JP3219848B2 - 刺繍ミシン用帽子枠 - Google Patents

刺繍ミシン用帽子枠

Info

Publication number
JP3219848B2
JP3219848B2 JP15263692A JP15263692A JP3219848B2 JP 3219848 B2 JP3219848 B2 JP 3219848B2 JP 15263692 A JP15263692 A JP 15263692A JP 15263692 A JP15263692 A JP 15263692A JP 3219848 B2 JP3219848 B2 JP 3219848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hat
frame
embroidery
cloth
sewing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15263692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05321123A (ja
Inventor
正彦 尾関
Original Assignee
株式会社バルダン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社バルダン filed Critical 株式会社バルダン
Priority to JP15263692A priority Critical patent/JP3219848B2/ja
Publication of JPH05321123A publication Critical patent/JPH05321123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219848B2 publication Critical patent/JP3219848B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帽子の前面部に刺繍を
施す場合において、その前面部を張り広げた状態に保持
する為に用いられる刺繍ミシン用帽子枠に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の刺繍ミシン用帽子枠は、図7に
示されるように、下側にベッド1fの存置用の空間を有
し、上面は帽子30の前面部32を被せ付け得るよう断面円
弧状の布張面8fとなっており、しかも前端は自由端とな
っており、布張面の中央部には上記前面部における刺繍
予定域33を重合状に存置させる為の窓孔9fが備えられて
いる布張枠6fを有しており、上記前面部32における刺繍
予定域33の上側と下側の各余白部34,35を、夫々押えバ
ンド16f,17fによって上記窓孔9fの前側の縁部と奥側の
縁部に押え付けるようにしてある(例えば特開平2−2
51660号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで通常の帽子
は、図6の(A)及び図5に示されるように帽子30の周
壁における前面部32の布の縫代41と庇36の元部に備えた
縫代42, 43とを縫い合わせて製造されており、帽子の内
側に出た状態となる上記縫代41,42, 43は前面部32の裏
側に添わされ、更にそれに対して汗とり37が被さってい
る。
【0004】上記のような前面部32に刺繍する場合、前
記刺繍予定域33が図6の(A)に符号33aで示される範
囲の場合は何ら問題ない。しかし刺繍予定域が符号33b
の範囲となると汗とり37が邪魔になる。そこでその汗と
り37は(B)に示すように庇36の側に折り返して上記範
囲33bへの刺繍を行なう。この場合、縫代41,42, 43は
庇36にしっかりとつながっている為、それをも折り返す
ことは困難である。そこで縫代41,42, 43はそのままの
状態にして前記布張枠6fに装着し、押えバンド17fで
押え付けている。ところが、上記縫代41,42, 43は外部
からは見えぬものである為、綺麗に整理なされておら
ず、図5に符号W,W’で示されるように、幅が前面部
の周方向の各部でまちまちとなっている。すると上記の
ように押えバンドで押え付けた場合、図8の(B)の如
くバンド17fの下に縫代41,42, 43がフルに存在する場
所と、(A)の如くそうでない場所とが生ずる。する
と、前者の場所の近傍の刺繍予定域33の布は充分に張ら
れていてそこに刺繍をする場合に上下に動き難く、後者
の場所の近傍の刺繍予定域33の布は張りが弱くてそこに
刺繍する場合に上下に動き易い。即ち、刺繍予定域はそ
の場所によって張り具合にむらができていて、刺繍の仕
上りにむらが生じ易い問題点があった。
【0005】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、帽子の前面部を
固定した場合、その刺繍予定域の全域をどこも均等な張
り具合にできるようにして、刺繍予定域への刺繍を全域
にわたって綺麗な状態に仕上げ得るようにした刺繍ミシ
ン用帽子枠を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における刺繍ミシン用帽子枠は、下側には
刺繍ミシンにおけるベッド存置用の空間を有し、上面は
帽子の周壁における前面部を被せ付け得るよう断面円弧
状の布張面となっており、しかも前端は自由端となって
おり、布張面の中央部には上記前面部における刺繍予定
域を重合状に存置させる為の窓孔が備えられている布張
枠と、上記前面部における刺繍予定域の上側と下側の各
余白部を夫々上記布張面において上記窓孔の前側の縁部
と奥側の縁部に押え付ける為の押えバンドとを有する刺
繍ミシン用帽子枠において、上記布張枠における窓孔の
奥側の縁部の奥側の位置には、前面部を上記布張面に被
せ付けた状態の帽子においてその庇の元部から帽子の内
面側に露出する縫代を嵌入させる為の溝を形成したもの
である。
【0007】
【作用】庇の元部の縫代が溝に嵌まり込むように帽子の
前面部を布張面に被せる。この状態において、押えバン
ドで刺繍予定域の下側の余白部を布張面における窓孔の
奥側の縁部に押え付けると、上記余白部はその全域が直
にぴったりと布張面に沿う。その結果、刺繍予定域は全
域にわたり均等な張り具合となる。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、1は刺繍ミシンのベッド、2は上下
動自在の縫製用の針、3は布押えを夫々示す。4は刺繍
ミシンに取付けられた周知の駆動枠で、例えば円筒状に
形成され、その軸線を中心とする回動及び軸線方向への
進退を行なうようになっている。5は上記駆動枠4に対
し着脱自在に取付けた帽子枠を示す。6は該帽子枠5に
おける布張枠で、後端部7には図示はしないが駆動枠4
に対する周知の着脱自在の連結構造が備わっている。布
張枠6は図3に示されるように下側にベッド1の存置用
空間を有しており、上面は図3、4の如く断面円弧状の
布張面8となっている。又、図1に示すように前端(図
1における左端)は自由端となっている。9は布張枠6
において布張面8の略中央部の箇所に形成された刺繍予
定域重合用の窓孔を示す。12は布張枠6に上記窓孔9の
奥部側の位置において形成された溝で、帽子における庇
の元部の縫代を嵌入させる為のものである。
【0009】次に図3に示される15は帽子を布張枠6に
押え付ける為の周知の押え枠である。図1に示される1
6, 17は該押え枠における押えバンドである。押えバン
ド17は図2に示されるように柔軟なスチールの薄板製の
本体18とその下面に張り付けたゴム製の滑り止部材19と
から構成してある。押えバンド16も同様の構成である。
図3に示される20は上記押えバンド16, 17の一端を相互
に連結する横側部材、21は両押えバンド16, 17の他端を
相互に連結する横側部材を夫々示す。横側部材20は連結
具22を用いて布張枠6に周知のように連結してある。23
は連結具22におけるブラケットで、布張枠6の奥部側の
位置に固定してある。24はブラケット23に取付けた連結
片で、布張枠6に沿って前方に持ち出してある。25は横
側部材20に取付けたブラケットで、連結片24に枢着して
ある。他方の横側部材21は布張枠6に対する着脱が自在
となっている。即ち、26は連結片で、元部が布張枠6の
奥部の部分に固定してあり、先部は布張枠6に沿って前
方に持ち出してある。27は横側部材21に取付けたキャッ
チで、連結片26の持出部分に対する掛け外しが自在とな
っている。
【0010】次に図1に示される30は周知の帽子を示
す。31は該帽子における本体、32は本体の周壁における
前面部、33は該前面部における刺繍予定域、34は刺繍予
定域33の上側の余白部、35は下側の余白部を夫々示す。
36は本体31に連結した庇、37は汗とりを夫々示す。
【0011】次に上記帽子の本体31と庇36との連結部分
の構造を図2に基づいて詳細に説明する。上記庇36は周
知のように芯38を表側の布地39と裏側の布地40とで覆っ
て構成してある。41は本体31の前面部32の下端から伸び
る縫代、42は上記庇の表側の布地39から伸びる縫代、43
は裏側の布地40から伸びる縫代、44は汗とり37から伸び
る縫代を夫々示す。これらの縫代は縫糸45でもって図示
の如く相互に縫付けられている。
【0012】次に上記帽子枠5の使用方法及び使用状態
を説明する。布張枠6が駆動枠4から分離された状態に
おいて(連結したままの状態であってもよい)、布張枠
6の前側の自由端側から帽子30の本体31を布張枠6に覆
い被せる。この場合、通常は図5のように本体31の内側
に沿う状態に畳込まれている汗とり37を帽子の下側へ折
り返して図1に示される如き状態にし、その状態におい
て前面部32を布張面8に被せ付ける。又この場合、図1
に示される如く刺繍予定域33が窓孔9に重合し、余白部
34が布張面8における窓孔9の前側の縁部10の上に乗
り、余白部35が奥側の縁部11の上に乗るようにする。
又、多数の縫代41, 42, 43等は図2に示されるように溝
12に嵌め込む。
【0013】上記の状態において押え枠15を連結具22に
おける連結片24を中心にして上記前面部32の上側に被せ
付け、キャッチ27を周知のように連結片26に連結する。
このように連結することにより、帽子の前面部32におけ
る余白部35は図2に示される如く押えバンド17によって
縁部11に押え付けられた状態となり、また余白部34はバ
ンド16によって縁部10に押え付けられた状態となる。こ
の場合、縫代41, 42,43等は全て溝12内に嵌まり込んで
いる為、余白部35はその周方向の全域がぴったりと縁部
11に押え付けられる。又余白部34に関しても同様であ
る。この為、刺繍予定域33はその全域のどこもが均等な
張り具合で窓孔9に張り広げられた状態となる。
【0014】上記のように帽子30を装着した後、布張枠
6を駆動枠4に連結し、その後ミシンを周知の如く作動
させて上記刺繍予定域33に対する刺繍縫いを行う。
【0015】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、帽子
30の前面部32の広い範囲を刺繍予定域33としてそこに刺
繍したい場合、汗とり37を庇36の側に折り返した状態で
前面部32を布張面8に被せ、前面部32における刺繍予定
域33の上側及び下側の各余白部34, 35を夫々押えバンド
16, 17で布張面8に押え付けることにより、刺繍予定域
33を布張枠6の窓孔9に張り広げた状態で固定できるは
勿論のこと、上記のように前面部32を布張面8に被せた
場合、庇36の元部から内側に露出する縫代41〜43を布張
枠6に設けた溝12に嵌め込むことにより、上記下側の余
白部35を押えバンド17で押えると、該余白部35の全域を
直にぴったりと布張面8に沿わすことができる特長があ
る。このことは刺繍予定域33の全域をどこも均等な張り
具合にできることであって、刺繍予定域33への刺繍を全
域にわたって綺麗な状態に仕上げさせ得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】帽子が装着された状態における刺繍ミシン用帽
子枠の側面図(帽子及び押え枠は断面を示した)。
【図2】図1のII部分の拡大図(布張枠も断面状態で示
した)。
【図3】図1におけるIII −III 線位置での断面図。
【図4】布張枠の斜視図。
【図5】帽子の斜視図。
【図6】(A)は図5におけるVI−VI線位置での拡大断
面図、(B)は汗とりを折り返した状態を示す同様の断
面図。
【図7】従来の帽子枠に帽子を装着した状態を示す部分
図。
【図8】(A)は図7におけるA−A線断面図、(B)
はB−B線断面図。
【符号の説明】
6 布張枠 8 布張面 9 窓孔 12 溝 16, 17 押えバンド 32 前面部 33 刺繍予定域 36 庇 41, 42, 43 縫代

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側には刺繍ミシンにおけるベッド存置
    用の空間を有し、上面は帽子の周壁における前面部を被
    せ付け得るよう断面円弧状の布張面となっており、しか
    も前端は自由端となっており、布張面の中央部には上記
    前面部における刺繍予定域を重合状に存置させる為の窓
    孔が備えられている布張枠と、上記前面部における刺繍
    予定域の上側と下側の各余白部を夫々上記布張面におい
    て上記窓孔の前側の縁部と奥側の縁部に押え付ける為の
    押えバンドとを有する刺繍ミシン用帽子枠において、上
    記布張枠における窓孔の奥側の縁部の奥側の位置には、
    前面部を上記布張面に被せ付けた状態の帽子においてそ
    の庇の元部から帽子の内面側に露出する縫代を嵌入させ
    る為の溝を形成したことを特徴とする刺繍ミシン用帽子
    枠。
JP15263692A 1992-05-20 1992-05-20 刺繍ミシン用帽子枠 Expired - Fee Related JP3219848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15263692A JP3219848B2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 刺繍ミシン用帽子枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15263692A JP3219848B2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 刺繍ミシン用帽子枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05321123A JPH05321123A (ja) 1993-12-07
JP3219848B2 true JP3219848B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=15544732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15263692A Expired - Fee Related JP3219848B2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 刺繍ミシン用帽子枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219848B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0913262A (ja) * 1995-06-29 1997-01-14 Brother Ind Ltd ミシン用帽子枠
JP3957388B2 (ja) * 1998-02-09 2007-08-15 株式会社バルダン ミシンの帽子枠
JP4562221B2 (ja) * 1999-07-23 2010-10-13 株式会社バルダン ミシンの帽子枠及び帽子装着方法
JP2002105839A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Barudan Co Ltd 刺繍ミシン用帽子枠
JP4562266B2 (ja) * 2000-09-29 2010-10-13 株式会社バルダン 刺繍ミシン用帽子枠
US6453833B1 (en) 2000-09-29 2002-09-24 Kabushikikaisha Barudan Headgear frame for embroidering machine
CN110130016B (zh) * 2019-05-10 2024-05-28 深圳超诚缝纫科技有限公司 一种弧面模板组件及3d立体电脑花样机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05321123A (ja) 1993-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4777677A (en) Mattress pad and fitted bed sheet for foldable sofa bed mattresses
US8171867B2 (en) Quilting and embroidery method
US4038840A (en) Method of collar fabrication
JP2513585Y2 (ja) エアバッグ
JP3219848B2 (ja) 刺繍ミシン用帽子枠
JPS6242066B2 (ja)
US4803937A (en) Method and apparatus for attaching a zipper to a garment
US4660888A (en) Seat cover
EP2014199B1 (en) Procedure for manufacturing a mattress cover with a padded outer layer and a gusset, and a mattress cover thus manufactured
JPH08299627A (ja) 布地の縫製方法
JPS62116999U (ja)
JPS5819951Y2 (ja) 車輌用座席のシ−トベルト引出孔
JPH0421775Y2 (ja)
JP2989769B2 (ja) へッドレスト用表皮
JPS59156374A (ja) 車両用座席等の表皮
JP3175341B2 (ja) 刺繍ミシン用帽子枠
JPS6321537Y2 (ja)
JPH01104299U (ja)
JPH0122560Y2 (ja)
JPH0542800Y2 (ja)
JPH0440467B2 (ja)
JP3077553U (ja) 衿返し&三方ヘムレス合わせマイヤー毛布
US1281123A (en) Hat-sweat and method of attachment.
JPH0398699U (ja)
JPH06198091A (ja) 縫製ガイド治具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070810

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080810

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090810

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees