JP3223121U - 異形基板の端材分断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異形基板の分断において、クランプ爪により掴んだ部分に捻りを加えて分断することで、分断縁にクラックが入る不都合の発生をなくすこと、特に、辺縁の長尺な端材の分断に効果がある端材分断装置を提供する。【解決手段】上面に供給基板Aを荷受けするテーブルDと、テーブルDに基板Aを支持する吸引保持手段Eと、テーブルDを旋回させるドライブ軸5と、テーブルDの片方長辺縁前方の左右に基部を支持させて配置した左右一対のロボットアームFと、テーブルDの辺縁にロボットアームFの先端掴み爪Gによる分断用端材の掴みの際、掴み爪GとテーブルDの辺縁との衝突を回避する切欠き部12とから構成される。【選択図】図1
Description
この考案は、例えば、車載用表示パネル等に用いられる異形基板の端材を分断する装置に関する。
車載用表示パネル等の表示用の基板は、周知のように、液晶基板に加えて有機EL基板が用いられてきており、基板に異形切断線をスクライブしたのち、この切断線の周外部分の端材を分断する(分断にともない撤去する)ことで異形基板を得る(上述の端材分断方法としては、例えば特許文献1及び2参照)。
ところで、特許文献1(図6、7参照)の分断方式によると、シリンダの伸長にともない分断部分(スクライブ線上)に降下するバー材やロールなどの分断部材に分断力(加圧力や衝撃力)を作用させて分断するようになっている。
また、特許文献2(図6、7、8参照)の分断方式によると、特許文献1の方式と同様に分断部分であるスクライブの線上に折割バー材を押し付けながら分断している。
上述のような方式によると、バー材やロールなどの分断部材の加圧力や衝撃力による応力で無理矢理に分断するため、美しい分断面が得られず、分断面のガジリ現象や、ガジリのためクラックが入って不良品の発生原因となる。即ち製品側にチッピングができる。
その要因は、衝撃の応力を作用させることによることである。
そこで、この考案は、クランプ爪により端材部分の切断線の近く迄掴み、掴んだ部分に捻りを加えて分断することで、前述の各種不都合をなくするようにしたことにあり、特に、辺縁の長尺な端材の分断に効果があるようにしたことにある。
そこで、この考案は、クランプ爪により端材部分の切断線の近く迄掴み、掴んだ部分に捻りを加えて分断することで、前述の各種不都合をなくするようにしたことにあり、特に、辺縁の長尺な端材の分断に効果があるようにしたことにある。
上述の課題を解決するために、この考案は、上面に供給基板を荷受けするテーブルと、このテーブルに供給基板を支持するように設けた吸引保持手段と、上記テーブルを旋回させるように設けた旋回手段と、上記テーブルの片方長辺縁前方の左右に基部を支持させて配置した左右一対のロボットアームと、上記テーブルの辺縁に上記ロボットアームの先端掴み爪による分断用端材の掴みの際、前記掴み爪と上記テーブルの辺縁との衝突を回避するように設けた切欠き部とからなる構成を採用する。
以上のように、この考案による異形基板の端材分断装置によれば、テーブル上に載置した基板を吸引保持手段により吸引保持し、この保持基板の長辺縁の端材両端部の縁を双腕のロボットアームのチャックにより挟持し、また長辺縁の端材の中央部分をセンタ掴み爪により挟持したのち、ロボットアームのチャックを捩り揺動させ、またセンタ掴み爪を揺動手段により捩り揺動して端材をスクライブ線の部分で分断し、上記以外にテーブルを約45°旋回させて、斜め前方に向く一方の端辺と斜め後方に向く他方の端辺の短辺両端を双腕のロボットアームの掴み爪により挟持して分断し、上記以外に短辺端材の端材が前後方向に向くようテーブルを旋回手段により旋回させたのち、片方の短辺端材をセンタ掴み爪により揺動手段で捩り揺動させて分断し、残る短辺端材を旋回手段により位置変更し、かつセンタ掴み爪で揺動手段を介し捩り揺動させて分断し、残る長辺の端材は、前後のロボットアームの掴み爪の揺動と、センタ掴み爪の揺動手段による捩り揺動とで分断する。
このため、テーブルの周囲で、ロボットアームのチャックとセンタ掴み爪との両者や片方の使い分け、勿論テーブルの旋回にともなう基板の辺縁の位置変更で極めて効率的に各辺の端材の分断が可能となる特有の効果がある。
そして、ロボットアームのチャックやセンタ掴み爪による端材の分断の際、チャックやセンタ掴み爪による捩りが、テーブルの辺縁に設けてある切欠き部内で端材の捩り分断が阻害されることなくスムーズに端材の捩り分断ができて、分断縁にガジリが、またクラックが入ることなく、製品不良となる分断面の発生をなくすることができると共に、双腕のロボットアームを、一対が一組で、基板の辺縁
左右の位置に端末の支持側を独立して設けてあるので、左右のロボットアームの稼働範囲が(極めて)大きくなって、端材の掴み位置が大きく離れた基板であっても何ら支障なく分断作業が可能になる特有な効果もある。
左右の位置に端末の支持側を独立して設けてあるので、左右のロボットアームの稼働範囲が(極めて)大きくなって、端材の掴み位置が大きく離れた基板であっても何ら支障なく分断作業が可能になる特有な効果もある。
勿論、テーブルを45°の旋回以外に、90°や180°旋回させて各辺縁の位置(掴み位置)を変更することもできる。
次に、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この考案の実施形態の各辺の端材を分断する基板Aは、図4に示すように、周知の単板及び液晶基板に加えて有機EL基板などが用いられ、例えば、下側にガラス板を、この下側ガラス板の上に多層フィルムを積層したものがあり、ガラス板の下面と多層フィルムの上面とに合致した異形切断線Bがスクライブされている。
この考案の実施形態の各辺の端材を分断する基板Aは、図4に示すように、周知の単板及び液晶基板に加えて有機EL基板などが用いられ、例えば、下側にガラス板を、この下側ガラス板の上に多層フィルムを積層したものがあり、ガラス板の下面と多層フィルムの上面とに合致した異形切断線Bがスクライブされている。
なお、切断線Bの各コーナー部分で、切断線Bから基板Aの周縁に向け各辺の端材Cを分断しやすくする半裁線B′がスクライブされている。
上述の基板Aは、既知のように、大判なパネル両面にX方向、Y方向の切断線をスクライブして、この切断線を分断して多数枚に単個割することで矩形状の基板を得ている。
また、図1、2及び3に示すDは、前述の基板Aを上面に(移載時や人手などにより供給して)荷受けするテーブルである。
上記のテーブルDは、図1及び図3に示すように、前後方向の走行手段としての前後方向に並列するレール1に座材2の下面に設けてあるスライダ3をスライド自在に係合すると共に、座材2上に据え付けた旋回手段としてのモーター4の運転にともない45°、90°、180°の可逆駆動するドライブ軸5の上端をテーブルDの下面中心に取り付けて、テーブルDを回動させるようになっている。
勿論、テーブルD上に載置した基板Aは、テーブルD上に吸引保持手段Eを介し支持するようになっている。
上記の吸引保持手段Eとしては、図1に示すように、テーブルDにを中空なボックスを用いて、このボックス内を吸引すると共に、テーブルDの頂壁に無数の小孔6を設けることで、テーブルD上に(供給にともない)載置した基板AをテーブルDの頂壁上に吸引保持するようになっている。
なお、図3に示すように、レール1に平行する定位置でフリー回転する雄ネジ7を設けて、この雄ネジ7にテーブルDの下面に設けてある雌ネジ8をねじ込むと共に、モーター9により雄ネジ7を可逆駆動することで、図1の前後方向にテーブルDをスライドさせて、テーブルDの位置(図1の前後方向)を調整することができる。
さらに、テーブルDの一つの辺縁の外側(図1に示す並行する長辺縁の片方外側前方)の左右には、末端側の基部が定置式の双腕のロボットアームF、Fが配置してある。
上記多関節の両ロボットアームF、Fの末端基部の定置式としては、図示の門形フレーム10の水平梁11の両端部に据え付けて吊り下げ方式にしてある。
この吊り下げ方式を採用した要因は、テーブルD上への基板Aの供給及び端材Cの分断後の基板Aの取り上げにともない両ロボットアームF、Fが邪魔にならないようにしたことにあるが設置方式は限定されない。
また、テーブルDの辺縁には、ロボットアームF、Fの先端掴み爪Gが嵌入して、掴み爪GがテーブルDの辺縁に対する衝突を回避すると共に、掴み爪Gの捩り揺動の際、テーブルDと掴み爪Gとの衝突をなくする切欠き部12を設けておく。
すると、掴み爪Gによる基板Aの分断しようとする端材Cをクランプする際、テーブルDの辺縁に対する掴み爪Gの先端縁との衝突を回避して、スムーズな掴み作業ができる。
そして、基板Aの各辺縁の端材C分断に際し、テーブルDを平行する二辺が入れ替わるよう180°回転し、また長辺と短辺が入れ替わるようテーブルDを90°旋回して、図4から図6に示すように各辺の端材Cを分断する。
分断した端材Cは、ボックス(図示省略)に回収する。
図中16は据え付けベースである。
分断した端材Cは、ボックス(図示省略)に回収する。
図中16は据え付けベースである。
なお、前述の異形基板の端材分断装置で処理された異形基板の辺縁に内方に凹入する欠除部を設ける場合、この考案の端材分断装置に実用新案登録第3215843号公報の内容の装置を併設して、前処理されたスクライブの内側を、まず先行折割装置で、次いで後行折割装置を作用させることで、欠除部を設けることができる。
A 基板
B 異形切断線
B′ 半裁線
C 端材
D テーブル
E 吸引保持手段
F ロボットアーム
G 掴み爪
1 レール
2 座材
3 スライダ
4 モーター
5 ドライブ軸
6 小孔
7 雄ネジ
8 雌ネジ
9 モーター
10 フレーム
11 水平梁
12 切欠き部
B 異形切断線
B′ 半裁線
C 端材
D テーブル
E 吸引保持手段
F ロボットアーム
G 掴み爪
1 レール
2 座材
3 スライダ
4 モーター
5 ドライブ軸
6 小孔
7 雄ネジ
8 雌ネジ
9 モーター
10 フレーム
11 水平梁
12 切欠き部
Claims (1)
- 上面に供給基板を荷受けするテーブルと、このテーブルに供給基板を支持するように設けた吸引保持手段と、上記テーブルを旋回させるように設けた旋回手段と、上記テーブルの片方長辺縁前方の左右に基部を支持させて配置した左右一対のロボットアームと、上記テーブルの辺縁に上記ロボットアームの先端掴み爪による分断用端材の掴みの際、前記掴み爪と上記テーブルの辺縁との衝突を回避するように設けた切欠き部とからなる異形基板の端材分断装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002470U JP3223121U (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 異形基板の端材分断装置 |
TW108216630U TWM594604U (zh) | 2019-07-05 | 2019-12-13 | 異形基板之端材分割裝置 |
CN201922307510.4U CN211946796U (zh) | 2019-07-05 | 2019-12-19 | 异形基板的端材分割装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002470U JP3223121U (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 異形基板の端材分断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3223121U true JP3223121U (ja) | 2019-09-19 |
Family
ID=67982756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019002470U Active JP3223121U (ja) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | 異形基板の端材分断装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223121U (ja) |
CN (1) | CN211946796U (ja) |
TW (1) | TWM594604U (ja) |
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2019
- 2019-07-05 JP JP2019002470U patent/JP3223121U/ja active Active
- 2019-12-13 TW TW108216630U patent/TWM594604U/zh unknown
- 2019-12-19 CN CN201922307510.4U patent/CN211946796U/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWM594604U (zh) | 2020-05-01 |
CN211946796U (zh) | 2020-11-17 |
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