
フローチャートを示す。あるモードから、他のモードへ
切り替わった場合には、各モードの表示内容が異なるた
めに早送りで現在のモードの表示指示位置へ自走運針す
るが、このときの運針方向は自走時間が最も短かくなる
ようにさだめている。これはモード切り替え時のみなら
ず、ストップウォッチモードあるいはタイマーモードに
おいて各針が自走する場合にも同様である。
【0098】図37、図38に各モータの運針方法のフ
ローチャートを示す。図37は運針数が14発以下の場
合のモータの運針方法であり、図38(a)及び(b)
は15発以上の早送りの運針方法である。尚、図中の
“モータパルスレジスタ”は図25のレジスタ2261
のことである。
【0099】また、リューズ2段目にした時のシステム
リセット直後に各モータ毎逆転1発、正転1発のデモ運
針を行うことにより、ステップモータA3とステップモ
ータB13のそれぞれのロータ磁石の磁化されている方
向を一義的に定めることが可能となる。すなわち、ロー
タはシステムリセット後の運針パルス信号に必ず合致し
た位置に合わせることが可能となる。また、この位置で
1/10秒クロノグラフ針やセンター秒針を0位置に取
り付けることにより、0位置合せ後にシステムリセット
を行った場合でも、0位置がズレることなく正常な運針
を行なうものとなる。
【0100】本実施形態の多機能電子時計は、以上の機
能の他に報時アラーム機能や12時間制アラーム機能な
ども備えており、これらの仕様の切り替え、加えて日付
表示機能の有無などもK端子およびD1、D2,D三端
子をVDDに接続するか否かにより選択することができ
る。このため、本IC一つで数種類の仕様の時計を構成
することが可能である。また、本実施形態によれば、以
下に述べるように多くの効果を得ることができる。 1).本発明による電池プラス端子の電池側圧バネは、
電池の取り外しに伴い地板との係合が外れるため、係合
を外すための特別な動作を必要とせず、さらに電池プラ
ス端子の断面上方への浮き上がりを防止できる。 2).電池押え板の案内穴をバーリング形状にし、地板
のネジピンと案内係合させることにより、位置決めと固
定が同じ位置で可能になり、非常に少スペースで部材の
案内固定が可能となり、さらに電池プラス端子の位置決
用穴と電池押え板の係合部が係合することにより、電池
押え板の回転方向の位置決めも可能である。 3).電池マイナス端子とブザー用トランジスタを平面
的に重なる様に配置したことにより、非常に少スペース
で平面レイアウトが構成でき、他部品の配置などに余裕
をもたせることができる。また断面的にトランジスタと
地板の案内ダボを重ねることにより、電池マイナス端子
の地板案内ダボからの係合外れを防ぐことができる。 4).電池プラス端子に導通ばねを設けたことにより、
圧電素子に昇圧コイルが導通しない状態において、昇圧
コイルにプラスの電位が供給されないためブザーの出力
信号は昇圧されない。よってブザーの出力信号によるノ
イズも発生せずCMOS−ICのシステムリセットなど
の誤動作を防止することができる。また、昇圧コイルに
圧電素子が導通している状態においては、昇圧コイルに
プラスの電位が供給されるため昇圧されたブザーの出力
信号が圧電素子に伝わりブザー音を発生できる。この状
態においては、昇圧された電圧が圧電素子を接続したこ
とにより低下されるため、ノイズが発生しない。 5).電池プラス端子のスイッチバネを地板の係合部と
係合させ初期たわみを持たせることにより、スイッチ導
通部やボタン押し当て部の平面的ばね位置のばらつきを
おさえることができると同時に、スイッチバネの反力に
よりボタンをもどすことができる。 6).電池プラス端子のスイッチバネの回路ブロックと
の導通部とボタンとの接点を異なる位置にしたことによ
り、ボタンを押し込みすぎた場合でも、スイッチバネの
ボタンとの接点部がねじれ、スイッチバネに必要以上の
応力がかかるのを防止でき、スイッチバネの折れ・ヘタ
リを防止することができる。 7).CMOS−ICのシステムリセット方法として、
ボタン2つを同時押ししながらリューズを回転させると
いう操作は、両手でおこなうため通常携帯時にはありえ
ない操作であり、誤ってシステムリセットをかけること
がない。またリューズは通常位置なので、落下などによ
る巻真折れをなくすことができる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、以下に述べるように多
くの効果を得ることができる。 1).本発明の請求項1によれば、電池保持部材の電池
側圧バネは、電池の取り外しに伴い基枠との係合が外れ
るため、係合を外すための特別な動作を必要とせず、さ
らに電池保持部材の断面上方への浮き上がりを防止で
き、電池の保持を確実に行うことができる。 2).本発明の請求項2によれば、電池押え板を、基
枠のネジピンと案内係合しているので、電池押え板を組
み込み固定する場合、バーリング形状で位置決めし、さ
らに同じ位置でねじを締め付け固定できる。したがっ
て、時計部品の中では比較的大きい部品である電池の案
内固定を、非常に少スペースで行うことができるので、
時計の薄型化小型化を図れる。また、電池押え板は、
直接基枠上面に載置され、基枠とネジとにより挟持固定
されるので、電池上面を押圧するので、電池の案内固定
構造を薄くでき、時計の薄型化を図れる。また、電池
押え板の案内穴をバーリング形状にしているので、ネジ
ピンとのガイド長さを確保でき、電池押え板のネジ締め
作業がしやすくなる相乗効果が得られる。また、電池
押え板の案内穴をバーリング形状にしているので、電池
押え板がねじ締め固定される部分は薄板状であっても剛
性が向上されている。したがって、電池押え板で電池を
押えながら電池が押圧固定されるとき、電池側から電池
押え板に対して生じる反力によって、最も応力がかかる
電池押え板のバーリング部が変形することを防ぐことが
できる。これにより、電池押え板のネジ締め作業がしや
すくなる相乗効果が得られる。さらに、電池押え板の
バーリング部の変形を防止できることは、電池が固定さ
れたとき、電池押え板による電池の押圧力のばらつきを
抑えた状態で、適切な押圧力が確保されて、電池と電池
押え板との電気的導通が確保されることになる。したが
って、外部から機械的な衝撃を受けても、電池と電池押
え板とのチャタリングによって発生する時計回路の誤動
作も防止される相乗効果が得られる。 3).本発明の請求項3によれば、電池マイナス端子と
電気素子を平面的に重なる様に配置したことにより、非
常に少スペースで平面レイアウトが構成でき、他部品の
配置などに余裕をもたせることができる。また断面的に
電気素子と基枠の案内ダボを重ねることにより、電池マ
イナス端子の基枠案内ダボからの係合外れを防ぐことが
できる。 4).本発明の請求項4によれば、圧電素子と昇圧コ
イルとの間に導通ばねを設けたことにより、裏ブタが開
いているときは、圧電素子と昇圧コイルの導通は開ルー
プとなり、裏ブタが閉じているときは閉ループ状態とな
る。したがって、裏ブタが開いているとき、外部から圧
電素子に機械的な衝撃が加わっても、昇圧コイルに電気
信号が入力されることはなく、電気信号は増幅されず、
ICにノイズが、伝播されることがない。そのため、ブ
ザーの出力信号によるノイズも発生せず、ICの動作が
システムリセットされるなどの誤動作を防止することが
できる。また、裏ブタを閉めたときのみ、昇圧コイル
と圧電素子とが導通している状態になり、昇圧コイルに
プラスの電位が供給されるため、昇圧されたブザーの出
力信号が圧電素子に伝わり、ブザー音を発生できる。こ
の状態においては、昇圧された電圧が圧電素子を接続し
たことにより低下されるため、ノイズが発生しない。 5).本発明の請求項5によれば、スイッチ弾性バネ
を基枠と係合させて、初期たわみを持たせることによ
り、スイッチ弾性バネと回路ブロックとの導通部の平面
的位置や、スイッチ弾性バネとボタンとの接触部の平面
的位置のばらつきをおさえることができると同時に、ス
イッチ弾性バネの反力によりボタンをもどすことができ
る。また、スイッチ弾性バネに初期たわみを持たせる
ことは、ある一定以上の力が加わらないとスイッチはO
Nされないことになり、使用者が意図としない動作によ
ってスイッチがONされたために発生する電池の電力浪
費を防止することができる。さらに、スイッチ弾性バ
ネと回路ブロックとの導通部と、スイッチ弾性バネとボ
タンとの接触部とを異なる位置にしたことにより、時計
体の外部からボタンに対し、落下衝撃などが加わって
も、その衝撃力が回路ブロックに直接伝わることがない
ので、時計部品の破損を防止できる。 6).本発明の請求項6及び7によれば、ICのシステ
ムリセット方法として、ボタンの押圧操作をしながらリ
ューズを回転させるという操作は、両手でおこなうため
通常の片腕携帯時にはありえない操作であり、誤ってシ
ステムリセットをかけることがない。またリューズは通
常位置なので、落下などによる巻真折れをなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多機能電子時計の一実施例を示す表平
面図。
【図2】時刻時分表示用輪列を示す断面図。
【図3】クロノグラフ秒及び日表示用輪列を示す断面
図。
【図4】1/10秒のクロノグラフ表示用輪列を示す断
面図。
【図5】切換構造を示す断面図。
【図6】電池固定構造を示す断面図。
【図7】スイッチばね構造を示す断面図。
【図8】スイッチ構造を示す断面図。
【図9】ボタンスイッチ構造を示す断面図。
【図10】電池マイナス導通構造を示す断面図。
【図11】本発明の多機能電子時計の一実施例を示す裏
平面図。
【図12】モード修正用輪列及び裏輪列を示す断面図。
【図13】モード修正構造を示す断面図。
【図14】モード修正構造を示す断面図。
【図15】モード修正構造を示す断面図。
【図16】裏輪列を示す断面図。
【図17】図1の実施例の回路結線図。
【図18】図1のCMOS−IC32のブロック図。
【図19】運針基準信号形成回路220の具体的構成例
を示すブロック図。
【図20】モータ運針制御回路212の具体的構成例を
示すブロック図。
【図21】第1駆動パルス形成回路221から出力され
るモータ駆動パルスPaのタイミングチャート。
【図22】第2駆動パルス形成回路222から出力され
るモータ駆動パルスPbのタイミングチャート。
【図23】第3駆動パルス形成回路223から出力され
るモータ駆動パルスPcのタイミングチャート。
【図24】第4駆動パルス形成回路224から出力され
るモータ駆動パルスPdのタイミングチャート。
【図25】モータクロック制御回路226、227、2
28、229の具体的構成を示すブロック図。
【図26】本実施例の多機能電子時計の完成体の外観
図。
【図27】通常時刻モードのフローチャート。
【図28】通常時刻モードのフローチャート。
【図29】ストップウォッチ機能のフローチャート。
【図30】ストップウォッチ機能のフローチャート。
【図31】扇形運針状態を示すチャート。
【図32】タイマー機能のフローチャート。
【図33】タイマー機能のフローチャート。
【図34】タイマー機能のフローチャート。
【図35】アラームセット機能のフローチャート。
【図36】モードを切り替えたときの各針の早送りの運
針方向を決める方法のフローチャート。
【図37】各モータの運針方法のフローチャート。
【図38】各モータの運針方法のフローチャート。
【符号の説明】
1 地板 2 電池 28 電池プラス端子 29 輪列受 30 回路ブロック 104 モード修正車軸 105 モード接点ばね 106 モード表示車 109 モード表示車押え板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−101789(JP,A) 実開 昭53−91538(JP,U) 実開 昭61−80482(JP,U) 実開 昭58−165972(JP,U) 実開 平1−97284(JP,U) 実開 昭54−98135(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04C 10/00 G04C 3/00 G04G 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計の基枠、前記時計の電源となる電
    池、前記電池を保持する電池保持部材を備えた時計にお
    いて、 前記電池保持部材は、前記電池の組込状態においては前
    記基枠の被係合部に係合し、側面より前記電池を圧接固
    定するための弾性を有するとともに、前記電池の非組込
    状態においては前記弾性により前記被係合部と非係合状
    態となる係合部を有することを特徴とする時計。
  2. 【請求項2】 時計の基枠、前記基枠に載置された電
    池、前記電池を保持・固定する電池押え板、前記基枠に
    圧入したネジピン、前記ネジピンと係合するネジを有す
    る時計において、 前記電池押え板は、バーリング形状の案内穴を有し、該
    バーリング形状の案内穴と前記基枠のネジピンを案内係
    合し、かつ、前記電池押え板は、前記基枠上面に載置さ
    れ、前記基枠と前記ネジとにより挟持固定された状態で
    前記電池の上面を押圧していることを特徴とする時計。
  3. 【請求項3】 時計の基枠、前記時計の電池のマイナス
    極側の導通バネ部材、前記導通バネ部材と平面的に重な
    る電気素子、前記電気素子を下面に実装する回路ブロッ
    クを有する時計において、 前記導通バネ部材は、前記電気素子と平面的に重なる位
    置にある前記基枠の少なくとも一つ以上の突起により案
    内され、前記導通バネ部材と前記回路ブロックに実装さ
    れた前記電気素子が平面的に重なり、かつ、前記電子素
    子下面が断面的に前記基枠の突起上面より下に位置する
    ことを特徴とする時計。
  4. 【請求項4】 昇圧コイル、圧電素子、外装部材である
    裏ブタ、前記圧電素子を駆動させるIC、前記昇圧コイ
    ルと前記圧電素子との導通を可能とする導通バネ、前記
    導通バネを備えた電池導通部材とを有する時計におい
    て、 前記裏ブタを閉めたときのみ、前記導通バネによって、
    前記昇圧コイルと前記圧電素子との導通が可能となると
    ともに、前記圧電素子はICにより駆動が可能となるこ
    とを特徴とする時計。
  5. 【請求項5】 時計の基枠、電池導通部材、電気素子類
    が実装された回路ブロック、外部操作部材であるボタン
    を有する時計において、 前記電池導通部材と一体で構成されたスイッチ弾性バネ
    は、先端部に前記回路ブロックとの導通部を有し、か
    つ、前記スイッチ弾性バネはその中央部に断面的に前記
    導通部とは異なる位置に前記ボタンとの接触部を有し、
    前記スイッチ弾性バネは、前記基枠の外周部に設けられ
    た被係合部である突起部に前記導通部の背面とを係合さ
    せて、初期タワミを持たせたことを特徴とする時計。
  6. 【請求項6】 外部操作部材であるボタン、外部操作部
    材であるリューズ、ICを有する時計において、少なく
    とも一つ以上のボタンの押圧操作とともに前記リューズ
    の回転により、前記ICのシステムリセットを行うこと
    を特徴とする時計。
  7. 【請求項7】 外部操作部材であるボタン、外部操作部
    材であるリューズ、ICを有する時計において、少なく
    とも2つ以上のボタンの同時押しとともに前記リューズ
    の回転により前記ICのシステムリセットを行うことを
    特徴とする時計。
  8. 【請求項8】 請求項4において、前記裏ブタが開いて
    いるとき、前記圧電素子と前記昇圧コイルのどちらか一
    方は、前記ICと結線されない状態であることを特徴と
    する時計。
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