JP3219948B2 - 自動掃除機 - Google Patents

自動掃除機

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JP3219948B2
JP3219948B2 JP26198794A JP26198794A JP3219948B2 JP 3219948 B2 JP3219948 B2 JP 3219948B2 JP 26198794 A JP26198794 A JP 26198794A JP 26198794 A JP26198794 A JP 26198794A JP 3219948 B2 JP3219948 B2 JP 3219948B2
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JP
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brush
vehicle body
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automatic cleaner
fixed
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重裕 山本
一正 古倉
曙銘 陳
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日本輸送機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンパーの外側に突出
したサイドブラシ保持機構を上記車体に傾動可能に装着
し、サイドブラシによる掃除能力を向上せしめるものに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、車体の斜め前方外側にサイドブ
ラシを突出して装着し、該サイドブラシの回転軸を所定
の角度をつけて固定した構成のものと、他には、サイド
ブラシの回転軸を車体長さ方向と車体幅方向の前後・左
右方向へ移動させることが可能な構成のものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前者の構成にあ
っては、サイドブラシの回転軸を所定の角度をつけて固
定し、角度の調整ができない構成であるため、ブラシの
偏磨耗により、接地部分が減少し、掃除ができなくなる
という課題があり、他方、後者の構成にあっては、前後
・左右方向の調整を可能としているが、調整機構が複雑
であり、しかも2ヶ所の調整ともうまく決まっていない
と、希望の接地位置が得られないため、調整に相当な熟
練と経験が必要であるという課題がある。本発明は上述
の課題を解決するために案出されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体下部に配
し、走行路面に対して垂直方向に回転するメインブラシ
で走行路面を掃除する自動掃除機において、車体の前方
及び後方にバンパーを設け、いずれか一方のバンパーの
外側に突出したサイドブラシ保持機構を上記車体に傾動
可能に装着する構成として、上述の課題を達成したもの
である。
【0005】
【作用】ブラシの偏磨耗により、接地部分が減少すると
その減少部分を覆うようにサイドブラシ保持機構を傾け
る。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図6に基づき説
明すると、図1は本発明に使用する自動掃除機の側面
図、図2は本発明に使用する自動掃除機の平面図であっ
て、1は自動掃除機、2は自動掃除機1の車体、3は車
体2の上部を覆うべく、車体2の前方下部に傾動可能に
装着された車体カバー、4は自動掃除機1の車体中央下
部に装着された駆動輪、5は自動掃除機1の車体後部に
装着されたキャスター、6は自動掃除機1の車体下部に
垂直方向に回転し、走行路面を掃除するメインブラシ、
7は自動掃除機1の車体下部、かつメインブラシ6の前
方に車体2に対して脱着自在に装着され、メインブラシ
6の回転動作により掃き上げられたゴミが蓄積するホッ
パー、8は自動掃除機1の車体2の斜め前方外側に回転
可能に装着されたサイドブラシ取付機構、9は自動掃除
機1の車体2の前方に固定された前部バンパー、10は
自動掃除機1の車体2の後方に固定された後部バンパ
ー、11は車体カバー3に装着された操作パネル、12
は車体2内に収納された第1集塵ボックス、13は車体
2内に収納され、かつ第1集塵ボックス12の後段に配
置された第2集塵ボックス、14は車体2内に収納され
た制御ユニット、15はホッパー7と第1集塵ボックス
12との間を接続するバキューム用ホース、16は自動
掃除機1を駆動させるエネルギーを供給するバッテリー
である。
【0007】本発明の特徴であるサイドブラシ取付機構
について図3乃至図6にて詳細に説明すると、図3は車
体2との取付け関係を示す平面図、図4は車体2との取
付け関係を示す側面図であって、18は第1取付ブラケ
ットで、L字形の形状をなし、L字形の垂直部18Aに
て車体2に固定されている。しかも該垂直部18Aには
一対の部材23が車体2の前方に向け固定されていると
ともに中央には穴が形成されている。一方L字形の水平
部18Bには、長穴26でもって、水平方向に移動可能
な第1調整用ボルト24及び第2調整用ボルト25が螺
着している。
【0008】19は第2取付ブラケットで、第1取付ブ
ラケット18と同様L字形の形状をなし、L字形の水平
部19Bは車体前方に位置し、水平部上面の端部に角部
材27が固定され、下面には所定の厚みの平板28がそ
れぞれ固定されている。
【0009】他方、垂直部19Aの前壁上部にはL字形
部材29が、下部には平板30がそれぞれに所定の間隔
を隔てて固定され、更にL字形部材29の垂直壁前方に
は中空の筒体31が横長に固定されている。
【0010】図5に図示されているように、上記第2取
付ブラケット19と第1取付ブラケット18とは第2取
付ブラケット19の水平部19Bの端部に固定した角部
材27と第1取付ブラケット18の一対の部材23とが
ピン32にて回動自在に支承されている。
【0011】図5に図示されているように、上記第1取
付ブラケット18のL字形の水平部18Bに形成された
長穴26には第1調整用ボルト24が嵌入され、その第
1調整用ボルト24を長穴26に沿って滑らせて上記第
2取付ブラケット19の水平部下面に固定された所定の
厚みの平板30の下面が挟まると、第2取付ブラケット
19の水平部が押し上げられ、サイドブラシ22が地面
から離れる。平板以外では水平部が下方に押し下げられ
るようになるため、第1取付ブラケット18の水平部1
8Bの先端部にある第2調整用ボルト25によって、第
2取付ブラケット19の傾き角度が調整される。
【0012】20は第3取付ブラケットで、図6に図示
されているように、下辺41が長い断面コ形状の部材
で、下辺41は上記第2取付ブラケット19の垂直部の
前壁上部のL字形部材29と下部の平板30とで形成さ
れた空間に挿入され、ピン(図示せず)にて回転自在に
支承され、上辺40にはブラシを回転させるブラシ回転
用モータ33が装着され、下辺41と上辺40とは円筒
部材20Aにて固定され、該円筒部材20Aの外周には
楔形部材42が固定されている。
【0013】第3取付ブラケット20の円筒部材は、図
6に図示されているように、ブラシ回転用モータ33と
ブラシ22とを連結する役目をなし、ブラシ22を固定
するブラシ取付部材34の軸34Aとブラシ回転用モー
タ33の回転軸33Aとがキーを介して連結され、ブラ
シ取付部材34との軸34Aの外周と円筒部材20Aの
内周との間にはベアリング35が挿入されている。
【0014】図6に図示されているように、第2取付ブ
ラケット19のL字形部材の垂直壁前方に横長に固定さ
れた中空の筒体31にはスプリング36が内装され、該
スプリング36を押圧する棒体37が筒体31に挿入さ
れ、該棒体37の一端に円板38が回転自在に装着され
ると共に円板38が上記楔形39に嵌入され、サイドブ
ラシに当たる外力がスプリング36の抗力よりも大きい
とスプリング36が圧縮され、第3ブラケット20がピ
ンにて支承されている位置にて回転する。
【0015】図3に図示されているように、第3取付ブ
ラケット20の下辺の後端には一対の突起部39が固定
または長さ方向あるいは巾方向に調整可能に装着され、
該第3取付ブラケット20が所定の角度以上回転すると
上記突起部39のいずれか一方が前部バンパー9に接触
して、自動掃除機1の走行を停止させる。
【0016】上記した実施例にかかる装置によれば、第
1取付ブラケットのL字形の水平部に形成された長穴に
はボルトが螺着され、そのボルトを長穴に沿って滑らせ
て、上記第2取付ブラケットの水平部下面に固定された
所定の厚みの平板の下面に挟まれると、第2取付ブラケ
ットの水平部が押し上げられ、平板以外では水平部が下
方に押し上げられるように、車体にサイドブラシ保持機
構を傾動可能に装着する構成としているので、ブラシの
偏摩耗により、接地部分が減少したとしても、サイドブ
ラシ保持機構を傾けることによって、一定の掃除能力が
維持できるとともに、掃除をしないときは、ブラシが傷
まないように走行路面上方にブラシをあげることができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ラシの偏摩耗により接地部分が減少したとしても、サイ
ドブラシ保持機構を傾けることによって、一定の掃除能
力が維持できるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動掃除機の側面図である。
【図2】本発明の自動掃除機の平面図である。
【図3】サイドブラシ保持機構と車体との取付け関係を
示す平面図である。
【図4】サイドブラシ保持機構と車体との取付け関係を
示す側面図である。
【図5】サイドブラシ保持機構のサイドブラシの取付け
関係を示す部分拡大図である。
【図6】サイドブラシ保持機構と車体との取付け関係を
示す詳細な部分拡大図である。
【符号の説明】
1 自動掃除機 2 車体 3 カバー 4 駆動輪 5 キャスター 6 メインブラシ 7 ホッパー 8 サイドブラシ保持機構 9 前部バンパー 10 後部バンパー 11 操作パネル 12 第1集塵ボックス 13 第2集塵ボックス 14 制御ユニット 15 バキューム用ホース 16 バッテリー 18 第1取付ブラケット 19 第2取付ブラケット 20 第3取付ブラケット 22 サイドブラシ 23 部材 24 第1調整用ボルト 25 第2調整用ボルト 26 長穴 27 角部材 28 平板 29 L字形部材 30 平板 31 筒体 32 ピン 33 回転用モータ 34 ブラシ取付部材 35 ベアリング 36 スプリング 37 棒体 38 円板 39 楔形 40 上辺 41 下辺 42 楔形部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に配し、走行路面に対して垂直
    方向に回転するメインブラシで走行路面を掃除する自動
    掃除機において、車体の前方及び後方にバンパーを設
    け、いずれか一方のバンパーの外側に突出したサイドブ
    ラシ保持機構を上記車体に傾動可能に装着してなる自動
    掃除機。
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