JP3222215U - ラップ収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気等によりラップロール本体に吸い付くことを防止するラップを提供する。【解決手段】ラップが巻かれたラップロールを収納し上面が開口しているラップ収納箱本体およびラップ収納箱本体10に接続し前記開口部を閉じることが可能な開閉自在のラップ収納箱上蓋20を有するラップ収納箱1において、ラップ収納箱に備わる切断刃21により切断した後にラップ収納箱の開閉用上蓋を開いたときに、引き出されたラップがラップ収納箱に収納されたラップロール本体へ吸い付くことを防止するために、ラップ収納箱本体の内側空間に収納されたラップの上面上側に配置され、前記ラップ収納箱のラップが引き出される開口部の開口面の一部または全部を被うラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46を備えたことを特徴とするラップ収納箱である。【選択図】図2

Description

本考案は、食品や野菜等を包装する際に用いるラップを収納するラップ収納箱に関する。
食品や野菜等を包装する際に家庭や食品工場などでラップ(包装フィルム)が多用されている。ラップは細長い円筒状のロール紙に巻かれた状態(以下、ラップロール本体)で、細長い直方体形状の収納箱に収納されている。収納箱は開閉式の蓋(収納箱上蓋)とラップロール本体が収納される収納箱本体とから構成され、開閉式の上蓋の長手方向側面の一端にはラップ切断用の鋸歯状の切断刃(または切断歯)が備わっている。ラップを使用するときは、開閉式の上蓋を開いて、収納箱本体に収納されたラップロール本体のラップ先端部を引いた後に収納箱上蓋を閉じて、ラップを切断刃で切断する。次にラップを使用するときは、ラップの(切断後の)先端部は収納箱上蓋で隠されているので、再度収納箱蓋を開いた後に、ラップ先端部を指でつまんで再度引く。この動作の繰り返しでラップを使用する。
特開2011−126600
次のラップを使用するときに、収納箱上蓋を開くと、開閉式の上蓋に取り付けた切断刃の所で押さえられていたラップが上蓋から離れて、静電気や開いたときの風圧によってラップロール本体に吸い付く現象が頻繁に起こる。ラップロール本体に吸い付いたラップの先端部は分かりにくくなり、その先端部を探すのに苦労する。ラップの先端部を探し当ててもラップの先端部を指でつまむことも案外むずかしく、ラップを損傷したり、指からラップへ汚れが付着したりすることもある。ラップの先端部を探すのは時間もかかり作業性も悪く、さらにいらいらも感じて精神上も余り良くない。ラップが損傷したり、ラップに汚れが付いたりすれば、それらの部分を取り除く必要があるので、コストアップとなる。特許文献1は、ラップ収納箱を収納するラップ切断補助器が提案されているが、これを用いてもラップが静電気等でラップロール本体に吸い付く現象を抑えることはできず、またラップ切断補助器が複雑でさらにコストアップとなる。
上記課題を解決するために、本考案はラップ収納箱本体の開口部を被うラップ収納箱本体開口部押さえ板を備えたラップ収納箱であることを特徴とする。具体的には以下の特徴を有する。
(1)本考案は、ラップが巻かれたラップロールを収納し上面が開口しているラップ収納箱本体およびラップ収納箱本体に接続し前記開口部を閉じることが可能な開閉自在のラップ収納箱上蓋を有するラップ収納箱において、ラップ収納箱本体の内側空間に収納されたラップの上面上側に配置され、前記ラップ収納箱のラップが引き出される開口部の開口面の一部または全部を被うラップ収納箱本体開口部押さえ板を備えたことを特徴とするラップ収納箱である。
(2)本考案は、前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板は1枚または2枚であり、ラップ収納箱本体の短辺側側面または長辺側側面と連結しており、当該連結部において前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板は開閉自在であることを特徴とするラップ収納箱である。
(3)本考案は、前記2枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板はそれらの先端側で重なり、その重なり部において前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板の先端側から切れ目が形成されており、その切れ目において互いのラップ収納箱本体開口部押さえ板を交叉させて2枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板を止めることができ、さらに前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板は、紙、木材、プラスチック、および金属から選択された1つまたは2つ以上の材料から作製されていることを特徴とするラップ収納箱である。
本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を使用することによって、外側に引き出されたラップがラップロール本体に吸い付くことがなくなり、その結果、簡単にラップ端部を指でつかんで適度な長さで切断できる。また、ラップを損傷したりすることもなくなるので、ラップを無駄に捨てることがなくなりコスト低減化もできる。さらに、ラップロール本体に巻いたラップに触ることもなくなり、ラップロール本体に巻いたラップが常に清浄な(最初の状態と同じ)状態を保持することができ、衛生面もかなり向上できる。さらに、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板で開口部を被っているので、ラップ収納箱内部に収納されたラップロール本体がラップ収納箱の外側に飛び出すことがなくなり、安心してラップを引き出すことができるという効果もある。
図1は、ラップ収納箱の開口部に備わる本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板の実施形態を示す図である。 図2は、ラップ収納箱本体開口部押さえ板がラップ収納箱本体開口部を被った状態を示す図である。 図3は、ラップ収納箱上蓋をラップ収納箱本体に被せて閉じた状態を示す図である。 図4は、ラップを切断後にラップ収納箱上蓋を上げて開いた状態を示す図である。 図5は、ラップをラップ収納箱の外側へ引き出した状態を示す本考案のラップ収納箱の断面図である。 図6は、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を取り付けたラップ収納箱の別の実施形態を示す図である。 図7は、ラップ収納箱本体開口部の一部を被う本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を取り付けたラップ収納箱の実施形態を示す図である。
本考案は、ラップ収納箱の開口部にラップ収納箱本体開口部押さえ板を備えたもので、それによってラップが静電気等によりラップロール本体に吸い付くことを防止したものである。
図1は、ラップ収納箱の開口部に備わる本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43の実施形態を示す図である。ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43がなければ、図1は、通常のラップ32を巻いたラップロール本体30を収納したラップ収納箱1のラップ収納箱(上)蓋20を開いた状態と同様の図となる。図1において、ラップ32はラップロール本体30から引き上がられてラップ収納箱1の外側に出ている。ラップ収納箱1は、ラップ32を巻いたラップロール本体30を収納するラップ収納箱本体10およびラップ収納箱本体10の開口部を被う開閉可能な開閉蓋(ラップ収納箱上蓋)20から構成される。尚、図1では、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43の後側が分かるように半透明で描いているが、不透明の材料でも良いし、透明材料でも良い。
ラップ収納箱本体10は、横長(X方向に長い)の直方体形状であり、縦方向(Y方向)および高さ方向(Z方向)はほぼ同じ長さであり、上面側(Z方向)が開口しており、その他の側面(長手(横すなわちX)方向の2側面12および15、並びにY方向およびZ方向の短辺を有する2側面13および14)および底面16は閉じていて、それらに囲まれたラップ収納箱本体10の内側は上面側が開口したラップロール本体収納空間11となっている。
ラップ収納箱上蓋20は、ラップ収納箱本体10の上面、すなわち開口部を被う面(ラップ収納箱上蓋上面)17、ラップ収納箱上蓋上面17の短辺側に接続し、ラップ収納箱上蓋20が閉じたときに、ラップ収納箱本体10の側面13および14に重なる2側面19および22、並びにラップ収納箱上蓋上面および側面19および22と略直角に接続し、ラップ収納箱上蓋20が閉じたときに、ラップ収納箱本体10の長手方向側面12と重なるラップ収納箱上蓋長手方向側面18から構成される。ラップ収納箱上蓋長手方向側面18には、その長手方向の一端辺にラップ切断用の切断刃(歯)21が取り付けられる。またラップ収納箱上蓋長手方向側面18の長手方向の他端辺はラップ収納箱本体10長手方向の側面15と接続しており、その接続部(連結部とも言う)においてラップ収納箱上蓋は開閉可能になっている。ラップ収納箱1が紙で作成されていてラップ収納箱上蓋長手方向側面18とラップ収納箱本体10長手方向の側面15と一体となっているときは、これらの接続部で折り曲げ自在に作製されている。
本考案のラップ収納箱は、ラップ収納箱本体10の開口部を被うようにラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43が取り付けられている。このラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43はラップ収納箱本体10の開口部の大きさと同じかまたは小さく形成されており、ラップ収納箱上蓋20を閉じたときにもその開閉に支障がないように作製されている。あるいは、ラップ32を切断するときに支障がないような大きさと形状に作製されている。図1では、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43はラップ収納箱本体10の短辺側の側面13および14にそれぞれ接続し、その接続部で開閉可能に取り付けられる。
図1では、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43は開いた状態で示されているが、図2はこれらのラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43がラップ収納箱本体10の開口部を被った状態を示す。すなわち、ラップ32がラップ収納箱本体10の外側へ引き出された状態(図1に示す)から、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43をラップ収納箱本体10の上面である開口部の方へ(矢印A1およびA2方向へ)倒して、ラップ収納箱本体10の開口部にふたをする。ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43の合わせた長さは、ラップ収納箱本体10の開口部の長手方向(X方向)長さよりも長く形成され、ラップ収納箱本体10の開口部を閉じたときにラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43は重なる部分が生じる。すなわち、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41と43を合わせた長さは、ラップ収納箱本体10の開口部の長さよりも長く、ラップ収納箱本体10の開口部の長さの2倍よりも短い。
この重なり部分において、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43の略中央部分に長手方向(X方向)に切れ目42および44を形成しておくことによって、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43でラップ収納箱本体10の開口部を閉じたときに、図2に示すように切れ目42および44を使ってお互いを交叉させることができる。たとえば、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41の切れ目部分の片側板45およびラップ収納箱本体開口部押さえ板43の切れ目部分の片側板46を上側に来るように交叉させる。このように交叉させることによって、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43は、閉じた状態を保持することができ、ラップ収納箱本体開口部押さえ板をラップ収納箱本体開口部に止めることができるようになる。特に、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43が紙製のときには、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43を閉じても開き易いので、上記のような切れ目を入れてお互いを交叉させることは有効であり、また紙製なので変形も容易でお互いを切れ目に入れて交叉させやすい。また、木材の薄い板やセルロイド等のプラスチック製の薄い板、あるいは薄い金属もラップ収納箱本体開口部押さえ板として使用できる。尚、切れ目はラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43の重なり部分より長くても良く、お互いを交叉させることができる。
ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43は、ラップ収納箱本体10の側面13および14と一体に形成しても良い。たとえば、紙や薄いプラスチックや薄い木材板、薄い金属であれば、それらの接続部で折り曲げ自在に作製することができる。あるいは、接着テープでそれらを接続しても良い。ラップ32は、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43とラップ収納箱本体10も長手方向側面12との隙間Sから引き出すことができる。この隙間Sは、ラップ収納箱本体10の長辺方向側面12の高さ(Z方向)をラップ収納箱本体10の短辺側側面13および15の高さ(Z方向)より短くすることによって形成できる。一定長さのラップ32を引き出した後で、ラップ収納箱上蓋20を矢印B1方向へ動かして閉じる。このように、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43は、ラップ32の上面上側に配置される。
図5は、ラップ32をラップ収納箱1の外側へ引き出した状態を示す本考案のラップ収納箱の断面図である。図2に示す状態のラップ収納箱1の中央部分を示す断面模式図と考えることもできる。図5(a)はラップ収納箱上蓋20を開いた状態を示す図で、図5(b)はラップ収納箱上蓋20を閉じた状態を示す図である。ラップ収納箱本体10のラップロール本体収納空間11内にラップ32がロール33の回りに多重に巻かれたロール本体30が収納されている。ラップロール本体収納空間11の上面、すなわちラップ収納箱本体10の開口部、すなわちラップ収納箱本体10の上面をラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46が被っている。ラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46の幅(Y方向)はラップ収納箱本体10の幅とほぼ同じか、それより短く形成される。
ラップ収納箱本体10の長辺側側面12の高さはラップ収納箱本体10の高さよりも小さいので、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46とラップ収納箱本体10の長辺側側面12の間には隙間32が空いており、この隙間Sを通ってラップ32が外側に引き出される。隙間Sが余り大きくならないように、ラップ収納箱本体10の前方の長辺側側面12の上辺上にラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46が来るように配置するのが良い。ただし、図5(b)に示すように、ラップ収納箱上蓋20がラップ収納箱本体10に確実に被るようにラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46がラップ収納箱上蓋長手方向側面18に当たらないようにする必要がある。すなわち、ラップ収納箱本体10の前方の長辺側側面12の上辺とラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46の長辺がほぼ鉛直線上に一致するのが良い。
図5(b)に示すように、外側に適当な長さでラップ32が引き出されて、ラップ収納箱上蓋長手方向側面18に取り付けられた切断刃21に当ててラップ32がカットされる。図5(a)に示すように、切断刃21でラップ32を切断した後に上蓋20を開いてもラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46はラップ収納箱本体10の開口部を閉じた状態になっているので、ラップ32がラップロール本体30へ吸い付くことはない。また、この状態でラップ32を引き出したときにもラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43、45、46が閉じた状態になっているので、ラップロール本体30がラップ収納箱本体の外側に出て来ることがなく、しかも隙間Sがあるので、ラップ32を外側へ楽に引き出すことができる。
ラップ収納箱本体開口部押さえ板41、43の幅方向(Y方向)の奥側は、ラップ収納箱本体10の奥側(後方)長辺側側面15まで伸びていても良いし(この場合はラップ収納箱本体10の開口部の(幅方向)全体を被う)、あるいは途中で切れていても良い(この場合はラップ収納箱本体10の開口部の(幅方向)一部を被う)。図6に示すラップ収納箱本体開口部押さえ板48のような場合には、ラップ収納箱本体10の奥側(後方)長辺側側面15またはラップ収納箱上蓋20の上面21、または側面15および上面21の接続部61に接続(連結)する。そして、ラップ収納箱本体開口部押さえ板48はその接続部で開閉できるように取り付けられる。あるいは、分離したラップ収納箱本体開口部押さえ板を簡単にラップ収納箱本体10の開口部に被せることもでき、動かないように接着テープなどでラップ収納箱本体やラップ収納箱上蓋へ付設することもできる。
図3は、ラップ収納箱上蓋20をラップ収納箱本体10に被せて閉じた状態を示す図である。適度な長さに引き出したラップ32を切断刃21に押し当てて切断する。ラップ32を切断後、ラップ32はラップ収納箱1のラップ収納箱上蓋20に取り付けられた切断刃21の内側に付着しているので、図3に示すラップ収納箱上蓋20をラップ収納箱本体10に被せて閉じた状態では、ラップ32を引き出すことが難しい。
そこで、ラップ収納箱上蓋20を上げて、図4に示すようにラップ収納箱上蓋20を開いてラップ32を切断刃21から離れるようにする。すなわち、図4は、ラップ32を切断後にラップ収納箱上蓋20を上げて開いた状態を示す図である。ラップ収納箱上蓋20を上げてラップ32が切断刃21から離れるときに、ラップ32は背電気を帯びるので、ラップ32は巻き戻り(あるいは巻き縮れ)ラップロール本体30に付着しようとする。しかし、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43により、ラップ収納箱本体10の開口部は閉じた状態になっているので、ラップ32は巻き戻ってラップロール本体に付着することができない。尚、隙間Sはそれほど広くないのでこの隙間Sを通ってラップ32の先端部がラップロール本体30に吸い付くことはない。
また、ラップ収納箱上蓋20を上げたときに風圧が発生しても、やはり、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43により、ラップ収納箱本体10の開口部は閉じた状態になっているので、ラップ32は巻き戻ってラップロール本体に付着することができない。すなわち、ラップ32は、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43とラップ収納箱本体も長手方向側面12との隙間Sから出た状態であり、しかも切断刃21から離れている状態となっている。
或いはラップ収納箱上蓋20を上げて開いたときに、ラップ32が切断刃21から離れずラップロール本体30から引き出そうとする場合もあるが、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43によって、ラップ32の引き出しが抑えられるので、ラップ32は切断刃21から容易に離すこともできる。このときもラップ32は、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43とラップ収納箱本体も長手方向側面12との隙間Sから出た状態となる。尚、図4では、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43をラップ収納箱本体10の短辺側側面13および14へ接着テープ51および52で折り曲げ可能に連結(接続)している。
従って、ラップ収納箱本体開口部押さえ板41および43が閉じてラップ収納箱本体開口部に被さっているときは、ラップ32の端部が外側へ出ているので、容易にラップ32を引き出すことができる。すなわち、図1の状態にしなくとも、図4または図2のようにラップ収納箱上蓋20を開いた状態で、ラップ32を指等でつまんで適当な長さまで引き出すことが可能となる。尚、図2や図4のようにラップ収納箱上蓋20を180度近く開かなくても、ラップ収納箱上蓋20を少し(約10度〜約60度)開いた状態でラップ32を引き出すことができる。この繰り返しでラップ32を適度な長さで何回も切断することができる。
以上説明した様に、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を使用することによって、外側に引き出されたラップがラップロール本体に吸い付くことがなくなり、その結果、簡単にラップ端部を指でつかんで適度な長さで切断できる。また、ラップを損傷したりすることもなくなるので、ラップを無駄に捨てることがなくなりコスト低減化もできる。さらに、ラップロール本体に巻いたラップに触ることもなくなり、ラップロール本体に巻いたラップが常に清浄な(最初の状態と同じ)状態を保持することができ、衛生面もかなり向上できる。さらに、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板で開口部を被っているので、ラップ収納箱内部に収納されたラップロール本体がラップ収納箱の外側に飛び出すことがなくなり、安心してラップを引き出すことができる。
図1〜図4においては、2枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板は重ねたときに重なり部が存在したが、重なり部がなくても良い。さらに2枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板を合わせた長さはラップ収納箱本体10の開口部の長さよりも短くても良く、その場合は2枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板を閉じたときにラップ収納箱本体10の開口部の長手方向に開口部が残るが、ラップ収納箱本体開口部押さえ板がラップの両側を被っていれば良く、ラップ収納箱上蓋を開いたときにラップ収納箱本体開口部押さえ板が開かない程度になっていれば良い。或いは、ラップ収納箱本体開口部押さえ板が1枚でも良く、ラップ収納箱に予め連結していなくても良く、後でラップ収納箱本体開口部押さえ板を取り付けても良い。また、ラップ収納箱本体開口部押さえ板は2枚でなくとも1枚でも良い。その場合、たとえばラップ収納箱本体開口部押さえ板の一端をラップ収納箱本体の短辺側側面に連結(接続)して、その連結部(接続部)で開閉できるようにしても良い。また、1枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板の長さは、ラップ収納箱本体開口部の長さ(横方向、X方向)と同じか、または短くする。これによりラップ収納箱上蓋が押さえ板に邪魔されることなくラップ収納箱本体に被せることができる。
図6は、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を取り付けたラップ収納箱の別の実施形態を示す図である。ラップ収納箱本体開口部押さえ板47は1枚であり、かつラップ収納箱本体10およびラップ収納箱上蓋20の接続部に連結している。あるいは、ラップ収納箱本体開口部押さえ板47は、ラップ収納箱本体10の奥側(後方)の長辺側側面15またはラップ収納箱上蓋20の上面17に接続(連結)しても良い。ラップ収納箱本体開口部押さえ板47は、その接続部(連結部)でラップ収納箱上蓋20とは別個に開閉でき、ラップ収納箱本体開口部を被うことができる。最初にラップロール本体30に巻き付いたラップ32を外側に引き出した後に、ラップ収納箱本体開口部押さえ板47がラップ収納箱本体開口部を被うように閉じて使用する。ラップ収納箱本体開口部47を閉じた後で、開きやすい場合には、接着テープ等でラップ収納箱本体20の側面12、13、および/または14と固定できるようにしても良い。尚、図6では、ラップ収納箱本体開口部押さえ板47の後側が分かるように半透明で描いているが、不透明の材料でも良いし、透明材料でも良い。
図1〜図6では、ラップ収納箱本体開口部のほぼ全面を被うように示しているが、一部だけ被うだけでも良い。図7は、ラップ収納箱本体開口部の一部を被う本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を取り付けたラップ収納箱の実施形態を示す図である。図7に示すラップ収納箱本体開口部押さえ板48および49は、それぞれラップ収納箱本体の短辺側側面13および14に連結し、それらの連結部(接続部)で開閉可能となっている。しかもラップ収納箱本体開口部押さえ板48および49の幅(縦方向、Y方向)は、ラップ収納箱本体開口部の幅(Y方向)よりも短い。またラップ収納箱本体開口部押さえ板48および49を合わせた長さ(横方向、X方向)は、ラップ収納箱本体開口部の長さ(横方向、X方向)よりも短い。すなわち、ラップ収納箱本体開口部押さえ板48および49はラップ収納箱本体開口部の一部だけを被っている。
ラップ収納箱本体開口部押さえ板48および49はラップ収納箱本体開口部の一部だけを被う場合は、図7に示すようにラップ収納箱本体長辺側側面12、すなわちラップ出口にもなっている隙間Sの方に寄せてラップ32の両側の上面の上側を被うようにすると良い。図7では、ラップ収納箱本体開口部押さえ板48および49を合わせた長さ(横方向、X方向)は、ラップ収納箱本体開口部の長さ(横方向、X方向)よりも短いが、ラップ収納箱本体開口部の長さ(横方向、X方向)と同じか、長くすることもできる。この場合は、ラップ32の幅全体をカバーできるので、静電気等による、ラップの巻き上がり、または巻き戻し、またはラップロール本体への吸い付きに対する抑止力が大きく効果が大きい。あるいは、ラップ収納箱本体の短辺側側面13および14のどちらかに連結した1枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板でも良く、その長さをラップ収納箱本体開口部の長さ(横方向、X方向)と同じか、または短くすることもできる。さらに、1枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板でラップ収納箱本体開口部の一部または全部を被うようにすることもできる。以上のように、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を使用することによって、ラップ収納箱に備わる切断刃により切断した後にラップ収納箱の開閉用上蓋を開いたときに、引き出されたラップがラップ収納箱に収納されたラップロール本体へ吸い付くことを防止することができる。
以上本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板を有するラップ収納箱について詳細に説明したが、明細書のある部分に記載し説明した内容について、記載しなかった他の部分においても矛盾なく適用できることに関しては、当該他の部分に当該内容を適用できることは言うまでもない。さらに、前記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施でき、本考案の権利範囲が前記実施形態に限定されないことも言うまでもない。
上述した以外にも、本考案のラップ収納箱本体開口部押さえ板は、ロールにシートを巻いたシートロールを収納するシートロール収納箱に取り付けた切断刃でシート引き出して切断する類似の物に対して適用することができる。
1・・・ラップ収納箱、10・・・ラップ収納箱本体、11・・・ラップロール本体収納空間、12、13、14、15・・・ラップ収納箱側面、16・・・ラップ収納箱底面、
17・・・ラップ収納箱上蓋上面、18、19、22・・・ラップ収納箱上蓋側面、20・・・ラップ収納箱上蓋、21・・・ラップ切断用の切断刃、30・・・ラップロール本体、32・・・ラップ、33・・・ロール33、40、41、43、45、46、47・・・ラップ収納箱本体開口部押さえ板、42、44・・・切れ目、S・・・隙間





Claims (5)

  1. ラップが巻かれたラップロールを収納し上面が開口しているラップ収納箱本体およびラップ収納箱本体に接続し前記開口部を閉じることが可能な開閉自在のラップ収納箱上蓋を有するラップ収納箱において、ラップ収納箱本体の内側空間に収納されたラップの上面上側に配置され、前記ラップ収納箱のラップが引き出される開口部の開口面の一部または全部を被うラップ収納箱本体開口部押さえ板を備えたことを特徴とするラップ収納箱。
  2. 前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板は1枚または2枚であり、ラップ収納箱本体の短辺側側面または長辺側側面と連結しており、当該連結部において前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板は開閉自在であることを特徴とする、請求項1に記載のラップ収納箱。
  3. 前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板がラップ収納箱本体の2つの短辺側側面に各1枚連結している場合において、前記2枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板はそれらの先端側で重なり、その重なり部において前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板の先端側から切れ目が形成されており、その切れ目において互いのラップ収納箱本体開口部押さえ板を交叉させて2枚のラップ収納箱本体開口部押さえ板を止めることができるようにしたことを特徴とする、請求項2に記載のラップ収納箱。
  4. 前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板がラップ収納箱本体の短辺側側面の1方に連結しているか、または前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板がラップ収納箱本体の両方の短辺側側面に各1枚連結している場合において、前記押さえ板は前記開口部におけるラップ出口側の一部または全部を被うことを特徴とする、請求項2に記載のラップ収納箱。
  5. 前記ラップ収納箱本体開口部押さえ板は、紙、木材、プラスチック、および金属から選択された1つまたは2つ以上の材料から作製されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のラップ収納箱。





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