JP3223023U - 靴下 - Google Patents

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淳裕 由井
淳裕 由井
裕次 片井
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【課題】本考案は、履き口にゴム糸を入れずに、着用時のずり落ちを効果的に防止し、かつ、フィット感を備えた靴下を提供することを目的とする。【解決手段】本考案に係る靴下1は、履口部10を、履口部が、弾性糸を入れることなくスパイラルメッシュ編みの編み糸のみからなる編成構造であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、靴下、特に履き口にゴム糸を入れずにずり落ち防止でき、かつ、フィット感を備えた靴下に関する。
靴下は、履き口と呼ばれる箇所にゴム糸を挿入して、ゴム糸の伸縮弾性により靴下がずり落ちるのを防止している。ゴム糸が強過ぎると足を締め付け苦痛を感じたり、血行が悪くなったり、いずれにせよ窮屈である。他方、ゴム糸の伸縮弾性を弱めるとずり落ち易くなるし、フィット感が落ちる。また、ゴム糸は経年劣化により伸縮弾性力も劣化するという問題がある。
このような靴下のずり落ち防止については、いくつかの提案がなされている。まず、特許文献1に係る考案において、シングルシリンダー編機で靴下を編成する場合に、口編部(口ゴム部)の編成に際して、ゴム糸を挿入しながら表面摩擦の大きな編糸とウーリーナイロン糸を使用して、1コース毎に表面摩擦の大きな編糸とウーリーナイロン糸を交互に編成し、その際、表面摩擦の大きな編糸は大きな表目と小さい表目を交互し、ウーリーナイロン糸は大きな表目の箇所ではタックし、小さい表目の箇所では小さな表目をニットし、靴下の編成後に加熱処理してウーリーナイロン糸を熱収縮させることが開示されている。
特許文献2の考案には、靴下の足首部分にのみカバーリングヤーン等の弾性糸あるいはゴム糸を編み込み、足首より上方のレッグ部や履口部には弾性糸やゴム糸を編み込まず、足首部分で締付け、レッグ部及び履口部をフリーな状態とし、レッグ部及び履口部の生地特性によってずり落ちを防止するようにした靴下が開示されている。
実公昭60?2162号公報 実公平06?19521号公報
ところが、特許文献1に開示されている靴下においては、表面摩擦の大きな編糸とウーリーナイロン糸が1コースおきに編まれるため、ずり落ち防止効果が半減する。また、仕上げ工程で熱処理を行って、ウーリーナイロン糸を熱収縮させてリブ状凹凸を形成させるが、タックの回数が1回であるので、凹凸状の畝の高低差が少なく、滑り止め効果が小さいという問題がある。
また、特許文献2に開示されている靴下は、レッグ部及び履口部に適度な締付け感がないので、履いた時にフィット感が薄く履きにくいという問題がある。
本考案は、このような問題に鑑み、履き口にゴム糸を入れずに、着用時のずり落ちを効果的に防止し、かつ、フィット感を備えた靴下を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本考案に係る靴下は、履口部が、弾性糸を入れることなくスパイラルメッシュ編みの編み糸のみからなる編成構造であることを特徴とする。また、スパイラルメッシュ編みはあぜ目を1/1?3/1となるように編成するとよい。さらに、履口部は針数が200本、シリンダー径が3.5インチのK式のシングルシリンダーによって編成されると好適である。
また、本考案の靴下は、自動丸編機のニードルシリンダを半回転状態にして、半円周の長さの編成位置にあるニッティングバット短針を一往復毎に両端から1本ずつ順次不動作の位置に針上げして、ループを詰めながら形成した踵部を備えるようにしてもよいし、さらに、当該踵部は、補強糸が部分的に追加編成されていると好適である。
本考案に係る靴下は、履口部から踵部に至る領域を半回転編成することで踵部の繊維の伸びを抑制するので、快適な着用感のもとでずり落ちを効果的に防止することができる。
また、踵部について、ループを詰めながら、半回転編成することで、編み目ループの拡大を防止し、結果として着用者の踵をしっかり保持することができ、ひいては靴下のずり落ちを防止する効果がある。
本考案に係る靴下の非着用状態における全体図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。各図において、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は、本考案を理解するために誇張して表現している場合もあり、必ずしも縮尺どおり精緻に表したものではないことに留意されたい。なお、本考案は下記に示される実施例に限られるものではない。
実施例1を図面を参照して詳細に説明する。
まず、靴下1の全体構成を説明する。図1は、本発明に係る靴下の非着用状態における全体図である。図1において、靴下1は、一般的な靴下ではなく、スニーカー等を履くときに着用し靴の内側に隠れて外から見えない「フットカバー」と呼ばれる靴下を示している。
図1に示すとおり、靴下1は、大別すると、履口部10と、爪先部21と踵部22と甲部23と底部24とを有する足部20が設けられており、履口部10の上方に開口100が形成されている。靴下1は、綿、ナイロン糸等の繊維を公知の方法で編成することができる。
靴下1は、自動丸編機を使用して、ニードルシリンダの半回転動作で踵部22を編成し、次いで甲部23と底部24とを筒編に編成し、爪先部21を編成し、最後に履口部10を編成する。
最後に編成する履口部は、弾性糸を入れることなく編み糸のみのスパイラルメッシュ編みによって編成される。ここで、スパイラルメッシュ柄とは、添糸編と浮き編との応用組織で、2本の糸を使ってプレーティングをしている場合、そのうちの表糸を浮かして裏糸のみで編成することにより、その部分に透かし目を出すものである。
なお、スパイラルメッシュ編みはあぜ目を1/1?3/1となるように編成するとよい。さらに、履口部は針数が200本、シリンダー径が3.5インチのK式のシングルシリンダーによって編成されると好適である。
踵部22は、自動丸編機のニードルシリンダを半回転状態にして、半円周の長さの編成位置にあるニッティングバット短針を一往復毎に両端から1本ずつ順次不動作の位置に針上げして、編幅を狭めて編成してループを詰めて形成するとよい。このようにループを詰めながら、半回転編成することで、編み目ループの拡大を防止し、結果としてフットカバー1が踵部22をしっかり保持することができる。なお、踵部22と、甲部23及び底部24との境目にはゴアライン(破線部)が設けられている。さらに、踵部22に綿糸やナイロン糸の補強糸を部分的に追加編成すると、より踵部22のループが絞まり、踵をより強力に保持することが可能になる。
以上、本考案に係る靴下における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本考案の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本考案に係る靴下は、例えば、スニーカー、パンプス、ローファーシューズ等の靴を履くときの、スポーツ用又はカジュアル用の靴下やフットカバーとして広く利用することができる。
1 靴下
10 履口部
100 開口部
20 足部
21 爪先部
22 踵部
23 甲部
24 底部
200 ゴアライン
本考案は、靴下、特に履き口にゴム糸を入れずにずり落ち防止でき、かつ、フィット感を備えた靴下に関する。
靴下は、履き口と呼ばれる箇所にゴム糸を挿入して、ゴム糸の伸縮弾性により靴下がずり落ちるのを防止している。ゴム糸が強過ぎると足を締め付け苦痛を感じたり、血行が悪くなったり、いずれにせよ窮屈である。他方、ゴム糸の伸縮弾性を弱めるとずり落ち易くなるし、フィット感が落ちる。また、ゴム糸は経年劣化により伸縮弾性力も劣化するという問題がある。
このような靴下のずり落ち防止については、いくつかの提案がなされている。まず、特許文献1に係る考案において、シングルシリンダー編機で靴下を編成する場合に、口編部(口ゴム部)の編成に際して、ゴム糸を挿入しながら表面摩擦の大きな編糸とウーリーナイロン糸を使用して、1コース毎に表面摩擦の大きな編糸とウーリーナイロン糸を交互に編成し、その際、表面摩擦の大きな編糸は大きな表目と小さい表目を交互し、ウーリーナイロン糸は大きな表目の箇所ではタックし、小さい表目の箇所では小さな表目をニットし、靴下の編成後に加熱処理してウーリーナイロン糸を熱収縮させることが開示されている。
特許文献2の考案には、靴下の足首部分にのみカバーリングヤーン等の弾性糸あるいはゴム糸を編み込み、足首より上方のレッグ部や履口部には弾性糸やゴム糸を編み込まず、足首部分で締付け、レッグ部及び履口部をフリーな状態とし、レッグ部及び履口部の生地特性によってずり落ちを防止するようにした靴下が開示されている。
実公昭60?2162号公報 実公平06?19521号公報
ところが、特許文献1に開示されている靴下においては、表面摩擦の大きな編糸とウーリーナイロン糸が1コースおきに編まれるため、ずり落ち防止効果が半減する。また、仕上げ工程で熱処理を行って、ウーリーナイロン糸を熱収縮させてリブ状凹凸を形成させるが、タックの回数が1回であるので、凹凸状の畝の高低差が少なく、滑り止め効果が小さいという問題がある。
また、特許文献2に開示されている靴下は、レッグ部及び履口部に適度な締付け感がないので、履いた時にフィット感が薄く履きにくいという問題がある。
本考案は、このような問題に鑑み、履き口にゴム糸を入れずに、着用時のずり落ちを効果的に防止し、かつ、フィット感を備えた靴下を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本考案に係る靴下は、履口部が、弾性糸を入れることなくスパイラルメッシュ編みの編み糸のみからなる編成構造であることを特徴とする。また、スパイラルメッシュ編みはあぜ目を1/13/1となるように編成するとよい。さらに、履口部は針数が200本、シリンダー径が3.5インチのK式のシングルシリンダーによって編成されると好適である。
また、本考案の靴下は、自動丸編機のニードルシリンダを半回転状態にして、半円周の長さの編成位置にあるニッティングバット短針を一往復毎に両端から1本ずつ順次不動作の位置に針上げして、ループを詰めながら形成した踵部を備えるようにしてもよいし、さらに、当該踵部は、補強糸が部分的に追加編成されていると好適である。
本考案に係る靴下は、履口部から踵部に至る領域を半回転編成することで踵部の繊維の伸びを抑制するので、快適な着用感のもとでずり落ちを効果的に防止することができる。
また、踵部について、ループを詰めながら、半回転編成することで、編み目ループの拡大を防止し、結果として着用者の踵をしっかり保持することができ、ひいては靴下のずり落ちを防止する効果がある。
本考案に係る靴下の非着用状態における全体図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。各図において、同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。また、図面は、本考案を理解するために誇張して表現している場合もあり、必ずしも縮尺どおり精緻に表したものではないことに留意されたい。なお、本考案は下記に示される実施例に限られるものではない。
実施例1を図面を参照して詳細に説明する。
まず、靴下1の全体構成を説明する。図1は、本発明に係る靴下の非着用状態における全体図である。図1において、靴下1は、一般的な靴下ではなく、スニーカー等を履くときに着用し靴の内側に隠れて外から見えない「フットカバー」と呼ばれる靴下を示している。
図1に示すとおり、靴下1は、大別すると、履口部10と、爪先部21と踵部22と甲部23と底部24とを有する足部20が設けられており、履口部10の上方に開口100が形成されている。靴下1は、綿、ナイロン糸等の繊維を公知の方法で編成することができる。
靴下1は、自動丸編機を使用して、ニードルシリンダの半回転動作で踵部22を編成し、次いで甲部23と底部24とを筒編に編成し、爪先部21を編成し、最後に履口部10を編成する。
最後に編成する履口部は、弾性糸を入れることなく編み糸のみのスパイラルメッシュ編みによって編成される。ここで、スパイラルメッシュ柄とは、添糸編と浮き編との応用組織で、2本の糸を使ってプレーティングをしている場合、そのうちの表糸を浮かして裏糸のみで編成することにより、その部分に透かし目を出すものである。
なお、スパイラルメッシュ編みはあぜ目を1/13/1となるように編成するとよい。さらに、履口部は針数が200本、シリンダー径が3.5インチのK式のシングルシリンダーによって編成されると好適である。
踵部22は、自動丸編機のニードルシリンダを半回転状態にして、半円周の長さの編成位置にあるニッティングバット短針を一往復毎に両端から1本ずつ順次不動作の位置に針上げして、編幅を狭めて編成してループを詰めて形成するとよい。このようにループを詰めながら、半回転編成することで、編み目ループの拡大を防止し、結果としてフットカバー1が踵部22をしっかり保持することができる。なお、踵部22と、甲部23及び底部24との境目にはゴアライン(破線部)が設けられている。さらに、踵部22に綿糸やナイロン糸の補強糸を部分的に追加編成すると、より踵部22のループが絞まり、踵をより強力に保持することが可能になる。
以上、本考案に係る靴下における好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本考案の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本考案に係る靴下は、例えば、スニーカー、パンプス、ローファーシューズ等の靴を履くときの、スポーツ用又はカジュアル用の靴下やフットカバーとして広く利用することができる。
1 靴下
10 履口部
100 開口部
20 足部
21 爪先部
22 踵部
23 甲部
24 底部
200 ゴアライン

Claims (4)

  1. 履口部が、弾性糸を入れることなくスパイラルメッシュ編みの編み糸のみからなる編成構造の靴下。
  2. 前記履口部において、前記スパイラルメッシュ編みはあぜ目を1/1?3/1にし、針数が200本でかつシリンダー径が3.5インチのK式のシングルシリンダーによって編成されることを特徴とする請求項1に記載の靴下。
  3. 自動丸編機のニードルシリンダを半回転状態にして、半円周の長さの編成位置にあるニッティングバット短針を一往復毎に両端から1本ずつ順次不動作の位置に針上げして、ループを詰めながら形成した踵部を備える請求項1又は2に記載の靴下。
  4. 前記踵部は、補強糸が部分的に追加編成されていることを特徴とする請求項3に記載の靴下。
JP2019002303U 2019-06-25 2019-06-25 靴下 Active JP3223023U (ja)

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